JPH09154264A - コイル巻線機 - Google Patents

コイル巻線機

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Publication number
JPH09154264A
JPH09154264A JP8822896A JP8822896A JPH09154264A JP H09154264 A JPH09154264 A JP H09154264A JP 8822896 A JP8822896 A JP 8822896A JP 8822896 A JP8822896 A JP 8822896A JP H09154264 A JPH09154264 A JP H09154264A
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JP
Japan
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coil
slot
hook
stator core
conductor
Prior art date
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Application number
JP8822896A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Miyazaki
寛 宮崎
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一本の導線を順次繰り出してステータコアに
巻き付け、コイルを形成することができる自動化された
巻線機を提供する。 【解決手段】 モータのステータコア10の一方の端面
側に導線24を繰り出し所定の動きをするノズル26
と、導線24を引っ掛けて所定の動きをする第1フック
28が配置されている。ステータコア10の他方の端面
側に導線24を引っ掛けて所定の動きをする第2フック
30が配置されている。ステータコア10の両端面にお
いて、導線24を挿入すべきスロット14-1,14-2の
間にはコイルエンドガイド20が配置されている。ノズ
ル26、第1フック28および第2フック30によって
導線24がスロット14-1,14-2およびコイルエンド
ガイド20に沿って巻き付けられる。特に、ノズル2
6、第1フック28および第2フック30により、導線
24がスロットに平行な状態を保って、当該スロットに
挿入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導線を巻き付けコ
イルを形成する巻線機、特にモータのステータのコイル
を形成する巻線機に関する。
【0002】
【従来の技術】モータにおいて、回転磁界を形成するス
テータは、円筒内面に複数の磁極を周方向に櫛歯状に配
置されたステータコアと、櫛歯状に配列された磁極の間
であるスロットに導線を挿入して磁極に巻回し形成され
たコイルを有している。コイルを形成するために導線を
巻き付ける作業は、円筒の内径に対して行う作業とな
り、作業性が悪く、自動化についても困難な点が多い。
【0003】また、より強力な回転磁界を形成するため
に、コイルの導線はステータのスロットになるべく多く
挿入されることが好ましい。すなわち、スロットの断面
積に対するスロットに挿入された導線の断面積の和の比
である占積率を高くすることが要求される。
【0004】さらにまた、ステータコアの端部におい
て、あるスロットから他のスロットに掛け渡された部分
の導線(コイルエンド)は、短くまた小さくまとめられ
ることが好ましい。これは、コイルエンドを短くするこ
とによって銅損を低減し、小さくまとめることによって
モータ外形の小型化を図ることができるからである。
【0005】以上のような要求を満足させ、効率良く作
業を行い、または機械化を行えるよう従来より様々な方
法および装置が提案されている。
【0006】コイルの形成方法として、外段取りで導線
を所定回数巻いた導線束を形成し、コイルエンド部分を
ステータの半径方向外側に引き、導線束を所定のスロッ
トに引き込む方法がある。この場合は、ステータコアの
スロット開口部分の幅が狭いために、多くの導線を一度
に挿入することに無理があり、導線の絶縁破壊、線切れ
が発生しやすいという問題がある。また、導線間の隙間
ができやすく占積率を上げることができないという問題
もある。さらに、コイルエンド部分を掴んで導線をスロ
ット内に引き込むので、この部分が長く、大きくなりが
ちである。
【0007】このようなコイル形成方法の欠点を補うも
のとして、1本の導線をノズルより順次繰り出し、この
ノズルをスロット形状に沿って移動させ、ステータコア
に導線を巻き付ける方法がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、導線を
ノズルより繰り出して巻き付ける場合は、ノズルによっ
て導線を引き回すと、導線がスロットのエッジ部分など
に擦り付けられ、この部分の絶縁被膜が損傷するという
問題があった。
【0009】また、単にノズルによって導線を引き回す
だけではスロット内で導線が揃わずスロット内の導線の
占積率が低くなり、これを高める要求がある場合には不
向きであった。また、コイルエンドの処理においても、
十分に小さくまとめることができない。
【0010】さらに、すでに巻き付けた導線は、現在巻
き付けられている導線の張力を受け、スロットの中で常
に内側すなわちスロット開口部分に向けて移動しようと
するので、占積率が上がらないという問題もあった。
【0011】本発明は前述の問題点を解決するためにな
されたものであり、導線および導線の絶縁被膜の損傷を
防止し、占積率を高めることのできる、自動化された巻
線機を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明にかかるコイル巻線機は、モータのステー
タコアの第1および第2のスロットに導線を巻き渡して
コイルを形成する巻線機であって、退避時にはステータ
コアの第1端面側に位置し、進出時にはステータコアの
第2端面側に突出する、導線を繰り出すノズルと、前記
ステータコアの第1端面側に位置する第1のフックと、
退避時には前記ステータコアの第2端面側に位置し、進
出時にはステータコアの第1端面側に突出する第2のフ
ックと、前記第1および第2スロットの間のコイルエン
ド部分の導線を案内するコイルエンドガイドと、を有し
ている。
【0013】そして、前記第1フックと前記第2フック
によって前記第1スロットに略平行に導線を張り渡し、
前記第1フックと前記第2フックが協働して、この略平
行状態を保ったまま当該第1スロット内に導線を挿入し
て、前記第1端面から前記第2端面に導線を掛け渡す。
次に、前記ノズルと前記第2フックが協働して導線を前
記コイルエンドガイドに沿わせて、前記第2端面におい
て前記第1スロットから前記第2スロットに導線を掛け
渡す。次に、前記第2フックと前記ノズルによって前記
第2スロットに略平行に導線を張り渡し、前記第2フッ
クと前記ノズルが協働して、この略平行状態を保ったま
ま当該第2スロット内に導線を挿入して、前記第2端面
から前記第1端面に導線を掛け渡す。次に、前記ノズル
が導線を前記コイルエンドガイドに沿わせて、前記第1
端面において前記第2スロットから前記第1スロットに
導線を掛け渡す。そして、以上の操作を所定回数繰り返
して導線をステータコアに巻き付けコイルを形成する。
【0014】以上のように、導線がスロットに挿入され
るときには、第2フックと、第1フックもしくはノズル
とによって、スロットに略平行または実質的に平行に移
動されて当該スロットに挿入されるので、スロット端部
のエッジ部分で導線が擦られ絶縁被膜が損傷することを
防止することができる。
【0015】さらに、コイルエンドガイドによりコイル
エンドの形状を整えることができ、コイルエンドを小さ
くまとめることができる。また、コイルエンドガイドに
よって、すでに巻かれた導線の位置を保持することがで
きるので、導線が浮くことを防止することができ、これ
によっても占積率を高めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる好適な実施
の形態を図面に従って説明する。図1には、本実施形態
であるステータの巻線機の主要構成が示されている。ス
テータコア10は円筒形状を有し、その円筒の内面に円
筒軸方向に延びる複数の磁極12が櫛歯状に設けられて
いる。そして、磁極の間の部分が、コイル導線が挿入さ
れるスロット14となっている。図1においては、ステ
ータコア10はその一部が示されている。ステータコア
10は、その円筒外周を割出し治具16によって包み込
むように保持されている。この割出し治具16とステー
タコア10は、不図示のキーによって周方向の位置決め
がなされており、これによって、装置本体とステータコ
ア10の相対位置が規定されている。また、割出し治具
16の端面には、ステータ軸方向にほぼ平行に絡げピン
18がスロット14に対応して突設されている。
【0017】ステータコア10の両方の円筒端部にはコ
イルエンドガイド20が保持部材22により保持されて
いる。図2に示すように、コイルエンドガイド20は、
略コの字型の保持部材22の両端に取り付けられてお
り、保持部材22のコの字の端部によってステータコア
10を挟持することによって所定位置に保持される。
【0018】また、図3に示すように、コイルエンドガ
イド20の側面形状は、中央部20aが肉厚で、両方の
端部20bが肉薄の全体として船のような形状をしてい
る。また、コイルエンドガイド端部20bは図2に示す
ようにステータコア側の角部にまるみが設けられてい
る。
【0019】コイルエンドガイド20のステータコア周
方向は、ひとつのコイルが挿入されるふたつのスロット
14-1,14-2に達する長さがあり、コイルエンドガイ
ド端部20bと、これに対応するスロット14の底面1
4a、側面14bの間には隙間が設けられている。この
隙間は、コイルを形成する導線を挿入する際に必要とな
るものであり、後に詳細に説明する。
【0020】本実施形態においては、図1に示すよう
に、さらに導線24を繰り出すノズル26と、前記ノズ
ル26と同じステータコア10の端面側に配置された第
1フック28と、反対側の端面に配置された第2フック
30が備えられている。これらノズル26と第2フック
30は、図1においては退避位置にあるときが示されて
おり、後述する動作の説明のための図において進出位置
が示される。
【0021】ノズル26は、ノズルアーム32に支持さ
れた支持パイプ34の先端に、互いの軸をずらして設け
られており、ノズルアーム32によって左右、前後、上
下および回転の4軸の制御が可能である。導線24は、
不図示のテンショナから支持パイプ34の図中右側に導
かれ、このパイプ34の内径を貫いて先端のノズル26
まで導かれている。支持パイプ34の長さは、ステータ
コア10の軸方向の長さより長く、最も軸方向に進出し
たときにノズル26がステータコア10の反対側の端面
を越える長さとなっている。
【0022】第1フック28は第1フックアーム36に
支持された第1支持バー38の先端に設けられており、
第1フックアーム36によって左右、前後、上下および
回転の4軸の制御が可能である。第1支持バー38の長
さは、巻線動作中に第1フックアーム36と絡げピン1
8が干渉しない長さとなっている。第2フック30は第
2フックアーム40に支持された第2支持バー42の先
端に設けられており、第2フックアーム40によって左
右、前後、上下および回転の4軸の制御が可能である。
第2支持バー42の長さは、ステータコア10の軸方向
の長さより長く、最も軸方向に進出したときに第2フッ
ク30がステータコア10の反対側の端面を越える長さ
となっている。
【0023】図4から図24は、本実施形態のコイル巻
線機の動作を説明する図である。本図において、導線を
挿入する対象となるスロットは符号14-1および14-2
によって示されるスロットである。また、これらの図に
おいて、図中に示すようにステータコア10の軸方向を
X方向、上方向をZ方向、X方向とZ方向に直交する方
向をY方向として説明する。また、ステータコア10の
図中手前側の端面を第1端面10a、奥側を第2端面1
0bとして説明する。
【0024】図4は、導線の巻き付け前の状態を示して
いる。導線24の先端をクランプ44で把持し、ノズル
アーム32を略Y方向に移動させ、導線24を引き出
す。図5では、スロット14-1に対応する絡げピン18
までノズル26を移動させ、支持パイプ34を回転させ
ることにより、この絡げピン18に導線24を絡ませ
る。図6では、ノズル26を略Z方向に移動させ、さら
に第1フック28を移動させてステータコア10の内面
より内側でこれによって導線24を引っ掛ける。図7で
は、第2フック30を移動させて第1端面10aの側ま
で進出させ、第1フック28の位置よりややZ方向で、
第2フック30により導線24を引っ掛ける。図8では
ノズル26と第2フック30をともにX方向に第2端面
10bまで移動させ、導線24を引き出しつつステータ
コア10の内側に張り渡す。この張り渡す位置は、スロ
ット14-1の開口部に対向する位置である。そして、図
9および図24に示すように、スロット14-1に平行に
導線を当該スロット内に挿入し、図24の矢印に沿っ
て、コイルエンドガイド端部20bの先端を迂回してス
ロットの底まで挿入される。このとき、第1フック28
と第2フック30が協働し、常に導線24をスロットに
平行に移動させることにより、導線24がステータコア
10の端部のエッジなどにより擦られることを防止し、
絶縁被膜の損傷や導線の破断が防止される。そして、第
1フック28が回転して導線24を解放する。
【0025】図10では、第1フック28をほぼY方向
に移動させ、後工程において、ノズル26などと干渉し
ないようにする。図11では、ノズル26と第2フック
30を協働してほぼY方向にスロット14-2の過ぎる位
置まで移動させ、その後第2フック30を−X方向にや
や動かす。これによって、導線24を第2端面10bの
コイルエンドガイド20の下面側に位置させる。図12
では、第2フック30を回転させて導線24を一旦解放
する。このとき、導線24はコイルエンドガイド端部2
0bの丸み部分に沿って、コイルエンドガイド20とス
テータコア10の間に導かれ、ノズル26によって適切
な張力が加えられ、コイルエンドガイド20の下側に導
かれる。
【0026】図13では、第2フック30をZ方向、−
X方向、Y方向の順に移動させて、ステータコア10の
内側部分で導線24を再度引っ掛ける。図14では、ノ
ズル26を−X方向に第1端面10a側まで移動させて
導線24を引き出し、ステータコア10の内側に導線2
4を張り渡す。このときの導線24が張られる位置はス
ロット14-2の開口部に対向する位置である。図15で
は、スロット14-2に沿って張り渡した導線をノズル2
6と第2フック30を−Z方向に移動させてスロット1
4-2内に挿入する。さらに、図16でノズル26を導線
24がコイルエンドガイド端部20bを迂回するように
移動させ、スロット14-2の底部まで導線を挿入する。
この迂回操作中に、第2フック30を回転させて、導線
24を解放する。
【0027】図17では、ノズル26をほぼ−Y方向に
移動させることによって、第1端面10a側のコイルエ
ンドガイド20の下面に導線を沿わせる。図18では、
ノズル26をZ方向およびY方向に移動させ、ノズル2
6の先端がステータコア10の内筒面の内側に位置する
ようにする。このとき、導線24はコイルエンドガイド
端部20bの丸み部分に沿って、コイルエンドガイド2
0とステータコア10の間に導かれ、ノズル26によっ
て適切な張力が加えられ、コイルエンドガイド20の下
側に導かれる。図19では、前記ノズル26のやや−Z
方向の位置で第1フック28によって導線24を引っ掛
け、一方第2フック30を第1端面10a側まで進出さ
せ、第1フック28の引っ掛け位置とノズル26の間で
導線24を引っ掛ける。そして、図20に示すように導
線24をスロット14-1の開口部に対向する位置に張り
渡し、図21に示すように、第1フック28と第2フッ
ク30を−Z方向に移動させてスロット14-1に挿入す
る。そして、図22に示すように、第2フック30を、
導線24がコイルエンドガイド20を迂回するように移
動させて、これの下に回り込ませる。また、これと同時
に、第1フック28を軸回りに回転させて、導線24を
解放する。最後にスロット14-2に対応する絡げピン1
8に導線24を巻き付け、スロット14-1,14-2の第
1層のコイル46のひとつ(46-1)が形成される(図
23)。
【0028】図25は、図23に示すスロット14-1,
14-2の最下層に形成されたコイル46-1をステータコ
ア10の軸方向より見た状態を示した図である。図26
は、さらに詳細な図であり、図26(a)は、ステータ
コア軸方向から見た状態を示した図であり、(b)はス
テータコアの軸に直交する方向から見た状態を示した図
である。この状態で、樹脂融着などによりコイルの導線
24を固定する。そして、コイルエンドガイド20を外
す。そして、図27に示すように次のコイルを形成すべ
きスロット14-3、14-4に対応してコイルエンドガイ
ド20´を固定する。このコイルエンドガイド20´
は、スロット14-1,14-2に形成されたコイル46-1
と干渉しないように所定の部分に切り欠きが設けられ、
形成されたコイルがまた後に巻かれるコイルと干渉しな
いような形状となるよう形状が定められている。そし
て、前述した図4から図23の動作を行い、コイル46
-2を形成する。このとき、2個目のコイル46-2と1個
目のコイル46-1が重なる部分については、図28に示
されるようにステータコア10の軸方向に積み重ねられ
る。
【0029】このようにして、各スロットに順次コイル
が形成されるが、この順番の一例が図29に示されてい
る。丸で囲われた数字が巻線を行う順番であり、各々が
独立して巻き付けられた後、結線部48、U,V,Wの
各相端子50および中立端子52とにおいて結線が行わ
れる。なお、この結線は、後述するように全ての層のコ
イルが巻き終わった時に行われる。
【0030】図30には、第1層のコイル形成が終了
し、第2層にコイルを形成するためのコイルエンドガイ
ド54を所定の位置に保持し、第2層のコイル56がひ
とつ形成された状態が示されている。このコイル56の
形成も、図4から図23にて説明したと同様にノズル2
6、第1フック28および第2フック30を制御して行
われる。そして、再び図29に示した順番に第2層の各
コイルを形成する。以上を所定の層数繰り返してスロッ
ト内を導線24で満たし、結線を行いステータが完成す
る。
【0031】以上の実施形態においては、導線24をス
ロット14に挿入する際に、必ず両端をノズル26と第
1フック28と第2フック30のうちふたつを使ってス
ロットに略平行に保持し、この平行状態を維持して挿入
が行われる。したがって、導線24の動きを確実に制御
することができるとともに、磁極12の端部のエッジな
どで導線24の絶縁被膜が損傷されることが抑えられ
る。また、複数の層に分割し、巻き付けることにより、
コイルエンド部分を小型化することができる。
【0032】次に説明する実施形態は、前述の実施形態
のように各コイルを平均的に、徐々に形成するのではな
く、各コイルをひとつずつ完成させながらステータのコ
イル巻線を行う方法である。
【0033】本実施形態が、前述の図1に示される実施
形態と異なるのは、コイルエンドガイドの形状のみであ
る。図31には、本実施形態のコイルエンドガイド58
および、これをステータコア10の所定位置に保持する
保持部材が示されている。図32には、コイルエンドガ
イド58がステータコア10に取り付けられた状態が示
されている。コイルエンドガイド58の両端は、コイル
の形成対象となるスロット14-1,14-2に掛っておら
ず、スロット14-1,14-2の側面上部まで延びてい
る。また、スロット14-1,14-2の内側のスロットと
も干渉しない形状となっている。
【0034】コイルの形成に関しては、前述の実施形態
とほぼ同様の動作で行われるが、コイルエンドガイド5
8がスロット14に掛っていないので、導線24をスロ
ットに挿入する際にコイルエンドを迂回する動きをする
必要はない。したがって、スロットに導線24を挿入す
るときには、ステータコア10の内面にスロット14に
ほぼ平行に張り渡された導線24は、このほぼ平行状態
を保ったまま挿入される。そして、前述の実施形態とほ
ぼ同様の動作を所定回数繰り返し、図33に示されるよ
うに、スロット14-1,14-2の底部の互いに近い位置
にまずコイルが形成される。そして、導線24の端がス
ロット14-2に対応する絡げピン18に絡げられ第1層
のコイル62-1が形成される。図34には、第1層のコ
イル62-1を巻き付けたあと第2層のコイル62-2を巻
き付け始めた状態が示されている。そして、第n層のコ
イル62-nまで形成されると、図35から図37に示さ
れるように、スロット14-1,14-2に形成されるべき
コイル62が完成する。図37は、ステータコア10を
その軸方向から見た状態を示した図である。
【0035】次に、次のコイル64を形成するべきスロ
ットの位置に合わせて、コイルエンドガイドを固定す
る。このコイルエンドガイドは、すでに形成されている
コイルと干渉しないように、所定の部分に切り欠きなど
が設けられている。図38は2番目のコイル64が巻き
付けられた状態が示されている。このコイル64は、図
示するようにスロット14-3,14-4に巻き付けられる
が、スロット14-4の側はスロット14-1の上に覆い被
さるように導線が巻き付けられる。これは、スロット1
4-1に今後導線が巻き付けられることがないためであ
り、これによってコイルエンドの幅が広く高さを押さえ
ることができ、小型となる。以上のように順次コイルが
形成されるが、その順番は例えば図29に示したもので
ある。そして、最終的に図39に示すよう各スロットに
導線が挿入され、全てのコイルが形成される。
【0036】この実施形態の場合には、ステータコア1
0を割り出す回数が少なくなり、作業効率が向上する。
また、スロット内での導線の動きの制約が少ないので、
ノズルや第1および第2のフックの制御が簡易となる。
【0037】図40には、コイルエンドガイドの他の好
適な形状が示されている。コイルエンドガイド66は、
断面形状がステータコアのスロットの形状にほぼ一致
し、長さがステータコア10の軸方向の長さより長い棒
形状である。このコイルエンドガイド66を、図41お
よび図42に示すように、導線巻き付け前に、導線を巻
き渡すスロット14-1,14-2の間の4個のスロットに
ステータ軸方向より挿入しておく。ここで図42は、図
41の矢印A方向からの矢視図である。図42に示すよ
うに、コイルエンドガイド66は、ステータコア10の
両端部において突出している。そして、図32から図3
6を用いて説明したと同様の方法で、導線を巻き付け、
コイル62を形成する。このとき、コイルエンドガイド
66のステータコア10の両端から突出した部分が、前
述のコイルエンドガイド58と同様の働きをして、まだ
導線が挿入されていないスロットにコイル62がかかる
ことを防止する。
【0038】ひとつのコイルの形成が終了すると、図4
3に示すように、次に導線を巻き渡すスロット14-3,
14-4の間のスロットにコイルエンドガイド66を挿入
する。このとき、すでにコイル62が形成されているス
ロットがあるので、これ以外の3個のスロットに対して
コイルエンドガイド66が挿入される。そして、図38
を用いて説明したと同様にして、コイル64を形成す
る。これを繰り返して各スロットに導線を巻き渡して、
図39に示すステータと同等のステータが完成する。
【0039】また、図44に示すように、コイルエンド
ガイド68にすり割り70を設けることも可能である。
このすり割り70によって、これが開閉する方向にコイ
ルエンドガイド68が弾性を有するようになり、この弾
性力でスロット内壁に密着し、確実に固定される。ま
た、コイルが形成された後、コイルエンドガイド68を
取り出すときには、すり割り70の口を閉じるようにし
ながら抜くことによって、比較的容易にコイルエンドガ
イド68を抜き取ることができる。
【0040】図45には、コイルエンドガイドのさらに
他の好適な形状が示されている。コイルエンドガイド7
2の断面形状は、小径部74では、ステータコアのスロ
ット形状とほぼ同一であり、この部分がスロットに挿入
される。大径部76は、小径部74がスロットに挿入さ
れた状態で、ステータコア外方向に突出する部分を有し
ている。
【0041】導線を巻き渡すスロットの間のスロット
に、2個の前述のコイルエンドガイド72をステータコ
アの両端から挿入し、図32から図37を用いて説明し
たと同様に、ガイド72に掛けながら導線を巻きコイル
を形成する。このとき、コイルエンドガイド72の大径
部76は、ステータコア10の両端に突出しており、こ
の部分が導線のガイドの役割を果たす。このコイルエン
ドガイド72は、コイルエンドを図43などに示す場合
よりも、より外側に形成したいときに、好適なものであ
る。すなわち、導線を巻き渡すときに、大径部76によ
ってスロット底部より外側に巻き渡され、コイルエンド
をより外側に形成することができる。また、このコイル
エンドガイド72にも、図44に示すコイルエンドガイ
ド68のように、すり割りを形成することも好適であ
り、同様の効果を得ることができる。
【0042】図46および図47には、コイルエンドガ
イドのさらに他の好適な形状が示されている。コイルエ
ンドガイド108の断面形状は、大径部110付近で
は、ステータコアのスロット形状とほぼ同一である、こ
の部分がスロットに挿入される。両端付近の小径部11
2は、スロットに挿入された場合ステータコアの両端か
ら飛び出す部分であり、スロットに挿入された時の外側
の面が、大径部110の外側の面より、内側に形成され
るような形状である。また、このコイルエンドガイド1
08は、図47に示すように3つの分割部材114,1
16,118からなる。第1分割部材114と、第2、
第3の分割部材116,118の分割面120は、コイ
ルエンドガイド108の中心面122とほぼ直交する平
面である。第2分割部材116と第3分割部材118の
分割面124は、中心面122と角度φで交わってい
る。この角度φは、コイルエンドガイドの側面の交角を
2θとしたときに、θ≦φとなっている。
【0043】コイルエンドガイド108を引き抜くに
は、まず第1分割部材114をステータ軸方向に引き抜
く。次に、第2分割部材116を、それまで第1分割部
材114があった位置にスライドさせる。このとき、前
述のように分割面124と中心面122の交角φが角度
θ以上となっているので、スロットの側面と第3分割部
材118に阻まれることはない。そして、第2分割部材
116をステータ軸方向に抜きとる。最後に第3分割部
材118を第1分割部材114があった位置にスライド
させ、そしてスロット内から引き抜く。
【0044】このコイルエンドガイド108は、コイル
エンドを図43などに示す場合よりも内側に形成したい
ときに好適なものである。すなわち、導線を巻き渡すと
きに、小径部112によってスロットの底部より内側に
巻き渡され、コイルエンドをより内側に形成することが
できる。
【0045】なお、コイルエンドガイド66,68,7
2,108を、導線を巻き渡すスロットの間のスロット
全てに装着するのではなく、両端のスロットのみに装着
するようにしても良い。特に、コイルエンドガイド72
のように、コイルエンドをより外側に形成するための大
径部を有している場合には、中間のスロットにかからな
いように導線を巻き渡すことができる。
【0046】図48には、コイルエンドガイドのさらに
他の好適な形状が示されている。コイルエンドガイド7
8は、ふたつの挿入部80とこれらを掛け渡す掛渡し部
82とからなり、全体として略コの字型の形状を有して
いる。挿入部80は、ステータコアのスロット内に挿入
される部分であり、その断面形状は、スロットの断面形
状と同等である。掛渡し部82は、挿入部80が所望の
スロットに挿入されるような円弧長を有しており、その
外径部分が導線を巻き渡すときのガイドとなる。図に示
すように、掛渡し部82は、コイルエンドガイド72の
大径部76と同様に、ステータコアに装着した際にスロ
ット底面より外側に突出している。この突出部分によっ
て、コイルをより外側に形成することができる。
【0047】このコイルエンドガイド78を2個、ステ
ータの両端部から挿入し、掛渡し部82に沿って、図3
2から図37を用いて説明したと同様に導線を巻き付
け、コイルを形成することができる。しかし、突出部分
を設けないようにすることももちろん可能であり、これ
らはモータの外形寸法の制限など、設計的な要求に基づ
き適宜選択することが可能である。さらに、このコイル
エンドガイド78においても、図44に示したと同様の
すり割りを設けることによって、前述同様に装着性、抜
き取り性の改善を図ることができる。
【0048】図49ないし図52は、導線を巻き渡した
後、コイルエンド部分の導線をかがる場合に好適な実施
形態を説明するための図である。コイルの導線は、それ
自身の発生する磁界の影響を受けて振動を起こし、導線
どうし、またステータコアなどと擦れて絶縁不良を起こ
す場合がある。スロット内部の導線については、ステー
タコアにより拘束されているためおおきな問題とならな
いが、コイルエンド部分では導線の動きを拘束するもの
がないので、使用しているうちに絶縁不良をおこす場合
がある。これを防止するためには、コイルエンド部分の
導線をかがってその動きを拘束することが良い。本実施
形態は、このかがり作業をするのに好適なものである。
【0049】図49は、導線を巻き付ける前のステータ
コア10と治具をステータ軸方向から見た図である。図
50は、図49に示すX−X線における断面図である。
ステータコア10のスロット内には、図44に示したす
り割り付きのコイルエンドガイド68が挿入されてい
る。また、ステータコア10の両端部にはスペーサ84
が配置されている。図51には、スペーサ84の形状が
示されている。スペーサ84の、ステータコア10の端
面に当接する部分は、スペーサ基部86と先端部88か
らなる。さらに、スペーサ84は、ステータコア10に
当接する当接部90を有し、この当接部90と前記のス
ペーサ基部86とでステータコア10の角部を覆う形状
となっている。そして、当接部90の先端には、ステー
タ軸に直交する方向に延びるフランジ部92が設けられ
ている。これが磁極の数だけ円周上に配列されている。
【0050】スペーサ84は、図49および図50に示
すように、ステータコアの端部に配列され、このときス
ペーサ基部86が連なって円環形状となって、ステータ
コア端部を覆っている。また先端部88は、磁極の端面
のほぼ全てを覆っているが、先端においては、磁極のよ
うに先が広がっておらず円弧形状となっている。この部
分の形状が広がっていないので、後述するように、コイ
ル形成後もスペーサ84をステータ軸の直交方向に抜き
取ることができる。これらのスペーサ84は、ステータ
コア10の端部に円環状に配列され、第1および第2の
固定リング94,96がたがのように働いて固定され
る。図52に示すように、第1固定リング94には貫通
孔98が設けられ、第2固定リング96には貫通ねじ孔
100が設けられている。六角穴付ボルト102が貫通
孔98を貫通し、貫通ねじ孔100と螺合してスペーサ
84が確実にステータコア端部に固定される。
【0051】固定リング94,96のさらに外側に、割
出し治具104が位置し、その一部は両端のスペーサ8
4の間の部分で、ステータコア10に接している。この
割出し治具104は、両端部に絡げピン106が配置さ
れており、これらの治具104、絡げピン106は、前
述の割出し治具16、絡げピン18と同様の機能を有す
る。
【0052】以上のようにスペーサ84をステータコア
10の端部に固定した状態で、どうせんを巻回して、コ
イルを形成する。コイルの結線部処理などをした後、六
角穴付きボルト102を外して、固定リング94,96
および割出し治具104と取り外す。そして、残ったス
ペーサをステータコア10の半径方向に引き抜く。この
とき、スペーサ84の先端の形状が丸くなっているの
で、コイルとして形成された導線を引っ掛けて、傷を付
けたり断線したりすることが防止されている。スペーサ
84を引き抜いたことによって、コイルエンドとステー
タコア10の間に隙間ができ、この隙間にかがり糸を通
して、コイルエンドを束ねて固定する。これによって、
モータ自ら発生する磁界でコイルエンドの導線が運動し
て、擦れて絶縁不良を起こしたり。断線したりすること
を防止することができる。
【0053】以上の各実施形態によれば、導線をスロッ
トに挿入する際には、一旦スロットに対向する位置にお
いて、このスロットとほぼ平行に張り渡された後、挿入
されるので、ステータコアの端部や磁極のエッジなどで
導線が擦られることが減少する。また、導線を巻いたな
りの形状でコイルを形成するのではなく、コイルエンド
ガイドによりコイルエンドの形状を定めることができる
ので、コイルエンドを小型にすることができる。
【0054】また、実施形態の説明においては、各図に
示されるとおり、三相4極のステータを作製する場合に
ついて説明したが、特にこの形式に限られるものではな
く、単相やさらに多い極数であっても同様の方法で作製
可能である。
【0055】
【発明の効果】以上本発明によれば、導線をスロットに
挿入する際には、一旦スロットに対向する位置におい
て、このスロットとほぼ平行に張り渡された後、この平
行状態を保持して挿入されるので、ステータコアの端部
や磁極のエッジなどで導線が擦られることが減少する。
したがって、導線の絶縁被膜が損傷されたり、導線が切
断したりすることが減少する。また、コイルの巻線工程
の自動化が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる巻線機の好適な実施形態の主
要部を示した図である。
【図2】 本実施形態のコイルエンドガイドおよび保持
部材の斜視図である。
【図3】 図2に示したコイルエンドガイドをステータ
コアに固定した状態を示す図である。
【図4】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成す
る動作の説明図である。
【図5】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成す
る動作の説明図である。
【図6】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成す
る動作の説明図である。
【図7】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成す
る動作の説明図である。
【図8】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成す
る動作の説明図である。
【図9】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成す
る動作の説明図である。
【図10】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成
する動作の説明図である。
【図11】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成
する動作の説明図である。
【図12】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成
する動作の説明図である。
【図13】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成
する動作の説明図である。
【図14】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成
する動作の説明図である。
【図15】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成
する動作の説明図である。
【図16】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成
する動作の説明図である。
【図17】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成
する動作の説明図である。
【図18】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成
する動作の説明図である。
【図19】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成
する動作の説明図である。
【図20】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成
する動作の説明図である。
【図21】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成
する動作の説明図である。
【図22】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成
する動作の説明図である。
【図23】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成
する動作の説明図である。
【図24】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成
する動作の説明図であり、特に、スロット内での導線の
移動の軌跡を示す図である。
【図25】 本実施形態の巻線機によって部分的にコイ
ルが形成された状態を示す図である。
【図26】 本実施形態の巻線機によって部分的にコイ
ルが形成された状態の詳細を示す図である。
【図27】 本実施形態の巻線機によって部分的にコイ
ルが形成された状態を示す図である。
【図28】 本実施形態の巻線機によって部分的にコイ
ルが形成された状態の詳細を示す図である。
【図29】 本実施形態の巻線機によってコイルを形成
する順番を示した図である。
【図30】 本実施形態の巻線機によって、第1層のコ
イルが形成され、第2層のコイルを形成し始めた状態を
示す図である。
【図31】 本発明にかかる他の実施形態のコイルエン
ドガイドおよび保持部材を示す図である。
【図32】 図27に示したコイルエンドガイドをステ
ータコアに固定した状態を示す図である。
【図33】 他の実施形態において、第1層のコイルを
形成した状態を示した詳細図である。
【図34】 他の実施形態において、第1層のコイルを
形成し、第2層のコイルを形成し始めた状態を示した図
である。
【図35】 他の実施形態において、1相1極のコイル
が完成した状態を示す詳細図である。
【図36】 他の実施形態において、1相1極のコイル
が完成した状態を示す斜視図である。
【図37】 他の実施形態において、1相1極のコイル
が完成した状態を示す図である。
【図38】 他の実施形態において、ふたつめのコイル
が形成された状態を示す図である。
【図39】 他の実施形態において、各相各極のコイル
が全て形成された状態を示す図である。
【図40】 他の形態のコイルエンドガイドを示す図で
ある。
【図41】 図40に示すコイルエンドガイドを用いて
導線を巻回し、1相1極のコイルが完成した状態を示す
図である。
【図42】 図41に対応する側面図である。
【図43】 図40に示すコイルエンドガイドを用いて
導線を巻回し、ふたつめのコイルが完成した状態を示す
図である。
【図44】 さらに他の形態のコイルエンドガイドを示
す図である。
【図45】 さらに他の形態のコイルエンドガイドを示
す図である。
【図46】 さらに他の形態のコイルエンドガイドを示
す図である。
【図47】 図46に示すコイルエンドガイドの端面を
示す図である。
【図48】 さらに他の形態のコイルエンドガイドを示
す図である。
【図49】 本発明にかかるさらに他の実施例の説明図
である。
【図50】 図49のX−X断面図である。
【図51】 スペーサの形状を示す図である。
【図52】 固定リングの形状を示す図である。
【符号の説明】
10 ステータコア、12 磁極、14 スロット、1
6 割出し治具、18絡げピン、20,58 コイルエ
ンドガイド、22,60 保持部材、24 導線、26
ノズル、28 第1フック、30 第2フック。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータのステータコアの第1および第2
    のスロットに導線を巻き渡してコイルを形成するコイル
    巻線機であって、 退避時にはステータコアの第1端面側に位置し、進出時
    にはステータコアの第2端面側に突出する、導線を繰り
    出すノズルと、 前記ステータコアの第1端面側に位置する第1のフック
    と、 退避時には前記ステータコアの第2端面側に位置し、進
    出時にはステータコアの第1端面側に突出する第2のフ
    ックと、 前記第1および第2スロットの間のコイルエンド部分の
    導線を案内するコイルエンドガイドと、を有し、 前記第1フックと前記第2フックによって前記第1スロ
    ットに略平行に導線を張り渡し、前記第1フックと前記
    第2フックが協働して、この略平行状態を保ったまま当
    該第1スロット内に導線を挿入して、前記第1端面から
    前記第2端面に導線を掛け渡し、 前記ノズルと前記第2フックが協働して導線を前記コイ
    ルエンドガイドに沿わせて、前記第2端面において前記
    第1スロットから前記第2スロットに導線を掛け渡し、 前記第2フックと前記ノズルによって前記第2スロット
    に略平行に導線を張り渡し、前記第2フックと前記ノズ
    ルが協働して、この略平行状態を保ったまま当該第2ス
    ロット内に導線を挿入して、前記第2端面から前記第1
    端面に導線を掛け渡し、 前記ノズルが導線を前記コイルエンドガイドに沿わせ
    て、前記第1端面において前記第2スロットから前記第
    1スロットに導線を掛け渡し、 導線をステータコアに巻き付けるコイル巻線機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1158649A2 (en) * 2000-05-25 2001-11-28 Hayashi Industrial Co., Ltd. Motor stator winding method and winding device
EP2015427A3 (en) * 2007-07-13 2014-04-23 Nittoku Engineering Kabushiki Kaisha Winding method and winding device
KR20190080817A (ko) * 2017-12-28 2019-07-08 아우만 에스펠캄프 게엠베하 와인딩 머신

Cited By (4)

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