JPH043169Y2 - - Google Patents

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JPH043169Y2
JPH043169Y2 JP1745686U JP1745686U JPH043169Y2 JP H043169 Y2 JPH043169 Y2 JP H043169Y2 JP 1745686 U JP1745686 U JP 1745686U JP 1745686 U JP1745686 U JP 1745686U JP H043169 Y2 JPH043169 Y2 JP H043169Y2
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valve
pressure regulating
bellows
pressure
tank
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JP1745686U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、要調圧タンクあるいはその他のタ
ンクに接続されて外部圧力(大気圧)に関係なく
タンク内の圧力を一定に保つことができる逆止弁
付圧力調整弁に関するものである。
〔従来技術〕
従来、タンクの内部圧力を一定に保つための圧
力調整弁としては、弁座に対向する弁体に閉弁用
ばねを係合させた構造のものが知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに、前記従来の圧力調整弁の場合は、タ
ンクの内部圧力が設定値よりも高くなると弁体が
弁座から離反し、タンクの内部圧力が設定値まで
下がると弁体が弁座に押付けられ、すなわち弁体
が単に開閉動作を行なうだけであり、しかも弁体
には背圧として外部圧力(大気圧)が作用してい
るので、タンクの内部圧力調整精度が悪いという
問題がある。
〔考案の目的、構成〕
この考案は前述の問題を有利に解決できる逆止
付圧力調整弁を提供することを目的とするもので
あつて、この考案の要旨とするところは、内部を
真空にすると共に内部にベローズ伸長用ばね1を
収容した調圧用ベローズ2が、タンクに接続され
た調圧弁箱3内に配置され、前記調圧用ベローズ
2の一端部は調圧弁箱3により支持され、その調
圧弁箱3には、開弁用ばね4により調圧用ベロー
ズ2の他端部に押付けられる弁体5を有する開閉
弁と、調圧弁箱3内への流体流入を許容すると共
に調圧弁箱3からの流体流出を防止する逆止弁と
が設けられていることを特徴とする逆止弁付圧力
調整弁にある。
〔実施例〕
次にこの考案を図示の例によつて詳細に説明す
る。
第1図および第2図はこの考案の第1実施例を
示すものであつて、周囲に複数の流通孔6を備え
かつ中央部にガイド孔を備えている円形の支承部
材7と、周囲に複数の流入孔8を備えかつ中央に
嵌合孔を備えている円形の環状部材9とが、円形
断面の調圧弁箱3内に順次嵌入され、前記支承部
材7の周縁部は調圧弁箱3内の段部に係合され、
かつその調圧弁箱3の一端部の周縁に形成された
固定用彎曲部10と環状部材9の端面の周囲との
間にはシール用Oリング11が介在されている。
一端部の外周に環状の係止突条を備えている弁
座兼筒体12の他端部外周にダイヤフラム状の逆
止弁体13が連設されてゴム製弁座兼逆止弁体1
4が構成され、そのゴム製弁座兼逆止弁体14に
おける逆止弁体13は支承部材7と環状部材9と
の間に設けられた弁室15内に配置され、かつゴ
ム製弁座兼逆止弁体14における弁座兼筒体12
は環状部材9の嵌合孔に嵌合され、逆止弁体13
の周縁部は環状部材9の内面の周囲に当接され、
流入孔8を有する環状部材9と逆止弁体13とに
より逆止弁が構成されている。
調圧弁箱3の他端部の中央に設けられたねじ孔
に、ベローズ保持部材16に連設された設定圧力
調整用螺杆17が螺合され、金属製ベローズ18
の一端部はベローズ保持部材16に対し溶接によ
り機密状態で固着され、かつ金属製ベローズ18
の他端部は蓋部材19に対し気密状態で固着さ
れ、前記金属製ベローズ18と蓋部材19とによ
り調圧用ベローズ2が構成されている。前記ベロ
ーズ保持部材16のフランジと蓋部材19との間
にベローズ伸長用ばね1が圧縮状態で介在され、
さらに前記弁座兼筒体12の他端部に対向する弁
本体20とこれに一端部が連設された弁軸21と
からなる弁体5における前記弁軸21は、支承部
材7の中央のガイド孔に摺動自在に嵌合され、弁
軸21の他端部に嵌合係止されたばね受リング2
2と支承部材7との間には開弁用ばね4が圧縮状
態で介在されている。前記ベローズ伸長用ばね1
のばね圧力は開弁用ばね4のばね圧力よりも大き
く設定され、かつ開弁用ばね4の力により弁体5
の弁軸21が調圧用ベローズ2における蓋部材1
9の凹部底面に押付けられ、前記弁体5と弁座兼
筒体12とより開閉弁が構成されている。
調圧弁箱3内のベローズ収容室23内に連通す
る接続管24が調圧弁箱3に一体に設けられ、そ
の接続管24はリザーブタンクまたはその他のタ
ンクに対しホース25を介して接続され、かつ前
記ベローズ保持部材16および設定圧力調整用螺
杆17にわたつて排気用貫通孔26が設けられ、
調圧用ベローズ2の内部が真空にされた状態で、
前記排気用貫通孔26に密閉用鋼球27が打込嵌
合され、さらに前記排気用貫通孔26の端部と密
閉用鋼球27とにより形成された凹部には接着剤
またはハンダ(低温溶融合金)等の固定用材料2
8が流し込まれる。
前記設定圧力調整用螺杆17の突出端部に回動
工具係合溝29が設けられ、かつ前記設定圧力調
整用螺杆17の突出部に螺合されたロツクナツト
30は調圧弁箱3の他端部のボス31に係合さ
れ、そのボス31の外周に設けられた雄ねじ部に
はキヤツプ32が螺合され、そのキヤツプ32の
先端内周面とボス31の基端外周面との間にはシ
ール用Oリング33が介在されている。
前記調圧用ベローズ2の伸長力およびベローズ
伸長用ばね1の伸長力と外部圧力とがバランスし
た状態で、調圧用ベローズ2の端部の蓋部材19
が停止し、開弁用ばね4の伸長力によつて弁体5
が蓋部材19に当接されている。
次に第1実施例の逆止弁付圧力調整弁の動作に
ついて説明する。
タンクの内部圧力が予め設定された値であると
きは、弁体5が弁座兼筒体12に押付けられて開
閉弁が閉じられると共に、逆止弁体13の周縁部
が環状部材9の内面に接触して逆止弁が閉じら
れ、圧力調整弁における流体の出入りが阻止され
る。
タンクの内部圧力が設定値よりも上昇した場合
は、上昇圧力に比例した量だけ調圧用ベローズ2
が圧縮されて、蓋部材19が支承部材7から離反
する方向に移動するので、開弁用ばね4により弁
体5が弁座兼筒体12から離反移動されて開閉弁
が開放され、したがつて、タンク内の気体は矢印
Aで示すように圧力調整弁を通つて外部(大気
中)に放出される。
タンクからの気体放出により、タンクの内部圧
力が設定値まで下がると、調圧用ベローズ2が伸
長して蓋部材19により弁体5が押下げられ、そ
の弁体5が弁座兼筒体12に押付けられて開閉弁
が閉じられるので、再びタンクに対する気体の出
入りが阻止される。
このようにしてタンクの内部圧力の上昇を防止
してタンクの内部圧力を常に設定値に保つことが
でき、また調圧用ベローズ2の内部が真空状態に
保持されているので、外部圧(大気圧)の圧力変
動の影響を受けることなく、タンク内を一定の設
定圧力に保つことができる。さらにまた、何等か
の理由により、タンクの内部が負圧になると、直
ちに逆止弁体13が自動的に環状部材9の内面か
ら離反されて逆止弁が開かれ、矢印Bで示すよう
に外気が吸入されるので、タンクの内部が負圧に
なることはない。
第3図はこの考案の第2実施例を示すものであ
つて、周囲に複数の流入孔8を備えかつ中央に嵌
合孔を備えている円形の環状部材9における前記
中央孔に、小径の保持用筒体34とその一端部に
連設された大径の弁体収容用筒体35とからなる
2段筒体36における前記保持用筒体34が嵌合
され、前記保持用筒体34の一端部の外周には円
環状ゴム板からなる逆止弁体13が嵌合され、さ
らに保持用筒体34の他端部の周縁部が環状部材
9の外端面に屈曲係合され、前記逆止弁体13は
環状部材9と弁体収容筒体35とにより侠持固定
され、逆止弁体13の周縁部は環状部材9の内面
の周囲に当接されている。
前記弁体収容用筒体35の周囲に複数の流通孔
6が設けられ、かつ弁体収容用筒体35内にはゴ
ムボールからなる弁体5が収容され、前記環状部
材9は調圧弁箱3内の一端部に嵌合されると共に
調圧弁箱3内の段部に係合され、さらに調圧弁箱
3の一端部の周縁に形成された固定用彎曲部10
と環状部材9の周囲の外面との間にはシール用O
リング11が介在されている。
金属製ベローズ18の一端部は、ベローズ保持
部材16に固着されている環状保持板37に対し
気密状態で固着され、かつ金属製ベローズ18の
他端部には蓋板38が一体に連設され、さらに金
属製ベローズ18の他端部の内側にはばね受け板
39が嵌合係止され、前記保持用筒体34の他端
部の内側に設けられたフランジと弁体5との間に
は開弁用ばね4が介在され、その開弁用ばね4の
力により弁体5が調圧用ベローズ2における蓋板
38に押付けられているが、その他の構成および
動作は第1実施例の場合と同様である。
〔考案の効果〕
この考案によれば、内部を真空にすると共に内
部にベローズ伸長用ばね1を収容した調圧用ベロ
ーズ2が、タンクに接続された調圧弁箱3内に配
置され、前記調圧用ベローズ2の一端部は調圧弁
箱3により支持され、その調圧弁箱3には、開弁
用ばね4により調圧用ベローズ2の他端部に押付
けられる弁体5を有する開閉弁と、調圧弁箱3内
への流体流入を許容すると共に調圧弁箱3からの
流体流出を防止する逆止弁とが設けられているの
で、タンクの内部圧力が設定値より高くなると、
外部圧に関係なく内部圧力の上昇分に比例して調
圧用ベローズ2を短縮させると共に、開弁用ばね
4により弁体5を前記内部圧力の上昇分に比例し
た量だけ開放方向に自動的に移動させることがで
き、そのためタンクの内部圧力を常に所定の設定
値になるよう正確に調整することができ、また何
等かの理由により、タンクの内部圧力が負圧にな
ると、直ちに逆止弁が自動的に開いてタンク内に
外気が吸入されるので、タンク内が負圧になるの
を防止できる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の第1実施例に
係る逆止弁付圧力調整弁を示すものであつて、第
1図は縦断側面図、第2図は一部縦断側面図であ
る。第3図はこの考案の第2実施例に係る逆止弁
付圧力調整弁を示す縦断側面図である。 図において、1はベローズ伸長用ばね、2は調
圧用ベローズ、3は調圧弁箱、4は開弁用ばね、
5は弁体、6は流通孔、7は支承部材、8は流入
孔、9は環状部材、12は弁座兼筒体、13は逆
止弁体、14はゴム製弁座兼逆止弁体、16はベ
ローズ保持部材、17は設定圧力調整用螺杆、1
8は金属製ベローズ、19は蓋部材、26は排気
用貫通孔、27は密閉用鋼球、30はロツクナツ
ト、36は2段筒体である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部を真空にすると共に内部にベローズ伸長用
    ばね1を収容した調圧用ベローズ2が、タンクに
    接続された調圧弁箱3内に配置され、前記調圧用
    ベローズ2の一端部は調圧弁箱3により支持さ
    れ、その調圧弁箱3には、開弁用ばね4により調
    圧用ベローズ2の他端部に押付けられる弁体5を
    有する開閉弁と、調圧弁箱3内への流体流入を許
    容すると共に調圧弁箱3からの流体流出を防止す
    る逆止弁とが設けられていることを特徴とする逆
    止弁付圧力調整弁。
JP1745686U 1986-02-12 1986-02-12 Expired JPH043169Y2 (ja)

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JP1745686U JPH043169Y2 (ja) 1986-02-12 1986-02-12

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JP1745686U JPH043169Y2 (ja) 1986-02-12 1986-02-12

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JPS62130271U JPS62130271U (ja) 1987-08-17
JPH043169Y2 true JPH043169Y2 (ja) 1992-01-31

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