JP2004049592A - 自走式掃除機 - Google Patents

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Yoshifumi Takagi
高木 祥史
Hidetaka Yabuuchi
藪内 秀隆
Miki Yasuno
保野 幹
Masayo Haji
土師 雅代
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】自走式掃除機において、周囲壁までを測距し、これに沿って移動清掃する際に、床清掃具と壁の間にすき間が生じ、壁近傍のごみを取り残すこと。
【解決手段】本体1を移動させる走行手段と、本体1の移動方向を変更する操舵手段と、清掃を行う清掃手段と、壁あるいは障害物までの距離を検出する測距手段10,11と、走行手段および操舵手段を制御して本体1の移動を制御する移動制御手段を備え、移動制御手段が、測距手段10,11の出力に基づき壁あるいは障害物から所定距離で本体1を移動させる壁沿い移動手段を有し、清掃手段を構成する床清掃具12の一部が本体1より左右両側または片側の側方に突出し、周縁部に、略水平方向に回動自在なローラ31を床清掃具より側方に突出して設けることにより、壁近傍のごみを収集できる自走式掃除機としている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行機能を有し移動しながら清掃作業を行なう自走式掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、清掃機能に走行操舵手段やセンサ類および移動制御手段等からなる移動機能を付加して、自動的に床面の清掃を行う自走式掃除機が開発されている。例えば清掃機能として、本体底部に吸込みノズルやサイドブラシなどの床清掃具を備え、移動機能として走行および操舵手段と、移動時に障害物を検知する障害物検知手段と、位置を認識する位置認識手段とを備え、この障害物検知手段によって清掃場所の周囲壁までを測距してこれに沿って移動しつつ位置認識手段によって清掃領域を認識し、自律移動で障害物を回避しながら領域全体を清掃するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の自走式掃除機では、周囲壁までを測距してこれに沿って移動清掃する際に、壁に衝突や接触による損傷や汚れを与えないよう、本体の最側部と壁とに所定の距離を与えて走行するため、壁近傍のごみを取り残すという課題があった。
【0004】
そこで本発明は、床清掃具の側方の壁との距離を小さく安定させ、壁近傍のごみを収集できる自走式掃除機を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の自走式掃除機は、本体を移動させる走行手段と、前記本体の移動方向を変更する操舵手段と、清掃を行う清掃手段と、壁あるいは障害物までの距離を検出する測距手段と、前記走行手段および前記操舵手段を制御して前記本体の移動を制御する移動制御手段を備え、前記移動制御手段が、前記測距手段の出力に基づき壁および障害物から所定距離で本体を移動させる壁沿い移動手段を有し、前記清掃手段を構成する本体に支持された床清掃具の一部が本体より左右両側または片側の側方に突出し、突出した周縁部に、略水平方向に回動自在なローラを床清掃具より側方に突出して設けたものである。
【0006】
上記構成によって、壁沿い移動時の清掃にて、ローラが壁に接して回動することにより、床清掃具が接触抵抗とならずに安定して壁に近づいた状態を保持でき、壁近傍のごみを収集できるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、本体を移動させる走行手段と、前記本体の移動方向を変更する操舵手段と、清掃を行う清掃手段と、壁あるいは障害物までの距離を検出する測距手段と、前記走行手段および前記操舵手段を制御して前記本体の移動を制御する移動制御手段を備え、前記移動制御手段が、前記測距手段の出力に基づき壁および障害物から所定距離で本体を移動させる壁沿い移動手段を有し、前記清掃手段を構成する床清掃具の一部が本体より左右両側または片側の側方に突出し、突出した周縁部に、略水平方向に回動自在なローラを床清掃具より側方に突出して設けたものであり、壁沿い移動時の清掃にて、ローラが壁に接して回転することにより、床清掃具が接触抵抗とならずに安定して壁に近づいた状態を保持でき、壁近傍のごみを収集できる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のローラを、水平方向に移動自在に側方外側に付勢して支持したものであり、ローラが壁に強く接触した場合には、ローラ軸が内側に押し込まれることにより壁への近接状態を確保しながら接触の衝撃を緩和できる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の床清掃具側部の壁あるいは障害物への接触を、ローラの側方内側への移動によって検出するものであり、接触検出時に移動制御手段が接触状態から回避するよう本体の動作を制御することにより、安定した壁沿い移動を可能とすることができる。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の床清掃具を本体の進行方向前方に設け、床清掃具の一部が本体より前方に突出し、床清掃具前方の壁あるいは障害物への接触を検出するものであり、床清掃具前方の壁面に接触するまで近接してごみを収集でき、かつ接触検出後に移動制御手段が接触状態から回避するよう本体の動作を制御することにより、方向転換動作が滑らかな壁沿い移動を可能とすることができる。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の自走式掃除機において、略水平方向に回動自在なローラを床清掃具より前方に突出して設け、ローラを、水平方向に移動自在に前方に付勢して支持し、床清掃具前部の壁あるいは障害物への接触を、ローラの後ろ側への移動によって検出するものであり、ローラが壁に強く接触した場合に、ローラが回転することとローラ軸が内側に押し込まれることにより壁への接触の衝撃を緩和でき、接触検出後に、移動制御手段が接触状態から回避するよう本体の動作を制御することにより、方向転換動作が滑らかな壁沿い移動を可能とすることができる。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の自走式掃除機において、略水平方向に回動自在なローラを床清掃具より前方かつ側方に突出して設け、ローラを、水平方向に移動自在に前方かつ側方外側に付勢して支持し、床清掃具の前部あるいは側部の壁あるいは障害物への接触を、ローラの後ろ側あるいは側方内側への移動によって検出するものであり、1組のローラ構成により、床清掃具の前方、側方および斜め方向の壁面への強い接触を検出し、衝撃を緩和することができる。
【0013】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の自走式掃除機において、側方または前方と側方の両方に突出した床清掃具を略水平方向に回転する回転ブラシとするものであり、壁沿い移動時の清掃にて、ブラシが壁に達し、比較的滑らかな床面ではより確実に壁近傍のごみを収集できる。
【0014】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の移動制御手段が清掃領域内側を移動させる内部移動手段を有し、内部移動の清掃時に床清掃具の側方への突出を解消するものであり、壁沿い清掃時には床清掃具が壁に近接して壁近傍のごみを収集でき、内部移動清掃時には床清掃具の側方への突出を解消するものであり、障害物回避を容易にし走行負荷の左右バランスを整えることにより、走行の安定化を図り高速化を可能とすることができる。
【0015】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図1〜6を参照しながら説明する。
【0016】
(実施例1)
図1は、本発明の第1の実施例における自走式掃除機の全体構成の斜視図、図2は壁沿い移動(詳細後述)を行う本体の概略平面図である。図1あるいは図2において、1は清掃領域内を移動しながら清掃を行なう自走式掃除機の本体で、床面上を矢印2の方向に前進して移動する。3,4は本体1の後方左右に配した左右の駆動モータで、それぞれの出力軸は左右の減速機5,6を介して本体1の後方両側部に配した左右の走行輪7,8を回転駆動する。19は従輪で回転自在なフリーキャスター等からなり、本体前部の荷重を支え走行輪7,8の駆動による本体1の動きに追従する。
【0017】
前記左駆動モータ3と右駆動モータ4を独立に回転制御することにより、本体1を矢印2の方向に移動させることはもとより、左駆動モータ3と右駆動モータ4の回転数を異ならせることにより本体1を右旋回あるいは左旋回させることができ、走行手段および操舵手段の機能を有している。9は各種入力に応じて左右の駆動モータ3,4を回転制御し、本体1の移動制御を行なう移動制御手段で、マイクロコンピュータおよびその他制御回路からなる。
【0018】
10,11は本体1の上部に左右に設けた測距手段で、本体1の前方および側方の壁および障害物までの距離を測定する光センサあるいは超音波センサ等により構成されている。21は本体1の方向および位置を計測する位置認識手段で、走行輪7,8の回転数から走行軌跡を演算する軌跡計測手段からなるが、本体の方向を計測するジャイロなどの方向計測手段を組み合わせてもよい。12は本体1の前方下部に配され、床面を掃除する清掃ノズルである。清掃ノズル12の下面にはごみを吸引する吸込口が設けられ、この吸込口に臨むように回転ブラシなどからなるアジテータ13が清掃ノズル12内に設けられ、電動送風機を構成するファンモータ14を駆動することで真空圧を発生させ、清掃ノズル12にその真空圧を作用させて吸込口よりゴミを吸引する。前記アジテータ13はノズルモータ15により伝動ベルト16を介して回転駆動される。
【0019】
本実施例では、清掃ノズル12、ファンモータ14およびアジテータ13により清掃手段を構成しており、清掃ノズル12が床清掃具に該当する。アジテータ13は必要に応じて設けるようにすればよい。
【0020】
さらに、清掃ノズル12は、本体1の前進方向に対し、前部に配置され、本体1の最前部より前方に、最側部(本実施例では走行輪8)より右側方に突出している。
【0021】
20は電池などからなる電源で、本体1内の駆動モータ3,4、ファンモータ14、ノズルモータ15に、また回路部である移動制御手段9、位置認識手段21に、さらにセンサ類である測距手段10,11に電力を供給する。
【0022】
図3、図4は床清掃具のローラ設置箇所の部分拡大図で、図3は概略平面図、図4は概略側面図である。図1〜図4において、31はローラで、清掃ノズル12の本体1より突出した周縁部の右前隅に設けられ、後述のローラ軸32により水平方向に回転自在に支持されている。ローラ31の外周面は清掃ノズル12より前方および側方にわずか(数mm程度)に突出しており、壁面や障害物への接触を想定しているため、傷付け防止のため表面には弾性および緩衝性を持たせてある。32はローラ軸で、清掃ノズル12に設けたローラ軸支持部34により、水平方向に本体1の左右方向から前後方向の約90゜の範囲で、ローラ31突出分にほぼ等しいストロークで、移動自在に支持されている。33はローラ軸付勢手段で、ローラ軸32と清掃ノズル12とを繋ぐ引っ張りバネ等からなり、ローラ軸32を清掃ノズル12の右斜め前約45゜方向に外側に付勢している。よって、ローラ31が壁や障害物と接触していない時、ローラ軸32はローラ軸支持部34の前右最外位置にて支持される。35はローラ接触検出手段で、マイクロスイッチあるいは感圧センサ等からなり、ローラ31が側方の壁面に接触しローラ軸32とともに内側に押し込まれた状態(図3、図4の2点鎖線)を、ローラ軸32との接触によって検出する。
【0023】
また図3に示すように、ローラ接触検出手段35を35a、35b、35cと3カ所設けることにより、それぞれ、接触方向を側方、前方、斜め方向に区別して検出することもできる。
【0024】
図5に本実施例のシステム構成を制御ブロックで示す。移動制御手段9は測距手段10、11と位置認識手段21およびローラ接触検出手段35からの入力に応じて、左駆動モータ3および右駆動モータ4と、ファンモータ14、ノズルモータ15およびブラシモータ39(参照:後述実施例2)への出力を制御する。
【0025】
また、移動制御手段9は、測距手段10、11からの入力に基づいて、壁から一定距離で本体1を移動させる壁沿い移動手段22と、清掃領域の内側部分を移動させる内部移動手段23を有している。
【0026】
図6に、移動制御手段9による移動制御の概略を移動軌跡で説明する。本体1が清掃対象の床面A(清掃領域)上のスタート点Sから運転を開始する。まず、壁沿い移動手段22により、破線矢印で示すように、壁および障害物40から所定距離、本実施例ではローラ31と壁面が距離0で接する距離で、これに沿って領域外周を反時計方向に一周する。この間、右側方に突出した清掃ノズル12を含む清掃手段により壁際の清掃を行う。再びスタート点Sに戻ってくると、次に内部移動手段23により、実線矢印で示すように、外周より内側部分を、直進とターンを繰り返しながら移動する。この間、中央の障害物41を測距手段10、11で検出して回避しながら清掃手段は清掃を行う。内部部分の清掃が終了すると、外周壁沿いにスタート点Sまで戻る。
【0027】
なお、壁沿い移動手段23の動作を反時計回りと説明したが、清掃ノズル12を左側方に突出させておいて時計回りとしてもよい。また、内部移動手段23の動作を直進とターンの往復繰り返しに限定するものではない。また、本体1が清掃環境を記憶する記憶部を具備していれば、清掃領域(および標識の位置)を認識して記憶することができる。
【0028】
以上の構成に基づき、清掃ノズル12とローラ31他の動作を、再び図2〜図4を用いて説明する。図2において、本体1は壁沿い移動手段22により壁面W沿いを所定距離Xで矢印2の方向に走行している。この時、清掃ノズル12に設けたローラ31は壁面Wに接しており、ローラ軸32を中心に図円弧矢印の方向に回転しながら、引っかかって抵抗になることなく壁面Wに沿う。この間清掃手段は壁際のごみを収集する。ここで本体1が所定距離Xより壁面Wに近づくか、本体1の方向が壁面W側にわずかに傾くと、ローラ31は壁面Wに強く接触して、図実直線矢印のようにローラ軸32とともに清掃ノズル12の左右方向内側に押し込まれる。この時、図3、図4において、ローラ31とローラ軸32の位置は2点鎖線で示す位置となり、ローラ接触検出手段35(35a)はローラ31が押し込まれたことをローラ軸32を介して検出する。この信号は移動制御手段9に送られ、壁沿い移動手段22は、本体1が所定距離Xと壁面に平行な向きを保持するよう、清掃ノズル12を壁面Wから遠ざける方向に駆動モータ3、4を制御する。すなわち、壁沿い移動手段22の移動制御には、測距手段10、11とともにローラ31の壁面Wへの接触情報もフィードバックされる。
【0029】
また仮に、前方あるいは斜め前方に壁面が存在し、ローラ31が壁面に強く接触した場合、図2破直線矢印のようにローラ軸32とともに清掃ノズル12の前後方向あるいは斜め方向内側に押し込まれる。この時、図3において、ローラ接触検出手段35bあるいは35cは、ローラ31が押し込まれたことをローラ軸32を介して検出する。上記同様、この信号は移動制御手段9に送られ、壁沿い移動手段22もしくは内部移動手段23は、清掃ノズル12を一旦壁面Wから遠ざけ、その後、移動を継続する方向に本体1を方向転換するよう、駆動モータ3、4を制御する。
【0030】
以上により、壁沿い移動時の清掃にて、清掃ノズル12に設けたローラ31の回転により、安定して壁に接するとともに、清掃ノズル12(に設けたローラ31)自体が接触センサの役割を担うことにより、強い接触状態を検出、回避して、側方壁面への安定した近接状態を保って壁沿い移動を行うことができる。
【0031】
さらに内部移動時も含めて、前方、斜め前方壁面に対しても、強い接触状態を検出、回避して方向転換を行って滑らかな移動を行うことができる。すなわち、滑らかな安定した動作で壁に接近し、壁近傍のごみを収集できるものである。
【0032】
なお、測距センサ10,11は上記の配置、個数に限定するものではなく、必要となる測距範囲を満たす配置、個数を本体1の大きさ、形状、動きに合わせて設定するものとする。
【0033】
また、ローラ31およびローラ軸32を清掃ノズル12の内部に設ける構成として説明したが、上述の機能を満たせばこれに限定するものではなく、例えば清掃ノズル12の上部に設ける等でもよい。ローラ軸を直接付勢することでコンパクトな構成とすることができる。
【0034】
また、ローラの個数、形状、大きさも、上述の機能を満たせばこれに限定するものではなく、例えば清掃ノズル12の左右前部と右後部隅に3箇所設ける等、複数個でもよいし、形状については、本実施例で説明した略垂直方向に設けたローラ軸を中心に回転するローラではなく、例えばボールキャスタでもよい。
【0035】
また、清掃手段の方式を清掃ノズル12からの吸引による集塵として説明したが、これに限定するものではなく、吸着、粘着、掻き集め、あるいはこれらの組み合わせ等でもよい。
【0036】
また、清掃ノズル12を本体1の前方に設けるとしたが、本体1の後方あるいは中間部に設けてもよく、この時、ローラ31の側方への動作・作用については上述と同様であり、前後方向の作用・効果についても、清掃ノズル12を本体1の後方に設けた場合、本体1が後進した時には、ローラ31が後方壁面に接触することで、上述と同様の、強い接触の検出・回避と滑らかな壁面への接近移動による、壁近傍のゴミ収集という作用・効果を得ることができるものである。
【0037】
(実施例2)
本発明の第2の実施例における自走式掃除機の全体構成について、前記実施例1と共通部分の説明は省略し、異なる点を図7の概略平面図および図8の概略側面図を用いて説明する。
【0038】
36はブラシで、その根元は円形のベース板43に固定され、毛先方向はその先端にかけて斜め下方放射状外方向である。ブラシ36の先端付近は床面に接している。38aは減速機、37はブラシ回転軸で、ベース板43に固定されている。ブラシ36、ベース板43、減速機38a、ブラシ回転軸37は同心である。39はブラシモータで、その出力軸には減速機38bが固定されている。減速機38aと減速機38bの間で動力を伝達する。
【0039】
以上、ブラシ36、ブラシ回転軸37、減速機38a、減速機38b、ブラシモータ39により、回転ブラシを構成している。45は回転ブラシ保持ベースで、清掃ノズル12に固定され、ブラシモータ39を固定、ブラシ回転軸37を水平方向に回転自在、上下方向に摺動自在に保持している。ブラシ36は清掃ノズル12の側方と前方にローラ31とほぼ同程度突出している。44はコイルバネで、上下端が座面に固定されており、床面に凹凸があった場合等、ブラシ36の上下動の衝撃を緩和する。
【0040】
以上の構成により、本体1が清掃移動時、ブラシ36が前方で外側から内側に、図7円弧矢印に示すように回転して、ごみを清掃ノズル12の中央側に掻き集め、清掃ノズル12が下面から吸引集塵する。ブラシ36による掻き集め方式は、特に滑らかな床面で壁近傍の集塵をより確実に行うよう期待できる。
【0041】
以上により、壁沿い移動時の清掃にて、清掃ノズル12自体が接触センサの役割を担うことにより、安定した壁面への近接状態を保って壁沿い移動を行い、壁近傍のごみをブラシ36により確実に収集できると同時に、内部領域清掃時には、清掃ノズル12の前方にもブラシ36の集塵能力が作用するので、図6の中央障害物41に前方から近づいたときでも、障害物41の近傍までごみを収集できる。
【0042】
なお、ブラシ36の材質、植毛固定角度、長さ、径等の形態は、図8に限定するものではなく、例えば材質は、樹脂、化繊等の人工毛や、豚毛・馬毛・天然繊維等の天然毛等、選択肢は多様である。選択した材質に合わせて形態を決定する上記別条件も決めればよい。
【0043】
また、回転ブラシを清掃ノズル12のローラ31付近に設けるとしたが、これに限定するものではなく、清掃ノズル12とは別途本体1に設けてもよい。
【0044】
また、ブラシ36の駆動構成は上述に限定するものではなく、例えば、所望のトルクと回転数を満足するモータがあれば、減速機38a、38bを介さずにダイレクトにブラシ36を駆動してもよい。あるいは、吸引風により回転するタービンを駆動源としてもよい。
【0045】
(実施例3)
本発明の第3の実施例における自走式掃除機の全体構成について、前記実施例1と共通部分の説明は省略し、異なる点を図9の概略平面図を用いて説明する。
【0046】
清掃ノズル12は、床清掃具支持部42を介して、本体1に対し所定の水平方向に移動自在に支持されている。清掃ノズル12を保持する位置は基本的に2箇所であり、壁沿い移動時には走行輪8より側方に突出した実線の位置、内部移動時には側方への突出を解消した2点鎖線の位置である。各位置への移動は、手動でも自動でもかまわない。自動の場合の駆動装置については説明を省略する。
【0047】
以上により、壁沿い移動時の清掃にて、清掃ノズル12自体が壁面に近づき、壁近傍のごみを収集できると同時に、内部領域清掃時には、清掃ノズル12の側方への突出を解消して走行抵抗の左右バランスをとって走行の安定を図り、そして走行速度の高速化も可能とすることができる。
【0048】
なお、本実施例においても、壁沿い移動動作をスムースにするため、前述の実施例1で説明したローラ31およびローラ接触検出手段35を設けてもよい。
【0049】
また、床清掃具支持部42の位置は図示に限定するものではない。例えば左右2箇所でもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、壁沿い移動時の清掃にて、床清掃具が安定して壁に近接し、壁近傍のごみを収集できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1〜3における自走式掃除機の内部透視斜視図
【図2】本発明の実施例1における自走式掃除機の概略平面図
【図3】同、自走式掃除機のローラ設置箇所の拡大平面図
【図4】同、自走式掃除機のローラ設置箇所の拡大断面図
【図5】本発明の実施例1〜3における自走式掃除機のシステム構成を示す制御ブロック図
【図6】同、自走式掃除機の作業領域での一連動作例を示す図
【図7】本発明の実施例2における自走式掃除機の概略平面図
【図8】同、自走式掃除機のブラシ設置箇所の拡大断面図
【図9】本発明の実施例3における自走式掃除機の概略平面図
【符号の説明】
1 本体
3、4 駆動モータ
5、6 減速機
7、8 走行輪
9 移動制御手段
10、11 測距手段
12 清掃ノズル
14 ファンモータ
19 従輪
22 壁沿い移動手段
23 内部移動手段
31 ローラ
32 ローラ軸
33 ローラ軸付勢手段
34 ローラ軸支持部
35 ローラ接触検出手段
35a ローラ接触検出手段
35b ローラ接触検出手段
35c ローラ接触検出手段
36 ブラシ
37 ブラシ回転軸
38a 減速機
38b 減速機
39 ブラシモータ
42 床清掃具支持部

Claims (8)

  1. 本体を移動させる走行手段と、前記本体の移動方向を変更する操舵手段と、清掃を行う清掃手段と、壁あるいは障害物までの距離を検出する測距手段と、前記走行手段および前記操舵手段を制御して前記本体の移動を制御する移動制御手段を備え、前記移動制御手段が、前記測距手段の出力に基づき壁または障害物から所定距離で本体を移動させる壁沿い移動手段を有し、前記清掃手段を構成する床清掃具の一部が本体より左右両側または片側の側方に突出し、突出した周縁部に、略水平方向に回動自在なローラを床清掃具より側方に突出して設けた自走式掃除機。
  2. ローラを、水平方向に移動自在に側方外側に付勢して支持した請求項1に記載の自走式掃除機。
  3. 床清掃具側部の壁あるいは障害物への接触を、ローラの側方内側への移動によって検出する請求項1または2に記載の自走式掃除機。
  4. 床清掃具を本体の進行方向前方に設け、床清掃具の一部が本体より前方に突出し、床清掃具前部の壁あるいは障害物への接触を検出する請求項1〜3のいずれか1項に記載の自走式掃除機。
  5. 略水平方向に回動自在なローラを床清掃具より前方に突出して設け、ローラを、水平方向に移動自在に前方に付勢して支持し、床清掃具前部の壁あるいは障害物への接触を、ローラの後ろ側への移動によって検出する請求項4に記載の自走式掃除機。
  6. 略水平方向に回動自在なローラを床清掃具より前方かつ側方に突出して設け、ローラを、水平方向に移動自在に前方かつ側方外側に付勢して支持し、床清掃具の前部あるいは側部の壁あるいは障害物への接触を、ローラの後ろ側あるいは側方内側への移動によって検出する請求項4に記載の自走式掃除機。
  7. 側方または前方と側方の両方に突出した床清掃具を略水平方向に回転する回転ブラシとした請求項1〜6のいずれか1項に記載の自走式掃除機。
  8. 移動制御手段が清掃領域内側を移動させる内部移動手段を有し、内部移動の清掃時に床清掃具の側方への突出を解消する1〜7のいずれか1項に記載の自走式掃除機。
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