JPH09157966A - トップローラ - Google Patents

トップローラ

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JPH09157966A
JPH09157966A JP34641895A JP34641895A JPH09157966A JP H09157966 A JPH09157966 A JP H09157966A JP 34641895 A JP34641895 A JP 34641895A JP 34641895 A JP34641895 A JP 34641895A JP H09157966 A JPH09157966 A JP H09157966A
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arbor
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groove
grease
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Yasunori Taniguchi
安範 谷口
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NIPPON BOSEKI YOHIN KENKYUSHO
NIPPON BOSEKI YOHIN KENKYUSHO KK
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NIPPON BOSEKI YOHIN KENKYUSHO
NIPPON BOSEKI YOHIN KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】グリスの給油周期を延長し、連続的高荷重、高
速運転可能のトップローラを提供する。 【解決手段】アーバー1の一端に把持部1aを設け、ス
ラストリング16、17の間にコロ軸受け21が装着さ
れ、このコロ軸受け21の転動面が接触するように回転
セル2がかぶせられ、この回転セル2の内周面にグリス
ポケット26及び円弧状溝22が形成され、この円弧状
溝22とアーバー1の円弧状溝24の間にボールベアリ
ング25が装着され、回転セル2の両端の内面に断面が
コ字状のシールリング27、28が固着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グリスの給油周期
を延長し、連続的に高荷重、高速運転することができる
トップローラに関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、この種のトップローラとして、図5
に示すように、アーバー1と回転セル2の間に深溝玉軸
受け3を挿入し、回転セル2の内面に形成した2条の溝
4、5にそれぞれストップリング6、7を嵌入して深溝
玉軸受け3が横にずれないように構成し、さらに、回転
セル2の両端に風綿の侵入を防ぐためのキャップ8、9
で蓋をした構成のものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成したトップローラでは、深溝玉軸受け3は風綿
の侵入を防ぐために、密封されて給油できないために寿
命が短く、又、回転セル2の端部をキャップ8、9で蓋
をしても、アーバー1とキャップ8又は9の間から風綿
が侵入するため、この風綿が深溝玉軸受け3から摩擦熱
によって溶けたグリスを吸収するために、トップローラ
の寿命がさらに短くなるという問題があった。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は、一端に把持
部を設け、かつ表面にボールを転動させる円弧状溝、第
1の嵌合溝、コロ転動面及び第2の嵌合溝とを設けたア
ーバーと、該アーバーの円弧状溝及びコロ転動面と対応
する位置に円弧状溝及び転動面が形成され、かつ前記円
弧状溝と転動面の間にグリスポケットが形成された回転
セルと、前記第1、第2の嵌合溝にそれぞれ内端が嵌合
されたストップリングと、該ストップリングの対向面に
それぞれ接触するように挿入されたスラストリングと、
該スラストリングの間の前記アーバーと前記回転セルの
コロ転動面にそれぞれ接触して挿入されたコロ軸受け
と、該回転セルと前記アーバーの円弧状溝に嵌入された
ボールベアリングと、前記回転セルの内面の両端部近傍
にそれぞれ嵌合された風綿の侵入を防止する断面がコ字
状のシールリングとからなるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明では、回転セルのコロ軸受
けとボールベアリングの間にグリスポケットが設けら
れ、給油されたグリスを大量に保持することができ、こ
のグリスポケットから摩擦熱により溶けたグリスが、回
転セルの高速回転によりグリスポケットより両側に流れ
てそれぞれのベアリングに供給され、回転セルの両端に
設けたコ字状のシールリングの凹部の底面を傾斜させ
て、シールリングで捕獲したグリスを回収するように構
成し、長期間グリスを供給することなく、連続高速回転
をさせることができる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の1実施例のトップローラの
断面図で、アーバー1の一端に把持部1aを設け、アー
バー1の表面にボールが転動する円弧状溝10と、嵌合
溝11と、コロ転動面12と、嵌合溝13とが適宜間隔
を開けて形成され、又、嵌合溝11にストップリング1
4の内端部が嵌合され、さらに、嵌合溝13にストップ
リング15の内端部が嵌合され、これらのストップリン
グ14、15の対向面にスラストリング16、17が挿
入されている。
【0007】又、スラストリング16、17の間のコロ
転動面12の上にリテーナ18で等間隔にコロ19が配
列されたコロ軸受け20が挿入され、このコロ軸受け2
0にコロ転動面21が接触するように回転セル2がかぶ
せられ、アーバー1の円弧状溝10に対向する位置に円
弧状溝22が形成され、円弧状溝10、22の間に櫛状
リテーナ23で等間隔に配列されたボール24からなる
ボールベアリング25が挿入され、又、回転セル2のコ
ロ転動面21と円弧状溝22の間の回転セル2の内周面
にグリスポケット26が形成され、さらに、回転セル2
の両端の内面に断面がコ字状のシールリング27、28
が固着されている。
【0008】このように、構成した本実施例のトップロ
ーラを組みつける場合は、まず、アーバー1の外面の嵌
合溝11にストップリング14の内端部を嵌合固定し、
次に回転セル2をアーバー1にかぶせ、回転セル2を傾
けてボール24を回転セル2の円弧状溝22とアーバー
1の円弧状溝10の間に挿入し、回転セル2をアーバー
1と平行に設けてボール24を等間隔に配列し、櫛状リ
テーナ23でボール24を固定してボールベアリング2
5を形成する。
【0009】次に、前に嵌合したストップリング14に
接触するようにスラストリング16を挿入し、さらに、
リテーナ18でコロ19が等間隔に保持されたコロ軸受
け20を挿入し、そして、スラストリング17を挿入し
た後、嵌合溝13にストップリング15の内端部を挿入
して固定し、さらに、回転セル2の両端の内面にシール
リング27、28を嵌入固定する。
【0010】このように構成した本実施例では、コロ軸
受け20とボールベアリング25を組合わせることによ
り、コロ軸受け20で主にラジアル荷重を受け、ボール
ベアリング25で主にスラスト荷重を受けるので、コロ
19のピッチ円径が小径で、高速回転に適し、かつ高荷
重に適し、又、回転セル2のグリスポケット26にグリ
スが給油されて、大量に保持されるとともに、このグリ
スポケット26からコロ軸受け20及びボールベアリン
グ25に給油されるので、コロ軸受け20及びボールベ
アリング25の両方に循環され、従って長期間良好な潤
滑が得られ、トップローラの寿命の延長が計れるという
利点がある。
【0011】又、風綿防止用のシールリング27、28
は、図2及び図3に示すように、断面がコ字状に形成さ
れ、中央部に風綿溜まり溝Aを形成したので、このシー
ルリング27、28とアーバー1の間から僅かでも侵入
した風綿は風綿溜まり溝Aに溜まり、ボールベアリング
25及びコロ軸受け20への侵入を防止することがで
き、さらに、この風綿溜まり溝Aの底面Bがそれぞれの
ベアリング方向にシールリング27、28の底部の厚さ
が薄くなるように傾斜され、この薄くなった部分の側面
に1個又は複数個の小径孔Cを形成し、この小径孔Cを
ベアリング側になるように構成したので、オイル状にな
ったグリスは、遠心力によりシールリング27、28の
風綿溜まり溝Aの底面Bから小径孔Cを通って戻され、
漏油を防止することができるとともに潤滑がさらに良好
になる。
【0012】図4は、本発明の他の実施例のトップロー
ラの断面図で、1はアーバー、2は回転セル、10は円
弧状溝、11、13は嵌合溝、12はコロ転動面、1
4、15はストップリング、16、17はスラストリン
グ、18はリテーナ、19はコロ、20はコロ軸受け、
21はコロ転動面、22は円弧状溝、23は櫛状リテー
ナ、24はボール、25はボールベアリング、26はグ
リスポケット、27、28はシールリングであり、これ
らの構成は上記実施例と同じであるので説明は省略する
が、本実施例では、アーバー1の他端部1bの中心部に
給油孔29が形成され、この給油孔29はアーバー1の
径方向に形成されて、回転セル2のグリスポケット26
の近傍のアーバー1の外周面に開放され、又、給油孔2
9にグリスニップル30が圧入されている。
【0013】このように構成された本実施例では、回転
セル2に設けられた大きなグリスポケット26にアーバ
ー1の給油孔29からグリスを給油することができるの
で、さらに長期間良好な潤滑が得られ、トップローラの
寿命の延長が計れるという利点がある。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のトップローラでは、回転セルの内部のコロ軸受けとボ
ールベアリングの間にグリスポケットを設けることによ
り、グリスはグリスポケットに大量に保油されるととも
に、ボールベアリングとコロ軸受けの両方にに循環し、
長期間良好な潤滑が得られ、寿命が延長されるという利
点があり、又、コロ軸受けとボールベアリングを組合わ
せることにより、コロ軸受けで主にラジアル荷重を受
け、ボールベアリングでスラスト荷重をうけるので、コ
ロのピッチ円形が小径で、高速回転に適し、かつ、高荷
重に適するという利点があり、さらに、シールリングを
設けることにより、風綿の侵入を防止することができ、
又、このシールリングの底面を傾斜させ、側面に小径孔
を設けたので、潤滑がさらに良好となるという利点があ
り、さらに、アーバー他端に給油孔を設けることによ
り、グリスポケットに大量のグリスの補給ができ、寿命
の延長が計れるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のトップローラの断面図であ
る。
【図2】図1のトップローラのシールリングの断面図で
ある。
【図3】図1のトップローラのシールリングの側面図で
ある。
【図4】本発明は他の実施例のトップローラの断面図で
ある。
【図5】従来例のトップローラの断面図である。
【符号の説明】
1 アーバー 2 回転セル 10 円弧状溝 11、13 嵌合溝 12 コロ転動面 14、15 ストップリング 16、17 スラストリング 18 リテーナ 19 コロ 20 コロ軸受け 21 コロ転動面 22 円弧状溝 23 櫛状リテーナ 24 ボール 25 ボールベアリング 26 グリスポケット 27、28 シールリング 29 給油孔 30 グリスニップル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に把持部を設け、かつ表面にボール
    を転動させる円弧状溝、第1の嵌合溝、コロ転動面及び
    第2の嵌合溝とを設けたアーバーと、該アーバーの円弧
    状溝及びコロ転動面と対応する位置に円弧状溝及び転動
    面が形成され、かつ前記円弧状溝と転動面の間にグリス
    ポケットが形成された回転セルと、前記第1、第2の嵌
    合溝にそれぞれ内端が嵌合されたストップリングと、該
    ストップリングの対向面にそれぞれ接触するように挿入
    されたスラストリングと、該スラストリングの間の前記
    アーバーと前記回転セルのコロ転動面にそれぞれ接触し
    て挿入されたコロ軸受けと、該回転セルと前記アーバー
    の円弧状溝に嵌入されたボールベアリングと、前記回転
    セルの内面の両端部近傍にそれぞれ嵌合された風綿の侵
    入を防止する断面がコ字状のシールリングとからなるこ
    とを特徴とするトップローラ。
  2. 【請求項2】 前記コ字状のシールリングは風綿溜まり
    溝の底面が前記ベアリング方向に傾斜し、前記ベアリン
    グ方向の側面に小孔を設けたことを特徴とする請求項1
    記載のトップローラ。
  3. 【請求項3】 前記アーバーの他端の中心部から前記グ
    リスポケットの近傍に開放された給油孔を設けたことを
    特徴とするトップローラ。
  4. 【請求項4】 前記給油孔にグリスニップルを設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のトップローラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6237196B1 (en) 1999-02-15 2001-05-29 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Top roller of a drafting apparatus
JP2010031409A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Tsudakoma Corp 織機における遊星歯車式耳組装置
JP2010031408A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Tsudakoma Corp 織機における遊星歯車式耳組装置

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TWI457482B (zh) * 2008-07-25 2014-10-21 Tsudakoma Ind Co Ltd The planetary gear type weaving device of the loom

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