JPH09161122A - 変造磁気カードの判別方法 - Google Patents
変造磁気カードの判別方法Info
- Publication number
- JPH09161122A JPH09161122A JP7336035A JP33603595A JPH09161122A JP H09161122 A JPH09161122 A JP H09161122A JP 7336035 A JP7336035 A JP 7336035A JP 33603595 A JP33603595 A JP 33603595A JP H09161122 A JPH09161122 A JP H09161122A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- card
- magnetic card
- magnetic material
- punched hole
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 変造プリペイドカードを簡単且つ確実に判断
する。 【解決手段】 磁気カード1の磁性体塗布面12に書き
込まれている磁気情報を磁気ヘッド7により読みとる際
に、磁気カード1の磁性体塗布面12とパンチ孔閉塞物
14との境界に形成される段部15を、磁性体表面の粗
さにより生じるノイズ波の大きさから検出することによ
り変造磁気カードを判断する。
する。 【解決手段】 磁気カード1の磁性体塗布面12に書き
込まれている磁気情報を磁気ヘッド7により読みとる際
に、磁気カード1の磁性体塗布面12とパンチ孔閉塞物
14との境界に形成される段部15を、磁性体表面の粗
さにより生じるノイズ波の大きさから検出することによ
り変造磁気カードを判断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリペイドカード
などのような磁気カード、殊に磁気情報を磁気ヘッドに
より読みとる際に残度数を示すパンチ孔が形成される磁
気カードにおける変造磁気カードの判別方法に関するも
のである。
などのような磁気カード、殊に磁気情報を磁気ヘッドに
より読みとる際に残度数を示すパンチ孔が形成される磁
気カードにおける変造磁気カードの判別方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近頃、公衆電話におけるテレホンカード
や鉄道切符におけるオレンジカードのようにコインや紙
幣などの現金に変わってプリペイドカードが多用されて
いる。
や鉄道切符におけるオレンジカードのようにコインや紙
幣などの現金に変わってプリペイドカードが多用されて
いる。
【0003】これらのプリペイドカードは、通常、例え
ば厚さが0.2〜0.3mm程度のポリエチレンテレフ
タレート製のカード型の基体の裏面に、磁性材料がコー
ティングされて形成された磁性体塗布面に所定の磁気情
報が書き込まれれており、その上に磁気隠匿層が形成さ
れているとともに、表面に各種の絵柄が印刷されている
構成を有している。
ば厚さが0.2〜0.3mm程度のポリエチレンテレフ
タレート製のカード型の基体の裏面に、磁性材料がコー
ティングされて形成された磁性体塗布面に所定の磁気情
報が書き込まれれており、その上に磁気隠匿層が形成さ
れているとともに、表面に各種の絵柄が印刷されている
構成を有している。
【0004】このようなプリペイドカードは、カードそ
のものが現金或いは金券の性格を有することから偽造、
変造の対象となりやすい。
のものが現金或いは金券の性格を有することから偽造、
変造の対象となりやすい。
【0005】そして、プリペイドカードの場合には偽造
よりも変造が容易であり、使用済みの磁気カードの残度
数を示すパンチ孔を銀紙や打抜片により塞ぎ、カードラ
イタを用いて磁気データを書き換えて使用度数を高める
ことにより再び使用可能としたものが一般的である。
よりも変造が容易であり、使用済みの磁気カードの残度
数を示すパンチ孔を銀紙や打抜片により塞ぎ、カードラ
イタを用いて磁気データを書き換えて使用度数を高める
ことにより再び使用可能としたものが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、プリペイド
カードは自動化を前提として導入されたものであること
から使用の際にカードを視覚により確認して犯罪を未然
に防ぐことが困難であるとともに、前記変造磁気カード
は本物の磁気カードを用いて書き込まれた磁気情報を改
変するものであるため外見上も変造物であることが判り
にくい。
カードは自動化を前提として導入されたものであること
から使用の際にカードを視覚により確認して犯罪を未然
に防ぐことが困難であるとともに、前記変造磁気カード
は本物の磁気カードを用いて書き込まれた磁気情報を改
変するものであるため外見上も変造物であることが判り
にくい。
【0007】従って、従来、この種の変造磁気カードに
対しては、例えばテレホンカードのように高度数のもの
を廃止し、或いは高度数のものが使用できないという対
策を以て対処しているのが現状であり、変造磁気カード
を簡単、且つ確実に判別する手段がなかった。
対しては、例えばテレホンカードのように高度数のもの
を廃止し、或いは高度数のものが使用できないという対
策を以て対処しているのが現状であり、変造磁気カード
を簡単、且つ確実に判別する手段がなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するためになされたものであり、変造カードの磁気情報
を磁気ヘッドにより読みとる際に、前記磁気カードの磁
性体塗布面とパンチ孔閉塞物との境界に形成される段部
を、磁性体表面の粗さにより生じるノイズ波の大きさ、
即ち、フラッタ成分から検出することにより変造された
カードを簡単且つ確実に判別する。
するためになされたものであり、変造カードの磁気情報
を磁気ヘッドにより読みとる際に、前記磁気カードの磁
性体塗布面とパンチ孔閉塞物との境界に形成される段部
を、磁性体表面の粗さにより生じるノイズ波の大きさ、
即ち、フラッタ成分から検出することにより変造された
カードを簡単且つ確実に判別する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
説明する。
説明する。
【0010】図1は本発明を実施する場合に用いられる
変造カードの判別装置を有するカード制御機器の一例を
示すものであり、主として磁気カード1の挿入部2と、
磁気情報読み取り・書き込み回路3と、フラッタ成分読
み取り回路4と、制御回路5と、機器作動回路6などか
ら構成される。
変造カードの判別装置を有するカード制御機器の一例を
示すものであり、主として磁気カード1の挿入部2と、
磁気情報読み取り・書き込み回路3と、フラッタ成分読
み取り回路4と、制御回路5と、機器作動回路6などか
ら構成される。
【0011】そして、磁気カード1の挿入部2には、磁
気カード1を構成する基体11の裏面に磁性材料がコー
ティングされて形成された磁性体塗布面12に書き込ま
れた磁気情報を電流に変換し、或いは負荷された電流に
より前記情報記録層12に磁気情報を書き込むための磁
気ヘッド7が具えられている。
気カード1を構成する基体11の裏面に磁性材料がコー
ティングされて形成された磁性体塗布面12に書き込ま
れた磁気情報を電流に変換し、或いは負荷された電流に
より前記情報記録層12に磁気情報を書き込むための磁
気ヘッド7が具えられている。
【0012】また、磁気情報読み取り・書き込み回路3
は、前記挿入部2に挿入された磁気カード1の情報記録
層12に書き込まれた情報を、挿入部2に配置された磁
気ヘッド7および読み取り・書き込み回路3により電流
として読み取るとともに、磁気ヘッド22に所定の電流
を流して磁気カード1における情報記録層12に所定の
磁気情報を書き込む働きをする。
は、前記挿入部2に挿入された磁気カード1の情報記録
層12に書き込まれた情報を、挿入部2に配置された磁
気ヘッド7および読み取り・書き込み回路3により電流
として読み取るとともに、磁気ヘッド22に所定の電流
を流して磁気カード1における情報記録層12に所定の
磁気情報を書き込む働きをする。
【0013】更に、フラッタ成分読み取り回路4は、例
えば磁気カード1の挿入部2に挿入された磁気カード1
の磁性体塗布面12に書き込まれた磁気情報を磁気ヘッ
ド7により読み取る際に生じる表面の粗さにより生じる
ノイズ波の大きさ、即ちS/N比の大きさを測り、通常
の大きさを越えるS/N比を検知した場合には制御回路
5にOFF信号を送るものである。
えば磁気カード1の挿入部2に挿入された磁気カード1
の磁性体塗布面12に書き込まれた磁気情報を磁気ヘッ
ド7により読み取る際に生じる表面の粗さにより生じる
ノイズ波の大きさ、即ちS/N比の大きさを測り、通常
の大きさを越えるS/N比を検知した場合には制御回路
5にOFF信号を送るものである。
【0014】更にまた、機器作動回路6は、制御回路5
を介して送られた前記磁気情報読み取り・書き込み回路
3により読み取られた信号に基づき機器作動回路6を作
動させて、例えば電話機などの機器8をON/OFF作
動させるものである。
を介して送られた前記磁気情報読み取り・書き込み回路
3により読み取られた信号に基づき機器作動回路6を作
動させて、例えば電話機などの機器8をON/OFF作
動させるものである。
【0015】以上のように構成されるカード制御機器に
おいて、磁気カード1を挿入部2に挿入すると、磁気ヘ
ッド7が磁気カード1に書き込まれた磁気情報を電流に
変換し磁気情報読み取り・書き込み回路3により読み取
り、制御回路5を介して機器作動回路6へON信号を送
り機器8をON作動させる。
おいて、磁気カード1を挿入部2に挿入すると、磁気ヘ
ッド7が磁気カード1に書き込まれた磁気情報を電流に
変換し磁気情報読み取り・書き込み回路3により読み取
り、制御回路5を介して機器作動回路6へON信号を送
り機器8をON作動させる。
【0016】同時に磁気カード1の磁性体塗布面12に
おける表面の粗さにより生じるノイズ波の大きさ、即ち
S/N比の大きさの変化をフラッタ成分読み取り回路4
により測定する。
おける表面の粗さにより生じるノイズ波の大きさ、即ち
S/N比の大きさの変化をフラッタ成分読み取り回路4
により測定する。
【0017】このとき、磁気カード1が使用済みのもの
を、磁気情報を磁気ヘッドにより読みとる際に形成され
た残度数を示すパンチ孔13を銀紙や打抜片などのパン
チ孔閉塞物14により塞ぎ、カードライタを用いて磁気
データを書き換えて使用度数を高めた変造カードである
場合には、磁気カード1の磁性体塗布面12とパンチ孔
閉塞物14との境界に凸状の段部15が形成されてお
り、磁性体表面の粗さにより生じるノイズ波が大きくな
り、即ち、異常に大きなフラッタ成分が検出される。
を、磁気情報を磁気ヘッドにより読みとる際に形成され
た残度数を示すパンチ孔13を銀紙や打抜片などのパン
チ孔閉塞物14により塞ぎ、カードライタを用いて磁気
データを書き換えて使用度数を高めた変造カードである
場合には、磁気カード1の磁性体塗布面12とパンチ孔
閉塞物14との境界に凸状の段部15が形成されてお
り、磁性体表面の粗さにより生じるノイズ波が大きくな
り、即ち、異常に大きなフラッタ成分が検出される。
【0018】従って、この大きなフラッタ成分を検知し
たときに、フラッタ成分読み取り回路4から制御回路5
に信号を送り、機器作動回路6にOFF信号が送られる
ことから機器8における作動の開始を阻止し、或いは作
動している場合には停止させ、必要であれば、更に警報
装置9を作動させる。
たときに、フラッタ成分読み取り回路4から制御回路5
に信号を送り、機器作動回路6にOFF信号が送られる
ことから機器8における作動の開始を阻止し、或いは作
動している場合には停止させ、必要であれば、更に警報
装置9を作動させる。
【0019】このように、本発明の実施の形態によれ
ば、きわめて簡単、且つ確実に変造磁気カード4を判別
することができるものである。
ば、きわめて簡単、且つ確実に変造磁気カード4を判別
することができるものである。
【0020】尚、本実施の形態においては、磁気カード
1の磁性体塗布面12とパンチ孔閉塞物14との境界に
凸状の段部15が形成された場合を示したが、磁性体塗
布面12とパンチ孔閉塞物14との境界に凸状の段部が
形成されている場合にも、同様にして変造磁気カードで
あることを容易に判別することができることは云う間で
もない。
1の磁性体塗布面12とパンチ孔閉塞物14との境界に
凸状の段部15が形成された場合を示したが、磁性体塗
布面12とパンチ孔閉塞物14との境界に凸状の段部が
形成されている場合にも、同様にして変造磁気カードで
あることを容易に判別することができることは云う間で
もない。
【0021】
【発明の効果】以上の構成を有する本発明によれば、き
わめて簡単且つ確実に変造磁気カードを判別することが
でき、不正使用による損害を防止することからきわめて
大きな経済的効果をあげることができるものである。
わめて簡単且つ確実に変造磁気カードを判別することが
でき、不正使用による損害を防止することからきわめて
大きな経済的効果をあげることができるものである。
【0022】また、本発明は、読み取り時に生じるフラ
ッタ成分を利用するものであるため実施に際して特別に
高価な設備や機器を必要とすることもなく、検出精度が
高いため、きわめて精巧な変造カードも判別することが
できるものである。
ッタ成分を利用するものであるため実施に際して特別に
高価な設備や機器を必要とすることもなく、検出精度が
高いため、きわめて精巧な変造カードも判別することが
できるものである。
【図1】本発明を実施するための変造カードの判別装置
を有するカード制御機器の一例を示すブロック回路図で
ある。
を有するカード制御機器の一例を示すブロック回路図で
ある。
1 磁気カード 7 磁気ヘッド 12 磁性体塗布面 13 パンチ孔 14 パンチ孔閉塞物 15 段部
Claims (1)
- 【請求項1】 残度数を示すパンチ孔を塞いで磁性体塗
布面に、再度磁気情報を書き込んだ変造磁気カードの判
別方法であって、前記磁気情報を磁気ヘッドにより読み
とる際に、前記磁気カードの磁性体塗布面とパンチ孔閉
塞物との境界に形成される段部を、磁性体表面の粗さに
より生じるノイズ波の大きさから検出することにより変
造磁気カードを判別することを特徴とする変造磁気カー
ドの判別方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7336035A JPH09161122A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 変造磁気カードの判別方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7336035A JPH09161122A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 変造磁気カードの判別方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09161122A true JPH09161122A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18295038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7336035A Withdrawn JPH09161122A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 変造磁気カードの判別方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09161122A (ja) |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP7336035A patent/JPH09161122A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030204 |