JPH09165200A - コンテナ運搬用車両 - Google Patents

コンテナ運搬用車両

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Publication number
JPH09165200A
JPH09165200A JP32775295A JP32775295A JPH09165200A JP H09165200 A JPH09165200 A JP H09165200A JP 32775295 A JP32775295 A JP 32775295A JP 32775295 A JP32775295 A JP 32775295A JP H09165200 A JPH09165200 A JP H09165200A
Authority
JP
Japan
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container
frame body
guide arm
support arm
arm
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP32775295A
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English (en)
Inventor
Tsuguo Wakabayashi
伝男 若林
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TCM Corp
Original Assignee
Toyo Umpanki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コストダウンが可能で、コンテナを吊上げる
時、支持アームを吊り孔に対して容易に位置合わせする
ことができるコンテナ運搬用車両を提供する。 【解決手段】車両本体の運転部の前方にマストを設け、
マストに昇降フレーム体6を設け、昇降フレーム体6に
左右一対のブラケット9を設け、両ブラケット9に、コ
ンテナ16の前面16aに形成された左右一対の吊り孔17に
前方から挿脱可能な支持アーム18と、各支持アーム18の
上方に位置しかつ上記支持アーム18を吊り孔17へ導く上
下回動自在なガイドアーム19とを設け、ガイドアーム19
を支持アーム18よりも前方へ長く形成し、支持アーム18
の先端に、吊り孔17内に形成された被係止孔20に係脱自
在な上向きの突起部21を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナを吊り上
げて運搬するコンテナ運搬用車両に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンテナ運搬用車両とし
ては例えば図14〜図16に示されるものがある。すなわ
ち、車両本体41の運転席42の前方に左右一対の多段式マ
スト43が設けられ、両マスト43間に、左右方向に長い昇
降自在な昇降フレーム体44が設けられている。この昇降
フレーム体44の左右両端には、コンテナ45の上面45aに
形成された吊り孔46に上方から挿脱可能なツイストフッ
ク47が垂設されている。
【0003】上記各ツイストフック47は90°の範囲で
水平回転自在であり、上記昇降フレーム体44には、各ツ
イストフック47をシリンダ装置などで強制的に回転させ
る回転駆動機構48が設けられている。また、上記各吊り
孔46は左右方向に長径に形成されており、図16の実線で
示すようにツイストフック47がA方向に向いている時に
吊り孔46へ挿脱可能であり、挿入後、図16の仮想線で示
すようにツイストフック47が90°回動してB方向に向
くことにより、ツイストフック47の上方への脱抜が阻止
される。
【0004】これによると、コンテナ45を運搬する際、
先ず、昇降フレーム体44を下降させて両ツイストフック
47を上方から吊り孔46へ挿入する。その後、回転駆動機
構48を駆動させてツイストフック47をA方向からB方向
へ回転させ、昇降フレーム体44を上昇させる。これによ
り、コンテナ45が吊り上げられ、その後、車両本体41を
走行させてコンテナ45を運搬する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、ツイストフック47を回動させるための回
転駆動機構48が必要となるため、構成および作動制御が
複雑化し、コストがアップするといった問題があった。
さらに、運転者は、コンテナ45の前方から、吊り孔46の
上方にツイストフック47を位置合わせしなければならな
いが、吊り孔46はコンテナ45の上面45aに形成されてい
るため、運転者から見辛く、ツイストフック47の位置合
わせがやりにくかった。
【0006】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、コストダウンが可能で、吊り孔に対して容易に位置
合わせをしてコンテナを吊上げることができるコンテナ
運搬用車両を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、車両本
体の運転部の前方にマストを設け、このマストに昇降自
在な昇降フレーム体を設け、この昇降フレーム体に、上
下揺動自在なブラケットを左右一対設け、各ブラケット
に、コンテナの前面に形成された左右一対の吊り孔に前
方から挿脱可能な支持アームと、各支持アームの上方に
位置しかつ上記支持アームを吊り孔へ導く上下回動自在
なガイドアームとを設け、上記ガイドアームを支持アー
ムよりも前方へ長く形成し、上記支持アームの先端に、
吊り孔内に形成された被係止部に係脱自在な係止部を形
成したことを特徴としたものである。
【0008】これによると、コンテナを吊り上げる場合
は、車両本体を走行させて両ガイドアームの先端をコン
テナの吊り孔の前方に位置させた後、昇降フレーム体を
上昇させて、両ガイドアームをコンテナの上面の上方に
位置させる。そして、両支持アームの先端がコンテナの
前面に当接する直前まで車両本体を前進させる。その
後、昇降フレーム体を下降させ、ガイドアームが上方か
らコンテナの前部上端に接触して上方へ回動した時点
で、昇降フレーム体の下降を停止させる。その後、再び
車両本体を前進させることにより、ガイドアームがコン
テナに摺接するとともに前方へ移動しながら支持アーム
を確実に吊り孔に導く。
【0009】このように、吊り孔をコンテナの前面に形
成したため、運転者は吊り孔の位置を運転部から前を向
いた状態で容易に確認でき、したがって支持アームの位
置合わせが簡単に行える。さらに、ガイドアームが支持
アームを確実に吊り孔に導くため、車両本体の前進操作
のみで容易に支持アームを吊り孔に挿入することができ
る。
【0010】そして、昇降フレーム体を上昇させること
により、両支持アームが上昇してコンテナが吊り上げら
れる。この際、係止部が被係止部に係合するため、コン
テナが支持アームの前方へ抜け出すことはない。
【0011】その後、車両本体を走行させてコンテナを
運搬する。コンテナを下ろす場合は、先ず、昇降フレー
ム体を下降させてコンテナを着地させ、ガイドアームが
コンテナの前部上端に当接して上方へ回動した時点で、
昇降フレーム体の下降を停止させる。その後、車両本体
を低速で後進させながら支持アームを吊り孔から抜く。
【0012】上記のように、コンテナを上げ下ろしする
際、支持アームやガイドアームを強制的に回転させるた
めの回転駆動機構を必要としないため、従来のものに比
べてコストダウンすることが可能となる。
【0013】さらに、請求項2記載の発明は、支持アー
ムとガイドアームとの間に、上方へ回動するガイドアー
ムにより前方へ押し出されてコンテナの前面に当接して
上記ガイドアームの上方への回動を規制する前後移動自
在な規制部材が設けられたことを特徴としたものであ
る。
【0014】これによると、運搬中に、地面の凹凸等に
よりコンテナが上方にバウンドした場合、ガイドアーム
が上方へ回動して規制部材を前方へ押し出すが、規制部
材の先端がコンテナの前面に当接し、この時点で、規制
部材の前方への移動が阻止されるとともに、ガイドアー
ムの上方への回動が規制される。これにより、ガイドア
ームと支持アームとの間隔が規制されるため、コンテナ
が上方へバウンドした際、係止部が被係止部から脱抜す
るのを防止することができ、コンテナを運搬する際の安
全性が確保される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図13に基づいて説明する。図2に示すように、車両本
体1の前部には、運転席2を備えた運転部3が形成さ
れ、車両本体1の前端かつ運転部3の前方には、下部を
中心にして前後方向に傾斜可能なマスト4が立設されて
いる。このマスト4は上下方向に伸縮自在な多段式に構
成されている。また、車両本体1には、マスト4を傾斜
させるティルトシリンダ5が設けられている。
【0016】上記マスト4には、マスト4に支持案内さ
れて昇降自在な昇降フレーム体6が設けられている。こ
の昇降フレーム体6は、リフトシリンダなどから構成さ
れる昇降駆動装置(図示せず)により昇降され、さらに
サイドシフトシリンダ(図示せず)により左右方向へ移
動可能となっている。上記昇降フレーム体6には、連結
部材8を介して、左右一対のブラケット9が上下および
前後左右揺動自在に取付けられている。
【0017】図4,図5に示すように、上記各ブラケッ
ト9は、側面視でL形状に形成された左右一対の側板10
と、これら両側板10の後端間に設けられた後板11と、両
側板10の上端間に設けられた天板12とにより構成されて
いる。また、上記各連結部材8はそれぞれ、昇降フレー
ム体6の上面に立設された左右一対の保持板14と、これ
ら両保持板14の上端間に設けられた上板15とから構成さ
れている。上記各ブラケット9の後部は、上記両保持板
14間に嵌入されており、さらに上板15により上方への抜
出しを防止されている。これにより、図4の二点鎖線で
示すように、各ブラケット9は昇降フレーム体6の上面
と上記上板15との間で上下揺動自在となっている。ま
た、上記後板11の左右両端部は両側板10の外側方へ突出
しており、この後板11の左右両端部が両保持板14の後面
に当接することにより、ブラケット9の前方への抜出し
が防止される。このため、図4の一点鎖線で示すよう
に、各ブラケット9は、上記後板11が保持板14に当接す
る位置と側板10が上板15の前面に当接する位置との間で
前後揺動自在となっている。さらに、図5の仮想線
(イ)で示すように、各ブラケット9はそれぞれ両保持
板14間で左右揺動自在となっている。
【0018】図1に示すように、各ブラケット9には、
コンテナ16の前面16aに形成された左右一対の吊り孔17
に前方から挿脱可能な支持アーム18と、各支持アーム18
の上方に位置しかつ上記支持アーム18を吊り孔17へ導く
上下回動自在なガイドアーム19とが設けられている。図
5に示すように、上記支持アーム18はブラケット9の両
側板10の下部間に挟まれて固定されている。
【0019】図1および図6に示すように、上記吊り孔
17はコンテナ16の前面16aの上部かつ左右端部に形成さ
れており、コンテナ16の上面16bには、上記吊り孔17の
奥部に連通する被係止孔20(被係止部の一例)が形成さ
れている。上記各支持アーム18の先端には、下方から被
係止孔20に係脱自在な上向きの突起部21(係止部の一
例)が形成されている。
【0020】図3に示すように、上記各ガイドアーム19
は支持アーム18よりも前方に長く形成されており、各ガ
イドアーム19の基端部は、ブラケット9の両側板10の上
部間に嵌入され、左右方向に挿通された支軸22を介し
て、上下方向に回動自在に取付けられている。各ガイド
アーム19の下方への回動は、ガイドアーム19の基端部が
ブラケット9の天板12に当接した時点で規制される。上
記各ガイドアーム19の下面には、コンテナ16の上面16b
に摺接離間自在なガイド面23が形成されている。また、
各ガイドアーム19の基端には、各ガイドアーム19の上下
方向の向きを示す指針24が取付けられている。
【0021】上記各支持アーム18と各ガイドアーム19と
の間にはそれぞれ、上方へ回動するガイドアーム19によ
り前方へ押し出されてコンテナ16の前面16aに当接して
上記ガイドアーム19の上方への回動を規制する前後移動
自在な規制部材26が設けられている。
【0022】図3および図5に示すように、上記各規制
部材26はブラケット9の両側板10間に挟まれて支持アー
ム18の基端部で支持され前後移動自在に設けられてい
る。規制部材26の下端は円弧状に形成され、規制部材26
の先端は尖っている。各規制部材26の両側面の基端部で
かつ上部には、左右両側方に張出した円形の突部27が形
成されている。また、上記各ガイドアーム19の基端部の
下端には、規制部材26の後上方から突部27に当接して、
ガイドアーム19が上方へ回動した際に、規制部材26を前
方へ押し出す押圧片28が垂下されている。
【0023】また、図5に示すように、上記各ブラケッ
ト9の両側板10の内側面には、前方へ押し出される規制
部材26の両突部27と当接することにより規制部材26の前
方への抜け出しを防止するストッパ板29が設けられてい
る。
【0024】以下、上記構成における作用を説明する。
コンテナ16を吊り上げる場合は、ティルトシリンダ5の
ピストンロッド5aを伸長させて、図2の仮想線で示す
ようにマスト4を前傾させ、車両本体1を走行させ、両
ガイドアーム19の先端をコンテナ16の前面16aにある吊
り孔17の前方に位置させる。そして、サイドシフトシリ
ンダ(図示せず)を作動させて昇降フレーム体6の左右
方向の位置を調整する。
【0025】その後、図7に示すように、昇降フレーム
体6を上昇させて、両ガイドアーム19をコンテナ16の上
面16bの上方に位置させ、さらに、両支持アーム18の先
端がコンテナ16の前面16aに当接する直前まで車両本体
1を前進させる。その後、図8に示すように、昇降フレ
ーム体6を下降させて、ガイドアーム19のガイド面23を
上方からコンテナ16の前部上端に接触させる。そして、
ガイドアーム19が上方へ回動して指針24の後端が水平よ
りやや下向きになった時点で、昇降フレーム体6の下降
を停止させる。
【0026】その後、再び車両本体1を前進させること
により、図9に示すように、ガイドアーム19がコンテナ
16に摺接しながら前方へ移動し、ガイド面23が支持アー
ム18を確実に吊り孔17に導く。このように、吊り孔17を
コンテナ16の前面16aに形成したため、運転者は吊り孔
17の位置を運転席2から前を向いた状態で容易に確認で
き、したがって支持アーム18の位置合わせが簡単に行え
る。さらに、ガイド面23が支持アーム18を確実に吊り孔
17に導く構造になっているため、車両本体1の前進操作
のみで容易に支持アーム18を吊り孔17に挿入することが
できる。この際、図5の仮想線(イ)で示すように、両
ブラケット9がそれぞれ左右に揺動することによって、
左右方向の自由度が生じ、各吊り孔17の幅寸法の公差を
吸収することができる。
【0027】そして、昇降フレーム体6を上昇させると
ともに、ティルトシリンダ5のピストンロッド5aを短
縮させてマスト4を後傾させる。これにより、図1に示
すように、両支持アーム18が上昇してコンテナ16が吊り
上げられる。この際、突起部21が下方から被係止孔20に
挿入されているため、コンテナ16が支持アーム18の前方
へ抜け出すことはない。また、コンテナ16を吊り上げた
際、ガイドアーム19が下方へ回動して指針24の後端が上
向きになるため、運転者が上記指針24の向きを目視する
ことにより、コンテナ16が正常に吊り上げられているこ
とを確認することができる。
【0028】その後、車両本体1を走行させてコンテナ
16を運搬する。運搬中に、地面の凹凸等によりコンテナ
16が上方にバウンドした場合、コンテナ16とともに両ブ
ラケット9が昇降フレーム体6に対して上方へ揺動して
コンテナ16のバウンドを吸収することができる。この
時、さらに、図3の仮想線で示すように、両ガイドアー
ム19が上方へ回動することにより、押圧片28が両規制部
材26を前方へ押し出すが、図1に示すように両規制部材
26の先端がコンテナ16の前面16aに当接し、この時点
で、規制部材26の前方への移動が阻止されるとともに、
ガイドアーム19の上方への回動が阻止される。これによ
り、ガイドアーム19と支持アーム18との上下間隔が規制
されるため、コンテナ16が上方へバウンドした際、突起
部21が被係止孔20から下方へ抜けてしまうことを防止す
ることができ、コンテナ16を運搬する際の安全性が確保
される。
【0029】コンテナ16を目的場所まで運搬した後、コ
ンテナ16を下ろす場合は、先ず、ティルトシリンダ5の
ピストンロッド5aを伸長させて、後傾しているマスト
4を垂直にする。その後、昇降フレーム体6を下降させ
てコンテナ16を目的地に下ろす。コンテナ16が着地した
直後、図10に示すようにガイド面23がコンテナ16の前部
上端に当接してガイドアーム19が上方へ回動した時点
で、昇降フレーム体6の下降を停止させる。
【0030】この際、突起部21が被係止孔20から下方へ
抜け出すとともに、両ブラケット9が昇降フレーム体6
の上方へ浮き上がってブラケット9の下端と昇降フレー
ム体6の上面との間に隙間30が形成され、さらに、両ガ
イドアーム19の上方への回動により、両規制部材26が前
方へ押し出されてコンテナ16の前面16aに当接してコン
テナ16を押圧するため、相対的に両ブラケット9が後側
へ傾斜してコンテナ16から遠ざかる。
【0031】その後、図11に示すように車両本体1を低
速で後進させながらティルトシリンダ5のピストンロッ
ド5aを伸長させてマスト4を前傾させ、図12に示すよ
うに両支持アーム18を吊り孔17から抜く。両支持アーム
18が吊り孔17から完全に抜け出すと、図13に示すように
両ガイドアーム19が自重により下方へ回動するため、指
針24の後端が上向きになり、運転者が上記指針24の向き
を目視することにより、支持アーム18が吊り孔17から完
全に抜け出したことを確認することができる。
【0032】上記のように、コンテナ16を上げ下ろしす
る際、支持アーム18やガイドアーム19あるいは規制部材
26を強制的に回転させるための回転駆動機構を必要とし
ないため、従来のものに比べてコストダウンすることが
可能となる。
【0033】上記実施の形態では、連結部材8を介して
左右一対のブラケット9を昇降フレーム体6に固定して
取付けているが、昇降フレーム体6に左右両方向に伸縮
自在な伸縮フレームを設け、この伸縮フレームに上記ブ
ラケット9を左右一対設けて、伸縮フレームを伸縮させ
ることにより両ブラケット9の左右の間隔を吊り孔17の
位置に応じて変更できるようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明によると、コンテナを吊り上げる場合
は、車両本体を走行させて両ガイドアームの先端をコン
テナの吊り孔の前方に位置させた後、昇降フレーム体を
上昇させて、両ガイドアームをコンテナの上面の上方に
位置させる。そして、両支持アームの先端がコンテナの
前面に当接する直前まで車両本体を前進させる。その
後、昇降フレーム体を下降させ、ガイドアームが上方か
らコンテナの前部上端に接触して上方へ回動した時点
で、昇降フレーム体の下降を停止させる。その後、再び
車両本体を前進させることにより、ガイドアームがコン
テナに摺接するとともに前方へ移動しながら支持アーム
を確実に吊り孔に導く。
【0035】このように、吊り孔をコンテナの前面に形
成したため、運転者は吊り孔の位置を運転部から前を向
いた状態で容易に確認でき、したがって支持アームの位
置合わせが簡単に行える。さらに、ガイドアームが支持
アームを確実に吊り孔に導くため、車両本体の前進操作
のみで容易に支持アームを吊り孔に挿入することができ
る。
【0036】そして、昇降フレーム体を上昇させること
により、両支持アームが上昇してコンテナが吊り上げら
れる。この際、係止部が被係止部に係合するため、コン
テナが支持アームの前方へ抜け出すことはない。
【0037】その後、車両本体を走行させてコンテナを
運搬する。コンテナを下ろす場合は、先ず、昇降フレー
ム体を下降させてコンテナを着地させ、ガイドアームが
コンテナの前部上端に当接して上方へ回動した時点で、
昇降フレーム体の下降を停止させる。その後、車両本体
を低速で後進させながら支持アームを吊り孔から抜く。
【0038】上記のように、コンテナを上げ下ろしする
際、支持アームやガイドアームを強制的に回転させるた
めの回転駆動機構を必要としないため、従来のものに比
べてコストダウンすることが可能となる。
【0039】さらに、請求項2記載の発明によると、運
搬中に、地面の凹凸等によりコンテナが上方にバウンド
した場合、ガイドアームが上方へ回動して規制部材を前
方へ押し出すが、規制部材の先端がコンテナの前面に当
接し、この時点で、規制部材の前方への移動が阻止され
るとともに、ガイドアームの上方への回動が規制され
る。これにより、ガイドアームと支持アームとの間隔が
規制されるため、コンテナが上方へバウンドした際、係
止部が被係止部から脱抜するのを防止することができ、
コンテナを運搬する際の安全性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるコンテナ運搬用車
両の要部の側面図である。
【図2】コンテナ運搬用車両の側面図である。
【図3】ガイドアームと規制部材の動きを示す一部切欠
き側面図である。
【図4】ブラケットの前後上下方向への揺動を示す側面
図である。
【図5】コンテナ運搬用車両の要部の一部切欠き平面図
である。
【図6】コンテナの斜視図である。
【図7】コンテナを吊り上げる手順を示す側面図であ
る。
【図8】コンテナを吊り上げる手順を示す側面図であ
る。
【図9】コンテナを吊り上げる手順を示す側面図であ
る。
【図10】コンテナを下ろす手順を示す側面図である。
【図11】コンテナを下ろす手順を示す側面図である。
【図12】コンテナを下ろす手順を示す側面図である。
【図13】コンテナを下ろす手順を示す側面図である。
【図14】従来のコンテナ運搬用車両の斜視図である。
【図15】従来のコンテナの斜視図である。
【図16】従来のコンテナ運搬用車両の要部の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 車両本体 3 運転部 4 マスト 6 昇降フレーム体 9 ブラケット 16 コンテナ 16a 前面 17 吊り孔 18 支持アーム 19 ガイドアーム 20 被係止孔(被係止部) 21 突起部(係止部) 26 規制部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両本体の運転部の前方にマストを設
    け、このマストに昇降自在な昇降フレーム体を設け、こ
    の昇降フレーム体に、上下揺動自在なブラケットを左右
    一対設け、各ブラケットに、コンテナの前面に形成され
    た左右一対の吊り孔に前方から挿脱可能な支持アーム
    と、各支持アームの上方に位置しかつ上記支持アームを
    吊り孔へ導く上下回動自在なガイドアームとを設け、上
    記ガイドアームを支持アームよりも前方へ長く形成し、
    上記支持アームの先端に、吊り孔内に形成された被係止
    部に係脱自在な係止部を形成したことを特徴とするコン
    テナ運搬用車両。
  2. 【請求項2】 支持アームとガイドアームとの間に、上
    方へ回動するガイドアームにより前方へ押し出されてコ
    ンテナの前面に当接して上記ガイドアームの上方への回
    動を規制する前後移動自在な規制部材が設けられたこと
    を特徴とする請求項1記載のコンテナ運搬用車両。
JP32775295A 1995-12-18 1995-12-18 コンテナ運搬用車両 Withdrawn JPH09165200A (ja)

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JP32775295A JPH09165200A (ja) 1995-12-18 1995-12-18 コンテナ運搬用車両
CN 96109799 CN1152542A (zh) 1995-12-18 1996-09-13 搬运集装箱用的车辆

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JP32775295A JPH09165200A (ja) 1995-12-18 1995-12-18 コンテナ運搬用車両

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