JPH09154055A - 撮影システム - Google Patents

撮影システム

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Publication number
JPH09154055A
JPH09154055A JP7312647A JP31264795A JPH09154055A JP H09154055 A JPH09154055 A JP H09154055A JP 7312647 A JP7312647 A JP 7312647A JP 31264795 A JP31264795 A JP 31264795A JP H09154055 A JPH09154055 A JP H09154055A
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JP
Japan
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image
moving
movement
photographing
switch
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JP7312647A
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English (en)
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Kazuhiko Yamada
一彦 山田
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影向きが移動可能なモニタカメラに対し
て、撮影向きの移動を指示する場合に、撮影された画像
から目を離すことなく操作の確認を行える撮影システム
を提供する。 【解決手段】 スーパーインポーズ回路を使用し、モニ
タカメラで撮影された画像に操作状況を告知する画像を
重ねる。表示される操作状況は撮影装置の移動方向を示
す矢印、モニタカメラの向きが移動限界位置に移動され
た場合の警告、モニタカメラの移動位置を示すマークな
どである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より撮影装置の撮影向きが移動可能
な撮影装置が用いられている。この撮影装置は撮影装置
移動装置に取り付けられ、モータを用いて水平方向およ
び垂直方向に所謂首振り運動が可能となっている。撮影
装置及び撮影装置移動装置は表示手段及び操作装置を備
えたコントローラと接続されている。撮影装置の撮影し
た画像は表示手段に表示される。操作装置は撮影装置の
移動方向を指示するスイッチを備えている。操作装置が
操作された場合、制御手段から撮影装置移動装置へ制御
信号が送られる。制御信号によって撮影装置移動装置の
備えるモータが駆動され、撮影装置の撮影向きを変える
ことができる。撮影装置の撮影向きを変えることによ
り、様々な方向に存在する被写体を撮影することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この撮影システムでは
利用者が撮影装置を所望の向きに移動させる場合、一般
的に利用者は表示手段の画像を見ながら操作を行う。こ
のとき、利用者は操作装置を見ずに操作装置のスイッチ
を操作するので誤ったスイッチを押すことがある。この
誤操作は、表示手段に映し出された画像の移動方向から
判断できる場合もあるが、撮影装置の移動方向に沿って
色の変化のない帯状の画像では画像から判断されにくい
場合もある。また、移動速度の遅い撮影装置や、動作の
立ち上がりが鈍い撮影装置では利用者が画像から直ちに
誤操作を判断することが難しいという問題があった。
【0004】また、利用者がこれ以上首振り動作が不可
能な限界まで移動したことを分からずスイッチ操作を続
けた場合、撮影装置は回転しない。しかし回転範囲限界
であることが表示手段に表示されないため、撮影装置が
回転しない原因を撮影装置移動装置の故障と誤解される
問題があった。空などの被写体では、撮影装置が移動さ
れている場合と限界位置で停止されている場合とを利用
者が画像によって判別するのが難しい場合がある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、利用者が撮影
装置の動作状況を確実に知ることのできる撮影システム
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、被写体を撮影する撮影
装置と、前記撮影装置で撮影された画像を表示する表示
手段と、前記撮影装置の撮影向きを移動する撮影装置移
動装置と、前記撮影装置移動装置に対して、撮影装置の
移動を指示する操作装置と、前記操作装置の指示に基づ
いて前記撮影装置移動装置を制御する移動制御手段と、
撮影装置の移動情報を示す画像を生成する画像生成手段
と、前記画像生成手段によって生成された画像を撮影画
像と合成し表示する表示制御手段と、を有している。
【0007】請求項1に記載の発明によれば、操作装置
が操作されることにより、撮影装置移動装置の撮影向き
の移動方向が指示される。移動方向が指示されると移動
制御手段は撮影装置移動装置を制御する。撮影装置の向
きは操作装置によって指示された移動方向へ移動され
る。同時に、表示制御手段は指示された移動方向を検出
する。画像生成手段は、撮影装置の移動情報を示す記号
或いは文字の少なくとも一方が描かれた画像を生成して
表示制御手段に出力する。表示制御手段は撮影装置によ
って撮影された画像に画像生成手段が出力した画像を合
成する。表示手段は合成された画像を表示する。従っ
て、撮影された画像から撮影装置の移動状況の確認が難
しい場合においても確実に操作の確認が行われる。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記移動情報が
撮影装置の移動方向であり、該移動方向が矢印で表示さ
れることを特徴としている。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、操作装置
が操作された場合、撮影装置の向きは操作装置によって
指示された方向へ移動される。同時に、画像生成手段は
操作装置によって指示された移動方向を検出する。画像
生成手段は、検出された移動方向と同じ向きの矢印の画
像を生成する。生成された画像は表示制御手段に入力さ
れ、撮影装置によって撮影された画像に合成される。表
示手段によって合成された画像が表示される。従って、
利用者は表示手段から目を離すことなく操作を確認でき
る。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記画像生成手
段が、前記撮影装置が移動限界位置に移動されているこ
とを検出する移動限界位置検出手段を有し、前記移動情
報は現在の撮影向きが移動限界位置であるか否かであ
り、移動向きが該移動限界向きである場合に、移動位置
が移動限界位置であることが表示手段に表示されること
を特徴としている。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、移動限界
位置検出手段は現在の撮影装置の向きが撮影装置の移動
限界位置であるか否かを検出する。操作装置が操作され
た場合、撮影装置の向きは操作装置によって指示された
方向へ移動される。撮影装置の向きが移動限界位置であ
れば、画像生成手段は撮影装置の向きが移動限界位置で
あることを文字或いはマークの少なくとも一方で表した
画像を生成する。従って、利用者は表示手段から目を離
すことなく撮影装置の向きが撮影装置の回転範囲限界で
あることを確認できる。
【0012】請求項4に記載の発明は、前記画像生成手
段が、前記撮影装置の移動位置を検出する撮影装置移動
位置検出手段を有し、前記移動情報が現在の移動位置で
あり、前記撮影装置移動位置検出手段によって検出され
た前記撮影装置の移動位置が示されている画像が表示手
段に表示されることを特徴としている。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、撮影装置
移動位置検出手段は撮影装置の移動位置を検出すること
ができる。操作装置が操作された場合、撮影装置の向き
は操作装置によって指示された方向へ移動される。この
とき、表示制御手段は検出された移動位置を基にして、
表示手段に表示するための座標を算出する。表示制御手
段は、算出された座標に所定の図形(四角のマークな
ど)が描かれた画像を生成する。生成された画像は表示
制御手段に入力され、撮影装置によって撮影された画像
に合成される。表示手段によって合成された画像が表示
される。従って、利用者は表示手段によって表示された
被写体の画像を見ると同時に撮影装置の移動位置を確認
することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の発明の実施の形態)図1には本実施の形態に係
る撮影システム10が示されている。この撮影システム
10は、モニタカメラユニット12とコントローラ14
に分かれており、ケーブル24によって互いに接続され
ている。
【0015】モニタカメラユニット12は電動雲台22
とモニタカメラ20を有する。モニタカメラ20はCC
Dを撮像素子とするビデオカメラである。モニタカメラ
20によって撮影された画像(以下、被写体画像と呼
ぶ)の信号が、ケーブル24を伝わってコントローラ1
4に送られる。電動雲台22はモニタカメラ20を任意
の向きに回転させる。言い換えれば、電動雲台22はモ
ニタカメラ20の撮影向きを移動させることができる。
【0016】電動雲台22は台座21を有している。台
座21は設置場所(建物の屋根など)と固定されてお
り、モニタカメラユニット12は全体として設置場所に
固定される。台座21の上面には水平方向回転台30が
取り付けられている。水平方向回転第30は筒状の側面
部と、側板部の上部を閉止する上面部を有している。ま
た、台座21の上面には後述する水平方向駆動モータ1
20(図2参照)が配置されている。水平方向駆動モー
タ120は水平方向回転台30を、水平方向回転台30
の上面部中心を中心として、水平方向(図1の矢印B方
向)に回転させる。
【0017】水平方向回転台30の上面部には一対のブ
ラケット34が立設されている。一対のブラケット34
の間にはモニタカメラ20が配置されている。モニタカ
メラ20の、ブラケット34に対応する場所にはシャフ
ト32がモニタカメラ20に固定して取り付けられてい
る。シャフト32はブラケット34の穴によって軸支さ
れている。ブラケット34の一方の内部には後述する垂
直方向駆動モータ122(図2参照)が固定されてい
る。垂直方向駆動モータ122によってモニタカメラ2
0はシャフト32を中心として垂直方向(図1の矢印A
方向)に回転される。
【0018】コントローラ14はモニタ26と操作スイ
ッチ部28を有している。モニタ26には主に被写体画
像が表示される。操作スイッチ部28は水平方向左移動
スイッチ104A、水平方向右移動スイッチ104B、
垂直方向上移動スイッチ104C、垂直方向下移動スイ
ッチ104Dを備えている(以下、総称して移動スイッ
チ104と表す。)。移動スイッチ104はモニタカメ
ラ20に対して移動方向を指示する。また、操作スイッ
チ部28には電源スイッチ102を備えている。電源ス
イッチ102は装置全体の電源をオン・オフする。
【0019】図2には、モニタカメラユニット12の正
面概略図が示されている。台座21には水平方向駆動モ
ータ120が、その回転軸を台座21に対して垂直にし
て配置されている。水平方向駆動モータ120の回転軸
は、先端がモニタカメラ20を向いている。回転軸の先
端には小径の歯車40が取り付けられている。軸41が
水平方向回転台30の上面部の内部側の面の中央を一端
として取り付けられている。また、軸41の他端は台座
21の中心に設けられた図示されない穴によって軸支さ
れている。従って、軸41の軸芯は台座21と垂直にさ
れている。軸41の両端の中間には大径の歯車42が取
り付けられている。大径の歯車42は、水平方向駆動モ
ータ120の歯車40にかみ合う位置に配置されてい
る。水平方向駆動モータ120の回転力は歯車42を介
して水平方向回転台30に伝達される。即ち、水平方向
回転台30は水平方向駆動モータ120の回転によって
水平方向(図1の矢印B方向)に回転することができ
る。水平方向回転台30の側面部の下端は、ローラ50
と当接されている。ローラ50は台座21に固定された
軸によって軸支されており、水平方向回転台30の回転
に従って回転される。ローラ50は水平方向回転台30
を支える役割を持つ。
【0020】ブラケット34の一方の内部には、垂直方
向駆動モータ122が配置されている。モータ122
は、モータ122の回転軸とシャフト32との軸芯が平
行にされるように配置されている。モータ122の回転
軸の先端は、モニタカメラ20に向かっている。モータ
122の回転軸の先端には小径歯車44が取り付けられ
ている。また、シャフト32には大径歯車46が取り付
けられている。大径歯車46は垂直方向駆動モータ12
2の小径歯車44にかみ合う位置に配置されている。垂
直方向駆動モータ122の回転力は小径歯車44と大径
歯車46を介してシャフト32に伝達される。シャフト
32はモニタカメラ20に固定されているので、モニタ
カメラ20は垂直方向駆動モータ122の回転によって
垂直方向(図1の矢印A方向)に回転することができ
る。
【0021】従って、水平方向駆動モータ120と垂直
方向駆動モータ122が回転することにより、モニタカ
メラは水平方向および垂直方向に回転できる。
【0022】図3には撮影システム10のブロック図が
示されている。コントローラ14は電源100と接続さ
れている。コントローラ14は、操作スイッチ部28、
CPU108、モニタ26、リレー駆動回路110及び
リレーを、定電圧回路106を有している。
【0023】操作スイッチ部28の電源スイッチ102
は電源100に接続されている。電源スイッチ102に
は定電圧回路106が接続されている。また、移動スイ
ッチ104はそれぞれCPU108と接続されている。
電源スイッチ102がオン・オフされることで撮影シス
テム10全体の電源がオン/オフされる。定電圧回路1
06はCPU108に安定した電源を供給する。移動ス
イッチ104は電動雲台22を移動させる為に必要な指
示を与える。
【0024】リレー駆動回路110はCPU108と接
続され、CPU108の制御信号を入力する。また、出
力側には水平方向駆動モータ左移動リレー112、水平
方向駆動モータ左移動リレー114、垂直方向駆動モー
タ上移動リレー116、垂直方向駆動モータ上移動リレ
ー118が接続されている(以下、総称してリレーと表
す)。リレー駆動回路110はCPU108の制御に従
い、リレー内部の電磁石を駆動する電流をリレーに対し
て出力する。
【0025】水平方向駆動モータ左移動リレー112と
水平方向駆動モータ左移動リレー114は水平方向駆動
モータ120と接続されている。垂直方向駆動モータ上
移動リレー116と垂直方向駆動モータ上移動リレー1
18は垂直方向駆動モータ122と接続されている。各
モータに接続されているリレーがリレー駆動回路110
によってオン・オフされることで、そのモータが正方向
および逆方向に回転する。
【0026】モニタカメラ20は、図示されないCCD
を撮像素子とした構成になっている。モニタカメラ20
は、モニタカメラ20が撮影した画像(以下、被写体画
像と表す)の信号をケーブル24を通じてリアルタイム
にスーパーインポーズ回路136に出力している。
【0027】モニタ26は一般的な液晶ディスプレイで
ある。LCD(液晶表示装置)モジュール138とバッ
クライトモジュール140から構成されている。被写体
画像や操作の状況が表示される。
【0028】CPU108は、移動スイッチ104、リ
レー駆動回路110、スーパーインポーズ回路136と
接続されている。CPU108は移動スイッチ104が
押されたときに、押された移動スイッチ104の方向に
従ってリレー駆動回路110を制御し、モニタカメラ2
0を回転させる。また、CPU108は押された移動ス
イッチ104に対応する矢印の画像を生成して出力する
機能を有している。この画像の信号はスーパーインポー
ズ回路136へ出力される。
【0029】スーパーインポーズ回路136はCPU1
08によって生成された画像の出力と、被写体画像の信
号出力とがスーパーインポーズ回路136の入力側に接
続されている。また、スーパーインポーズ回路136の
出力側はモニタ26と接続されている。スーパーインポ
ーズ回路136では被写体画像とCPU108の画像出
力とが合成されて、合成された画像がモニタ26に出力
される。
【0030】従って、移動スイッチ104がオンされる
と、移動方向と同じ向きの矢印が被写体画像に合成され
て表示される。操作を行う者は、モニタ26から目を離
さずに操作の確認を行うことができる。
【0031】次に、第1の発明の実施の形態の作用を説
明する。移動スイッチ104がいずれも押されていない
ときは、CPU108はリレー駆動回路110を用いて
全てのリレーをオフの状態にし、モータ120、モータ
122を停止させる。また、CPU108の画像出力か
らは移動情報を示す画像が出力されない。従って、モニ
タカメラ20は停止されるか、或いは停止の状態が維持
される。モニタ26には被写体画像がそのまま映し出さ
れる。
【0032】移動スイッチ104のいずれかが押される
と、CPU108は押された移動スイッチ104の移動
方向と向きが同じ矢印の画像をスーパーインポーズ回路
136に出力する。即ち、水平方向左移動スイッチ10
4Aが押された場合左向きの矢印を、水平方向右移動ス
イッチ104Bが押された場合右向きの矢印を、垂直方
向上移動スイッチ104Cが押された場合上向きの矢印
を、垂直方向下移動スイッチ104Dが押された場合下
向きの矢印を表示する。矢印の画像はスーパーインポー
ズ回路136によって被写体画像の上に合成されて、モ
ニタ26に表示される。同時に移動スイッチ104によ
って指示された移動方向に従ってリレー駆動回路110
が制御され、電動雲台22の備えるモータが駆動される
ことにより、モニタカメラ20の向きが指示された方向
へ移動される。移動スイッチ104が再びオフにされる
と、モータが停止されると共にCPU108による矢印
表示が消去され、被写体画像のみ表示される状態に戻
る。
【0033】図4は水平方向右移動スイッチ104Bが
押された場合のモニタ26の表示例である。被写体画像
に右向きの矢印が合成されている。
【0034】従って、第1の発明の実施の形態に係る撮
影システム10では、モニタ26に映し出された被写体
画像から目を離すことなくモニタカメラ20の移動方向
を確認することができる。言い換えれば、利用者が押し
た移動スイッチ104の向きを確認する場合に操作スイ
ッチ部28を見る必要がない。
【0035】(第2の発明の実施の形態)第2の実施の
形態に係る撮影システム10の構成を説明する。なお、
第1の実施の形態と同一の箇所は同一符号を付して説明
を省略する。
【0036】図5(A)には、水平方向回転台30の内
部の概略図が示されている。水平方向回転台30は図5
の矢印C方向に回転する。水平方向回転台30の側面部
内側には移動ブロック36が取り付けされており、水平
方向回転台30と一体になって回転する。ストッパ48
が、台座21に固定されて取り付けられている。水平方
向回転台30は、ストッパ48が移動ブロック36の移
動を制限することで回転角度が制限されている。第2の
発明の実施の形態では約180°の回転角度を持つ。C
PU108と接続された水平方向左側リミットスイッチ
128および水平方向右側リミットスイッチ130が移
動ブロック36の移動範囲の両端位置に対応して取付ら
れている。従って、水平方向回転台30が水平方向左側
限界まで移動されると、水平方向左側リミットスイッチ
128が移動ブロック36に押圧されオンとなり(図5
(A)の実線位置)、水平方向左側限界位置がCPU1
08によって認識される。また、水平方向右側限界まで
移動されると、水平方向右側リミットスイッチ130が
移動ブロック36に押圧されオンとなり(図5(A)の
破線位置)、水平方向右側限界位置がCPU108によ
って認識される図5(B)には、垂直方向駆動モータ1
22が無い方のブラケット34の内部概略図が示されて
いる。モニタカメラ20と一体になって回転するシャフ
ト32の軸方向端部の円周面には、移動ブロック38が
取り付けられている。従って、移動ブロック38はモニ
タカメラの垂直方向の回転に応じて、図の矢印方向に回
転する。モニタカメラ20は移動ブロック38がストッ
パ48によって移動が制限されることで、回転角度が制
限されている。第2の発明の実施の形態ではモニタカメ
ラは約90°の回転角度を持つ。CPU108と接続さ
れた垂直方向上側リミットスイッチ132および垂直方
向下側リミットスイッチ134が移動ブロック38の移
動範囲の両端位置に対応して取付られている。従って、
モニタカメラが垂直方向下側限界まで移動されると、垂
直方向下側リミットスイッチ134が移動ブロック36
に押圧されオンとなり(図5(B)の破線位置)、垂直
方向下側限界位置がCPU108によって認識される。
また、垂直方向上側限界まで移動されると、垂直方向上
側リミットスイッチ132が移動ブロック36に押圧さ
れオンとなり(図5(B)の実線位置)、垂直方向上側
限界位置がCPU108によって認識される。
【0037】図6に、第2の発明の実施の形態に係る撮
影システム10のブロック図が示されている。電動雲台
22は、CPU108と接続されたリミットスイッチ1
28〜134を有している。CPU108は、リミット
スイッチ128〜134のオン・オフの状態から、モニ
タカメラ20の向きが移動限界位置に移動されたかを判
断する。移動限界位置に移動されている場合は移動限界
であることを警告する表示を画像出力として出力する。
この警告表示は、スーパーインポーズ回路136によっ
て被写体画像と合成される。合成された画像はモニタ2
6に表示される。利用者は移動限界であることをモニタ
26によって知ることができる。
【0038】次に第2の発明の実施の形態の作用を説明
する。移動スイッチ104が押されると、CPU108
が押されたスイッチの種類を認識してモニタカメラの向
きの移動方向を判断する。判断結果に応じてリレー駆動
回路110に制御信号が送られ、リレー112〜118
が駆動され、モータ120、122が駆動されモニタカ
メラ20が水平あるいは垂直方向に回転する。
【0039】リミットスイッチ128〜134の状態は
CPU108によって常に検出されている。モニタカメ
ラ20の向きが移動限界位置に移動され、リミットスイ
ッチが移動ブロックに押圧されてオンにされるとCPU
108はスーパーインポーズ回路13619に、モニタ
が限界位置にあることを示すメッセージを画像として出
力する。また、リミットスイッチがオンにされている場
合、CPU108は移動ブロックがリミットスイッチを
押圧する方向への操作を無効とし、モータを駆動しな
い。例えば垂直方向上側リミットスイッチ132がオン
にされている場合は垂直方向上移動スイッチ104Cが
押されても垂直方向駆動モータ122は駆動されない。
即ち、モータに過大な負荷がかかるのが防がれ、モータ
が保護される。
【0040】図7にメッセージの例を示す。水平方向右
側リミットスイッチ130がオンにされた場合、被写体
画像に「右側限界」という文字の画像を合成する。ま
た、モータを保護する為に、水平方向右側リミットスイ
ッチ130がオンにされている期間は水平方向右移動ス
イッチ104Bが押されてもCPU108はモータを駆
動しない。
【0041】従って、利用者は移動スイッチ104を操
作したにも拘わらずモニタ26の表示に変化がない原因
を、電動雲台22の支障の為かモニタカメラ20が移動
限界位置に移動されている為かを知ることができる。
【0042】(第3の発明の実施の形態)第3の実施の
形態に係る撮影システム10の構成を説明する。なお、
第1の実施の形態と同一の箇所は同一符号を付して説明
を省略する。
【0043】図8には、第3の発明の実施の形態に係る
電動雲台22の側面概略図が示されている。電動雲台2
2はCPU108と接続された水平方向位置検出ボリュ
ーム124および垂直方向位置検出ボリューム126
(以下、総称して位置検出ボリュームと表す。)を備え
ている。水平方向回転台30の内部には水平方向位置検
出ボリューム124が配設されている。水平方向位置検
出ボリューム124の回転軸には水平方向回転台30の
回転力が歯車42を介して伝達される。ブラケット34
の内部には垂直方向位置検出ボリューム126が配設さ
れている。垂直方向位置検出ボリューム126の回転軸
にはシャフト32の回転力が歯車46を介して伝達され
る。
【0044】従って、位置検出ボリュームはモニタカメ
ラ20の向きに従ってその抵抗値が変化する。CPU1
08は水平方向位置検出ボリューム124および垂直方
向位置検出ボリューム126の抵抗値をアナログ−デジ
タル変換し、モニタカメラ20の向きを検出する。
【0045】図9には、第3の発明の実施の形態に係る
モニタカメラ10のブロック図が示されている。CPU
108は位置検出ボリュームによって得られたデジタル
値を基にしてモニタカメラ20の現在位置をモニタ26
上にマークで表示する。
【0046】次に第3の発明の実施の形態の作用を説明
する。CPU108は移動スイッチ104のどれかが押
されると、水平方向位置検出ボリューム124の抵抗値
をX座標、垂直方向位置検出ボリューム126の抵抗値
をY座標に変換し、求められた座標にマークが表示され
た画像をスーパーインポーズ回路136に出力する。同
時にモニタカメラ20の向きを移動させる。
【0047】図10に、第3の発明の実施の形態に係る
モニタ26の表示例を示す。モニタ26の表示領域全体
をモニタカメラ20の移動可能範囲と想定し、モニタカ
メラ20の現在の向きに対応した座標にマーク38が被
写体画像に合成されて表示される。図10の例は、水平
方向右移動スイッチ104Bが押された場合の例であ
る。モニタカメラ20の向きの移動に従って、マーク3
8が右方向(図10の矢印E)へ移動されている。
【0048】第3の発明の実施の形態に係る撮影システ
ム10では、利用者がモニタカメラ20の現在の位置を
被写体画像を見ながら知ることができ、また、移動可能
な範囲を確認しながら撮影を行うことができる。
【0049】なお、上記第1〜第3の発明の実施の形態
は組み合わせても利用できる。例えば第1の発明の実施
の形態と第2の発明の実施の形態とを組み合わせること
で利用者は現在押されているスイッチと、モニタカメラ
20が移動範囲限界に移動されているかを同時に知るこ
とができる。
【0050】第1の発明の実施の形態では、移動スイッ
チ104が押された場合に押された方向の矢印のみを表
示したが、操作スイッチ部28の盤面を模した画像を表
示し、押された移動スイッチに対応する箇所を点滅させ
る表示方法を用いてもよい。図11では水平方向右移動
スイッチ104Bが押された例が示されている。盤面の
具体的なイメージがモニタ26に表示されることによ
り、より分かりやすい表示ができる。
【0051】第1の発明の実施の形態では、移動スイッ
チ104に、押された強さを2段階に検出できるスイッ
チを利用することもできる。移動スイッチが弱く押され
た状態では、押されたスイッチの方向が矢印で表示され
るがモニタカメラ20は移動されない。移動スイッチが
強く押された場合のみモータが駆動される。利用者はま
ず移動スイッチ104を弱く押し、所望の方向の矢印が
表示されていることを確認して移動スイッチ104を強
く押し、モニタカメラ20を移動させる。利用者はモニ
タカメラ20を実際に移動させる前に押したスイッチを
確認することができる。
【0052】また、上記第3の発明の実施の形態では位
置検出ボリュームの値をモータの駆動にフィードバック
することにより、CPU108は、CPU108が指定
した任意の位置にモニタカメラ20を移動できる。移動
スイッチ104をボリュームに替え、CPU108がボ
リュームの抵抗値をアナログ−デジタル変換した値に基
づいて位置を指定することもできる。利用者はボリュー
ム操作によってモニタカメラ20の向きを決定すること
が可能となる。
【0053】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る撮影シス
テムは、操作の状況が被写体の画像に合成されてモニタ
上に表示されることにより、利用者は表示装置から目を
離さずに操作の確認を確実に行うことができるという優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第3の発明の実施の形態に係る
撮影システムの概略全体構成図である。
【図2】本発明の第1の発明の実施の形態のモニタカメ
ラユニットの駆動伝達系を示す概略図である。
【図3】本発明の第1の発明の実施の形態に係る撮影シ
ステムのブロック図である。
【図4】本発明の第1の発明の実施の形態のモニタの表
示画像の例である。
【図5】(A)は本発明の第2の発明の実施の形態の水
平方向回転台を示す上面概略図、(B)はブラケットを
示す側面概略図である。
【図6】本発明の第2の発明の実施の形態に係る撮影シ
ステムのブロック図である。
【図7】本発明の第2の発明の実施の形態のモニタの表
示画像の例である。
【図8】本発明の第3の発明の実施の形態のモニタカメ
ラユニットを示しており、位置検出ボリュームの構成を
示す概略図である。
【図9】本発明の第3の発明の実施の形態に係る撮影シ
ステムのブロック図である。
【図10】本発明の第3の発明の実施の形態のモニタの
表示画像の例である。
【図11】本発明の第1の発明の実施の形態のモニタの
表示画像の変形例である。
【符号の説明】
10 撮影システム 12 モニタカメラユニット 14 コントローラ 20 モニタカメラ(撮影装置) 22 電動雲台(撮影装置移動装置) 26 モニタ(表示手段) 28 操作スイッチ部(操作装置) 108 CPU(移動制御手段、画像生成手段) 120 水平方向駆動モータ 122 垂直方向駆動モータ 124 水平方向位置検出ボリューム(撮影装置移
動位置検出手段) 126 垂直方向位置検出ボリューム(撮影装置移
動位置検出手段) 128 水平方向左側リミットスイッチ(移動限界
位置検出手段) 130 水平方向右側リミットスイッチ(移動限界
位置検出手段) 132 垂直方向上側リミットスイッチ(移動限界
位置検出手段) 134 垂直方向下側リミットスイッチ(移動限界
位置検出手段) 136 スーパーインポーズ回路(表示制御手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮影する撮影装置と、 前記撮影装置で撮影された画像を表示する表示手段と、 前記撮影装置の撮影向きを移動する撮影装置移動装置
    と、 前記撮影装置移動装置に対して、前記撮影装置の撮影向
    きの移動を指示する操作装置と、 前記操作装置の指示に基づいて前記撮影装置移動装置を
    制御する移動制御手段と、 撮影装置の移動情報を示す画像を生成する画像生成手段
    と、 前記画像生成手段によって生成された画像を撮影画像と
    合成し表示する表示制御手段と、を有する撮影システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記移動情報が撮影装置の移動方向であ
    り、該移動方向が矢印で表示されることを特徴とする請
    求項1記載の撮影システム。
  3. 【請求項3】 前記画像生成手段が、前記撮影装置の撮
    影向きが移動限界位置に移動されていることを検出する
    移動限界位置検出手段を有し、 前記移動情報は現在の撮影向きが移動限界位置であるか
    否かであり、該撮影向きが該移動限界位置に移動されて
    いる場合に、撮影向きが移動限界位置であることが表示
    手段に表示されることを特徴とする請求項1記載の撮影
    システム。
  4. 【請求項4】 前記画像生成手段が、前記撮影装置の移
    動位置を検出する撮影装置移動位置検出手段を有し、 前記移動情報が現在の移動位置であり、前記撮影装置移
    動位置検出手段によって検出された前記撮影装置の移動
    位置が示されている画像が表示手段に表示されることを
    特徴とする請求項1記載の撮影システム。
JP7312647A 1995-11-30 1995-11-30 撮影システム Pending JPH09154055A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012142809A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Techno Scope:Kk 画像処理装置、および画像処理方法
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