JP2002081450A - 回転方向性玉軸受 - Google Patents

回転方向性玉軸受

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JP2002081450A JP2000271681A JP2000271681A JP2002081450A JP 2002081450 A JP2002081450 A JP 2002081450A JP 2000271681 A JP2000271681 A JP 2000271681A JP 2000271681 A JP2000271681 A JP 2000271681A JP 2002081450 A JP2002081450 A JP 2002081450A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転方向性玉軸受の潤滑性を高め、軸受寿命
の長寿命化を図る。 【解決手段】 外輪1と内輪2間にボール3と、そのボ
ール3を保持する保持器4とを組込む。保持器4の外周
面には、その保持器4に形成された各ポケット7の保持
器回転方向の前側に軸方向のリブ11を形成してボール
3と外輪1の接触部入口側にグリース溜り10を設け、
前記接触部入口側に多くのグリースが保持されるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転方向が一方
向とされる回転部品を回転自在に支持する回転方向性玉
軸受に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジンのタイミングベルト用プ
ーリや補機ベルト用プーリを回転自在に支持する玉軸受
はエンジンのクランク軸の回転に依存する一方向回転で
あるため、負荷が比較的小さく、機械部品を支持する一
般の玉軸受と異なってフレーキングの発生は殆どなく、
軸受寿命はグリース寿命が支配的である。
【0003】玉軸受は、普通、外輪と内輪との間に組込
まれたボールを保持器で保持し、前記外輪と内輪との間
に保持されたグリースをボールの回転によってボールと
外・内輪の接触部、およびボールと保持器に形成された
ポケットの接触部に取り込んで、各接触部を潤滑するよ
うにしている。
【0004】ここで、ボールの転動面と外・内輪の軌道
面に形成される潤滑油膜の厚さは、ボールと前記軌道面
の接触部入口側に存在するグリースの量に依存し、その
グリース量を多くすることによってボール転動面および
外・内輪の軌道面に膜厚の厚い潤滑油膜を形成すること
ができ、軸受寿命の向上を図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来から知
られている玉軸受において、保持器が合成樹脂によって
形成された玉軸受では、その保持器の強度を確保するた
め、保持器の外周面および内周面が外輪内周面および内
輪外周面に近接する径寸法とされている。このため、外
輪内周面と保持器外周面および内輪外周面と保持器内周
面に形成される空間が小さく、多くのグリースを保持さ
せることができない。
【0006】したがって、ボールと外・内輪の接触部お
よびボールと保持器におけるポケットの接触部に多くの
グリースを取り込むことができず、自動車エンジンのプ
ーリ用玉軸受としての使用において軸受寿命の長寿命化
を期待することができない。
【0007】特開平11−166540号公報には、保
持器に形成されたポケットの外径側開口縁および内径側
開口縁に面取り部を形成してグリースをポケット内に取
り込み易くしているが、前記面取り部が各開口縁の保持
器回転方向の前後に設けられているため、ボールの回転
によって取り込まれたグリースが排出され易く、グリー
スの保持力が小さいという不都合がある。
【0008】この発明の課題は、回転方向性玉軸受の潤
滑性を高め、軸受寿命の長寿命化を図ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、外輪と、内輪と、その両輪
に組込まれたボール、およびそのボールを保持する保持
器とから成り、前記外輪と内輪の一方を回転側軌道輪と
し、その回転側軌道輪の回転が一方向回転とされた回転
方向性玉軸受において、前記保持器が、円環状の基部
に、その基部の軸方向一端面で開口するボール収容用の
複数のポケットを円周方向に間隔をおいて形成し、各ポ
ケットの開口部にボールの脱落を防止する一対の爪部を
設けた冠形とされ、その冠形保持器の内・外の周面のう
ち、少なくとも前記回転側軌道輪と対向する側の周面
に、前記回転側軌道輪と各ボールの接触部入口側にグリ
ース溜りを形成する軸方向のリブを設けた構成を採用し
たのである。
【0010】上記のように構成すれば、回転側軌道輪と
ボールの接触部入口側に多くのグリースを保持させるこ
とができると共に、接触部入口の開口を大きくすること
ができるため、グリースに対するボールの接触面積が拡
大される。
【0011】また、回転側軌道輪との接触によってボー
ルが転動し、そのボールの押圧によって保持器が回転し
た場合に、グリース溜りのグリースはリブによって保持
器の回転方向に押されることになり、ボールに対してグ
リースを良好に接触させることができる。
【0012】このため、ボールの回転によってボールと
回転側軌道輪の接触部およびボールと保持器ポケットの
接触部に多くのグリースを取り込むことができ、ボール
の転動面および軌道輪の軌道面に膜厚の厚い潤滑油膜を
形成することができ、回転方向性玉軸受の潤滑性を高
め、軸受寿命の長寿命化を図ることができる。
【0013】ここで、ポケットと、これに隣接するポケ
ット間の一対の爪部間に円周方向のリブを設けることに
より、保持器の強度を高めることができる。
【0014】また、保持器の外周面および内周面のそれ
ぞれにリブを設け、各リブを各ポケットのボール回転方
向の先行側とすることにより、外輪とボールの接触部入
口側およびボールと内輪の接触部入口側に多くのグリー
スを保持させることができ、ボールと外・内輪の接触部
およびボールとポケットの接触部により多くのグリース
を取り込むことができる。
【0015】前記の課題を解決するため、他の発明にお
いては外輪と、内輪と、その両輪に組込まれたボール
と、そのボールを保持する保持器とから成り、前記外輪
と内輪の一方を回転側軌道輪とし、その回転側軌道輪の
回転が一方向回転とされた回転方向性玉軸受において、
前記保持器が、円環状の基部に、その基部の軸方向一端
面で開口するボール収容用の複数のポケットを円周方向
に間隔をおいて形成し、各ポケットの開口部にボールの
脱落を防止する一対の爪部を設けた冠形とされ、その冠
形保持器に形成された各ポケットの外径側開口縁と内径
側開口縁の一部にグリース溜り用の凹部を設け、外径側
開口縁の凹部を保持器回転方向の後行側とし、内径側開
口縁の凹部を保持器回転方向の先行側とした構成を採用
している。
【0016】上記のように、ポケットの開口縁に凹部を
設けることにより、ボールと外・内輪の接触部入口側に
多くのグリースを保持させることができ、ボールの回転
によってこれらのグリースをボールと外・内輪の接触部
に取り込むことができると共に、凹部はポケット開口縁
のボール回転方向の後側にのみ形成されているため、凹
部をポケット開口縁の保持器回転方向の前後に設ける場
合に比較して取り込まれたグリースの排出量を少なくす
ることができ、グリースの保持力を高めることができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1(I)、(II)は、この発
明に係る回転方向性玉軸受の第1の実施の形態を示す。
玉軸受は、外輪1と、内輪2と、その両輪1、2間に組
込まれたボール3およびそのボール3を保持する保持器
4から成り、前記外輪1の内周面と内輪2の外周面間に
形成された空間の軸方向両端部は外輪1の内周面両端部
に取付けられたシール5によって閉塞されている。
【0018】上記玉軸受における外輪1は回転側軌道輪
とされて図1(I)の矢印方向にのみ回転されるように
なっている。外輪1の回転時、その外輪1との接触によ
ってボール3は矢印方向に回転して外輪1の内周面に形
成された軌道面1aおよび内輪2の外周面に設けられた
軌道面2aに沿って転動し、その転動により保持器4も
前記外輪1と同方向に回転する。
【0019】保持器4は合成樹脂から成る。この保持器
4は、図1(I)、(II)および図2に示すように、玉
軸受のピッチ円径より外径がやや大きい円環状の基部6
を有し、その基部6の円周方向に前記ボール3を収容す
る複数のポケット7が等間隔に形成されている。
【0020】ポケット7は基部6の軸方向一端面で開口
し、その開口部にボール3の脱落を防止する一対の爪部
8が設けられている。隣接するポケット7間の一対の爪
部8間には円周方向のリブ9が設けられている。図示の
例では、リブ9の外表面と基部6の外周面を同一面とし
ているが、リブ9の外表面が基部6の外周面より低くな
るように前記外周面との間で保持器半径方向に段差を設
けてもよい。
【0021】前記基部6の外周面には、各ボール3と外
輪1の接触部入口側にグリース溜り10を形成する軸方
向のリブ11が設けられている。
【0022】このように、基部6の外周面に対するリブ
11の形成によって各ボール3と外輪1の接触部入口側
にグリース溜り10を設けることにより、前記接触部入
口側に多くのグリースを保持することができると共に、
接触部入口の開口を大きくすることができ、グリース溜
り10に保持されたグリースに対するボールの接触面積
の増大を図ることができる。
【0023】また、外輪1の回転に伴って保持器4が回
転すると、軸方向のリブ11はグリース溜り10に保持
されたグリースを保持器4の周方向に押すことになり、
ボール3とグリースの接触が高められることになる。
【0024】このため、ボール3の回転によって、ボー
ル3と外輪1の接触部およびボール3とポケット7の接
触部に多くのグリースを取り込むことができ、ボール3
の転動面および外・内輪1、2の軌道面1a、2aに膜
厚の厚い潤滑油膜を形成することができる。したがっ
て、玉軸受の潤滑性を高め、軸受寿命の長寿命化を図る
ことができる。
【0025】また、隣接するポケット7間の一対の爪部
8間に円周方向のリブ9を設けることによって保持器4
の強度を高めることができ、耐久性に優れた保持器4を
得ることができる。
【0026】図3(I)、(II)は、この発明に係る玉
軸受の第2の実施の形態を示す。この第2の実施の形態
で示される玉軸受と第1の実施形態で示される玉軸受と
は保持器の形状が異なり、内輪2を回転側軌道輪として
いる点で相違している。
【0027】第2の実施形態における内輪2は図3
(I)の矢印方向に回転されるようになっており、その
内輪2の回転に伴ってボール3は矢印方向に接触回転
し、ボール3を保持する保持器14は内輪2と同方向に
回転するようになっている。
【0028】保持器14は、円環状の基部15を有し、
その基部15の内径は玉軸受のピッチ円径よりやや小径
とされている。基部15には複数のポケット16が円周
方向に等間隔に形成されている。各ポケット16は基部
15の軸方向一端面で開口し、その開口部にボール3の
脱落を防止する一対の爪部17が設けられ、隣接するポ
ケット16間の一対の爪部17間には円周方向のリブ1
8が設けられている。
【0029】また、基部15の内周面には、内輪2と各
ボール3の接触部入口側にグリース溜り19を形成する
軸方向のリブ20が各ポケット16の保持器回転方向の
後行側に設けられている。
【0030】上記のように、回転側軌道輪である内輪2
とボール3の接触部入口側にグリース溜り19を設ける
ことにより、前記接触部入口に多くのグリースを保持さ
せることができると共に、接触部入口の開口を大きくす
ることができ、グリースに対するボールの接触面積の増
大を図ることができる。
【0031】また、内輪2の回転に伴って保持器14が
回転すると、軸方向のリブ20はグリース溜り19内の
グリースを保持器14の回転方向に押すことになり、ボ
ール3とグリースの接触を高めることができる。
【0032】このため、ボール3の回転によって、内輪
2とボール3の接触部およびボール3とポケット16の
接触部に多くのグリースを取り込むことができ、ボール
3の転動面および外・内輪1、2の軌道面1a、2aに
膜厚の厚い潤滑油膜を形成することができる。
【0033】したがって、玉軸受の潤滑性を高め、回転
方向性玉軸受の長寿命化を図ることができる。
【0034】図4は、この発明に係る玉軸受の第3の実
施の形態を示す。この第3の実施形態で示される玉軸受
においては、第1の実施形態で示される玉軸受の保持器
4の基部6内径を玉軸受のピッチ円径よりやや小径と
し、その基部6の内径面に内輪2とボール3の接触部入
口側にグリース溜り21を形成する軸方向のリブ22を
設けている。
【0035】上記のように、内輪2とボール3の接触部
入口側にグリース溜り21を設けることにより、外・内
輪1、2の軌道面1a、2aおよびボール3の転動面に
膜厚のより厚い潤滑油膜を形成することができ、回転方
向性玉軸受の長寿命化をより向上させることができる。
【0036】図5(I)、(II)および図6はこの発明
に係る玉軸受の第4の実施の形態を示す。この実施形態
で示される玉軸受と第1の実施形態で示される玉軸受と
は保持器の形状のみが相違する。
【0037】第4の実施形態で示される玉軸受の保持器
24は、円環状基部25の円周方向に、その基部25の
軸方向一端面で開口するボール収容用の複数のポケット
26を等間隔に形成し、各ポケット26の開口部にボー
ル3の脱落を防止する一対の爪部27を設けている。
【0038】また、ポケット26における外径側開口縁
の保持器回転方向の後側と、内径側開口縁の保持器回転
方向の前側にグリース溜り用の凹部28を形成してい
る。
【0039】上記のように、ポケット26の外径側開口
縁と内径側開口縁に凹部28を形成し、外径側開口縁の
凹部28をポケット26の保持器回転方向の後側とし、
内径側開口の凹部28をポケット26の保持器回転方向
前側とすることにより、外・内輪1、2とボール3の接
触部入口側に多くのグリースを保持させることができ、
外・内輪1、2とボール3の接触部およびボール3と保
持器24におけるポケット26の接触部に多くのグリー
スを取り込むことができる。
【0040】このため、回転方向性玉軸受の潤滑性を高
め、軸受寿命の長寿命化を図ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、回
転側軌道輪とボールの接触部入口側に多くのグリースを
保持させることができるため、軌道輪とボールの接触部
およびボールと保持器におけるポケットの接触部に多く
のグリースを取り込むことができると共に、軌道輪の軌
道面およびボールの転動面に膜厚の厚い潤滑油膜を形成
することができる。このため、回転方向性玉軸受の潤滑
性を高め、軸受寿命の長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(I)はこの発明に係る回転方向性玉軸受の第
1の実施形態を示す縦断正面図、(II)は縦断側面図
【図2】図1に示す玉軸受の保持器を示す斜視図
【図3】(I)はこの発明に係る回転方向性玉軸受の第
2の実施形態を示す縦断正面図、(II)は縦断側面図
【図4】(I)はこの発明に係る回転方向性玉軸受の第
3の実施形態を示す縦断正面図、(II)は縦断側面図
【図5】(I)はこの発明に係る回転方向性玉軸受の第
4の実施形態を示す縦断正面図、(II)は縦断側面図
【図6】図5に示す玉軸受の保持器の一部分を示す斜視
【符号の説明】
1 外輪 2 内輪 3 ボール 4 保持器 6 基部 7 ポケット 8 爪部 9 リブ 10 グリース溜り 11 リブ 14 保持器 15 基部 16 ポケット 17 爪部 18 リブ 19 グリース溜り 20 リブ 21 グリース溜り 22 リブ 24 保持器 25 基部 26 ポケット 27 爪部 28 凹部
フロントページの続き (72)発明者 戸村 泰成 静岡県磐田市東貝塚1578番地 エヌティエ ヌ株式会社内 Fターム(参考) 3J101 AA02 AA32 AA42 AA54 AA62 BA25 BA44 BA50 CA14 EA31 EA63 FA32 GA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外輪と、内輪と、その両輪間に組込まれ
    たボール、およびそのボールを保持する保持器とから成
    り、前記外輪と内輪の一方を回転側軌道輪とし、その回
    転側軌道輪の回転が一方向回転とされた回転方向性玉軸
    受において、前記保持器が、円環状の基部に、その基部
    の軸方向一端面で開口するボール収容用の複数のポケッ
    トを円周方向に間隔をおいて形成し、各ポケットの開口
    部にボールの脱落を防止する一対の爪部を設けた冠形と
    され、その冠形保持器の内・外の周面のうち、少なくと
    も前記回転側軌道輪と対向する側の周面に、前記回転側
    軌道輪と各ボールの接触部入口側にグリース溜りを形成
    する軸方向のリブを設けた回転方向性玉軸受。
  2. 【請求項2】 ポケットと、これに隣接するポケット間
    の一対の爪部間に円周方向のリブを設けた請求項1に記
    載の回転方向性玉軸受。
  3. 【請求項3】 前記保持器が、外周面および内周面にリ
    ブを有し、各リブが各ポケットのボール回転方向の先行
    側に設けられた請求項1又は2に記載の回転方向性玉軸
    受。
  4. 【請求項4】 外輪と、内輪と、その両輪間に組込まれ
    たボール、およびそのボールを保持する保持器とから成
    り、前記外輪と内輪の一方を回転側軌道輪とし、その回
    転側軌道輪の回転が一方向回転とされた回転方向性玉軸
    受において、前記保持器が、円環状の基部に、その基部
    の軸方向一端面で開口するボール収容用の複数のポケッ
    トを円周方向に間隔をおいて形成し、各ポケットの開口
    部にボールの脱落を防止する一対の爪部を設けた冠形と
    され、その冠形保持器に形成された各ポケットの外径側
    開口縁と内径側開口縁の一部にグリース溜り用の凹部を
    設け、外径側開口縁の凹部を保持器回転方向の後行側と
    し、内径側開口縁の凹部を保持器回転方向の先行側とし
    た回転方向性玉軸受。
  5. 【請求項5】 前記保持器が合成樹脂から成る請求項1
    乃至4のいずれかに記載の回転方向性玉軸受。
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