JPH09162287A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH09162287A JPH09162287A JP32163795A JP32163795A JPH09162287A JP H09162287 A JPH09162287 A JP H09162287A JP 32163795 A JP32163795 A JP 32163795A JP 32163795 A JP32163795 A JP 32163795A JP H09162287 A JPH09162287 A JP H09162287A
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- etching
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヴィアホールの形成において下地膜であるT
iN膜に対して選択性の優れたエッチングを行い得る半
導体装置の製造方法を提供すること。 【解決手段】 一般的なCF4 ,CHF3 等のガスを用
いてエッチングを行うと、反応生成物MR は半導体基板
の保持温度が100℃の場合(a)よりも保持温度が1
40℃の場合(b)の方がシリコン酸化膜101及びフ
ォトレジスト108における開口部に集中している状態
から均一に堆積する方向に変化する。そこで、ここでは
半導体基板における金属配線間にドライエッチングによ
り導通孔を形成するドライエッチング工程において、ド
ライエッチングに際してフォトレジストをマスクとして
半導体基板を120〜140[℃]に保温して行う。ド
ライエッチングに先立ってウェーハ状態の半導体基板を
保持する保持部の温度を120℃に設定してから240
秒以上熱処理するとエッチングの選択性が向上する。
iN膜に対して選択性の優れたエッチングを行い得る半
導体装置の製造方法を提供すること。 【解決手段】 一般的なCF4 ,CHF3 等のガスを用
いてエッチングを行うと、反応生成物MR は半導体基板
の保持温度が100℃の場合(a)よりも保持温度が1
40℃の場合(b)の方がシリコン酸化膜101及びフ
ォトレジスト108における開口部に集中している状態
から均一に堆積する方向に変化する。そこで、ここでは
半導体基板における金属配線間にドライエッチングによ
り導通孔を形成するドライエッチング工程において、ド
ライエッチングに際してフォトレジストをマスクとして
半導体基板を120〜140[℃]に保温して行う。ド
ライエッチングに先立ってウェーハ状態の半導体基板を
保持する保持部の温度を120℃に設定してから240
秒以上熱処理するとエッチングの選択性が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板におけ
る金属配線と活性領域又は独立した他の金属配線との間
に導通孔(ヴィアホールと呼ばれる)をドライエッチン
グにより形成する半導体装置の製造方法に関する。
る金属配線と活性領域又は独立した他の金属配線との間
に導通孔(ヴィアホールと呼ばれる)をドライエッチン
グにより形成する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスは高集積化,高速
化が求められている。このうち、デバイスの処理速度を
増加させる方法としては、半導体基板における金属配線
を何層にも多層構造化することで高速化を具現する技術
が知られている。
化が求められている。このうち、デバイスの処理速度を
増加させる方法としては、半導体基板における金属配線
を何層にも多層構造化することで高速化を具現する技術
が知られている。
【0003】そこで、以下はこうした金属配線間を結ぶ
孔(ヴィアホールと呼ばれる)の形成技術について説明
する。
孔(ヴィアホールと呼ばれる)の形成技術について説明
する。
【0004】先ず図7(a)に示されるように、シリコ
ン酸化膜101上にTi膜102,TiN膜103,A
l−Si−Cu膜104,及びTiN膜105をこの順
でスパッタリングにより成膜を行い、更にTiN膜10
5上にフォトレジスト106を塗布した後、リソグラフ
ィ技術によりパターンを形成する。次に、公知のドライ
エッチング技術として例えば平行平板型リアクティブイ
オンエッチング(RIE)装置によりCl2 ,BCl3
等の塩素系ガスを用いて配線を形成する。
ン酸化膜101上にTi膜102,TiN膜103,A
l−Si−Cu膜104,及びTiN膜105をこの順
でスパッタリングにより成膜を行い、更にTiN膜10
5上にフォトレジスト106を塗布した後、リソグラフ
ィ技術によりパターンを形成する。次に、公知のドライ
エッチング技術として例えば平行平板型リアクティブイ
オンエッチング(RIE)装置によりCl2 ,BCl3
等の塩素系ガスを用いて配線を形成する。
【0005】引き続き、フォトレジスト106を除去
後、図7(b)に示されるようにシリコン酸化膜107
を成長させてからフォトレジスト108を塗布した後、
リソグラフィ技術によりヴィアホールパターンを形成す
る。更に、ドライエッチングによりヴィアホール109
を形成する。
後、図7(b)に示されるようにシリコン酸化膜107
を成長させてからフォトレジスト108を塗布した後、
リソグラフィ技術によりヴィアホールパターンを形成す
る。更に、ドライエッチングによりヴィアホール109
を形成する。
【0006】このときのドライエッチング方法として
は、例えば特開平3−292757号公報や、或いは特
開平4−167546号公報に開示されているように平
行平板型RIEによりCHF3 ,O2 ガスを用いてシリ
コン酸化膜107をエッチングし、TiN膜105で停
止させる。
は、例えば特開平3−292757号公報や、或いは特
開平4−167546号公報に開示されているように平
行平板型RIEによりCHF3 ,O2 ガスを用いてシリ
コン酸化膜107をエッチングし、TiN膜105で停
止させる。
【0007】最後に、図7(c)に示すように、先に述
べた金属配線と同様の手法により第2の金属配線LM を
形成する。
べた金属配線と同様の手法により第2の金属配線LM を
形成する。
【0008】ここで、ヴィアホール109を形成する場
合、下地膜であるTiN膜103に対し、選択性の優れ
たエッチングが必要である。これは段差が厳しいデバイ
スにおいてヴィアホール109の深さのばらつきが大き
くなった場合、エッチング量は最も深いヴィアホール1
09に合わせなければならないが、これによってそれよ
りも浅いヴィアホール109が過度のエッチングとなっ
てしまうことを回避させるためである。
合、下地膜であるTiN膜103に対し、選択性の優れ
たエッチングが必要である。これは段差が厳しいデバイ
スにおいてヴィアホール109の深さのばらつきが大き
くなった場合、エッチング量は最も深いヴィアホール1
09に合わせなければならないが、これによってそれよ
りも浅いヴィアホール109が過度のエッチングとなっ
てしまうことを回避させるためである。
【0009】ところで、上述したヴィアホール109の
形成方法では、シリコン酸化膜101とTiN膜103
との選択比は最大でも10〜15程度しか得ることがで
きず、ヴィアホール109の深さがばらついたり、下地
膜であるTiN膜103の薄膜化が具現し難かったり、
或いはオーバーエッチングの制御に対応するには困難で
あるという問題がある。
形成方法では、シリコン酸化膜101とTiN膜103
との選択比は最大でも10〜15程度しか得ることがで
きず、ヴィアホール109の深さがばらついたり、下地
膜であるTiN膜103の薄膜化が具現し難かったり、
或いはオーバーエッチングの制御に対応するには困難で
あるという問題がある。
【0010】そこで、シリコン酸化膜101とTiN膜
103との選択比を得る方法として、エッチングガスに
C4 F8 等のC/F比の高いガス又は一酸化炭素(C
O)ガスを用いることにより実現される。
103との選択比を得る方法として、エッチングガスに
C4 F8 等のC/F比の高いガス又は一酸化炭素(C
O)ガスを用いることにより実現される。
【0011】例えばシリコン酸化膜101のエッチング
に一般的に用いられているCF4 ,CHF3 等のガスを
用いてエッチングを行った場合、図8(a)に示される
ように、エッチングにより生ずる反応生成物MR はシリ
コン酸化膜101及びフォトレジスト108における開
口部分に集中しているのに対し、C4 F8 ,CO等のガ
スを用いてエッチングを行った場合では、図8(b)に
示されるように、反応生成物MR は均一に堆積し,且つ
ヴィアホール109の底部にも堆積するために高い選択
性が得られる。
に一般的に用いられているCF4 ,CHF3 等のガスを
用いてエッチングを行った場合、図8(a)に示される
ように、エッチングにより生ずる反応生成物MR はシリ
コン酸化膜101及びフォトレジスト108における開
口部分に集中しているのに対し、C4 F8 ,CO等のガ
スを用いてエッチングを行った場合では、図8(b)に
示されるように、反応生成物MR は均一に堆積し,且つ
ヴィアホール109の底部にも堆積するために高い選択
性が得られる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したシリコン酸化
膜とTiN膜との選択比を得る方法として、図8(b)
で説明したC4 F8 ,CO等のガスを用いたエッチング
の場合、堆積物が生じ易く、エッチングレート,エッチ
ング均一性,選択比等で再現性が乏しいという問題があ
る。
膜とTiN膜との選択比を得る方法として、図8(b)
で説明したC4 F8 ,CO等のガスを用いたエッチング
の場合、堆積物が生じ易く、エッチングレート,エッチ
ング均一性,選択比等で再現性が乏しいという問題があ
る。
【0013】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、ヴィアホールの形
成において下地膜であるTiN膜に対して選択性の優れ
たエッチングを行い得る半導体装置の製造方法を提供す
ることにある。
なされたもので、その技術的課題は、ヴィアホールの形
成において下地膜であるTiN膜に対して選択性の優れ
たエッチングを行い得る半導体装置の製造方法を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、半導体
基板における金属配線と活性領域又は独立した他の金属
配線との間にドライエッチングにより導通孔を形成する
ドライエッチング工程を含む半導体装置の製造方法にお
いて、ドライエッチング工程ではドライエッチングに際
してフォトレジストをマスクとして半導体基板を120
〜140[℃]に保温して行う半導体装置の製造方法が
得られる。
基板における金属配線と活性領域又は独立した他の金属
配線との間にドライエッチングにより導通孔を形成する
ドライエッチング工程を含む半導体装置の製造方法にお
いて、ドライエッチング工程ではドライエッチングに際
してフォトレジストをマスクとして半導体基板を120
〜140[℃]に保温して行う半導体装置の製造方法が
得られる。
【0015】この半導体装置の製造方法において、ドラ
イエッチング工程では、ドライエッチングに先立って半
導体基板のウェーハ状態のものを保持する保持部の温度
を120℃に設定してから240秒以上熱処理するこ
と、或いはドライエッチングによる導通孔の形成を静電
吸着を利用して行うこと、更にドライエッチングガスと
してフルオロカーボンガスを用いることは好ましい。
イエッチング工程では、ドライエッチングに先立って半
導体基板のウェーハ状態のものを保持する保持部の温度
を120℃に設定してから240秒以上熱処理するこ
と、或いはドライエッチングによる導通孔の形成を静電
吸着を利用して行うこと、更にドライエッチングガスと
してフルオロカーボンガスを用いることは好ましい。
【0016】又、本発明によれば、上記半導体装置の製
造方法におけるドライエッチング工程による導通孔の形
成後、半導体基板の下地金属膜のエッチングをフッ素を
含むガスによりエッチングするエッチング工程を含む半
導体装置の製造方法が得られる。
造方法におけるドライエッチング工程による導通孔の形
成後、半導体基板の下地金属膜のエッチングをフッ素を
含むガスによりエッチングするエッチング工程を含む半
導体装置の製造方法が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の半
導体装置の製造方法について、図面を参照して詳細に説
明する。
導体装置の製造方法について、図面を参照して詳細に説
明する。
【0018】最初に、本発明の半導体装置の製造方法の
概要を簡単に説明する。この半導体装置の製造方法は、
半導体基板における金属配線と活性領域又は独立した他
の金属配線との間にドライエッチングにより導通孔(ヴ
ィアホール109)を形成するドライエッチング工程を
含むもので、ドライエッチング工程ではドライエッチン
グに際してフォトレジストをマスクとして半導体基板を
120〜140[℃]に保温して行うことを基本とす
る。
概要を簡単に説明する。この半導体装置の製造方法は、
半導体基板における金属配線と活性領域又は独立した他
の金属配線との間にドライエッチングにより導通孔(ヴ
ィアホール109)を形成するドライエッチング工程を
含むもので、ドライエッチング工程ではドライエッチン
グに際してフォトレジストをマスクとして半導体基板を
120〜140[℃]に保温して行うことを基本とす
る。
【0019】このドライエッチング工程では、ドライエ
ッチングに先立って半導体基板のウェーハ状態のものを
保持するステージ等の保持部の温度を120℃に設定し
てから240秒以上熱処理したり、ドライエッチングに
よる導通孔(ヴィアホール109)の形成を静電吸着を
利用(例えば静電吸着機構を有するドライエッチング装
置を用いれば良い)して行ったり、或いはドライエッチ
ングガスとしてフルオロカーボンガスを用いることが望
ましい。
ッチングに先立って半導体基板のウェーハ状態のものを
保持するステージ等の保持部の温度を120℃に設定し
てから240秒以上熱処理したり、ドライエッチングに
よる導通孔(ヴィアホール109)の形成を静電吸着を
利用(例えば静電吸着機構を有するドライエッチング装
置を用いれば良い)して行ったり、或いはドライエッチ
ングガスとしてフルオロカーボンガスを用いることが望
ましい。
【0020】又、この半導体装置の製造方法では、ドラ
イエッチング工程による導通孔の形成後、エッチング工
程により半導体基板の下地金属膜のエッチングをフッ素
を含むガスによりエッチングする。
イエッチング工程による導通孔の形成後、エッチング工
程により半導体基板の下地金属膜のエッチングをフッ素
を含むガスによりエッチングする。
【0021】そこで、以下は本発明の半導体装置の製造
方法に至るまでの技術的背景を簡単に説明する。
方法に至るまでの技術的背景を簡単に説明する。
【0022】一般に、周知のフォトレジストマスクによ
るヴィアホールエッチングでは、半導体基板の温度を1
00℃以下となるように設定してエッチングを行ってい
るが、これはフォトレジストの耐熱温度や半導体基板の
面内温度均一性を考慮してフォトレジストが変質しない
ようにするためである。
るヴィアホールエッチングでは、半導体基板の温度を1
00℃以下となるように設定してエッチングを行ってい
るが、これはフォトレジストの耐熱温度や半導体基板の
面内温度均一性を考慮してフォトレジストが変質しない
ようにするためである。
【0023】図1は、半導体基板の温度を変化させてシ
リコン酸化膜101のエッチングガスとして、一般的な
CF4 ,CHF3 等のガスを用いてエッチングを行った
ときの反応生成物MR の堆積の状態を半導体基板の部分
側面断面図により示したものであり、同図(a)は保持
温度を100℃とした場合に関するもの,同図(b)は
保持温度を140℃とした場合に関するものである。
リコン酸化膜101のエッチングガスとして、一般的な
CF4 ,CHF3 等のガスを用いてエッチングを行った
ときの反応生成物MR の堆積の状態を半導体基板の部分
側面断面図により示したものであり、同図(a)は保持
温度を100℃とした場合に関するもの,同図(b)は
保持温度を140℃とした場合に関するものである。
【0024】図1(a)及び(b)からは、半導体基板
の温度が上昇すると反応生成物MRは、シリコン酸化膜
101及びフォトレジスト108における開口部に集中
している状態から均一に堆積する方向に変化することが
判る。
の温度が上昇すると反応生成物MRは、シリコン酸化膜
101及びフォトレジスト108における開口部に集中
している状態から均一に堆積する方向に変化することが
判る。
【0025】この結果、半導体基板の温度を上昇させる
と、特殊なガスを使用しなくても反応生成物MR の堆積
分布がC4 F8 ,CO等のガスを用いてエッチングした
場合と同等の傾向が得られ、選択性が向上される。
と、特殊なガスを使用しなくても反応生成物MR の堆積
分布がC4 F8 ,CO等のガスを用いてエッチングした
場合と同等の傾向が得られ、選択性が向上される。
【0026】そこで、フォトレジストマスクによるエッ
チングにおいて、フォトレジストが変質すること無く、
半導体基板の温度が100℃以上の状態でエッチング可
能な方法を検討するに至った。
チングにおいて、フォトレジストが変質すること無く、
半導体基板の温度が100℃以上の状態でエッチング可
能な方法を検討するに至った。
【0027】フォトレジストが変質する要因としては、
半導体基板の温度の均一性と、パターニング(現像)後
にフォトレジスト中に残留する溶媒とによる2点が大き
いものと類推される。
半導体基板の温度の均一性と、パターニング(現像)後
にフォトレジスト中に残留する溶媒とによる2点が大き
いものと類推される。
【0028】前者に関しては、半導体基板の周辺部を物
理的にステージに押さえつける方式(クランプ方式)か
ら電気的に半導体基板をステージに吸着させる方式(E
SC電極)を採用することにより改善されることは周知
である。又、後者に関しては、現像後の熱処理温度,時
間の検討により半導体基板の温度が高い条件でもフォト
レジストが変質すること無くエッチングすることが可能
である。
理的にステージに押さえつける方式(クランプ方式)か
ら電気的に半導体基板をステージに吸着させる方式(E
SC電極)を採用することにより改善されることは周知
である。又、後者に関しては、現像後の熱処理温度,時
間の検討により半導体基板の温度が高い条件でもフォト
レジストが変質すること無くエッチングすることが可能
である。
【0029】表1は現像後の熱処理の温度及び時間を変
化させたとき、ヴィアホールエッチングを行うことによ
りフォトレジストが変質を始めるときの半導体基板の温
度を示したものである。
化させたとき、ヴィアホールエッチングを行うことによ
りフォトレジストが変質を始めるときの半導体基板の温
度を示したものである。
【0030】
【表1】 表1からは、現像後の熱処理の温度を120℃,処理時
間を240秒に設定することにより、半導体基板の温度
が145℃までフォトレジストが安定して変質しないこ
とが判った。
間を240秒に設定することにより、半導体基板の温度
が145℃までフォトレジストが安定して変質しないこ
とが判った。
【0031】ところで、このような評価は図2に示すよ
うな構成のドライエッチング装置を用いて行った。
うな構成のドライエッチング装置を用いて行った。
【0032】このドライエッチング装置は、チャンバ2
01と、このチャンバ201の上部に配備され、チャン
バ201内にエッチングガスを供給するガス供給機構
と、チャンバ201内部に対向して配置された2つの電
極としての上部電極202,下部電極203とを備え、
半導体基板10が載置される下部電極203には、マッ
チングボックス204を介してRF電源(RF周波数1
3.56MHz)205と、半導体基板10を静電吸着
させるためのDC電源206と、半導体基板10の温度
制御を行うための温度コントローラ207とが接続され
ている。
01と、このチャンバ201の上部に配備され、チャン
バ201内にエッチングガスを供給するガス供給機構
と、チャンバ201内部に対向して配置された2つの電
極としての上部電極202,下部電極203とを備え、
半導体基板10が載置される下部電極203には、マッ
チングボックス204を介してRF電源(RF周波数1
3.56MHz)205と、半導体基板10を静電吸着
させるためのDC電源206と、半導体基板10の温度
制御を行うための温度コントローラ207とが接続され
ている。
【0033】エッチング条件は、CF4 を20scc
m,CHF3 を40sccm,圧力を5Pa,RFパワ
ー密度を8.77W/cm2 ,ESC電圧を1000V
として行った。
m,CHF3 を40sccm,圧力を5Pa,RFパワ
ー密度を8.77W/cm2 ,ESC電圧を1000V
として行った。
【0034】図3は、表1より現像後の熱処理の条件を
120℃,240秒とし、半導体基板10が載置される
下部電極203の温度を変化させることで半導体基板1
0の温度t(℃)を変化させたときのシリコン酸化膜1
01とTiN膜105との選択比(シリコン酸化膜10
1/TiN膜105)の変化を示したものである。
120℃,240秒とし、半導体基板10が載置される
下部電極203の温度を変化させることで半導体基板1
0の温度t(℃)を変化させたときのシリコン酸化膜1
01とTiN膜105との選択比(シリコン酸化膜10
1/TiN膜105)の変化を示したものである。
【0035】図3からは、半導体基板10の温度が14
0℃のときに選択比が約50として得られ、フォトレジ
スト108の変質も認められないことが判る。
0℃のときに選択比が約50として得られ、フォトレジ
スト108の変質も認められないことが判る。
【0036】そこで、以下は本発明の半導体装置の製造
方法を幾つかの実施例に場合分けして具体的に説明す
る。
方法を幾つかの実施例に場合分けして具体的に説明す
る。
【0037】図4は、実施例1に係る製造過程別な半導
体基板の部分側面断面図であり、同図(a)は初期過程
に関するもの,同図(b)は中期過程に関するもの,同
図(c)は後期過程に関するものである。
体基板の部分側面断面図であり、同図(a)は初期過程
に関するもの,同図(b)は中期過程に関するもの,同
図(c)は後期過程に関するものである。
【0038】実施例1では、先ず図4(a)に示される
ように、半導体基板上にシリコン酸化膜101を成長さ
せ、続いてスパッタリング技術によりTi膜102,T
iN膜103,Al−Si−Cu膜104,TiN膜1
05をこの順で形成した後、このTiN膜105上にフ
ォトレジスト106を塗布した後、リソグラフィ技術に
よりパターンを形成する。
ように、半導体基板上にシリコン酸化膜101を成長さ
せ、続いてスパッタリング技術によりTi膜102,T
iN膜103,Al−Si−Cu膜104,TiN膜1
05をこの順で形成した後、このTiN膜105上にフ
ォトレジスト106を塗布した後、リソグラフィ技術に
よりパターンを形成する。
【0039】次に、この半導体基板を図5に示すような
構成のドライエッチング装置を用いてエッチング処理す
る。ここで使用するドライエッチング装置は、図2で説
明した装置と比べて下部電極203には、マッチングボ
ックス204を介してRF電源(RF周波数13.56
MHz)205が接続され、DC電源206及び温度コ
ントローラ207を具備していない点が相違している。
構成のドライエッチング装置を用いてエッチング処理す
る。ここで使用するドライエッチング装置は、図2で説
明した装置と比べて下部電極203には、マッチングボ
ックス204を介してRF電源(RF周波数13.56
MHz)205が接続され、DC電源206及び温度コ
ントローラ207を具備していない点が相違している。
【0040】最初にTiN膜105,Al−Si−Cu
膜104,TiN膜103,Ti膜102をエッチング
して金属配線の形成を行う。エッチング条件としては、
Cl2 を30sccm,BCl3 を60sccm,圧力
を40Pa,RFパワー密度を2.75W/cm2 とし
て行った。
膜104,TiN膜103,Ti膜102をエッチング
して金属配線の形成を行う。エッチング条件としては、
Cl2 を30sccm,BCl3 を60sccm,圧力
を40Pa,RFパワー密度を2.75W/cm2 とし
て行った。
【0041】更に、図4(b)に示されるように、シリ
コン酸化膜107を成膜してからフォトレジスト108
を塗布し、リソグラフィ技術によりパターン形成(露光
・現像)を行う。現像後に半導体基板をステージ温度1
20℃,240秒の条件下で熱処理を行い、フォトレジ
スト108中に残存する溶媒を揮発させる。
コン酸化膜107を成膜してからフォトレジスト108
を塗布し、リソグラフィ技術によりパターン形成(露光
・現像)を行う。現像後に半導体基板をステージ温度1
20℃,240秒の条件下で熱処理を行い、フォトレジ
スト108中に残存する溶媒を揮発させる。
【0042】この後は、この半導体基板を図2で説明し
たドライエッチング装置を用いてドライエッチング工程
としてドライエッチング処理する。このときのドライエ
ッチング条件は、CF4 を20sccm,CHF3 を4
0sccm,圧力を5Pa,RFパワー密度を8.77
W/cm2 ,ESC電圧を1000V,上部電極202
の温度を80℃,下部電極203の温度を80℃として
行った。このとき、半導体基板の温度は135℃となっ
た。このドライエッチング処理により図4(b)に示さ
れように、選択比が約45であって、従来技術に比べて
3倍以上の選択性を有する良好なヴィアホール109が
形成される。
たドライエッチング装置を用いてドライエッチング工程
としてドライエッチング処理する。このときのドライエ
ッチング条件は、CF4 を20sccm,CHF3 を4
0sccm,圧力を5Pa,RFパワー密度を8.77
W/cm2 ,ESC電圧を1000V,上部電極202
の温度を80℃,下部電極203の温度を80℃として
行った。このとき、半導体基板の温度は135℃となっ
た。このドライエッチング処理により図4(b)に示さ
れように、選択比が約45であって、従来技術に比べて
3倍以上の選択性を有する良好なヴィアホール109が
形成される。
【0043】最後に、図4(c)に示されるように、図
7(c)で説明した場合と同様な金属配線方法によって
第2の金属配線LM を形成する。
7(c)で説明した場合と同様な金属配線方法によって
第2の金属配線LM を形成する。
【0044】ここでは下部電極203の温度を変化させ
て半導体基板の温度を変化させたが、RFパワー密度を
変化させて半導体基板の温度を変化させても選択比の確
保が可能である。又、ドライエッチング条件に関して
は、CF4 :CHF3 を1:2〜1:4とし、トータル
ガス流量を60〜120[sccm],圧力を5〜10
[Pa]の範囲として適当な組み合わせで選択比を30
以上として得ることも可能である。更に、ここではCF
4 ,CHF3 等のガスを用いているため、反応生成物M
R の堆積の制御についても、図8(b)で説明した従来
のC4 F8 ,CO等のガスを用いた場合よりも容易であ
り、再現性が優れている。加えて、この実施例1では上
部電極202の温度を80℃に設定したが、80℃以上
であれば上部電極202近傍に堆積する反応生成物MR
の量の抑制に効果がある。
て半導体基板の温度を変化させたが、RFパワー密度を
変化させて半導体基板の温度を変化させても選択比の確
保が可能である。又、ドライエッチング条件に関して
は、CF4 :CHF3 を1:2〜1:4とし、トータル
ガス流量を60〜120[sccm],圧力を5〜10
[Pa]の範囲として適当な組み合わせで選択比を30
以上として得ることも可能である。更に、ここではCF
4 ,CHF3 等のガスを用いているため、反応生成物M
R の堆積の制御についても、図8(b)で説明した従来
のC4 F8 ,CO等のガスを用いた場合よりも容易であ
り、再現性が優れている。加えて、この実施例1では上
部電極202の温度を80℃に設定したが、80℃以上
であれば上部電極202近傍に堆積する反応生成物MR
の量の抑制に効果がある。
【0045】尚、実施例1では下地がTiN膜105で
ある場合を示しているが、これの代わりにTiSiのよ
うにシリサイド化した活性領域へのコンタクトホール形
成についても、選択性の優れたエッチングが可能であ
る。
ある場合を示しているが、これの代わりにTiSiのよ
うにシリサイド化した活性領域へのコンタクトホール形
成についても、選択性の優れたエッチングが可能であ
る。
【0046】図6は、実施例2に係る製造過程別な半導
体基板の部分側面断面図であり、同図(a)は初期過程
に関するもの,同図(b)は中期過程に関するもの,同
図(c)は後期過程に関するものである。
体基板の部分側面断面図であり、同図(a)は初期過程
に関するもの,同図(b)は中期過程に関するもの,同
図(c)は後期過程に関するものである。
【0047】実施例2では、先ず図6(a)に示される
ように、半導体基板上にシリコン酸化膜101を成長さ
せ、続いてスパッタリング技術によりTi膜102,T
iN膜103,Al−Si−Cu膜104,TiN膜1
05をこの順で形成した後、このTiN膜105上にフ
ォトレジスト106を塗布した後、リソグラフィ技術に
よりパターンを形成する。
ように、半導体基板上にシリコン酸化膜101を成長さ
せ、続いてスパッタリング技術によりTi膜102,T
iN膜103,Al−Si−Cu膜104,TiN膜1
05をこの順で形成した後、このTiN膜105上にフ
ォトレジスト106を塗布した後、リソグラフィ技術に
よりパターンを形成する。
【0048】次に、この半導体基板を図5で説明したド
ライエッチング装置を用いてエッチング処理する。最初
にTiN膜105,Al−Si−Cu膜104,TiN
膜103,Ti膜102をエッチングして金属配線の形
成を行う。エッチング条件としては、Cl2 を30sc
cm,BCl3 を60sccm,圧力を40Pa,RF
パワー密度:を2.75W/cm2 として行った。
ライエッチング装置を用いてエッチング処理する。最初
にTiN膜105,Al−Si−Cu膜104,TiN
膜103,Ti膜102をエッチングして金属配線の形
成を行う。エッチング条件としては、Cl2 を30sc
cm,BCl3 を60sccm,圧力を40Pa,RF
パワー密度:を2.75W/cm2 として行った。
【0049】更に、図6(b)に示されるように、シリ
コン酸化膜107を成膜してからフォトレジスト108
を塗布し、リソグラフィ技術によりパターン形成(露光
・現像)を行う。現像後に半導体基板をステージ温度1
20℃,240秒の条件で熱処理を行い、フォトレジス
ト108中に残存する溶媒を揮発させる。
コン酸化膜107を成膜してからフォトレジスト108
を塗布し、リソグラフィ技術によりパターン形成(露光
・現像)を行う。現像後に半導体基板をステージ温度1
20℃,240秒の条件で熱処理を行い、フォトレジス
ト108中に残存する溶媒を揮発させる。
【0050】この後は、この半導体基板を図2で説明し
たドライエッチング装置を用いてドライエッチング工程
として第1段階のドライエッチング処理する。このとき
のドライエッチング条件は、CF4 を20sccm,C
HF3 を40sccm,圧力を5Pa,RFパワー密度
を8.77W/cm2 ,ESC電圧を1000V,上部
電極202の温度を80℃、下部電極203の温度を8
0℃として行った。このとき、半導体基板の温度は13
5℃となった。
たドライエッチング装置を用いてドライエッチング工程
として第1段階のドライエッチング処理する。このとき
のドライエッチング条件は、CF4 を20sccm,C
HF3 を40sccm,圧力を5Pa,RFパワー密度
を8.77W/cm2 ,ESC電圧を1000V,上部
電極202の温度を80℃、下部電極203の温度を8
0℃として行った。このとき、半導体基板の温度は13
5℃となった。
【0051】次に、この半導体基板を図2で説明したド
ライエッチング装置を用いてエッチング工程として第2
段階のドライエッチング処理する。このときのドライエ
ッチング条件は、SF6 を20sccm,CF4 を40
sccm,圧力を20Pa,RFパワー密度を3.3W
/cm2 ,ESC電圧を1000V,上部電極202の
温度を80℃,下部電極203の温度を80℃として行
った。このドライエッチング処理により図6(b)に示
すように、従来に比べてTiN膜105に対して選択性
の良好なヴィアホール109が形成される。
ライエッチング装置を用いてエッチング工程として第2
段階のドライエッチング処理する。このときのドライエ
ッチング条件は、SF6 を20sccm,CF4 を40
sccm,圧力を20Pa,RFパワー密度を3.3W
/cm2 ,ESC電圧を1000V,上部電極202の
温度を80℃,下部電極203の温度を80℃として行
った。このドライエッチング処理により図6(b)に示
すように、従来に比べてTiN膜105に対して選択性
の良好なヴィアホール109が形成される。
【0052】最後に、図6(c)に示されるように、図
7(c)で説明した場合と同様な金属配線方法によって
第2の金属配線LM を形成する。
7(c)で説明した場合と同様な金属配線方法によって
第2の金属配線LM を形成する。
【0053】ここでは、TiN膜105の除去を要する
ヴィアホールエッチングにおいて、SF6 を用いて下部
電極203の温度を従来に比べて高温に設定しているこ
とから、TiN膜105を高速にエッチングすることが
できる。
ヴィアホールエッチングにおいて、SF6 を用いて下部
電極203の温度を従来に比べて高温に設定しているこ
とから、TiN膜105を高速にエッチングすることが
できる。
【0054】又、エッチング工程として第2段階のドラ
イエッチング条件に関しては、SF6 :CF4 を1:2
〜1:4,トータルガス流量を30〜120sccm,
圧力を10〜40[Pa],RFパワー密度を2.2〜
4.4[W/cm2 ]の範囲の適当な組み合わせにより
エッチングすることが可能である。
イエッチング条件に関しては、SF6 :CF4 を1:2
〜1:4,トータルガス流量を30〜120sccm,
圧力を10〜40[Pa],RFパワー密度を2.2〜
4.4[W/cm2 ]の範囲の適当な組み合わせにより
エッチングすることが可能である。
【0055】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明の半導体装置
の製造方法によれば、半導体基板における金属配線と活
性領域又は独立した他の金属配線との間にドライエッチ
ングにより導通孔(ヴィアホール)を形成するドライエ
ッチング工程におけるドライエッチングに際し、フォト
レジストをマスクとして半導体基板を120〜140
[℃]に保温して行うことによって、一般的なCF4 ,
CHF3 等のガスを用いてエッチングを行っても反応生
成物をシリコン酸化膜及びフォトレジストにおける開口
部に集中している状態から均一に堆積する方向に変化さ
せることができるようになり、しかもドライエッチング
に先立ってウェーハ状態の半導体基板を保持する保持部
の温度を120℃に設定してから240秒以上熱処理す
ることで従来に比べて下地膜であるTiN膜に対して選
択性の優れたエッチングが可能となり、結果として品種
に富んだ優れた特性の半導体装置が安価に製造可能とな
るため、工業上極めて有益となる。
の製造方法によれば、半導体基板における金属配線と活
性領域又は独立した他の金属配線との間にドライエッチ
ングにより導通孔(ヴィアホール)を形成するドライエ
ッチング工程におけるドライエッチングに際し、フォト
レジストをマスクとして半導体基板を120〜140
[℃]に保温して行うことによって、一般的なCF4 ,
CHF3 等のガスを用いてエッチングを行っても反応生
成物をシリコン酸化膜及びフォトレジストにおける開口
部に集中している状態から均一に堆積する方向に変化さ
せることができるようになり、しかもドライエッチング
に先立ってウェーハ状態の半導体基板を保持する保持部
の温度を120℃に設定してから240秒以上熱処理す
ることで従来に比べて下地膜であるTiN膜に対して選
択性の優れたエッチングが可能となり、結果として品種
に富んだ優れた特性の半導体装置が安価に製造可能とな
るため、工業上極めて有益となる。
【図1】本発明の半導体装置の製造方法における背景的
技術を説明するために、エッチングに一般的に用いられ
ているCF4 ,CHF3 等のガスを用いて保持温度条件
を変えてエッチングを行った場合の反応生成物の状態を
示した半導体基板における部分側面断面図であり、
(a)は保持温度を100℃とした場合に関するもの,
(b)は保持温度を140℃とした場合に関するもので
ある。
技術を説明するために、エッチングに一般的に用いられ
ているCF4 ,CHF3 等のガスを用いて保持温度条件
を変えてエッチングを行った場合の反応生成物の状態を
示した半導体基板における部分側面断面図であり、
(a)は保持温度を100℃とした場合に関するもの,
(b)は保持温度を140℃とした場合に関するもので
ある。
【図2】図1で説明した背景的技術を評価するために用
いたドライエッチング装置の基本構成を示したものであ
る。
いたドライエッチング装置の基本構成を示したものであ
る。
【図3】図1で説明した背景的技術の評価として、半導
体基板における温度と選択比との関係を示したものであ
る。
体基板における温度と選択比との関係を示したものであ
る。
【図4】本発明の半導体装置の製造方法を具体的に説明
した実施例1に係る製造過程別な半導体基板の部分側面
断面図であり、(a)は初期過程に関するもの,(b)
は中期過程に関するもの,(c)は後期過程に関するも
のである。
した実施例1に係る製造過程別な半導体基板の部分側面
断面図であり、(a)は初期過程に関するもの,(b)
は中期過程に関するもの,(c)は後期過程に関するも
のである。
【図5】図4で説明した実施例1及び図6で説明する実
施例2で使用されるドライエッチング装置の基本構成を
示したものである。
施例2で使用されるドライエッチング装置の基本構成を
示したものである。
【図6】本発明の半導体装置の製造方法を具体的に説明
した実施例2に係る製造過程別な半導体基板の部分側面
断面図であり、(a)は初期過程に関するもの,(b)
は中期過程に関するもの,(c)は後期過程に関するも
のである。
した実施例2に係る製造過程別な半導体基板の部分側面
断面図であり、(a)は初期過程に関するもの,(b)
は中期過程に関するもの,(c)は後期過程に関するも
のである。
【図7】従来の半導体装置の製造方法として、多層構造
化された金属配線間にヴィアホールを形成する技術を説
明するために示した製造過程別な半導体基板の部分側面
断面図であり、(a)は初期過程に関するもの,(b)
は中期過程に関するもの,(c)は後期過程に関するも
のである。
化された金属配線間にヴィアホールを形成する技術を説
明するために示した製造過程別な半導体基板の部分側面
断面図であり、(a)は初期過程に関するもの,(b)
は中期過程に関するもの,(c)は後期過程に関するも
のである。
【図8】図7で説明したヴィアホールの形成に際してシ
リコン酸化膜とTiN膜との選択比を向上させた場合の
ヴィアホールエッチングにおける反応生成物の状態を示
した半導体基板における部分側面断面図であり、(a)
はCF4 ,CHF3 等のガスを用いてエッチングした場
合に関するもの,(b)はC4 F8 ,CO等のガスを用
いてエッチングした場合に関するものである。
リコン酸化膜とTiN膜との選択比を向上させた場合の
ヴィアホールエッチングにおける反応生成物の状態を示
した半導体基板における部分側面断面図であり、(a)
はCF4 ,CHF3 等のガスを用いてエッチングした場
合に関するもの,(b)はC4 F8 ,CO等のガスを用
いてエッチングした場合に関するものである。
10 半導体基板 101,107 シリコン酸化膜 102 Ti膜 103,105 TiN膜 104 Al−Si−Cu膜 106,108 フォトレジスト 109 ヴィアホール 201 チャンバ 202 上部電極 203 下部電極 204 マッチングボックス 205 RF電源 206 DC電源 207 温度コントローラ 208 ガス供給機構 MR 反応生成物 LM 第2の金属配線
Claims (5)
- 【請求項1】 半導体基板における金属配線と活性領域
又は独立した他の金属配線との間にドライエッチングに
より導通孔を形成するドライエッチング工程を含む半導
体装置の製造方法において、前記ドライエッチング工程
では前記ドライエッチングに際してフォトレジストをマ
スクとして前記半導体基板を120〜140[℃]に保
温して行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
おいて、前記ドライエッチング工程では、前記ドライエ
ッチングに先立って前記半導体基板のウェーハ状態のも
のを保持する保持部の温度を120℃に設定してから2
40秒以上熱処理することを特徴とする半導体装置の製
造方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体装置の製造
方法において、前記ドライエッチング工程では、前記ド
ライエッチングによる前記導通孔の形成を静電吸着を利
用して行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3の何れか一つに記載の半導
体装置の製造方法において、前記ドライエッチング工程
では、ドライエッチングガスとしてフルオロカーボンガ
スを用いることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1〜4の何れか一つに記載の半導
体装置の製造方法において、前記ドライエッチング工程
による前記導通孔の形成後、前記半導体基板の下地金属
膜のエッチングをフッ素を含むガスによりエッチングす
るエッチング工程を含むことを特徴とする半導体装置の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7321637A JP2773770B2 (ja) | 1995-12-11 | 1995-12-11 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7321637A JP2773770B2 (ja) | 1995-12-11 | 1995-12-11 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09162287A true JPH09162287A (ja) | 1997-06-20 |
JP2773770B2 JP2773770B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=18134733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7321637A Expired - Lifetime JP2773770B2 (ja) | 1995-12-11 | 1995-12-11 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2773770B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05308062A (ja) * | 1992-03-04 | 1993-11-19 | Toshiba Corp | ドライエッチング方法 |
JPH07201826A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-08-04 | Nec Corp | ドライエッチング方法 |
JPH07263421A (ja) * | 1994-03-23 | 1995-10-13 | Hitachi Ltd | 表面処理方法及び表面処理装置 |
-
1995
- 1995-12-11 JP JP7321637A patent/JP2773770B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05308062A (ja) * | 1992-03-04 | 1993-11-19 | Toshiba Corp | ドライエッチング方法 |
JPH07201826A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-08-04 | Nec Corp | ドライエッチング方法 |
JPH07263421A (ja) * | 1994-03-23 | 1995-10-13 | Hitachi Ltd | 表面処理方法及び表面処理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2773770B2 (ja) | 1998-07-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980325 |