JP3657047B2 - 棚板の支持構造及びそれに用いる棚板の製造方法 - Google Patents

棚板の支持構造及びそれに用いる棚板の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、壁面やフレーム材等に棚板を容易かつ強固に取り付けるための支持構造と、それに用いる棚板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
間仕切りパネル等の壁面やフレーム材を組み立てた枠体等に棚板を設けることがある。従来の棚板の取付構造を図14に示す。本図において(A)は正面図、(B)は右側面図である。(ア)及び(イ)は棚板(ウ)を支えるための断面がL型の支持部材である。支持部材(ア),(イ)は棚板(ウ)の下面両端付近に配されており、支持部材本体に対して略直角に折り曲げられた面(アa),(イa)を棚板(ウ)に固定することにより棚板(ウ)と一体化されている。この固定手段としては、クギ,ビス等の締結部材や接着剤等が用いられている。支持部材(ア),(イ)の基部には壁面等に設けられた取付孔に取り付けるための固定片(アb),(イb)が設けられている。図15にこの支持構造を斜め下方から見た図を示す。
【0003】
この取付構造は簡単な構成であるので一般的によく利用されているが、支持部材(ア),(イ)の棚板(ウ)を取り付ける面(アa),(イa)が完成後も見えるため、美観上好ましくない。特に比較的高い位置に取り付け棚板の場合、図15のように下方から見上げることになるので、棚板(ウ)下面の支持部材接合部がよく見えるので問題となる。
【0004】
このような点を鑑みて、近年では図16に示すような支持構造が用いられることがある。壁面にクギ(ク),ビス等で取り付けられた支持部材(カ)からは水平に円筒状の係止棒(キ)が突出している。棚板(エ)の木口には前記の係止棒(キ)と略同形状の係止穴(オ)が設けられている。図では支持部材(カ)は1つしか示していないが、棚板(エ)の両端付近を支持するために2つ以上が1セットとして用いられる。棚板(エ)の係止穴(オ)に支持部材(カ)の係止棒(キ)が入っていくように嵌め込むと、棚板(エ)を支持部材(カ)に取り付けることができる。
この取付構造によると、取り付け後には支持部材(カ)と棚板(エ)との接合部である係止棒(キ)は外部から見えなくなるので、美観上は好ましい。
【0005】
しかしこの支持構造では、棚板(エ)とその上におかれた物の重量はすべて係止棒(キ)にかかることとなる。そして係止棒(キ)は棒状であり荷重を受ける面積が狭いため、棚板に重量物を載せると、係止棒(キ)が根元付近から折れたり、棚板(エ)が破損するおそれが有る。
【0006】
さらに、地震等による振動が加わった場合や、棚板(エ)の上に載った物を手前に引っ張って取ろうとして場合等においては、棚板(エ)が係止棒(キ)から抜けてはずれる可能性もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、容易かつ強固に取付でき、外観上も好ましい棚板の支持構造が求められている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の棚板の支持構造は棚板(2)と該棚板(2)を支持するための支持部材(1)とからなり、支持部材(1)は縦片(1a)と該縦片(1a)に対して略垂直な横片(1b)を有しており、該縦片(1a)は該支持部材(1)を壁面へ取り付けるための取付手段(1c)を有しており、
棚板(2)は該棚板(2)の壁面に面する木口から対向面の木口に向かって前記支持部材(1)の横片(1b)を嵌入可能なスロット(3b)と、該スロット(3b)に略垂直で前記支持部材(1)の縦片(1a)の横片(1b)近傍の一部を嵌入可能な縦溝(3a)とからなる係止溝(3)が1カ所以上設けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の棚板の支持構造は上記の棚板支持構造において、棚板(2)のスロット(4)は、スロットの開口部側に設けられ支持部材(1)に棚板(2)を装着する際に支持部材(1)の横片(1b)の挿入部となる挿入部スロット(4b)と、該挿入部スロット(4b)の奥に該挿入部スロット(4b)に連続して設けられ上下幅が該挿入部スロット(4b)より大きく、天井面が該挿入部スロット(4b)の天井面より上方に位置し、支持部材(1)の横片(1b)を嵌め込み可能な収納部スロット(4c)とからなることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の棚板の製造方法は、上記支持構造に用いることのできる棚板(2)を簡単かつ精度よく製造するための方法である。具体的には、横溝(5a)が設けられた支持片(5)2個を横溝(5a)同士が向かい合うように接合してスロットを有するスロット部材を形成し、該スロット部材の該スロットに平行な上面と下面に表面材(6)を取り付け、次いで表面材(6)の表面からスロットに至る縦溝(8)を切削することを特徴とする。
【0011】
【実施の形態】
以下、本発明を好適な実施例を用いて説明する。
[実施例1]
図1は本実施例に用いる支持部材(1)を示した図である。この支持部材(1)の基本形状は縦片(1a)とその下端に縦片(1a)と略垂直に取り付けられた横片(1b)よりなり、断面が逆T字型となっている。本実施例では鉄板よりなる縦片(1a)と横片(1b)を溶接することにより製造したが、曲げ加工等により製造してもよい。
【0012】
縦片(1a)の基部には壁面等に設けられた取付孔に取り付けるための固定片(1c)が上下2カ所に設けられている。尚、支持部材を壁面に取り付けるための手段は固定片(1c)以外の手段であってもよく、例えば支持部材をクギ,ビス,接着剤等で壁面に固定できるようにしてもよい。
【0013】
図2は本実施例に用いる棚板(2)を示した図である。棚板の壁面側からは支持部材(1)の横片(1b)と縦片(1a)の下部とが嵌入できるように縦溝(3a)とスロット(3b)とからなる係止溝(3)が設けられている。スロット(3b)の幅と厚みは、支持部材(1)の横片(1b)と略同じである。また、縦溝(3a)の幅は縦片(1a)の幅と略同じである。また、縦溝(3a)の長さは、縦片(1a)の固定片(1c)が取り付けられた基部から先端部迄の長さ(奥行)と略同じである。
【0014】
図3に支持部材(1)に棚板(2)を支持した状態を示す。支持部材(1)は固定片(1c)により壁面(図示せず)に取り付けられている。支持部材(1)の横片(1b)は、棚板(2)のスロット(3b)内に嵌入しており、縦片(1a)は縦溝(3a)から棚板(2)上面に突出している。横片(1b)は棚板取り付け後は見えなくなるので美観上好ましい。
【0015】
棚板と載置物の重量を従来に比べて広い面積の横片(1b)で支えるので、支持部材(1)や棚板の破損を生じにくい。
また、付加的効果として縦片(1a)は棚板上面に突出しているために、縦片(1a)がブックエンドのように載置物の支えとなったり、載置物が棚板から転がり落ちるのを防止する働きもある。
【0016】
尚、棚板(2)が支持部材(1)から抜け落ちないように、棚板(2)取り付け後に棚板(2)と支持部材(1)とをクギ等で固定(例えば棚板(2)の下面から棚板の厚みより短いクギを棚板(2)内に位置する支持部材(1)の横片(1b)を貫通するように打ち込んで固定)してもよい。また、棚板(2)の係止溝(3)に接着剤を塗布してから支持部材(1)に取り付けることにより接着固定してもよい。
【0017】
なお、本実施例では2つの支持部材(1)で、棚板(2)の両端より少し内側の位置を支持したが、支持部材(1)の数は棚板(2)及びそれに載せる物の重量や棚板(2)の長さ等により適宜変えることができる。例えば比較的重量的負荷が小さいような場合には1つだけ用いてもよいし、棚板が長く重量的負荷が大きいときは3つ以上の支持部材を用いてもよい。
【0018】
また、支持部材(1)を先に壁面に取り付けてから棚板(2)を取り付けてもよいし、先に支持部材(1)に棚板(2)を取り付けてから壁面に取り付けてもよい。
【0019】
更に、本実施例では断面が逆T字型の支持部材(1)を用いて、その縦片(1a)が棚板(2)の上面から突出するようにしたが、断面がT字型の支持部材を用いて、その縦片が棚板の下面から突出するようにしてもよい。
【0020】
[実施例2]
図4は本実施例に用いる棚板を示した図である。支持部材は実施例1と同様に図1に示したものを用いた。本実施例の棚板(2)の係止溝(4)はスロットの形状が実施例1と異なる。
【0021】
すなわち、本実施例ではスロット(4)は壁側(スロット開口部側)に設けられ上下幅が支持部材の横片と略同じ挿入部スロット(4b)と、その挿入部スロット(4b)の奥に挿入部スロット(4b)と連続して設けられた収納部スロット(4c)とからなっている。収納部スロット(4c)の上下幅は挿入部スロット(4b)の上下幅よりも大きい。収納部スロット(4c)と挿入部スロット(4b)の底面は面一になっており、収納部スロット(4c)の天井面は挿入部スロット(4b)の天井面より上方(棚板上面側)に位置する。
また、収納部スロット(4c)の平面形は横片(1b)の平面形と略等しい。
【0022】
次に、図5を用いて本実施例における棚板(2)の取付を説明する。図5(A)のように棚板(2)の挿入部スロット(4b)から支持部材(1)の横片(1b)を嵌入させて行く。最後まで嵌入させると、横片(1b)は全て収納部スロット(4c)内に入り込む。収納部スロット(4c)の天井面は挿入部スロット(4b)の天井面より上方にあるため、横片(1b)の上面と収納部スロット(4c)の天井面との間に空間が生じる。
【0023】
棚板(2)は重力の働きにより収納部スロット(4c)の天井面が横片(1b)の上面と当接するまで下方に移動する。その結果、図5(B)に示したように横片(1b)が収納部スロット(4c)の天井側に嵌まり込む。
【0024】
この状態で棚板(2)を支持部材から引き抜こうとしても、横片(1b)の壁側端面が収納部スロット(4c)と挿入部スロット(4b)と間に生じる段部(4d)と当接するために引き抜くことができない。
したがって、棚板に振動が加わった場合や、棚板上の載置物を引っ張ったような場合であっても、棚板は外れない。
【0025】
このように、本実施例の場合、クギ,ビス,接着剤等を用いなくとも、棚板(2)が壁面に取り付けられた支持部材(1)から外れることを防止することができる。
【0026】
棚板(2)を支持部材から外したい場合は、棚板(2)を一旦上方に持ち上げて、横片(1b)の上面が挿入部スロット(4b)の天井面と同じ高さになるようにしてから引き抜く必要がある。
【0027】
以上述べた棚板支持構造における棚板(2)は、係止溝(3),(4)を設ける必要があるが、そのスロット(3b),(4b),(4c)をくりぬく必要があるため製造にやや手間がかかる。通常は特殊なカッターやルーターを用いることにより係止溝(3),(4)を設けることができるが、十分な加工精度を得るのが困難であることが多い。そこで以下では、このような係止溝(3),(4)を備えた棚板(2)を容易かつ精度よく製造するための方法を説明する。
【0028】
[棚板の製造方法の実施例a]
図6は本実施例の製造方法を説明するための図である。図6(A)に示すように、一端に横溝(5a)を有する支持片(5)2つを横溝(5a)が互いに向かい合うように接合して、スロットを有したスロット部材を形成させる。
【0029】
次いで、図6(B)のように組み合わせたスロット部材の上面と下面(スロットに平行な面)にそれぞれ表面材(6)を貼り合わせる。上下の表面材(6)の間には支持片(5)と同じ上下幅を有するスペーサー(7)を配して強度を確保している。(棚板に求められる強度や使用するスロット部材の数や位置によってはスペーサー(7)は必ずしも必要ではない。)又、図では1組のスロット部材のみ示しているが、棚板に複数の係止溝が必要な場合は、その数に併せて複数組用いる。壁面に面さない木口面には意匠性を高めるために、表面材と同じ材質からなる化粧材(9)を配した。尚、木口面の意匠性を高めるため手段としては、この他にも棚板全体をシート材でラミネートする手段や、木口に位置させた枠材(スペーサー(7)を兼用可能)に塗装する等の手段がある。この木口面の処理は後述の縦溝(8)の切削作業の後で行ってもよい。
【0030】
次いで、図6(C)に示すように上方の表面材(6)側からスロット部材のスロットに至る縦溝(8)を切削することにより、縦溝(8)とスロットよりなる係止溝を有する棚板を製造することができる。図7にこの棚板の一部斜視図を示す。縦溝(8)の奥行は支持部材(1)の縦片(1a)の奥行と同じとした。特殊な切削装置を用いなくても鋸等で直線的にスロットと縦溝(8)を設けることができるので、製造が簡単で溝の加工精度も高い。
【0031】
尚、スロット部材を構成する支持片(5)としてはパーティクルボード,角材,合板等の木質材を用いてもよいし、合成樹脂の成形品等を用いてもよい。合成樹脂の成形品の場合は、最初から横溝(5a)を有する形状となるように成形すると作業効率が向上する。スペーサー(7)もパーティクルボード,角材,合成樹脂の成形品等を用いることができる。表面材(6)としては合板,塩ビシート等を用いることができる。
【0032】
[棚板の製造方法の実施例b]
上記の実施例aは、図1に示すような断面が逆T字型の支持部材(1)に適した棚板の製造方法であったが、本実施例は図8に示すような断面が十字型の支持部材(10)に適した棚板の製造方法の一例である。
【0033】
この支持部材(10)は縦片(10a)と、これと略直交する横片(10b)とを有している。そして、縦片(10a)の基部には壁面取付のための固定片(10c)が3カ所に設けられている。
【0034】
棚板の製造方法は、上記の実施例aとほぼ同じてあるが、最後の縦溝(11)の切削のみが異なる。本実施例では、図9に示すように、支持片(5)を組み合わせたスロット部材,表面材(6),スペーサー(7)からなる棚板にスロットと略直交する縦溝(11)を棚板を上下に貫通するように設けている。
【0035】
このようにして得られた棚板を図8に示すような断面が十字型の支持部材(10)に取り付けると、支持部材の縦片(10a)の横片(10b)より上方に位置する部分が棚板の上面から突出し、縦片(10a)の横片(10b)より下方に位置する部分が棚板の下面から突出することになる。このような構成とすると縦片(10a)の長さを長くすることができ、棚板を取り付けた際の強度を大きくすることができる。また、1つの支持部材(10)に固定片(10c)を多く取り付けることもできる。
【0036】
[棚板の製造方法の実施例c]
図10(A)は本実施例に用いる支持片(12)を示した図であり、図10(B)は本実施例の棚板の一部側面図である。
【0037】
本実施例は実施例aと同様に断面が逆T字型の支持部材(1)に適した棚板の製造方法であるが、使用する支持部材(1)の縦片(1a)と横片(1b)とが溶接により接合されて、その接合部に溶接の盛り上がり(1d)があるような場合に適した棚板を製造せんとするものである。
【0038】
溶接の盛り上がり(1d)がある支持部材(1)に棚板を装着しようとすると、この溶接の盛り上がり(1d)が係止溝の縦溝とスロットとの直交部付近に干渉して棚板をスムーズに挿入することができない。そこで、本実施例では溶接の盛り上がり(1d)を避けるための干渉防止溝(12b)を横溝(12a)に隣接して設けた支持片(12)を用い、その他は実施例aと同様にして棚板を製造した。
【0039】
このような構成とすることにより、図10(B)に示すように支持部材(1)に溶接の盛り上がり(1d)があっても、干渉することなく容易に棚板を装着することができる。
【0040】
[棚板の製造方法の実施例d]
図11(A)は本実施例に用いる支持片(13)を示した図であり、図11(B)は本実施例の棚板の一部側面図である。
【0041】
本実施例は実施例bと同様に断面が十字型の支持部材(1)に適した棚板の製造方法であるが、使用する支持部材(10)の縦片(10a)と横片(10b)が溶接により接合されており、その接合部に溶接の盛り上がり(10d)があるような場合に適した棚板を製造せんとするものである。
【0042】
本実施例も実施例cと同様に溶接の盛り上がり(10d)を避けるための干渉防止溝(13b)を横溝(13a)に隣接して設けた支持片(13)を用い、その他は実施例bと同様にして棚板を製造した。
【0043】
このような構成とすることにより、図11(B)に示すように支持部材(10)に溶接の盛り上がり(10d)があっても、干渉することなく容易に棚板を装着することができる。
【0044】
尚、実施例c及び実施例dのいずれにおいても、干渉防止溝(12b),(13b)の形状は図10,図11に示した形状に限定されるものではなく、支持部材の溶接の盛り上がりとの干渉を避けることのできる形状であれば他の形状でもよい。例えば支持片として図12(A)のように斜めの切欠溝(14a)を有する支持片(14)や、図12(B)のように円弧状切欠溝(15a)を有する支持片(15)を用いてもよい。
【0045】
[棚板の製造方法の実施例e]
本実施例は実施例2のように収納部スロットを有する棚板の製造方法に関するものである。図13に示すように支持片(16)の一端に挿入部横溝(16a)と段状に収納部横溝(16b)を設けている。この支持片(16)を各横溝が互いに向かい合うように接合すると、挿入部スロットと収納部スロットを有するスロット部材となる。この支持片(16)よりなるスロット部材を用いた他は実施例aと同様にして棚板を製造した。
【0046】
本実施例では支持片(16)として合成樹脂成形品を用いたが、角材やパーティクルボード等の木質材に2段階の溝を切削しても容易に製造することができる。このような支持片(16)を用いれば簡単に精度の高い係止溝を有する棚板を製造することができる。
【0047】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば美観上優れ、しかも取付強度が大きい棚板の支持構造を提供することができる。そして、本発明の棚板の製造方法を用いれば、上記の棚板の支持構造に適した棚板を容易に精度よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる支持部材の一例を示した図。
【図2】実施例1に用いる棚板の一部を示した図。
【図3】実施例1の棚板支持構造を示した図。
【図4】実施例2に用いる棚板の一部を示した図。
【図5】実施例2における棚板の取付を説明する図。
【図6】本発明の棚板の製造方法を説明する図。
【図7】組み立てられた棚板の一部を示した図。
【図8】本発明に用いる支持部材の他の一例を示した図。
【図9】他の実施例の棚板の一部を示した図。
【図10】支持片とそれを用いた棚板の一部を示した図。
【図11】支持片とそれを用いた棚板の一部を示した図。
【図12】各種の支持片を示した図。
【図13】段(収納部横溝)付きの支持片を示した図。
【図14】従来の棚板の支持構造を示した図。
【図15】従来の棚板の支持構造を斜め下方から見た図。
【図16】従来の棚板の支持構造を示した図。
【符号の説明】
(1) 支持部材(逆T字型)
(1a) 縦片
(1b) 横片
(1c) 固定片
(2) 棚板
(3) 係止溝
(3a) 縦溝
(3b) スロット
(4) 段付係止溝
(4a) 縦溝
(4b) 挿入部スロット
(4c) 収納部スロット
(5) 支持片
(5a) 横溝
(6) 表面材
(7) スペーサー(角材)
(10) 支持部材(十字型)
(13) 段付き横溝を備えた支持片

Claims (3)

  1. 棚板と該棚板を支持するための支持部材とからなる棚板の支持構造であって、
    支持部材は縦片と該縦片に対して略垂直な横片を有しており、該縦片は該支持部材を壁面へ取り付けるための取付手段を有しており、
    棚板は該棚板の壁面に面する木口から対向面の木口に向かって前記支持部材の横片を嵌入可能なスロットと、該スロットに略垂直で前記支持部材の縦片の横片近傍の一部を嵌入可能な縦溝とからなる係止溝が1カ所以上設けられていることを特徴とする棚板の支持構造。
  2. 棚板のスロットは、スロットの開口部側に設けられ支持部材に棚板を装着する際に支持部材の横片の挿入部となる挿入部スロットと、
    該挿入部スロットの奥に該挿入部スロットに連続して設けられ上下幅が該挿入部スロットより大きく、天井面が該挿入部スロットの天井面より上方に位置し、支持部材の横片を嵌め込み可能な収納部スロットとからなることを特徴とする請求項1記載の棚板の支持構造。
  3. 請求項1又は請求項2記載の棚板の支持構造に用いる棚板の製造方法であって、横溝が設けられた支持片2個を横溝同士が向かい合うように接合してスロットを有するスロット部材を形成し、該スロット部材の該スロットに平行な上面と下面に表面材を取り付け、次いで表面材の表面からスロットに至る縦溝を切削することを特徴とする棚板の製造方法。
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