JPH09163647A - 永久磁石回転子 - Google Patents
永久磁石回転子Info
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- JPH09163647A JPH09163647A JP7313034A JP31303495A JPH09163647A JP H09163647 A JPH09163647 A JP H09163647A JP 7313034 A JP7313034 A JP 7313034A JP 31303495 A JP31303495 A JP 31303495A JP H09163647 A JPH09163647 A JP H09163647A
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- permanent magnet
- rotor
- magnet rotor
- slit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁束利用効率を向上させ、かつ、高寸法精度
・高信頼性の永久磁石回転子を提供する。 【解決手段】 鋼板を全体として柱状に積層した回転子
鉄心3に、横断面円弧状の永久磁石4を回転軸に対して
凸となる向きに回転軸と平行に複数個配設し、各永久磁
石4の外側の鉄心外ヨーク部分11に磁束の通過を阻む
スリット6を設けた永久磁石回転子において、スリット
6を打ち抜いた鉄心外ヨーク11の残りの桟幅のうち、
外周側桟幅W1 が鋼板の板厚tとほほ等しい寸法とな
り、かつ、外周側桟幅W1 と内周側桟幅W2 の関係がW
1 >W2 となるように、スリット6の大きさ及び打抜き
位置を調整した。
・高信頼性の永久磁石回転子を提供する。 【解決手段】 鋼板を全体として柱状に積層した回転子
鉄心3に、横断面円弧状の永久磁石4を回転軸に対して
凸となる向きに回転軸と平行に複数個配設し、各永久磁
石4の外側の鉄心外ヨーク部分11に磁束の通過を阻む
スリット6を設けた永久磁石回転子において、スリット
6を打ち抜いた鉄心外ヨーク11の残りの桟幅のうち、
外周側桟幅W1 が鋼板の板厚tとほほ等しい寸法とな
り、かつ、外周側桟幅W1 と内周側桟幅W2 の関係がW
1 >W2 となるように、スリット6の大きさ及び打抜き
位置を調整した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケイ素鋼板を積層
した回転子鉄心を有し、この回転子鉄心中に永久磁石を
挿入・固定した永久磁石形モータの永久磁石回転子に係
り、特に固定子巻線電流によって生じた磁束のうち、回
転駆動力に寄与しない回転子鉄心を通る磁束の割合を減
少させるスリットを設けた永久磁石回転子に関する。
した回転子鉄心を有し、この回転子鉄心中に永久磁石を
挿入・固定した永久磁石形モータの永久磁石回転子に係
り、特に固定子巻線電流によって生じた磁束のうち、回
転駆動力に寄与しない回転子鉄心を通る磁束の割合を減
少させるスリットを設けた永久磁石回転子に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁極の磁束を集中させて回転数
の制御を容易した永久磁石回転子が使用されている。こ
の永久磁石回転子は、ケイ素鋼板を円柱状に積層して回
転子鉄心を形成し、この回転子鉄心中に永久磁石片を複
数挿入したものである。このように鉄心中に永久磁石片
を挿入することにより、永久磁石の端部との距離が短い
回転子外周面に磁束が集中し、回転数の制御が容易にな
る。
の制御を容易した永久磁石回転子が使用されている。こ
の永久磁石回転子は、ケイ素鋼板を円柱状に積層して回
転子鉄心を形成し、この回転子鉄心中に永久磁石片を複
数挿入したものである。このように鉄心中に永久磁石片
を挿入することにより、永久磁石の端部との距離が短い
回転子外周面に磁束が集中し、回転数の制御が容易にな
る。
【0003】このタイプの永久磁石回転子は、固定子巻
線電流によって磁束を発生し、その磁束を永久磁石の磁
極に作用させて大きな駆動力を発生させる。しかし、固
定子巻線電流によって生じた磁束の一部は、回転子鉄心
(鋼板部分)を通過して永久磁石の磁極部の吸引・反発
に寄与せず、磁束の利用効率を低下させる。この磁束の
利用効率改良のために従来から種々の提案がされてい
た。
線電流によって磁束を発生し、その磁束を永久磁石の磁
極に作用させて大きな駆動力を発生させる。しかし、固
定子巻線電流によって生じた磁束の一部は、回転子鉄心
(鋼板部分)を通過して永久磁石の磁極部の吸引・反発
に寄与せず、磁束の利用効率を低下させる。この磁束の
利用効率改良のために従来から種々の提案がされてい
た。
【0004】本願出願人は、上記永久磁石回転子の磁束
効率を高めるため、回転子鉄心に逆円弧状の永久磁石片
を挿着し、永久磁石の外側の鉄心外ヨーク部分に半径方
向に長い開口形状のスリットを設けた永久磁石回転子
を、先に提案した。
効率を高めるため、回転子鉄心に逆円弧状の永久磁石片
を挿着し、永久磁石の外側の鉄心外ヨーク部分に半径方
向に長い開口形状のスリットを設けた永久磁石回転子
を、先に提案した。
【0005】図6は、本願出願人が提案した永久磁石回
転子を有する永久磁石形モータの横断面を示している。
図6において、永久磁石回転子20は、円形のケイ素鋼
板を積層した回転子鉄心21を有し、この回転子鉄心2
1に横断面円弧状の4個の永久磁石22を回転中心Oに
対して凸となるように、かつ、回転軸に平行に配設して
いる。
転子を有する永久磁石形モータの横断面を示している。
図6において、永久磁石回転子20は、円形のケイ素鋼
板を積層した回転子鉄心21を有し、この回転子鉄心2
1に横断面円弧状の4個の永久磁石22を回転中心Oに
対して凸となるように、かつ、回転軸に平行に配設して
いる。
【0006】各永久磁石22の半径方向外側の鉄心外ヨ
ーク23には、それぞれ1つの半径方向に長い細長い開
口形状のスリット24が打ち抜かれている。
ーク23には、それぞれ1つの半径方向に長い細長い開
口形状のスリット24が打ち抜かれている。
【0007】永久磁石回転子20の外側には、固定子が
設けられて、固定子の磁極24は永久磁石回転子20の
外周面とわずかの間隙を開けて配置されている。
設けられて、固定子の磁極24は永久磁石回転子20の
外周面とわずかの間隙を開けて配置されている。
【0008】この永久磁石回転子によれば、スリット2
4がない場合にこの部分を通過する固定子巻線25によ
る磁束φは、スリット24によって通過を阻止される。
スリット24によって通過を阻止された磁束は、一部ス
リット24の外周側桟26と内周側桟27を通過する
が、大部分は永久磁石24の磁極を通過し、永久磁石回
転子20の回転に寄与するようになる。
4がない場合にこの部分を通過する固定子巻線25によ
る磁束φは、スリット24によって通過を阻止される。
スリット24によって通過を阻止された磁束は、一部ス
リット24の外周側桟26と内周側桟27を通過する
が、大部分は永久磁石24の磁極を通過し、永久磁石回
転子20の回転に寄与するようになる。
【0009】これにより、固定子巻線25によって生じ
た磁束の利用効率が向上させ、高効率の永久磁石形モー
タを得ることができた。
た磁束の利用効率が向上させ、高効率の永久磁石形モー
タを得ることができた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記出願人が
提案した永久磁石回転子は、永久磁石回転子の寸法精
度、製造性等については未解決の部分があった。
提案した永久磁石回転子は、永久磁石回転子の寸法精
度、製造性等については未解決の部分があった。
【0011】すなわち、先に提案した永久磁石回転子で
は、スリットの形状や半径方向の抜き位置が未定であっ
たため、スリットの半径方向外端部を可能な限り回転子
鉄心の外周面に近づけようとする傾向があった。すなわ
ち、スリットを打ち抜いた鉄心外ヨークの残りの桟幅の
うち、外側の桟幅を可能な限り小さくする傾向があっ
た。
は、スリットの形状や半径方向の抜き位置が未定であっ
たため、スリットの半径方向外端部を可能な限り回転子
鉄心の外周面に近づけようとする傾向があった。すなわ
ち、スリットを打ち抜いた鉄心外ヨークの残りの桟幅の
うち、外側の桟幅を可能な限り小さくする傾向があっ
た。
【0012】これは、スリットの外側の桟幅が、通過す
る磁束の数にほぼ比例し、外側桟幅が小さいほど回転子
鉄心を通過する磁束の数が少なくなり、磁束の利用効率
が高くなるからであった。
る磁束の数にほぼ比例し、外側桟幅が小さいほど回転子
鉄心を通過する磁束の数が少なくなり、磁束の利用効率
が高くなるからであった。
【0013】しかし、回転子鉄心の外周に接近してスリ
ットを打ち抜いた場合、スリットを打ち抜くためのプレ
ス力によって回転子鉄心の外周面の一部が膨出すること
があった。
ットを打ち抜いた場合、スリットを打ち抜くためのプレ
ス力によって回転子鉄心の外周面の一部が膨出すること
があった。
【0014】回転子鉄心の外周面と固定子の内周面間の
間隙は、モータの出力を向上させるために、一般的に可
能な限る小さくしている。このため、前記回転子鉄心の
外周面に膨出部がある場合、不良品が発生したり、膨出
部を考慮した結果、回転子鉄心の外周面と固定子の内周
面間の間隙を広く設定して、かえってモータの効率を低
下させる原因となった。
間隙は、モータの出力を向上させるために、一般的に可
能な限る小さくしている。このため、前記回転子鉄心の
外周面に膨出部がある場合、不良品が発生したり、膨出
部を考慮した結果、回転子鉄心の外周面と固定子の内周
面間の間隙を広く設定して、かえってモータの効率を低
下させる原因となった。
【0015】また、スリットの外側の桟幅が強度上必要
以上に狭くなっている場合は、永久磁石回転子の高速回
転時の遠心力によって回転子鉄心の一部が破損する可能
性があった。
以上に狭くなっている場合は、永久磁石回転子の高速回
転時の遠心力によって回転子鉄心の一部が破損する可能
性があった。
【0016】そこで、本願発明が解決しようとする課題
は、上記従来技術を鑑み、磁束利用効率を向上させ、か
つ高寸法精度・高信頼性の永久磁石回転子を提供するこ
とにある。
は、上記従来技術を鑑み、磁束利用効率を向上させ、か
つ高寸法精度・高信頼性の永久磁石回転子を提供するこ
とにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願請求項1に係る永久磁石回転子は、鋼板を全体
として柱状に積層した回転子鉄心に、横断面円弧状の永
久磁石を回転軸に対して凸となる向きに回転軸と平行に
複数個配設し、各永久磁石の外側の鉄心外ヨーク部分に
磁束の通過を阻むスリットを設けた永久磁石回転子にお
いて、前記スリットを打ち抜いた前記鉄心外ヨークの残
りの桟幅のうち、外周側桟幅W1 が鋼板の板厚tとほほ
等しい寸法となり、かつ、外周側桟幅W1 と内周側桟幅
W2 の関係がW1 >W2 となるように、前記スリットの
大きさ及び打抜き位置を調整したことを特徴とするもの
である。
に、本願請求項1に係る永久磁石回転子は、鋼板を全体
として柱状に積層した回転子鉄心に、横断面円弧状の永
久磁石を回転軸に対して凸となる向きに回転軸と平行に
複数個配設し、各永久磁石の外側の鉄心外ヨーク部分に
磁束の通過を阻むスリットを設けた永久磁石回転子にお
いて、前記スリットを打ち抜いた前記鉄心外ヨークの残
りの桟幅のうち、外周側桟幅W1 が鋼板の板厚tとほほ
等しい寸法となり、かつ、外周側桟幅W1 と内周側桟幅
W2 の関係がW1 >W2 となるように、前記スリットの
大きさ及び打抜き位置を調整したことを特徴とするもの
である。
【0018】上記請求項1の永久磁石回転子によれば、
外周側桟幅W1 を鋼板の板厚tとほぼ等しくしているの
で、十分な強度を有し、スリットの打ち抜きのプレスの
力によって回転子鉄心の外周面が膨出することを防止す
ることができる。
外周側桟幅W1 を鋼板の板厚tとほぼ等しくしているの
で、十分な強度を有し、スリットの打ち抜きのプレスの
力によって回転子鉄心の外周面が膨出することを防止す
ることができる。
【0019】また、外周側桟を通過する磁束の数を制限
でき、これによって固定子巻線によって生じた磁束の利
用効率を向上させることができる。
でき、これによって固定子巻線によって生じた磁束の利
用効率を向上させることができる。
【0020】さらに、内周側桟幅W2 <外周側桟幅W1
としてので、内周側桟幅W2 はプレスによって永久磁石
挿入用の孔の内方に膨出し、この膨出部は永久磁石の挿
入を容易にするとともに、挿入後の永久磁石と係合して
その脱落を防止することができる。
としてので、内周側桟幅W2 はプレスによって永久磁石
挿入用の孔の内方に膨出し、この膨出部は永久磁石の挿
入を容易にするとともに、挿入後の永久磁石と係合して
その脱落を防止することができる。
【0021】本願請求項2に係る永久磁石回転子は、上
記請求項1の永久磁石回転子において、前記スリットの
周方向両側に前記回転子鉄心の鋼板を結合するカシメ突
起を設けたことを特徴とするものである。
記請求項1の永久磁石回転子において、前記スリットの
周方向両側に前記回転子鉄心の鋼板を結合するカシメ突
起を設けたことを特徴とするものである。
【0022】上記請求項2の永久磁石回転子によれば、
スリットの周方向両側に設けたカシメ突起は、鋼板同士
を結合させると共に、スリットの両側にあって外周側桟
を補強し、外周側桟の膨出を防止することができる。
スリットの周方向両側に設けたカシメ突起は、鋼板同士
を結合させると共に、スリットの両側にあって外周側桟
を補強し、外周側桟の膨出を防止することができる。
【0023】本願請求項3に係る永久磁石回転子は、上
記請求項2に係る永久磁石回転子において、前記カシメ
突起は、結合するために隣接する鋼板に一部圧入される
剪断力作用面を有し、この剪断力作用面は回転子の回転
中心を通る半径方向直線とほぼ90゜の角度をなすこと
を特徴とするものである。
記請求項2に係る永久磁石回転子において、前記カシメ
突起は、結合するために隣接する鋼板に一部圧入される
剪断力作用面を有し、この剪断力作用面は回転子の回転
中心を通る半径方向直線とほぼ90゜の角度をなすこと
を特徴とするものである。
【0024】上記請求項3の永久磁石回転子によれば、
カシメ突起の剪断力作用面が回転子の回転中心を通る半
径方向直線とほぼ90゜の角度をなしている。剪断力作
用面は、鋼板の厚さ方向に段差を形成し、これによっ
て、磁束の通過を困難にすることができる。すなわち、
本永久磁石回転子によれば、鉄心外ヨークを通過する磁
束を横断する形に剪断力作用面が配設され、これによっ
て、この部分を通過する多くの磁束を阻止し、磁束の利
用効率を向上させることができる。
カシメ突起の剪断力作用面が回転子の回転中心を通る半
径方向直線とほぼ90゜の角度をなしている。剪断力作
用面は、鋼板の厚さ方向に段差を形成し、これによっ
て、磁束の通過を困難にすることができる。すなわち、
本永久磁石回転子によれば、鉄心外ヨークを通過する磁
束を横断する形に剪断力作用面が配設され、これによっ
て、この部分を通過する多くの磁束を阻止し、磁束の利
用効率を向上させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
願書に添付した図面を用いて以下に説明する。図1は、
本発明による永久磁石回転子の一実施態様を示してい
る。このうち、図1(b)は永久磁石回転子の全体、図
1(a)は、永久磁石回転子の回転軸と直交する横断面
を示している。
願書に添付した図面を用いて以下に説明する。図1は、
本発明による永久磁石回転子の一実施態様を示してい
る。このうち、図1(b)は永久磁石回転子の全体、図
1(a)は、永久磁石回転子の回転軸と直交する横断面
を示している。
【0026】本実施態様の永久磁石回転子1は、円形の
ケイ素鋼板2を多数積層した円柱状の回転子鉄心3に、
横断面円弧状の4つの永久磁石4を挿入・固定したもの
である。
ケイ素鋼板2を多数積層した円柱状の回転子鉄心3に、
横断面円弧状の4つの永久磁石4を挿入・固定したもの
である。
【0027】ケイ素鋼板2は、ケイ素鋼板をプレスによ
り、外形、永久磁石挿入用孔5、磁束の通過を阻止する
スリット6、回転軸用孔7、通しボルト用孔8、永久磁
石係止用孔9を打ち抜き、同時に、カシメ突起10によ
って型内で順次積層されて、回転子鉄心3を形成する。
り、外形、永久磁石挿入用孔5、磁束の通過を阻止する
スリット6、回転軸用孔7、通しボルト用孔8、永久磁
石係止用孔9を打ち抜き、同時に、カシメ突起10によ
って型内で順次積層されて、回転子鉄心3を形成する。
【0028】永久磁石4は、永久磁石挿入用孔5と整合
する円弧状の横断面を有し、回転子鉄心3の永久磁石挿
入用孔5に回転軸とほぼ平行に軽圧入される。この際、
永久磁石係止用孔9の外側部分は永久磁石を弾力的に係
止することができる。
する円弧状の横断面を有し、回転子鉄心3の永久磁石挿
入用孔5に回転軸とほぼ平行に軽圧入される。この際、
永久磁石係止用孔9の外側部分は永久磁石を弾力的に係
止することができる。
【0029】回転子鉄心3に永久磁石4を挿着した後
は、図示しない端板によって回転子鉄心3の両端面を覆
い、さらに通しボルトによってこれらを一体に緊結して
永久磁石回転子1が完成する。
は、図示しない端板によって回転子鉄心3の両端面を覆
い、さらに通しボルトによってこれらを一体に緊結して
永久磁石回転子1が完成する。
【0030】図2は、スリット6周辺の構成を拡大して
示している。本実施形態のスリット6は、永久磁石4の
半径方向外側の鋼板部分(この部分を鉄心外ヨーク11
という)に打ち抜かれ、永久磁石回転子1の半径方向に
長い細長い開口形状を有している。
示している。本実施形態のスリット6は、永久磁石4の
半径方向外側の鋼板部分(この部分を鉄心外ヨーク11
という)に打ち抜かれ、永久磁石回転子1の半径方向に
長い細長い開口形状を有している。
【0031】スリット6を打ち抜いた鉄心外ヨーク11
の残りの桟幅のうち、外周側桟幅W1 は、ケイ素鋼板の
板厚tとほほ等しい寸法を有し、かつ、外周側桟幅W1
と内周側桟幅W2 は、W1 >W2 の関係を有している。
の残りの桟幅のうち、外周側桟幅W1 は、ケイ素鋼板の
板厚tとほほ等しい寸法を有し、かつ、外周側桟幅W1
と内周側桟幅W2 は、W1 >W2 の関係を有している。
【0032】また、カシメ突起10は、図3に示すよう
に、結合するために隣接するケイ素鋼板に一部圧入され
る剪断力作用面12を有し、この剪断力作用面12は図
2に示すように、回転子の回転中心Oを通る半径方向の
直線X−X’とほぼ90゜の角度をなしている。
に、結合するために隣接するケイ素鋼板に一部圧入され
る剪断力作用面12を有し、この剪断力作用面12は図
2に示すように、回転子の回転中心Oを通る半径方向の
直線X−X’とほぼ90゜の角度をなしている。
【0033】次に上記構成の永久磁石回転子1の作用に
ついて図4を用いて以下に説明する。本実施形態の永久
磁石回転子1のように、スリット6の外周側桟幅W1
を、ケイ素鋼板の板厚tとほほ等しい寸法とし、かつ、
外周側桟幅W1 >内周側桟幅W2 とすることにより、外
周側桟幅部分は十分な強度を有し、回転子鉄心3の外周
面に膨出部を形成することがない。本実施形態では、さ
らにスリット6の周方向両側にカシメ突起10を設けて
いるので、カシメ突起10が外周側桟幅部分を補強し、
回転子鉄心3の外周面が膨出することを防止することが
できる。
ついて図4を用いて以下に説明する。本実施形態の永久
磁石回転子1のように、スリット6の外周側桟幅W1
を、ケイ素鋼板の板厚tとほほ等しい寸法とし、かつ、
外周側桟幅W1 >内周側桟幅W2 とすることにより、外
周側桟幅部分は十分な強度を有し、回転子鉄心3の外周
面に膨出部を形成することがない。本実施形態では、さ
らにスリット6の周方向両側にカシメ突起10を設けて
いるので、カシメ突起10が外周側桟幅部分を補強し、
回転子鉄心3の外周面が膨出することを防止することが
できる。
【0034】これにより、永久磁石回転子1の寸法精度
が向上し、固定子側磁極14と回転子鉄心3外周面の間
隙を可能な限り最小になり、これによって高効率の永久
磁石形モータを構成することができる。
が向上し、固定子側磁極14と回転子鉄心3外周面の間
隙を可能な限り最小になり、これによって高効率の永久
磁石形モータを構成することができる。
【0035】また、外周側桟幅W1 をほぼ板厚tと等し
くすることにより、この部分を通過する磁束を所定数以
下に抑えることができる。これは、外周側桟幅はt×t
の断面積のみを有しているので、一定数の磁束が通過し
た後は磁束の飽和状態になり、それ以上に磁束が通過す
ることがないからである。
くすることにより、この部分を通過する磁束を所定数以
下に抑えることができる。これは、外周側桟幅はt×t
の断面積のみを有しているので、一定数の磁束が通過し
た後は磁束の飽和状態になり、それ以上に磁束が通過す
ることがないからである。
【0036】また、内周側桟幅W2 は、外周側桟幅W1
より狭い幅を有しているので、スリット6を打ち抜くプ
レスの力によって図4に示すように永久磁石挿入用孔5
の内方に突出する膨出部13を形成することができる。
この膨出部13は、永久磁石4の挿入を容易にすると共
に、挿入された永久磁石4の外側の面と係合し、永久磁
石4の脱落を防止することができる。
より狭い幅を有しているので、スリット6を打ち抜くプ
レスの力によって図4に示すように永久磁石挿入用孔5
の内方に突出する膨出部13を形成することができる。
この膨出部13は、永久磁石4の挿入を容易にすると共
に、挿入された永久磁石4の外側の面と係合し、永久磁
石4の脱落を防止することができる。
【0037】さらに、上記構成を有する永久磁石回転子
1は、鉄心外ヨーク11を通過する磁束を制限すること
ができる。すなわち、図4に点線で示す磁束は、本願発
明によるスリット6やカシメ突起10がなければ、鉄心
外ヨーク11をそのまま通過し、固定子巻線電流によっ
て生じた磁束の利用効率を低下させる。
1は、鉄心外ヨーク11を通過する磁束を制限すること
ができる。すなわち、図4に点線で示す磁束は、本願発
明によるスリット6やカシメ突起10がなければ、鉄心
外ヨーク11をそのまま通過し、固定子巻線電流によっ
て生じた磁束の利用効率を低下させる。
【0038】しかし、図4に示すように、外周側桟幅W
1 を通過する磁束φ1 は、外周側桟幅W1 の断面積が限
られているので、所定数以上には通過することができな
い。また、スリット6を打ち抜いた部分を通過する磁束
φ2 は、スリット6によって通過が阻まれる。さらに、
カシメ突起10を設けた部分を通過する磁束φ3 は、カ
シメ突起10の剪断力作用面12によって通過が阻まれ
る。
1 を通過する磁束φ1 は、外周側桟幅W1 の断面積が限
られているので、所定数以上には通過することができな
い。また、スリット6を打ち抜いた部分を通過する磁束
φ2 は、スリット6によって通過が阻まれる。さらに、
カシメ突起10を設けた部分を通過する磁束φ3 は、カ
シメ突起10の剪断力作用面12によって通過が阻まれ
る。
【0039】これらの通過ができない磁束は多少湾曲し
ながら、結局永久磁石4の磁極を通過するようになる。
これにより、永久磁石4に力を作用させることができ、
磁束の利用効率を向上させることができる。
ながら、結局永久磁石4の磁極を通過するようになる。
これにより、永久磁石4に力を作用させることができ、
磁束の利用効率を向上させることができる。
【0040】上述実施形態では、1つの鉄心外ヨークに
つき、半径方向に長い細長い開口形状のスリットを1つ
設けた永久磁石回転子について説明したが、本発明は上
記形状のスリットに限られない。
つき、半径方向に長い細長い開口形状のスリットを1つ
設けた永久磁石回転子について説明したが、本発明は上
記形状のスリットに限られない。
【0041】図5にすでに説明した実施形態の永久磁石
回転子と、種々の開口形状のスリットを有する永久磁石
回転子とを比較して示す。なお、同一部分については同
一の符号を付して示す。
回転子と、種々の開口形状のスリットを有する永久磁石
回転子とを比較して示す。なお、同一部分については同
一の符号を付して示す。
【0042】図5(a)は、すでに説明した永久磁石回
転子であって、半径方向に長い細長い開口形状のスリッ
ト6を1つ有して場合である。これに対して図5(b)
は、1つの鉄心外ヨーク11に半径方向に長い細長い開
口形状のスリット15を3つ設けた場合を示している。
次に、図5(c)は、半径方向に拡開するスリット16
を1つ設けた場合を示している。次に、図5(d)は、
回転中心Oに向かって放射状に広がる3つのスリット1
7を設けた場合を示している。さらに、図5(e)は、
T字状のスリット18を1つ設けた場合を示している。
最後に図5(f)は、両カシメ突起10の内側に回転中
心Oに向かって放射状に広がるスリット19を一対設け
た場合を示している。
転子であって、半径方向に長い細長い開口形状のスリッ
ト6を1つ有して場合である。これに対して図5(b)
は、1つの鉄心外ヨーク11に半径方向に長い細長い開
口形状のスリット15を3つ設けた場合を示している。
次に、図5(c)は、半径方向に拡開するスリット16
を1つ設けた場合を示している。次に、図5(d)は、
回転中心Oに向かって放射状に広がる3つのスリット1
7を設けた場合を示している。さらに、図5(e)は、
T字状のスリット18を1つ設けた場合を示している。
最後に図5(f)は、両カシメ突起10の内側に回転中
心Oに向かって放射状に広がるスリット19を一対設け
た場合を示している。
【0043】上記いずれの場合も、外周側桟幅W1 と内
周側桟幅W2 は、W1 が鋼板の板厚とほぼ等しいとした
ときに、W1 >W2 の関係を満たし、鉄心外ヨーク11
を通過する磁束の数を制限する作用・効果は変わらな
い。
周側桟幅W2 は、W1 が鋼板の板厚とほぼ等しいとした
ときに、W1 >W2 の関係を満たし、鉄心外ヨーク11
を通過する磁束の数を制限する作用・効果は変わらな
い。
【0044】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本願請求
項1による永久磁石回転子によれば、外周側桟幅W1 と
内周側桟幅W2 の関係を、W1 が鋼板の板厚tとほぼ等
しいとしたときに、外周側桟幅W1 >内周側桟幅W2 と
したので、外周側桟部分の構造上の強度が増大し、スリ
ット打抜きによる永久磁石回転子外周面の膨出を防止す
ることができると共に、内周側桟部分に永久磁石を係止
する膨出部を形成することができる。
項1による永久磁石回転子によれば、外周側桟幅W1 と
内周側桟幅W2 の関係を、W1 が鋼板の板厚tとほぼ等
しいとしたときに、外周側桟幅W1 >内周側桟幅W2 と
したので、外周側桟部分の構造上の強度が増大し、スリ
ット打抜きによる永久磁石回転子外周面の膨出を防止す
ることができると共に、内周側桟部分に永久磁石を係止
する膨出部を形成することができる。
【0045】また、本願出願人が先に提案した永久磁石
回転子同様、スリットと、幅の狭い外周側桟と、内周側
桟とにより、鉄心外ヨークを通過する磁束を阻止でき、
固定子巻線電流によって生じた磁束の利用効率を向上さ
せることができる。
回転子同様、スリットと、幅の狭い外周側桟と、内周側
桟とにより、鉄心外ヨークを通過する磁束を阻止でき、
固定子巻線電流によって生じた磁束の利用効率を向上さ
せることができる。
【0046】以上により、高寸法精度、高製造性、高効
率の永久磁石回転子を得ることができる。
率の永久磁石回転子を得ることができる。
【0047】本願請求項2の永久磁石回転子によれば、
上記請求項1の永久磁石回転子において、スリットの周
方向両側にカシメ突起を設けているので、外周側桟部分
が半径方向外側に膨出することを確実に防止でき、本願
発明の永久磁石回転子を高い信頼性の下に得ることがで
きる。
上記請求項1の永久磁石回転子において、スリットの周
方向両側にカシメ突起を設けているので、外周側桟部分
が半径方向外側に膨出することを確実に防止でき、本願
発明の永久磁石回転子を高い信頼性の下に得ることがで
きる。
【0048】本願請求項3の永久磁石回転子によれば、
上記請求項2の永久磁石回転子において、カシメ突起の
剪断力作用面を回転中心を通る半径方向直線とほぼ90
゜の角度をなすように設けているので、磁束の通過を剪
断力作用面によって阻止し、さらに磁束の利用効率の向
上を図ることができる。
上記請求項2の永久磁石回転子において、カシメ突起の
剪断力作用面を回転中心を通る半径方向直線とほぼ90
゜の角度をなすように設けているので、磁束の通過を剪
断力作用面によって阻止し、さらに磁束の利用効率の向
上を図ることができる。
【図1】本発明による永久磁石回転子の全体と横断面を
示した図。
示した図。
【図2】本発明による永久磁石回転子の鉄心外ヨーク部
分を拡大して示した図。
分を拡大して示した図。
【図3】本発明による永久磁石回転子のカシメ突起の半
径方向の縦断面図。
径方向の縦断面図。
【図4】本発明による永久磁石回転子の作用と効果を説
明した図。
明した図。
【図5】種々の開口形状のスリットを有する永久磁石回
転子を例示した横断面図。
転子を例示した横断面図。
【図6】本願出願人が先に提案した永久磁石回転子を有
する永久磁石形モータの横断面図。
する永久磁石形モータの横断面図。
【符号の説明】 1 永久磁石回転子 2 ケイ素鋼板 3 回転子鉄心 4 永久磁石 6 スリット 10 カシメ突起 11 鉄心外ヨーク 12 剪断力作用面 13 膨出部
Claims (3)
- 【請求項1】鋼板を全体として柱状に積層した回転子鉄
心に、横断面円弧状の永久磁石を回転軸に対して凸とな
る向きに回転軸と平行に複数個配設し、各永久磁石の外
側の鉄心外ヨーク部分に磁束の通過を阻むスリットを設
けた永久磁石回転子において、 前記スリットを打ち抜いた前記鉄心外ヨークの残りの桟
幅のうち、外周側桟幅W1 が鋼板の板厚tとほほ等しい
寸法となり、かつ、外周側桟幅W1 と内周側桟幅W2 の
関係がW1 >W2 となるように、前記スリットの大きさ
及び打抜き位置を調整したことを特徴とする永久磁石回
転子。 - 【請求項2】前記スリットの周方向両側に前記回転子鉄
心の鋼板を結合するカシメ突起を設けたことを特徴とす
る請求項1に記載の永久磁石回転子。 - 【請求項3】前記カシメ突起は、結合するために隣接す
る鋼板に一部圧入される剪断力作用面を有し、この剪断
力作用面は回転子の回転中心を通る半径方向直線とほぼ
90゜の角度をなすことを特徴とする請求項2に記載の
永久磁石回転子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7313034A JPH09163647A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 永久磁石回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7313034A JPH09163647A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 永久磁石回転子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09163647A true JPH09163647A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18036420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7313034A Pending JPH09163647A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 永久磁石回転子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09163647A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US6657350B2 (en) | 2001-04-05 | 2003-12-02 | Hitachi, Ltd. | Permanent magnet type rotating electrical machine, and power generation system and drive system using it |
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-
1995
- 1995-11-30 JP JP7313034A patent/JPH09163647A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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