JPH09204544A - 発券装置 - Google Patents
発券装置Info
- Publication number
- JPH09204544A JPH09204544A JP8012257A JP1225796A JPH09204544A JP H09204544 A JPH09204544 A JP H09204544A JP 8012257 A JP8012257 A JP 8012257A JP 1225796 A JP1225796 A JP 1225796A JP H09204544 A JPH09204544 A JP H09204544A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ticket
- transit
- vehicle
- stop
- stopped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Ticket-Dispensing Machines (AREA)
- Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 発券した乗継券又は整理券を無駄にしない発
券装置を提供することである。 【解決手段】 路線を走行する乗合バスに設置され、他
の路線の乗合バスに乗り継ぐ際に使用する乗継券を券取
り出し口にて取り出し可能に保持し、走行中には一旦発
券した乗継券を回収する発券装置11において、コント
ローラCは料金体系の同じ料金エリア内では走行中に一
旦発券した乗継券Tを券取り出し口29から後退させて
格納位置確認センサ54にて乗継券Tを検出して本体ケ
ース内に格納状態に保持させ、乗降扉が開放されると改
めて同乗継券Tを取り出し口29方向移送し、取出位置
確認センサ53にて乗継券Tを検出して券取り出し口2
9に取り出し可能に保持させる。一方、乗合車両が料金
体系の異なる料金エリアに移動する場合には格納させず
に同乗継券Tを廃棄するようにした。
券装置を提供することである。 【解決手段】 路線を走行する乗合バスに設置され、他
の路線の乗合バスに乗り継ぐ際に使用する乗継券を券取
り出し口にて取り出し可能に保持し、走行中には一旦発
券した乗継券を回収する発券装置11において、コント
ローラCは料金体系の同じ料金エリア内では走行中に一
旦発券した乗継券Tを券取り出し口29から後退させて
格納位置確認センサ54にて乗継券Tを検出して本体ケ
ース内に格納状態に保持させ、乗降扉が開放されると改
めて同乗継券Tを取り出し口29方向移送し、取出位置
確認センサ53にて乗継券Tを検出して券取り出し口2
9に取り出し可能に保持させる。一方、乗合車両が料金
体系の異なる料金エリアに移動する場合には格納させず
に同乗継券Tを廃棄するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば路線バスのよ
うな乗合車両に設置された乗継券や整理券を発券する発
券装置に関するものである。
うな乗合車両に設置された乗継券や整理券を発券する発
券装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば路線バスから電車に乗り継
ぐ際において、乗り継ぐ電車の切符に相当する券(以
下、乗継券という)をバス内で販売している。乗継券の
購入方法はバスの扉が開いている状態(乗降可能な状
態)で、まずバス内で乗客が運転手に乗継券の購入した
い旨を述べると運転手は料金を徴収し、一方乗客はセル
フサービスで運転手の近傍にある発券装置の券取り出し
口から乗継券を抜き取っていくようになっている。乗客
が乗継券を抜き取ると新たな乗継券が発券されて券取り
出し口に現れる。そして、降車が終了して扉が閉じられ
ると券取り出し口に保持された乗継券は不要となり、ま
た乗客の不正な抜き取りを防止するために発券装置内に
廃棄される。
ぐ際において、乗り継ぐ電車の切符に相当する券(以
下、乗継券という)をバス内で販売している。乗継券の
購入方法はバスの扉が開いている状態(乗降可能な状
態)で、まずバス内で乗客が運転手に乗継券の購入した
い旨を述べると運転手は料金を徴収し、一方乗客はセル
フサービスで運転手の近傍にある発券装置の券取り出し
口から乗継券を抜き取っていくようになっている。乗客
が乗継券を抜き取ると新たな乗継券が発券されて券取り
出し口に現れる。そして、降車が終了して扉が閉じられ
ると券取り出し口に保持された乗継券は不要となり、ま
た乗客の不正な抜き取りを防止するために発券装置内に
廃棄される。
【0003】このような、乗継券は通常バス、電車の単
独料金よりも割引きされた料金設定となっており、バス
と電車の切符を別々に購入するよりも割安であるため利
用度合いが高い。
独料金よりも割引きされた料金設定となっており、バス
と電車の切符を別々に購入するよりも割安であるため利
用度合いが高い。
【0004】また、従来から路線バスに乗車する際には
不正を防止するために乗車した停留所に対応した整理券
を発券している。この整理券の発券方法はバスの乗車扉
が開いて客が乗り込んでいくと、客は乗車と同時に乗車
扉近傍の発券装置の券取り出し口から整理券を抜き取っ
ていく。乗客が整理券を抜き取ると新たな整理券が発券
されて券取り出し口に現れ、乗車する客の数だけ次々と
抜き取られていく。そして、乗車が完了して乗車扉が閉
じられると券取り出し口に保持された整理券は不要とな
り、また乗客の不正な抜き取りを防止するために発券装
置内に廃棄される。
不正を防止するために乗車した停留所に対応した整理券
を発券している。この整理券の発券方法はバスの乗車扉
が開いて客が乗り込んでいくと、客は乗車と同時に乗車
扉近傍の発券装置の券取り出し口から整理券を抜き取っ
ていく。乗客が整理券を抜き取ると新たな整理券が発券
されて券取り出し口に現れ、乗車する客の数だけ次々と
抜き取られていく。そして、乗車が完了して乗車扉が閉
じられると券取り出し口に保持された整理券は不要とな
り、また乗客の不正な抜き取りを防止するために発券装
置内に廃棄される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の乗継券及び整理券ではつぎのような問題があった。 (1)乗継においては一定区間内でバス料金は変わら
ず、又乗継する電車の駅も目的地の駅も同じ場合があ
る。従って、次の停留所に移動したとしても料金体系の
同じエリアであれば同じ乗継券で足りるわけであり、本
来停留所毎に乗継券を廃棄するのは無駄である。しか
も、乗継券を廃棄する場合には料金を徴収しない旨の廃
棄データの書き込みをしてから廃棄せねば料金が徴収さ
れたものとして記録されてしまうため、この料金データ
の書換え作業やその確認作業を停留所毎にしなければな
らず面倒であった。 (2)整理券においても、一定区間内でバス料金は変わ
らずその間の整理券は同じもので足りるわけであり、や
はり停留所毎に整理券を廃棄するのは無駄であった。
来の乗継券及び整理券ではつぎのような問題があった。 (1)乗継においては一定区間内でバス料金は変わら
ず、又乗継する電車の駅も目的地の駅も同じ場合があ
る。従って、次の停留所に移動したとしても料金体系の
同じエリアであれば同じ乗継券で足りるわけであり、本
来停留所毎に乗継券を廃棄するのは無駄である。しか
も、乗継券を廃棄する場合には料金を徴収しない旨の廃
棄データの書き込みをしてから廃棄せねば料金が徴収さ
れたものとして記録されてしまうため、この料金データ
の書換え作業やその確認作業を停留所毎にしなければな
らず面倒であった。 (2)整理券においても、一定区間内でバス料金は変わ
らずその間の整理券は同じもので足りるわけであり、や
はり停留所毎に整理券を廃棄するのは無駄であった。
【0006】本発明は上記課題を解決するためのもので
ある。その目的は、発券した乗継券又は整理券を無駄に
しない発券装置を提供することである。
ある。その目的は、発券した乗継券又は整理券を無駄に
しない発券装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1の発
明では路線を走行する乗合車両に設置され、他の路線の
乗合車両に乗り継ぐ際に使用する乗継券を券取り出し口
にて取り出し可能に保持し、走行中には一旦発券した乗
継券を回収する発券装置において、料金体系の同じ料金
エリア内では走行中に一旦発券した乗継券を券取り出し
口から後退させて装置本体内に格納し、停留所での停車
状態で改めて同乗継券を券取り出し口に取り出し可能に
保持させる一方、乗合車両が料金体系の異なる料金エリ
アに移動する場合には格納させずに同乗継券を廃棄する
ような構成とした。
明では路線を走行する乗合車両に設置され、他の路線の
乗合車両に乗り継ぐ際に使用する乗継券を券取り出し口
にて取り出し可能に保持し、走行中には一旦発券した乗
継券を回収する発券装置において、料金体系の同じ料金
エリア内では走行中に一旦発券した乗継券を券取り出し
口から後退させて装置本体内に格納し、停留所での停車
状態で改めて同乗継券を券取り出し口に取り出し可能に
保持させる一方、乗合車両が料金体系の異なる料金エリ
アに移動する場合には格納させずに同乗継券を廃棄する
ような構成とした。
【0008】従って、料金体系の同じ料金エリア内では
乗継券の種類は同じであるため、廃棄せずに券取り出し
口から後退させて装置本体内に格納させ、次に停留所に
おいてその乗継券を券取り出し口に進出させ取り出し可
能とする。一方、乗合車両が料金体系の異なる料金エリ
アに移動する場合にはこれを廃棄する。
乗継券の種類は同じであるため、廃棄せずに券取り出し
口から後退させて装置本体内に格納させ、次に停留所に
おいてその乗継券を券取り出し口に進出させ取り出し可
能とする。一方、乗合車両が料金体系の異なる料金エリ
アに移動する場合にはこれを廃棄する。
【0009】また、請求項2の発明では、路線を走行す
る乗合車両に設置され、停留所にて停車すると整理券を
発券して同整理券を券取り出し口にて取り出し可能に保
持し、走行中には一旦発券した整理券を回収する発券装
置において、料金体系の同じ料金エリア内では走行中に
一旦発券した整理券を券取り出し口から後退させて装置
本体内に格納し、停留所での停車状態で改めて同整理券
を券取り出し口に取り出し可能に保持させる一方、乗合
車両が料金体系の異なる料金エリアに移動する場合には
格納させずに同整理券を廃棄するような構成とした。従
って、料金体系の同じ料金エリア内では乗継券の種類は
同じであるため、廃棄せずに券取り出し口から後退させ
て格納状態とする。そして、次の停留所で改めてその整
理券を券取り出し口に進出させ取り出し可能とする。一
方、乗合車両が料金体系の異なる料金エリアに移動する
場合にはこれを廃棄する。
る乗合車両に設置され、停留所にて停車すると整理券を
発券して同整理券を券取り出し口にて取り出し可能に保
持し、走行中には一旦発券した整理券を回収する発券装
置において、料金体系の同じ料金エリア内では走行中に
一旦発券した整理券を券取り出し口から後退させて装置
本体内に格納し、停留所での停車状態で改めて同整理券
を券取り出し口に取り出し可能に保持させる一方、乗合
車両が料金体系の異なる料金エリアに移動する場合には
格納させずに同整理券を廃棄するような構成とした。従
って、料金体系の同じ料金エリア内では乗継券の種類は
同じであるため、廃棄せずに券取り出し口から後退させ
て格納状態とする。そして、次の停留所で改めてその整
理券を券取り出し口に進出させ取り出し可能とする。一
方、乗合車両が料金体系の異なる料金エリアに移動する
場合にはこれを廃棄する。
【0010】また、請求項3の発明では請求項1の構成
に加え、料金体系の同じ料金エリア内では一旦発券した
乗継券は乗合車両の走行時に後退すると格納位置に配置
された第1の検出手段により検出されて停止し格納状態
となり、次の停留所にて停車すると再び進出して券取り
出し口近傍の第2の検出手段により検出されて停止し取
り出し可能状態となる。従って、料金体系の同じ料金エ
リア内において一旦発券した乗継券は第1の検出手段に
より検出されるまで後退し、検出されることによって停
止し格納状態となる。一方、次の停留所にて停車すると
券取り出し口近傍の第2の検出手段により検出されるま
で進出し、検出されることによって再び取り出し可能状
態となる。
に加え、料金体系の同じ料金エリア内では一旦発券した
乗継券は乗合車両の走行時に後退すると格納位置に配置
された第1の検出手段により検出されて停止し格納状態
となり、次の停留所にて停車すると再び進出して券取り
出し口近傍の第2の検出手段により検出されて停止し取
り出し可能状態となる。従って、料金体系の同じ料金エ
リア内において一旦発券した乗継券は第1の検出手段に
より検出されるまで後退し、検出されることによって停
止し格納状態となる。一方、次の停留所にて停車すると
券取り出し口近傍の第2の検出手段により検出されるま
で進出し、検出されることによって再び取り出し可能状
態となる。
【0011】また、請求項4の発明では請求項2の構成
に加え、料金体系の同じ料金エリア内では一旦発券した
整理券は乗合車両の走行時に後退すると格納位置に配置
された第1の検出手段により検出されて停止し格納状態
となり、次の停留所にて停車すると再び進出して券取り
出し口近傍の第2の検出手段により検出されて停止し取
り出し可能状態となる。従って、料金体系の同じ料金エ
リア内において一旦発券した整理券は第1の検出手段に
より検出されるまで後退し、検出されることによって停
止し格納状態となる。一方、次の停留所にて停車すると
券取り出し口近傍の第2の検出手段により検出されるま
で進出し、検出されることによって再び取り出し可能状
態となる。
に加え、料金体系の同じ料金エリア内では一旦発券した
整理券は乗合車両の走行時に後退すると格納位置に配置
された第1の検出手段により検出されて停止し格納状態
となり、次の停留所にて停車すると再び進出して券取り
出し口近傍の第2の検出手段により検出されて停止し取
り出し可能状態となる。従って、料金体系の同じ料金エ
リア内において一旦発券した整理券は第1の検出手段に
より検出されるまで後退し、検出されることによって停
止し格納状態となる。一方、次の停留所にて停車すると
券取り出し口近傍の第2の検出手段により検出されるま
で進出し、検出されることによって再び取り出し可能状
態となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の発券装置を具体化
した実施の形態について図1〜図3に基づいて説明す
る。図1に示すように発券装置11は、本体ケース1
2、同本体ケース12内に収容されたロール紙収容部1
3、記録部14及び制御部15等より構成されている。
なお、図示はしないが発券装置11は運転席付近に設置
されている。前記ロール紙収容部13には裏面に磁気層
(図示せず)が設けられたロール紙16が収容される。
ロール紙16は一対の案内ローラ17及び第1駆動ロー
ラ18と第1従動ローラ19によって挟持され、その先
端側が挿入口20方向に延出されている。第1駆動ロー
ラ18は第1のステップモータM1により駆動力を付与
されるようになっており、ロール紙16は同駆動ローラ
18によって送りを付与される。
した実施の形態について図1〜図3に基づいて説明す
る。図1に示すように発券装置11は、本体ケース1
2、同本体ケース12内に収容されたロール紙収容部1
3、記録部14及び制御部15等より構成されている。
なお、図示はしないが発券装置11は運転席付近に設置
されている。前記ロール紙収容部13には裏面に磁気層
(図示せず)が設けられたロール紙16が収容される。
ロール紙16は一対の案内ローラ17及び第1駆動ロー
ラ18と第1従動ローラ19によって挟持され、その先
端側が挿入口20方向に延出されている。第1駆動ロー
ラ18は第1のステップモータM1により駆動力を付与
されるようになっており、ロール紙16は同駆動ローラ
18によって送りを付与される。
【0013】また、ロール紙収容部13内であって、挿
入口20の手前にはロール紙16の表面に印字するサー
マルヘッド21とロール紙16を所定長さに切断するカ
ッタ22が設けられている。ロール紙16の先端側はそ
の表面にサーマルヘッド21にて印字された後、カッタ
22にて所定の長さにカットされ、カットされたロール
紙16は挿入口20から記録部14内に送り込まれる
(以下、カッタ22にて所定長さにカットされたロール
紙16を券片tと呼ぶ)。
入口20の手前にはロール紙16の表面に印字するサー
マルヘッド21とロール紙16を所定長さに切断するカ
ッタ22が設けられている。ロール紙16の先端側はそ
の表面にサーマルヘッド21にて印字された後、カッタ
22にて所定の長さにカットされ、カットされたロール
紙16は挿入口20から記録部14内に送り込まれる
(以下、カッタ22にて所定長さにカットされたロール
紙16を券片tと呼ぶ)。
【0014】図1又は図2に示すように、記録部14に
送り込まれた券片tは第1経路25、第2経路26、第
3経路27及び第4経路28を経由して取り出し口29
まで搬送される。記録部14内の下方には第2のステッ
プモータM2が配設され、同モータM2の駆動軸に直結
された第1駆動ローラ30と第2及び第3従動ローラ3
1,32には第1の駆動付与用タイミングベルトb1が
巻回されている。挿入口20の記録部14側出口の直下
には第1プーリ33が配設されており、同第1プーリ3
3の下方には第2プーリ34が配設されている。両プー
リ33,34間には第1経路用タイミングベルトB1が
巻回されている。同タイミングベルトB1は両プーリ3
3,34間に配設された第1テンションローラ35によ
り張力が付与されるようになっている。第1経路用タイ
ミングベルトB1は前記第1の駆動付与用タイミングベ
ルトb1とそれぞれベルトの外周面で接触状態とされて
おり、駆動付与用タイミングベルトb1の駆動が第1経
路用タイミングベルトB1に伝達される。そして、両ベ
ルトb1,B1の間に第1経路25が形成される。従っ
て、挿入口19から記録部14内に送り込まれた券片t
は両ベルトb1,B1に挟持されて第1経路25を下降
する。
送り込まれた券片tは第1経路25、第2経路26、第
3経路27及び第4経路28を経由して取り出し口29
まで搬送される。記録部14内の下方には第2のステッ
プモータM2が配設され、同モータM2の駆動軸に直結
された第1駆動ローラ30と第2及び第3従動ローラ3
1,32には第1の駆動付与用タイミングベルトb1が
巻回されている。挿入口20の記録部14側出口の直下
には第1プーリ33が配設されており、同第1プーリ3
3の下方には第2プーリ34が配設されている。両プー
リ33,34間には第1経路用タイミングベルトB1が
巻回されている。同タイミングベルトB1は両プーリ3
3,34間に配設された第1テンションローラ35によ
り張力が付与されるようになっている。第1経路用タイ
ミングベルトB1は前記第1の駆動付与用タイミングベ
ルトb1とそれぞれベルトの外周面で接触状態とされて
おり、駆動付与用タイミングベルトb1の駆動が第1経
路用タイミングベルトB1に伝達される。そして、両ベ
ルトb1,B1の間に第1経路25が形成される。従っ
て、挿入口19から記録部14内に送り込まれた券片t
は両ベルトb1,B1に挟持されて第1経路25を下降
する。
【0015】第2プーリ34に隣接して第1経路25を
下降してきた券片tを反転させるためのガイド36が配
設されている。ガイド36の側方には第3プーリ37が
配設され、第3プーリ37の上方には第4プーリ38間
が配設されている。両プーリ37,38間には第2経路
用タイミングベルトB2が巻回されている。同タイミン
グベルトB2は両プーリ37,38間に配設された第2
テンションローラ39により張力が付与されるようにな
っている。同タイミングベルトB2も前記第1の駆動付
与用タイミングベルトb1とそれぞれベルトの外周面で
接触状態とされており、第1の駆動付与用タイミングベ
ルトb1の駆動が第2経路用タイミングベルトB2に伝
達される。そして、両ベルトb1,B2の間には第2経
路26が形成される。従って、第1経路25を下降して
きた券片tはガイド36によって反転させられ、今度は
駆動付与用タイミングベルトb1と第2経路用タイミン
グベルトB2に挟持されて第2経路26を上昇する。
下降してきた券片tを反転させるためのガイド36が配
設されている。ガイド36の側方には第3プーリ37が
配設され、第3プーリ37の上方には第4プーリ38間
が配設されている。両プーリ37,38間には第2経路
用タイミングベルトB2が巻回されている。同タイミン
グベルトB2は両プーリ37,38間に配設された第2
テンションローラ39により張力が付与されるようにな
っている。同タイミングベルトB2も前記第1の駆動付
与用タイミングベルトb1とそれぞれベルトの外周面で
接触状態とされており、第1の駆動付与用タイミングベ
ルトb1の駆動が第2経路用タイミングベルトB2に伝
達される。そして、両ベルトb1,B2の間には第2経
路26が形成される。従って、第1経路25を下降して
きた券片tはガイド36によって反転させられ、今度は
駆動付与用タイミングベルトb1と第2経路用タイミン
グベルトB2に挟持されて第2経路26を上昇する。
【0016】第2経路26の上方には券片tの磁気層に
所定データを書き込みする書込用磁気ヘッド40が配設
され、同磁気ヘッド40と対向する位置に第1送りロー
ラ41が配設されている。同書込用磁気ヘッド40上方
には読取用ヘッド42が配設されている。読取用ヘッド
42は書込用磁気ヘッド40により書き込まれたデータ
を認識する。同読取用ヘッド42と対向する位置に第2
送りローラ43が配設されている。両送りローラ41,
43間には券片tを送るための第3送りローラ44が配
設されている。これら書込用磁気ヘッド40と第1送り
ローラ41の間及び読取用磁気ヘッド42と第2送りロ
ーラ43の間に第3の経路27が形成されている。
所定データを書き込みする書込用磁気ヘッド40が配設
され、同磁気ヘッド40と対向する位置に第1送りロー
ラ41が配設されている。同書込用磁気ヘッド40上方
には読取用ヘッド42が配設されている。読取用ヘッド
42は書込用磁気ヘッド40により書き込まれたデータ
を認識する。同読取用ヘッド42と対向する位置に第2
送りローラ43が配設されている。両送りローラ41,
43間には券片tを送るための第3送りローラ44が配
設されている。これら書込用磁気ヘッド40と第1送り
ローラ41の間及び読取用磁気ヘッド42と第2送りロ
ーラ43の間に第3の経路27が形成されている。
【0017】従って、第3経路27において券片tは書
込用磁気ヘッド40にて磁気層に正しくデータが書き込
まれると、読取用ヘッド42にてデータを確認され、更
に上昇させられる。
込用磁気ヘッド40にて磁気層に正しくデータが書き込
まれると、読取用ヘッド42にてデータを確認され、更
に上昇させられる。
【0018】読取用ヘッド42の上方には第2駆動ロー
ラ45が配設されている。第2駆動ローラ45は図示し
ない伝達系によって第2のステップモータM2から駆動
が伝達される。また、第2駆動ローラ45の上方にはそ
れぞれ左右方向に第4及び第5従動ローラ47,48が
配設されており、これらに第2の駆動付与用タイミング
ベルトb2が巻回されている。第2駆動ローラ45と対
向する位置には第3テンションローラ46が配設されて
おり、第2の駆動付与用タイミングベルトb2に張力が
付与されるようになっている。方向転換用案内ローラ4
9は第2駆動ローラ45と取り出し口29に隣接した従
動ローラ47との間に配設され、第2の駆動付与用タイ
ミングベルトb2に張力を付与するとともに、上昇して
きた券片tを第2の駆動付与用タイミングベルトb2と
の間で挟持して取り出し口29方向に方向転換させる。
方向転換用案内ローラ49に対向する位置には第6従動
ローラ51が配設されている。また、第4従動ローラ4
7と対向する位置には第4送りローラ52が配設されて
いる。これら、第2駆動ローラ45と第3テンションロ
ーラ46の間、方向転換用案内ローラ49と第6従動ロ
ーラ51の間及び従動ローラ47と第4送りローラ52
の間には第4の経路28が形成されている。
ラ45が配設されている。第2駆動ローラ45は図示し
ない伝達系によって第2のステップモータM2から駆動
が伝達される。また、第2駆動ローラ45の上方にはそ
れぞれ左右方向に第4及び第5従動ローラ47,48が
配設されており、これらに第2の駆動付与用タイミング
ベルトb2が巻回されている。第2駆動ローラ45と対
向する位置には第3テンションローラ46が配設されて
おり、第2の駆動付与用タイミングベルトb2に張力が
付与されるようになっている。方向転換用案内ローラ4
9は第2駆動ローラ45と取り出し口29に隣接した従
動ローラ47との間に配設され、第2の駆動付与用タイ
ミングベルトb2に張力を付与するとともに、上昇して
きた券片tを第2の駆動付与用タイミングベルトb2と
の間で挟持して取り出し口29方向に方向転換させる。
方向転換用案内ローラ49に対向する位置には第6従動
ローラ51が配設されている。また、第4従動ローラ4
7と対向する位置には第4送りローラ52が配設されて
いる。これら、第2駆動ローラ45と第3テンションロ
ーラ46の間、方向転換用案内ローラ49と第6従動ロ
ーラ51の間及び従動ローラ47と第4送りローラ52
の間には第4の経路28が形成されている。
【0019】従って、券片tは第4経路28において第
2駆動ローラ45と第3テンションローラ46の間を経
て、第2の駆動付与用タイミングベルトb2と方向転換
用案内ローラ49に挟持されながらほぼ90度方向転換
されて側方の取り出し口29に至り乗継券Tとして取り
出し可能に保持される。
2駆動ローラ45と第3テンションローラ46の間を経
て、第2の駆動付与用タイミングベルトb2と方向転換
用案内ローラ49に挟持されながらほぼ90度方向転換
されて側方の取り出し口29に至り乗継券Tとして取り
出し可能に保持される。
【0020】第4経路28上であって、取り出し口29
の手前には第2の検出手段たる取出位置確認センサ53
及び第1の検出手段たる格納位置確認センサ54が配設
されている。両センサ53,54は光電スイッチにて構
成されている。記録部14の下方には廃棄処分となった
乗継券Tを受ける廃券入れ55が配置されている。
の手前には第2の検出手段たる取出位置確認センサ53
及び第1の検出手段たる格納位置確認センサ54が配設
されている。両センサ53,54は光電スイッチにて構
成されている。記録部14の下方には廃棄処分となった
乗継券Tを受ける廃券入れ55が配置されている。
【0021】次に、発券装置11の電気的構成を図3の
ブロック図に基づいて説明する。前記サーマルヘッド2
1、カッター22、書込用磁気ヘッド40、読取用ヘッ
ド42、取出位置確認センサ53、格納位置確認センサ
54及び両ステップモータM1,M2は、制御部15に
設けられたコントローラCにより駆動制御される。コン
トローラCにはプログラムデータメモリ61が接続さ
れ、コントローラCはこのプログラムデータメモリ61
内に記憶されたデータに基づいて各種制御を行う。
ブロック図に基づいて説明する。前記サーマルヘッド2
1、カッター22、書込用磁気ヘッド40、読取用ヘッ
ド42、取出位置確認センサ53、格納位置確認センサ
54及び両ステップモータM1,M2は、制御部15に
設けられたコントローラCにより駆動制御される。コン
トローラCにはプログラムデータメモリ61が接続さ
れ、コントローラCはこのプログラムデータメモリ61
内に記憶されたデータに基づいて各種制御を行う。
【0022】また、コントローラCには停留所データメ
モリ62が接続されている。停留所データメモリ62に
は路線バスが各停留所に停車する順番にアドレスナンバ
ーとして記憶されている。また、コントローラCには乗
継駅データメモリ63が接続されている。乗継駅データ
メモリ63には前記停留所データメモリ62に記憶され
た停留所に対して最寄りの駅名が割り付けられて記憶さ
れている。
モリ62が接続されている。停留所データメモリ62に
は路線バスが各停留所に停車する順番にアドレスナンバ
ーとして記憶されている。また、コントローラCには乗
継駅データメモリ63が接続されている。乗継駅データ
メモリ63には前記停留所データメモリ62に記憶され
た停留所に対して最寄りの駅名が割り付けられて記憶さ
れている。
【0023】例えば、図5に示すように、エリア1にお
ける停留所A〜Cの最寄りの駅はP駅であるため、停留
所A〜Cについては乗継駅としてP駅が割り付けられ
る。また、エリア2における停留所D〜Fの最寄りの駅
はQ駅なのでQ駅が割り付けられる。尚、各駅からの乗
車可能な目的地駅は各最寄りの駅ごとに決まっているも
のとする。例えば、P駅の目的地駅がX駅であればX駅
に割り付けられ、Q駅の目的地駅がY駅ならばY駅に割
り付けられる。そして、路線バスの運転手は同一エリア
内での乗継券Tを販売する場合には同一料金を徴収す
る。
ける停留所A〜Cの最寄りの駅はP駅であるため、停留
所A〜Cについては乗継駅としてP駅が割り付けられ
る。また、エリア2における停留所D〜Fの最寄りの駅
はQ駅なのでQ駅が割り付けられる。尚、各駅からの乗
車可能な目的地駅は各最寄りの駅ごとに決まっているも
のとする。例えば、P駅の目的地駅がX駅であればX駅
に割り付けられ、Q駅の目的地駅がY駅ならばY駅に割
り付けられる。そして、路線バスの運転手は同一エリア
内での乗継券Tを販売する場合には同一料金を徴収す
る。
【0024】コントローラCには発券内容データメモリ
64が接続されている。発券内容データメモリ64には
発券した内容(乗継駅名、区間名、料金、日付、バス会
社名等)更に発券枚数等が記憶される。また、コントロ
ーラCには日付データメモリ65が接続されており、乗
継券Tを発券する際の年月日が記憶されている。また、
コントローラCには停留所案内スイッチ66が接続され
ており、同スイッチ66が操作されることで、コントロ
ーラCは停留所データメモリ62や乗継駅データメモリ
63からデータを取り出す。また、コントローラCには
乗降扉用センサ67が接続されており、同センサ67に
よって図示しない乗降扉の開閉状態が検出される。
64が接続されている。発券内容データメモリ64には
発券した内容(乗継駅名、区間名、料金、日付、バス会
社名等)更に発券枚数等が記憶される。また、コントロ
ーラCには日付データメモリ65が接続されており、乗
継券Tを発券する際の年月日が記憶されている。また、
コントローラCには停留所案内スイッチ66が接続され
ており、同スイッチ66が操作されることで、コントロ
ーラCは停留所データメモリ62や乗継駅データメモリ
63からデータを取り出す。また、コントローラCには
乗降扉用センサ67が接続されており、同センサ67に
よって図示しない乗降扉の開閉状態が検出される。
【0025】ここに、取出位置確認センサ53及び格納
位置確認センサ54と乗継券Tとの関係についてより詳
細に説明する。図2(a)に示すように、第2の駆動付
与用タイミングベルトb2と方向転換用案内ローラ49
に挟持されて取り出し口29方向に向かう券片tの後端
が取出位置確認センサ53を通過すると、その検出信号
がコントローラCに出力され、コントローラCは第2の
ステップモータM2の駆動を停止させる。すると、券片
tは先端側が取り出し口29から外方に突出した状態で
乗継券Tとして従動ローラ47と第4送りローラ52に
保持された状態となる。そして、乗客がこの乗継券Tを
抜き取ると、格納位置確認センサ54が乗継券Tの通過
を検出し、その検出信号がコントローラCに出力され、
コントローラCは新たな発券を指示する。
位置確認センサ54と乗継券Tとの関係についてより詳
細に説明する。図2(a)に示すように、第2の駆動付
与用タイミングベルトb2と方向転換用案内ローラ49
に挟持されて取り出し口29方向に向かう券片tの後端
が取出位置確認センサ53を通過すると、その検出信号
がコントローラCに出力され、コントローラCは第2の
ステップモータM2の駆動を停止させる。すると、券片
tは先端側が取り出し口29から外方に突出した状態で
乗継券Tとして従動ローラ47と第4送りローラ52に
保持された状態となる。そして、乗客がこの乗継券Tを
抜き取ると、格納位置確認センサ54が乗継券Tの通過
を検出し、その検出信号がコントローラCに出力され、
コントローラCは新たな発券を指示する。
【0026】一方、次の停留所が同一エリア内に存在し
ている場合にある停留所での乗り降りが終了し乗降扉が
閉じられるとする。すると、コントローラCは乗降扉用
センサ67の検出信号に基づいて取り出し可能状態にあ
る乗継券Tを格納させるために第2のステップモータM
2を逆駆動させる。第2のステップモータM2の逆駆動
に伴い、乗継券Tは第4経路28を後退していく。図2
(b)に示すように、乗継券Tの先端側(取り出し口2
9側)が格納位置確認センサ54を通過すると、その検
出信号がコントローラCに出力され、コントローラCは
第2のステップモータM2の駆動を停止させ乗継券Tを
格納状態とする。そして、次の停留所に至り乗降扉が開
かれるとコントローラCは乗降扉用センサ67の検出信
号に基づいて第2のステップモータM2を順駆動させ、
乗継券Tを取り出し口29方向に送る。乗継券Tの後端
が取出位置確認センサ53を通過すると、その検出信号
がコントローラCに出力され、コントローラCは第2の
ステップモータM2の駆動を停止させる(図2(a)の
状態)。すると乗継券Tは先端側が取り出し口29から
外方に突出した状態で従動ローラ47とテンションロー
ラ52に保持された状態となる。そして、乗客がこの乗
継券Tを抜き取ると上記と同様の発券動作の繰り返しが
行われる。
ている場合にある停留所での乗り降りが終了し乗降扉が
閉じられるとする。すると、コントローラCは乗降扉用
センサ67の検出信号に基づいて取り出し可能状態にあ
る乗継券Tを格納させるために第2のステップモータM
2を逆駆動させる。第2のステップモータM2の逆駆動
に伴い、乗継券Tは第4経路28を後退していく。図2
(b)に示すように、乗継券Tの先端側(取り出し口2
9側)が格納位置確認センサ54を通過すると、その検
出信号がコントローラCに出力され、コントローラCは
第2のステップモータM2の駆動を停止させ乗継券Tを
格納状態とする。そして、次の停留所に至り乗降扉が開
かれるとコントローラCは乗降扉用センサ67の検出信
号に基づいて第2のステップモータM2を順駆動させ、
乗継券Tを取り出し口29方向に送る。乗継券Tの後端
が取出位置確認センサ53を通過すると、その検出信号
がコントローラCに出力され、コントローラCは第2の
ステップモータM2の駆動を停止させる(図2(a)の
状態)。すると乗継券Tは先端側が取り出し口29から
外方に突出した状態で従動ローラ47とテンションロー
ラ52に保持された状態となる。そして、乗客がこの乗
継券Tを抜き取ると上記と同様の発券動作の繰り返しが
行われる。
【0027】また、ある停留所での乗り降りが終了した
段階で、コントローラCが次の停留所が新たなエリア内
に存在すると判断した場合には次のような動作となる。
まず、乗降扉が閉じられるとコントローラCは乗降扉用
センサ67の検出信号に基づいて取り出し可能状態にあ
る乗継券Tを廃棄させるために第2のステップモータM
2を逆駆動させる。すなわち、次の停留所からは異なる
乗継券Tを使用するため格納する必要はないからであ
る。この場合後退させられた乗継券Tは第4経路28か
ら第3経路27に至り、書込用磁気ヘッド40において
廃券データが書き込まれた後、第2経路26を通過して
廃券入れ55に廃券される。
段階で、コントローラCが次の停留所が新たなエリア内
に存在すると判断した場合には次のような動作となる。
まず、乗降扉が閉じられるとコントローラCは乗降扉用
センサ67の検出信号に基づいて取り出し可能状態にあ
る乗継券Tを廃棄させるために第2のステップモータM
2を逆駆動させる。すなわち、次の停留所からは異なる
乗継券Tを使用するため格納する必要はないからであ
る。この場合後退させられた乗継券Tは第4経路28か
ら第3経路27に至り、書込用磁気ヘッド40において
廃券データが書き込まれた後、第2経路26を通過して
廃券入れ55に廃券される。
【0028】次に、本発明の発券装置11の作用につい
て説明する。まず、図4のステップ(以下Sとする)1
において、コントローラCは乗降扉用センサ67からの
検出信号に基づいて乗降扉が閉じられたかどうかを判断
する。そして、コントローラCは乗降扉が閉じられたと
判断すると、S2において停留所データメモリ62から
次の停留所のアドレスを取り出し、前回の停留所と同一
エリアかどうかを判断する。ここに、コントローラCは
次の停留所が前回の停留所と同一エリアと判断した場合
には、S3において第2のステップモータM2を逆方向
に駆動させて、取り出し口29に保持された乗継券Tを
後退させる。S4においてコントローラCは乗継券Tが
格納位置確認センサ54に検出されたかどうかを判断
し、格納位置確認センサ54からの検出信号があったと
判断するとS5において第2のステップモータM2を停
止させる。すると、乗継券Tは次の停留所における乗降
扉が開かれるまで格納状態となる。
て説明する。まず、図4のステップ(以下Sとする)1
において、コントローラCは乗降扉用センサ67からの
検出信号に基づいて乗降扉が閉じられたかどうかを判断
する。そして、コントローラCは乗降扉が閉じられたと
判断すると、S2において停留所データメモリ62から
次の停留所のアドレスを取り出し、前回の停留所と同一
エリアかどうかを判断する。ここに、コントローラCは
次の停留所が前回の停留所と同一エリアと判断した場合
には、S3において第2のステップモータM2を逆方向
に駆動させて、取り出し口29に保持された乗継券Tを
後退させる。S4においてコントローラCは乗継券Tが
格納位置確認センサ54に検出されたかどうかを判断
し、格納位置確認センサ54からの検出信号があったと
判断するとS5において第2のステップモータM2を停
止させる。すると、乗継券Tは次の停留所における乗降
扉が開かれるまで格納状態となる。
【0029】次いで、次の停留所に到着するとS6にお
いてコントローラCは乗降扉用センサ67からの検出信
号に基づいて乗降扉が開かれたかどうかを判断する。開
かれたと判断するとS7において、第2のステップモー
タM2を順方向に駆動させ、格納状態にあった乗継券T
を取り出し口29方向に送る。S8においてコントロー
ラCは取出位置確認センサ53からの検出信号があった
と判断すると、S9において第2のステップモータM2
を停止させる。そして、S10において、乗客が乗継券
Tを取り出し口29から抜き取ると、取出位置確認セン
サ53の検出信号がコントローラCに出力され、S11
におい再度乗継券Tの発券処理が行われる。乗継券Tの
抜き取りが終了し、最後の乗継券Tが取り出し口29に
保持されると、ルーチンはS1に戻り再び扉が閉まった
かどうか判断される。
いてコントローラCは乗降扉用センサ67からの検出信
号に基づいて乗降扉が開かれたかどうかを判断する。開
かれたと判断するとS7において、第2のステップモー
タM2を順方向に駆動させ、格納状態にあった乗継券T
を取り出し口29方向に送る。S8においてコントロー
ラCは取出位置確認センサ53からの検出信号があった
と判断すると、S9において第2のステップモータM2
を停止させる。そして、S10において、乗客が乗継券
Tを取り出し口29から抜き取ると、取出位置確認セン
サ53の検出信号がコントローラCに出力され、S11
におい再度乗継券Tの発券処理が行われる。乗継券Tの
抜き取りが終了し、最後の乗継券Tが取り出し口29に
保持されると、ルーチンはS1に戻り再び扉が閉まった
かどうか判断される。
【0030】一方、S2においてコントローラCは次の
停留所が前回の停留所と異なる新たなエリアと判断した
場合には、S12において第2のステップモータM2を
逆方向に駆動させ上記のように廃券データを書込用磁気
ヘッド40にて書き込みし、読取用ヘッド42にて確認
したのち廃券入れ55に廃棄させる。そして、廃棄と同
時にコントローラCはS13において新たな乗継券Tの
発券処理をさせる。すなわち、エリアが変わったためコ
ントローラCは第1のステップモータM1を駆動させる
とともに、サーマルヘッド21及びカッタ22を駆動さ
せて新たなデータを書き込んだ券片tを作成させる。新
たな券片tは挿入口20から記録部14に送られる。S
14において、コントローラCは第2のステップモータ
M2を順方向に駆動させて取り出し口29方向に移動さ
せる。S15において、コントローラCは乗継券Tが格
納位置確認センサ54に検出されたかどうかを判断し、
格納位置確認センサ54からの検出信号があったと判断
すると再びS5に戻り、第2のステップモータM2を停
止させる。すると、乗継券Tは次の停留所における乗降
扉が開かれるまで格納状態となる。以下は上記と同様の
ルーチンが繰り返される。
停留所が前回の停留所と異なる新たなエリアと判断した
場合には、S12において第2のステップモータM2を
逆方向に駆動させ上記のように廃券データを書込用磁気
ヘッド40にて書き込みし、読取用ヘッド42にて確認
したのち廃券入れ55に廃棄させる。そして、廃棄と同
時にコントローラCはS13において新たな乗継券Tの
発券処理をさせる。すなわち、エリアが変わったためコ
ントローラCは第1のステップモータM1を駆動させる
とともに、サーマルヘッド21及びカッタ22を駆動さ
せて新たなデータを書き込んだ券片tを作成させる。新
たな券片tは挿入口20から記録部14に送られる。S
14において、コントローラCは第2のステップモータ
M2を順方向に駆動させて取り出し口29方向に移動さ
せる。S15において、コントローラCは乗継券Tが格
納位置確認センサ54に検出されたかどうかを判断し、
格納位置確認センサ54からの検出信号があったと判断
すると再びS5に戻り、第2のステップモータM2を停
止させる。すると、乗継券Tは次の停留所における乗降
扉が開かれるまで格納状態となる。以下は上記と同様の
ルーチンが繰り返される。
【0031】以上のように構成することで本実施形態に
は次のような効果が奏される。 1)従来では乗継においては同じエリアであってバス料
金も又乗継する電車の駅も目的地の駅も同じ場合がある
にもかかわらず、乗継券を停留所毎に廃棄していた。し
かし、このようにすれば乗継券を停留所毎に廃棄するこ
とはなく乗継券が無駄にならない。
は次のような効果が奏される。 1)従来では乗継においては同じエリアであってバス料
金も又乗継する電車の駅も目的地の駅も同じ場合がある
にもかかわらず、乗継券を停留所毎に廃棄していた。し
かし、このようにすれば乗継券を停留所毎に廃棄するこ
とはなく乗継券が無駄にならない。
【0032】2)乗継券は廃券する場合には必ず廃券デ
ータを書込用磁気ヘッド40にて書き込みし読取用ヘッ
ド42にて確認しなければならず、従来ではこれを停留
所毎に行っていた。しかし、このようにすれば新たなエ
リアに移行する際に1回だけ廃券処理をすれば足りるた
め、廃券処理のため第2のステップモータM2を何度も
正逆転させる必要もなく、各部材にかかる負荷も軽減さ
れる。
ータを書込用磁気ヘッド40にて書き込みし読取用ヘッ
ド42にて確認しなければならず、従来ではこれを停留
所毎に行っていた。しかし、このようにすれば新たなエ
リアに移行する際に1回だけ廃券処理をすれば足りるた
め、廃券処理のため第2のステップモータM2を何度も
正逆転させる必要もなく、各部材にかかる負荷も軽減さ
れる。
【0033】3)同じエリア内で次の停留所に移行する
場合には乗継券は取り出し口29近くの格納位置に格納
されるので、次に取り出す場合に第1経路25、第2経
路26、第3経路27及び第4経路28を経由する必要
がなく、第2のステップモータやローラ等の部材にかか
る負荷も軽減される。
場合には乗継券は取り出し口29近くの格納位置に格納
されるので、次に取り出す場合に第1経路25、第2経
路26、第3経路27及び第4経路28を経由する必要
がなく、第2のステップモータやローラ等の部材にかか
る負荷も軽減される。
【0034】4)格納位置確認センサ54で確実に所定
位置で格納状態となり、また取出位置確認センサ53で
取り出し口29に取り出し可能にセットできる。 5)廃棄される乗継券が少なくなるため、廃券入れ55
を小さくすることができる。その結果、装置11全体を
小型化することができる。
位置で格納状態となり、また取出位置確認センサ53で
取り出し口29に取り出し可能にセットできる。 5)廃棄される乗継券が少なくなるため、廃券入れ55
を小さくすることができる。その結果、装置11全体を
小型化することができる。
【0035】以上、本実施形態について詳述したが、こ
れを他の実施形態に変更することも可能である。例え
ば、 a.上記実施形態では乗継券を発券する場合について説
明したが、これをバスの整理券を発券する発券装置に応
用しても良い。すなわち、同じエリアであればバス料金
は変わらずその間の整理券は同じもので足りるわけであ
る。従って、上記実施形態と同様に整理券の同じエリア
においては整理券を停留所毎に廃棄することはなく整理
券が無駄にならない。また、新たなエリアに移行する際
に1回だけ廃券処理をすれば足りるため、廃券処理のた
め第2のステップモータM2やローラ等の部材にかかる
負荷も軽減される。尚、整理券の発券装置では廃券する
場合に廃券データを書き込む必要はないため、書込用磁
気ヘッド40や読取用ヘッド42は不要となる。また、
装置全体を小型化できることは上記5)と同様である。
れを他の実施形態に変更することも可能である。例え
ば、 a.上記実施形態では乗継券を発券する場合について説
明したが、これをバスの整理券を発券する発券装置に応
用しても良い。すなわち、同じエリアであればバス料金
は変わらずその間の整理券は同じもので足りるわけであ
る。従って、上記実施形態と同様に整理券の同じエリア
においては整理券を停留所毎に廃棄することはなく整理
券が無駄にならない。また、新たなエリアに移行する際
に1回だけ廃券処理をすれば足りるため、廃券処理のた
め第2のステップモータM2やローラ等の部材にかかる
負荷も軽減される。尚、整理券の発券装置では廃券する
場合に廃券データを書き込む必要はないため、書込用磁
気ヘッド40や読取用ヘッド42は不要となる。また、
装置全体を小型化できることは上記5)と同様である。
【0036】b.上記実施の形態では取出位置確認セン
サ53及び格納位置確認センサ54は光電スイッチであ
ったが、リミットスイッチや近接スイッチでも良い。そ
の他、本実施形態はその趣旨を逸脱しない態様で変更し
て実施することは自由である。
サ53及び格納位置確認センサ54は光電スイッチであ
ったが、リミットスイッチや近接スイッチでも良い。そ
の他、本実施形態はその趣旨を逸脱しない態様で変更し
て実施することは自由である。
【0037】また、以上の実施形態によって把握される
その他の技術的思想について、その効果とともに以下に
記載する。 (1)第1の検出手段と第2の検出手段は取り出し口近
傍に配設した請求項3又は4の発券装置。このようにす
れば、乗継券又は整理券の格納を取り出し口近傍だけで
行え、発券装置のローラ等への負担が少なくて済む。
その他の技術的思想について、その効果とともに以下に
記載する。 (1)第1の検出手段と第2の検出手段は取り出し口近
傍に配設した請求項3又は4の発券装置。このようにす
れば、乗継券又は整理券の格納を取り出し口近傍だけで
行え、発券装置のローラ等への負担が少なくて済む。
【0038】
【発明の効果】 以上詳述したように、請求項1の発明
の発券装置によれば、乗継券を停留所毎に廃棄すること
はなく乗継券が無駄にならない。請求項2の発明の発券
装置によれば、整理券を停留所毎に廃棄することはなく
整理券が無駄にならない。
の発券装置によれば、乗継券を停留所毎に廃棄すること
はなく乗継券が無駄にならない。請求項2の発明の発券
装置によれば、整理券を停留所毎に廃棄することはなく
整理券が無駄にならない。
【0039】請求項3の発明では請求項1の発明に加え
て確実に所定位置で格納状態となり、また取り出し可能
状態とすることができる。また、請求項4の発明でも請
求項2の発明に加えて確実に所定位置で格納状態とな
り、また取り出し可能状態とすることができる。
て確実に所定位置で格納状態となり、また取り出し可能
状態とすることができる。また、請求項4の発明でも請
求項2の発明に加えて確実に所定位置で格納状態とな
り、また取り出し可能状態とすることができる。
【図1】本発明の実施の形態の概略を説明する概略側面
図。
図。
【図2】同じ実施の形態の要部を説明する要部拡大図で
あって、(a)は取り出し可能状態、(b)は格納状態
である。
あって、(a)は取り出し可能状態、(b)は格納状態
である。
【図3】同じ実施の形態の電機的構成を示すブロック
図。
図。
【図4】同じ実施形態のフローチャート。
【図5】路線バスの走行経路と鉄道経路を示す模式図。
11…発券装置、12…装置本体たる本体ケース、29
…取り出し口、53…第2の検出手段たる取出位置確認
センサ、54…第1の検出手段たる格納位置確認セン
サ、C…コントローラ。
…取り出し口、53…第2の検出手段たる取出位置確認
センサ、54…第1の検出手段たる格納位置確認セン
サ、C…コントローラ。
Claims (4)
- 【請求項1】 路線を走行する乗合車両に設置され、他
の路線の乗合車両に乗り継ぐ際に使用する乗継券を券取
り出し口にて取り出し可能に保持し、走行中には一旦発
券した乗継券を回収する発券装置において、 料金体系の同じ料金エリア内では走行中に一旦発券した
乗継券を券取り出し口から後退させて装置本体内に格納
し、停留所での停車状態で改めて同乗継券を券取り出し
口に取り出し可能に保持させる一方、乗合車両が料金体
系の異なる料金エリアに移動する場合には格納させずに
同乗継券を廃棄するようにした発券装置。 - 【請求項2】 路線を走行する乗合車両に設置され、停
留所にて停車すると整理券を発券して同整理券を券取り
出し口にて取り出し可能に保持し、走行中には一旦発券
した整理券を回収する発券装置において、 料金体系の同じ料金エリア内では走行中に一旦発券した
整理券を券取り出し口から後退させて装置本体内に格納
し、停留所での停車状態で改めて同整理券を券取り出し
口に取り出し可能に保持させる一方、乗合車両が料金体
系の異なる料金エリアに移動する場合には格納させずに
同整理券を廃棄するようにした発券装置。 - 【請求項3】 料金体系の同じ料金エリア内では一旦発
券した乗継券は乗合車両の走行時に後退すると格納位置
に配置された第1の検出手段により検出されて停止し格
納状態となり、次の停留所にて停車すると再び進出して
券取り出し口近傍の第2の検出手段により検出されて停
止し取り出し可能状態となる請求項1に記載の発券装
置。 - 【請求項4】 料金体系の同じ料金エリア内では一旦発
券した整理券は乗合車両の走行時に後退すると格納位置
に配置された第1の検出手段により検出されて停止し格
納状態となり、次の停留所にて停車すると再び進出して
券取り出し口近傍の第2の検出手段により検出されて停
止し取り出し可能状態となる請求項2に記載の発券装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8012257A JPH09204544A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 発券装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8012257A JPH09204544A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 発券装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09204544A true JPH09204544A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11800325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8012257A Pending JPH09204544A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 発券装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09204544A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007323175A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Amano Corp | 駐車券発券装置 |
JP2014229054A (ja) * | 2013-05-22 | 2014-12-08 | 沖電気工業株式会社 | 表示制御装置、方法、およびプログラム |
JP2016038759A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | 株式会社小田原機器 | 整理券発行装置 |
JP2016048504A (ja) * | 2014-08-28 | 2016-04-07 | 株式会社小田原機器 | 整理券発行装置 |
-
1996
- 1996-01-26 JP JP8012257A patent/JPH09204544A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007323175A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Amano Corp | 駐車券発券装置 |
JP2014229054A (ja) * | 2013-05-22 | 2014-12-08 | 沖電気工業株式会社 | 表示制御装置、方法、およびプログラム |
JP2016038759A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | 株式会社小田原機器 | 整理券発行装置 |
JP2016048504A (ja) * | 2014-08-28 | 2016-04-07 | 株式会社小田原機器 | 整理券発行装置 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050125 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050201 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050705 |