JPH09154366A - 藺草収穫機 - Google Patents
藺草収穫機Info
- Publication number
- JPH09154366A JPH09154366A JP31515695A JP31515695A JPH09154366A JP H09154366 A JPH09154366 A JP H09154366A JP 31515695 A JP31515695 A JP 31515695A JP 31515695 A JP31515695 A JP 31515695A JP H09154366 A JPH09154366 A JP H09154366A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- net
- rush
- planted
- straw
- machine body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
- Safety Devices And Accessories For Harvesting Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】植立藺草に掛けられた倒伏防止用の網の持ち上
げ動力の省力化を図り、しかも網を所定の方向に正確に
めくり上げることができるようにする。 【解決手段】植立藺草Ｓに掛けられた倒伏防止用の網Ｎ
を係合案内する網案内体１７を、刈取前処理部３の未刈
地側の高所に設けて、前記網Ｎの所定部分を前記網案内
体１７に係合させた状態で機体２を走行させるに伴っ
て、刈取前処理部３の前方側の網部分が順に持ち上げ案
内されて、未刈側の植立藺草上にめくり上がるよう構成
してある。
げ動力の省力化を図り、しかも網を所定の方向に正確に
めくり上げることができるようにする。 【解決手段】植立藺草Ｓに掛けられた倒伏防止用の網Ｎ
を係合案内する網案内体１７を、刈取前処理部３の未刈
地側の高所に設けて、前記網Ｎの所定部分を前記網案内
体１７に係合させた状態で機体２を走行させるに伴っ
て、刈取前処理部３の前方側の網部分が順に持ち上げ案
内されて、未刈側の植立藺草上にめくり上がるよう構成
してある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は藺草収穫機に関す
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】藺草の栽培においては、生成した藺草が
無方向に倒伏して損傷したり大きく絡まり合ったりする
ことがないように網が掛けられている。この網は大きく
て相当重いものであり、収穫時における網のめくり上げ
を作業者が行っていたのでは、多大な労力を要して作業
効率が悪く、また、人力によって力まかせに網をめくり
上げると藺草を傷つけるという問題がある。
無方向に倒伏して損傷したり大きく絡まり合ったりする
ことがないように網が掛けられている。この網は大きく
て相当重いものであり、収穫時における網のめくり上げ
を作業者が行っていたのでは、多大な労力を要して作業
効率が悪く、また、人力によって力まかせに網をめくり
上げると藺草を傷つけるという問題がある。
【０００３】そこで、従来、特開平4-237428号公報に開
示されているように、倒伏防止用の網が掛けられた植立
藺草を刈取る刈取前処理部の横側部位に、ブロワの吹出
し口を設けて、網を未刈植立藺草上に風力でめくり上げ
るよう構成していた。
示されているように、倒伏防止用の網が掛けられた植立
藺草を刈取る刈取前処理部の横側部位に、ブロワの吹出
し口を設けて、網を未刈植立藺草上に風力でめくり上げ
るよう構成していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成によれば、ブロワからの風力で網を持ち上げる
よう構成してあったために、大きな動力が必要で、その
うえ網を所定の方向に正確にめくり上げるのが難しかっ
た。
来の構成によれば、ブロワからの風力で網を持ち上げる
よう構成してあったために、大きな動力が必要で、その
うえ網を所定の方向に正確にめくり上げるのが難しかっ
た。
【０００５】本発明の目的は、植立藺草に掛けられた倒
伏防止用の網の持ち上げ動力の省力化を図り、しかも前
記網を所定の方向に正確にめくり上げることができるよ
うにすることにある。
伏防止用の網の持ち上げ動力の省力化を図り、しかも前
記網を所定の方向に正確にめくり上げることができるよ
うにすることにある。
【０００６】
〔構成〕請求項１にかかる発明の特徴構成は、植立藺草
に掛けられた倒伏防止用の網を係合案内する網案内体
を、刈取前処理部の未刈地側の高所に設けて、前記網の
所定部分を前記網案内体に係合させた状態で機体を走行
させるに伴って、刈取前処理部の前方側の網部分が順に
持ち上げ案内されて、未刈側の植立藺草上にめくり上が
るよう構成してあることにある。
に掛けられた倒伏防止用の網を係合案内する網案内体
を、刈取前処理部の未刈地側の高所に設けて、前記網の
所定部分を前記網案内体に係合させた状態で機体を走行
させるに伴って、刈取前処理部の前方側の網部分が順に
持ち上げ案内されて、未刈側の植立藺草上にめくり上が
るよう構成してあることにある。
【０００７】請求項２にかかる発明の特徴構成は、前記
機体を走行させるに伴って、前記網に係合しながら案内
回転する係合突起付きの回転体を設けて前記網案内体を
構成してあることにある。
機体を走行させるに伴って、前記網に係合しながら案内
回転する係合突起付きの回転体を設けて前記網案内体を
構成してあることにある。
【０００８】請求項３にかかる発明の特徴構成は、前記
機体を走行させるに伴って、前記網案内体が上下動する
よう構成してあることにある。
機体を走行させるに伴って、前記網案内体が上下動する
よう構成してあることにある。
【０００９】〔作用〕請求項１の構成によれば、〔イ〕
植立藺草に掛けられた倒伏防止用の網の所定部分を案内
体に係合させた状態で機体を走行させると、それに伴っ
て、刈取前処理部の前方側の網部分が網案内体に順に持
ち上げ案内されて、未刈側の植立藺草上にめくり上が
る。
植立藺草に掛けられた倒伏防止用の網の所定部分を案内
体に係合させた状態で機体を走行させると、それに伴っ
て、刈取前処理部の前方側の網部分が網案内体に順に持
ち上げ案内されて、未刈側の植立藺草上にめくり上が
る。
【００１０】請求項２の構成によれば、上記〔イ〕と同
様の作用に加え、〔ロ〕機体を走行させるに伴って、前
記網に係合しながら案内回転する係合突起付きの回転体
を設けて前記網案内体を構成してあるから、構造を簡素
化できるとともに、網を確実に案内することができる。
様の作用に加え、〔ロ〕機体を走行させるに伴って、前
記網に係合しながら案内回転する係合突起付きの回転体
を設けて前記網案内体を構成してあるから、構造を簡素
化できるとともに、網を確実に案内することができる。
【００１１】請求項３の構成によれば、上記〔イ〕と同
様の作用に加え、〔ハ〕前記機体を走行させるに伴っ
て、前記網案内体が上下動するから、機体前方側で網が
植立藺草からはずれやすくなる。
様の作用に加え、〔ハ〕前記機体を走行させるに伴っ
て、前記網案内体が上下動するから、機体前方側で網が
植立藺草からはずれやすくなる。
【００１２】〔効果〕従って、請求項１の構成によれ
ば、上記作用〔イ〕により、植立藺草に掛けられた倒伏
防止用の網の持ち上げ動力の省力化を図ることができ、
しかも前記網を所定の方向に正確にめくり上げることが
できるようになった。
ば、上記作用〔イ〕により、植立藺草に掛けられた倒伏
防止用の網の持ち上げ動力の省力化を図ることができ、
しかも前記網を所定の方向に正確にめくり上げることが
できるようになった。
【００１３】請求項２の構成によれば、上記請求項１の
構成による効果と同様の効果を奏することができるのに
加え、上記作用〔ロ〕により、構造の複雑化を招来する
ことなく、前記網を所定の方向に正確にめくり上げるこ
とができるようになった。
構成による効果と同様の効果を奏することができるのに
加え、上記作用〔ロ〕により、構造の複雑化を招来する
ことなく、前記網を所定の方向に正確にめくり上げるこ
とができるようになった。
【００１４】請求項３の構成によれば、上記請求項１の
構成による効果と同様の効果を奏することができるのに
加え、上記作用〔ハ〕により、前記網を所定の方向に正
確にめくり上げることができるようになった。
構成による効果と同様の効果を奏することができるのに
加え、上記作用〔ハ〕により、前記網を所定の方向に正
確にめくり上げることができるようになった。
【００１５】
【発明の実施の形態】図１に藺草収穫機の全体側面が、
図２にその平面が、図３にその要部の正面が夫々示され
ている。この藺草収穫機は、クローラ走行装置１を備え
た自走機体２の前部に支点Ｘを中心に上下揺動調節自在
な刈取前処理部３を連結するとともに、自走機体２上に
回収台４・原動部５・操縦部６を搭載したものとして構
成してある。
図２にその平面が、図３にその要部の正面が夫々示され
ている。この藺草収穫機は、クローラ走行装置１を備え
た自走機体２の前部に支点Ｘを中心に上下揺動調節自在
な刈取前処理部３を連結するとともに、自走機体２上に
回収台４・原動部５・操縦部６を搭載したものとして構
成してある。
【００１６】前記刈取前処理部３には、植立した藺草Ｓ
に振動を与えて藺草Ｓ同士の絡まりを解ぐすべく高速で
自転駆動される回転分草杆７と、分草された藺草Ｓを所
定の刈取立姿勢にまで引起こす引き起し装置８と、引起
こされた藺草Ｓの株元を切断する刈刃９と、刈取り藺草
Ｓの茎先側を左右から挟持して後方に搬送する挟持搬送
装置１０と、藺草Ｓの挟持箇所よりも株元側部分を既刈
地側に向けて係止搬送する上下２段の横送り装置１１
と、横送りされた藺草Ｓに高速で風を吹き付けて既刈地
側上方にさばき上げるとともに搬送藺草中に含まれる短
い屑藺を既刈地側に吹き飛ばすためのブロワ１２と、さ
ばかれた藺草Ｓを掻き上げて挟持箇所より株元側部分を
横倒れ姿勢に屈曲させる係止持上げ装置１３と、横倒れ
姿勢になった藺草Ｓを茎先側から株元側に向かって梳き
伸ばしながら屑藺を株元側に送り出す選りベルト１４
と、送り出された屑藺を上下から挟持して機外に放出す
る上下一対の選りローラ１５と、選り処理及び後方への
挟持搬送が終了した横倒れ姿勢の藺草Ｓを結束して前記
回収台４上に放出する結束装置１６とを設けてあり、２
条の藺草Ｓを刈取り選別した後、所定量づつ結束して横
倒れ姿勢で回収台４上に回集してゆくよう構成してあ
る。
に振動を与えて藺草Ｓ同士の絡まりを解ぐすべく高速で
自転駆動される回転分草杆７と、分草された藺草Ｓを所
定の刈取立姿勢にまで引起こす引き起し装置８と、引起
こされた藺草Ｓの株元を切断する刈刃９と、刈取り藺草
Ｓの茎先側を左右から挟持して後方に搬送する挟持搬送
装置１０と、藺草Ｓの挟持箇所よりも株元側部分を既刈
地側に向けて係止搬送する上下２段の横送り装置１１
と、横送りされた藺草Ｓに高速で風を吹き付けて既刈地
側上方にさばき上げるとともに搬送藺草中に含まれる短
い屑藺を既刈地側に吹き飛ばすためのブロワ１２と、さ
ばかれた藺草Ｓを掻き上げて挟持箇所より株元側部分を
横倒れ姿勢に屈曲させる係止持上げ装置１３と、横倒れ
姿勢になった藺草Ｓを茎先側から株元側に向かって梳き
伸ばしながら屑藺を株元側に送り出す選りベルト１４
と、送り出された屑藺を上下から挟持して機外に放出す
る上下一対の選りローラ１５と、選り処理及び後方への
挟持搬送が終了した横倒れ姿勢の藺草Ｓを結束して前記
回収台４上に放出する結束装置１６とを設けてあり、２
条の藺草Ｓを刈取り選別した後、所定量づつ結束して横
倒れ姿勢で回収台４上に回集してゆくよう構成してあ
る。
【００１７】上記構成の藺草収穫機を用いての刈取り収
穫に際しては、植立藺草Ｓに掛けられた倒伏防止用の網
Ｎを刈取進行に伴ってめくり上げる必要があり、この藺
草収穫機には次に示すような網めくり上げ手段を設けて
ある。
穫に際しては、植立藺草Ｓに掛けられた倒伏防止用の網
Ｎを刈取進行に伴ってめくり上げる必要があり、この藺
草収穫機には次に示すような網めくり上げ手段を設けて
ある。
【００１８】つまり、図１，図５に示すように、植立藺
草Ｓに掛けられた倒伏防止用の網Ｎを係合案内する網案
内体１７を、刈取前処理部３の未刈地側の高所である引
き起し装置８の引き起しケース１９の左上端に設けて、
前記網Ｎの所定部分を前記網案内体１７に係合させた状
態で機体２を走行させるに伴って、刈取前処理部３の前
方側の網部分Ｎ’が順に持ち上げ案内されて、未刈側の
植立藺草上にめくり上がるよう構成してある。
草Ｓに掛けられた倒伏防止用の網Ｎを係合案内する網案
内体１７を、刈取前処理部３の未刈地側の高所である引
き起し装置８の引き起しケース１９の左上端に設けて、
前記網Ｎの所定部分を前記網案内体１７に係合させた状
態で機体２を走行させるに伴って、刈取前処理部３の前
方側の網部分Ｎ’が順に持ち上げ案内されて、未刈側の
植立藺草上にめくり上がるよう構成してある。
【００１９】図６に示すように前記網案内体１７は、網
Ｎに係合する係合突起１７ａを備えた皿状の第１回転体
２２と、これと同径の円盤状の第２回転体２３との底部
外面同士を固着して成る回転体を、前記第１回転体２２
が左外側に位置する状態に、支持アーム２０により遊転
自在に支持して構成してある。前記支持アーム２０は、
その基端部を引き起しケース１９の上端で前後軸芯周り
に揺動自在に枢支するとともに、背部側からスプリング
２１で引き付勢して、前記走行に伴って網案内体１７が
上下動するように、かつ、網Ｎのめくり量の変化に対応
可能に構成してある。
Ｎに係合する係合突起１７ａを備えた皿状の第１回転体
２２と、これと同径の円盤状の第２回転体２３との底部
外面同士を固着して成る回転体を、前記第１回転体２２
が左外側に位置する状態に、支持アーム２０により遊転
自在に支持して構成してある。前記支持アーム２０は、
その基端部を引き起しケース１９の上端で前後軸芯周り
に揺動自在に枢支するとともに、背部側からスプリング
２１で引き付勢して、前記走行に伴って網案内体１７が
上下動するように、かつ、網Ｎのめくり量の変化に対応
可能に構成してある。
【００２０】上記の構成により、作業者が未刈側の網部
分を前記網案内体１７の第１回転体２２に係止させ、そ
の状態で機体２を走行させると、それに伴って、図４に
示すように、刈取前処理部３の前方側の網部分Ｎ’が網
案内体１７の第１，第２回転体２２，２３に順に持ち上
げ案内されて、未刈側の植立藺草上にめくり上がる。
分を前記網案内体１７の第１回転体２２に係止させ、そ
の状態で機体２を走行させると、それに伴って、図４に
示すように、刈取前処理部３の前方側の網部分Ｎ’が網
案内体１７の第１，第２回転体２２，２３に順に持ち上
げ案内されて、未刈側の植立藺草上にめくり上がる。
【００２１】〔別実施形態〕図７に示すように、前記支
持アーム２０に代えて、パンタグラフ２４を設けて、網
Ｎのめくり量の変化に、より効果的に対応するよう構成
してもよい。
持アーム２０に代えて、パンタグラフ２４を設けて、網
Ｎのめくり量の変化に、より効果的に対応するよう構成
してもよい。
【００２２】機体２の未刈地側の横側に、網Ｎに風を吹
きつけるブロワ（図示せず）を設けて、網Ｎが未刈側の
植立藺草上に、より確実にめくり上がるよう構成しても
よい。前記網案内体１７を上下動不能に構成したもので
あってもよい。
きつけるブロワ（図示せず）を設けて、網Ｎが未刈側の
植立藺草上に、より確実にめくり上がるよう構成しても
よい。前記網案内体１７を上下動不能に構成したもので
あってもよい。
【００２３】なお、特許請求の範囲の項に図面との対照
を便利にするために符号を記すが、この記入により本発
明は添付図面の構成に限定されるものではない。
を便利にするために符号を記すが、この記入により本発
明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】藺草収穫機の全体側面図
【図２】藺草収穫機の全体平面図
【図３】要部の正面図
【図４】収穫作業状況を示す平面図
【図５】収穫作業状況を示す正面図
【図６】網案内体の側面図
【図７】別実施形態の正面図
２ 機体 ３ 刈取前処理部 １７ 網案内体 ２２ 回転体 Ｎ 網 Ｎ’ 網部分 Ｓ 植立藺草
Claims (3)
- 【請求項１】 植立藺草（Ｓ）に掛けられた倒伏防止用
の網（Ｎ）を係合案内する網案内体（１７）を、刈取前
処理部（３）の未刈地側の高所に設けて、前記網（Ｎ）
の所定部分を前記網案内体（１７）に係合させた状態で
機体（２）を走行させるに伴って、刈取前処理部（３）
の前方側の網部分（Ｎ’）が順に持ち上げ案内されて、
未刈側の植立藺草上にめくり上がるよう構成してある藺
草収穫機。 - 【請求項２】 前記機体（２）を走行させるに伴って、
前記網（Ｎ）に係合しながら案内回転する係合突起付き
の回転体（２２）を設けて前記網案内体（１７）を構成
してある請求項１記載の藺草収穫機。 - 【請求項３】 前記機体（２）を走行させるに伴って、
前記網案内体（１７）が上下動するよう構成してある請
求項１又は２記載の藺草収穫機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31515695A JPH09154366A (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 藺草収穫機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31515695A JPH09154366A (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 藺草収穫機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09154366A true JPH09154366A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18062100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31515695A Pending JPH09154366A (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 藺草収穫機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09154366A (ja) |
-
1995
- 1995-12-04 JP JP31515695A patent/JPH09154366A/ja active Pending
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