JP2557232Y2 - キャップ付減圧弁 - Google Patents

キャップ付減圧弁

Info

Publication number
JP2557232Y2
JP2557232Y2 JP1992051479U JP5147992U JP2557232Y2 JP 2557232 Y2 JP2557232 Y2 JP 2557232Y2 JP 1992051479 U JP1992051479 U JP 1992051479U JP 5147992 U JP5147992 U JP 5147992U JP 2557232 Y2 JP2557232 Y2 JP 2557232Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve body
cap
port
valve
handle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992051479U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0615108U (ja
Inventor
勇喜 奈良
Original Assignee
エスエムシー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エスエムシー株式会社 filed Critical エスエムシー株式会社
Priority to JP1992051479U priority Critical patent/JP2557232Y2/ja
Publication of JPH0615108U publication Critical patent/JPH0615108U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2557232Y2 publication Critical patent/JP2557232Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、減圧弁に関し、一層詳
細には、例えば、樹脂製のボンネットおよびハンドルの
劣化を防止することができるキャップ付減圧弁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、減圧弁は、弁体の開度を調整ス
プリングを介して調整するハンドルと、前記スプリング
が収納されたボンネットと、弁体を含む弁機構が配設さ
れた弁本体とから構成されている。この場合、ハンドル
およびボンネットには、金属製よりも軽く、コストメリ
ットのある成形が容易なために合成樹脂が使用されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、減圧弁の設
置場所が室外の場合には、ハンドルやボンネットが日
光、雨、風等に晒される。
【0004】すなわち、従来の技術において、減圧弁は
柴外線等を含む日光、大気中の水分、化学物質等に絶え
ず影響されており、ハンドルやボンネットの劣化が著し
く助長される不都合を生じる。また、屋内であっても設
置環境により、劣化が助長される。特に、ハンドルが劣
化すると、その操作が不可能となり、圧力調整ができな
くなる場合、また、調圧スプリングの弾発力により、ボ
ンネットの破損に至る場合もあり得る。
【0005】本考案は、以上のような不都合を解消する
ためになされたものであって、樹脂製材料によって形成
されたハンドルおよびボンネットの劣化を阻止すること
のできるキャップ付減圧弁を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本考案は、作動流体が流入する第1ポートと前記
作動流体が流出する第2ポートとが形成された弁本体
と、前記弁本体と一体的に結合され、弾性部材が収納さ
れたボンネットと、前記第1ポートと前記第2ポートと
の間に配設され、前記弁本体に形成される着座部との離
間距離によって前記作動流体の圧力を調整する弁体と、
一端が前記弁体に連結され、他端が前記弾性部材を介し
て変位部材に連結されるステムと、前記変位部材の位置
を変化させることにより前記弁体の開度を調整するハン
ドルと、外周部に形成された環状段部を有し、樹脂製材
料からなるボンネット全体およびハンドルを外部から隔
絶した状態で囲繞するように設けられたキャップと、前
記弁本体と前記キャップとの間に介装され、前記キャッ
プによって囲繞された空間の気密性を保持するシール部
材と、を備えることを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案によれば、シール部材が設けられたキャ
ップによって減圧弁のハンドルおよびボンネット全体
覆うことにより、樹脂製材料によって形成された前記ハ
ンドルおよびボンネットが日光、雨、風や大気中の化学
物質、塵埃等の影響を受けることがないため、その機
能、強度等の低下が生じない。また、キャップの外周部
に環状段部を形成することにより、キャップの剛性を向
上させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案に係るキャップ付減圧弁につい
て、好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら説
明する。
【0009】図1は、本考案のキャップ付減圧弁のキャ
ップの装着後の縦断面図を示し、図2は、キャップ装着
前の減圧弁の斜視図を示す。
【0010】図1において、参照符号10は、本考案に
係るキャップ付減圧弁を示す。
【0011】前記キャップ付減圧弁10は、基本的にキ
ャップ12と弁本体14と、例えば、合成樹脂等の樹
脂製材料によって形成されたボンネット16およびハン
ドル18とから構成されている。
【0012】前記弁本体14は、作動流体が流入される
第1ポート20と所定の圧力に減圧された作動流体が流
出される第2ポート22とが側壁部に画成されている第
1弁本体14aと、弁体24が配設される凹部26が画
成された第2弁本体14bとで構成されている。
【0013】そして、第1弁本体14aと第2弁本体1
4bとで弁室28が画成され、前記弁室28には、弁体
24が着座する着座部30と前記着座部30を有する隔
壁32が形成されている。前記隔壁32の内部におい
て、第2ポート22と連通する室34が画成されてい
る。前記室34には、前記弁体24に一端が固着される
と共に、他端が前記第1弁本体14aに画成された孔部
36を貫通するステム38が配設されている。
【0014】前記第2弁本体14bに画成された凹部2
6には、前記弁体24を上方に付勢する弁スプリング4
0が配設されている。第1弁本体14aには、前記ステ
ム38の端部が当接するリリーフ弁シート42が固着さ
れるダイヤフラム44が架設されている。
【0015】前記第1弁本体14aと前記ダイヤフラム
44とでダイヤフラム室46を画成し、前記ボンネット
16と前記ダイヤフラム44とで室48を画成する。
【0016】前記リリーフ弁シート42には、前記ダイ
ヤフラム室46と前記室48とを連通する孔部50が形
成されている。前記第2ポート22の上方には、通路5
2が画成され、前記第2ポート22と前記ダイヤフラム
室46とを連通する。
【0017】また、前記ボンネット16に画成された通
路54、前記第1弁本体14aに画成されたリリーフポ
ート56を介してキャップ付減圧弁10の外部と室48
とが連通する。
【0018】前記室48には、調整スプリング58が配
設され、前記調整スプリング58の一端はダイヤフラム
44に当接し、他端はロッド60に螺合する変位部材6
2に当接する。前記ロッド60は、前記ボンネット16
に嵌挿され、端部にハンドル18が固着される。前記ハ
ンドル18は、前記ボンネット16の外周部に刻設され
た溝部に係合されている。
【0019】前記ボンネット16全体とハンドル18を
覆うキャップ12は、図2に示す如く略円筒状に成形さ
れ、同様に略円筒状に形成された弁本体14の側壁の上
端部に着脱自在に装着される。前記キャップ12の開口
部の内周には、シール部材64が固着されている。な
お、前記シール部材64の形状を弁本体14に形成され
た溝部66に合わせて形成し、シール部材64を前記溝
部66に嵌合させ、前記キャップ12を前記弁本体14
に装着することもできる。
【0020】前記キャップ12は、剛性を得るために段
差を設けて成形されている。また、所定の剛性を有する
場合は、段差を設けないで成形してもよい。また、キャ
ップ12の材質としてポリエチレンあるいはポリプロピ
レン等を使用して、キャップ12を成形する。
【0021】次に、本考案に係る実施例の動作について
説明する。
【0022】所定の作動流体の圧力を設定するために、
ハンドル18を旋回し、弁スプリング40に対抗して変
位部材62を下方に変位させる。この変位によって調整
スプリング58の弾発力を調整し、ダイヤフラム44を
下方に変位させる。これにより、弁体24が着座部30
から所定間隔離間するため、第1ポート20から流入し
た作動流体が室34に流入した際、所定量だけ減圧さ
れ、第2ポート22から流出することになる。
【0023】以上の調整作業を行った後、ハンドル18
およびボンネット16をキャップ12で囲繞する。
【0024】この場合、キャップ付減圧弁10のハンド
ル18、ボンネット16全体をキャップ12で覆うこと
により、これらが外部から遮断され、日光、雨、風や大
気中の化学物質等に晒されることがないため、劣化を阻
止することができる。従って、例えば、減圧圧力の再調
整を行うような場合に、ハンドル18をスムーズに回動
させることができ、その調整が困難となることもない。
【0025】なお、作動流体の圧力が急激に高まると、
通路52を通り、ダイヤフラム室46に流入し、ダイヤ
フラム44を上方に変位させる。そしてリリーフ弁シー
ト42とステム38の間に間隙を生じさせる。この間隙
とリリーフ弁シート42に画成された孔部50を通り、
作動流体が前記室48に流入し、この流入した作動流体
がさらに通路54を通り、第1弁本体14aに画成され
たリリーフポート56から外部に流出する。この結果、
作動流体の圧力が調整される。
【0026】
【考案の効果】本考案に係るキャップ付減圧弁は、以下
の効果を奏するものである。
【0027】減圧弁のボンネットやハンドル等をキャッ
プで覆うことにより、日光、雨等による前記ボンネット
やハンドル等の劣化の助長を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るキャップ付減圧弁を示す縦断面図
である。
【図2】本考案に係るキャップ付減圧弁のキャップを取
り外した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…キャッ付減圧弁 12…キャップ 14…弁本体 14a…第1弁本体 14b…第2弁本体 16…ボンネット 18…ハンドル 20…第1ポート 22…第2ポート 24…弁体 28…弁室 30…着座部 38…ステム 44…ダイヤフラム 46…ダイヤフラム室 48…室 58…調整スプリング 60…ロッド 62…変位部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】作動流体が流入する第1ポートと前記作動
    流体が流出する第2ポートとが形成された弁本体と、 前記弁本体と一体的に結合され、弾性部材が収納された
    ボンネットと、 前記第1ポートと前記第2ポートとの間に配設され、前
    記弁本体に形成される着座部との離間距離によって前記
    作動流体の圧力を調整する弁体と、 一端が前記弁体に連結され、他端が前記弾性部材を介し
    て変位部材に連結されるステムと、 前記変位部材の位置を変化させることにより前記弁体の
    開度を調整するハンドルと、 外周部に形成された環状段部を有し、樹脂製材料からな
    るボンネット全体およびハンドルを外部から隔絶した状
    態で囲繞するように設けられたキャップと、 前記弁本体と前記キャップとの間に介装され、前記キャ
    ップによって囲繞された空間の気密性を保持するシール
    部材と、 を備えることを特徴とするキャップ付減圧弁。
JP1992051479U 1992-07-22 1992-07-22 キャップ付減圧弁 Expired - Lifetime JP2557232Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992051479U JP2557232Y2 (ja) 1992-07-22 1992-07-22 キャップ付減圧弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992051479U JP2557232Y2 (ja) 1992-07-22 1992-07-22 キャップ付減圧弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0615108U JPH0615108U (ja) 1994-02-25
JP2557232Y2 true JP2557232Y2 (ja) 1997-12-10

Family

ID=12888096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992051479U Expired - Lifetime JP2557232Y2 (ja) 1992-07-22 1992-07-22 キャップ付減圧弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2557232Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5357480A (en) * 1976-11-04 1978-05-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Coaxial cable
JPS5316826A (en) * 1977-08-22 1978-02-16 Hitachi Ltd Insulation structure of conductor for electric appliance

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60114516A (ja) * 1983-11-26 1985-06-21 Hoya Corp ガラスレンズ成形型の製造法
JPH046466Y2 (ja) * 1985-06-19 1992-02-21

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0615108U (ja) 1994-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5586569A (en) Pneumatic pressure regulator
JP3704223B2 (ja) 減圧弁
US3756558A (en) Fluid control valve
US4440308A (en) Fuel cap valve structure
US5203466A (en) Fuel cap
JP2557232Y2 (ja) キャップ付減圧弁
US6286641B1 (en) Oil brake
JP2006318339A (ja) 減圧弁
JPH0585795B2 (ja)
JPH0237509B2 (ja)
EP0068710B1 (en) Fuel tank filler neck cap
JPS595644Y2 (ja) 作動液リザ−バ
JPS5934771Y2 (ja) バルブにおける弁棒摺動部のシ−ル機構
EP0505107B1 (en) An air admittance valve
JPH0336605Y2 (ja)
JPS598730Y2 (ja) 浄水器の安全弁装置
JPS5925330Y2 (ja) 魔法瓶などの液体容器
JP2877213B2 (ja) 空気アクチュエータ付ダイヤフラム式高圧ガスバルブ
JPH0121268Y2 (ja)
JPS6123735Y2 (ja)
JP2553248Y2 (ja) 減圧弁用二色成形弁体
JPH051459Y2 (ja)
JPH068379Y2 (ja) 逃し弁付き減圧弁
JPH0344859Y2 (ja)
JPS62194520A (ja) 減圧弁

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term