JPS6128527Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6128527Y2
JPS6128527Y2 JP8690081U JP8690081U JPS6128527Y2 JP S6128527 Y2 JPS6128527 Y2 JP S6128527Y2 JP 8690081 U JP8690081 U JP 8690081U JP 8690081 U JP8690081 U JP 8690081U JP S6128527 Y2 JPS6128527 Y2 JP S6128527Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve body
valve
pressure
chamber
back pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8690081U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57198467U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8690081U priority Critical patent/JPS6128527Y2/ja
Publication of JPS57198467U publication Critical patent/JPS57198467U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6128527Y2 publication Critical patent/JPS6128527Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Safety Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は非自動復帰型安全弁に関する。
従来の一般的な安全弁は被圧力調節部内圧力が
設定圧力より大きくなると開いて異常圧力を逃が
し、その内部圧力が設定圧力以下になると自然に
閉じる、いわゆる自動復帰型のものであつた。こ
のような自動復帰型安全弁は次の如き要求に応え
るものではなかつた。即ち、一旦異常高圧となつ
た後はその後被圧力調節部内圧力の低下にも拘ら
ず、流体を安全弁を通じて排出し放しにしたい場
合や異常高圧の発生原因を放置したまゝ安全弁を
閉じると再び同じように異常高圧が発生して危険
な事態が生じるおそれがあるため、一旦異常高圧
になつた後はその原因を除去して作業員が所定の
操作を行なうまでは安全弁を開き放しにしておい
た方が良い場合等には使用出来なかつた。
この考案は上記の如き使用に適合した、簡単な
構造の非自動復帰型安全弁を提供することを目的
とするものである。以下にこの考案を図面に示す
実施例に基づいて説明する。
弁本体1は製作の都合上第1部材2とその上部
凹所3に嵌められた第2部材4とより構成されて
いる。弁本体1の第1部材2の下部には流体導入
路(流体導入室も含む。以下同様。)5が形成さ
れ、該流体導入路5の内周面は被圧力調節部へ接
続のためテーパー雌ねじ部6となされている。流
体導入路5の出口5aには弁座7が形成され、該
弁座7は主弁体8により開閉されるようになさ
れ、主弁体8は弁座7に続く弁室9に上下摺動自
在に収められ、該弁室9は第1部材2に形成され
た排出孔10を介して第1部材2の外部に通じて
いる。弁室9と凹所3とはそれらの境界に張設さ
れたダイヤフラム11により区画され、該ダイヤ
フラム11の下面には主弁体8の上面が当接する
ようになされている。なお、弁室9と主弁体8と
の水密又は気密性が高い場合、ダイヤフラム11
を設ける必要はない。ダイヤフラム11は環状パ
ツキン12を介して第1部材2の凹所3に嵌めら
れた第2部材4の下端と第1部材2の段部とによ
り挾持されている。凹所3の内側周下部には雌ね
じ部13が形成され、これに第2部材4の外周面
雄ねじ部14を螺合することにより、両部材2,
4は一体化されている。第2部材4の中央部には
ダイヤフラム11を介して主弁体8に背圧を与え
るための背圧室15が形成され、該背圧室15は
途中に開閉弁17を有する連通路16を介して流
体導入路5と連通している。背圧室15の出口1
5aには弁座18が形成され、該弁座18は弁体
19により開閉されるようになされ、該弁体19
は弁座18に続く弁室20に上下摺動自在に収め
られ、弁体19の孔21の逆円錐形底部にはピポ
ツト22が当てられ、該ピポツト22は弾発ばね
23により下向き付勢され、該弾発ばね23の上
端は弁室20の上部を構成する蓋部材24の内部
上面に当接している。蓋部材24の外周面の雄ね
じ部25は第2部材4の上部雌ねじ部26に螺合
され、蓋部材24を螺回することにより弾発ばね
23の圧縮量を変更して弁体19の弁座18への
当接圧力を調節して、弁体19の作動力を調節
し、究極的に主弁体8の作動圧力を調節すること
が出来るようになされている。弁室20は流出孔
27を介して第2部材4外に通じている。
なお、流体導入路5内と背圧室15内の圧力が
等しいとき、主弁体8を押し上げる方向に作用す
る圧力の作用面Aの面積を主弁体8を押し下げる
方向に作用する圧力の作用面Bの面積より小さく
したり、またはダイヤフラム11の弾発力を利用
したり、若しくは主弁体8に弾発力の弱いばねを
関与させる等の手段により開閉弁17の状態に関
係なく主弁体8が弁座7を閉じるようにすること
が望ましい。
この安全弁はテーパー雌ねじ部6を利用して被
圧力調節部に接続されるものであつて、例えば、
給湯器、ボイラー等の安全弁として、あるいは太
陽熱集熱器の凍結破壊防止装置として使用できる
ものである。
次に上記安全弁の使用方法及び作用について説
明する。
被圧力調節部に接続された安全弁の蓋部材24
を回動して背圧室15が常用圧力より高い所定高
圧になると弁体19が弁座18を開くようにばね
23の圧縮力を調節した後、開閉弁17を開いて
流体導入路5の流体を連通路16を介して背圧室
15に導入して背圧室15内と流体導入路5内の
圧力等しくして、開閉弁17を閉じる。開閉弁1
7を閉じることにより背圧室15は密閉状態とな
るので、その内部圧力が弁体19の作動圧力を超
えて弁体19が弁座18を開かない限り、即ち常
態にあつては主弁体8は背圧室15内の流体、即
ち、流体導入路5内圧力と等しい圧力の流体によ
り背圧を与えられていて弁座7を閉じた状態を保
持する。ところが、被圧力調節部、即ち流体導入
路5内が異常高圧になると、主弁体8の作用面A
には常態より大きな力が作用し、主弁体8を押し
上げる力が大きくなる。そのため開閉弁17によ
り閉塞された背圧室15内の流体圧力は高めら
れ、その圧力が設定高圧を超えると作動圧力調節
自在の弁体19が弾発ばね23の力に抗して押し
上げられ背圧室15内の流体は流出孔27を通じ
て流出される。そのため背圧室15内の圧力は0
に等しくなるか又は常用圧力に比較して極めて小
さくなり、弁体19はばね23の圧縮力により再
び閉じる。上記の如く背圧室15内の圧力が小さ
くなると、主弁体8を押し下げる力に比して主弁
体8を押し上げる力が大きくなり主弁体8は弁座
7を開き異常高圧は排出孔10を通じて逃がされ
る。ところで一旦主弁体8が開くと、流体導入路
5の圧力が設定異常高圧以下になつたとしても、
上記の如く背圧室15内の圧力が小さくなつてい
るものであるから主弁体8を弁座7に向かつて押
し下げる力が常態時に比較して極めて小さくなつ
ており、そのため流体導入路5内の流体圧力が勝
り主弁体8は開き放しとなるものである。主弁体
8を弁座7に当接させて安全弁を閉じるには、開
閉弁17を開いて流体を背圧室15に再び導入す
ればよい。
以上の次第でこの考案によれば、一旦主弁体が
開いた後は、連通路途中の開閉弁を開かない限
り、主弁体は閉じず、いわゆる非自動復帰型とな
されているものであるから、従来の自動復帰型の
安全弁を使用することが出来なかつた部所にこの
考案の安全弁を装備することが出来る。また構造
が簡単であるので非自動復帰型の安全弁を安価に
提供し得るものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示す縦断面図であ
る。 1……弁本体、5……流体導入路、5a……出
口、8……主弁体、9……弁室、10……排出
孔、15……背圧室、15a……出口、16……
連通路、17……開閉弁、19……弁体、20…
…弁室、27……流出孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体導入路の出口を開閉する主弁体の収められ
    た弁室は排出孔により弁本体外部に通じており、
    前記弁室に続いて形成された、主弁体に背圧を与
    えるための背圧室と流体導入路とは途中に開閉弁
    を備えた連通路を介して通じており、背圧室の出
    口を開閉する作動圧力調節自在の弁体の弁室は流
    出孔により弁本体外部に通じていることを特徴と
    する非自動復帰型安全弁。
JP8690081U 1981-06-12 1981-06-12 Expired JPS6128527Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8690081U JPS6128527Y2 (ja) 1981-06-12 1981-06-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8690081U JPS6128527Y2 (ja) 1981-06-12 1981-06-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57198467U JPS57198467U (ja) 1982-12-16
JPS6128527Y2 true JPS6128527Y2 (ja) 1986-08-23

Family

ID=29882112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8690081U Expired JPS6128527Y2 (ja) 1981-06-12 1981-06-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6128527Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57198467U (ja) 1982-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4474208A (en) Safety valve
US4068680A (en) Self-contained vent valve unit and system utilizing the same
US2448429A (en) Pressure relief valve
AU597370B2 (en) Relieving valve with surge control for fluid storage tank
JPS6128527Y2 (ja)
US5228647A (en) Automatic opening, dosing and closing valve
US1960271A (en) Temperature and pressure relief valve
JPS638967Y2 (ja)
US1972169A (en) Valve
JP7180465B2 (ja) 逃し弁一体減圧弁及び給湯機
JPH0237509B2 (ja)
JPS638968Y2 (ja)
JPS59106775A (ja) 安全機構付き圧力制御バルブ
JPH087456Y2 (ja) 止水装置付減圧弁
JPS5845346Y2 (ja) 寒冷地用減圧弁
JPH0330886Y2 (ja)
JPH0225988Y2 (ja)
JP2002257251A (ja) 一斉開放弁の逆止弁
JP2565338Y2 (ja) 感圧応動弁
JP2541999Y2 (ja) 寒冷地用減圧弁
JP2517234Y2 (ja) 水抜栓
JPH047419Y2 (ja)
GB2131942A (en) Gas regulator with safety and timing means
JP2802417B2 (ja) 逆止弁
JPH04111970U (ja) 安全弁装置