JPH09155305A - 集塵装置 - Google Patents

集塵装置

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Publication number
JPH09155305A
JPH09155305A JP7320427A JP32042795A JPH09155305A JP H09155305 A JPH09155305 A JP H09155305A JP 7320427 A JP7320427 A JP 7320427A JP 32042795 A JP32042795 A JP 32042795A JP H09155305 A JPH09155305 A JP H09155305A
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JP
Japan
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dust
brush
dust collector
main body
roof
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Application number
JP7320427A
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English (en)
Inventor
Hideo Ohashi
秀夫 大橋
Tokiji Akaha
時二 赤羽
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Central Motor Co Ltd
Original Assignee
Central Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集塵効率を向上させる集塵装置を提供する。 【解決手段】 中央処理装置によってブラシ28,3
0,32がルーフに対応するように集塵機本体24の上
下位置が制御される。従って、集塵効果のある毛先の短
く固いブラシ毛を使用することができ、集塵性能が向上
する。毛先が短く固いブラシ毛28A,30A,32A
は、メインボデーWに付着した塵を強い力ではね上げる
ので、集塵効果が向上する。ブラシ28,30,32を
3分割した。従って、従来のようにルーフW2の中央付
近の当たりが不良となることが減り、ルーフに対するブ
ラシ毛28A,30A,32Aの当たりが均等になり、
集塵効果が向上する。ダクト22のフード26A,26
B,26Cをブラシ28,30,32が塵を掃き出す方
向に向かせた。従って、掃き出された塵がフード26
A,26B,26Cに向かってはじき飛ばされ、塵の吸
入効率が良くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークに付着して
いる塵をブラシを用いて掃き出し集塵する集塵装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】車体製作の最終工程でボデーパネルを塗
装する前には、塗装後の塗装表面を良好とするために、
集塵装置を用いてボデーパネルに付着している塵を取り
除いている。
【0003】図4に示すように、従来の集塵装置には、
ボデーパネル例えばメインボデー90のルーフ90Aに
付着した塵を掃く一本の円柱状のブラシ(図4では破線
で示す)92と、このブラシ92の支軸92Aを回転可
能に支持する集塵機本体94を備える。この集塵機本体
94のフード96は下方が開放された箱状をなしてお
り、集塵機本体94にはブラシ92を図4の矢印P方向
へ回転させる図示しない駆動モータが取付けられてい
る。
【0004】ブラシ92はその一部が集塵機本体94の
下方から突出するように取付けられており、突出したブ
ラシ92の一部がメインボデー90に当接する。また、
集塵機本体94の上面中央には円筒状の吸込みダクト9
8が接続されており、この吸込みダクト98の基端には
図示しないバキューム装置が連結されている。このバキ
ューム装置によってブラシ92で掃き出された塵が吸込
みダクト98内に吸い込まれる。
【0005】集塵機本体94は、集塵機本体94の自重
とブラシ92がメインボデー90に当接するときの反力
によりボデーシルエットすなわちメインボデー90の外
形に沿うように上下方向へ移動する。メインボデー90
は集塵機本体94下を通過する図示しない搬送装置に載
置され、この搬送装置が図4の搬送方向(矢印FR方
向)へ移動することよりメインボデー90が搬送され
る。メインボデー90が集塵装置本体94を通過する際
に、メインボデー90に付着した塵が、ブラシ92によ
り掃き出されて吸込みダクト98内に吸い込まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示す
ように、集塵機本体94が集塵機本体94の自重と上述
したブラシ92の反力により上下方向へ移動する構成と
なっている。そのため、集塵機本体94の昇降時に集塵
機本体94を安定に支持させるには、集塵機本体94の
両側部を貫通する一本のブラシ92が必要であった。同
様に、上述したブラシ92の反力を利用するには、ブラ
シ92のブラシ毛を、長くすると共に柔らかい材料を用
いる必要があった。
【0007】また、一般にルーフ90Aはその車幅方向
の中央から両端に向かって緩やかな下り勾配となってお
り、また、ブラシ92の両端が集塵機本体94に支持さ
れ、勾配に沿ってブラシ92を当てようとすると、長
く、柔かいブラシ毛を使用することとなる。したがっ
て、ブラシ92をルーフ90Aに押し付けて集塵作業を
行う際には、ルーフ90Aの中央付近のみが強く擦れ、
両端付近のブラシ92の当たりが弱くなり、両端付近の
集塵効率が低下すると共に、ルーフ90Aに対するブラ
シ92の負圧分布が均一でなかったため、特にオイルを
含んだ塵を除去することとが困難であった。また、ブラ
シ92の中央部分のみが早く消耗し、ブラシ92を全体
として有効に利用できなかった。
【0008】さらに、吸込みダクト98が集塵機本体9
4上部に取付けられているので、塵にかかる重量に反す
る吸引力をもって塵を吸込みダクト98内に吸い込ませ
る必要があり、かつ、吸込みダクト98が集塵機本体9
4中央にのみ配置されているので、集塵機本体94の隅
部の吸込み力が弱く、そのため吸込み効率が悪かった。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、集塵効率を向
上させる集塵装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
集塵装置は、ワークに付着している塵を掃くブラシと、
このブラシを回転可能に支持し、前記ブラシにより掃き
出された塵を吸い取るダクトを備える支持手段と、前記
支持手段を移動させる移動手段と、前記ワークの位置を
検出する検出手段と、前記ブラシが前記ワークのワーク
形状に対応するように前記検出手段の検出信号に基づい
て前記支持手段の位置を制御する制御手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項1に係る集塵装置では、制
御手段によってブラシがワークのワーク形状に対応する
ように支持手段の位置を制御するので、集塵効果の高い
毛先の短く固いブラシを使用できる。
【0012】本発明の請求項2に係る集塵装置は、前記
検出手段が前記ワークの始端を検出した場合に、前記制
御手段に予め入力された前記ワーク形状に対応するプロ
グラムに基づいて前記移動手段の移動を制御することを
特徴とする。
【0013】本発明の請求項2に係る集塵装置では、検
出手段がワークの始端を検出した場合に、制御手段に予
め入力されたワーク形状に対応するプログラムに基づい
て移動手段の移動を制御する。
【0014】本発明の請求項3に係る集塵装置は、前記
ブラシを分割して配置したことを特徴とする。
【0015】本発明の請求項3に係る集塵装置では、ブ
ラシを分割したので、ワークに対するブラシの当たりが
良くなると共にブラシのワークに対する負圧分布が均一
となる。
【0016】本発明の請求項4に係る集塵装置は、前記
ブラシに付着する塵をはたき落とす塵落し部材を前記ブ
ラシの回転軌跡中であって前記ダクト吸入口近くに取り
付けたことを特徴とする。
【0017】本発明の請求項4に係る集塵装置では、ブ
ラシが塵落し部材に当接してブラシに付着する塵をはた
き落とす。
【0018】本発明の請求項5に係る集塵装置は、前記
ダクトの吸入口を、前記ブラシが塵を掃き出す方向に向
かせたことを特徴とする。
【0019】本発明の請求項5に係る集塵装置では、ブ
ラシで掃き出された塵が吸入口に向かってはじき飛ばさ
れるので、塵の吸入効率が良くなる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1〜図3には、本発明の一実施
形態に係る集塵装置が示されている。図1は本実施形態
の集塵装置の要部を示した斜視図、図2は図1の搬送コ
ンベアの2−2線の断面図、図3は図1の3−3線の断
面図である。
【0021】図1に示す集塵装置Sは、車体最終工程の
塗装工程前に配置されており、この集塵装置Sは図2に
示すワークとしてのメインボデーWのルーフW2に付着
した塵を取り除く集塵作業を行うものである。即ち、集
塵装置Sは、メインボデーWのルーフW2のみを集塵対
象としている。
【0022】車体ライン上には搬送コンベア10A,1
0Bが2列並行して引かれており、この搬送コンベア1
0A,10Bには図2に示すメインボデーWを載置させ
る搬送部材12A,12Bがそれぞれ取付けられてい
る。搬送コンベア10A,10Bには、図示しない駆動
モータが接続されており、この駆動モータが駆動される
ことにより搬送コンベア10A,10Bが移動し、メイ
ンボデーWが図2の搬送方向(矢印FR方向)へ搬送さ
れる。
【0023】車体ラインは多車種生産ラインであり、ル
ーフの一部に開口部のない自動車,または開口部が形成
されたTバールーフ車,サンルーフ車等のメインボデー
Wが混在して搬送される。また、図2には搬送部材12
A,12Bが2個のみ示されているが、メインボデーW
を支持するために、搬送部材は図2の紙面奥行き側にも
2個配されている。即ち、搬送部材は、搬送コンベア1
0Aおよび10B上に2個つづ設けられており、1組4
個となっている。
【0024】また、図1,2に示すように、搬送コンベ
ア10A側の床面13には一対のリミットスイッチ1
4,16が搬送方向に沿って所定間隔をもって固定され
ており、このリミットスイッチ14,16には接触子1
4A,16Aがそれぞれ設けられている。接触子14
A,16Aが搬送部材12A,12Bと当接して図1の
想像線に示すように回転すると、リミットスイッチ1
4,16がオンとなる。即ち、接触子14A,16Aが
図1の実線の状態ではリミットスイッチ14,16がオ
フとなり、接触子14A,16Aが図1の想像線の状態
ではリミットスイッチ14,16がオンとなる。
【0025】リミットスイッチ14,16は、Tバール
車,サンルーフ車が通過する場合に、メインボデーWが
集塵装置Sを通過したことを検知するものであり、リミ
ットスイッチ14,16のオフ信号が集塵装置Sの図示
しない中央処理装置に供給された場合に集塵装置Sがオ
フとなる。
【0026】集塵装置Sには昇降可能の支持手段として
の集塵機本体24と連結した集塵機18が搬送コンベア
10B寄りの床面20に載置されており、この集塵機1
8内には図示しないバキューム装置やクリーナ等が設け
られている。このクリーナはバキューム装置の手前に設
けられ、塵を吸引した空気はクリーナを通過して外に放
出される。
【0027】集塵機18にはダクト22が連結されてお
り、このダクト22の3本に分かれた先端22A,22
B,22Cが集塵機本体24の搬送コンベア10A,1
0Bの搬送方向(FR方向)と逆方向の側面側に連結さ
れている。また、ダクト22の先端22A,22B,2
2Cは、集塵機本体24の搬送コンベア10A,10B
の搬送方向と直交方向に沿って所定間隔をもって集塵機
本体24の側面に挿入されている。
【0028】これらの先端22A,22B,22Cは、
集塵機本体24が昇降した場合に、集塵機18側のダク
ト22に不要な力がかからないように 蛇腹状のフレキ
シブルダクト(図示省略)とされている。また、ダクト
22の先端22A,22B,22Cには、吸入口として
のレシーバ形のフード26A,26B,26Cがそれぞ
れ連結されている。
【0029】図1の破線に示すように、フード26A,
26Cは集塵機本体24の搬送コンベア10A,10B
の搬送方向(FR方向)と逆方向の側面側寄りに配され
ており、フード26Bは集塵機本体24の搬送コンベア
10A,10Bの搬送方向(FR方向)の側面側寄りに
配されている。即ち、ダクト22の先端22Bは、他の
先端22A,22Cよりも長く形成されて集塵機本体2
4内の奥まで挿入されている。
【0030】集塵機本体24内には三本の集塵用ブラシ
28,30,32がフード26A,26B,26Cにそ
れぞれ対向するように回転可能に支持されている。これ
らのブラシ28,30,32の内、ブラシ30をルーフ
W2の幅方向中央部へ、ブラシ28,32をルーフW2
の幅方向端部へそれぞれ配置した。なお、ブラシ28,
30,32の高さをそれぞれ調整できるようにしてもよ
い。
【0031】ブラシ28,30,32のブラシ毛28
A,30A,32Aはモータ29,31,33に連結さ
れたシャフト28B,30B,32B(シャフト32B
は図2参照)の放射方向にそれぞれ植毛されている。ブ
ラシ毛28A,30A,32Aは、毛先が短くナイロン
製の固いものである。
【0032】毛先が短く固いブラシ毛28A,30A,
32Aは、メインボデーWに付着した塵を強い力ではね
上げるので、集塵効果が向上する。また、ブラシ28,
30,32を3分割してブラシ30をルーフW2の幅方
向中央部へ、ブラシ28,32をルーフW2の幅方向端
部へ配置し、ボデー形状ごとに、予め生産指示データが
インプットされた制御回路によって、ブラシ28,3
0,32の高さを調整することにより、ルーフW2に対
するブラシ毛28A,30A,32Aの当たりが均等に
なり、従来のようにルーフW2の両端付近の当たりが不
良となることが減り、集塵効果が向上する。さらに、ブ
ラシ28,30,32を3分割することによってブラシ
28,30,32のルーフW2に対する負圧分布が均一
となるので、ブラシ28,30,32の各部分の消耗が
均一となり、ブラシ28,30,32を有効に使用でき
る。
【0033】図2に示すように、ブラシ28,30,3
2のブラシ毛28A,30A,32Aの一部は集塵機本
体24の下方から突出するように取付けられており、突
出したブラシ毛28A,30A,32AがルーフW2の
ボデー面W1に当接する。
【0034】集塵機本体24は天井36に固定されてい
る支持部材38に支持されている。この支持部材38に
は案内溝(図2では破線で示す)38Aが上下方向に沿
って形成されており、この案内溝38Aには集塵機本体
24の上端から立設されたラック44の上端にある係合
片44Aが挿入されている。即ち、ラック44は側面形
状がL字状に形成されており、このラック44の係合片
44Aを案内溝38Aと係合させることにより支持部材
38が集塵機本体24を支持すると共に、係合片44A
が案内溝38A内を上下動することにより集塵機本体2
4が昇降可能となっている。
【0035】支持部材38の下部には移動手段の一部を
構成するモータ40が図示しないブラケットを介して連
結されている。このモータ40にはサーボ手段が設けら
れていると共に、モータ40のモータ軸40Aにはピニ
オン42が連結されている。
【0036】このピニオン42は集塵機本体24から立
設されたラック44と噛み合っている。ピニオン42が
正逆方向(時計または反時計の方向)へ回転することに
よりラック44が上下方向(図1ではUD方向)へ移動
するので、集塵機本体24が昇降駆動される。
【0037】集塵機本体24にはブラシ毛28A,30
A,32Aの毛先に当接するように塵落し部材としての
塵落しバー46A,46Bが搬送方向(FR方向)と直
交する方向に向かって水平に取付けられている。即ち、
塵落しバー46Aはブラシ毛28A,32Aの毛先と当
接するようにブラシ28,32の回転軌跡中に配置さ
れ、塵落しバー46Bはブラシ毛30Aの毛先と当接す
るするようにブラシ30の回転軌跡中に配置されてい
る。
【0038】図3に示すように、この塵落しバー46B
はシャフト30Bの軸芯の水平線L1よりも下方即ちメ
インボデーW側であってフード26Bの近くに配されて
おり、ブラシ30に付着した塵をはたき落とす。このは
たき落された塵は、ダクト22Bの上下方向の中央付近
にはじき飛ばされるので、塵がダクト22Bに効率よく
吸い込まれる。なお、図3では塵落しバー46Bのみを
示したが、他の塵落しバー46Aも同様に構成されてい
る。
【0039】また、集塵機本体24には、搬送方向(F
R方向)側と搬送方向と逆方向側にワーク確認用の検出
手段の一部を構成する光電式センサ52,54がL字状
のブラケット48,50を介してそれぞれ取付けられて
いる。ブラケット48,50は集塵機本体24の側面中
央に配されており、ブラケット48,50の先端は下方
に向いている。センサ52,54の発光素子からの発光
がボデー面W1に反射し、この反射光がセンサ56A,
56Bの受光素子に供給されるようになっている。ま
た、センサ52,54は、受光素子に供給される光量の
多少によってオン,オフするようになっている。即ち、
ルーフW2に照射される場合には光量が多くなるので、
センサ52,54はオンとなり、ルーフW2以外では光
量が少なくなるので、センサ52,54はオフとなる。
【0040】さらに、集塵機本体24には、一対のワー
ク干渉防止用の光電式センサ56A,56Bがブラケッ
ト58A,58Bを介して搬送方向(FR方向)と逆方
向側で搬送方向と直交する方向の両端部の下端にそれぞ
れ取付けられている。このセンサ56A,56Bは、モ
ータ40が誤作動した場合に、集塵機本体24がメイン
ボデーWと衝突するのを防止するものである。即ち、セ
ンサ56A,56BがメインボデーWのフロントピラー
W3等と対向することにより、センサ56A,56Bの
発光素子からの発光がボデー面W1に反射し、この反射
光がセンサ56A,56Bの受光素子に供給されること
により、メインボデーWを検出する。
【0041】これらのセンサ56A,56B、54,5
2、モータ40,33,31,29,搬送コンベア10
A,10Bのモータ,およびリミットスイッチ16,1
4は、集塵装置Sの図示しない検出手段または制御手段
の一部を構成する中央処理装置にそれぞれ接続されてい
る。センサ56A,56B、54,52、及びリミット
スイッチ16,14からの検出信号は中央処理装置に入
力され、この検出信号に基づいて中央処理装置からはモ
ータ40,33,31,29へ制御信号が出力されモー
タ40,33,31,29,及び搬送コンベア10A,
10Bのモータが制御される。
【0042】また、中央処理装置の記憶手段には車種の
外形即ちメインボデーWのボデー形状(ワーク形状)デ
ータがプログラム化され予め入力されており、ライン生
産指示データに基づきプログラムが呼び出される。中央
処理装置は、次に搬送コンベア10A,10B上を集塵
装置S位置迄搬送されてくる車種がライン生産指示によ
り判っているので、この車種に対応するプログラムに基
づいてモータ40を制御し、集塵機本体24の高さ即ち
ブラシ28,30,32の高さを搬送コンベア10A,
10Bの搬送速度を考慮してルーフW2のボデー面W1
に対応させる。
【0043】即ち、中央処理装置がモータ40を制御す
ることによりルーフW2のボデーシルエットが途中で変
化する場合でも、集塵機本体24の高さを正確に対応さ
せることができ、ブラシ毛28A,30A,32Aがボ
デー面W1に対して確実に追随する。
【0044】次に、本実施形態に係る集塵装置Sの作用
を説明する。まず、ルーフW2の一部に開口が形成され
ていない自動車の場合について説明する。搬送部材12
A,12Bに載置されたメインボデーWが搬送コンベア
10A,10Bによって搬送され、センサ52がルーフ
W2の始端を検出すると、集塵装置Sのスイッチがオン
となり、ブラシ28,30,32が回転する。予め集塵
装置Sを通過する車種情報が中央処理装置に入力されて
いるので、この車種情報に基づいたプログラムが選択さ
れる。
【0045】集塵機本体24は中央処理装置に予め入力
されているプログラムに基づいて昇降し、メインボデー
WのルーフW2形状に追随しながら、ブラシ毛28A,
30A,32AがルーフW2のボデー面W1に付着した
塵を掃き出し、掃き出された塵はダクト22A,22
B,22Cの吸込み空気の図3に示す流れ方向(矢印T
方向)に沿って吸い込まれる。センサ54がルーフW2
の後端を検出すると、集塵装置Sのスイッチがオフとな
り、集塵装置Sが停止する。この動作は順次繰り返され
る。
【0046】次に、Tバールルーフ車,サンルーフ車の
ようにルーフの一部に開口がある車両の場合には、セン
サ54がルーフW2の図示しない開口部をルーフW2の
後端と誤って検出する。そのため、接触子14A,14
Bが搬送部材12A,12Bと当接,離間することによ
り、リミットスイッチ14,16がそれぞれオンからオ
フとなった場合に集塵装置Sのスイッチがオフとなる。
その他の作用は、前記したものと同様である。
【0047】本実施形態によれば、中央処理装置によっ
てブラシ28,30,32がルーフW2のボデー面W1
に対応するように集塵機本体24の上下位置が制御され
るので、集塵効果のある毛先の短く固いブラシを使用す
ることができ、集塵性能が向上する。
【0048】また、本実施形態によれば、ダクト22の
フード26A,26B,26Cはブラシ28,30,3
2が塵を掃き出す方向に向いているので、掃き出された
塵がフード26A,26B,26Cに向かってはじき飛
ばされ、塵の吸入効率が良くなる。
【0049】なお、モータ40の制御を、画像処理式等
の位置検出センサを用いて行ってもよい。その場合に
は、センサの検出信号に基づいて集塵機本体24の上下
位置が制御される。
【0050】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、集塵効率
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の集塵装置の要部を示した
概略斜視図である。
【図2】図1の搬送コンベアの2−2線の断面図であ
る。
【図3】図1の3−3線の断面図である。
【図4】従来例に係る集塵装置を示した概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
22 ダクト 24 集塵機本体 28 ブラシ 30 ブラシ 32 ブラシ 38 支持部材(移動手段) 38A 案内溝 (移動手段) 40 モータ(移動手段) 42 ピニオン(移動手段) 44 ラック(移動手段) 40 塵落しバー(塵落し部材) 52,54 センサ(検出手段) S 集塵装置 W メインボデー(ワーク) W1 ボデー面(ワーク形状) W2 ルーフ(ワーク)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに付着している塵を掃くブラシ
    と、 このブラシを回転可能に支持し、前記ブラシにより掃き
    出された塵を吸い取るダクトを備える支持手段と、 前記支持手段を移動させる移動手段と、 前記ワークの位置を検出する検出手段と、 前記ブラシが前記ワークのワーク形状に対応するように
    前記検出手段の検出信号に基づいて前記支持手段の位置
    を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする集塵装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段が前記ワークの始端を検出
    した場合に、前記制御手段に予め入力された前記ワーク
    形状に対応するプログラムに基づいて前記移動手段の移
    動を制御することを特徴とする請求項1記載の集塵装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ブラシを分割して配置したことを特
    徴とする請求項1記載の集塵装置。
  4. 【請求項4】 前記ブラシに付着する塵をはたき落とす
    塵落し部材を前記ブラシの回転軌跡中であって前記ダク
    ト吸入口近くに取り付けたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項3記載の集塵装置。
  5. 【請求項5】 前記ダクトの吸入口を、前記ブラシが塵
    を掃き出す方向に向かせたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項3記載の集塵装置。
JP7320427A 1995-12-08 1995-12-08 集塵装置 Pending JPH09155305A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6133686B2 (ja) * 1978-06-17 1986-08-04 Hitachi Koki Kk
JPH0648276A (ja) * 1993-06-14 1994-02-22 Takeuchi Iron Works Corp 洗車機用上面ブラシ昇降作動制御方法及び装置
JPH06226186A (ja) * 1993-01-29 1994-08-16 Suzuki Motor Corp 除塵装置

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