JPS6234078Y2 - - Google Patents

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JPS6234078Y2
JPS6234078Y2 JP1982169801U JP16980182U JPS6234078Y2 JP S6234078 Y2 JPS6234078 Y2 JP S6234078Y2 JP 1982169801 U JP1982169801 U JP 1982169801U JP 16980182 U JP16980182 U JP 16980182U JP S6234078 Y2 JPS6234078 Y2 JP S6234078Y2
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JP
Japan
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hole
valve body
stage
pressure
small diameter
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JP1982169801U
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JPS58108698U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、一定容器の密閉容器から気体を一定
圧で流出させる装置に関する。
従来技術 一定容量の容器から気体を流出させる場合、流
出気体の圧力は一般に時間と共に降下するのが普
通である。これに対し、上記の圧力降下をなく
し、常に一定圧力の気体が流出するようにしたも
のは既に知られている。この多くのものは、流出
側気体圧力の作用するダイヤフラムにより調圧弁
の制御を行うものである。また、実公昭39−3065
号公報にはパスカル原理に基く調圧機構が開示さ
れている。この調圧機構は、大径部と小径部を備
えた摺動弁体が二段階孔部内を摺動可能に装着さ
れ、ボンベからの噴気量の大小によつて摺動し、
酸素をほぼ一定圧で放出しようとするものであ
る。
ところが、かく構成の調圧機構は摺動弁体の外
周部が密閉されているため、次のような問題があ
り、第5図を用いて説明する。
第5図において、パツキン50,51の間の孔
内部体積は V=πD/4×L1+πd/4×であり、L1
=Lである。そして、パツキン間の孔内圧力を
P′とし、P′Vが一定とすれば、第5図aからbに
弁体52が移動されたとき、、L1
L2になり、体積V1はV2に変化する。この結果、
密閉空間内の圧力もP′1からP′2に変動してしま
い、圧力P′が弁体52の移動に影響するという問
題があつた。
目 的 本考案は、上記問題を解消し、流出気体圧力を
高精度でほゞ一定にすることのできる装置を提供
せんとするものである。
構 成 この目的を、本考案は密閉容器の開口部へ差込
み可能な孔部と、この孔部内へ突出しこの孔部へ
差込まれた密閉容器開口部の蓋体を穿刺する角錐
尖端を具備する穿刺体と、小径孔部と大径孔部と
の大小2つの内径部を有する二段階孔部と、該二
段階孔部の小径孔部に小径部、大径孔部に大径部
を嵌合してこの二段階孔部に挿着された摺動制御
弁体と、上記孔部と上記二段階孔部とを連絡し、
上記弁体の小径部端面と対置する連絡孔と、上記
二段階孔部の大径部端を密閉しかつこの二段階孔
部と外部とを連絡する細孔を有する板体とを有
し、上記弁体の小径部及び大径部が夫々パツキン
を介して上記二段階孔部の小径孔部及び大径孔部
に挿着され、両パツキンの間には上記弁体の外周
部を外気に連絡するための孔が設けられているこ
とにより達成した。
以下に、添付の図面について本考案の実施例を
説明する。
第1図に於て、1は市販の密閉容器(ボンベ)
にして、その狭くなつた開口部2には比較的薄く
破損可能な蓋板3が取付けてある。ボンベ1内に
は高圧気体、例えば酸素等が封入してある。4
は、開口部2の外側に設けたねじ部である。
第2図に於て、装置主体5に内径の変化する貫
通孔6が設けられており、その第1孔部6Aはボ
ンベ1の開口部2が嵌入し得る内径を有し、かつ
ねじ部4と係合する雌ねじ部7が設けられてい
る。この第1孔部6Aの底には、リング上パツキ
ン23が挿着されている。第1孔部6Aにつづい
て、これより内径の小さい第2孔部6Bがあり、
これに第3図に示す穿孔体8が固定装着してあ
る。穿孔体8は、第3図に示すように、大体に於
て四角柱形状を有し、第1孔部6A内へ突出する
その先端8Aは角錐尖端をなしている。先端8A
は、円錐以外の多角錐ならば、図示以外のもので
もよい。穿孔体8と第2孔部6Bとの間には間〓
があつて、第2孔部6Bにつづく小径の第3孔部
6Cへ気体が流通し得るようになつている。
第3孔部6Cにつづいて、互に内径の相違する
第4孔部6Dおよび第5孔部6Eが設けてあり、
第5孔部6Eの内径は第4孔部6Dの内径よりも
大きく、これらは二段階孔部を形成している。こ
の両孔部6D,6Eには、これら孔部の内径に対
応して大小の外径を有する摺動制御弁体9が摺動
可能に挿着されている。弁体9の小径部9Aおよ
び大径部9Bは、それぞれパツキン10,11を
介して第4孔部6Dおよび第5孔部6Eに挿着さ
れている。12は第4孔部6Dと第5孔部6Eと
の間にある肩部と大径部9Bとの間に挿着された
圧縮ばね、そして13は両パツキン10,11の
間にある弁体外周部を外気、例えば大気に連絡す
る孔である。弁体9内部には内孔14が設けら
れ、この内孔14に連絡する横孔15が両パツキ
ン10,11間の範囲外に小径部9Aに開口し、
それによつて第3孔部6Cと通ずるようになつて
いる。第3孔部6Cが第4孔部6Dへ開口する第
4孔部6Dの底部は隆起部16を形成し、弁体9
の小径部9Aの端面はこれに応じて陥凹部17が
形成されている。第6孔部6Fには、中心孔18
を具備する栓体19および細孔20を具備する板
体21が1体となつて挿着されている。上記の細
孔20は、摺動制御弁体9の内孔14と栓体19
の中心孔18を連絡する位置に設けられている。
22はパツキンである。
上述せる本考案による作動態様は、次のごとく
である。
装置主体5の第1孔部6Aをボンベ1の開口部
2のねじ部4に第1孔部6Aの雄ねじ部7をねじ
込む。このとき、ボンベ1の開口部2の先端がリ
ング上パツキン23に当り、この位置に於ける気
密な密封を保証する。第4図に示すように、穿孔
体8の角錐尖端8Aは薄い蓋板3に突き刺さり、
上記ねじ込みの進むにつれて蓋板3に孔をあけ
る。この場合、角錐尖端8Aの回転により穿孔さ
れる蓋板3の孔は円形であるが、これに突入する
角錐尖端8Aは図示の実施例では四角形であるた
め、孔と尖端8Aとの間に微小間〓を生ずる。こ
の微小間〓を通つてボンベ内の高圧気体は第1孔
部6A内へ噴出し、その場合高圧気体は上記の微
小間〓の通過時一次減圧をうける。第1孔部6A
に達した気体は、パツキン23の作用により外部
へ漏洩することなく第2孔部6Bに達し、穿孔体
8と孔壁との間および第3孔部6Cを通つて第4
孔部6Dに達する。気体は、内経の小さい第3孔
部6Cを通ることにより二次減圧を受ける。
初期位置に於て、摺動制御弁体9は圧縮ばね1
2の作用により第2図に示す左端位置にある。こ
のとき、隆起部16と弁体9の陥凹部17とは離
隔しているので、第3孔部6Cよりの気体噴出は
阻害されることがない。第4孔部6Dに達した気
体は、次いで横穴15を経て内向14に達し、板
体21の細孔20および中心孔18を通つて外部
に至る。細孔20を通るとき、気体は三次減圧を
受ける。
摺動制御弁体9の小径部9Aの断面積をh、そ
して大径部9Bの断面積をHとするとき、 H>h である。第3孔部6Cより噴出して第4孔部6D
に達した気体の圧力と、内孔14内の気体圧力と
はほゞ等しく、これをPとする。この場合、Pに
より弁体9に作用する左向きの力は、 Ph そしてPにより弁体9に作用する右向きの力は PH となる。弁体9に左向きに作用する圧縮ばね12
の力をFとするとき、 Ph+F>PH 即ち F>P(H−h) ならば、弁体9は左方へ移動し、 Ph+F<PH 即ち F<P(H−h) ならば、弁体9は右方へ移動する。この場合H−
hは定数であり、Fも亦ほゞ定数である。従つ
て、第4孔部6Dおよび内孔14に於ける圧力P
の大きさに依存して弁体9は移動する。圧力Pが
大きいとき、弁体9は右方へ移動し、第4図に示
す位置まで達する。このとき、隆起部16と弁体
9の陥凹部17とは接近し、それらの間の間〓が
小さくなり、気体はこの間〓を通るとき絞られ、
こゝで更に減圧作用をうけることになる。よつて
圧力Pの値が小さくなり、そのため上述するとこ
ろに従つて弁体9は左方へ移動して隆起部16と
陥凹部17とは離隔し、圧力Pは再び大きくな
る。このように弁体9は、圧力Pの大小に従つて
右又は左の向きに移動し、圧力Pの大きさを一定
値に自動的に保持する作用を行う。
ところで、パツキン10,11間における弁体
の外周面と第4孔部6Dおよび第5孔部6Eとに
より形成される空間の圧力も弁体9の移動に影響
を与える。この場合、空間の圧力をP′とすると、
弁体9に作用するこのP′は左向きの力は Ph+F+P′H となり、 その右向きの力は PH+P′h となる。
このため、先に説明した従来の装置では上記空
間体積の変動に伴い圧力P′が弁体9の位置で変化
してしまう。この結果、気体供給圧にバラツキが
生ずることが避けられない。しかし、本願考案で
は圧力P′が孔13を設けたことによつて弁体9の
位置に関係なく大気圧となり、左向の力のP′Hと
右向の力のP′hとの差は無視できる程度のもので
ある。
効 果 上述のように、本考案による装置は比較的簡単
な構成により、一定容量の密閉容器から気体を一
定圧で流出させ、その場合密閉容器内の圧力変化
に従い、自動的に流出気体圧力を調整して一定に
保持する。しかも、弁体の移動より生ずる弁体外
周空間の体積変動も、その影響をほとんど受け
ず、精度も大幅に向上した。
【図面の簡単な説明】
第1図は市販の密閉容器の断面図、第2図は本
考案による装置の断面図、第3図は穿孔体の斜視
図、第4図は本考案による装置を密閉容器の開口
部に差込んだところを示す断面図、第5図a,b
は従来の摺動体の周囲空間が体積変動することを
説明する説明図である。 1……密閉容器、2……開口部、3……蓋板、
6A……第1孔部、6C……連結孔、6D,6E
……二段階孔部、8……穿孔体、8A……角錐尖
端、9……摺動制御弁体、9A……小径部、9B
……大径部、13……孔、14……内孔、20…
…細孔、21……板体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密閉容器の開口部へ差込み可能な孔部と、この孔
    部内へ突出しこの孔部へ差込まれた密閉容器開口
    部の蓋体を穿刺する角錐尖端を具備する穿刺体
    と、小径孔部と大径孔部との大小2つの内径部を
    有する二段階孔部と、該二段階孔部の小径孔部に
    小径部を、大径孔部に大径部を嵌合してこの二段
    階孔部に挿着された摺動制御弁体と、上記孔部と
    上記二段階孔部とを連絡し、上記弁体の小径部端
    面と対置する連絡孔と、上記二段階孔部の大径部
    端を密閉しかつこの二段階孔部と外部とを連絡す
    る細孔を有する板体とを有し、上記弁体の小径部
    及び大径部が夫々パツキンを介して上記二段階孔
    部の小径孔部及び大径孔部に挿着され、両パツキ
    ンの間には上記弁体の外周部を外気に連絡するた
    めの孔が設けられていることを特徴とする一定容
    量の密閉容器から気体を一定圧で流出させる装
    置。
JP16980182U 1982-11-11 1982-11-11 一定容量の密閉容器から気体を一定圧で流出させる装置 Granted JPS58108698U (ja)

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JP16980182U JPS58108698U (ja) 1982-11-11 1982-11-11 一定容量の密閉容器から気体を一定圧で流出させる装置

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JPS58108698U JPS58108698U (ja) 1983-07-23
JPS6234078Y2 true JPS6234078Y2 (ja) 1987-08-31

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JP16980182U Granted JPS58108698U (ja) 1982-11-11 1982-11-11 一定容量の密閉容器から気体を一定圧で流出させる装置

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JPS58108698U (ja) 1983-07-23

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