JPH09158056A - 合成皮革及びその製造方法 - Google Patents

合成皮革及びその製造方法

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JPH09158056A
JPH09158056A JP31500495A JP31500495A JPH09158056A JP H09158056 A JPH09158056 A JP H09158056A JP 31500495 A JP31500495 A JP 31500495A JP 31500495 A JP31500495 A JP 31500495A JP H09158056 A JPH09158056 A JP H09158056A
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久夫 米田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機溶剤を使用しなくて環境に優しい、溶融
押出機を用いた表面仕上げで、従来方法では得られなか
った銀付調の感性と、表面物性及び接着強力を兼ね備え
た、銀付調皮革及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 繊維質基材の表面に熱可塑性エラストマ
ーの溶融製膜法で得られた多孔質層を有し、さらにその
上に熱可塑性エラストマーからなり、溶融製膜法で得ら
れた無孔質層を有し、かつその表面には凹凸模様あるい
は鏡面模様を有する銀付き調合成皮革。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,表面強力および剥離強
力がきわめて高く、柔軟で、表面仕上げ工程での有機溶
剤を使用しない為に作業環境性に優れ、且つ安価に製造
できる銀面層付き合成皮革及びその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、銀面層付の合成皮革の製造方法と
しては、離型紙上にポリウレタン溶液を塗布し、乾燥し
てフイルムを形成したあと、該フイルムを編織布又は不
織布からなる基材の表面に接着剤で貼り合せ、離型紙を
剥離する方法、いわゆる乾式法が一般的に用いられてい
る。また基材の表面に、ポリウレタン溶液を塗布し、湿
式凝固又は乾式凝固方法にて多孔質のポリウレタン層を
形成し、そのうえに着色剤を含む樹脂溶液を塗布・乾燥
して着色層を形成した後、エンボスロールで凹凸模様を
形成する方法も一般に用いられている。
【0003】また特開昭53ー62803号公報には、
基材上に形成した合成樹脂層の上に、押出機を用いて合
成樹脂溶融物を膜状に押し出し、一体化すると共に表面
をエンボスする合成皮革の製造方法が記載されており、
また特公平7ー3033号公報には、金属蒸着層にT−
ダイから押し出されたポリウレタン溶融体を積層するシ
ートの製造方法が記載されている。また特開平2−30
7986号公報には、合成繊維布帛の表面にシランカプ
リング剤をあらかじめ付与しておき、しかる後にその表
面に熱可塑性樹脂を溶融押出して布帛に圧着し、布帛と
熱可塑性樹脂層との接着強力を向上させる方法が記載さ
れている。
【0004】
【発明を解決しようとする課題】しかしながら、これら
公知の方法では、作業環境を悪化させる有機溶媒が用い
られていたり、あるいは引張った時に表面に安っぽい印
象を与える基材に基づく凹凸が現れたり、さらに、基材
層と表面層との剥離が容易に生じたり、さらに表面層の
凝固に長時間を要し、製造工程の速度を高めることがで
きず、結果的に製造コストが高くならざるを得ないとい
う問題点を有している。本発明は、上記したような問題
点を有しない合成皮革及びその製造方法を提供するもの
であり、すなわち有機溶剤を使用する必要がないことよ
り作業環境を悪化させることがなく、また製造工程の速
度を高めることができ、製造コストが低く、そして得ら
れる合成皮革は、引張時に安っぽい凹凸が生じず、従来
方法では得られない高級感ある銀面層付きのものであっ
て、さらに層間で剥離が生じにくく合成皮革およびその
製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、繊維質基材
(A)の表面に、気泡を有する熱可塑性エラストマーか
らなり溶融製膜法により製造された多孔質層(B)を有
し、その上に熱可塑性エラストマーからなり溶融製膜法
により製造された無孔質層(C)を有し、且つ該無孔質
層(C)の表面には凹凸模様が存在している合成皮革で
あって、好ましくは無孔質層(C)及び多孔質層(B)
を構成する熱可塑性エラストマーがポリウレタンであ
り、かつ無孔質層(C)を構成するポリウレタンが多孔
質層(B)を構成するポリウレタンの流動開始温度より
20℃以上高い流動開始温度を有する合成皮革である。
【0006】また本発明は、繊維質基材(A)の表面
に、気泡又は気泡発生物質を含有する熱可塑性エラスト
マー(b)の溶融物を押出機により膜状に押し出し、該
樹脂(b)が流動性を有する内に基材(A)の表面に該
押出物を押し付けて、基材表面に多孔質層(B)が一体
化されたシートを作製し、次に実質的に気泡又は気泡発
生物質を含有しない熱可塑性エラストマー(c)の溶融
物を押出機により膜状に押し出し、該樹脂(c)が流動
性を有する内に該多孔質層(B)の表面に押し付け、か
つ該樹脂(c)が流動性を有している内に樹脂(c)か
らなる無孔質層(C)の表面を型押して凹凸模様を形成
する合成皮革の製造方法であり、そして好ましくは熱可
塑性エラストマー(b)及び(c)がともにポリウレタ
ン樹脂であり、かつ(c)が(b)の流動開始温度より
も20℃以上高い流動開始温度を有している上記の製造
方法である。
【0007】すなわち本発明は、基本的には、繊維質基
材(A)、気泡を有する多孔質エラストマー層(B:中
間層と称する場合もある)及び無孔質エラストマー層
(C:表面層と称する場合もある)の3層からなる合成
皮革であって、しかもこれら(B)層及び(C)層はと
もに溶融押出により形成されるものであり、したがって
従来技術のように有機溶媒を用いる必要がなく、しかも
溶融成型であることより、従来技術の湿式凝固法や乾式
凝固法と比べて製造工程の速度を格段に高めることがで
き、したがって製造コストの低い合成皮革が得られるこ
ととなる。しかも本発明の合成皮革においては、繊維質
基材(A)と表面の無孔質エラストマー層(C)の間に
多孔質エラストマー層(B)が存在していることより、
引張時に安っぽい凹凸が生じずに従来方法では得られな
い高級感ある銀面層付きの合成皮革が得られることとな
る。さらに本発明の合成皮革において、無孔質層(C)
及び多孔質層(B)を構成する熱可塑性エラストマーが
ポリウレタンであり、かつ無孔質層(C)を構成するポ
リウレタンが多孔質層(B)を構成するポリウレタンの
流動開始温度より20℃以上高い流動開始温度を有する
場合には、無孔質層(C)の積層時に無孔質層(C)の
熱により多孔質層(B)の表面が溶融、あるいはそれに
近い状態となり、両ポリマーが溶けるかあるいはそれに
近い状態となるため、多孔質層(B)と無孔質層(C)
の間での層間剥離が生じにくくなる。
【0008】図1に本発明の合成皮革を製造する方法の
代表例を示す。図中、1は繊維質基材(A)、2は多孔
質層(B)用の溶融熱可塑性エラストマー、3は多孔質
層(B)、4は無孔質層(C)用の溶融熱可塑性エラス
トマー、5は無孔質層(C)、6は賦形ロール、7はバ
ックロールを示す。
【0009】以下本発明を詳細に説明する。まず本発明
で使用する繊維質基材(A)は、適度な厚み及び充実感
を有し、且つ柔軟な風合いを有するシートであれば使用
することができ、したがって従来一般の皮革様シートの
製造方法に使用されている各種の繊維質基材をそのまま
本発明に使用することができる。たとえば、極細繊維又
はその束状繊維、通常繊維、天然繊維等からなる絡合不
織シート、編織物シート及び又はそのシートの繊維間に
バインダーとしてポリウレタン等の高分子弾性体が含有
されている繊維質基材が挙げられる。極細繊維束を構成
する繊維の細さとしては、好ましくは0.5デニール以
下、特に望ましくは0.1デニール以下であり、また極
細繊維束のトータルデニールとしては0.5〜10デニ
ールの範囲が好ましい。繊維の種類としては、ナイロン
系の繊維やポリエステル系の繊維などが挙げられる。
【0010】中でも天然皮革にもっとも近い風合いを有
する繊維質基材として、極細繊維束からなる不織布中
に、高分子弾性体を有する繊維シートが好適例として挙
げられる。高分子弾性体としては、従来から皮革様シー
トの製造に使用されている樹脂であり、ポリウレタン系
樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリビニルブチラール系
樹脂、ポリアクリル酸系樹脂、ポリアミノ酸系樹脂、シ
リコン系樹脂やこれらの樹脂の混合物が挙げられ、これ
ら樹脂はもちろん共重合体であってもよい。繊維質基材
の少なくとも表面部を構成する高分子弾性体としては、
表面仕上げに用いる熱可塑性エラストマーと同種のもの
が接着性の点で好ましく、特にポリウレタンが強度や天
然皮革調の性能が得られる点で好ましい。繊維質基材を
構成する繊維と高分子弾性体との量比としては、重量比
で90:10〜40:60の範囲が好ましい。繊維質基
材の厚みは、得られた合成皮革の用途により任意に選択
でき、特に限定されるものではないが、中間層及び表面
層とのバランスの点から好ましくは0.3mm〜3m
m、特に好ましくは0.5mm〜2.0mmの範囲であ
る。
【0011】本発明の多孔質中間層(B)及び無孔質表
面層(C)に用いる熱可塑性エラストマーとしては、強
度、耐久性および天然皮革調の性能が得られる点で熱可
塑性ポリウレタン樹脂が好ましく、そして熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂の種類としては、たとえばポリエステルジ
オール、ポリエーテルジオール、ポリエステルポリエー
テルジオール、ポリラクトンジオール、ポリカーボネー
トジオールなどの平均分子量500〜3500のポリマ
ージオールから選ばれた少なくとも一種と有機ジイソシ
アネートと活性水素原子を2個有する鎖伸張剤とを反応
させて得られるポリウレタンが挙げられる。これらポリ
ウレタンは、2種以上の異種ポリウレタンを混合したも
のでもよい。ただし、中間層(B)に用いる熱可塑性ポ
リウレタンと表面層(C)に用いる樹脂の種類は同じも
のである方が、相溶性及び接着強力の点で好ましい。
【0012】次に、中間層(B)のコーティング方法と
しては、押出機にて加温加圧下で熱可塑性エラストマー
のチップ及び発泡剤、必要があれば着色剤及び酸化防止
剤を添加したものを溶融混練した後に、Tーダイから溶
融状態でフイルム状に押し出して、流動性を有する状態
で、繊維質基体表面に押圧固化して発泡コート層を形成
させる方法、いわゆる溶融製膜法が用いられる。発泡方
法としては、公知の発泡剤による方法が挙げられ、特に
限定されない。発泡剤の代表例として、分子量低下を起
こす発泡剤(d)とポリウレタンに架橋を促進する発泡
剤(e)とがあるが、用途により、それらを単独で使用
してもよく、また混合して用いても良い。望ましくは、
発泡剤(d)と(e)のそれぞれから少なくとも1種類
以上を選び併用する方法であり、この方法により溶融形
成発泡に伴うポリウレタンの見掛粘度低下を押さえ、良
好な発泡構造物を得ることができる。更に、この方法の
場合には、成型発泡シートのポリウレタンの架橋度を適
宜調節出来る為、機械的性能、物理的性能、化学的性能
の向上が可能となる。
【0013】発泡剤(d)として、たとえばアゾジカル
ボンアミド(ADCAと略されている)、4 ,4−オ
キシビス(ベンゼンスルフォニルヒドラジン)、P−ト
ルエンスルフニルヒドラジン、重炭酸ナトリウム等があ
り、発泡剤(e)として、例えば、ジニトロソペンタメ
チレンテトラミンなどがある。発泡剤の添加量として
は、熱可塑性エラストマーに対して0.3〜1.5重量
%、好ましくは0.6〜1.0重量%である。中間層の
コート厚みは用途により適宜選べばよく、一般的な好適
範囲としては0.01mm〜0.30mmで、より好ま
しくは0.02mm〜0.15mmの範囲である。また
中間層の発泡の程度としては、中間層の20〜80vo
l%が気泡である程度が好ましく、20vol%より気
泡含有率が低い場合には、引張時に安っぽい凹凸が生じ
ることを解消することができず、逆に80vol%より
高い場合には、剥離強力が低下し、高級感ある銀面層付
きの合成皮革が得られない。好ましくは30〜70vo
l%の範囲である。
【0014】中間層(B)に含まれる気泡は、好ましく
は発泡剤が気体を発生することにより生じるものであ
る。湿式凝固方法によりポリウレタンを多孔質に凝固さ
せて合成皮革を製造する方法が一般的に用いられている
が、この方法により得られる多孔質層の場合には、ポリ
ウレタン溶液を塗布したのち凝固浴に投入してポリウレ
タンの溶媒と凝固液とを置換して凝固させ、しかも該溶
媒を完全にポリウレタン層から除去しない場合には、折
角形成した気泡が潰れることとなるため、凝固後に溶媒
の完全抽出および乾燥等の工程を必要とし、多孔質層の
形成に多くの時間とユーティリティを必要とすることと
なり、したがって製造ラインの速度を高めることができ
ず、さらに製造コストも高くならざるを得ないのに対し
て、本発明の溶融製膜方法を用いると発泡樹脂層を単に
冷却するだけで多孔質層が得られることとなるため、ラ
インスピードを格段に高めることができ、しかも低コス
トで得られることとなる。
【0015】中間層(B)の熱可塑性エラストマーとし
てポリウレタンを用いることが上記したように本発明に
おいて極めて好ましいのであるが、ポリウレタンを用い
る場合には、中間層(B)として用いるポリウレタンの
選択は、表面層(C)の流動開始温度により決定される
のが好ましい。特に中間層(B)のポリウレタンとして
は、流動開始温度が100℃〜180℃、特に130℃
〜170℃の範囲内であるものが好ましい。流動開始温
度が180℃を越える場合には、表面層(C)のポリウ
レタンとして流動開始温度が中間層(B)のそれより2
0℃以上高いポリウレタンを用いるのが中間層(B)と
表面層(C)との剥離強度を高めるうえで好ましいた
め、そのような高流動開始温度のポリウレタンを用いる
と、得られる合成皮革が堅くなり過ぎて感性の劣る物と
なる。また中間層(B)のポリウレタンの流動開始温度
が100℃未満の場合には、たとえ製品になったとして
も、少しの環境変化や製造工程や加工工程での加熱変化
により変形が起こり商品としての価値の低いものとな
る。
【0016】もちろん中間層(B)及び表面層(C)と
して、ポリウレタン以外の熱可塑性エラストマーを用い
た場合にも、中間層(B)を構成する熱可塑性エラスト
マーの流動開始温度は表面層(C)を構成する熱可塑性
エラストマーの流動開始温度よりも20℃以上低いのが
好ましい。そして中間層(B)を構成する熱可塑性エラ
ストマーと表面層(C)を構成する熱可塑性エラストマ
ーは剥離強度の点で同種のポリマーが好ましい。
【0017】次に、表面層(C)の成型方法について説
明する。表面層(C)には、色調、凹凸模様、表面物
性、触感等の品質に関わる項目が多く、用途により、適
宜最適条件を選べばよい。表面層(C)の熱可塑性エラ
ストマーの種類については、中間層(B)の熱可塑性エ
ラストマーと同じ種類のものが好ましく、特にポリウレ
タンを用いる場合には、同種のポリウレタン、すなわち
ポリウレタンを構成するポリマージオールをポリエステ
ル系、ポリエーテル系、ポリカーボネート系等に分類し
た場合に、同じ分類に属するポリウレタンが好ましく、
特にポリマージオールの繰り返し単位の半数以上、すな
わち50モル%以上が同一であるポリマーの組み合わせ
を用いるのが好ましい。もちろん熱可塑性エラストマー
は、各種混合したものでもよく、要するに使用用途によ
り選択すればよい。表面層(C)の流動開始温度は12
0℃〜220℃、望ましくは150℃〜200℃の範囲
である。
【0018】表面層(C)の成形方法としては、熱可塑
性エラストマーのチップに、必要があれば着色剤及び酸
化防止剤などを添加して、押出機にて加温加圧下で溶融
混練した後に、Tーダイから溶融状態でフイルム状に押
出して、流動性を有する状態で、繊維質基体の中間層
(B)面上に押圧固化して表面層(C)を形成させる方
法が用いられる。表面層(C)としての厚みは、熱可塑
性エラストマーの種類や性能などによっても異なるが、
一般には皮革様の風合いを有し、且つ表面強度、接着強
力および屈曲性等の物性を満足する上で10μm以上4
00μm以下が好ましく、30μm以上200μm以下が
より好ましい。表面層(C)の厚みが薄すぎると同じ色
調に着色する場合の顔料濃度(対ポリウレタン)が高く
なり、表面物性が低下することとなる。また表面層
(C)の厚みが厚すぎると屈曲性が悪くなったり、ゴム
ライクな風合となり好ましくない。表面層(C)は、そ
の下に存在している中間層(B)と異なり、実質的に気
泡を含有していないことが必要であり、中間層(B)の
ように気泡を含有している場合には、表面の摩耗性や強
度、平滑性、色斑等の点で本発明の目的とするものが得
られない。
【0019】表面に凹凸模様又は鏡面模様を形成する方
法としては、Tーダイよりフイルム状に溶融押し出しさ
れた表面層(C)用熱可塑性エラストマーが流動性を有
する内に、繊維質基体の多孔質層(B)面と賦型ロール
の間で表面層(C)用熱可塑性エラストマーを押圧して
繊維質基体と接着するとともに表面に賦型する方法と、
押圧ロールにより繊維質基体の多孔質層(B)に表面層
(C)を接着したあと表面層(C)用熱可塑性エラスト
マーが流動性を有する内に加熱したエンボスロールで凹
凸模様をつける方法があるが、特に限定されるものでな
い。生産性、すなわち生産速度を高める上からは、賦型
ロールで接着と賦型を同時に行う方法が好ましい。本発
明で言う賦型ロールとは、表面に鏡面又は凹凸模様のエ
ンボス模様を有するエンボスロールであり、また離型性
のエンボスシートと通常のロールを組み合わせたもので
あってもよい。好ましくは表面に鏡面又は凹凸模様のエ
ンボス模様を有するエンボスロールであり、鏡面模様の
エンボスロールを用いた場合には、エナメル調の合成皮
革が得られることとなるが、場合によっては得られるエ
ナメル調の表面に、凹凸のエンボスを付与して表面を凹
凸模様としてもよい。
【0020】フイルム状に押し出した熱可塑性エラスト
マー(c)を、中間層(B)を有する繊維質基材と賦型
ロールとの間で押圧する方法としては、あらかじめ熱可
塑性エラストマー(c)を、中間層(B)を有する繊維
質基材の中間層側上へ押し出した後、賦型ロールと該賦
型ロールに対向するバックロールとの間を通して押圧す
る方法、熱可塑性エラストマー(c)を賦型ロール上へ
押し出した後、該賦型ロールと対向するバックロールと
の間に中間層(B)を有する繊維質基材を供給して押圧
する方法、又は中間層(B)を有する繊維質基材と賦型
ロールの間に熱可塑性エラストマーを直接押し出して対
向するバックロールで押圧する方法があげられるが、押
圧時に熱可塑性エラストマーが流動性を有していればい
ずれの方法であっても特に大きな違いはない。
【0021】ロールの材質としては、エンボスロールの
場合は金属ロールが用いられる。バックロールとしては
金属ロール、弾性体ロールのいずれでもよいが、押圧の
安定性の点からは弾性体ロールを用いることが望まし
い。押圧する圧力は、熱可塑性エラストマーの流動性、
繊維質基材上の多孔質層(B)の構造により異なり一慨
に言えないが、一般にゲージ圧が5〜15kg/cm2
の範囲を目安に賦型性と接着強力を満足する条件で行え
ばよい。表面が賦型された積層体は、実質的に熱可塑性
エラストマーの温度が低下して流動性がなくなってから
賦型ロールから剥離される。まだ熱可塑性エラストマー
が流動性を有する内に剥離すると、凹凸模様あるいは鏡
面模様が崩れ、いわゆるシボ流れが発生し、シープな凹
凸模様あるいは極めて平滑な鏡面が得られない。このた
めにエンボスロールは必要に応じてロール内部に冷却液
を循環する構造となっているものや強制的に冷風により
剥離点付近を冷却するような構造となっているものが好
ましい。
【0022】以上のようにして本発明の合成皮革は製造
されるが、必要により、表面に耐摩耗性や防汚性等を向
上させるため、あるいはより深みのある色調を付与する
ために、樹脂や表面仕上げ剤や着色剤等を付与してもよ
い。なお流動開始温度は以下の方法により測定される。 ・使用機器名:高化式フローテスター(島津製作所製) ・測定条件 ノズル:直径1mm×長さ10mm 荷重:100kgf 測定開始温度:中〜高硬度(JISA:80〜97A)150℃ 低硬度(JISA:65〜75A)100〜130℃ 予熱時間:6〜10分 昇温速度:5℃/分 流出介し温度:図2のように、流出速度Q(ml/秒)が1×10-3〜4× 10-3の範囲のデータをプロットし、最小2乗法により流出 開始温度を算出する(外挿法)。
【0023】
【実施例】次に本発明を具体的に実施例で説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。な
お、実施例中の部及び%は断わりのない限り重量に関す
るものである。
【0024】実施例1 細さ2.5デニールのポリエステル繊維からなる絡合不
織布にバインダーとしてポリウレタン弾性体を含浸し
た、厚さ1.3mm、繊維とポリウレタン弾性体との重
量比は8:2で、目付455g/m2の繊維質基材を準
備した。次に、ポリウレタン(流動開始温度165℃の
ポリメチルペンタンアジペートポリエステル系ポリウレ
タン)100部、黒顔料ペレット(顔料濃度20%:樹
脂ポリエチレン)30部、発泡剤としてセルマイクー2
2(三協化成社製品、アゾジカルボンアミド系)0.3
部、マルクA(三協化成社製品、ジニトロソペンタメチ
レンテトラミン系)0.6部を混合して得たポリウレタ
ン組成物を直径25mmの押出機に仕込み、溶融帯温度
178℃、ダイス導入部温度180℃、リップ幅0.5
mm、ダイ幅300mmでフイルム状に製膜しながら溶
融状態で、弾性体バックロールと毛穴シボの凹凸模様を
有する金属製エンボスロールの間に通した繊維質基材の
エンボスロールの間に供給し、繊維質基材の表面に発泡
した50μmの多孔層付き繊維質基材を得た。多孔層の
気泡含有率は 70vol%であった。
【0025】次に流動開始温度が高いポリウレタン(流
動開始温度190℃のポリメチルペンタンアジペートポ
リエステル系ポリウレタン:上記多孔質層に用いたポリ
ウレタンとは重合度で異なる)100部、黒顔料ペレッ
ト(顔料濃度20%:樹脂ポリエチレン)30部を混合
したポリウレタン組成物を、先の押出機及びT−ダイを
用いて、、溶融帯温度218℃、ダイス導入部温度22
0℃、リップ幅0.5mm,ダイ幅300mmでフイル
ム状に製膜しながら溶融状態で、弾性体バックロールと
毛穴シボの凹凸模様を有する金属製エンボスロールの間
に通した先の多孔質繊維質基材をエンボスロールの間に
供給し、ゲージ圧10kg/cm2でコールドプレスし
て毛穴シボを有する厚さ平均40μmの無孔質表面層を
得た。表面層の剥離強力は、10.2kg/25mmで
あった。また表面強力が強く、引張時に安っぽい凹凸が
生じずに感性の良好な皮革様シート状を得た。この皮革
様シートは製造速度としては、ラインスピード25m/
分で安定して製造することができた(このラインスピー
ドを通常の湿式凝固方法で達成するためには極めて長い
凝固浴を必要とする)。得られた皮革様シートの物性値
について下記の表1に示す。
【0026】実施例2 平均デニールが0.007デニールの極細繊維が約30
0本集束したナイロンの極細繊維束の絡合不織布に、ポ
リウレタン弾性体を含有して厚さ1.3mmの繊維質基
材を準備した。この基材の目付は442g/m2で、繊
維とポリウレタン弾性体との重量比は60:40であっ
た。次に、白顔料を20PHR添加したポリウレタン
(流動開始温度165℃のポリメチルペンタンアジペー
トポリエステル系ポリウレタン)100部、 発泡剤と
してセルマイクー22(三協化成社製品、アゾジカルボ
ンアミド系)0.30部、 マルクA(三協化成社製
品、ジニトロソペンタメチレンテトラミン系)0.60
部を混合して得たポリウレタン組成物を直径25mmの
押出機に仕込み、溶融帯温度198℃、ダイス導入部温
度200℃、リップ幅0.5mm,ダイ幅300mmで
フイルム状に製膜しながら溶融状態で、弾性体バックロ
ールと毛穴シボの凹凸模様を有する金属製エンボスロー
ルの間に通した繊維質基材のエンボスロールの間に供給
し、繊維質基材の表面に発砲した50μmの多孔層付き
繊維質基材を得た。得られた多孔質層の気泡含有率は7
0vol%であった。
【0027】次に流動開始温度が上記多孔質層用のポリ
ウレタンより高い白顔料を50PHR添加したポリウレ
タン(流動開始温度190℃のポリメチルペンタンアジ
ペートポリエステルポリウレタン:上記多孔質層に用い
たポリウレタンとは重合度で異なる)を、先の押出機及
びT−ダイを用いて、、溶融帯温度218℃、ダイス導
入部温度220℃、リップ幅0.5mm,ダイ種幅30
0mmでフイルム状に製膜しながら溶融状態で、弾性体
バックロールと鏡面を有する金属製ロールの間に通した
先の多孔質繊維質基材を鏡面ロールの間に供給し、ゲー
ジ圧10kg/cm2でコールドプレスして押圧して中
間層が厚さ50μmの多孔質で表面層が厚さ40μmの
無孔質層である皮革様シートが得られた。このシートを
表面が180℃に加熱した毛穴シボ模様のあるエンボス
ロールにて型押しすると白のスポーツ靴用皮革様シート
物が得られた。このものの表面強力は強く、外観も天然
皮革ライクで、多孔質層と表面層との剥離強力は11.
3kg/25mmであり、無理に剥離させたものは剥離
面が極細繊維の絡合部であった。この皮革様シートは、
引張時に安っぽい凹凸が生じずに感性の極めて良好なも
のであり、高級感を有するものであった。この皮革様シ
ートは製造速度としては、ラインスピード25m/分で
安定して製造することができた。得られた皮革様シート
の物性値について下記の表1に示す。
【0028】実施例3 実施例1で表面層に使用した、流動開始温度190℃の
ポリウレタンを中間の多孔質層に用いて、ポリウレタン
に対する添加剤はすべて実施例1と同様にして、試作条
件も実施例1と同様にして皮革様シートを作製した。出
来た製品については、実施例1のものと比べて若干硬
く、表面強度は実施例1と同じレベルであったが、剥離
強力は3.6kg/25mmと低く、剥離面はトップ層
と中間層の界面で剥離していた。それ以外の点において
は実施例1で得られた皮革様シートと殆ど変わらずに優
れたものであった。また生産速度においても実施例1の
ものと同一の速度を採用することができた。得られた皮
革様シートの物性値について下記の表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】上記したように、本発明は、基本的に
は、繊維質基材(A)、独立気泡を有する多孔質エラス
トマー層(B)及び無孔質エラストマー層(C)の3層
からなる合成皮革であって、しかもこれら(B)層及び
(C)層はともに溶融押出により形成されるものであ
り、したがって従来技術のように有機溶媒を用いる必要
がなく、しかも溶融成型であることより、従来技術の湿
式凝固法や乾式凝固法と比べて製造工程の速度を高める
ことができ、したがって製造コストの低い合成皮革が得
られることとなる。
【0031】しかも本発明の合成皮革においては繊維質
基材(A)と表面の無孔質エラストマー層(C)の間に
多孔質エラストマー層(B)が存在していることより、
引張時に安っぽい凹凸が生じずに従来方法では得られな
い高級感ある銀面層付きの合成皮革が得られることとな
る。さらに本発明の合成皮革において、無孔質層(C)
及び多孔質層(B)を構成する熱可塑性エラストマーが
ポリウレタンであり、かつ無孔質層(C)を構成するポ
リウレタンが多孔質層(B)を構成するポリウレタンの
流動開始温度より20℃以上高い流動開始温度を有する
場合には、無孔質層(C)の積層時に無孔質層(C)の
熱により多孔質層(B)の表面が溶融し両ポリマーが溶
けるため、多孔質層(B)と無孔質層(C)の間での剥
離が生じにくくなる。このようにして得られた本発明の
合成皮革は、靴、ブーツの素材として、またバッグや鞄
の素材として、さらにカメラケース、ベルト、財布、コ
ート、ブレザー、スカート等の衣料の素材として用いる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の合成皮革を製造することができる代表
的な工程図である。
【図2】ポリマーの流動開始温度を算出する図の一例で
ある。
【符号の説明】
1:繊維質基材(A) 2:多孔質層(B)用の溶融熱可塑性エラストマー 3:多孔質層(B) 4:無孔質層(C)用の溶融熱可塑性エラストマー 5:無孔質層(C) 6:賦形ロール 7:バックロール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維質基材(A)の表面に、気泡を有する
    熱可塑性エラストマーからなり溶融製膜法により製造さ
    れた多孔質層(B)を有し、その上に熱可塑性エラスト
    マーからなり溶融製膜法により製造された無孔質層
    (C)を有し、且つ該無孔質層(C)の表面には凹凸模
    様又は鏡面模様が存在している合成皮革。
  2. 【請求項2】無孔質層(C)及び多孔質層(B)を構成
    する熱可塑性エラストマーがポリウレタンであり、かつ
    無孔質層(C)を構成するポリウレタンが多孔質層
    (B)を構成するポリウレタンの流動開始温度より20
    ℃以上高い流動開始温度を有する請求項1に記載の合成
    皮革。
  3. 【請求項3】繊維質基材(A)の表面に、気泡又は気泡
    発生物質を含有する熱可塑性エラストマー(b)の溶融
    物を押出機により膜状に押し出し、該樹脂(b)が流動
    性を有する内に基材(A)表面に該押出物を押し付けて
    基材表面に多孔質層(B)が一体化されたシートを作製
    し、次に実質的に気泡又は気泡発生物質を含有しない熱
    可塑性エラストマー(c)の溶融物を押出機により膜状
    に押し出し、該樹脂(c)が流動性を有する内に該多孔
    質層(B)の表面に押し付け、かつ該樹脂(c)が流動
    性を有している内に樹脂(c)からなる無孔質層(C)
    の表面を型押して凹凸模様又は鏡面模様を形成する合成
    皮革の製造方法。
  4. 【請求項4】熱可塑性エラストマー(b)及び(c)が
    ともにポリウレタンであり、かつ(c)が(b)の流動
    開始温度よりも20℃以上高い流動開始温度を有してい
    る請求項3に記載の合成皮革の製造方法。
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