JPH09163335A - 多地点会議制御装置 - Google Patents

多地点会議制御装置

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JPH09163335A
JPH09163335A JP7339922A JP33992295A JPH09163335A JP H09163335 A JPH09163335 A JP H09163335A JP 7339922 A JP7339922 A JP 7339922A JP 33992295 A JP33992295 A JP 33992295A JP H09163335 A JPH09163335 A JP H09163335A
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video
video conference
speaker
conference terminal
terminal
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JP7339922A
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Inventor
Seiji Nagao
征司 長尾
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 話者が存在していないのに以前の話者の映像
が長時間にわたってテレビ会議端末に映しだされるよう
な不自然さを解消できる多地点会議制御装置を提供する
提供する。 【解決手段】 網I/F31A〜31Dを介して入出力
される信号を多重分離する多重分離部34A〜34D
と、分離された音声データを処理するオーディオ処理ユ
ニット35と、分離された映像データを処理するビデオ
処理ユニット36と、前記音声データに基づき、話者の
いる端末を検出する話者検出回路と、その出力に基づ
き、話者のいる端末の映像を網I/Fに接続された他の
端末に送出する一方、話者無し状態が所定時間継続する
と、所定の画像を各網I/Fに接続された端末に送出す
るシステム制御処理ユニットとを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のテレビ会議
端末を通信回線経由で接続して、相互に映像や音声のや
りとりを行うテレビ会議システムに係わり、特に多地点
テレビ会議を制御する多地点会議制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ISDN(Integrated Services Digita
l Network;サービス総合デジタル網)の整備と共に、
音声、動画像といったメディアを用いてリアルタイムで
通信を行うテレビ会議システムが市場にでている。これ
は、遠隔地にいながら相手と動画像及び音声のやりとり
を行い、図7の構成で会議を行うものである。
【0003】図7の各テレビ会議端末A,Bの構成を説
明する。11はメインカメラであり、自分側の映像を撮
影する。通常、テレビ会議端末のカメラ11は、ズーム
やパン,チルト等の操作を操作卓16から行うことがで
きる。12はモニタテレビで、メインカメラ11で撮っ
た映像や受信した相手映像、あるいはカーソルを含む各
種グラフィックスの表示やカラー静止画等の表示を行
う。13はシステム本体であり、各種周辺機器を制御し
ている。
【0004】14はマイクであり、自分側の音声を集音
し、ISDN網1を介して相手テレビ会議端末に送信す
る。15はスピーカで、ISDN網1を介し受信した音
声信号がシステム本体13によりアナログ信号に変換さ
れ、スピーカ15より音(音声)として聞くことが可能
である。16は操作卓である。この操作卓16では、上
述したカメラ制御の他に、テレビ会議として発信する為
に電話番号を入力したり、モニタテレビ12の状態の変
更をおこなったり、カラー静止画のファイリング操作を
おこなったりする。このような構成により、円滑に会議
が進行できるように構成されている。
【0005】一方、テレビ会議端末を複数台接続して多
地点の接続を行い、多地点でのテレビ会議環境を提供す
る為に、3カ所以上のテレビ会議端末が会議呼のなかで
相互接続できるような複数ポートを有するMCUと呼ば
れる多地点会議制御装置が開発され市場にでてきた(特
開平6−217303号公報、特開平6−303519
号公報、特開平7−46562号公報、特開平7−66
876号公報等参照)。
【0006】図8は、テレビ会議端末を多地点接続した
場合の接続形態図であり、一例として、会議端末A、会
議端末B、会議端末C、会議端末Dの4つの会議端末に
より多地点会議をおこなう場合の接続形態である。会議
端末Aは、ISDN網1を介して多地点会議制御装置3
0に接続し、同様に、会議端末Bは、ISDN網1を介
して多地点会議制御装置30に接続し、会議端末Cも、
ISDN網1を介して多地点会議制御装置30に接続
し、会議端末DもISDN網1を介して多地点会議制御
装置30に接続する。
【0007】通常、多地点会議制御装置30には、オー
ディオ処理ユニットと、ビデオ処理ユニットが備えられ
ており、オーディオ処理ユニットは、オーデイオミキシ
ング、あるいはスイツチングの処理を行う。現在一般的
なのは、オーデイオミキシングで全ての端末の信号の和
を送信することになる。
【0008】一方、ビデオ処理ユニットでは、ビデオの
合成、あるいはビデオの切換(スイツチング)の処理を
行っている。ビデオの合成機能は、複雑な機能となりコ
ストアップになるので、ビデオ切換を採用している多地
点会議制御装置の方が一般的である。ビデオ切換に関し
ては、現話者のいる端末(音声が最大値を示す端末)が
前話者の画像を受信している一方で、他の全ての端末は
現話者の画像を受信するように、ビデオ信号の選択が自
動的の行われる。この時、現話者が長時間にわたって存
在しない場合、全ての端末は、以前の話者の映像をずっ
と受信することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
においては、現話者が長時間にわたって存在しない場
合、全てのテレビ会議端末は、現話者でなく、以前の話
者の映像をずっと受信することになるが、現話者が存在
していないのに以前の話者の映像が長時間にあたってテ
レビ会議端末に映し出されるのは、いかにも不自然であ
った。
【0010】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、現話者が存在していな
いのに以前の話者の映像が長時間にわたってテレビ会議
端末に映し出されるような不自然さを解消できる多地点
会議制御装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的と達成するた
め、本願の請求項1に記載の発明は、通信回線を介して
テレビ会議端末が接続される複数の接続手段と、前記各
接続手段を介して入出力される信号を多重分離する複数
の多重分離手段と、前記各多重分離手段により分離され
た音声データを処理する音声処理手段と、前記各多重分
離手段により分離された映像データを処理する映像処理
手段と、前記音声データに基づき、話者のいるテレビ会
議端末を検出する話者検出手段と、前記話者検出手段の
出力に基づき、話者のいるテレビ会議端末の映像を接続
手段に接続された他のテレビ会議端末に送出する一方、
話者無し状態が所定時間継続すると、所定の画像を各接
続手段に接続されたテレビ会議端末に送出する制御手段
とを備えたものである。
【0012】そして、請求項2に記載の発明は、前記請
求項1に記載の多地点会議制御装置において、前記制御
手段は、話者無し状態が所定時間継続すると、予め登録
してある動画像を各接続手段に接続されたテレビ会議端
末に送出するようにしたものである。
【0013】また、請求項3に記載の発明は、同じく前
記請求項1に記載の多地点会議制御装置において、前記
制御手段は、話者無し状態が所定時間継続すると、予め
登録してある静止画像を各接続手段に接続されたテレビ
会議端末に送出するようにしたものである。
【0014】一方、請求項4に記載の発明は、請求項1
に記載の多地点会議制御装置において、前記制御手段
は、話者無し状態が所定時間継続すると、予め指定され
た接続手段に接続されたテレビ会議端末の映像を他の接
続手段に接続されたテレビ会議端末に送出するようにし
たものである。
【0015】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
に記載の多地点会議制御装置において、前記制御手段
は、話者無し状態が所定時間継続すると、最初に接続し
てきたテレビ会議端末の映像を他の接続手段に接続され
たテレビ会議端末に送出するようにしたものである。
【0016】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
に記載の多地点会議制御装置において、前記制御手段
は、話者無し状態が所定時間継続すると、各接続手段に
接続されたテレビ会議端末の映像を所定間隔で切り替え
ながら各接続手段に接続された他のテレビ会議端末に送
出するようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本願の各発明の実施形態を
図面を参照して説明する。
【0018】図1は、本願の各発明の実施形態に係る多
地点会議制御装置の構成を示すブロック図である。同図
において、前記図8と同一符号は同一又は相当部分を示
している。
【0019】本実施形態の多地点会議制御装置30に
は、図7,図8に示した構成のテレビ会議端末がISD
N網1を介して接続されることとなる。一例として、こ
の多地点会議制御装置30は、4つの会議端末をサポー
トするために4つの網インタフェース(I/F)31A
〜31Dを有している。各網インタフェース31A〜3
1Dは、ITU−T(旧CCITT)勧告I.430等
の機能を有する。それぞれの網インタフェース31A〜
31Dには、呼制御を行う為の呼制御処理ユニット32
A〜32Dが接続されており、主に呼制御をITU−T
勧告Q.931に従って行い、網のアウトチャネル(D
チャネル)部を制御する。この呼制御処理ユニット32
A〜32Dは、それぞれシステム全体の制御を行うシス
テム制御処理ユニット33に接続され、制御されてい
る。
【0020】システム制御処理ユニット33には、シス
テム全体を制御するCPU及びそのソフトウエアが格納
されたメモリ等が搭載されている。ISDN網1から受
信する信号は、通常2Bチャネル(2×64Kbit/
s)+Dチャネルの信号であるが、Dチヤネル(アウト
チヤネル)は、上述した呼制御処理ユニット32A〜3
2Dへ、2Bチャネル(インチャネル)は、多重・分離
部34A〜34Dに送出される。インチャネル内部には
音声、映像等の信号が含まれる。
【0021】端末Aより受信した音声データ、映像デー
タ、その他のデータは、多重・分離部34AによりIT
U−T勧告H.221に従って分離される。分離された
音声データはオーディオ処理ユニット35へ、また、分
離された映像データはビデオ処理ユニット36へ、その
他のデータはデータ処理ユニット37へそれぞれ転送さ
れる。同様に端末Bより受信した音声データ、映像デー
タ、その他のデータは、多重・分離部34Bにより分離
され、それぞれのメディアデータは、それぞれの処理ユ
ニット35〜37に転送される。また、同様に端末Cか
らのデータは多重・分離部34Cを介して、端末Dから
のデータは多重・分離部34Dを介して、それぞれの処
理ユニット35〜37に分離転送される。
【0022】オーディオ処理ユニット35では、受信し
た端末A、B、C、Dの音声をミキシングして、ミキシ
ングした音声をそれぞれの多重・分離部34A〜34D
に送り返す。ビデオ処理ユニット36では、映像をスイ
ッチングして特定の映像を多重・分離部34A〜34D
に送り返す。それぞれの多重・分離部34A〜34Dで
は、各ユニットから受信したデータを多重して、網イン
タフェース31A〜31Dを介してそれぞれの端末A〜
Dに送り返す。
【0023】音声データは、ITU−T勧告に従った
G.711、G.722、G.728等の符号化方式に
従っており、映像デ−夕は、ITU−T勧告H.261
の符号化方式に従っている。
【0024】テレビ会議端末A〜D及びMCU(多地点
会議制御装置)30の接続手順の例を図2に示す。ここ
では、テレビ会議端末AないしDよりMCU30に発呼
を行った場合の手順で示す。
【0025】まず、テレビ会議端末よりMCU30に対
して、呼設定メッセージ(SETUP)をISDN網1
に対して送出する。SETUPの情報要素には、相手側
電話番号等が含まれる。ISDN網1は、MCU30に
SETUPメッセージを送出する。ISDN網1は、テ
レビ会議端末に対し呼設定受付(CALL Proce
ding)CALL−PROCメッセージを送出する。
【0026】SETUPを受信したMCU30は、呼び
出しメッセージ(A1erting)ALERTをIS
DN網1に対して送出する。ISDN網1は、テレビ会
議端末に対してALERTを送出する。MCU30で
は、着信すると応答メッセージ(Connect)CO
NNをISDN網1に対して送出する。ISDN網1
は、テレビ会議端末に対してCONNを送出する。IS
DN網1はMCU30に対し応答確認(Connect
Acknowledge)CONN−ACKを送出す
る。上記の手順をアウトチャネル(Dch)で行い、B
チャネル(64Kbit/s)を獲得する。獲得された
Bchを第一チャネルと呼ぶ。
【0027】獲得された第一チャネル内で、多重・分離
部34A〜34Dで同期を確立する手順に入る。テレビ
会議端末、MCU30共にフレームモードとして動作
し、ITU−T勧告H.221のフレーミングフオーマ
ットに基づいて、フレーム同期信号(FAS)を送出す
る。お互いにマルチフレーム同期まで獲得し、相手端末
の同期を通知するAビット=0を確認する。
【0028】また同時に、お互いが備える能力セットを
ビットレート割り当て信号(BAS)により通知し合
う。能力セットの内容は、主にオーディオやビデオのコ
ーデック等の処理能力である。これにより能力情報交換
シーケンスAが終了する。このときMBE能力(複数バ
イト拡張メッセージ)があれば、自社(非標準)能力を
含む能力を再宣言する。これが再能力交換である。この
とき、各社独自(非標準)モードのデータ通信を含む能
力等の能力交換等を行う。さらには、お互いの能力で、
最高の音声コーデック、例えばG.728があれば、B
ASでG.728コマンドを送出し、モード切換を行う
(シーケンスB)。これにより音声通信が確立する。
【0029】同様に、付加(第二)チャネルを呼設定で
確立する。第一チャネル及び付加チャネルでチャネル間
同期が確立すると、第一チャネルのBASで、ビデオ・
オンコマンドを送出し、モード切換を行う。2チャネル
128Kbit/sの多重分離は、音声は18Kbit
/s、FASとBASで3.2Kbit/s、映像は残
りの106.8Kbit/sの伝送量となる。これによ
り音声と映像の相互通信が確立する。
【0030】図3にテレビ会議システム切断手順の例を
示す。ここでは、テレビ会議端末より切断する手順を示
す。
【0031】テレビ会議端末は、アウトチヤネル切断の
前に、モード0強制設定を行う。以下にその手順を説明
する。テレビ会議端末より、ビデオオフ、G.711の
コマンドBASをMCU30に送出する。すなわち、テ
レビ会議端末からMCU30には音声のG.711デー
タのみの送信となる。その後、G.711のみの能力B
ASをMCU30に対して送出する。これによりMCU
30は、ビデオをオフし、G.711コマンドのみの送
出となる。MCU30からは、全能力がテレビ会議端末
に対して通知される。これにより、G.711のみの音
声通信になる。このとき付加チャネル側では、データが
何も流れていないアイドル状態となり、第一チャネルは
56Kbit/sの音声通信となる。
【0032】上記の状態になってアウトチヤネル(Dc
h)により切断のシーケンスに移行する。
【0033】テレビ会議端末は、ISDN網1に対し切
断メッセージ(Disconnect)DISCを送出
し、ISDN網1は、MCU30に対してDISCを送
出する。ISDN網1は、テレビ会議端末に解放メッセ
ージ(Release)RELを送出し、MCU30
は、ISDN網1にRELメッセージを通知する。テレ
ビ会議端末はISDN網1に対し解放完了(Relea
se Complete)REL−COMPを送出し、
ISDN網1は、MCU30にREL−COMPメッセ
ージを送出して、端末MCU共に付加チヤネル呼の切断
が完了する。同様に、第一チャネルを切断して会議を終
了する。
【0034】多地点のテレビ会議を行う場合において
は、上述した接続手順を、会議端末AとMCU30、会
議端末BとMCU30、会議端末CとMCU30、会議
端末DとMCU30とで行う。これによりMCU30と
4つの端末A〜Dが接続された状態になる。
【0035】図4にオーディオ処理ユニット35の構成
と処理内容を示す。オーディオ処理ユニット35は、音
声ミキシング部35aと話者検出回路35bを有する。
音声ミキシング部35aは、各多重・分離部34A〜3
4Dで分離された各端末A〜Dからの音声データのミキ
シング処理を行う。また、話者検出回路35bは、各多
重・分離部34A〜34Dで分離された各端末A〜Dか
らの音声データに基づき、その最大値を検知して話者の
いるテレビ会議端末を検出する。
【0036】すなわち、会議端末Aに接続している分離
部34Aaより受信した音声データを音声ミキシング部
35aへ送出する。また同様に、端末B、C、Dの分離
部34Ba〜34Daより受信した音声データを音声ミ
キシング部35aへ送出する。音声デー夕は、ITU−
T勧告G.711、G.728等の符号化方式に従っ
て、符号化されている。4地点から受信した音声データ
を音声ミキシング部35aにてミキシングして、それぞ
れの多重部34Ab〜34Dbへ送り返す。これによ
り、テレビ会議端末では、他の3地点の音声がミキシン
グされた音声を受信することになる。
【0037】話者検出回路35bにおいては、それぞれ
の端末A〜Dの分離部34Aa〜34Daより受信した
音声レベルを検出し、現在の最大の音声レベルの端末を
システム制御処理ユニット33に通知することになる。
これにより、現在発言している会議端末をシステム制御
処理ユニット33にて認識する。
【0038】また、図5にビデオ処理ユニット36の構
成と処理内容を示す。ビデオ処理ユニット36は、映像
スイッチング部36aと映像蓄積部36bを有する。映
像スイッチング部36aは、各多重・分離部34A〜3
4Dで分離された各端末A〜Dからの映像データのスイ
ッチング処理を行う。このスイッチング処理は、システ
ム制御処理ユニット33を構成するシステム制御部33
aにより制御される。また、映像蓄積部36bは、ハー
ドディスク装置や光ディスク装置等から成り、話者無し
状態時に各テレビ会議端末に流す動画像や静止画像が予
め記憶登録されている。なお、33bはシステム制御部
33aとともにシステム制御処理ユニット33の構成要
素であるシステムタイマで、ここでは話者無し状態の判
定等に用いられる。
【0039】テレビ会議端末Aに接続されている端末A
分離部34Aaによって分離されたH.261フォーマ
ットで符号化された映像データは、映像スイッチング部
36aに送出される。同様に、端末B分離部34Baに
より分離された映像データ、端末C分離部34Caによ
り分離された映像デー夕、端末D分離部34Daにより
分離された映像データは、映像スイッチング部36aに
送出される。通常ここで、図4で説明した話者検出回路
35bによって判断した現在の話者端末がシステム制御
部33aより映像スイッチング部36aに通知され、そ
の話者端末,例えばテレビ会議端末Aより受信した映像
を映像スイッチング部36aは選択し、選択された映像
出力を端末B多重部34Bb〜端末D多重部34Dbに
送出する。これにより、テレビ会議端末B、C、Dには
テレビ会議端末Aの映像が映ることになる。
【0040】また、発言者が端末Bになれば、映像スイ
ッチング部36aにて端末Bの映像が選択され、テレビ
会議端末A、C、Dには端末Bの映像が映ることにな
る。通常状態では、次々と発言者が入れ替わり、映像の
スイツチングが行われ、発言者の映像が他の端末に映
る。しかしながら、多地点テレビ会議中に発言者がいな
い場合には、その前に発言していた人の映像が常にその
他の端末に映しだされることになる。
【0041】図6に話者無し状態に移行するフローチャ
ートを示す。通常状態(話者映像)より、発言者がいな
い場合を図4の話者検出回路35bにより検出した場合
には(処理101→判断102のNo)、所定のタイマ
Tを図5のシステムタイマ33bにセットしてスタート
させる(処理103)。タイマTが満了するまでに(判
断104のNo→判断105のNoループ)、発言があ
った場合においては(判断104のYes)、タイマT
をストップさせて通常状態に戻り、発言者の映像を他の
テレビ会議端末に分配する(処理108→処理10
1)。
【0042】タイマTが満了した場合においては(判断
105のYes)、話者無し状態と認識し、後述する所
定の画像に切り替え、話者無し状態に入る(処理10
6)。話者無し状態から(処理106→判断107のN
oループ)、発言者を検出した場合においては、話者無
し状態から抜け、通常状態に移行する(判断107のY
es→処理101)。このとき発言者の映像は、他のテ
レビ会議端末に分配される。
【0043】これにより、話者が存在していないのに以
前の話者の映像が長時間にわたってテレビ会議端末に映
し出されるような不自然さを解消できる(請求項1に対
応)。
【0044】上記話者無し状態のとき、図5に示したよ
うに予めシステムに登録しておいた動画像を映像蓄積部
36bより読み出し、読み出した動画像を映像スイッチ
ング部36aで選択し、端末A多重部34Ab〜端末D
多重部34Dbに送信する。これによりテレビ会議端末
A〜Dでは、予めシステムに登録しておいた動画像を見
ることになる。
【0045】このように、話者無し状態において、以前
の話者映像をずっと分配するのでなく、予めシステムに
登録しておいた動画像を各端末に送信することで、テレ
ビ会議端末A〜Dのユーザに、現在話者がいないという
ことを通知することができ、各端末のユーザに発言を促
すことができる(請求項2に対応)。
【0046】なお、動画像の代わりに静止画像を送るよ
うにしても良い。この場合、映像蓄積部36bの記憶容
量を少なくすることができ、システムのコストアップを
防ぐことができる(請求項3に対応)。
【0047】また、上記動画像や静止画像の画面下側
に、話者無し状態のため発言を促すような内容の文字情
報を流すことにより、より効果的に発言を促すことがで
きる。
【0048】一方、話者無し状態の時、MCU30の予
め指定した番号の網インタフェースに接続されたテレビ
会議端末の映像を他のテレビ会議端末に分配するように
してもよい。
【0049】これにより、その番号の網インタフェース
に接続されたテレビ会議端末のユーザが議長として、話
者無し状態が長く続くのを防ぐので、テレビ会議を円滑
に進行することができる(請求項4に対応)。
【0050】また、話者無し状態の時、最初にMCU3
0と接続したテレビ会議端末の映像を他のテレビ会議端
末に分配するようにしてもよい。
【0051】これにより、最初に接続したテレビ会議端
末のユーザが議長として、話者無し状態が長く続くのを
防ぐので、テレビ会議を円滑に進行することができる
(請求項5に対応)。
【0052】また、話者無し状態の時、順番に各端末
(上記実施形態では端末Aから端末D)の映像をタイマ
T2(例えば5秒)間隔で切換え、テレビ会議ユーザに
順番に他のテレビ会議端末の映像を映すようにしてもよ
い。
【0053】このように、話者無し状態において、各テ
レビ会議端末から受信した映像を順番にテレビ会議端末
に分配することで、話者無し状態を伝えて発言を促すこ
とができるとともに、他端末のユーザの様子を伺知るこ
とができる(請求項6に対応)。
【0054】さらに、上記各機能の全て、あるいはいく
つかを備えて選択できるようにしてもよく、これによ
り、テレビ会議のユーザの要望に柔軟に対応することが
できる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本願の請求項1記載の発
明によれば、通信回線を介してテレビ会議端末が接続さ
れる複数の接続手段と、前記各接続手段を介して入出力
される信号を多重分離する複数の多重分離手段と、前記
各多重分離手段により分離された音声データを処理する
音声処理手段と、前記各多重分離手段により分離された
映像データを処理する映像処理手段と、前記音声データ
に基づき、話者のいるテレビ会議端末を検出する話者検
出手段と、前記話者検出手段の出力に基づき、話者のい
るテレビ会議端末の映像を接続手段に接続された他のテ
レビ会議端末に送出する一方、話者無し状態が所定時間
継続すると、所定の画像を各接続手段に接続されたテレ
ビ会議端末に送出する制御手段とを備えたので、話者が
存在していないのに、以前の話者の映像が長時間にわた
ってテレビ会議端末に映し出されるような不自然さを解
消できる効果がある。
【0056】また、請求項2記載の発明によれば、前記
請求項1に記載の多地点会議制御装置において、前記制
御手段は、話者無し状態が所定時間継続すると、予め登
録してある動画像を各接続手段に接続されたテレビ会議
端末に送出するようにしたので、請求項1と同様の効果
が得られるとともに、各テレビ会議端末のユーザに、現
在話者がいないということを通知することができ、各端
末のユーザに発言を促すことができる効果がある。
【0057】また、請求項3記載の発明によれば、同じ
く前記請求項1に記載の多地点会議制御装置において、
前記制御手段は、話者無し状態が所定時間継続すると、
予め登録してある静止画像を各接続手段に接続されたテ
レビ会議端末に送出するようにしたので、請求項1及び
請求項2と同様の効果が得られるとともに、静止画像を
予め登録しておくための記憶容量は少なくて済むので、
コストアップを防ぐことができる効果がある。
【0058】一方、請求項4記載の発明によれば、請求
項1に記載の多地点会議制御装置において、前記制御手
段は、話者無し状態が所定時間継続すると、予め指定さ
れた接続手段に接続されたテレビ会議端末の映像を他の
接続手段に接続されたテレビ会議端末に送出するように
したので、請求項1と同様の効果が得られるとともに、
予め指定された接続手段に接続されたテレビ会議端末の
ユーザが議長として、話者無し状態が長く続くのを防ぐ
ので、テレビ会議を円滑に進行することができる効果が
ある。
【0059】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項1に記載の多地点会議制御装置において、前記制御手
段は、話者無し状態が所定時間継続すると、最初に接続
してきたテレビ会議端末の映像を他の接続手段に接続さ
れたテレビ会議端末に送出するようにしたので、請求項
1と同様の効果が得られるとともに、最初に接続してき
たテレビ会議端末のユーザが議長として、話者無し状態
が長く続くのを防ぐので、テレビ会議を円滑に進行する
ことができる効果がある。
【0060】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項1に記載の多地点会議制御装置において、前記制御手
段は、話者無し状態が所定時間継続すると、各接続手段
に接続されたテレビ会議端末の映像を所定間隔で切り替
えながら各接続手段に接続された他のテレビ会議端末に
送出するようにしたので、請求項1と同様の効果が得ら
れるとともに、各端末のユーザに話者無し状態を伝えて
発言を促すことができるとともに、他端末のユーザの様
子を伺知ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の各発明の実施形態に係る多地点会議制御
装置の構成を示すブロック図。
【図2】上記実施形態におけるテレビ会議システムの接
続手順の一例を示す図。
【図3】上記実施形態におけるテレビ会議システムの切
断手順の一例を示す図。
【図4】上記実施形態におけるオーディオ処理ユニット
の構成と処理内容を示す図。
【図5】上記実施形態におけるビデオ処理ユニットの構
成と処理内容を示す図。
【図6】上記実施形態における話者無し状態への移行を
示すフローチャート。
【図7】テレビ会議システムにおけるテレビ会議端末の
構成例を示す図。
【図8】テレビ会議端末を多地点接続した場合の接続形
態図。
【符号の説明】
1 ISDN網 11 メインカメラ 12 モニタテレビ 13 システム本体 14 マイク 15 スピーカ 16 操作卓 30 多地点会議制御装置(MCU) 31A〜31D 網インタフェース(I/F) 32A〜32D 呼制御処理ユニット 33 システム制御処理ユニット 33a システム制御部 33b システムタイマ 34A〜34D 多重・分離部 35 オーディオ処理ユニット 35a 音声ミキシング部 35b 話者検出回路 36 ビデオ処理ユニット 36a 映像スイッチング部 36b 映像蓄積部 37 データ処理ユニット A〜D テレビ会議端末

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介してテレビ会議端末が接続
    される複数の接続手段と、 前記各接続手段を介して入出力される信号を多重分離す
    る複数の多重分離手段と、 前記各多重分離手段により分離された音声データを処理
    する音声処理手段と、 前記各多重分離手段により分離された映像データを処理
    する映像処理手段と、 前記音声データに基づき、話者のいるテレビ会議端末を
    検出する話者検出手段と、 前記話者検出手段の出力に基づき、話者のいるテレビ会
    議端末の映像を接続手段に接続された他のテレビ会議端
    末に送出する一方、話者無し状態が所定時間継続する
    と、所定の画像を各接続手段に接続されたテレビ会議端
    末に送出する制御手段とを備えたことを特徴とする多地
    点会議制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の多地点会議制御装置に
    おいて、 前記制御手段は、話者無し状態が所定時間継続すると、
    予め登録してある動画像を各接続手段に接続されたテレ
    ビ会議端末に送出することを特徴とする多地点会議制御
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の多地点会議制御装置に
    おいて、 前記制御手段は、話者無し状態が所定時間継続すると、
    予め登録してある静止画像を各接続手段に接続されたテ
    レビ会議端末に送出することを特徴とする多地点会議制
    御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の多地点会議制御装置に
    おいて、 前記制御手段は、話者無し状態が所定時間継続すると、
    予め指定された接続手段に接続されたテレビ会議端末の
    映像を他の接続手段に接続されたテレビ会議端末に送出
    することを特徴とする多地点会議制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の多地点会議制御装置に
    おいて、 前記制御手段は、話者無し状態が所定時間継続すると、
    最初に接続してきたテレビ会議端末の映像を他の接続手
    段に接続されたテレビ会議端末に送出することを特徴と
    する多地点会議制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の多地点会議制御装置に
    おいて、 前記制御手段は、話者無し状態が所定時間継続すると、
    各接続手段に接続されたテレビ会議端末の映像を所定間
    隔で切り替えながら各接続手段に接続された他のテレビ
    会議端末に送出することを特徴とする多地点会議制御装
    置。
JP7339922A 1995-12-05 1995-12-05 多地点会議制御装置 Pending JPH09163335A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019176375A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 株式会社アドバンスト・メディア 動画出力装置、動画出力方法および動画出力プログラム
CN113038060A (zh) * 2019-12-25 2021-06-25 中国电信股份有限公司 多路音频处理方法和系统

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JP2019176375A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 株式会社アドバンスト・メディア 動画出力装置、動画出力方法および動画出力プログラム
CN113038060A (zh) * 2019-12-25 2021-06-25 中国电信股份有限公司 多路音频处理方法和系统
CN113038060B (zh) * 2019-12-25 2022-11-18 中国电信股份有限公司 多路音频处理方法和系统

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