JP2001050487A - オリフィス式スチームトラップ - Google Patents

オリフィス式スチームトラップ

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JP2001050487A
JP2001050487A JP11225987A JP22598799A JP2001050487A JP 2001050487 A JP2001050487 A JP 2001050487A JP 11225987 A JP11225987 A JP 11225987A JP 22598799 A JP22598799 A JP 22598799A JP 2001050487 A JP2001050487 A JP 2001050487A
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JP
Japan
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inlet
outlet
orifice
valve
small
Prior art date
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Pending
Application number
JP11225987A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Asada
哲夫 浅田
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TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Publication date
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Publication of JP2001050487A publication Critical patent/JP2001050487A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平配管でも垂直配管でも、また、入出口を
反対にしても使用することのできるオリフィス式スチー
ムトラップを得ること。 【解決手段】 流体通路の下部7の下方に小径オリフィ
ス5設ける。小径オリフィス5に対向してニードル弁8
を取り付ける。弁室3の上方に開閉弁23を有する連通
路20を設ける。図1に示す状態から90度回転して
も、180度回転しても、小径オリフィス5又は連通路
20から復水を優先的に排出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気輸送管や蒸気
使用機器等の蒸気配管系に発生する蒸気の凝縮水として
の復水を、自動的に外部に排出するスチームトラップに
関し、特に、常時開孔している小径オリフィスから復水
を排出するオリフィス式スチームトラップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオリフィス式スチームトラップと
しては、例えば、実公昭61−14717号公報に示さ
れているものが用いられていた。これは、L字形復水抽
出路9の下端側を復水溜8の底部に近接して開放し、上
端側を出口部5のほぼ中心に設けたオリフィストラップ
で、復水滞留量を極少にし、且つ、蒸気の漏洩を防ぐこ
とができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のオリフィス
式スチームトラップでは、蒸気の漏洩を押えることはで
きるが、トラップの配管取り付け方向が限られたものと
なってしまう問題があった。即ち、トラップの入口と出
口はそれぞれ決められており、入出口を反対にして使用
することはできないと共に、取り付け配管も水平配管へ
の取り付けしかできず、垂直配管の場合はほとんど効果
を生じなくなるのである。
【0004】従って本発明の課題は、トラップの配管取
り付け方向が限定されることがなく、水平配管でも垂直
配管でも、また、入出口を反対にしても使用することの
できるオリフィス式スチームトラップを得ることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた本発明の手段は、トラップケーシングに入口
と弁室と出口を順次形成して、当該弁室内に入口と出口
を連通する小径オリフィスを配置し、当該小径オリフィ
スの入口部を流体通路の下端部に形成したものにおい
て、小径オリフィスの開度を調節する開度調節弁を設け
ると共に、弁室の上方に入口と出口を連通する連通路を
設けて、当該連通路を開閉する開閉手段をトラップケー
シングに取り付けたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】弁室の上方に入口と出口を連通す
る連通路と、流体通路の下端部に小径オリフィスを設け
たことにより、トラップケーシングの上下にそれぞれ復
水を排出する排出口を設けたこととなり、トラップの取
り付け配管を水平若しくは垂直としても、又は、入口と
出口を反対にしても、復水の溜まる側の排出口を開口す
ることにより、復水を優先的に外部へ排出することがで
きる。
【0007】
【実施例】図1において、トラップケーシング1に入口
2と弁室3と出口4を順次形成し、弁室3の上方に入口
2と出口3を連通する連通路20と、下方に小径オリフ
ィス5を配置してオリフィス式スチームトラップを構成
する。
【0008】入口2を、図示しない蒸気使用機器や蒸気
輸送管にパイプを介して接続し、これらの蒸気使用箇所
で発生した復水を、小径オリフィス5又は連通路6から
出口4を介して外部へ排出するものである。
【0009】連通路20は開閉手段としての開閉弁21
の一部を成す弁座22に、入口2と出口4を連通するよ
うに貫通したもので、弁座22の中心部に略円柱状の開
閉弁23を上下動自在に配置する。弁座22の上部にパ
ッキング24とねじ部材25を取り付ける。ねじ部材2
5をトラップケーシング1にねじ結合すると共に、ねじ
部材25の中心部に開閉弁23を同じくねじ結合により
取り付ける。開閉弁23の上端の二面取り部26を回転
することにより、開閉弁23が上下して連通路20を開
放あるいは閉止するものである。
【0010】小径オリフィス5は、入口2や出口4の断
面積よりも小さな断面積の貫通孔として、そのオリフィ
ス5の下面即ち入口部が入口2や出口4等の流体通路の
下部7よりも更に下方に位置するように配置する。
【0011】小径オリフィス5の入口側に、この小径オ
リフィス5の開度を調節することのできる開度調節弁と
してのニードル弁8を取り付ける。ニードル弁8の先端
部9は先細り形状にして、その一部が小径オリフィス5
内を前後に移動できるように、下部の雄ねじ部10をケ
ーシング1に取り付けた雌ねじブッシュ11にねじ結合
して取り付ける。雄ねじ部10下端の二面取り部12を
左右に回転することにより、ニードル弁8の位置を調節
してオリフィス5の開度を小さくしたり又は大きくする
ことができるものである。
【0012】ニードル弁8の外周には、微小な貫通孔を
多数設けた円筒状のスクリーン13を配置して、オリフ
ィス5に至る復水等の流体中に含まれる錆やゴミなどの
異物を濾し取る。
【0013】本実施例においては、入口2と出口4を大
きな通過面積を有する通路で直接に連通することができ
るように連通路6を設けた例を示す。即ち、小径オリフ
ィス5よりも入口2側に、開閉弁14を介して入口2と
出口4を連通する連通路6をケーシング1に形成する。
連通路6の通過面積はオリフィス5よりも大きくして、
多量の復水を出口4側に排出することができるようにす
る。連通路6の入口部即ち下端面15も入口2や出口4
等の流体通路の下部7よりも更に下方に位置するように
配置する。
【0014】開閉弁14も前後に移動できるように、弁
棒16下部の雄ねじ部17をケーシング1に取り付けた
雌ねじブッシュ18にねじ結合して取り付ける。雄ねじ
部17下端の二面取り部19を左右に回転することによ
り、開閉弁14の位置を調節して連通路6を開放して入
口2と出口4を連通したり又は閉止することができるも
のである。
【0015】オリフィス式スチームトラップとして使用
する場合は、ニードル弁8を下方に引き下げて小径オリ
フィス5を全開状態とし、一方、開閉弁14で連通路6
を閉止状態として使用する。入口2の下部7に沿って流
入した復水は弁室3内に溜まり小径オリフィス5を通っ
て出口4から外部に排出される。
【0016】流入してくる復水の量が少ない場合は、ニ
ードル弁8を上方に押し込んで小径オリフィス5の通過
面積を小さくすることにより、蒸気を漏洩することなく
復水だけを外部に排出することができる。
【0017】図1に示す状態は入口2と出口4が水平方
向の場合であるが、図1の状態から時計方向に90度回
転すると、入口2が上方に出口4が下方に位置して、垂
直配管に取り付けることができる。この場合、ニードル
弁8と開閉弁14を閉止状態とする一方、開閉弁23を
操作して連通路20を開放することにより、入口2から
流入する復水を優先的に出口4を介して外部に排出する
ことができる。
【0018】図1に示す状態から180度回転すると、
連通路20が最下端に位置することとなり、入口2から
流入した復水はこの連通路20から出口4へ排出され
る。またこの場合、入出口2,4を反対にして、4を入
口とし2を出口としても同様に復水を排出することがで
きる。
【0019】蒸気使用機器の初期立ち上げ時のように、
蒸気圧力が低く且つ多量の復水が流入してくる場合は、
図1に示す状態において開閉弁14を下方に引き下げて
連通路6を開放することにより、この多量の復水を出口
4から速やかに外部へ排出することができる。
【0020】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、弁室の上
方に連通路を、流体通路の下端部に小径オリフィスを設
けたことにより、トラップケーシングの上下にそれぞれ
復水を排出する排出口を設けたこととなり、トラップの
取り付け配管を水平若しくは垂直としても、又は、入口
と出口を反対にしても復水を確実に排出することがで
き、且つ、蒸気の漏洩を押えることのできるオリフィス
式スチームトラップを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオリフィス式スチームトラップの実施
例を示す断面図。
【符号の説明】
1 トラップケーシング 2 入口 3 弁室 4 出口 5 小径オリフィス 8 ニードル弁 14 開閉弁 20 連通路 23 開閉弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラップケーシングに入口と弁室と出口
    を順次形成して、当該弁室内に入口と出口を連通する小
    径オリフィスを配置し、当該小径オリフィスの入口部を
    流体通路の下端部に形成したものにおいて、小径オリフ
    ィスの開度を調節する開度調節弁を設けると共に、弁室
    の上方に入口と出口を連通する連通路を設けて、当該連
    通路を開閉する開閉手段をトラップケーシングに取り付
    けたことを特徴とするオリフィス式スチームトラップ。
JP11225987A 1999-08-10 1999-08-10 オリフィス式スチームトラップ Pending JP2001050487A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160111357A (ko) * 2014-01-24 2016-09-26 자니스 화이트 컴퍼니 리미티드 응축수 배출 장치
JP2021021460A (ja) * 2019-07-30 2021-02-18 株式会社テイエルブイ フロート式スチームトラップ

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KR102289385B1 (ko) * 2014-01-24 2021-08-24 자니스 화이트 컴퍼니 리미티드 응축수 배출 장치
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JP7461623B2 (ja) 2019-07-30 2024-04-04 株式会社テイエルブイ フロート式スチームトラップ

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