JPH09161137A - 自動取引装置の運用管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取引媒体を挿入して出金取引を行う自動取引
装置において、取引媒体の取り忘れを防止することがで
きる自動取引装置の運用管理システムを提供すること。 【解決手段】 出金取引を行う自動取引装置において、
口座番号毎の取り忘れ情報を記憶するＲＡＭ２４と、取
引媒体を受入れるカード挿入口２６と、このカード挿入
口２６により受入れた取引媒体から口座情報を読取る磁
気カードリーダ３２と、この磁気カードリーダ３２で読
取られた口座番号に対応する顧客情報から過去に取り忘
れがあるかを判定する判定手段２３と、この判定手段２
３により過去に取り忘れがあると判定された場合には、
その旨をＲＡＭ２４に記憶させる手段２３とから構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、出金取引を行う自
動取引装置の運用管理システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の自動取引装置において、ＩＤカー
ドとしての磁気ストライプカード（磁気カード）のよう
な媒体による出金取引を行う場合、まず、利用者は、出
金取引の選択を行う。この選択により、媒体の挿入案内
に応じて媒体を挿入する。ついで、暗唱番号の投入案内
に応じて暗証番号を押下する。ついで、出金金額の入力
案内に応じて出金金額を入力する。

【０００３】そして、顧客が取引を行った時、取引中ま
たは取引終了時に媒体が放出された場合、画面上には放
出された媒体名を表示させ、媒体放出の一定時間後に、
ブザーを鳴動させ、媒体の抜き取りが促される。

【０００４】そして、抜き取った媒体があると画面上か
らその媒体名を削除し、まだ何の媒体を抜き取ってない
かを明示しておく。そして、すべての媒体が抜き取られ
たときには、画面上からも抜き取り待ち媒体名はすべて
削除される。そして、ブザーが鳴動されていた場合に
は、ブザーの鳴動を停止し、取引を終了する。

【０００５】そして、顧客が抜き取るべき媒体を抜き取
らずにいて、一定時間を経過すると、自動取引装置は自
動的に抜き取られなかった媒体に対して回収動作を行う
ようにしている。この動作が正常終了すると、次の取引
が可能となる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】そして、銀行毎に、仕
様や取引種類によっても異なるが、媒体の放出タイミン
グ、順序は様々である。従って、顧客によっては、一番
最初に放出された媒体だけを抜き取り、そのまま帰った
りしてしまい、媒体を置き忘れてしまうという問題があ
った。

【０００７】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、取引媒体を挿入して出金取引を行う自
動取引装置において、取引媒体の取り忘れを防止するこ
とができる自動取引装置の運用管理システムを提供する
ことにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】請求項１に係わる自動取
引装置の運用管理システムは、現金の取引処理を行う自
動取引装置の運用管理システムにおいて、口座番号が記
録されている媒体を受入れる受入部と、この受入部より
受入れられた媒体を受入れる受入部と、この受入部より
受入れられた媒体に記録されている口座番号に基づい
て、この口座に対する現金の取引処理を行う処理手段
と、この処理手段による処理終了後、前記受入部より受
入れられた媒体を利用者に返却するための返却部と、こ
の返却部に返却された媒体を利用者が取り忘れたことを
検知した場合、この取り忘れ媒体の口座番号とともに媒
体を取り忘れたことを履歴情報として記憶する記憶手段
と、前記受入部から媒体が受け入れられ、前記処理手段
により現金の取引処理が行われている際に、前記記憶手
段に記憶されている履歴情報を検索する検索手段とを具
備したことを特徴とする。

【０００９】請求項２に係わる自動取引装置の運用管理
システムは、現金の取引処理を行う自動取引装置の運用
管理システムにおいて、口座番号が記録されている媒体
を受入れる受入部と、この受入部より受入れられた媒体
を受入れる受入部と、この受入部より受入れられた媒体
に記録されている口座番号に基づいて、この口座に対す
る現金の取引処理を行う処理手段と、この処理手段によ
る処理終了後、前記受入部より受入れられた媒体を利用
者に返却するための返却部と、この返却部に返却された
媒体を利用者が取り忘れたことを検知した場合、この取
り忘れ媒体の口座番号とともに媒体を取り忘れたことを
履歴情報として記憶する記憶手段と、前記受入部から媒
体が受け入れられ、前記処理手段により現金の取引処理
が行われている際に、前記記憶手段に記憶されている履
歴情報を検索する検索手段と、この検索手段によって検
索された履歴情報に基づいて、前記受入部より受け入れ
られた媒体が過去に利用者に取り忘れられたことがある
場合には、前記処理手段による取引処理の実行中にこの
媒体の利用者に対して警告メッセージ情報を表示する表
示手段とを具備したことを特徴とする。

【００１０】請求項３に係わる自動取引装置の運用管理
システムは、現金の取引処理を行う自動取引装置の運用
管理システムにおいて、口座番号が記録されている媒体
を受入れる受入部と、この受入部より受入れられた媒体
を受入れる受入部と、この受入部より受入れられた媒体
に記録されている口座番号に基づいて、この口座に対す
る現金の取引処理を行う処理手段と、この処理手段によ
る処理終了後、前記受入部より受入れられた媒体を利用
者に返却するための返却部と、この返却部に返却された
媒体を利用者が取り忘れたことを検知した場合、この取
り忘れ媒体の口座番号とともに媒体を取り忘れたことを
履歴情報として記憶する記憶手段と、前記受入部から媒
体が受け入れられ、前記処理手段により現金の取引処理
が行われている際に、前記記憶手段に記憶されている履
歴情報を検索する検索手段と、この検索手段によって検
索された履歴情報に基づいて、前記受入部より受け入れ
られた媒体が過去に利用者に取り忘れられたことがある
場合には、前記処理手段による取引処理の実行中にこの
媒体の利用者に対して警告メッセージ情報を表示する第
１の表示手段と、前記処理手段による取引処理の終了
後、前記返却部から返却される媒体の種類を利用者に報
知するために、前記返却部に返却されてきた媒体の種類
を表示する第２の表示手段とを具備したことを特徴とす
る。

【００１１】請求項４に係わる自動取引装置の運用管理
システムは、請求項３の第２の表示手段は、利用者によ
り前記返却部から媒体が取り去られた場合には、この取
り去られた媒体に対応する情報を消去する手段とを具備
したことを特徴とする。

【００１２】請求項５に係わる自動取引装置の運用管理
システムは、現金の取引処理を行う自動取引装置と、こ
の自動取引装置が実行する取引処理等の運用状態を管理
する運用管理装置とを具備する自動取引装置の運用管理
システムにおいて、前記自動取引装置は、（１）口座番
号が記録されている媒体を受入れる受入部と、（２）こ
の受入部より受入れられた媒体に記録されている口座番
号に基づいて、この口座に対する現金の取引処理を行う
処理手段と、（３）この処理手段による処理終了後、前
記受入部より受入れられた媒体を利用者に返却するため
の返却部と、（４）この返却部に返却された媒体を利用
者が取り忘れたことを検知する検知部とを具備し、前記
運用管理装置は、（１）前記検知部にて返却された媒体
を取り忘れたことを検知した場合、この取り忘れた媒体
の口座番号とともに媒体を取り忘れたことを履歴情報と
して記憶する記憶手段とを具備したことを特徴とする。

【００１３】請求項６に係わる自動取引装置の運用管理
システムは、現金の取引処理を行う自動取引装置と、こ
の自動取引装置が実行する取引処理等の運用状態を管理
する運用管理装置とを具備する自動取引装置の運用管理
システムにおいて、前記自動取引装置は、（１）口座番
号が記録されている媒体を受入れる受入部と、（２）こ
の受入部より受入れられた媒体に記録されている口座番
号に基づいて、この口座に対する現金の取引処理を行う
処理手段と、（３）この処理手段による処理終了後、前
記受入部より受入れられた媒体を利用者に返却するため
の返却部と、（４）この返却部に返却された媒体を利用
者が取り忘れたことを検知する検知部とを具備し、前記
運用管理装置は、（１）前記検知部にて返却された媒体
を取り忘れたことを検知した場合、この取り忘れた媒体
の口座番号とともに媒体を取り忘れたことを履歴情報と
して記憶する記憶手段と、（２）前記受入部から媒体が
受入られ、前記処理手段により現金の取引処理が行われ
ている際に、前記記憶手段に記憶されている履歴情報を
検索する検索手段とを具備したことを特徴とする。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態について説明する。図１において、１１は運
用管理装置である。この運用管理装置１１からＬＡＮ
（ローカル・エリア・ネットワーク）１２を介して複数
のＡＴＭ（自動取引装置）１３₁ ，１３₂ が接続されて
いる。

【００１５】運用管理装置１１は、図２に示すような構
成を有する。つまり、２１は例えばマイクロコンピュー
タにより構成される主制御部である。この主制御部２１
には、ＣＰＵバス２２を介してＲＯＭ（リード・オンリ
・メモリ）２３、ＲＡＭ（ランダム・アクセス・メモ
リ）２４、ＣＲＴ２５、伝送制御部２６、ハードディス
ク装置２７が接続されている。

【００１６】ＲＯＭ２３は運用管理装置１１を統括して
制御する制御プログラムを記憶している。ＲＡＭ２４は
磁気カード等の取引媒体を取り忘れたことがある顧客情
報（口座番号データ）を記憶している。つまり、取引媒
体を取り忘れたことがある口座番号を記憶している。

【００１７】また、ＣＲＴ２５には各種運用データが表
示される。伝送制御部２６はＡＴＭ１３₁ ，１３₂ との
データを送受する制御を行う制御部である。

【００１８】さらに、ハードディスク装置２７は各ＡＴ
Ｍ１３₁ ，１３₂ でのジャーナル等を記憶する大規模記
憶装置である。次に、図３を参照してＡＴＭ１３₁ ，１
３₂ の詳細な構成について図３を参照して説明する。

【００１９】図３はこの発明の自動取引装置を示すもの
である。すなわち、筐体２１の前面には、略Ｌ字形状の
操作部２２が形成されている。この操作部２２の水平面
には、入金すべき紙幣を多数枚一括して投入し得るとと
もに、利用者に対し支払う紙幣や釣札を放出する紙幣挿
入口２３が設けられていて、この紙幣挿入口２３には開
閉自在な扉２４が設けられている。

【００２０】また、操作部２２の水平面には、タッチセ
ンサ内蔵のカラーＣＲＴ表示部２５が設けられている。
このＣＲＴ表示部２５は、操作手順、その他の情報をイ
ラスト、文字あるいは文言によってＣＲＴ画面に表示
し、利用者の操作を誘導するとともに、その表示によっ
て暗証暗号、金額、取引の承認、確認あるいは取消など
に応じた表示部分を押圧することにより、タッチセンサ
（図示しない）がそれを検知し、後述する主制御部３１
への対応する信号を出力する、いわゆるキー操作が行わ
れるものである。そして、機械の操作やステップの状態
が変化する毎に内容と表示を変化させていくようになっ
ている。

【００２１】一方、操作部２２の垂直面には、口座情報
等が記憶されている取引媒体としての磁気カードＣを挿
入するカード挿入口２６、同じく取引媒体としての磁気
通帳Ｔを挿入する通帳挿入口２７、硬貨を挿入したり受
け取ったりする硬貨出入口２８が設けられている。

【００２２】ところで、筐体２１内には、図３に示すよ
うに、この自動取引装置全体の制御を司る主制御部３
１、上記カード挿入口２６から挿入された磁気カードＣ
を受入れ、その磁気カードＣ上の磁気ストライプから口
座番号などの口座情報を読取るとともに、レシート発行
機構を内蔵した磁気カードリーダ３２、取引履歴等を記
録するジャーナルプリンタ３３、上記通帳挿入口２７か
ら挿入された通帳Ｔの磁気ストライプから各種口座情報
などを読取るとともに、通帳Ｔに取引内容を記憶する通
帳プリンタ３４、上記紙幣挿入口２３に挿入された紙幣
を受入れたり、指定された金額の紙幣を上記紙幣挿入口
２３に払出す紙幣入出金ユニット３５、上記硬貨出入口
２８に投入された硬貨を受入れたり、指定された金額の
硬貨を上記硬貨出入口２８に払出す硬貨入出金ユニット
３６、上記ＣＲＴ表示部２５などによって構成される接
客ユニット２８、係員用の内部モニタ３９、プログラム
の保存、取引履歴の記録等を行うハードディスク装置４
１、主制御部３１と図示しないホストコンピュータ（セ
ンタ）との間のデータ伝送を制御する伝送制御部４３、
及び電源部４４が設けられている。

【００２３】次に、上記のように構成された本発明の一
実施の形態の動作について説明する。まず、カード挿入
口２６から磁気カードＣを挿入し、暗証番号をＣＲＴ表
示部２５から入力する（ステップＳ１）。

【００２４】次に、運用管理装置１１のＲＡＭ２４に登
録されている顧客情報データから今回入力された媒体の
口座番号データが取り忘れ情報として存在するかを検索
する（ステップＳ２）。

【００２５】次に、データ登録されていたかを判定する
（ステップＳ３）。このステップＳ３において、「ＹＥ
Ｓ」と判定された場合には、過去に取り忘れがあったこ
とをハードディスク４１に記憶する。例えば、ハードデ
ィスク４１に取り忘れた媒体の口座番号データを記憶し
ている（ステップＳ４）。

【００２６】次に、センターの運用管理装置１１と交信
を行なう（ステップＳ５）。そして、センターとの交信
した後、センターからの指示に従い印字処理や媒体取り
出し処理を行っている間、顧客はその処理終了を待って
放出される媒体を受け取る。この待っている間に、ステ
ップＳ４で記憶した以前の取り忘れがあったかどうかを
判定する（ステップＳ６）。

【００２７】そして、このステップＳ６の判定で、過去
に取り忘れがあったと判定された場合には、取り忘れメ
ッセージを接客ユニット３７にメッセージ出力する（ス
テップＳ７）。

【００２８】このように、過去に取引媒体の取り忘れが
あった場合には、取引媒体を排出する前に、取り忘れメ
ッセージを接客ユニット３７に出力するようにしたの
で、過去に取引媒体の取り忘れがあった顧客は、再度取
引媒体の取り忘れることを防止することができる。

【００２９】そして、顧客に対して媒体放出を行う（ス
テップＳ８）。そして、抜き取るべき媒体名を画面上に
出力する。また、抜き取った媒体に関しては、画面上か
らその媒体名を消去し、何の媒体がぬきとられていない
かが分かるようになっている。そして、媒体放出後、一
定時間が経過するとブザー鳴動により顧客に媒体抜き取
りを要求するようにしている。

【００３０】そして、媒体の取り忘れがあるかを判定す
る（ステップＳ９）。そして、顧客が抜き取る媒体があ
るにも関わらず、媒体を抜き取らずに顧客がＡＴＭから
離れて一定時間が経過すると、ＡＴＭは自動的に媒体を
回収庫へ回収する。この時に、この取引をした顧客の顧
客情報（口座番号データ）をＡＴＭ運用管理装置に通知
して記憶させる（ステップＳ１０）。

【００３１】このように、取引媒体の取り忘れがあった
場合には、そのことを記憶させるようにしたので、再度
その顧客が取引媒体を挿入して、取引を行わせようとし
た場合には、取り忘れの再発を防止することができる。
なお、取り忘れを防止する取引媒体とした磁気カードの
他、通帳、振込券、紙幣、硬貨にも同様に適用すること
ができる。

【００３２】

【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、過
去に取り忘れを発生させたことのある顧客に対して、表
示部に取り忘れを促すメッセージを出力して注意を促す
ようにすることで、顧客の媒体の取り忘れを減少させる
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係わる自動取引装置を示す
図。

【図２】運用管理装置１１の詳細な構成を示す図。

【図３】ＡＴＭの詳細な構成を示すブロック図。

【図４】動作を説明するためのフローチャート。

【図５】ＡＴＭの全体構成を示す斜視図。

【符号の説明】

１１…運用管理装置、２１…主制御部、２２…ＣＰＵバ
ス、２３…ＲＯＭ、２４…ＲＡＭ、２２…操作部、２３
…紙幣挿入口、２４…扉。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 現金の取引処理を行う自動取引装置の運
   用管理システムにおいて、 口座番号が記録されている媒体を受入れる受入部と、 この受入部より受入れられた媒体を受入れる受入部と、 この受入部より受入れられた媒体に記録されている口座
   番号に基づいて、この口座に対する現金の取引処理を行
   う処理手段と、 この処理手段による処理終了後、前記受入部より受入れ
   られた媒体を利用者に返却するための返却部と、 この返却部に返却された媒体を利用者が取り忘れたこと
   を検知した場合、この取り忘れ媒体の口座番号とともに
   媒体を取り忘れたことを履歴情報として記憶する記憶手
   段と、 前記受入部から媒体が受け入れられ、前記処理手段によ
   り現金の取引処理が行われている際に、前記記憶手段に
   記憶されている履歴情報を検索する検索手段とを具備し
   たことを特徴とする自動取引装置の運用管理システム。
2. 【請求項２】 現金の取引処理を行う自動取引装置の運
   用管理システムにおいて、 口座番号が記録されている媒体を受入れる受入部と、 この受入部より受入れられた媒体を受入れる受入部と、 この受入部より受入れられた媒体に記録されている口座
   番号に基づいて、この口座に対する現金の取引処理を行
   う処理手段と、 この処理手段による処理終了後、前記受入部より受入れ
   られた媒体を利用者に返却するための返却部と、 この返却部に返却された媒体を利用者が取り忘れたこと
   を検知した場合、この取り忘れ媒体の口座番号とともに
   媒体を取り忘れたことを履歴情報として記憶する記憶手
   段と、 前記受入部から媒体が受け入れられ、前記処理手段によ
   り現金の取引処理が行われている際に、前記記憶手段に
   記憶されている履歴情報を検索する検索手段と、 この検索手段によって検索された履歴情報に基づいて、
   前記受入部より受け入れられた媒体が過去に利用者に取
   り忘れられたことがある場合には、前記処理手段による
   取引処理の実行中にこの媒体の利用者に対して警告メッ
   セージ情報を表示する表示手段とを具備したことを特徴
   とする自動取引装置の運用管理システム。
3. 【請求項３】 現金の取引処理を行う自動取引装置の運
   用管理システムにおいて、 口座番号が記録されている媒体を受入れる受入部と、 この受入部より受入れられた媒体を受入れる受入部と、 この受入部より受入れられた媒体に記録されている口座
   番号に基づいて、この口座に対する現金の取引処理を行
   う処理手段と、 この処理手段による処理終了後、前記受入部より受入れ
   られた媒体を利用者に返却するための返却部と、 この返却部に返却された媒体を利用者が取り忘れたこと
   を検知した場合、この取り忘れ媒体の口座番号とともに
   媒体を取り忘れたことを履歴情報として記憶する記憶手
   段と、 前記受入部から媒体が受け入れられ、前記処理手段によ
   り現金の取引処理が行われている際に、前記記憶手段に
   記憶されている履歴情報を検索する検索手段と、 この検索手段によって検索された履歴情報に基づいて、
   前記受入部より受け入れられた媒体が過去に利用者に取
   り忘れられたことがある場合には、前記処理手段による
   取引処理の実行中にこの媒体の利用者に対して警告メッ
   セージ情報を表示する第１の表示手段と、 前記処理手段による取引処理の終了後、前記返却部から
   返却される媒体の種類を利用者に報知するために、前記
   返却部に返却されてきた媒体の種類を表示する第２の表
   示手段とを具備したことを特徴とする自動取引装置の運
   用管理システム。
4. 【請求項４】 前記第２の表示手段は、利用者により前
   記返却部から媒体が取り去られた場合には、この取り去
   られた媒体に対応する情報を消去する手段とを具備した
   ことを特徴とする請求項３記載の自動取引装置の運用管
   理システム。
5. 【請求項５】 現金の取引処理を行う自動取引装置と、
   この自動取引装置が実行する取引処理等の運用状態を管
   理する運用管理装置とを具備する自動取引装置の運用管
   理システムにおいて、 前記自動取引装置は、（１）口座番号が記録されている
   媒体を受入れる受入部と、（２）この受入部より受入れ
   られた媒体に記録されている口座番号に基づいて、この
   口座に対する現金の取引処理を行う処理手段と、（３）
   この処理手段による処理終了後、前記受入部より受入れ
   られた媒体を利用者に返却するための返却部と、（４）
   この返却部に返却された媒体を利用者が取り忘れたこと
   を検知する検知部とを具備し、 前記運用管理装置は、（１）前記検知部にて返却された
   媒体を取り忘れたことを検知した場合、この取り忘れた
   媒体の口座番号とともに媒体を取り忘れたことを履歴情
   報として記憶する記憶手段とを具備したことを特徴とす
   る自動取引装置の運用管理システム。
6. 【請求項６】 現金の取引処理を行う自動取引装置と、
   この自動取引装置が実行する取引処理等の運用状態を管
   理する運用管理装置とを具備する自動取引装置の運用管
   理システムにおいて、 前記自動取引装置は、（１）口座番号が記録されている
   媒体を受入れる受入部と、（２）この受入部より受入れ
   られた媒体に記録されている口座番号に基づいて、この
   口座に対する現金の取引処理を行う処理手段と、（３）
   この処理手段による処理終了後、前記受入部より受入れ
   られた媒体を利用者に返却するための返却部と、（４）
   この返却部に返却された媒体を利用者が取り忘れたこと
   を検知する検知部とを具備し、 前記運用管理装置は、（１）前記検知部にて返却された
   媒体を取り忘れたことを検知した場合、この取り忘れた
   媒体の口座番号とともに媒体を取り忘れたことを履歴情
   報として記憶する記憶手段と、（２）前記受入部から媒
   体が受入られ、前記処理手段により現金の取引処理が行
   われている際に、前記記憶手段に記憶されている履歴情
   報を検索する検索手段とを具備したことを特徴とする自
   動取引装置の運用管理システム。