JPH0126134Y2 - - Google Patents

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JPH0126134Y2
JPH0126134Y2 JP11576682U JP11576682U JPH0126134Y2 JP H0126134 Y2 JPH0126134 Y2 JP H0126134Y2 JP 11576682 U JP11576682 U JP 11576682U JP 11576682 U JP11576682 U JP 11576682U JP H0126134 Y2 JPH0126134 Y2 JP H0126134Y2
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JP
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comb
base material
shaped groove
tooth
shaped grooves
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JP11576682U
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JPS5920681U (ja
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  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は音響機器等に使用するキヤビネツト装
置に関するものである。
近年マイクミキシング機能を備えた再生装置
(いわゆるカラオケ装置)や楽器用のスピーカ、
アンプなど、ラツク等に組み込まない音響機器が
増えており、特に手軽に移動できるものなどが求
められている。
以下にこのような商品の従来のキヤビネツト装
置について説明する。
第1図は従来の音響機器のキヤビネツトやスピ
ーカボツクス等の斜視図であり1はキヤビネツ
ト、2はスピーカ部、3は操作部分を保持構成し
ているパネル部である。従来のキヤビネツトは平
面のみで形成されたものが多く、第2図のような
V字型溝を形成しておき、ここで折り曲げて隅を
形成するものが全んどであつた。一部楽器関連商
品で隅に丸みのある形状のものがあつたが、機械
加工でなく、それぞれの板の端部をあらかじめ曲
面に加工し、表面の化粧シートを後で貼付けて構
成するものであつたため、キヤビネツト装置の作
成に手間がかかり、塾練した作業者でなくてはで
きず量産性が悪く、高価なものになつていた。
本考案は前記従来の問題点を解消するもので機
械加工により隅の形状を丸みのあるものとするこ
とができ、量産に適し安価で品質のよいキヤビネ
ツト装置を提供するものである。
本考案は基材の片面に塩化ビニル樹脂やポリエ
ステル樹脂等よりなる化粧シートを貼付一体化
し、前記基材の裏面に、基材の長手辺と平行でか
つ長手辺より少し内側にV字型溝を設け、さらに
内側に同方向の複数個の櫛歯型溝を設け、前記V
字型溝及び櫛歯型溝を内側にして基材をおり返
し、前記溝に直交する方向に端から適当な間隔を
おいて、複数個の櫛歯型溝を複数か所に設け、こ
の櫛歯型溝を内側にして折り曲げて箱状となし、
四隅に飾り金具を取り付けたものであり、四隅を
容易に丸みのある形状とすることができるキヤビ
ネツト装置である。
以下本考案の一実施例を図面にもとづいて説明
する。
第3図ア、イは基材4の片面に塩化ビニル樹脂
シート5を貼付け一体化したものの正面図、側面
図であり、基材4の裏面に基材4の長手辺4aと
平行にかつ少し内側に入つたところにV字型溝7
を入れ、さらに内側に同方向に複数個の櫛歯型溝
6が入れてある。これを用いてV字型溝及び櫛歯
型溝に接着剤を塗布し、おり返して第4図のよう
な基材にする。
前記でおり返した基材4の短手方向と平行に端
から適当な間隔をおいて、第5図に示すように複
数個の櫛歯型溝8′,8″,8,8′′′′を4ケ所
に入れる。さらに各々の加工面に接着剤を塗布
し、第6図に示すごとくの箱状にする。
第7図に示すように前記で形成された箱の前の
四隅9は長手方向の櫛歯型溝6と短手方向の櫛歯
型溝8′,8″,8,8′′′′の交点になるため金
具等の飾り10′,10″,10,10′′′′を接
着もしくはクギ等により取付けて構成している。
前記飾り10′,10″,10,10′′′′は第
8図のように四隅の補強とデザイン効果を上げる
ためのものである。
上記実施例では、長手方向の櫛歯型溝6と短手
方向の櫛歯型溝8′,8″,8,8′′′′の直交す
る部分8a,8b,8c,8dの櫛歯型溝加工で
通常の機械のダウンカツト方式により、すなわち
加工テーブルの送り(矢印14)とカツターの回
転方向(矢印13)とが、第10図に示すように
同方向となるようにして加工する。なお、集塵装
置12はカツターの後方に設けられている。とこ
ろがこの方法では櫛歯型溝がお互いに直交する部
分(第6図の四隅に相当する所)では、長手方向
に先に設けた櫛歯6がサイの目のように切断され
るため短手方向の櫛歯型溝の加工が目ずまりを起
こし、仕上りが悪くなる。よつて上記ダウンカツ
トの先だち第9図に示すように溝同士の直交部分
8a,8b,8c,8dの所の加工を行ない切欠
部にしておく必要がある。
上記では、ダウンカツトによる加工(テーブル
の送り時に加工)としたが、第11図に示すごと
きテーブルのもどり時、矢印15の方向にて櫛歯
加工を行なつてもよい。この方法にて櫛歯型溝加
工をすれば、目ずまりを防止でき、第9図に示し
た8a等の切欠加工をあらかじめ行なう必要はな
く、工数の減少となる。
なお本実施例では、基材4の長手辺側からV字
型溝7と、それに隣接して櫛歯型溝6とを設けて
いるが、さらに基材内側に櫛歯型溝6に隣接して
浅い溝11(第3図)を設けている。この溝11
の幅を長手辺4aからV字型溝7までの幅と等し
くしておけば、第4図以下に示すように端部を折
り返した時に端部が溝11に嵌まり込む。このよ
うな構成によれば櫛歯型溝6を曲げた時に発生す
る円弧中心部の空洞部を端部の稜部4bによつて
ほとんど塞ぐことができ、機械的強度の向上と、
音響的には寄生振動の発生の防止とを実現できる
ものである。
以上のように、本考案によれば長手および短手
方向の櫛歯型溝を設けこれを折り曲げたことによ
り丸みある形状を機械加工のみで行なうことが可
能となり安価にかつ大量に提供できるなどの実用
的効果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のキヤビネツト装置の外観を示す
斜視図、第2図はその要部の展開側面図、第3図
は本考案の一実施例の基材に長手方向のV字型溝
と櫛歯型溝を設けたもので同図アは展開正面図、
同図イはその側面図、第4図は基材の端部を切り
返した状態の側面図、第5図はさらに短手方向の
櫛歯型溝を設けた基材で、同図アは展開正面図、
同図イはその側面図、同図ウはその下面図、第6
図は箱状に組み立てた状態の斜視図、第7図は隅
の部分を示す拡大斜視図、第8図は組み立て完成
したキヤビネツト装置を示す斜視図、第9図は二
方向の櫛歯型溝の交差部の前加工状態を示す基材
の斜視図、第10図、第11図はそれぞれ短手方
向の櫛歯型溝の加工方法を説明するための側面図
である。 4……基材、5……塩化ビニル樹脂シート、6
……櫛歯型溝、7……V字型溝、8′,8″,8
,8′′′′……櫛歯型溝、9……隅部、10……
金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基材の片面に塩化ビニル樹脂やポリエステル樹
    脂等よりなる化粧シートを貼付一体化し、前記基
    材の裏面に、基材の長手辺と平行でかつ長手辺よ
    り少し内側にV字型溝を設け、さらに内側に同方
    向の複数個の櫛歯型溝を設け、前記V字型溝及び
    櫛歯型溝を内側にして基材を折り返し、前記溝に
    直交する方向に端から適当な間隔をおいて複数個
    の櫛歯型溝を設け、この櫛歯型溝を内側にして折
    り曲げて箱状となし、四隅に飾り金具を設けたこ
    とを特徴とするキヤビネツト装置。
JP11576682U 1982-07-29 1982-07-29 キヤビネツト装置 Granted JPS5920681U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11576682U JPS5920681U (ja) 1982-07-29 1982-07-29 キヤビネツト装置

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JP11576682U JPS5920681U (ja) 1982-07-29 1982-07-29 キヤビネツト装置

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Publication Number Publication Date
JPS5920681U JPS5920681U (ja) 1984-02-08
JPH0126134Y2 true JPH0126134Y2 (ja) 1989-08-04

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ID=30267119

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JP11576682U Granted JPS5920681U (ja) 1982-07-29 1982-07-29 キヤビネツト装置

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JPS5920681U (ja) 1984-02-08

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