JPH09161101A - 発券装置 - Google Patents

発券装置

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JPH09161101A
JPH09161101A JP31832395A JP31832395A JPH09161101A JP H09161101 A JPH09161101 A JP H09161101A JP 31832395 A JP31832395 A JP 31832395A JP 31832395 A JP31832395 A JP 31832395A JP H09161101 A JPH09161101 A JP H09161101A
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JP31832395A
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English (en)
Inventor
Takeshi Matsuno
岳史 松野
Naoyuki Hirose
直之 廣瀬
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数の減少を図ることが可能な発券装置を
提供すること。 【解決手段】搬送通路21の屈曲部Sにおいて、廃券回
収通路72を分岐し、その分岐部付近に通路切換プレー
ト81を設けた。通常、通路切換プレート81は搬送通
路21を遮断している。そして、乗継券の発券時には、
通路切換プレート81は券片が搬送通路21を通過する
際の押圧力により回動し、搬送通路21を開放する。そ
して、券片の通過後は、再度搬送通路21を遮断する。
廃券時にはモータが逆回転され、発券時と同じ経路を辿
って券片は逆搬送される。そして、券片が分岐点(屈曲
部S)に到達すると、その券片は廃券回収通路72から
廃券回収ボックス71に回収される。券片の回収時に
は、通路切換プレート81により搬送通路21は途中で
遮断されていることから、券片は搬送通路21側には搬
送されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バスの整理券や乗
継券等を発券する発券装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、バスから電車に乗り継ぐ際におい
て、乗り継ぐ電車の切符に相当する券(以下、乗継券と
いう)をバス内で販売している。この乗継券の料金は、
駅で新たに切符を購入する場合よりも割安であることか
らその利用度合いが高い。
【0003】前記乗継券の購入方法は、まず、乗客がバ
スを下車する際に運転手に、乗継券を購入したい旨を述
べる。運転手は乗客から乗継券の購入希望を受けると、
運転席近辺に配置された複数の発券スイッチの中から所
定の発券スイッチを押下する。前記各発券スイッチに
は、それぞれ異なる駅名が付与されている。運転手は乗
客が下車する停留所の最寄りの駅が付与された発券スイ
ッチを押下する。発券スイッチが押下されると、その押
下された発券スイッチに付与された駅名及び乗車可能な
区間駅名が記載された乗継券が発券装置から発券され
る。
【0004】図10に示すように、発券装置はロール紙
収容部91、記録部92等より構成されている。ロール
紙収容部91にはロール紙93が収容されている。ロー
ル紙収容部91にてロール紙93に所定内容が印字され
た後、そのロール紙93は所定長さに切断されて券片と
なる。その券片は挿入口90から記録部92に送り込ま
れた後、複数のローラやベルト等よりなる搬送通路94
を経てケース95の排出口96まで搬送される。排出口
96まで搬送された券片が乗継券となる。なお、券片が
記録部92の搬送通路94を通過する際、券片の磁気層
には所定内容のデータが記録される。
【0005】運転手は発券された乗継券を乗客に渡す。
乗客はバスから下車する際に、バスの運賃及び乗り継ぎ
する電車の運賃(乗継券の代金)を支払う。そして、乗
客はバスを下車した後、乗継券を使用することで、最寄
りの駅(乗継券に記載されている駅)から切符を新たに
購入することなく、かつ、所定料金よりも割安で電車に
乗車することができる。
【0006】前記乗継券はバスの走行区間(所定料金で
乗車可能な区間)毎に、その内容を書き換える必要があ
る。従って、既に印字(記録)されている乗継券は、次
の走行区間で使用することができないことから、廃券す
ることになる。
【0007】乗継券を廃券する際は、搬送通路94を構
成するローラが逆回転し、乗継券が搬送通路の所定位置
まで戻る。その後、再度ローラが正回転されるととも
に、搬送通路途中に設けられたアクチュエータ97が駆
動される。このアクチュエータ97が駆動されることに
より、搬送通路94が切り替わる。すなわち、図11に
示すように、アクチュエータ97と連結するガイド板9
9により搬送通路94と排出口96との間が遮断される
とともに、排出口96と廃券通路98との間が連通され
る。
【0008】搬送通路96が廃券通路98と連通される
ことにより、搬送通路96を移動する券片は排出口96
側には搬送されず、ガイド板99に干渉して廃券通路9
8側に移動する。その後、券片は廃券通路98を経て廃
券回収箱100に回収される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
発券装置においては次のような問題があった。 (1)アクチュエータ97を使用しなければ搬送通路9
4の切り換えを行うことができないため、部品点数が増
加するととともに、装置が大型化するという問題があっ
た。
【0010】(2)乗継券を発券する際の搬送通路96
と、乗継券を廃券する際の廃券通路98の2種類の通路
を設ける必要があることから、装置が大型化するという
問題があった。
【0011】(3)廃券時には、ローラを逆転させた
後、再度正転させて廃券する乗継券を搬送していたこと
から、廃券までの要する時間が長いという問題があっ
た。本発明は上記問題点を解消するためになされたもの
であって、第1の目的は、部品点数の減少を図ることが
可能な発券装置を提供することにある。
【0012】第2の目的は、小型化を図ることが可能な
発券装置を提供することにある。第3の目的は、廃券す
る際の時間を短縮化可能な発券装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、供給部から供給される
所定内容を記録した券片を、券片取出口まで案内する搬
送通路を備えた発券装置において、前記券片を廃券とし
て回収する回収部と連通する通路を、前記搬送通路の途
中において分岐して設け、券片を廃券する際は、搬送通
路を逆戻りさせて前記回収部へ券片を案内することをそ
の要旨とする。
【0014】請求項2に記載の発明では、前記搬送通路
の一部は屈曲し、前記回収部と連通する通路は、その屈
曲部において分岐していることをその要旨とする。請求
項3に記載の発明では、前記供給部に連通する供給側搬
送通路と前記回収部に連通する回収側搬送通路との分岐
点の上流側近傍には、分岐点よりも下流側の共通搬送通
路と供給側搬送通路、又は共通搬送通路と回収側搬送通
路とのみを切換連通する通路切換手段が設けられ、同切
換手段は券片が搬送通路の切換部位を通過する際の圧力
により切換移動することをその要旨とする。
【0015】請求項4に記載の発明では、前記通路切換
手段は、弾性力を有し、券片が搬送通路の切換部位を通
過する際の圧力により切換移動した後、自身の弾性力に
より元の位置に復帰することをその要旨とする。
【0016】従って、請求項1に記載の発明において
は、供給部から搬送通路に供給された券片はさらに券片
取出口まで搬送される。一方、券片を廃券する際は、そ
の券片を前記搬送通路を逆戻りさせる。そして、券片が
分岐点まで搬送通路を逆戻りすると、券片は供給部側に
移動せずに回収部側に移動する。これにより、券片が回
収部に回収される。
【0017】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の発明の作用に加え、前記回収部と連通する通
路が分岐する分岐点は搬送通路の屈曲部に設けられてい
ることから、券片を逆戻りさせた際に、確実に回収部と
連通する通路側に移動する。
【0018】請求項3に記載の発明においては、請求項
1又は請求項2に記載の発明の作用に加え、券片が搬送
通路を通過する際の圧力により通路切換手段が切り換え
られる。
【0019】請求項4に記載の発明においては、請求項
3に記載の発明の作用に加え、通路切換手段は、券片が
通過する際の圧力により通路を切り換えた後、自身の弾
性力により元の位置に復帰される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を乗継券を発券する
発券装置に具体化した一実施の形態を図面に基づいて説
明する。
【0021】図1に示すように、発券装置11は、ケー
ス本体12内に収容された供給部としてのロール紙収容
部13、記録部14及び制御部15等より構成されてい
るロール紙16は前記ロール紙収容部13に収容され、
その裏面には磁気層(図示せず)が設けられている。ロ
ール紙16の表面に印字するサーマルヘッド17及びロ
ール紙16を所定長さに切断するカッタ18はロール紙
収容部13のロール紙搬送通路19の途中に設けられて
いる。ロール紙収容部13ではロール紙16の表面に所
定文字を印字した後、ロール紙16を所定長さに切断
し、そのロール紙16を挿入口20から記録部14の搬
送通路21に送り込む(以下、ロール紙収容部13にて
所定長さに切断されたロール紙16を券片K0と呼
ぶ)。
【0022】次に記録部14について説明する。図3に
示すように、前記挿入口20を構成する上下一対のガイ
ド板22,23は、ベースプレート24に支持されてい
る。図1に示すように、前記搬送通路21は挿入口20
とケース本体12に形成された券片取出口25との間を
連通する。挿入口20の下流側に配置された第1のタイ
ミングプーリ26は、ベースプレート24に回転可能に
支持されている。小径ローラ27はアーム28に回転可
能に支持され、同アーム28はベースプレート24に回
動可能に支持されている。アーム28は図示しないスプ
リングにより第1のタイミングプーリ26側に付勢さ
れ、同タイミングプーリ26と小径ローラ27とを強固
に対向接触させている。
【0023】第1のタイミングベルト30は前記第1の
タイミングプーリ26と、同ローラ26と対の第2のタ
イミングプーリ31とに巻回されている。テンション付
与ローラ32は第1のタイミングベルト30の外面に接
触するようにアーム33を介してベースプレート24に
支持され、第1のタイミングベルト30に適度なテンシ
ョンを付与する。
【0024】メインタイミングプーリ34はモータ(図
示せず)に軸支されている。第2のタイミングベルト3
6はメインタイミングプーリ34、同メインタイミング
プーリ34の上流側においてベースプレート24に支持
された第3のタイミングプーリ38、メインタイミング
プーリ34の下流側においてベースプレート24に支持
された第4のタイミングプーリ39に巻回されている。
前記第1のタイミングベルト30と第2のタイミングベ
ルト36とは対向接触している。従って、モータが駆動
されると、第2のタイミングベルト36及び第1のタイ
ミングベルト30が各ローラ26,31、34,38,
39を周回する。
【0025】第5のタイミングプーリ40と第6のタイ
ミングプーリ41とは、同図において前記メインタイミ
ングプーリ34を上下から挟むようにしてベースプレー
ト24に支持されている。第5のタイミングプーリ40
と第6のタイミングプーリ41との周面を結ぶ線(図3
において一点鎖線にて図示)が、前記メインタイミング
プーリ34の周面よりも同ローラ34の中心寄りに位置
している。
【0026】第3のタイミングベルト42は、第5のタ
イミングプーリ40と第6のタイミングプーリ41との
間に巻回されている。前述したように、第5のタイミン
グプーリ40の周面と第6のタイミングプーリ41の周
面とを結ぶ線は、メインタイミングプーリ34の周面よ
りも中心寄りに位置していることから、第3のタイミン
グベルト42はメインタイミングプーリ34の周面に沿
うようにして第2のタイミングベルト36と強固に対向
接触する。テンション付与ローラ43は第3のタイミン
グベルト42の外周面に接触するようにアーム43aを
介してプレート24に支持され、第3のタイミングベル
ト42に適度なテンションを付与する。従って、メイン
タイミングプーリ34の回転に伴い、第3のタイミング
ベルト42は第5,第6のタイミングプーリ40,41
を周回する。
【0027】第1の従動ローラ44は前記第4のタイミ
ングプーリ39と対向するように第2のタイミングベル
ト36と接触状態でベースプレート24に支持されてい
る。従って、モータが駆動されると、第1の従動ローラ
44が回転する。書込用磁気ヘッド45は前記第1の従
動ローラ44の下流側においてベースプレート24に支
持されている。第1のプラテンローラ46はアーム47
に回転可能に支持され、同アーム47は回動可能にベー
スプレート24に支持されている。アーム47はスプリ
ング(図示せず)により書込用磁気ヘッド45側に付勢
されている。
【0028】中継ローラ49は前記第1のプラテンロー
ラ46の下流側において回転可能にベースプレート24
に支持されている。同中継ローラ49はベースプレート
24の裏面に設けられた伝達機構(図示せず)を介して
前記モータに連結され、モータの駆動に伴い積極回転す
る。第2の従動ローラ50は前記中継ローラ49に対向
接触し、中継ローラ49と同期回転する。読取用磁気ヘ
ッド51は前記書込用磁気ヘッド45の下流側において
ベースプレート24に支持されている。第2のプラテン
ローラ52はアーム53に回転可能に支持され、同アー
ム53は回動可能にベースプレート24に支持されてい
る。アーム53はスプリング(図示せず)により読取用
磁気ヘッド51側に付勢されている。
【0029】第7のタイミングプーリ55、第8のタイ
ミングプーリ56、第9のタイミングプーリ57は三角
形状をなすようにして、前記読取用磁気ヘッド51の下
流側においてベースプレート24に回転可能に支持され
ている。第4のタイミングベルト58は前記第7〜第9
のタイミングプーリ55〜57に巻回されている。前記
第7のタイミングプーリ55は伝達機構(図示せず)を
介してベースプレート24の裏面にてモータに連結さ
れ、同モータの駆動に伴い積極回転する。従って、モー
タが駆動されると、第4のタイミングベルト58は第7
〜第9のタイミングプーリ55〜57を周回する。
【0030】補助タイミングプーリ59は、前記第7の
タイミングプーリ55と第8のタイミングプーリ56と
の間において第4のタイミングベルト58に巻回されて
いる。補助タイミングプーリ59は、外周面に複数の突
起片(図示せず)を有する点字形成ローラ60と対向接
触している。また、点字形成ローラ60は、前記補助タ
イミングプーリ59と協働で第4のタイミングベルト5
8を挟持している。
【0031】第3の従動ローラ61は、前記第7のタイ
ミングプーリ55と対向するように、第4のタイミング
ベルト58に接触した状態で、ベースプレート24に支
持されている。また、第4の従動ローラ62は前記第8
のタイミングプーリ56と対向するように第4のタイミ
ングベルト58に接触した状態で、ベースプレート24
に支持されている。従って、第4のタイミングベルト5
8の周回に伴い、第3及び第4の従動ローラ61,62
が同期回転する。
【0032】第1のガイドプレート63は、前記メイン
タイミングプーリ34から所定間隔(ほぼロール紙16
の厚み分)を設けてメインタイミングプーリ34の外周
面に沿うようにベースプレート24に支持されている。
第2のガイドプレート64は、前記第5のタイミングプ
ーリ40と第6のタイミングプーリ41との間において
ベースプレート24に支持され、前記第3のタイミング
ベルト42の屈曲角度とほぼ同角度で屈曲している。第
3のガイドプレート65は第4のタイミングプーリ39
の近辺においてベースプレート24に支持されている。
第4のガイドプレート66は、中継ローラ49の近辺に
おいてベースプレート24に支持されている。第5のガ
イドプレート67は第2の従動ローラ50の近辺におい
てベースプレート24に支持されている。
【0033】第6のガイドプレート68は前記補助タイ
ミングプーリ59の上流側においてベースプレート24
に支持されている。第7のガイドプレート69は補助タ
イミングプーリ59の下流側においてベースプレート2
4に支持されている。第8のガイドプレート70は点字
形成ローラ60の下流側においてベースプレート24に
支持されている。前記第7のガイドプレート69及び第
8のガイドプレート70により形成される通路が搬送通
路21の最下流部であり、ケース本体12の券片取出口
25と連通する。前記各ガイドプレート63〜70は券
片搬送時に、搬送通路21に対する券片K0のズレを防
止する。
【0034】前述したように前記各ローラは共通のモー
タの駆動に伴い同期回転する。従って、各タイミングベ
ルト30,36,42,58及び中継ローラ49は同タ
イミングで回転する。モータの正回転時(乗継券の発券
時)には、前記第2のタイミングベルト36は同図にお
いて時計方向に回転し、第1のタイミングベルト30は
反時計方向、また、第3のタイミングベルト42は反時
計方向に回転する。また、中継ローラ49はモータの正
回転時に時計方向へ回転する。
【0035】廃券回収通路72は前記第2のタイミング
ベルト36と第3のタイミングベルト42との合流部
位、すなわち搬送通路21がほぼ180°屈曲する屈曲
部Sから分岐している(図3及び図5の太線の矢印にて
その範囲を図示)。使用されない券片(以下、廃券とい
う)を回収する回収部としての廃券回収ボックス71は
その正面が透明の合成樹脂から形成されている。図2に
示すように、廃券確認窓73は廃券回収ボックス71と
対向するケース本体12の正面部位に形成されている。
前記廃券回収ボックス71に回収された廃券の状態は、
ケース本体12を開放することなく確認することができ
る。
【0036】図3に示すように、前記第2のタイミング
プーリ31の回転軸31aには、通路切換プレート81
が回動可能に支持されている。図3及び図4に示すよう
に、通路切換プレート81は、くの字形に折曲された規
制プレート片81aと、同規制プレート片81aの両端
に一体形成され、前記回転軸31aに軸支される軸支持
プレート片81bより構成されている。ベースプレート
24には前記第2のタイミングプーリ31側に向いて開
口するコ字状のストッパプレート82が支持されてい
る。
【0037】ストッパプレート82の上片82aと規制
プレート片81aの一端側との間にはスプリング83が
介在されている。規制プレート片81aはスプリング8
3の弾性力により常時時計方向に付勢されている。すな
わち、通路切換プレート81は時計方向に付勢されてい
る。そして、その回動量は前記ストッパプレート82の
下片82bと規制プレート片81aとの接触により規制
されている。
【0038】図4に示すように、規制プレート片81a
の他端側の先端中央部は凹状に切り欠かれた凹溝84が
形成されている。この凹溝84の幅は前記メインタイミ
ングプーリ34の幅よりも大きく、通常は凹溝84内に
メインタイミングプーリ34がオーバーラップした状態
で入り込んでいる。すなわち、通常は通路切換プレート
81により搬送通路21は閉鎖された状態に保持されて
いる。
【0039】次に上記のように構成された発券装置11
の作用について説明する。乗客が乗継券の購入を希望し
た際には、運転手は発券スイッチ(図示せず)を操作す
る。すると、ロール紙収容部13ではサーマルヘッド1
7によりロール紙16の表面に所定文字が印字された
後、カッタ18によりロール紙16が所定長さに切断さ
れて券片K0が形成される。
【0040】そして、その券片K0は挿入口20から記
録部14の搬送通路21へ挿入される。このとき、記録
部14のモータは正回転している。これにより、券片K
0は第1のタイミングベルト30と小径ローラ27との
間に巻き込まれる。その後、券片K0は第1のタイミン
グベルト30と第2のタイミングベルト36との間に挟
持された状態で下流側に搬送される。そして、券片K0
が、メインタイミングプーリ34の周面と対向する部位
まで搬送されると、券片K0は第1のガイドプレート6
3に案内されてメインタイミングプーリ34の周面に沿
うようにしてさらに下流側に搬送される。
【0041】このとき、図5に示すように、通路切換プ
レート81は券片K0に押圧され、スプリング82の付
勢力に抗して反時計方向に回転する。そして、券片K0
の先端が、第3のタイミングベルト42に接触すると、
図6に示すように、第3のタイミングベルト42に誘導
されるようにして券片K0が下流側に向かって移動し、
メインタイミングプーリ34の周面に沿って湾曲する。
これにより、券片K0は第2のタイミングベルト36と
第3のタイミングベルト42との間に挟持された状態で
さらに下流側に搬送される。前記通路切換プレート81
は券片K0との接触が解除されると、スプリング83の
弾性力により搬送通路21を閉鎖する元の位置(図3の
位置)に復帰する。
【0042】前記券片K0が書込用磁気ヘッド45と第
1のプラテンローラ46との間を通過すると、券片K0
の磁気層にデータ(ロール紙収容部13にて券片K0の
表面に印字された内容に対応するデータ)が磁気記録さ
れる。そして、データが記録された券片K0は読取用磁
気ヘッド51と第2のプラテンローラ52との間に搬送
される。このとき、前記磁気層に記録されたデータが読
取用磁気ヘッド51により読み取られ、正しく所定のデ
ータが記録されているかが判別される。ここで、磁気層
に正しくデータが記録されている場合には、その券片K
0はさらに下流側に搬送される。そして、券片K0が補
助タイミングプーリ59と点字形成ローラ60との間を
通過すると、点字形成ローラ60の突起により、データ
が記録されていない部分の券片K0の端部に点字が形成
される。
【0043】さらに、券片K0が第4のタイミングベル
ト58と第8のガイドプレート70の間を通過し、第4
のタイミングベルト58と第4の従動ローラ62との間
まで搬送されると、券片K0がケース本体12の券片取
出口25から露出する。券片K0が券片取出口25から
露出すると、モータの駆動が停止され、券片K0は乗継
券K1としてその状態を保持する。このようにして、乗
継券K1が発券される。
【0044】一方、前記読取用磁気ヘッド51にて読み
取られたデータが磁気層に正しく記録されていない場合
には、その券片K0が不良券片として廃券される。券片
K0が廃券される際は、まず、モータが逆回転される。
これにより、券片K0は搬送通路21を逆戻りする。そ
して、券片K0が書込用磁気ヘッド45と対向する部位
に到達すると、書込用磁気ヘッド45により券片K0の
磁気層に不良券片である旨が記録される。その後、さら
に券片K0は搬送通路21を逆戻りする。そして、図7
に示すように、その券片K0は廃券回収通路72から廃
券回収ボックス71に回収される。このとき、搬送通路
21と廃券回収通路72との分岐点よりも上流側におけ
る搬送通路21は通路切換プレート81により閉鎖され
ていることから、券片K1は搬送通路21から挿入口2
0側に搬送されることはない。
【0045】上記のように発券装置を構成したことによ
り、本実施の形態では次のような効果を得ることができ
る。 (1)従来とは異なり、アクチュエータ等を使用するこ
となく、搬送通路21の切換を行うことができるので、
部品点数の減少及び装置の小型化を図ることができる。
【0046】(2)通路切換プレート81は券片K0に
よる押圧力と、スプリング83の弾性力とにより2位置
間で切換移動することから、通路切換プレート81を切
換移動させるための電力等を必要とせず、装置を安価に
製造することができる。
【0047】(3)券片K0を廃券する際は、モータを
逆回転させるだけでよいことから、廃券に要する時間を
短縮することができる。 (4)廃券回収通路72を、搬送通路21がほぼ180
°屈曲する屈曲部Sに分岐した。これにより、確実に廃
券する券片K0を廃券回収通路72側に導くことができ
る。
【0048】なお、本発明は次のように実施することも
できる。 (1)上記実施の形態においては、乗継券を発券するた
めの発券装置で具体化したが、整理券を発券する発券装
置で具体化してもよい。
【0049】(2)上記実施の形態では、通路切換プレ
ート81が元の位置に復帰する際は、スプリング83の
弾性力により行われたが、通路切換プレート81を薄板
状の板バネを使用して具体化してもよい。この場合、プ
レート自身が弾性力を有していることから、別途付勢部
材を設ける必要がない。
【0050】(3)通路切換プレート81を設けずに具
体化してもよい。すなわち、図8に示すように、メイン
タイミングプーリ34の外周面に沿って配置された第1
のガイドプレート63の先端部と第3のタイミングベル
ト42との間の角度αが鋭角であり、かつ、第1のガイ
ドプレート63の先端部と第3のタイミングベルト42
との間の距離が券片K0の厚み以上である場合には、必
ずしも通路切換プレート81を設けなくてもよい。この
場合、発券時にはメインタイミングプーリ34及び第3
のタイミングベルト42が矢印方向に回転することか
ら、券片K0の搬送時に、券片K0の先端がタイミング
ベルト42と接触した状態で、券片K0は強制的に搬送
方向に湾曲する。これにより、券片K0は第2のタイミ
ングベルト36と第3のタイミングベルト42との間に
挟持されて、券片取出口25側に向かって搬送される。
【0051】一方、廃券時には、図9に示すように、メ
インタイミングプーリ34及び第3のタイミングベルト
42が矢印方向に回転する。そして、券片K0が屈曲部
Sまで逆搬送されると、ベルト36,42よる券片K0
の挟持が解除されて券片K0は自重で落下して下方に配
置された廃券回収ボックス(図示せず)に回収される。
【0052】上記のように、第1のガイドプレート63
の先端部と第3のタイミングベルト42との間の角度α
を鋭角とし、かつ、第1のガイドプレート63の先端部
と第3のタイミングベルト42との間の距離を券片K0
の厚み以上とした場合には、通路切換プレート81を省
略できる。その結果、部品点数の減少を図ることができ
る。
【0053】(4)上記実施の形態においては、不良廃
券を回収する際について説明したが、券片取出口25ま
で搬送された正常な乗継券K1の回収時においても上記
実施の形態と同様な動作が行われる。
【0054】次に、以上の各実施例によって把握される
請求項以外の技術的思想について、その効果とともに以
下に記載する。 (1)前記請求項2に記載の発券装置において、前記搬
送通路と回収部と連通する通路との間は鈍角である発券
装置。
【0055】この構成によれば、通路を切り換えるソレ
ノイド等を使用することなく、券片を券片取出口まで搬
送することができるとともに、回収部に回収することが
できる。
【0056】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、券片を
廃券する際は、搬送通路を逆戻りさせるだけでよいこと
から、廃券時における装置に駆動時間を短縮できる。
【0057】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、回収部と連通する通路は屈
曲部において分岐していることから、より確実に廃券を
回収部側に案内することができる。
【0058】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の効果に加え、通路切換手段
により確実に通路の切換を行うことができる。また、切
換手段は券片が搬送通路を通過する際の圧力により切換
移動することから、駆動機構を必要とせず、部品点数の
減少できる。その結果、装置の小型化を図ることができ
る。
【0059】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の効果に加え、券片の通過後は、自身の弾
性力により元の位置に復帰することから、さらに部品点
数を減少でき、延いてはより装置を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態における発券装置の内部の模式
的な正面図。
【図2】 発券装置の外部正面図。
【図3】 記録部の正面図。
【図4】 通路切換プレートの斜視図。
【図5】 通路切換プレートが券片に押圧された状態に
おける記録部の部分正面図。
【図6】 図5の状態から券片が通路切換プレートを通
過した状態における記録部の部分正面図。
【図7】 不良廃券の回収時における記録部の部分正面
図。
【図8】 別実施形態の発券時における記録部の部分正
面図。
【図9】 別実施形態の廃券時における記録部の部分正
面図。
【図10】 従来技術における発券時の発券装置の内部
の構造を示す模式的な正面図。
【図11】 従来技術における廃券時の発券装置の内部
の構造を示す模式的な正面図。
【符号の説明】
11…発券装置、13…供給部としてのロール紙収容
部、21…搬送通路及び供給側搬送通路、25…券片取
出口、71…回収部としての廃券回収ボックス、72…
回収側搬送通路、81…通路切換手段としての通路切換
プレート、K0…券片、S…屈曲部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給部から供給される所定内容を記録し
    た券片を、券片取出口まで案内する搬送通路を備えた発
    券装置において、 前記券片を廃券として回収する回収部と連通する通路
    を、前記搬送通路の途中において分岐して設け、券片を
    廃券する際は、搬送通路を逆戻りさせて前記回収部へ券
    片を案内する発券装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送通路の一部は屈曲し、前記回収
    部と連通する通路は、その屈曲部において分岐している
    請求項1に記載の発券装置。
  3. 【請求項3】 前記供給部に連通する供給側搬送通路と
    前記回収部に連通する回収側搬送通路との分岐点の上流
    側近傍には、分岐点よりも下流側の共通搬送通路と供給
    側搬送通路、又は共通搬送通路と回収側搬送通路とのみ
    を切換連通する通路切換手段が設けられ、同切換手段は
    券片が搬送通路の切換部位を通過する際の圧力により切
    換移動する請求項1又は請求項2に記載の発券装置。
  4. 【請求項4】 前記通路切換手段は、弾性力を有し、券
    片が搬送通路の切換部位を通過する際の圧力により切換
    移動した後、自身の弾性力により元の位置に復帰する請
    求項3に記載の発券装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015064640A1 (ja) * 2013-11-01 2015-05-07 レシップホールディングス株式会社 発券装置

Cited By (2)

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WO2015064640A1 (ja) * 2013-11-01 2015-05-07 レシップホールディングス株式会社 発券装置
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