JPH04111970U - 安全弁装置 - Google Patents

安全弁装置

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JPH04111970U
JPH04111970U JP2385591U JP2385591U JPH04111970U JP H04111970 U JPH04111970 U JP H04111970U JP 2385591 U JP2385591 U JP 2385591U JP 2385591 U JP2385591 U JP 2385591U JP H04111970 U JPH04111970 U JP H04111970U
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JP
Japan
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pressure
valve
housing
port
pressure port
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Pending
Application number
JP2385591U
Other languages
English (en)
Inventor
一浩 佐藤
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置構成が比較的に小さく安価でありなが
ら、繰り返して使用でき、また簡単に作動圧力を調整で
きる安全弁装置を提供する。 【構成】 ハウジング2に進退自在にねじ込み固定した
バルブ押え3にリークポート3bを設け、このバルブ押
え3により弾性バルブ4を押圧してハウジング2の圧力
ポート2aを閉じるように構成し、ハウジング2内の圧
力が所定値以上に異常上昇した場合には弾性バルブ4を
弾性変形させて圧力ポート2aを開き、リークポート3
bを介して圧力を外部に抜く。弾性バルブ4が圧力ポー
ト2aを開く作動圧力はバルブ押え3のねじ込み量で調
節する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、配管や容器内の圧力が異常に上昇した場合にその圧力を逃がして 所定値まで圧力を下げるよう作動する安全弁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、圧力管や圧力容器などには圧力が異常に上昇した場合にその圧力を逃 がして所定値まで圧力を低下させる安全弁装置が設けられている。そしてこのよ うな安全弁装置としては、バルブが機械式に作動するリリーフ弁や、ゴム製の防 爆弁が従来一般に知られている。
【0003】 前記リリーフ弁は、圧力の異常上昇時にバルブがセットスプリングに抗して移 動することで圧力を逃がすようにしたものであり、また防爆弁は、図3に示すよ うにハウジングaに嵌合固定されるキャップ状のバルブbの頂部に薄肉部cを設 けたもので、圧力の異常上昇時に薄肉部cが破裂して圧力を逃がすようになって いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記リリーフ弁はバルブがセットスプリングに抗して機械的に移動 する構造をとるため、装置構成が大きく、また高価であるという問題がある。一 方、防爆弁は装置構成も比較的に小さく安価であるが、圧力の異常上昇時に薄肉 部cが破裂する使い捨てのものであって再使用ができず、また薄肉部cを破裂さ せる作動圧力の調整が困難であるという問題がある。
【0005】 そこでこの考案は、装置構成が比較的に小さく安価なものでありながら、繰り 返して使用でき、また簡単に作動圧力を調整できるようにした安全弁装置を提供 することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するためにこの考案による安全弁装置は、ハウジング内に連通 する圧力ポートを開閉する安全弁装置であって、前記ハウジングに進退自在にね じ込み固定されるバルブ押えと、このバルブ押えに押圧されて前記圧力ポートを 閉じ、圧力ポートを介して作用するハウジング内の圧力が所定値以上に異常上昇 すると弾性変形して圧力ポートを開く弾性バルブとを具え、この弾性バルブの開 時にハウジング内の圧力を外部に抜くリークポートを前記バルブ押えに設けたこ とを手段としている。
【0007】
【作用】
このような手段を採用したことにより、この考案による安全弁装置は、ハウジ ング内の圧力が所定値以上に異常上昇すると、その圧力が圧力ポートを介して作 用することで弾性バルブが弾性変形して圧力ポートを開く。そこでハウジング内 の圧力はバルブ押えのリークポートを介して外部に抜かれ、こうしてハウジング 内の圧力が低下する。そしてハウジング内の圧力が所定値まで低下すると、弾性 バルブが弾性復帰して圧力ポートを閉じ、こうしてハウジング内の圧力が所定値 に保持される。
【0008】 ここで、ハウジングに対するバルブ押えのねじ込み量を増すと、バルブ押えに 押圧される弾性バルブは剛性が増大し、ハウジング内の圧力が所定値より更に高 く上昇した段階で圧力ポートを開くようになる。また反対にバルブ押えのねじ込 み量を減らすと、弾性バルブは剛性が低減してハウジング内の圧力が所定値より 低い段階で圧力ポートを開くようになる。こうしてバルブ押えのねじ込み量の増 減に応じて弾性バルブの作動圧力が簡単に調整される。
【0009】 また、この考案による安全弁装置は、セットスプリングなどが不要であって構 成が簡単なため、比較的小型に構成でき、また安価に提供できる。しかも圧力の 異常上昇時にも破裂しない弾性バルブを使用しているので、繰り返して使用でき る。
【0010】
【実施例】
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明する。 安全弁装置1を示す図1において、符号2は圧力容器などのハウジング、符号 3はバルブ押えをそれぞれ示している。ここでハウジング2は、内部に連通する 圧力ポート2aを底部に開口した円形凹部2bを外周一部に備え、この円形凹部 2bの内周にはメネジ部2cが形成されている。
【0011】 一方、バルブ押え3は、外周にオネジ部3aが形成されたプラグ状のもので、 前記メネジ部2cにオネジ部3aを螺合することでハウジング2の円形凹部2b にねじ込まれている。そしてこのバルブ押え3の内端面には、ゴムなどの弾性部 材で構成された厚肉円板状の弾性バルブ4が接着などの適宜の手段で固定されて いる。そしてこの弾性バルブ4はそのシール面4aが円形凹部2bの底部に押圧 されることで圧力ポート2aを閉じている。
【0012】 ここで、弾性バルブ4はバルブ押え3より径寸法が小さく、その外周と前記円 形凹部2bの内周との間には空間5が形成されている。そしてこの空間5と外部 とを連通する所定径寸法のリークポート3bがバルブ押え3に形成されている。
【0013】 次に、一実施例の安全弁装置についてその作用を説明する。 いま、圧力ポート2aに及ぶハウジング2内の圧力が所定値以下の正常な圧力 P1である場合、弾性バルブ4は図1のようにシール面4aが円形凹部2bの底 部に押圧されて密着し、圧力ポート2aを完全に塞いでいる。
【0014】 ここで圧力ポート2aに及ぶハウジング2内の圧力が所定値以上の異常に高い 圧力P2まで上昇すると、弾性バルブ4は図2に示すように薄く弾性変形し、そ のシール面4aが円形凹部2bの底部から離れて圧力ポート2aを開く。このた め圧力ポート2aは空間5およびリークポート3bを介して外部に連通し、こう してハウジング2内の圧力が圧力ポート2a、空間5、リークポート3bの経路 で外部に抜ける。そしてハウジング2内の圧力が所定値まで低下すると、弾性バ ルブ4は厚みを増すように弾性復帰して図1のように再び圧力ポート2aを塞ぐ のであり、ハウジング2内の圧力は所定値に保持される。
【0015】 また、ハウジング2の円形凹部2bに対するバルブ押え3のねじ込み量を増す と、弾性バルブ4はバルブ押え3によってより強く押圧されるようになり、剛性 が増大する。このため弾性バルブ4は、ハウジング2内の圧力が前記P2より更 に高い圧力P3まで上昇した段階で圧力ポート2aを開くようになる。また反対 にバルブ押え3のねじ込み量を減らすと、弾性バルブ4は剛性が低減してハウジ ング2内の圧力が前記P2より低い圧力、例えばP1に達した段階で圧力ポート 2aを開くようになる。こうしてバルブ押え3のねじ込み量を増減することで弾 性バルブ4が圧力ポート2aを開く作動圧力が簡単に調整される。
【0016】 また、この考案による安全弁装置1は、セットスプリングなどが不要であって 構成が簡単なため、比較的小型に構成でき、また安価に提供できる。しかも圧力 の異常上昇時にも破裂しない弾性バルブ4を使用しているので、繰り返して使用 できる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したとおりこの考案によれば、ハウジング内の圧力が所定値以上に異 常上昇すると、その圧力が圧力ポートを介して作用することで弾性バルブが弾性 変形して圧力ポートを開く。そこでハウジング内の圧力はバルブ押えのリークポ ートを介して外部に抜かれ、こうしてハウジング内の圧力が低下する。そしてハ ウジング内の圧力が所定値まで低下すると、弾性バルブが弾性復帰して圧力ポー トを閉じ、こうしてハウジング内の圧力が所定値に保持される。
【0018】 ここで、ハウジングに対するバルブ押えのねじ込み量を増すと、バルブ押えに 押圧される弾性バルブは剛性が増大し、ハウジング内の圧力が所定値より更に高 く上昇した段階で圧力ポートを開くようになる。また反対にバルブ押えのねじ込 み量を減らすと、弾性バルブは剛性が低減してハウジング内の圧力が所定値より 低い段階で圧力ポートを開くようになる。こうしてバルブ押えのねじ込み量の増 減により弾性バルブの作動圧力を簡単に調整することができる。
【0019】 また、この考案による安全弁装置は、セットスプリングなどが不要であって構 成が簡単なため、比較的小型に構成でき、また安価に提供できる。しかも圧力の 異常上昇時にも破裂しない弾性バルブを使用しているので、繰り返して使用でき る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による安全弁の一実施例を示す断面図
である。
【図2】一実施例の作用を示す側面図である。
【図3】安全弁の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1……安全弁装置 2……ハウジング 2a……圧力ポート 2b……円形凹部 2c……メネジ部 3……バルブ押え 3a……オネジ部 3b……リークポート 4……弾性バルブ 4a……シール面 5……空間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング(2)内に連通する圧力ポー
    ト(2a)を開閉する安全弁装置(1)であって、前記
    ハウジング(2)に進退自在にねじ込み固定されるバル
    ブ押え(3)と、該バルブ押え(3)に押圧されて前記
    圧力ポート(2a)を閉じ、圧力ポート(2a)を介し
    て作用するハウジング(2)内の圧力が所定値以上に異
    常上昇すると弾性変形して圧力ポート(2a)を開く弾
    性バルブ(4)とを具え、この弾性バルブ(4)の開時
    にハウジング(2)内の圧力を外部に抜くリークポート
    (3b)を前記バルブ押え(3)に設けたことを特徴と
    する安全弁装置。
JP2385591U 1991-03-18 1991-03-18 安全弁装置 Pending JPH04111970U (ja)

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JP2385591U JPH04111970U (ja) 1991-03-18 1991-03-18 安全弁装置

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JP2385591U JPH04111970U (ja) 1991-03-18 1991-03-18 安全弁装置

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JPH04111970U true JPH04111970U (ja) 1992-09-29

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ID=31908949

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JP2385591U Pending JPH04111970U (ja) 1991-03-18 1991-03-18 安全弁装置

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