JPH09158456A - 化粧配管・配線用被覆材 - Google Patents
化粧配管・配線用被覆材Info
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- JPH09158456A JPH09158456A JP7318838A JP31883895A JPH09158456A JP H09158456 A JPH09158456 A JP H09158456A JP 7318838 A JP7318838 A JP 7318838A JP 31883895 A JP31883895 A JP 31883895A JP H09158456 A JPH09158456 A JP H09158456A
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- decorative
- wiring
- wall surface
- piping
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Abstract
(57)【要約】
【課題】外側に剥き出しの状態で配管・配線されたガス
管や電気配線管あるいは配線ケーブル本体の外側を化粧
用被覆材によって被覆することにより、外観的な装飾性
や機能性を重視した配管・配線施工を容易にして、周囲
の内装様式と同一様式若しくは統一様式(同一若しくは
統一した化粧柄、模様、色合いなど)の化粧材を用い
て、美観上優れた化粧配管・配線を行うようにすること
にある。 【解決手段】天井面と壁面若しくは床面と壁面のそれぞ
れ交差する角隅部に沿って施工される配管・配線部Pを
被覆する被覆材において、化粧ボード11面に直線的に
施した断面V字状のカット溝Bを介して、配管・配線部
を被覆するように折り曲げられ、天井面1と壁面2若し
くは床面と壁面に予め取り付けられた止め具3を介して
一体的に固定支持されている。
管や電気配線管あるいは配線ケーブル本体の外側を化粧
用被覆材によって被覆することにより、外観的な装飾性
や機能性を重視した配管・配線施工を容易にして、周囲
の内装様式と同一様式若しくは統一様式(同一若しくは
統一した化粧柄、模様、色合いなど)の化粧材を用い
て、美観上優れた化粧配管・配線を行うようにすること
にある。 【解決手段】天井面と壁面若しくは床面と壁面のそれぞ
れ交差する角隅部に沿って施工される配管・配線部Pを
被覆する被覆材において、化粧ボード11面に直線的に
施した断面V字状のカット溝Bを介して、配管・配線部
を被覆するように折り曲げられ、天井面1と壁面2若し
くは床面と壁面に予め取り付けられた止め具3を介して
一体的に固定支持されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋・鉄骨ビルデ
ィングや木造家屋など建造物の内部に配管・配線される
ガス管や電気配線管あるいは配線ケーブル本体の外側を
装飾的に被覆するための化粧配管・配線用被覆材に関す
る。
ィングや木造家屋など建造物の内部に配管・配線される
ガス管や電気配線管あるいは配線ケーブル本体の外側を
装飾的に被覆するための化粧配管・配線用被覆材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に、建造物の内部に配管・配線さ
れるガス管や電気配線管あるいは配線ケーブル本体は、
その建造物の外壁と内壁との間や、床裏若しくは天井裏
など外側からは見えない隠れた部分に配管・配線される
か、あるいは天井面と壁面若しくは床面と壁面のそれぞ
れ交差する外側から見える部分である角隅部に沿って配
管・配線される。
れるガス管や電気配線管あるいは配線ケーブル本体は、
その建造物の外壁と内壁との間や、床裏若しくは天井裏
など外側からは見えない隠れた部分に配管・配線される
か、あるいは天井面と壁面若しくは床面と壁面のそれぞ
れ交差する外側から見える部分である角隅部に沿って配
管・配線される。
【0003】特に、建造物の建築施工中においては、そ
の建造物の外壁と内壁との間や、床裏若しくは天井裏な
ど外側からは見えない隠れた部分に配管・配線すること
は容易に可能である。
の建造物の外壁と内壁との間や、床裏若しくは天井裏な
ど外側からは見えない隠れた部分に配管・配線すること
は容易に可能である。
【0004】ところが、建造物の建築施工が完了した後
において配管・配線する場合には、なるべく外側に目立
たないように、ガス管や電気配線管あるいは配線ケーブ
ル本体を天井面と壁面若しくは床面と壁面のそれぞれ交
差する角隅部に沿って配管・配線施工される。
において配管・配線する場合には、なるべく外側に目立
たないように、ガス管や電気配線管あるいは配線ケーブ
ル本体を天井面と壁面若しくは床面と壁面のそれぞれ交
差する角隅部に沿って配管・配線施工される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、所定の
様式に基づいた装飾的内装や機能的内装を必要とする一
般家屋や店舗など居住空間や商業空間などに対して配管
・配線施工した場合は、配管・配線部分が外側に剥き出
しの状態で配管・配線されているため、外観的な装飾性
や機能性を損なう場合がある。
様式に基づいた装飾的内装や機能的内装を必要とする一
般家屋や店舗など居住空間や商業空間などに対して配管
・配線施工した場合は、配管・配線部分が外側に剥き出
しの状態で配管・配線されているため、外観的な装飾性
や機能性を損なう場合がある。
【0006】そこで、壁などに埋設されない剥き出しの
配管・配線は、ボックスカバーを作り、さらにボックス
カバー内に配管・配線がされるようにして、その後にボ
ックスカバー面に後加工にて化粧や塗装を施すなど作業
が煩雑で、かなりの時間とコストを要していた。
配管・配線は、ボックスカバーを作り、さらにボックス
カバー内に配管・配線がされるようにして、その後にボ
ックスカバー面に後加工にて化粧や塗装を施すなど作業
が煩雑で、かなりの時間とコストを要していた。
【0007】また、配管・配線カバーとして、プラスチ
ック成形品や金属製の加工されたものなども用いられて
いたが、機能本位であるため、居住空間では美観上受入
れ難い面があった。また、成形品などは断面がボックス
状になって、施工現場で切断する入り隅、出隅の処理が
困難であった。
ック成形品や金属製の加工されたものなども用いられて
いたが、機能本位であるため、居住空間では美観上受入
れ難い面があった。また、成形品などは断面がボックス
状になって、施工現場で切断する入り隅、出隅の処理が
困難であった。
【0008】また、成形品や金属製のカバーの機能を持
つものは、配管・配線を中に組み込む方式が一般的であ
るために、カバーの施工を配管・配線と同時にする必要
があり、また配管・配線の施工工程と、化粧材を用いた
天井面、壁面、床面などの化粧内装工程とは、互いに工
程的な時差などによって工程的に異なるものとなり、化
粧様式(化粧柄、模様、色合いなど意匠性)の統一化が
でき難かった。また、同一化粧材料を用いることが困難
などの問題があった。
つものは、配管・配線を中に組み込む方式が一般的であ
るために、カバーの施工を配管・配線と同時にする必要
があり、また配管・配線の施工工程と、化粧材を用いた
天井面、壁面、床面などの化粧内装工程とは、互いに工
程的な時差などによって工程的に異なるものとなり、化
粧様式(化粧柄、模様、色合いなど意匠性)の統一化が
でき難かった。また、同一化粧材料を用いることが困難
などの問題があった。
【0009】本発明は、外側に剥き出しの状態で配管・
配線されたガス管や電気配線管あるいは配線ケーブル本
体の外側を化粧用被覆材によって被覆することにより、
外観的な装飾性や機能性を重視した配管・配線施工を可
能とするとともに、取り付けが容易で精度がよく、周囲
の内装様式と同一様式若しくは統一様式(同一若しくは
統一した化粧柄、模様、色合いなど)の化粧材を用い
て、美観上優れた化粧配管・配線を行うようにすること
にある。
配線されたガス管や電気配線管あるいは配線ケーブル本
体の外側を化粧用被覆材によって被覆することにより、
外観的な装飾性や機能性を重視した配管・配線施工を可
能とするとともに、取り付けが容易で精度がよく、周囲
の内装様式と同一様式若しくは統一様式(同一若しくは
統一した化粧柄、模様、色合いなど)の化粧材を用い
て、美観上優れた化粧配管・配線を行うようにすること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、天井面、壁
面、天井面と壁面若しくは壁面と床面若しくは壁面と壁
面のそれぞれ交差する角隅部などに沿って施工される配
管・配線部を被覆する被覆材において、化粧ボード11
面に直線的に施した断面V字状の折曲用溝Bを介して配
管・配線部を被覆するように折り曲げられ、天井面、壁
面、天井面と壁面若しくは壁面と床面若しくは壁面と壁
面などに予め取り付けられた止め具3に対して、一体的
に固定支持されていることを特徴とする化粧配管・配線
用被覆材である。
面、天井面と壁面若しくは壁面と床面若しくは壁面と壁
面のそれぞれ交差する角隅部などに沿って施工される配
管・配線部を被覆する被覆材において、化粧ボード11
面に直線的に施した断面V字状の折曲用溝Bを介して配
管・配線部を被覆するように折り曲げられ、天井面、壁
面、天井面と壁面若しくは壁面と床面若しくは壁面と壁
面などに予め取り付けられた止め具3に対して、一体的
に固定支持されていることを特徴とする化粧配管・配線
用被覆材である。
【0011】また本発明は、上記発明の化粧配管・配線
用被覆材において、前記化粧ボード11に、木材を薄く
スライスした突き板、壁紙、塩化ビニルシートなど折り
曲げ可能な合成樹脂シート、紙、布のうちいずれかの単
独シート若しくはこれらの複合シートによる化粧シート
が使用される化粧配管・配線用被覆材である。
用被覆材において、前記化粧ボード11に、木材を薄く
スライスした突き板、壁紙、塩化ビニルシートなど折り
曲げ可能な合成樹脂シート、紙、布のうちいずれかの単
独シート若しくはこれらの複合シートによる化粧シート
が使用される化粧配管・配線用被覆材である。
【0012】また本発明は、上記発明の化粧配管・配線
用被覆材において、前記折曲用溝Bが、化粧ボード11
面に1本乃至2本以上施されている化粧配管・配線用被
覆材である。
用被覆材において、前記折曲用溝Bが、化粧ボード11
面に1本乃至2本以上施されている化粧配管・配線用被
覆材である。
【0013】また本発明は、上記発明の化粧配管・配線
用被覆材において、前記止め具3に対して、止め螺子、
フック、面ファスナーのいずれか1種又は2種以上の固
定部材12を介して固定支持されている化粧配管・配線
用被覆材である。
用被覆材において、前記止め具3に対して、止め螺子、
フック、面ファスナーのいずれか1種又は2種以上の固
定部材12を介して固定支持されている化粧配管・配線
用被覆材である。
【0014】また本発明は、上記発明の化粧配管・配線
用被覆材において、前記止め具3及び固定部材12が、
金属材料、プラスチック材料、木質材料により形成され
ている化粧配管・配線用被覆材である。
用被覆材において、前記止め具3及び固定部材12が、
金属材料、プラスチック材料、木質材料により形成され
ている化粧配管・配線用被覆材である。
【0015】
【実施の形態】本発明の化粧配管・配線用被覆材を、発
明の実施の形態に従って以下に詳細に説明する。
明の実施の形態に従って以下に詳細に説明する。
【0016】図1に示すように、本発明の化粧配管・配
線用被覆材Aは、化粧ボード11と止め具3などから構
成されている。
線用被覆材Aは、化粧ボード11と止め具3などから構
成されている。
【0017】化粧ボード11は、少なくとも、その表面
に予め化粧柄、模様、彩色などが印刷により、又は塗装
により施され、天井面1と、壁面2との交差する角隅部
Cに施工されている配管部P(若しくは配線部)をその
外側から被覆するように、折曲用溝Bにて折り曲げられ
ている。
に予め化粧柄、模様、彩色などが印刷により、又は塗装
により施され、天井面1と、壁面2との交差する角隅部
Cに施工されている配管部P(若しくは配線部)をその
外側から被覆するように、折曲用溝Bにて折り曲げられ
ている。
【0018】該化粧ボード11は、天井面1と壁面2と
に止め螺子、釘などにて取り付け固定されたアングル材
など金属材料、プラスチック材料、木質材料などにより
作成された止め具3に、止め螺子など固定部材12(例
えばL字鉤型形状の部材であって片側に係合部分の張り
出た片側フック、若しくは矢印型形状てあって両側に係
合部分の張り出た両側フック、又は面ファスナーなどで
もよい)によって取り付けられている。
に止め螺子、釘などにて取り付け固定されたアングル材
など金属材料、プラスチック材料、木質材料などにより
作成された止め具3に、止め螺子など固定部材12(例
えばL字鉤型形状の部材であって片側に係合部分の張り
出た片側フック、若しくは矢印型形状てあって両側に係
合部分の張り出た両側フック、又は面ファスナーなどで
もよい)によって取り付けられている。
【0019】前記被覆材Aは、図5に示すように、平坦
性を保持する程度の硬さ、あるいは厚さを備えた化粧ボ
ード11(少なくとも表面に化粧柄、模様、彩色などが
施されたボード)の裏面に、その表面の化粧の施された
面を薄膜状に残して(又はその表面に貼着積層されてい
る化粧シートを薄膜シート状に残して)、1本又は2本
以上複数本の折曲用溝Bが施され、該折曲用溝Bを介し
て、所定角度θ1(例えば、直角、又は直角より大きい
角度、又は直角より小さい角度)にて折り曲げて、前記
配管部P(若しくは配線部)を、その外側から被覆する
ように形成されている。
性を保持する程度の硬さ、あるいは厚さを備えた化粧ボ
ード11(少なくとも表面に化粧柄、模様、彩色などが
施されたボード)の裏面に、その表面の化粧の施された
面を薄膜状に残して(又はその表面に貼着積層されてい
る化粧シートを薄膜シート状に残して)、1本又は2本
以上複数本の折曲用溝Bが施され、該折曲用溝Bを介し
て、所定角度θ1(例えば、直角、又は直角より大きい
角度、又は直角より小さい角度)にて折り曲げて、前記
配管部P(若しくは配線部)を、その外側から被覆する
ように形成されている。
【0020】本発明の化粧配管・配線用被覆材Aは、上
記したように天井と壁あるいは同様な構成面になる見切
り部分に取り付けられた配管部や配線部Pを、化粧カバ
ー部分と取り付け部品とに分割されている前記化粧カバ
ー部分を構成する化粧ボード面に、直線状に断面V字状
カットあるいは櫛目状カットを施して、V字状の折曲用
溝若しくは櫛目状の折曲用溝Bを形成する。
記したように天井と壁あるいは同様な構成面になる見切
り部分に取り付けられた配管部や配線部Pを、化粧カバ
ー部分と取り付け部品とに分割されている前記化粧カバ
ー部分を構成する化粧ボード面に、直線状に断面V字状
カットあるいは櫛目状カットを施して、V字状の折曲用
溝若しくは櫛目状の折曲用溝Bを形成する。
【0021】前記化粧ボード11は、前記折曲用溝Bを
介して折り曲げ、壁面相当部分に前以て取り付けた止め
具3に、該化粧ボード11の両側を固定して一体化す
る。
介して折り曲げ、壁面相当部分に前以て取り付けた止め
具3に、該化粧ボード11の両側を固定して一体化す
る。
【0022】また、化粧ボード11のV字状折曲用溝B
は、必要に応じて1本、乃至2本以上であってもよく、
より立体感のある意匠形状が成形される。
は、必要に応じて1本、乃至2本以上であってもよく、
より立体感のある意匠形状が成形される。
【0023】また、前記化粧ボード11の表面に施され
る化粧柄、模様、彩色として、天然木材を薄くスライス
した突き板、壁紙、塩化ビニルシートなどの折り曲げ可
能な合成樹脂シート、紙、布などのうちいずれかの単
独、あるいはこれらを複合した化粧柄を有する化粧シー
トを使用することができる。
る化粧柄、模様、彩色として、天然木材を薄くスライス
した突き板、壁紙、塩化ビニルシートなどの折り曲げ可
能な合成樹脂シート、紙、布などのうちいずれかの単
独、あるいはこれらを複合した化粧柄を有する化粧シー
トを使用することができる。
【0024】
【実施例】以下本発明の化粧配管・配線用被覆材を、具
体的実施例に従って詳細に説明する。
体的実施例に従って詳細に説明する。
【0025】<実施例1>図5に示すように、壁面の化
粧壁紙の柄と同一の化粧柄が施された化粧シートを表面
に積層接着した化粧ボード11の裏面に、その表面の化
粧シートを薄膜状に残して、直線状に1本のVカット
(V角度;θ1 =90°、両側角度;θ2 =45°)を
施して、V字状の折曲用溝Bを形成した。
粧壁紙の柄と同一の化粧柄が施された化粧シートを表面
に積層接着した化粧ボード11の裏面に、その表面の化
粧シートを薄膜状に残して、直線状に1本のVカット
(V角度;θ1 =90°、両側角度;θ2 =45°)を
施して、V字状の折曲用溝Bを形成した。
【0026】次に、図1に示すように、前記化粧ボード
11を、折曲用溝Bを介して二つの面になるように折り
曲げて、直角な二面により形成される化粧ボード11を
形成した。
11を、折曲用溝Bを介して二つの面になるように折り
曲げて、直角な二面により形成される化粧ボード11を
形成した。
【0027】続いて、天井面1と壁面2との交差する角
隅部Cに沿って配管又は配線された配管部又は配線部P
の外側を、前記直角に折り曲げた化粧ボード11により
被覆するとともに、該化粧ボード11の折曲用溝Bと対
向する両端部の内面と、予め天井面1と壁面2とに取り
付け固定されたアングル状の止め具3の外面とを互いに
重ね合わせた。
隅部Cに沿って配管又は配線された配管部又は配線部P
の外側を、前記直角に折り曲げた化粧ボード11により
被覆するとともに、該化粧ボード11の折曲用溝Bと対
向する両端部の内面と、予め天井面1と壁面2とに取り
付け固定されたアングル状の止め具3の外面とを互いに
重ね合わせた。
【0028】続いて、同図1に示すように、その互いの
重ね合わせ面を、固定部材12(止め螺子)により取り
付け固定することにより、角隅部Cに沿って配管された
配管部Pの外側を被覆した壁紙2と同一化粧柄の化粧用
被覆材Aの取り付けを終了した。
重ね合わせ面を、固定部材12(止め螺子)により取り
付け固定することにより、角隅部Cに沿って配管された
配管部Pの外側を被覆した壁紙2と同一化粧柄の化粧用
被覆材Aの取り付けを終了した。
【0029】<実施例2>図5に示すように、壁面の化
粧壁紙の柄と同一の化粧柄が施された化粧シートを表面
に積層接着した化粧ボード11の裏面に、その表面の化
粧シートを薄膜状に残して、直線状に1本のVカット
(V角度;θ1 =90°、両側角度;θ2 =45°)を
施してV字状の折曲用溝Bを形成した。
粧壁紙の柄と同一の化粧柄が施された化粧シートを表面
に積層接着した化粧ボード11の裏面に、その表面の化
粧シートを薄膜状に残して、直線状に1本のVカット
(V角度;θ1 =90°、両側角度;θ2 =45°)を
施してV字状の折曲用溝Bを形成した。
【0030】次に、図2に示すように、前記化粧ボード
11を、折曲用溝Bを介して二つの面になるように折り
曲げて、直角な二面により形成される化粧ボード11を
形成した。
11を、折曲用溝Bを介して二つの面になるように折り
曲げて、直角な二面により形成される化粧ボード11を
形成した。
【0031】次に、同図2に示すように、前記化粧ボー
ド11の直角に折り曲げられた二面の折曲用溝Bと対向
する両端部のそれぞれ内面(内角面側)に、化粧ボード
11の厚さ方向に所定深さの凹陥状の係合部13、13
を孔設した。なお、係合部13を孔設する際は、それぞ
れ凹陥状の該係合部13内に孔設幅方向に突出する係合
突起部13aを備えるように孔設した。
ド11の直角に折り曲げられた二面の折曲用溝Bと対向
する両端部のそれぞれ内面(内角面側)に、化粧ボード
11の厚さ方向に所定深さの凹陥状の係合部13、13
を孔設した。なお、係合部13を孔設する際は、それぞ
れ凹陥状の該係合部13内に孔設幅方向に突出する係合
突起部13aを備えるように孔設した。
【0032】続いて、天井面1と壁面2との交差する角
隅部Cに沿って配管又は配線された配管部又は配線部P
の外側を、前記直角に折り曲げた化粧ボード11により
被覆するとともに、該化粧ボード11の折曲用溝Bと対
向する両端部の内面と、予め天井面1と壁面2とに取り
付け固定されたアングル状の止め具3の外面とを互いに
重ね合わ、その重ね合わせ内面の止め具3に設けられた
固定部材12として、L字鉤型形状の片側フックである
係合鉤部5(フック)を、前記凹陥状の係合部13内に
嵌合して係合固定することにより、図2に示すように、
角隅部Cに沿って配管された配管部Pの外側を被覆した
壁紙2と同一化粧柄の化粧用被覆材Aの取り付けを終了
した。
隅部Cに沿って配管又は配線された配管部又は配線部P
の外側を、前記直角に折り曲げた化粧ボード11により
被覆するとともに、該化粧ボード11の折曲用溝Bと対
向する両端部の内面と、予め天井面1と壁面2とに取り
付け固定されたアングル状の止め具3の外面とを互いに
重ね合わ、その重ね合わせ内面の止め具3に設けられた
固定部材12として、L字鉤型形状の片側フックである
係合鉤部5(フック)を、前記凹陥状の係合部13内に
嵌合して係合固定することにより、図2に示すように、
角隅部Cに沿って配管された配管部Pの外側を被覆した
壁紙2と同一化粧柄の化粧用被覆材Aの取り付けを終了
した。
【0033】<実施例3>図5に示すように、壁面の化
粧壁紙の柄と同一の化粧柄が施された化粧シートを表面
に積層接着した化粧ボード11の裏面に、その表面の化
粧シートを薄膜状に残して、直線状に1本のVカット
(V角度;θ1 =90°、両側角度;θ2 =45°)を
施して、V字状の折曲用溝Bを形成した。
粧壁紙の柄と同一の化粧柄が施された化粧シートを表面
に積層接着した化粧ボード11の裏面に、その表面の化
粧シートを薄膜状に残して、直線状に1本のVカット
(V角度;θ1 =90°、両側角度;θ2 =45°)を
施して、V字状の折曲用溝Bを形成した。
【0034】次に、図3(a)に示すように、前記化粧
ボード11を、折曲用溝Bを介して二つの面になるよう
に折り曲げて、直角な二面により形成される化粧ボード
11を形成した。
ボード11を、折曲用溝Bを介して二つの面になるよう
に折り曲げて、直角な二面により形成される化粧ボード
11を形成した。
【0035】続いて、天井面1と壁面2との交差する角
隅部Cに沿って配管又は配線された配管部又は配線部P
の外側を、前記直角に折り曲げた化粧ボード11により
被覆するとともに、該化粧ボード11の折曲用溝Bと対
向する両端部の内面と、予め天井面1と壁面2とに取り
付け固定されたアングル状の止め具3の外面とを互いに
重ね合わせた。
隅部Cに沿って配管又は配線された配管部又は配線部P
の外側を、前記直角に折り曲げた化粧ボード11により
被覆するとともに、該化粧ボード11の折曲用溝Bと対
向する両端部の内面と、予め天井面1と壁面2とに取り
付け固定されたアングル状の止め具3の外面とを互いに
重ね合わせた。
【0036】続いて、同図3(a)に示すように、その
互いの重ね合わせ内面を、それぞれその内面側に設けた
面ファスナー14により取り付け固定することにより、
角隅部Cに沿って配管された配管部Pの外側を被覆した
壁紙2と同一化粧柄の化粧用被覆材Aの取り付けを終了
した。前記面ファスナー14としては、取り付け強度の
点から工業用として使用される面ファスナーを使用し
た。
互いの重ね合わせ内面を、それぞれその内面側に設けた
面ファスナー14により取り付け固定することにより、
角隅部Cに沿って配管された配管部Pの外側を被覆した
壁紙2と同一化粧柄の化粧用被覆材Aの取り付けを終了
した。前記面ファスナー14としては、取り付け強度の
点から工業用として使用される面ファスナーを使用し
た。
【0037】なお、前記面ファスナー14は、図3
(b)の拡大側面図に示すように、一方の支持シート1
5の表面に多数突出して設けたファスナー輪状部15a
と、他方の支持シート16の表面に多数突出して設けた
弯曲した先端部を備えたファスナー鉤部16a(フッ
ク)により構成されるもので、一方の支持シート15
は、止め具3側に接着剤(若しくは止め螺子、釘など)
にて取り付けられ、他方の支持シート16は、化粧ボー
ド11側に接着剤(若しくは止め螺子、釘など)にて取
り付けられている。
(b)の拡大側面図に示すように、一方の支持シート1
5の表面に多数突出して設けたファスナー輪状部15a
と、他方の支持シート16の表面に多数突出して設けた
弯曲した先端部を備えたファスナー鉤部16a(フッ
ク)により構成されるもので、一方の支持シート15
は、止め具3側に接着剤(若しくは止め螺子、釘など)
にて取り付けられ、他方の支持シート16は、化粧ボー
ド11側に接着剤(若しくは止め螺子、釘など)にて取
り付けられている。
【0038】<実施例4>図5に示すように、壁面の化
粧壁紙の柄と同一の化粧柄が施された化粧シートを表面
に積層接着した化粧ボード11の裏面に、その表面の化
粧シートを薄膜状に残して、直線状に1本のVカット
(V角度;θ1 =90°、両側角度;θ2 =45°)を
施してV字状の折曲用溝Bを形成した。
粧壁紙の柄と同一の化粧柄が施された化粧シートを表面
に積層接着した化粧ボード11の裏面に、その表面の化
粧シートを薄膜状に残して、直線状に1本のVカット
(V角度;θ1 =90°、両側角度;θ2 =45°)を
施してV字状の折曲用溝Bを形成した。
【0039】次に、図2に示すように、前記化粧ボード
11を、折曲用溝Bを介して二つの面になるように折り
曲げて、直角な二面により形成される化粧ボード11を
形成した。
11を、折曲用溝Bを介して二つの面になるように折り
曲げて、直角な二面により形成される化粧ボード11を
形成した。
【0040】次に、同図4に示すように、前記化粧ボー
ド11の直角に折り曲げられた二面の折曲用溝Bと対向
する両端部のそれぞれ内面(内角面側)に、化粧ボード
11の厚さ方向に所定深さの凹陥状の係合部13、13
を孔設した。なお、係合部13を孔設する際は、それぞ
れ凹陥状の該係合部13内に孔設幅方向に突出する係合
突起部13aを備えるように孔設した。
ド11の直角に折り曲げられた二面の折曲用溝Bと対向
する両端部のそれぞれ内面(内角面側)に、化粧ボード
11の厚さ方向に所定深さの凹陥状の係合部13、13
を孔設した。なお、係合部13を孔設する際は、それぞ
れ凹陥状の該係合部13内に孔設幅方向に突出する係合
突起部13aを備えるように孔設した。
【0041】続いて、天井面1と壁面2との交差する角
隅部Cに沿って配管又は配線された配管部又は配線部P
の外側を、前記直角に折り曲げた化粧ボード11により
被覆するとともに、該化粧ボード11の折曲用溝Bと対
向する両端部の内面と、予め天井面1と壁面2とに取り
付け固定された止め具3の外面とを互いに重ね合わ、そ
の重ね合わせ内面の止め具3に設けられた固定部材12
として、L字鉤型形状の片側フックである係合鉤部5
(フック)を、前記凹陥状の係合部13内に嵌合して係
合固定することにより、図4に示すように、角隅部Cに
沿って配管された配管部Pの外側を被覆した壁紙2と同
一化粧柄の化粧用被覆材Aの取り付けを終了した。
隅部Cに沿って配管又は配線された配管部又は配線部P
の外側を、前記直角に折り曲げた化粧ボード11により
被覆するとともに、該化粧ボード11の折曲用溝Bと対
向する両端部の内面と、予め天井面1と壁面2とに取り
付け固定された止め具3の外面とを互いに重ね合わ、そ
の重ね合わせ内面の止め具3に設けられた固定部材12
として、L字鉤型形状の片側フックである係合鉤部5
(フック)を、前記凹陥状の係合部13内に嵌合して係
合固定することにより、図4に示すように、角隅部Cに
沿って配管された配管部Pの外側を被覆した壁紙2と同
一化粧柄の化粧用被覆材Aの取り付けを終了した。
【0042】なお、前記止め具3としては、図4に示す
ように止め具3の外面を形成する係合鉤部5を備えた垂
直な第1の外面板3aと、該外面板3aに対して直角に
屈曲させた天井面1に接する第1の上面板3bと、該上
面板3bに対して前記外面板3aと同一方向に直角に屈
曲させた第1の背面板3cと、該背面板3cに対して前
記上面板3bと反対方向に直角に屈曲させた第2の上面
板3dと、該上面板3dに対して前記背面板3cと反対
方向に直角に屈曲させた垂直な第2の背面板3eと、該
背面板3eに対して前記上面板3dと同一方向に直角に
屈曲させた係合鉤部5を備えた底面板3fとにより構成
される止め具が使用された。
ように止め具3の外面を形成する係合鉤部5を備えた垂
直な第1の外面板3aと、該外面板3aに対して直角に
屈曲させた天井面1に接する第1の上面板3bと、該上
面板3bに対して前記外面板3aと同一方向に直角に屈
曲させた第1の背面板3cと、該背面板3cに対して前
記上面板3bと反対方向に直角に屈曲させた第2の上面
板3dと、該上面板3dに対して前記背面板3cと反対
方向に直角に屈曲させた垂直な第2の背面板3eと、該
背面板3eに対して前記上面板3dと同一方向に直角に
屈曲させた係合鉤部5を備えた底面板3fとにより構成
される止め具が使用された。
【0043】また、上記止め具3においては、前記第1
の外面板3aと、第1の上面板3bと、第1の背面板3
cとにより囲まれた内部に、配管部P(又は配線部)を
保持するためのリング状のホルダー部6を設け、第2の
上面板3dと、第2の背面板3eと、底面板3fとによ
り囲まれた内部に、配管部P(又は配線部)を保持する
ためのリング状のホルダー部7を設けた。
の外面板3aと、第1の上面板3bと、第1の背面板3
cとにより囲まれた内部に、配管部P(又は配線部)を
保持するためのリング状のホルダー部6を設け、第2の
上面板3dと、第2の背面板3eと、底面板3fとによ
り囲まれた内部に、配管部P(又は配線部)を保持する
ためのリング状のホルダー部7を設けた。
【0044】上記止め具3は、第1の上面板3bを、天
井面1に重ね合わせ、第2の背面板3eを、壁面2に重
ね合わせて、それぞれ止め螺子4にて取り付け固定し
た。
井面1に重ね合わせ、第2の背面板3eを、壁面2に重
ね合わせて、それぞれ止め螺子4にて取り付け固定し
た。
【0045】<実施例5>図5に示すように、壁面の化
粧壁紙の柄と同一の化粧柄が施された化粧シートを表面
に積層接着した化粧ボード11の裏面に、その表面の化
粧シートを薄膜状に残して、直線状に1本のVカット
(V角度;θ1 =45°、両側角度;θ2 =67.5
°)を施して、V字状の折曲用溝Bを形成し、さらに、
該折曲用溝Bと平行に、直線状に他の1本のVカット
(V角度;θ1 =45°、両側角度;θ2=67.5
°)を施して、2本のV字状の折曲用溝Bを形成した。
粧壁紙の柄と同一の化粧柄が施された化粧シートを表面
に積層接着した化粧ボード11の裏面に、その表面の化
粧シートを薄膜状に残して、直線状に1本のVカット
(V角度;θ1 =45°、両側角度;θ2 =67.5
°)を施して、V字状の折曲用溝Bを形成し、さらに、
該折曲用溝Bと平行に、直線状に他の1本のVカット
(V角度;θ1 =45°、両側角度;θ2=67.5
°)を施して、2本のV字状の折曲用溝Bを形成した。
【0046】次に、図6に示すように、前記化粧ボード
11を、2本の折曲用溝Bを介して三つの面になるよう
に折り曲げ、その三つの面のうちの両側の二面が直角方
向に交差するように形成される化粧ボード11を形成し
た。
11を、2本の折曲用溝Bを介して三つの面になるよう
に折り曲げ、その三つの面のうちの両側の二面が直角方
向に交差するように形成される化粧ボード11を形成し
た。
【0047】それ以外は、前述の実施例1(図1参
照)、実施例2(図2参照)、実施例3(図3参照)、
実施例4(図4参照)と同様にして、角隅部Cに沿って
配管された配管部Pの外側を被覆した壁紙2と同一化粧
柄の化粧用被覆材Aの取り付けを終了した。
照)、実施例2(図2参照)、実施例3(図3参照)、
実施例4(図4参照)と同様にして、角隅部Cに沿って
配管された配管部Pの外側を被覆した壁紙2と同一化粧
柄の化粧用被覆材Aの取り付けを終了した。
【0048】
【作用】本発明の配管・配線化粧用被覆材は、ガス管、
水道管、電気配線などの配管部や配線部を、化粧ボード
(あるいは化粧シート)を用いて容易に覆い隠すことが
可能であり、また、化粧用被覆材は、プラスチック製や
金属製や木質製の止め具や嵌合部品、工業用の面ファス
ナー、各種止め螺子、ビス(及びナット)、釘などを組
み合わせて使用することにより簡単に取り付け固定する
ことができる。
水道管、電気配線などの配管部や配線部を、化粧ボード
(あるいは化粧シート)を用いて容易に覆い隠すことが
可能であり、また、化粧用被覆材は、プラスチック製や
金属製や木質製の止め具や嵌合部品、工業用の面ファス
ナー、各種止め螺子、ビス(及びナット)、釘などを組
み合わせて使用することにより簡単に取り付け固定する
ことができる。
【0049】また、壁面や天井面と同一の化粧材、ある
いは統一の採れた化粧材を使用して取り付け施工を行う
ことができ、特に建物における居住空間や商業空間の意
匠性や装飾性あるいは機能性を損なうことなく、比較的
広範囲な選択枝に基づいた仕様によって化粧や内装を施
すことができる。
いは統一の採れた化粧材を使用して取り付け施工を行う
ことができ、特に建物における居住空間や商業空間の意
匠性や装飾性あるいは機能性を損なうことなく、比較的
広範囲な選択枝に基づいた仕様によって化粧や内装を施
すことができる。
【0050】また、被覆材は、工具によって容易に切断
し易い板状の化粧ボード11(又は化粧板など)で構成
されているため、長手方向の留め加工(角度45°で切
る)が施工現場で容易に実施できる。
し易い板状の化粧ボード11(又は化粧板など)で構成
されているため、長手方向の留め加工(角度45°で切
る)が施工現場で容易に実施できる。
【0051】また、室内のコーナー部の入り隅部、出隅
部の処理が、容易にできる特徴があり、また、化粧ボー
ド11を取り付ける止め具3において、壁面2の入り隅
部のコーナー部を斜めに切り落とした形状に整形するこ
とにより建物壁面の直角度の精度に関係なく、コーナー
部の納まりが良好となる。
部の処理が、容易にできる特徴があり、また、化粧ボー
ド11を取り付ける止め具3において、壁面2の入り隅
部のコーナー部を斜めに切り落とした形状に整形するこ
とにより建物壁面の直角度の精度に関係なく、コーナー
部の納まりが良好となる。
【0052】
【発明の効果】本発明の配管・配線化粧用被覆材は、建
物の内部に外側に剥き出しの状態で配管・配線されたガ
ス管や電気配線管あるいは配線ケーブル本体の外側を、
化粧用被覆材によって容易に被覆することができ、外観
的な装飾性や機能性を重視した配管・配線施工が実施可
能となる効果があり、また、取り付けが容易で精度もよ
く、周囲の内装化粧材と同一の様式若しくは適合した様
式若しくは統一した様式(同一若しくは適合若しくは統
一した化粧柄、模様、色合いなど)の化粧材を用いて、
美観上優れた化粧配管・配線を行うことができる効果が
ある。
物の内部に外側に剥き出しの状態で配管・配線されたガ
ス管や電気配線管あるいは配線ケーブル本体の外側を、
化粧用被覆材によって容易に被覆することができ、外観
的な装飾性や機能性を重視した配管・配線施工が実施可
能となる効果があり、また、取り付けが容易で精度もよ
く、周囲の内装化粧材と同一の様式若しくは適合した様
式若しくは統一した様式(同一若しくは適合若しくは統
一した化粧柄、模様、色合いなど)の化粧材を用いて、
美観上優れた化粧配管・配線を行うことができる効果が
ある。
【図1】本発明の実施の形態を説明する側断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の具体的実施例を説明する側断面図であ
る。
る。
【図3】(a)は本発明の具体的実施例を説明する側断
面図、(b)は面ファスナーの拡大側面図である。
面図、(b)は面ファスナーの拡大側面図である。
【図4】本発明の具体的実施例を説明する側断面図であ
る。
る。
【図5】本発明の具体的実施例における化粧ボードのV
字状カットを説明する側面図である。
字状カットを説明する側面図である。
【図6】本発明の具体的実施例における化粧ボードを説
明する側断面図である。
明する側断面図である。
A…配管・配線化粧用被覆材 B…折曲用溝 C…角隅部(コーナー部) P…配管部
(配線部) 1…天井面 2…壁面 3…止め具 4…止め螺子 5
…係合鉤部 6…ホルダー部 7…ホルダー部 11…化粧ボード 12…固定部材 13…係合部 1
3a…突起部 14…面ファスナー
(配線部) 1…天井面 2…壁面 3…止め具 4…止め螺子 5
…係合鉤部 6…ホルダー部 7…ホルダー部 11…化粧ボード 12…固定部材 13…係合部 1
3a…突起部 14…面ファスナー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【発明の名称】化粧配管・配線用被覆材
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋・鉄骨ビルデ
ィングや木造家屋など建造物の内部に配管・配線される
ガス管や電気配線管あるいは配線ケーブル本体の外側を
装飾的に被覆するための化粧配管・配線用被覆材に関す
る。
ィングや木造家屋など建造物の内部に配管・配線される
ガス管や電気配線管あるいは配線ケーブル本体の外側を
装飾的に被覆するための化粧配管・配線用被覆材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に、建造物の内部に配管・配線さ
れるガス管や電気配線管あるいは配線ケーブル本体は、
その建造物の外壁と内壁との間や、床裏若しくは天井裏
など外側からは見えない隠れた部分に配管・配線される
か、あるいは天井面と壁面若しくは床面と壁面のそれぞ
れ交差する外側から見える部分である角隅部に沿って配
管・配線される。
れるガス管や電気配線管あるいは配線ケーブル本体は、
その建造物の外壁と内壁との間や、床裏若しくは天井裏
など外側からは見えない隠れた部分に配管・配線される
か、あるいは天井面と壁面若しくは床面と壁面のそれぞ
れ交差する外側から見える部分である角隅部に沿って配
管・配線される。
【0003】特に、建造物の建築施工中においては、そ
の建造物の外壁と内壁との間や、床裏若しくは天井裏な
ど外側からは見えない隠れた部分に配管・配線すること
は容易に可能である。
の建造物の外壁と内壁との間や、床裏若しくは天井裏な
ど外側からは見えない隠れた部分に配管・配線すること
は容易に可能である。
【0004】ところが、建造物の建築施工が完了した後
において配管・配線する場合には、なるべく外側に目立
たないように、ガス管や電気配線管あるいは配線ケーブ
ル本体を天井面と壁面若しくは床面と壁面のそれぞれ交
差する角隅部に沿って配管・配線施工される。
において配管・配線する場合には、なるべく外側に目立
たないように、ガス管や電気配線管あるいは配線ケーブ
ル本体を天井面と壁面若しくは床面と壁面のそれぞれ交
差する角隅部に沿って配管・配線施工される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、所定の
様式に基づいた装飾的内装や機能的内装を必要とする一
般家屋や店舗など居住空間や商業空間などに対して配管
・配線施工した場合は、配管・配線部分が外側に剥き出
しの状態で配管・配線されているため、外観的な装飾性
や機能性を損なう場合がある。
様式に基づいた装飾的内装や機能的内装を必要とする一
般家屋や店舗など居住空間や商業空間などに対して配管
・配線施工した場合は、配管・配線部分が外側に剥き出
しの状態で配管・配線されているため、外観的な装飾性
や機能性を損なう場合がある。
【0006】そこで、壁などに埋設されない剥き出しの
配管・配線は、ボックスカバーを作り、さらにボックス
カバー内に配管・配線がされるようにして、その後にボ
ックスカバー面に後加工にて化粧や塗装を施すなど作業
が煩雑で、かなりの時間とコストを要していた。
配管・配線は、ボックスカバーを作り、さらにボックス
カバー内に配管・配線がされるようにして、その後にボ
ックスカバー面に後加工にて化粧や塗装を施すなど作業
が煩雑で、かなりの時間とコストを要していた。
【0007】また、配管・配線カバーとして、プラスチ
ック成形品や金属製の加工されたものなども用いられて
いたが、機能本位であるため、居住空間では美観上受入
れ難い面があった。また、成形品などは断面がボックス
状になって、施工現場で切断する入り隅、出隅の処理が
困難であった。
ック成形品や金属製の加工されたものなども用いられて
いたが、機能本位であるため、居住空間では美観上受入
れ難い面があった。また、成形品などは断面がボックス
状になって、施工現場で切断する入り隅、出隅の処理が
困難であった。
【0008】また、成形品や金属製のカバーの機能を持
つものは、配管・配線を中に組み込む方式が一般的であ
るために、カバーの施工を配管・配線と同時にする必要
があり、また配管・配線の施工工程と、化粧材を用いた
天井面、壁面、床面などの化粧内装工程とは、互いに工
程的な時差などによって工程的に異なるものとなり、化
粧様式(化粧柄、模様、色合いなど意匠性)の統一化が
でき難かった。また、同一化粧材料を用いることが困難
などの問題があった。
つものは、配管・配線を中に組み込む方式が一般的であ
るために、カバーの施工を配管・配線と同時にする必要
があり、また配管・配線の施工工程と、化粧材を用いた
天井面、壁面、床面などの化粧内装工程とは、互いに工
程的な時差などによって工程的に異なるものとなり、化
粧様式(化粧柄、模様、色合いなど意匠性)の統一化が
でき難かった。また、同一化粧材料を用いることが困難
などの問題があった。
【0009】本発明は、外側に剥き出しの状態で配管・
配線されたガス管や電気配線管あるいは配線ケーブル本
体の外側を化粧用被覆材によって被覆することにより、
外観的な装飾性や機能性を重視した配管・配線施工を可
能とするとともに、取り付けが容易で精度がよく、周囲
の内装様式と同一様式若しくは統一様式(同一若しくは
統一した化粧柄、模様、色合いなど)の化粧材を用い
て、美観上優れた化粧配管・配線を行うようにすること
にある。
配線されたガス管や電気配線管あるいは配線ケーブル本
体の外側を化粧用被覆材によって被覆することにより、
外観的な装飾性や機能性を重視した配管・配線施工を可
能とするとともに、取り付けが容易で精度がよく、周囲
の内装様式と同一様式若しくは統一様式(同一若しくは
統一した化粧柄、模様、色合いなど)の化粧材を用い
て、美観上優れた化粧配管・配線を行うようにすること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、天井面、壁
面、天井面と壁面若しくは壁面と床面若しくは壁面と壁
面のそれぞれ交差する角隅部などに沿って施工される配
管・配線部を被覆する被覆材において、化粧ボード11
面に直線的に施した断面V字状の折曲用溝Bを介して配
管・配線部を被覆するように折り曲げられ、天井面、壁
面、天井面と壁面若しくは壁面と床面若しくは壁面と壁
面などに予め取り付けられた止め具3に対して、一体的
に固定支持されていることを特徴とする化粧配管・配線
用被覆材である。
面、天井面と壁面若しくは壁面と床面若しくは壁面と壁
面のそれぞれ交差する角隅部などに沿って施工される配
管・配線部を被覆する被覆材において、化粧ボード11
面に直線的に施した断面V字状の折曲用溝Bを介して配
管・配線部を被覆するように折り曲げられ、天井面、壁
面、天井面と壁面若しくは壁面と床面若しくは壁面と壁
面などに予め取り付けられた止め具3に対して、一体的
に固定支持されていることを特徴とする化粧配管・配線
用被覆材である。
【0011】また本発明は、上記発明の化粧配管・配線
用被覆材において、前記化粧ボード11に、木材を薄く
スライスした突き板、壁紙、塩化ビニルシートなど折り
曲げ可能な合成樹脂シート、紙、布のうちいずれかの単
独シート若しくはこれらの複合シートによる化粧シート
が使用される化粧配管・配線用被覆材である。
用被覆材において、前記化粧ボード11に、木材を薄く
スライスした突き板、壁紙、塩化ビニルシートなど折り
曲げ可能な合成樹脂シート、紙、布のうちいずれかの単
独シート若しくはこれらの複合シートによる化粧シート
が使用される化粧配管・配線用被覆材である。
【0012】また本発明は、上記発明の化粧配管・配線
用被覆材において、前記折曲用溝Bが、化粧ボード11
面に1本乃至2本以上施されている化粧配管・配線用被
覆材である。
用被覆材において、前記折曲用溝Bが、化粧ボード11
面に1本乃至2本以上施されている化粧配管・配線用被
覆材である。
【0013】また本発明は、上記発明の化粧配管・配線
用被覆材において、前記止め具3に対して、止め螺子、
フック、面ファスナーのいずれか1種又は2種以上の固
定部材12を介して固定支持されている化粧配管・配線
用被覆材である。
用被覆材において、前記止め具3に対して、止め螺子、
フック、面ファスナーのいずれか1種又は2種以上の固
定部材12を介して固定支持されている化粧配管・配線
用被覆材である。
【0014】また本発明は、上記発明の化粧配管・配線
用被覆材において、前記止め具3及び固定部材12が、
金属材料、プラスチック材料、木質材料により形成され
ている化粧配管・配線用被覆材である。
用被覆材において、前記止め具3及び固定部材12が、
金属材料、プラスチック材料、木質材料により形成され
ている化粧配管・配線用被覆材である。
【0015】また本発明は、上記発明の化粧配管・配線
用被覆材において、前記止め具3がその外面を形成する
係合鉤部5を備えた垂直な第1の外面板3aと、該外面
板3aに対して直角に屈曲させた天井面1に接する第1
の上面板3bと、該上面板3bに対して前記外面板3a
と同一方向に直角に屈曲させた第1の背面板3cと、該
背面板3cに対して前記上面板3bと反対方向に直角に
屈曲させた第2の上面板3dと、該上面板3dに対して
前記背面板3cと反対方向に直角に屈曲させた垂直な第
2の背面板3eと、該背面板3eに対して前記上面板3
dと同一方向に直角に屈曲させた係合鉤部5を備えた底
面板3fとにより構成される化粧配管・配線用被覆材で
ある。
用被覆材において、前記止め具3がその外面を形成する
係合鉤部5を備えた垂直な第1の外面板3aと、該外面
板3aに対して直角に屈曲させた天井面1に接する第1
の上面板3bと、該上面板3bに対して前記外面板3a
と同一方向に直角に屈曲させた第1の背面板3cと、該
背面板3cに対して前記上面板3bと反対方向に直角に
屈曲させた第2の上面板3dと、該上面板3dに対して
前記背面板3cと反対方向に直角に屈曲させた垂直な第
2の背面板3eと、該背面板3eに対して前記上面板3
dと同一方向に直角に屈曲させた係合鉤部5を備えた底
面板3fとにより構成される化粧配管・配線用被覆材で
ある。
【0016】
また本発明は、上記発明の化粧配管・配線
用被覆材において、前記止め具3の第1の外面板3aと
第1の上面板3bと第1の背面板3cとにより囲まれた
内部に、配管部若しくは配線部Pを保持するためのリン
グ状のホルダー部6を備え、前記止め具3の第2の上面
板3dと第2の背面板3eと底面板3fとにより囲まれ
た内部に、配管部若しくは配線部Pを保持するためのリ
ング状のホルダー部7を備える化粧配管・配線用被覆材
である。
用被覆材において、前記止め具3の第1の外面板3aと
第1の上面板3bと第1の背面板3cとにより囲まれた
内部に、配管部若しくは配線部Pを保持するためのリン
グ状のホルダー部6を備え、前記止め具3の第2の上面
板3dと第2の背面板3eと底面板3fとにより囲まれ
た内部に、配管部若しくは配線部Pを保持するためのリ
ング状のホルダー部7を備える化粧配管・配線用被覆材
である。
【0017】
【実施の形態】本発明の化粧配管・配線用被覆材を、発
明の実施の形態に従って以下に詳細に説明する。
明の実施の形態に従って以下に詳細に説明する。
【0018】 図1に示すように、本発明の化粧配管・配
線用被覆材Aは、化粧ボード11と止め具3などから構
成されている。
線用被覆材Aは、化粧ボード11と止め具3などから構
成されている。
【0019】 化粧ボード11は、少なくとも、その表面
に予め化粧柄、模様、彩色などが印刷により、又は塗装
により施され、天井面1と、壁面2との交差する角隅部
Cに施工されている配管部P(若しくは配線部)をその
外側から被覆するように、折曲用溝Bにて折り曲げられ
ている。
に予め化粧柄、模様、彩色などが印刷により、又は塗装
により施され、天井面1と、壁面2との交差する角隅部
Cに施工されている配管部P(若しくは配線部)をその
外側から被覆するように、折曲用溝Bにて折り曲げられ
ている。
【0020】 該化粧ボード11は、天井面1と壁面2と
に止め螺子、釘などにて取り付け固定されたアングル材
など金属材料、プラスチック材料、木質材料などにより
作成された止め具3に、止め螺子など固定部材12(例
えばL字鉤型形状の部材であって片側に係合部分の張り
出た片側フック、若しくは矢印型形状てあって両側に係
合部分の張り出た両側フック、又は面ファスナーなどで
もよい)によって取り付けられている。
に止め螺子、釘などにて取り付け固定されたアングル材
など金属材料、プラスチック材料、木質材料などにより
作成された止め具3に、止め螺子など固定部材12(例
えばL字鉤型形状の部材であって片側に係合部分の張り
出た片側フック、若しくは矢印型形状てあって両側に係
合部分の張り出た両側フック、又は面ファスナーなどで
もよい)によって取り付けられている。
【0021】 前記被覆材Aは、図5に示すように、平坦
性を保持する程度の硬さ、あるいは厚さを備えた化粧ボ
ード11(少なくとも表面に化粧柄、模様、彩色などが
施されたボード)の裏面に、その表面の化粧の施された
面を薄膜状に残して(又はその表面に貼着積層されてい
る化粧シートを薄膜シート状に残して)、1本又は2本
以上複数本の折曲用溝Bが施され、該折曲用溝Bを介し
て、所定角度θ1(例えば、直角、又は直角より大きい
角度、又は直角より小さい角度)にて折り曲げて、前記
配管部P(若しくは配線部)を、その外側から被覆する
ように形成されている。
性を保持する程度の硬さ、あるいは厚さを備えた化粧ボ
ード11(少なくとも表面に化粧柄、模様、彩色などが
施されたボード)の裏面に、その表面の化粧の施された
面を薄膜状に残して(又はその表面に貼着積層されてい
る化粧シートを薄膜シート状に残して)、1本又は2本
以上複数本の折曲用溝Bが施され、該折曲用溝Bを介し
て、所定角度θ1(例えば、直角、又は直角より大きい
角度、又は直角より小さい角度)にて折り曲げて、前記
配管部P(若しくは配線部)を、その外側から被覆する
ように形成されている。
【0022】 本発明の化粧配管・配線用被覆材Aは、上
記したように天井と壁あるいは同様な構成面になる見切
り部分に取り付けられた配管部や配線部Pを、化粧カバ
ー部分と取り付け部品とに分割されている前記化粧カバ
ー部分を構成する化粧ボード面に、直線状に断面V字状
カットあるいは櫛目状カットを施して、V字状の折曲用
溝若しくは櫛目状の折曲用溝Bを形成する。
記したように天井と壁あるいは同様な構成面になる見切
り部分に取り付けられた配管部や配線部Pを、化粧カバ
ー部分と取り付け部品とに分割されている前記化粧カバ
ー部分を構成する化粧ボード面に、直線状に断面V字状
カットあるいは櫛目状カットを施して、V字状の折曲用
溝若しくは櫛目状の折曲用溝Bを形成する。
【0023】 前記化粧ボード11は、前記折曲用溝Bを
介して折り曲げ、壁面相当部分に前以て取り付けた止め
具3に、該化粧ボード11の両側を固定して一体化す
る。
介して折り曲げ、壁面相当部分に前以て取り付けた止め
具3に、該化粧ボード11の両側を固定して一体化す
る。
【0024】 また、化粧ボード11のV字状折曲用溝B
は、必要に応じて1本、乃至2本以上であってもよく、
より立体感のある意匠形状が成形される。
は、必要に応じて1本、乃至2本以上であってもよく、
より立体感のある意匠形状が成形される。
【0025】 また、前記化粧ボード11の表面に施され
る化粧柄、模様、彩色として、天然木材を薄くスライス
した突き板、壁紙、塩化ビニルシートなどの折り曲げ可
能な合成樹脂シート、紙、布などのうちいずれかの単
独、あるいはこれらを複合した化粧柄を有する化粧シー
トを使用することができる。
る化粧柄、模様、彩色として、天然木材を薄くスライス
した突き板、壁紙、塩化ビニルシートなどの折り曲げ可
能な合成樹脂シート、紙、布などのうちいずれかの単
独、あるいはこれらを複合した化粧柄を有する化粧シー
トを使用することができる。
【0026】
【実施例】以下本発明の化粧配管・配線用被覆材を、具
体的実施例に従って詳細に説明する。
体的実施例に従って詳細に説明する。
【0027】 <実施例1>図5に示すように、壁面の化
粧壁紙の柄と同一の化粧柄が施された化粧シートを表面
に積層接着した化粧ボード11の裏面に、その表面の化
粧シートを薄膜状に残して、直線状に1本のVカット
(V角度;θ1 =90°、両側角度;θ2 =45°)を
施して、V字状の折曲用溝Bを形成した。
粧壁紙の柄と同一の化粧柄が施された化粧シートを表面
に積層接着した化粧ボード11の裏面に、その表面の化
粧シートを薄膜状に残して、直線状に1本のVカット
(V角度;θ1 =90°、両側角度;θ2 =45°)を
施して、V字状の折曲用溝Bを形成した。
【0028】 次に、図1に示すように、前記化粧ボード
11を、折曲用溝Bを介して二つの面になるように折り
曲げて、直角な二面により形成される化粧ボード11を
形成した。
11を、折曲用溝Bを介して二つの面になるように折り
曲げて、直角な二面により形成される化粧ボード11を
形成した。
【0029】 続いて、天井面1と壁面2との交差する角
隅部Cに沿って配管又は配線された配管部又は配線部P
の外側を、前記直角に折り曲げた化粧ボード11により
被覆するとともに、該化粧ボード11の折曲用溝Bと対
向する両端部の内面と、予め天井面1と壁面2とに取り
付け固定されたアングル状の止め具3の外面とを互いに
重ね合わせた。
隅部Cに沿って配管又は配線された配管部又は配線部P
の外側を、前記直角に折り曲げた化粧ボード11により
被覆するとともに、該化粧ボード11の折曲用溝Bと対
向する両端部の内面と、予め天井面1と壁面2とに取り
付け固定されたアングル状の止め具3の外面とを互いに
重ね合わせた。
【0030】 続いて、同図1に示すように、その互いの
重ね合わせ面を、固定部材12(止め螺子)により取り
付け固定することにより、角隅部Cに沿って配管された
配管部Pの外側を被覆した壁紙2と同一化粧柄の化粧用
被覆材Aの取り付けを終了した。
重ね合わせ面を、固定部材12(止め螺子)により取り
付け固定することにより、角隅部Cに沿って配管された
配管部Pの外側を被覆した壁紙2と同一化粧柄の化粧用
被覆材Aの取り付けを終了した。
【0031】 <実施例2>図5に示すように、壁面の化
粧壁紙の柄と同一の化粧柄が施された化粧シートを表面
に積層接着した化粧ボード11の裏面に、その表面の化
粧シートを薄膜状に残して、直線状に1本のVカット
(V角度;θ1 =90°、両側角度;θ2 =45°)を
施してV字状の折曲用溝Bを形成した。
粧壁紙の柄と同一の化粧柄が施された化粧シートを表面
に積層接着した化粧ボード11の裏面に、その表面の化
粧シートを薄膜状に残して、直線状に1本のVカット
(V角度;θ1 =90°、両側角度;θ2 =45°)を
施してV字状の折曲用溝Bを形成した。
【0032】 次に、図2に示すように、前記化粧ボード
11を、折曲用溝Bを介して二つの面になるように折り
曲げて、直角な二面により形成される化粧ボード11を
形成した。
11を、折曲用溝Bを介して二つの面になるように折り
曲げて、直角な二面により形成される化粧ボード11を
形成した。
【0033】 次に、同図2に示すように、前記化粧ボー
ド11の直角に折り曲げられた二面の折曲用溝Bと対向
する両端部のそれぞれ内面(内角面側)に、化粧ボード
11の厚さ方向に所定深さの凹陥状の係合部13、13
を孔設した。なお、係合部13を孔設する際は、それぞ
れ凹陥状の該係合部13内に孔設幅方向に突出する係合
突起部13aを備えるように孔設した。
ド11の直角に折り曲げられた二面の折曲用溝Bと対向
する両端部のそれぞれ内面(内角面側)に、化粧ボード
11の厚さ方向に所定深さの凹陥状の係合部13、13
を孔設した。なお、係合部13を孔設する際は、それぞ
れ凹陥状の該係合部13内に孔設幅方向に突出する係合
突起部13aを備えるように孔設した。
【0034】 続いて、天井面1と壁面2との交差する角
隅部Cに沿って配管又は配線された配管部又は配線部P
の外側を、前記直角に折り曲げた化粧ボード11により
被覆するとともに、該化粧ボード11の折曲用溝Bと対
向する両端部の内面と、予め天井面1と壁面2とに取り
付け固定されたアングル状の止め具3の外面とを互いに
重ね合わ、その重ね合わせ内面の止め具3に設けられた
固定部材12として、L字鉤型形状の片側フックである
係合鉤部5(フック)を、前記凹陥状の係合部13内に
嵌合して係合固定することにより、図2に示すように、
角隅部Cに沿って配管された配管部Pの外側を被覆した
壁紙2と同一化粧柄の化粧用被覆材Aの取り付けを終了
した。
隅部Cに沿って配管又は配線された配管部又は配線部P
の外側を、前記直角に折り曲げた化粧ボード11により
被覆するとともに、該化粧ボード11の折曲用溝Bと対
向する両端部の内面と、予め天井面1と壁面2とに取り
付け固定されたアングル状の止め具3の外面とを互いに
重ね合わ、その重ね合わせ内面の止め具3に設けられた
固定部材12として、L字鉤型形状の片側フックである
係合鉤部5(フック)を、前記凹陥状の係合部13内に
嵌合して係合固定することにより、図2に示すように、
角隅部Cに沿って配管された配管部Pの外側を被覆した
壁紙2と同一化粧柄の化粧用被覆材Aの取り付けを終了
した。
【0035】 <実施例3>図5に示すように、壁面の化
粧壁紙の柄と同一の化粧柄が施された化粧シートを表面
に積層接着した化粧ボード11の裏面に、その表面の化
粧シートを薄膜状に残して、直線状に1本のVカット
(V角度;θ1 =90°、両側角度;θ2 =45°)を
施して、V字状の折曲用溝Bを形成した。
粧壁紙の柄と同一の化粧柄が施された化粧シートを表面
に積層接着した化粧ボード11の裏面に、その表面の化
粧シートを薄膜状に残して、直線状に1本のVカット
(V角度;θ1 =90°、両側角度;θ2 =45°)を
施して、V字状の折曲用溝Bを形成した。
【0036】 次に、図3(a)に示すように、前記化粧
ボード11を、折曲用溝Bを介して二つの面になるよう
に折り曲げて、直角な二面により形成される化粧ボード
11を形成した。
ボード11を、折曲用溝Bを介して二つの面になるよう
に折り曲げて、直角な二面により形成される化粧ボード
11を形成した。
【0037】 続いて、天井面1と壁面2との交差する角
隅部Cに沿って配管又は配線された配管部又は配線部P
の外側を、前記直角に折り曲げた化粧ボード11により
被覆するとともに、該化粧ボード11の折曲用溝Bと対
向する両端部の内面と、予め天井面1と壁面2とに取り
付け固定されたアングル状の止め具3の外面とを互いに
重ね合わせた。
隅部Cに沿って配管又は配線された配管部又は配線部P
の外側を、前記直角に折り曲げた化粧ボード11により
被覆するとともに、該化粧ボード11の折曲用溝Bと対
向する両端部の内面と、予め天井面1と壁面2とに取り
付け固定されたアングル状の止め具3の外面とを互いに
重ね合わせた。
【0038】 続いて、同図3(a)に示すように、その
互いの重ね合わせ内面を、それぞれその内面側に設けた
面ファスナー14により取り付け固定することにより、
角隅部Cに沿って配管された配管部Pの外側を被覆した
壁紙2と同一化粧柄の化粧用被覆材Aの取り付けを終了
した。前記面ファスナー14としては、取り付け強度の
点から工業用として使用される面ファスナーを使用し
た。
互いの重ね合わせ内面を、それぞれその内面側に設けた
面ファスナー14により取り付け固定することにより、
角隅部Cに沿って配管された配管部Pの外側を被覆した
壁紙2と同一化粧柄の化粧用被覆材Aの取り付けを終了
した。前記面ファスナー14としては、取り付け強度の
点から工業用として使用される面ファスナーを使用し
た。
【0039】 なお、前記面ファスナー14は、図3
(b)の拡大側面図に示すように、一方の支持シート1
5の表面に多数突出して設けたファスナー輪状部15a
と、他方の支持シート16の表面に多数突出して設けた
弯曲した先端部を備えたファスナー鉤部16a(フッ
ク)により構成されるもので、一方の支持シート15
は、止め具3側に接着剤(若しくは止め螺子、釘など)
にて取り付けられ、他方の支持シート16は、化粧ボー
ド11側に接着剤(若しくは止め螺子、釘など)にて取
り付けられている。
(b)の拡大側面図に示すように、一方の支持シート1
5の表面に多数突出して設けたファスナー輪状部15a
と、他方の支持シート16の表面に多数突出して設けた
弯曲した先端部を備えたファスナー鉤部16a(フッ
ク)により構成されるもので、一方の支持シート15
は、止め具3側に接着剤(若しくは止め螺子、釘など)
にて取り付けられ、他方の支持シート16は、化粧ボー
ド11側に接着剤(若しくは止め螺子、釘など)にて取
り付けられている。
【0040】 <実施例4>図5に示すように、壁面の化
粧壁紙の柄と同一の化粧柄が施された化粧シートを表面
に積層接着した化粧ボード11の裏面に、その表面の化
粧シートを薄膜状に残して、直線状に1本のVカット
(V角度;θ1 =90°、両側角度;θ2 =45°)を
施してV字状の折曲用溝Bを形成した。
粧壁紙の柄と同一の化粧柄が施された化粧シートを表面
に積層接着した化粧ボード11の裏面に、その表面の化
粧シートを薄膜状に残して、直線状に1本のVカット
(V角度;θ1 =90°、両側角度;θ2 =45°)を
施してV字状の折曲用溝Bを形成した。
【0041】 次に、図2に示すように、前記化粧ボード
11を、折曲用溝Bを介して二つの面になるように折り
曲げて、直角な二面により形成される化粧ボード11を
形成した。
11を、折曲用溝Bを介して二つの面になるように折り
曲げて、直角な二面により形成される化粧ボード11を
形成した。
【0042】 次に、同図4に示すように、前記化粧ボー
ド11の直角に折り曲げられた二面の折曲用溝Bと対向
する両端部のそれぞれ内面(内角面側)に、化粧ボード
11の厚さ方向に所定深さの凹陥状の係合部13、13
を孔設した。なお、係合部13を孔設する際は、それぞ
れ凹陥状の該係合部13内に孔設幅方向に突出する係合
突起部13aを備えるように孔設した。
ド11の直角に折り曲げられた二面の折曲用溝Bと対向
する両端部のそれぞれ内面(内角面側)に、化粧ボード
11の厚さ方向に所定深さの凹陥状の係合部13、13
を孔設した。なお、係合部13を孔設する際は、それぞ
れ凹陥状の該係合部13内に孔設幅方向に突出する係合
突起部13aを備えるように孔設した。
【0043】 続いて、天井面1と壁面2との交差する角
隅部Cに沿って配管又は配線された配管部又は配線部P
の外側を、前記直角に折り曲げた化粧ボード11により
被覆するとともに、該化粧ボード11の折曲用溝Bと対
向する両端部の内面と、予め天井面1と壁面2とに取り
付け固定された止め具3の外面とを互いに重ね合わ、そ
の重ね合わせ内面の止め具3に設けられた固定部材12
として、L字鉤型形状の片側フックである係合鉤部5
(フック)を、前記凹陥状の係合部13内に嵌合して係
合固定することにより、図4に示すように、角隅部Cに
沿って配管された配管部Pの外側を被覆した壁紙2と同
一化粧柄の化粧用被覆材Aの取り付けを終了した。
隅部Cに沿って配管又は配線された配管部又は配線部P
の外側を、前記直角に折り曲げた化粧ボード11により
被覆するとともに、該化粧ボード11の折曲用溝Bと対
向する両端部の内面と、予め天井面1と壁面2とに取り
付け固定された止め具3の外面とを互いに重ね合わ、そ
の重ね合わせ内面の止め具3に設けられた固定部材12
として、L字鉤型形状の片側フックである係合鉤部5
(フック)を、前記凹陥状の係合部13内に嵌合して係
合固定することにより、図4に示すように、角隅部Cに
沿って配管された配管部Pの外側を被覆した壁紙2と同
一化粧柄の化粧用被覆材Aの取り付けを終了した。
【0044】 なお、前記止め具3としては、図4に示す
ように止め具3の外面を形成する係合鉤部5を備えた垂
直な第1の外面板3aと、該外面板3aに対して直角に
屈曲させた天井面1に接する第1の上面板3bと、該上
面板3bに対して前記外面板3aと同一方向に直角に屈
曲させた第1の背面板3cと、該背面板3cに対して前
記上面板3bと反対方向に直角に屈曲させた第2の上面
板3dと、該上面板3dに対して前記背面板3cと反対
方向に直角に屈曲させた垂直な第2の背面板3eと、該
背面板3eに対して前記上面板3dと同一方向に直角に
屈曲させた係合鉤部5を備えた底面板3fとにより構成
される止め具が使用された。
ように止め具3の外面を形成する係合鉤部5を備えた垂
直な第1の外面板3aと、該外面板3aに対して直角に
屈曲させた天井面1に接する第1の上面板3bと、該上
面板3bに対して前記外面板3aと同一方向に直角に屈
曲させた第1の背面板3cと、該背面板3cに対して前
記上面板3bと反対方向に直角に屈曲させた第2の上面
板3dと、該上面板3dに対して前記背面板3cと反対
方向に直角に屈曲させた垂直な第2の背面板3eと、該
背面板3eに対して前記上面板3dと同一方向に直角に
屈曲させた係合鉤部5を備えた底面板3fとにより構成
される止め具が使用された。
【0045】 また、上記止め具3においては、前記第1
の外面板3aと、第1の上面板3bと、第1の背面板3
cとにより囲まれた内部に、配管部P(又は配線部)を
保持するためのリング状のホルダー部6を設け、第2の
上面板3dと、第2の背面板3eと、底面板3fとによ
り囲まれた内部に、配管部P(又は配線部)を保持する
ためのリング状のホルダー部7を設けた。
の外面板3aと、第1の上面板3bと、第1の背面板3
cとにより囲まれた内部に、配管部P(又は配線部)を
保持するためのリング状のホルダー部6を設け、第2の
上面板3dと、第2の背面板3eと、底面板3fとによ
り囲まれた内部に、配管部P(又は配線部)を保持する
ためのリング状のホルダー部7を設けた。
【0046】 上記止め具3は、第1の上面板3bを、天
井面1に重ね合わせ、第2の背面板3eを、壁面2に重
ね合わせて、それぞれ止め螺子4にて取り付け固定し
た。
井面1に重ね合わせ、第2の背面板3eを、壁面2に重
ね合わせて、それぞれ止め螺子4にて取り付け固定し
た。
【0047】 <実施例5>図5に示すように、壁面の化
粧壁紙の柄と同一の化粧柄が施された化粧シートを表面
に積層接着した化粧ボード11の裏面に、その表面の化
粧シートを薄膜状に残して、直線状に1本のVカット
(V角度;θ1 =45°、両側角度;θ2 =67.5
°)を施して、V字状の折曲用溝Bを形成し、さらに、
該折曲用溝Bと平行に、直線状に他の1本のVカット
(V角度;θ1 =45°、両側角度;θ2=67.5
°)を施して、2本のV字状の折曲用溝Bを形成した。
粧壁紙の柄と同一の化粧柄が施された化粧シートを表面
に積層接着した化粧ボード11の裏面に、その表面の化
粧シートを薄膜状に残して、直線状に1本のVカット
(V角度;θ1 =45°、両側角度;θ2 =67.5
°)を施して、V字状の折曲用溝Bを形成し、さらに、
該折曲用溝Bと平行に、直線状に他の1本のVカット
(V角度;θ1 =45°、両側角度;θ2=67.5
°)を施して、2本のV字状の折曲用溝Bを形成した。
【0048】 次に、図6に示すように、前記化粧ボード
11を、2本の折曲用溝Bを介して三つの面になるよう
に折り曲げ、その三つの面のうちの両側の二面が直角方
向に交差するように形成される化粧ボード11を形成し
た。
11を、2本の折曲用溝Bを介して三つの面になるよう
に折り曲げ、その三つの面のうちの両側の二面が直角方
向に交差するように形成される化粧ボード11を形成し
た。
【0049】 それ以外は、前述の実施例1(図1参
照)、実施例2(図2参照)、実施例3(図3参照)、
実施例4(図4参照)と同様にして、角隅部Cに沿って
配管された配管部Pの外側を被覆した壁紙2と同一化粧
柄の化粧用被覆材Aの取り付けを終了した。
照)、実施例2(図2参照)、実施例3(図3参照)、
実施例4(図4参照)と同様にして、角隅部Cに沿って
配管された配管部Pの外側を被覆した壁紙2と同一化粧
柄の化粧用被覆材Aの取り付けを終了した。
【0050】
【作用】本発明の配管・配線化粧用被覆材は、ガス管、
水道管、電気配線などの配管部や配線部を、化粧ボード
(あるいは化粧シート)を用いて容易に覆い隠すことが
可能であり、また、化粧用被覆材は、プラスチック製や
金属製や木質製の止め具や嵌合部品、工業用の面ファス
ナー、各種止め螺子、ビス(及びナット)、釘などを組
み合わせて使用することにより簡単に取り付け固定する
ことができる。
水道管、電気配線などの配管部や配線部を、化粧ボード
(あるいは化粧シート)を用いて容易に覆い隠すことが
可能であり、また、化粧用被覆材は、プラスチック製や
金属製や木質製の止め具や嵌合部品、工業用の面ファス
ナー、各種止め螺子、ビス(及びナット)、釘などを組
み合わせて使用することにより簡単に取り付け固定する
ことができる。
【0051】 また、壁面や天井面と同一の化粧材、ある
いは統一の採れた化粧材を使用して取り付け施工を行う
ことができ、特に建物における居住空間や商業空間の意
匠性や装飾性あるいは機能性を損なうことなく、比較的
広範囲な選択枝に基づいた仕様によって化粧や内装を施
すことができる。
いは統一の採れた化粧材を使用して取り付け施工を行う
ことができ、特に建物における居住空間や商業空間の意
匠性や装飾性あるいは機能性を損なうことなく、比較的
広範囲な選択枝に基づいた仕様によって化粧や内装を施
すことができる。
【0052】 また、被覆材は、工具によって容易に切断
し易い板状の化粧ボード11(又は化粧板など)で構成
されているため、長手方向の留め加工(角度45°で切
る)が施工現場で容易に実施できる。
し易い板状の化粧ボード11(又は化粧板など)で構成
されているため、長手方向の留め加工(角度45°で切
る)が施工現場で容易に実施できる。
【0053】 また、室内のコーナー部の入り隅部、出隅
部の処理が、容易にできる特徴があり、また、化粧ボー
ド11を取り付ける止め具3において、壁面2の入り隅
部のコーナー部を斜めに切り落とした形状に整形するこ
とにより建物壁面の直角度の精度に関係なく、コーナー
部の納まりが良好となる。
部の処理が、容易にできる特徴があり、また、化粧ボー
ド11を取り付ける止め具3において、壁面2の入り隅
部のコーナー部を斜めに切り落とした形状に整形するこ
とにより建物壁面の直角度の精度に関係なく、コーナー
部の納まりが良好となる。
【0054】
【発明の効果】本発明の配管・配線化粧用被覆材は、建
物の内部に外側に剥き出しの状態で配管・配線されたガ
ス管や電気配線管あるいは配線ケーブル本体の外側を、
化粧用被覆材によって容易に被覆することができ、外観
的な装飾性や機能性を重視した配管・配線施工が実施可
能となる効果があり、また、取り付けが容易で精度もよ
く、周囲の内装化粧材と同一の様式若しくは適合した様
式若しくは統一した様式(同一若しくは適合若しくは統
一した化粧柄、模様、色合いなど)の化粧材を用いて、
美観上優れた化粧配管・配線を行うことができる効果が
ある。
物の内部に外側に剥き出しの状態で配管・配線されたガ
ス管や電気配線管あるいは配線ケーブル本体の外側を、
化粧用被覆材によって容易に被覆することができ、外観
的な装飾性や機能性を重視した配管・配線施工が実施可
能となる効果があり、また、取り付けが容易で精度もよ
く、周囲の内装化粧材と同一の様式若しくは適合した様
式若しくは統一した様式(同一若しくは適合若しくは統
一した化粧柄、模様、色合いなど)の化粧材を用いて、
美観上優れた化粧配管・配線を行うことができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明する側断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の具体的実施例を説明する側断面図であ
る。
る。
【図3】(a)は本発明の具体的実施例を説明する側断
面図、(b)は面ファスナーの拡大側面図である。
面図、(b)は面ファスナーの拡大側面図である。
【図4】本発明の具体的実施例を説明する側断面図であ
る。
る。
【図5】本発明の具体的実施例における化粧ボードのV
字状カットを説明する側面図である。
字状カットを説明する側面図である。
【図6】本発明の具体的実施例における化粧ボードを説
明する側断面図である。
明する側断面図である。
【符号の説明】 A…配管・配線化粧用被覆材 B…折曲用溝 C…角隅部(コーナー部) P…配管部
(配線部) 1…天井面 2…壁面 3…止め具 4…止め螺子 5
…係合鉤部 6…ホルダー部 7…ホルダー部 11…化粧ボード 12…固定部材 13…係合部 1
3a…突起部 14…面ファスナー
(配線部) 1…天井面 2…壁面 3…止め具 4…止め螺子 5
…係合鉤部 6…ホルダー部 7…ホルダー部 11…化粧ボード 12…固定部材 13…係合部 1
3a…突起部 14…面ファスナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 韮沢 昭広 東京都目黒区中目黒4−13−21 A−805
Claims (5)
- 【請求項1】天井面、壁面、天井面と壁面若しくは壁面
と床面若しくは壁面と壁面のそれぞれ交差する角隅部な
どに沿って施工される配管・配線部を被覆する被覆材に
おいて、化粧ボード11面に直線的に施した断面V字状
の折曲用溝Bを介して配管・配線部を被覆するように折
り曲げられ、天井面、壁面、天井面と壁面若しくは壁面
と床面若しくは壁面と壁面などに予め取り付けられた止
め具3に対して、一体的に固定支持されていることを特
徴とする化粧配管・配線用被覆材。 - 【請求項2】前記化粧ボード11に、木材を薄くスライ
スした突き板、壁紙、塩化ビニルシートなど折り曲げ可
能な合成樹脂シート、紙、布のうちいずれかの単独シー
ト若しくはこれらの複合シートによる化粧シートが使用
される請求項1記載の化粧配管・配線用被覆材。 - 【請求項3】前記折曲用溝Bが、化粧ボード11面に1
本乃至2本以上施されている請求項1又は請求項2記載
の化粧配管・配線用被覆材。 - 【請求項4】前記止め具3に対して、止め螺子、フッ
ク、面ファスナーのいずれか1種又は2種以上の固定部
材12を介して一体的に固定支持されている請求項1乃
至請求項3記載の化粧配管・配線用被覆材。 - 【請求項5】前記止め具3及び固定部材12が、金属材
料、プラスチック材料、木質材料により形成されている
請求項1乃至請求項4記載の化粧配管・配線用被覆材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7318838A JPH09158456A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 化粧配管・配線用被覆材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7318838A JPH09158456A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 化粧配管・配線用被覆材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09158456A true JPH09158456A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18103526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7318838A Pending JPH09158456A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 化粧配管・配線用被覆材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09158456A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017038527A (ja) * | 2015-08-17 | 2017-02-23 | 三協立山株式会社 | 植栽棚 |
WO2019218183A1 (zh) * | 2018-05-16 | 2019-11-21 | 增城市碧桂园物业发展有限公司 | 一种安装有水管的天花吊顶系统 |
WO2019218230A1 (zh) * | 2018-05-16 | 2019-11-21 | 深圳市君盈建筑科技有限公司 | 一种水管与主体结构分离的住宅 |
-
1995
- 1995-12-07 JP JP7318838A patent/JPH09158456A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017038527A (ja) * | 2015-08-17 | 2017-02-23 | 三協立山株式会社 | 植栽棚 |
WO2019218183A1 (zh) * | 2018-05-16 | 2019-11-21 | 增城市碧桂园物业发展有限公司 | 一种安装有水管的天花吊顶系统 |
WO2019218230A1 (zh) * | 2018-05-16 | 2019-11-21 | 深圳市君盈建筑科技有限公司 | 一种水管与主体结构分离的住宅 |
CN112166221A (zh) * | 2018-05-16 | 2021-01-01 | 东莞市碧桂园房地产开发有限公司 | 一种水管与主体结构分离的住宅 |
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