JPH09172494A - 通信会議端末装置 - Google Patents

通信会議端末装置

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JPH09172494A
JPH09172494A JP7348190A JP34819095A JPH09172494A JP H09172494 A JPH09172494 A JP H09172494A JP 7348190 A JP7348190 A JP 7348190A JP 34819095 A JP34819095 A JP 34819095A JP H09172494 A JPH09172494 A JP H09172494A
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input
token
terminal device
conference terminal
communication conference
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JP7348190A
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English (en)
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Koichi Mori
幸一 森
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チェーン接続を利用して、入力権利を与える
トークンを巡回させることにより、ユーザインタフェー
ス等の実際の使い勝手を向上することができる通信会議
端末装置を提供する。 【解決手段】 通信回線を介して複数の通信会議端末装
置A,Bを接続し、相互に会議情報をやり取りする通信
会議に際し、会議情報の表示及び入力機能を有する表示
・入力装置17を一つの通信会議端末装置に複数接続し
て複数の会議参加者に情報を表示するとともに、それぞ
れの情報入力を可能とする通信会議端末装置において、
前記複数の表示入力装置17をチェーン状に接続すると
ともに、各表示入力装置17に対して、入力権利を与え
るトークンを一定時間間隔で巡回的に割り当てる制御手
段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を介して
2地点間あるいは多地点間の接続形態で複数の通信会議
端末装置が接続され、相互に音声・映像情報や文書情報
等の会議情報をやり取りする通信会議に係わり、特に、
同一会議地点で会議参加者が複数出席する場合に、各会
議参加者の手元において個別に会議情報の表示や入力が
可能なように、会議情報の表示及び入力機能を有する表
示入力手段を一つの端末装置に複数接続して複数の会議
参加者に情報を表示するとともに、それぞれの情報入力
を可能とする通信会議端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ISDN(Integrated Services Digita
l Network;サービス総合デジタル網)の整備と共に、
音声、動画像といったメディアを用いてリアルタイムで
通信を行うテレビ会議システムが普及してきた。これ
は、遠隔地にいながら相手と動画像及び音声のやり取り
を行い、通信会議を行うものである。さらには、会議に
必要なカラー静止画や、白黒ドキュメント(会議資
料)、テレライティング、またはパーソナルコンピュー
タに接続してデータ通信を行う等、会議に必要なさまざ
まな機能を提供している。
【0003】このような通信会議で使用される文書表示
装置及び情報入力装置は、例えば図16に示すようなL
CD(液晶)表示装置aの上にタッチパネルbを具備
し、所定のタッチペンcで各種入力及び操作を行うこと
ができるようになっている。一つの会議地点では通常複
数の参加者がいることを考えると、図示のような表示・
入力装置が各人に提供されることが望ましい。そして、
各人が任意に操作・入力(描画など)をできることが望
ましい。
【0004】これをもっとも簡単な形で実現できるもの
が特開平5−153310号公報に開示されている。こ
れはセンタ装置と各描画端末を個別にケーブルでスター
状に接続するものである。しかしながら、この方式では
端末数分のケーブルが必要であり、ケーブルの這い回し
が煩雑になってしまう。
【0005】一方、本出願人による特開平6−2330
33号公報には、チェ−ン接続を前提としてシステム本
体からポーリング動作で入力情報の有無を検出し、それ
によって入力ライン上のデータの衝突を避け、一つの表
示・入力装置を入力可状態に制御するものが開示されて
いる。図17(a),(b)は、この特開平6−233
033号公報に開示された発明が前提としているチェー
ン接続であり、各表示・入力装置17がシステム本体1
3に、いわゆる芋づる式(ディジー・チェーンと呼ばれ
る)に接続されている。この接続方式は、前記特開平5
−153310号公報から考えられる図18と比べれ
ば、その利点は明らかである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平6−233033号公報に開示されたものではユー
ザインタフェースの観点からの考慮が欠けており、入力
可となった装置がどれなのか判別できない問題がある。
また、一つの装置が入力可となってから他の装置が入力
可となる状態遷移が煩雑(入力可となっている装置の許
可が必要)であり、実用上問題があった。さらに会議の
ための実際の操作や描画情報を入力情報としていたた
め、その最初の実操作部分が欠落してしまう等の問題が
あった。
【0007】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、チェーン接続を利用し
て、入力権利を与えるトークンを巡回させることによ
り、ユーザインタフェース等の実際の使い勝手を向上す
ることができ、また、実操作の一部が欠落するような不
具合を無くすことができる通信会議端末装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】さらに、現在トークン(入力権利)を有し
ている装置がどれであるかを容易に判別できるようにす
ることを目的とするものである。
【0009】また、一旦トークンが停止した状態から再
度巡回を開始する操作を容易に行うことができるように
することを目的とするものである。
【0010】さらに、トークンの巡回の仕方を過去の入
力実績に従ってより効率よく巡回させ、操作性を向上さ
せることを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の請求項1に記載の発明は、通信回線を介して
複数の通信会議端末装置を接続し、相互に会議情報をや
り取りする通信会議に際し、会議情報の表示及び入力機
能を有する表示入力手段を一つの通信会議端末装置に複
数接続して複数の会議参加者に情報を表示するととも
に、それぞれの情報入力を可能とする通信会議端末装置
において、前記複数の表示入力手段をチェーン状に接続
するとともに、各表示入力手段に対して、入力権利を与
えるトークンを一定時間間隔で巡回的に割り当てる制御
手段を備えたものである。
【0012】そして、請求項2に記載の発明は、前記請
求項1に記載の通信会議端末装置において、前記制御手
段は、前記トークンの一定時間割り当て時に表示入力手
段の所定の入力領域に所定の入力情報があったときトー
クンの巡回を停止し、その入力があった表示入力手段の
入力可能状態を継続するようにしたものである。
【0013】また、請求項3に記載の発明は、前記請求
項2に記載の通信会議端末装置において、前記所定の入
力領域が、接続されている各表示入力手段に対応して分
割されているものである。
【0014】さらに、請求項4に記載の発明は、前記請
求項3に記載の通信会議端末装置において、前記制御手
段は、前記分割されている所定の入力領域をトークン巡
回中は巡回している表示入力手段に対応する部分のみを
他の部分とは異なる態様で表示するようにしたものであ
る。
【0015】また、請求項5に記載の発明は、前記請求
項3または請求項4に記載の通信会議端末装置におい
て、前記制御手段は、前記分割されている所定の入力領
域をトークン停止中は停止している表示入力手段に対応
する部分のみを他の部分とは異なる態様で表示するよう
にしたものである。
【0016】また、請求項6に記載の発明は、前記請求
項3ないし請求項5のいずれかに記載の通信会議端末装
置において、前記分割されている所定の入力領域と個々
の表示入力手段との対応関係を判別可能とする判別手段
を備えたものである。
【0017】また、請求項7に記載の発明は、前記請求
項2ないし請求項6のいずれかに記載の通信会議端末装
置において、前記制御手段は、前記トークン停止中にト
ークンを有している表示入力手段から所定の入力領域に
入力があった場合は、再びトークンを巡回させるように
したものである。
【0018】さらに、請求項8に記載の発明は、前記請
求項2ないし請求項7のいずれかに記載の通信会議端末
装置において、前記制御手段は、前記トークン停止中に
トークンを有している表示入力手段から所定時間入力が
ない場合は、再びトークンを巡回させるようにしたもの
である。
【0019】また、請求項9に記載の発明は、前記請求
項1ないし請求項8のいずれかに記載の通信会議端末装
置において、前記制御手段は、各表示入力手段への前記
トークンの巡回割り当て頻度をそれ以前の入力回数に応
じて変更するようにしたものである。
【0020】さらに、請求項10に記載の発明は、前記
請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の通信会議端
末装置において、前記制御手段は、前記トークンの巡回
割り当ての対象となる表示入力手段が一つである場合は
トークンの巡回を停止するようにしたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本願の各発明の実施形態を詳細に説明する。
【0022】図1は、本願の各発明に係る通信会議端末
装置をテレビ会議システムのテレビ会議端末装置に適用
した実施形態の概略構成を示している。図において、同
様の構成のテレビ会議端末装置A及びBは、ISDN網
1を介して接続され、テレビ会議通信を行う。
【0023】まず、テレビ会議端末装置A及びBの構成
について説明する。11はメインカメラであり、自分側
の映像を撮影する。通常、テレビ会議端末装置のカメラ
11は、ズームやパン,チルト等の操作を操作卓16か
ら行うことができる。12はモニタテレビで、メインカ
メラ11で撮った映像や受信した相手映像、あるいはカ
ーソルを含む各種グラフィックスの表示やカラー静止画
等の表示を行う。13はシステム本体であり、各種周辺
機器を制御している。
【0024】14はマイクであり、自分側の音声を集音
し、ISDN網1を介して相手テレビ会議端末装置に送
信する。15はスピーカで、ISDN網1を介し受信し
た音声信号がシステム本体13によりアナログ信号に変
換され、スピーカ15より音(音声)として聞くことが
可能である。16は操作卓である。この操作卓16で
は、上述したカメラ制御の他に、テレビ会議として発信
する為に電話番号を入力したり、モニタテレビ12の状
態の変更を行なったり、カラー静止画のファイリング操
作を行なったりする。
【0025】17は本願に特に関連する表示・入力装置
(表示入力手段)である。これは既に前記図16に示し
た通り、LCD表示装置とタッチパネルを一体化したも
のであり、会議参加者に応じて複数の表示・入力装置1
7をチェーン状に直列に接続することができ、ここで
は、それぞれ4台の表示・入力装置17が接続されてい
る。LCD表示情報及び表示の為の制御情報(同期信号
など)は各表示・入力装置17に共通に供給される。さ
らに入力情報ラインは配線数の増加及び各種操作の競合
を避けるため共通のラインとなっている。
【0026】このような構成により、円滑に会議が進行
できるように構成されている。
【0027】図2は、上記システム本体13の内部構成
を示すブロック図である。同図において、システム制御
部21は、CPU(Central Processi
ngUnit)等からなり、ROM(Read Onl
y Memory)部22、磁気ディスク装置24等に
記憶されている制御プログラムやデータに基づいて装置
全体を制御する。本願の各請求項に記載の制御手段も、
当該システム制御部21で後述するフローチャートに示
すプログラムを実行することにより実現される。
【0028】RAM(Random Access M
emory)部23は、上記システム制御部21のプロ
グラム実行時のワークエリアが形成されるとともに、制
御プログラムやデータ等を一時的に記憶するためのRA
Mと、システムパラメータ等を装置電源がオフされても
保持するためにバッテリー等によるバックアップ回路を
備えたSRAM(Static Random Acc
ess Memory)とを有する。磁気ディスク装置
24には、制御プログラムの他に、カラー静止画等を含
む各種ドキュメントファイルや、電話帳などの各種デー
タ、グラフィック用のビットマップデータ等が蓄積され
ている。
【0029】操作インタフェース部25は、図1に示し
た操作卓16からの各種キーのオン・オフ信号を入力
し、システム制御部21へ通知するものである。PCイ
ンタフェース部26は、システム本体13にパーソナル
コンピュータ等を接続してデータ通信を行う為の入出力
インタフェースである。タイマー部27は時刻情報を出
力すると共に、時間を計測するタイマーを有する。LC
D/TP(タッチパネル)インタフェース部28は、各
種文書表示情報及び制御情報(同期信号など)を図1の
表示・入力装置17に出力し、また表示・入力装置17
から入力された入力情報を受け取るものである。
【0030】ISDNインタフェース部29はISDN
網1とのユーザ・網インタフェースであり、ITU−T
(旧CCITT)勧告I.430(レイヤ1)等の機能
を有する。ISDN網1から伝送されるDチャネルと複
数Bチャネル(通常2Bチャネル)のデータのうちDチ
ャネルのデータは、アウトチャネル伝送制御部30へ、
Bチャネルのデータは、メディア多重・分離部31へそ
れぞれ分配される。アウトチャネル伝送制御部30で
は、ITU−T勧告Q.931等に基づき呼制御を行
う。メディア多重・分離部31では、ISDNインタフ
ェース部29より受信した複数Bチャネルをメディア毎
にITU−T勧告H.221に従って分離する。Bチャ
ネル中のフレーム同期信号(FAS),ビットレート割
り当て信号(BAS)は、メディア多重・分離部31を
介してシステム制御部21により処理される。
【0031】メディア多重・分離部31で分離されたメ
ディアのうち音声データは、音声コーデック部32へ送
出され、ITU−T勧告G.711、G.722、G.
728等の音声符号化則に従って復号される。復号され
た音声データは、音声入出力インタフェース部33によ
り増幅等の処理が行われて図1のスピーカ15から出力
され、テレビ会議の参加者は受信音声として相手側の音
声を聞くことができる。またその逆に、図1のマイク1
4により集音された音声信号は、音声入出力インタフェ
ース部33を介し、音声コーデック部32で符号化さ
れ、メディア多重・分離部31で他のメディアと多重さ
れて、ISDNインタフェース部29を介しISDN網
1に出力される。
【0032】また、メディア多重・分離部31で分離さ
れた映像(動画像)データは、動画像コーデック部34
へ送られる。動画像コーデック部34では、映像データ
がITU−T勧告H.261に従い復号され、モニタイ
ンタフェース部35を介して図1のモニタテレビ12に
相手映像が映し出される。テレビ会議の参加者は、これ
により相手側の映像をモニタテレビ12で見ることがで
きる。逆に、図1のメインカメラ11で映した自端末動
画像(自分側の映像)は、カメラインタフェース部36
を介して動画像コーデック部34に送られ、H.261
フォーマットに符号化される。符号化された動画像デー
タは、メディア多重・分離部31にて他のメディアと多
重され、ISDNインタフェース部29を介してISD
N網1に送出される。
【0033】メディア多重・分離部31にて分離された
その他のデータ(カラー静止画、カーソル、文書情報、
描画情報等)は、データ通信処理部37で所定の通信手
順に従ってやり取りされる。カラー静止画像処理部38
は、データ通信処理部37を介して受信したカラー静止
画データ(通常JPEGデータ)をITU−T勧告T.
81に従って復号化し、モニタインタフェース部35を
介してカラー静止画をモニタテレビ12に表示する。ま
た、グラフィック処理部39は、例えばデータ通信処理
部37を介してやり取りされるカーソルの位置データ
(表示座標)に基づいて、カーソル像のビットマップデ
ータを前記カーソル表示座標に対応する画像メモリ上の
位置に展開し、モニタインタフェース部35を介してモ
ニタテレビ12に表示される画像にカーソル像を重畳表
示する。
【0034】ピクチャーインピクチャー処理部40は、
モニタテレビ12の画面全体に表示される親画面中にも
う1つの映像(子画面)を合成表示するものである。通
常のテレビ会議の使用方法としては、親画面に相手の動
画像(受信映像)を映し、子画面に自分の映像を映すの
が一般的である。システムバス41は、上記各部間でデ
ータをやり取りするためのものである。
【0035】次に、以上のように構成されるテレビ会議
端末装置AとBの接続手順について図3を参照して説明
する。なお、ここでは、テレビ会議端末装置Aを発信側
端末(以下端末A)とし、テレビ会議端末装置Bを着信
側端末(以下端末B)として、端末Aより端末Bにテレ
ビ会議の接続を行う手順で説明する。
【0036】最初にアウトチャネル伝送制御部30間で
呼設定を行う。まず、発信側端末Aより呼設定メッセー
ジ(SETUP)をISDN網1に対して送出する。S
ETUPの情報要素には相手側電話番号等が含まれる。
ISDN網1は、端末BにSETUPメッセージを送出
する。ISDN網1は、端末Aに対し呼設定受付(Ca
ll Proceeding)CALL−PROCメッ
セージを送出する。SETUPを受信した端末Bは、リ
ンギング等でユーザに対して着信があったことを通知
し、呼び出しメッセージ(Alerting)ALER
TをISDN網1に対して送出する。ISDN網1は、
端末Aに対してALERTを送出する。端末Bでは、ユ
ーザは着信すると応答メッセージ(Connect)C
ONNをISDN網1に対して送出する。ISDN網1
は、端末Aに対してCONNを送出する。ISDN1網
は端末Bに対し応答確認(Connect Ackno
wledge)CONN−ACKを送出する。上記の手
順をアウトチャネル(Dch)で行い、Bチャネル(6
4Kbit/s)を獲得する。獲得されたBchを第一
チャネルと呼ぶ。
【0037】次に、獲得された第一チャネル内にて、メ
ディア多重・分離部31で同期を確立する手順に入る。
端末A,B共にフレ−ムモードとして動作し、ITU−
T勧告H.221のフレーミングフォーマットに基づい
て、フレーム同期信号(FAS)を送出する。お互いに
マルチフレーム同期まで獲得し、相手端末の同期を通知
するAビット=0を確認する。
【0038】また同時に、お互いが備える能力セットを
ビットレート割り当て信号(BAS)により通知し合
う。能力セットの内容は、主にオーディオやビデオのコ
ーデック等の処理能力である。これにより能力情報交換
シーケンスAが終了する。このときMBE能力(複数バ
イト拡張メッセージ)があれば、自社(非標準)能力を
含む能力を再宣言する。これが再能力交換である。この
とき、各社独自(非標準)モードのデータ通信を含む能
力等の能力交換等を行う。さらには、お互いの能力で、
最高の音声コーデック、例えばG.728があれば、B
ASでG.728コマンドを送出し、モード切換を行う
(シーケンスB)。これにより音声通信が確立する。
【0039】同様に、付加(第二)チャネルを呼設定で
確立する。第一チャネル及び付加チャネルでチャネル間
同期が確立すると、第一チャネルのBASで、ビデオ・
オンコマンドを送出し、モード切換を行う。2チャネル
128Kbit/sの多重分離は、音声は16Kbit
/s、FASとBASで3.2Kbit/s、映像は残
りの108.8Kbit/sの伝送量となる。これによ
り音声と映像の相互通信が確立する。
【0040】ここで、端末A,B間で文書情報を交換す
るには、例えば映像のチャネルをオフし、ITU−T勧
告H.221で規定されているHSD64Kパスをオン
することで送受信する事が出来る。また、描画情報やペ
ージ切り替え等の操作情報はMLP6.4Kパスをオン
することで送受信可能となる。この手順を図4に示す。
ここでは図3の手順後、いったん映像を切り、文書情報
をHSD64Kパスで送信し、更に映像を復旧しMLP
6.4Kパスを開いている。G.728使用を想定する
とISDNの128Kbpsは、音声−16Kbps、
FAS/BAS−3.2Kbps、MLP6.4K−
6.4Kbps、映像−102.4Kbpsというよう
に分割使用されている。
【0041】図5は、本願の請求項1、2、4、5、
7、8に関わるシステム本体(システム制御部21)の
処理を示すフローチャートである。
【0042】処理を開始すると、まず、表示・入力装置
17の装置番号を示すnに1を代入する(処理10
1)。そして、第n番目(ここでは第1番目)の表示・
入力装置17にトークンを付与し(処理102)、その
所定の入力領域の第n番目(第1番目)の分割領域を反
転表示する(処理103)。
【0043】各表示・入力装置17には、図6に示すよ
うに、その画面右上部に所定の入力領域として分割され
た入力領域17aが表示されている。この入力領域17
aは、図1のシステム本体13に接続された表示・入力
装置17の台数に対応して4分割されており、システム
本体13から見た接続順に対応して、図6中に拡大図示
したように、左側から順番に第1〜第4の分割領域が割
り当てられている。従って、上記処理103によって、
図7に示すように、左から第1番目の分割領域が反転表
示されることとなる。各表示・入力装置17のユーザ
は、自分の装置番号を予め認識しており、自分の装置番
号に対応する分割領域が反転表示となると、入力権利
(トークン)が与えられたと判断し、反転表示された分
割領域に必要に応じてペン入力を行うことができる。
【0044】さて、図5のフローチャートにおいて、上
記処理103にて分割領域を反転表示すると、反転表示
した所定領域へのペン入力が行われたか否かをチェック
する(判断104)。ペン入力が行われていなければ、
一定時間(例えば数十秒)が経過するまで、上記ペン入
力のチェックを繰り返し行う(判断104のNo→判断
105のNo→判断104のループ)。
【0045】一定時間が経過しても上記所定領域へのペ
ン入力がなければ、トークンを巡回させるため第n番目
(第1番目)の表示・入力装置17にトークンなしの通
知を行う(処理106)。そして、このトークンなし通
知に対して、第n番目(第1番目)の表示・入力装置1
7から出力段を無効(ハイインピーダンス)にした旨の
通知が来るのを待つ(判断107のNoループ)。
【0046】上記出力段無効通知が来ると、装置番号n
をインクリメント(+1)し、装置番号n(ここでは
2)が最大接続可能台数N(ここでは4台)を超えたか
否かをチェックする(判断107のYes→処理108
→判断109)。装置番号nが最大接続可能台数Nを超
えていなければ、処理102に戻って第n番目(第2番
目)の表示・入力装置17にトークンを付与する(判断
109のNo→処理102)。以降、上記の処理を繰り
返し実行し、判断104で所定領域へのペン入力がない
まま装置番号nが最大接続可能台数Nを超えると、処理
101に戻って装置番号nを1に戻して上記処理を繰り
返す(判断109のYes→処理101)。これによ
り、入力権利を与えるトークンが一定時間間隔で各表示
・入力装置17に巡回的に割り当てられる。各表示・入
力装置17においては、分割された入力領域17aの図
7に示した反転表示が第1番目〜第4番目を順番に一定
時間間隔で移り変わることになる。
【0047】上述したトークンの巡回中に、トークンが
付与された第n番目、例えば第1番目の表示・入力装置
17において、図7に示した入力領域17aの反転表示
した第1番目の分割領域へのペン入力が行われると、判
断104から処理110に分岐し、第1番目の表示・入
力装置17でトークンを停止させる。これにより、図7
に示した入力領域の反転表示も第1番目で停止し、当該
表示・入力装置17のユーザは自分に入力権利が与えら
れたことを容易に認識することができる。
【0048】トークンが停止すると、画面上でペン入力
が行われたか否かをチェックし(判断111)、ペン入
力が行われると所定領域(図7の第1番目の反転表示領
域)へのペン入力か否かをチェックする(判断111の
Yes→判断112)。所定領域へのペン入力でなけれ
ば、上記判断111,112のチェックを繰り返す。な
お、上記所定領域以外へのペン入力は、従来同様、表示
・入力装置本来の機能として、その座標位置に従って適
宜処理される。
【0049】上記において所定領域への再度のペン入力
があると、判断112から処理106に移行して、上述
したトークンなし通知の処理以降を実行する。これによ
り、停止していたトークンが再び巡回する。
【0050】また、トークン停止中に画面上へのペン入
力がなければ、判断113に分岐して、ペン入力が無く
なってから所定時間(例えば数分)経過したか否かをチ
ェックし、経過していなければ判断111へ戻ってペン
入力のチェックを繰り返す(判断111のNo→判断1
13のNo→判断111のループ)。
【0051】上記においてペン入力がなくなってから所
定時間が経過すると、判断113から処理106に移行
して、上記所定領域への再度のペン入力ありの時と同
様、トークンなし通知の処理以降を実行する。これによ
り、所定時間ペン入力が全くない場合も停止していたト
ークンが再び巡回する。
【0052】上記実施形態においては、入力権利を与え
るトークンを一定時間間隔で巡回的に各表示・入力装置
17に割り当てているので、ケーブル接続が簡単になる
チェーン接続を用いても、入力ライン上でのデータ衝突
を避けることができるとともに、一つの装置が入力可と
なってから他の装置が入力可となる状態遷移が簡単であ
り、ユーザインタフェース等の実際の使い勝手が向上す
る(請求項1に対応)。
【0053】また、トークンの割り当てを巡回的に行っ
て、所定の入力領域にペン入力することでそのトークン
を捕捉し、入力権利を排他的に獲得することができ、従
来技術で述べた特開平6−233033号公報に見られ
たような実操作で入力権利獲得を行うことがないため、
実操作の最初が欠けるといった不具合がなくなる(請求
項2に対応)。
【0054】また、所定の入力領域が、接続されている
各表示・入力装置17に対応して分割表示されるので、
ユーザにとって自分の装置の入力領域が判り易くなる
(請求項3に対応)。
【0055】さらに、ある表示・入力装置17にトーク
ンが与えられている時は、その装置に対応する分割領域
を反転表示しているので、現在トークン(入力権利)を
有している装置がどれであるかを容易に判別できる(請
求項4,5に対応)。なお、上記実施形態では、トーク
ンが一定時間間隔で巡回的に割り当てられている場合
と、トークンを獲得した場合とも反転表示としたが、ト
ークンを獲得した場合は反転表示を更に点滅させるよう
にしてもよく、このようにすれば、更に判り易くなる。
【0056】また、トークン停止中に所定領域への再度
のペン入力があった場合、または所定時間ペン入力が全
くない場合には、トークンなしの状態に戻し、次の表示
・入力装置17にトークンを与えるようにしているの
で、繁雑な操作なしにトークンを他の装置も獲得できる
ようになる(請求項7,8に対応)。
【0057】また、本実施形態では、トークン遷移のタ
イミングを保障するため、表示・入力装置側からの出力
段無効通知を確認してから次の装置にトークンを与えて
いる。これによって、出力ラインの競合を完全に防ぐこ
とができる。
【0058】図8は表示・入力装置17側の処理のフロ
ーチャートであり、表示・入力装置17に内蔵されたC
PUにより実行される。すなわち、システム本体13か
らトークンを与えられているタイミングでのみ出力段を
有効(電気的にハイインピーダンスでない)状態にして
(処理201,判断202,処理203)、ペン入力あ
りのときペン入力座標を出力している(判断204,処
理205)。更にトークンなし通知に対して出力段無効
通知をシステム本体13側に送出している(判断20
6,処理207,処理208)。
【0059】図9は、請求項6記載の発明を実現する一
つの実施形態を示す図である。ここでは、各表示・入力
装置17毎にそれぞれ対応する分割入力領域(1ないし
4)に、反転表示が判別可能な例えば赤色の半透明シー
ル17bを貼り、自装置がトークンを有しているかどう
かが一目で容易に判別できるようにしている。図9で
は、4番目の表示・入力装置17となる場合を示してお
り、この装置にトークンが付与されると、このシール位
置に図7で示した反転表示がくることになる。なお、半
透明シールでなくても、自装置であることを示す文字情
報が書かれた透明シールを用いても良く、この場合、反
転表示がより見易くなる。
【0060】図10は上記図5のフローチャートに更に
請求項9対応機能を加味するフローチャートであり、図
5のフローチャートのA点に挿入される。また、図11
は図10の処理C部分を示しており、図5の処理10
8,判断109,処理101と同様の装置番号n更新機
能を実現する処置301,判断302,処理303から
なる。また、図12は各装置毎の過去の入力実績を示す
テーブル例であり、このテーブルは図2に示したRAM
部23あるいは磁気ディスク装置24に格納され、適宜
更新される。
【0061】図10のフローにおいては、図12のよう
な過去の入力実績のテーブルを参照し、過去の入力実績
がある水準(>m)を満たしているかどうかでトークン
巡回をスキップ処理している(判断201のNo→判断
202のNo→処理C)。このように、過去の入力実績
に応じてトークンの巡回頻度をダイナミック(動的)に
変更することにより、効率的なトークン巡回が可能とな
り、操作性が向上する。図10のフローでは前回スキッ
プしている場合は所定回数(m)に満たなくても次の時
にはトークンを割り当てているが(判断201のNo→
判断202のYes)、ここの判定及びスキップ処理を
詳細化することで、例えば一度も入力実績がない場合は
実質的にトークン巡回を常時スキップし、その装置が実
際に接続されていなくても問題がないようにすることが
出来る。
【0062】図13は請求項10記載の発明に対応する
フローチャートで、所定時間入力回数が0だとトークン
巡回テーブルから削除し、最終的に一つの表示・入力装
置17しかテーブル上になければトークン巡回を停止
し、常時その表示・入力装置17のみが入力可能とな
る。この処理も図5のA点に挿入される。図14はトー
クン巡回テーブルの例である。
【0063】すなわち、図13の判断401で装置番号
nが図14に示す巡回テーブル上にあるか否か(有効/
無効判定が有効か無効か)をチェックし、なければ(無
効であれば)、前記図11に示した処理C(スキップ処
理)を実行する。一方、装置番号nが巡回テーブル上に
あれば(有効であれば)、過去の入力実績(回数)が0
であるか否かをチェックする(判断401のYes→判
断402)。
【0064】過去の入力実績が0でなければ、図5の処
理102に移行し、入力実績が0であれば、巡回開始か
ら一定時間が経過したか否かをチェックする(判断40
2のYes→判断403)。巡回開始から一定時間が経
過していなければ(判断403のNo)、図5の処理1
02に移行し、一定時間経過していれば、装置番号nを
巡回テーブルから削除、すなわち有効/無効判定を無効
とする(判断403のYes→処理404)。
【0065】次に、巡回テーブル上の有効装置数が1か
否かをチェックし、1でなければ(判断405のN
o)、前記図11に示した処理Cを実行する。一方、有
効装置数が1であれば、その装置にトークンを付与して
トークン巡回を停止し(判断405のYes→処理40
6)、終了する。
【0066】このように、トークン巡回の仕方をそれま
での入力回数の実績に従ってスキップしたり、停止した
りすることにより、効率的なトークン巡回が可能とな
り、無駄なトークン巡回が行われないので、さらに操作
性が向上する。
【0067】最後に、上述したテレビ会議システムの切
断手順の例を図15に示す。切断端末Aは、アウトチヤ
ネル切断の前に、モード0強制設定を行う。以下にその
手順を説明する。端末A側より、ビデオオフ、LSDオ
フ、G.711のコマンドBASを端末Bに送出する。
すなわち端末AからBには音声のG.711データのみ
の送信となる。その後、G.711のみの能力BASを
端末Bに対して送出する。これにより端末Bは、ビデ
オ、データ等をオフし、G.711コマンド送出する。
端末Bからは、全能力が端末Aに対して通知される。こ
れにより、G.711のみの音声通信になる。このとき
付加チャネル側では、データは何も流れていないアイド
ル状態となり、第一チャネルで56Kbit/sの音声
通信となる。
【0068】この状態になってアウトチャネル(Dc
h)により切断のシーケンスに移行する。端末Aは、I
SDN網1に対し切断メッセージ(Disconnec
t)DISCを送出し、ISDN網1は、端末BにDI
SCを送出する。ISDN網1は、端末Aに解放メッセ
ージ(Release)RELを送出し、端末Bは、I
SDN網1にRELメッセージを通知する。端末AはI
SDN網1に対し解放完了(Release Comp
lete)REL−COMPを送出し、ISDN網1
は、端末BにREL−COMPメッセージを送出して、
両端末共、付加チヤネル呼の切断が完了する。同様に、
第一チャネルを切断して会議を終了する。
【0069】なお、上記実施形態においては、本願の各
発明に係る通信会議端末装置を2地点間のテレビ会議シ
ステムのテレビ会議端末装置に適用した場合について示
したが、本願は端末装置側のみでの発明であるので、M
CUと呼ばれる多地点会議制御装置を介して3地点以上
の多地点でテレビ会議を行うテレビ会議端末装置にも同
様に適用可能である。
【0070】また、上記実施形態においては、本願の各
発明に係る通信会議端末装置をテレビ会議システムのテ
レビ会議端末装置に適用した場合について示したが、映
像(動画像)を伴わないような簡易な通信会議端末装置
にも適用可能である。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本願の請求項1記載の発
明によれば、通信回線を介して複数の通信会議端末装置
を接続し、相互に会議情報をやり取りする通信会議に際
し、会議情報の表示及び入力機能を有する表示入力手段
を一つの通信会議端末装置に複数接続して複数の会議参
加者に情報を表示するとともに、それぞれの情報入力を
可能とする通信会議端末装置において、前記複数の表示
入力手段をチェーン状に接続するとともに、各表示入力
手段に対して、入力権利を与えるトークンを一定時間間
隔で巡回的に割り当てる制御手段を備えたので、ケーブ
ル接続が簡単になるチェーン接続を用いても入力ライン
上でのデータ衝突を避けることができるとともに、一つ
の装置が入力可となってから他の装置が入力可となる状
態遷移が簡単となり、ユーザインタフェース等の実際の
使い勝手が向上する効果がある。
【0072】そして、請求項2記載の発明によれば、前
記請求項1に記載の通信会議端末装置において、前記制
御手段は、前記トークンの一定時間割り当て時に表示入
力手段の所定の入力領域に所定の入力情報があったとき
トークンの巡回を停止し、その入力があった表示入力手
段の入力可能状態を継続するようにしたので、請求項1
と同様の効果が得られるとともに、所定の入力領域にペ
ン入力等を行うことによって入力権利を排他的に獲得す
ることができ、実操作で入力権利獲得を行うことがない
ため、実操作の最初が欠けるといった不具合がなくなる
効果がある。
【0073】また、請求項3記載の発明によれば、前記
請求項2に記載の通信会議端末装置において、前記所定
の入力領域が、接続されている各表示入力手段に対応し
て分割されているので、請求項2と同様の効果が得られ
るとともに、ユーザにとって自分の入力領域が判り易く
なる効果がある。
【0074】さらに、請求項4記載の発明によれば、前
記請求項3に記載の通信会議端末装置において、前記制
御手段は、前記分割されている所定の入力領域をトーク
ン巡回中は巡回している表示入力手段に対応する部分の
みを他の部分とは異なる態様で表示するようにしたの
で、請求項3と同様の効果が得られるとともに、現在ト
ークン(入力権利)を割り当てられているのがどれであ
るかを容易に判別できる効果がある。
【0075】また、請求項5記載の発明によれば、前記
請求項3または請求項4に記載の通信会議端末装置にお
いて、前記制御手段は、前記分割されている所定の入力
領域をトークン停止中は停止している表示入力手段に対
応する部分のみを他の部分とは異なる態様で表示するよ
うにしたので、請求項3または請求項4と同様の効果が
得られるとともに、現在トークン(入力権利)を獲得し
ているのがどれであるかを容易に判別できる効果があ
る。
【0076】また、請求項6記載の発明によれば、前記
請求項3ないし請求項5のいずれかに記載の通信会議端
末装置において、前記分割されている所定の入力領域と
個々の表示入力手段との対応関係を判別可能とする判別
手段を備えたので、請求項3ないし請求項5と同様の効
果が得られるとともに、ユーザは自分がトークンを有し
ているかどうかが一目で容易に判別できる効果がある。
【0077】また、請求項7記載の発明によれば、前記
請求項2ないし請求項6のいずれかに記載の通信会議端
末装置において、前記制御手段は、前記トークン停止中
にトークンを有している表示入力手段から所定の入力領
域に入力があった場合は、再びトークンを巡回させるよ
うにしたので、請求項2ないし請求項6と同様の効果が
得られるとともに、トークン停止中に所定領域への再度
のペン入力等があった場合は次の表示入力手段にトーク
ンが与えられるため、繁雑な操作なしにトークンを獲得
できるようになる効果がある。
【0078】さらに、請求項8記載の発明によれば、前
記請求項2ないし請求項7のいずれかに記載の通信会議
端末装置において、前記制御手段は、前記トークン停止
中にトークンを有している表示入力手段から一定時間入
力がない場合は、再びトークンを巡回させるようにした
ので、請求項2ないし請求項7と同様の効果が得られる
とともに、所定時間ペン入力等が全くない場合には次の
表示入力手段にトークンが与えられるため、繁雑な操作
なしにトークンを獲得できるようになる効果がある。
【0079】また、請求項9記載の発明によれば、前記
請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の通信会議端
末装置において、前記制御手段は、各表示入力手段への
前記トークンの巡回割り当て頻度をそれ以前の入力回数
に応じて変更するようにしたので、請求項1ないし請求
項8と同様の効果が得られるとともに、過去の入力実績
に応じてトークンの巡回頻度が変更されるため、効率的
なトークン巡回が可能となり、操作性が向上する効果が
ある。
【0080】さらに、請求項10記載の発明によれば、
前記請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の通信会
議端末装置において、前記制御手段は、前記トークンの
巡回割り当ての対象となる表示入力手段が一つである場
合はトークンの巡回を停止するようにしたので、請求項
1ないし請求項9と同様の効果が得られるとともに、無
駄なトークン巡回が行われないので、さらに操作性が向
上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の各発明に係る通信会議端末装置をテレビ
会議システムのテレビ会議端末装置に適用した実施形態
の構成図。
【図2】上記図1におけるシステム本体の内部構成を示
すブロック図。
【図3】テレビ会議システムの接続手順例を示す図。
【図4】文書情報を送信し、MLP6.4Kパスを確立
する通信手順例を示す図。
【図5】本願の請求項1、2、4、5、7、8に関わる
システム本体(システム制御部)の処理を示すフローチ
ャート。
【図6】表示・入力装置の分割された入力領域を示す概
略図。
【図7】上記入力領域の反転表示を示す図。
【図8】表示・入力装置側の処理を示すフローチャー
ト。
【図9】上記入力領域の表示・入力装置対応の分割領域
に貼られる半透明シールを示す図。
【図10】上記図5のフローチャートに更に請求項9対
応機能を加味するフローチャート。
【図11】上記図10の処理C部分を示すフローチャー
ト。
【図12】各装置毎の過去の入力実績を表わすトークン
巡回テーブル例を示す図。
【図13】上記図5のフローチャートに更に請求項10
対応機能を加味するフローチャート。
【図14】各装置毎の過去の入力実績を表わすトークン
巡回テーブル例を示す図。
【図15】テレビ会議システムの切断手順例を示す図。
【図16】LCD表示装置及びタッチパネル入力装置が
一体化された表示・入力装置の簡略構成図。
【図17】上記図16の表示・入力装置のチェーン接続
を示す図。
【図18】上記図16の表示・入力装置の従来の個別接
続を示す図。
【符号の説明】
A,B テレビ会議端末装置 1 ISDN網 11 メインカメラ 12 モニタテレビ 13 システム本体 14 マイク 15 スピーカ 16 操作卓 17 表示・入力装置 17a 分割された入力領域 17b 半透明シール 21 システム制御部 22 ROM部 23 RAM部 24 磁気ディスク装置 25 操作インタフェース部 26 PCインタフェース部 27 タイマー部 28 LCD/TPインタフェース部 29 ISDNインタフェース部 30 アウトチャネル伝送制御部 31 メディア多重・分離部 32 音声コーディック部 33 音声入出力インタフェース部 34 動画像コーディック部 35 モニタインタフェース部 36 カメラインタフェース部 37 データ通信処理部 38 カラー静止画像処理部 39 グラフィック処理部 40 ピクチャーインピクチャー処理部 41 システムバス

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して複数の通信会議端末装
    置を接続し、相互に会議情報をやり取りする通信会議に
    際し、会議情報の表示及び入力機能を有する表示入力手
    段を一つの通信会議端末装置に複数接続して複数の会議
    参加者に情報を表示するとともに、それぞれの情報入力
    を可能とする通信会議端末装置において、 前記複数の表示入力手段をチェーン状に接続するととも
    に、 各表示入力手段に対して、入力権利を与えるトークンを
    一定時間間隔で巡回的に割り当てる制御手段を備えたこ
    とを特徴とする通信会議端末装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通信会議端末装置にお
    いて、 前記制御手段は、前記トークンの一定時間割り当て時に
    表示入力手段の所定の入力領域に所定の入力情報があっ
    たときトークンの巡回を停止し、その入力があった表示
    入力手段の入力可能状態を継続することを特徴とする通
    信会議端末装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の通信会議端末装置にお
    いて、 前記所定の入力領域が、接続されている各表示入力手段
    に対応して分割されていることを特徴とする通信会議端
    末装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の通信会議端末装置にお
    いて、 前記制御手段は、前記分割されている所定の入力領域を
    トークン巡回中は巡回している表示入力手段に対応する
    部分のみを他の部分とは異なる態様で表示することを特
    徴とする通信会議端末装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の通信会
    議端末装置において、 前記制御手段は、前記分割されている所定の入力領域を
    トークン停止中は停止している表示入力手段に対応する
    部分のみを他の部分とは異なる態様で表示することを特
    徴とする通信会議端末装置。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし請求項5のいずれかに記
    載の通信会議端末装置において、 前記分割されている所定の入力領域と個々の表示入力手
    段との対応関係を判別可能とする判別手段を備えたこと
    を特徴とする通信会議端末装置。
  7. 【請求項7】 請求項2ないし請求項6のいずれかに記
    載の通信会議端末装置において、 前記制御手段は、前記トークン停止中にトークンを有し
    ている表示入力手段から所定の入力領域に入力があった
    場合は、再びトークンを巡回させることを特徴とする通
    信会議端末装置。
  8. 【請求項8】 請求項2ないし請求項7のいずれかに記
    載の通信会議端末装置において、 前記制御手段は、前記トークン停止中にトークンを有し
    ている表示入力手段から所定時間入力がない場合は、再
    びトークンを巡回させることを特徴とする通信会議端末
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれかに記
    載の通信会議端末装置において、 前記制御手段は、各表示入力手段への前記トークンの巡
    回割り当て頻度をそれ以前の入力回数に応じて変更する
    ことを特徴とする通信会議端末装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のいずれかに
    記載の通信会議端末装置において、 前記制御手段は、前記トークンの巡回割り当ての対象と
    なる表示入力手段が一つである場合は、トークンの巡回
    を停止することを特徴とする通信会議端末装置。
JP7348190A 1995-12-19 1995-12-19 通信会議端末装置 Pending JPH09172494A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009147429A (ja) * 2007-12-11 2009-07-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> データ共有機能を持つ画像音声コミュニケーションシステム、方法、プログラム、記憶媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009147429A (ja) * 2007-12-11 2009-07-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> データ共有機能を持つ画像音声コミュニケーションシステム、方法、プログラム、記憶媒体

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