JPH09153847A - 音声処理装置および通信端末装置 - Google Patents

音声処理装置および通信端末装置

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JPH09153847A
JPH09153847A JP7334254A JP33425495A JPH09153847A JP H09153847 A JPH09153847 A JP H09153847A JP 7334254 A JP7334254 A JP 7334254A JP 33425495 A JP33425495 A JP 33425495A JP H09153847 A JPH09153847 A JP H09153847A
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voice
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function
echo canceller
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JP7334254A
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Hideki Otsuki
英樹 大槻
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声CODEC周りの装置コストを低減でき
る音声処理装置および通信端末装置を提供することを目
的としている。 【解決手段】 符号器機能を実現するための符号器機能
処理、復号器機能を実現するための復号器機能処理、お
よび、エコーキャンセラ機能を実現するためのエコーキ
ャンセラ機能処理を、同一のDSP装置により実行する
とともに、エコーキャンセラ機能処理における係数更新
頻度を、そのときに適用する音声CODEC方式の種類
により変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声データを所定
の音声CODEC方式で符号化する符号器機能と、符号
化された音声データを復号化する復号器機能と、所定の
エコーキャンセラ機能を備えた音声処理装置、および、
複数の音声CODEC方式を適用可能な音声CODEC
装置を用いて、少なくとも音声データをやりとりすると
ともに、同一通信において、上記音声CODEC装置が
適用する音声CODEC方式を変更可能な通信端末装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、音声情報をデジタル伝送路を介
してやりとりするには、アナログ信号である音声信号を
デジタル信号に変換する必要があり、そのための処理方
法として、種々の音声CODEC処理が実用されてい
る。
【0003】また、一般のデジタル網(例えば、ISD
N等)に適用する音声CODEC処理は、例えば、IT
U−Tにより種々のものが規格化されて勧告されてい
る。
【0004】このようにして、音声信号を音声データに
変換し、デジタル網を介して相手端末との間でやりとり
するには、送信側では、音声信号を所定のサンプリング
周波数(通常は8KHz)でサンプリングするアナログ
/デジタル変換器により対応するサンプル音声データに
変換し、そのサンプル音声データを所定の音声CODE
C処理で符号化して音声データを形成し、その音声デー
タをデジタル伝送路に送出する。
【0005】また、受信側では、受信した音声データを
同一の音声CODEC処理の逆処理により元のサンプル
音声データを再生し、その再生サンプル音声データをデ
ジタルアナログ変換器により対応するアナログ信号に変
換し、その変換後の信号を受信音声信号として取り扱う
ようにしている。
【0006】一方、2つの端末間で音声による通信を行
っている際、相手端末より受信した音声信号が自端末側
のマイク等の音声入力装置より入力されて、相手端末に
送信されるという事態を生じる。
【0007】かかる事態を生じると、同一端末に、自端
末から送信した音声信号が、ある程度の遅延時間の後
に、受信されてスピーカ等の音声出力装置から出力され
るという、いわゆるエコー現象を生じる。なお、以下、
自端末に戻ってくる自端末から送信した音声信号成分を
エコー音声という。
【0008】このとき、相手端末からのマイク入力がな
い場合、エコー音声のみが自端末側の音声出力装置から
出力されるので、非常に通話しにくくなるという事態を
生じる。
【0009】このようなエコー現象を解消するためのも
のとして、エコーキャンセラ処理が実用されている。
【0010】このエコーキャンセラ処理は、自端末で音
声入力がない場合に、受信した音声信号に基づいて疑似
エコー信号を形成し、その疑似エコー信号を、自端末の
音声入力信号から入力された音声信号から減算して、相
手端末に送出されるエコー音声を減少あるいは除去する
ものである。
【0011】例えば、上述したように、デジタル伝送路
を介して相手端末との間で音声信号をやりとりする際に
は、上述した音声CODEC処理との組み合わせで考え
ると、このエコーキャンセラ処理は、音声CODEC処
理と自端末側の音声入出力装置との間に挿入される。
【0012】それにより、音声CODEC処理には、あ
らかじめエコー音声成分が除去された状態で出力すべき
音声信号が入力されるので、相手端末側に送出される音
声データには、エコー音声成分がほぼ除去され、それに
よって、相手端末側で出力される音声信号にはエコー音
声がほぼ除去されて、円滑な通話を行うことができる。
【0013】ところで、上述したエコーキャンセラ処理
は、音声通信技術としての観点からすると、いわばオプ
ション的な機能処理であり、通信端末の装置規格を定め
た各種勧告においてもオプション的な取り扱いがされて
いる。
【0014】しかしながら、回線遅延時間が大きい回線
を利用して通信を行う際には、エコー音声の影響がかな
り現れるので、一般には、エコーキャンセラ処理は必須
機能として認識されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】さて、近年では、上述
した音声CODEC処理およびエコーキャンセラ処理
は、汎用のDSP(Digital Signal P
rocessor)装置を用いて、ソフトウェア的に実
現されているが、これらの処理が比較的複雑で重い処理
であるため、従来、音声CODEC処理およびエコーキ
ャンセラ処理を実現するためには、複数のDSP装置を
用いる必要があり、装置コストが高くなるという不都合
を生じていた。
【0016】また、例えば、テレビ会議通信端末装置の
ように、複数種類の音声CODEC処理をその動作状況
に応じて適宜に使い分けているような端末装置では、お
のおのの音声CODEC処理に対応して、複数のDSP
装置の処理機能の割り当てを変更するなどの処置を講じ
ているが、さらに、エコーキャンセラ処理を実行させる
には、そのためのDSP装置を設ける必要があったた
め、音声CODEC周りの装置コストが大きくなるとい
う不都合を生じていた。
【0017】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、音声CODEC周りの装置コストを低減でき
る音声処理装置および通信端末装置を提供することを目
的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、音声データを
所定の音声CODEC方式で符号化する符号器機能と、
符号化された音声データを復号化する復号器機能と、所
定のエコーキャンセラ機能を備えた音声処理装置におい
て、上記符号器機能を実現するための符号器機能処理、
上記復号器機能を実現するための復号器機能処理、およ
び、上記エコーキャンセラ機能を実現するためのエコー
キャンセラ機能処理を、同一のDSP装置により実行す
るとともに、上記エコーキャンセラ機能処理における係
数更新頻度を、そのときに適用する音声CODEC方式
の種類により変更するようにしたものである。
【0019】また、音声データを所定の音声CODEC
方式で符号化する符号器機能と、符号化された音声デー
タを復号化する復号器機能と、所定のエコーキャンセラ
機能を備えた音声処理装置において、上記符号器機能を
実現するための符号器機能処理を実行する第1のDSP
装置と、上記復号器機能を実現するための復号器機能処
理、および、上記エコーキャンセラ機能を実現するため
のエコーキャンセラ機能処理を実行する第2のDSP装
置を備え、上記エコーキャンセラ機能処理における係数
更新頻度は、そのときに適用する音声CODEC方式の
種類により変更するようにしたものである。
【0020】また、複数の音声CODEC方式を適用可
能な音声CODEC装置を用いて、少なくとも音声デー
タをやりとりするとともに、同一通信において、上記音
声CODEC装置が適用する音声CODEC方式を変更
可能な通信端末装置において、上記音声CODEC装置
は、音声データを複数の音声CODEC方式で符号化す
る符号器機能と、符号化された音声データを復号化する
復号器機能と、所定のエコーキャンセラ機能を備え、上
記エコーキャンセラ機能における所定の係数更新処理を
実行するときには、相手端末との間で選択可能な最も処
理負担の少ない音声CODEC方式に、使用する音声C
ODEC方式を一時的に変更するようにしたものであ
る。
【0021】また、前記係数更新処理は、自端末側のエ
コー状態が変化した際に実行するようにするとよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施例を詳細に説明する。
【0023】まず、本発明の原理について説明する。
【0024】さて、上述したエコーキャンセラ処理のう
ち、その処理の大半を占めるのが、疑似エコー音声を生
成する処理である。
【0025】すなわち、エコーキャンセラ処理は、基本
的には、受信した音声信号を所定期間ずつの処理単位に
区切り、その処理単位期間における各サンプルについて
エコー経路モデルに対応した予測演算を適用して、次の
処理単位期間に発生するであろうエコー音声信号を、疑
似エコー音声信号として生成して保存し、次の処理単位
期間には、実際に得たエコー音声信号から保存していた
疑似エコー音声信号を減算して、送出する音声信号から
エコー音声をキャンセルするものである。
【0026】また、エコー音声を効率よく除去できるよ
うに、キャンセル後の音声信号に基づき、疑似エコー音
声信号の誤差を求め、その誤差に応じて疑似エコー音声
信号を生成するときの予測演算に適用する演算係数を更
新して、エコー経路モデルを最適化する適応制御処理も
実行する。
【0027】一般に、エコーキャンセラ処理の効果があ
らわれるのは、上述した処理単位期間を0.2(秒間)
以上に設定した場合といわれている。そこで、処理単位
期間を0.2(秒間)に設定すると、上述した処理単位
期間に算出すべき疑似エコー音声信号のサンプル数は、
音声信号のアナログ/デジタル変換・デジタル/アナロ
グ変換のサンプリング周波数を8KHzとすると、16
00サンプルになり、上述した予測演算に適用する演算
係数の数は、その予測演算の種類にもよるが、例えば、
1600個にもなる。
【0028】また、上述したように、エコーキャンセル
後の誤差成分に基づいて、予測演算に適用する演算係数
を更新するから、次の処理単位期間までの間に、160
0個の演算係数を更新する演算をする必要がある。すな
わち、エコーキャンセラ処理においては、この演算係数
の更新演算に最もデータ処理能力が消費される。
【0029】また、演算係数の更新は、上述したように
エコー経路モデルを最適化するために行うのであるか
ら、一旦最適化された後には、エコー経路モデルが変化
しない限り、同一のエコー経路モデルを適用することが
できる。すなわち、エコー経路モデルが最適化されたと
判断できる場合には、それ以降、係数の更新処理を行わ
なくとも、エコーキャンセルの効果は変化がない。した
がって、エコー経路モデルが変化する度に、エコー経路
モデルの最適化のために係数の更新処理を実行すればよ
い。
【0030】また、エコー経路モデルの最適化を高速化
するには、演算係数の更新頻度を大きくすればよい。し
かしながら、演算係数の更新頻度を最も多くすると、エ
コーキャンセラ処理に必要なデータ処理量が最も大きく
なる。
【0031】すなわち、処理単位期間毎に演算係数の更
新を行うと最も早くエコー経路モデルが収束するが、エ
コーキャンセル処理に必要なデータ処理量が最も大きく
なる。それに対し、処理単位期間の2回に1回、また
は、3回に1回の割合で演算係数の更新を行うと、その
更新頻度の少なさに応じてエコー経路モデルの収束速度
が小さくなるが、エコーキャンセル処理に必要なデータ
処理量は、より少なくなる。
【0032】このように、エコーキャンセル処理を実行
する際、エコーキャンセル効果の収束時間と、エコーキ
ャンセル処理に必要なデータ処理量は、トレードオフの
関係にある。
【0033】また、テレビ会議通信端末装置では、例え
ば、ITU−T勧告G.711,G.722,G.72
8等の複数の音声CODEC処理を、その通信状況に応
じて適宜に使い分けている。
【0034】この場合、勧告G.711の音声CODE
C処理が最も処理量が少なく、G.722,G.728
の順に、データ圧縮率が大きくなり、必要なデータ伝送
容量が減少する反面、音声CODEC処理に必要なデー
タ処理量が増える。
【0035】以上のことから、音声CODEC処理の規
格に応じて、エコーキャンセラ処理の演算係数更新頻度
を変化させることで、音声CODEC処理とエコーキャ
ンセラ処理に必要なデータ処理量の総和を抑制でき、音
声CODEC処理とエコーキャンセラ処理を1つのDS
P装置で実現することができる。
【0036】例えば、音声CODEC処理の規格が勧告
G.711の場合には、エコーキャンセラ処理の演算係
数更新処理を処理単位期間毎に行わせ、音声CODEC
処理の規格が勧告G.722の場合には、エコーキャン
セラ処理の演算係数更新処理を、処理単位期間の2回に
1回の割合で実行させ、また、音声CODEC処理の規
格が勧告G.728の場合には、エコーキャンセラ処理
の演算係数更新処理を、処理単位期間の3回に1回の割
合で実行させるようにすると、音声CODEC処理とエ
コーキャンセラ処理を同一のDSP装置で実現すること
ができる。
【0037】図1は、本発明の一実施例にかかる音声処
理装置を示している。
【0038】同図において、マイク等の音声入力装置か
ら入力される送信音声信号AStは、アナログ/デジタ
ル変換器1で、所定のサンプリング周波数(例えば、8
KHz)でサンプリングされて、対応するデジタル信号
に変換され、その変換後のデジタル信号は、送信音声サ
ンプリングデータASsとして、DSP装置2に加えら
れている。
【0039】DSP装置2は、入力される送信音声サン
プリングデータASsに対して、所定のエコーキャンセ
ラ処理を適用して、送信音声サンプリングデータASs
に含まれるエコー音声成分を除去するとともに、その除
去後の信号に対して所定の音声CODEC処理の符号処
理を適用して、送信音声データDSsを形成し、その送
信音声データDSsは、次段装置に出力される。
【0040】また、データ受信ユニット(図示略)から
出力される受信音声データDRsは、DSP装置2に加
えられている。
【0041】DSP装置2は、受信音声データDRsに
対して、所定の音声CODEC処理の復号処理を適用
し、その処理後に得られた信号は、受信音声データAR
sとして、デジタル/アナログ変換器3に加えられてい
る。
【0042】デジタル/アナログ変換器3は、加えられ
た受信音声データARsを対応するアナログ信号に変換
するものであり、その変換後のアナログ信号は、受信音
声信号ARtとして、スピーカ等の音声出力装置に出力
される。
【0043】また、DSP装置2は、入力した送信音声
サンプリングデータASsからエコー音声成分を除去す
るためのエコーキャンセラ部2aと、エコーキャンセラ
部2aを通過した送信音声データDSaについて、所定
の音声CODEC処理の符号処理を適用する符号器2b
と、入力した受信音声データDRsに対して、所定の音
声CODEC処理の復号処理を適用する復号器2cから
構成されている。
【0044】エコーキャンセラ部aにおいて、復号器2
cから出力される受信音声データARsは、データレジ
スタ2aaに所定の処理単位時間に相当するサンプル数
が記憶される。データレジスタ2aaに記憶された受信
音声データARsaは、疑似エコー音声信号を算出する
ための予測演算を実行するたたみ込み演算部2ab、お
よび、エコー経路モデルの最適化制御を実行するための
適応制御部2acに加えられている。
【0045】また、アナログ/デジタル変換器1から入
力される送信音声サンプリングデータASsは、音声入
力装置からの音声入力を検出するための重畳検出部2a
d、および、減算器2aeのプラス側入力端に加えられ
ている。
【0046】減算器2aeのマイナス側入力端には、た
たみ込み演算部2abから出力される疑似エコー音声デ
ータPEが加えられており、減算器2aeは、送信音声
サンプリングデータASsから疑似エコー音声データP
Eを減算し、その減算結果を、送信音声データDSaと
して符号器2bに出力する。また、送信音声データDS
aは、適応制御部2acにも加えられている。
【0047】重畳検出部2adは、送信音声サンプリン
グデータASsに、音声入力装置からの音声入力が重畳
されていることを、例えば、レベル判定等の周知の処理
により検出するものであり、その判定結果をあらわす重
畳判定信号PSは、たたみ込み演算部2abおよび適応
制御部2acに加えられている。
【0048】適応制御部2acは、減算器2aeから出
力される送信音声データDSaを、直前のエコーキャン
セラ処理の誤差成分として認識するとともに、データレ
ジスタ2aaから加えられる受信音声データARsa
を、直前のエコーキャンセラ処理で算出した疑似エコー
音声データPEの実測値として認識し、その誤差成分と
実測値に基づいて、誤差成分を0に近づけるような所定
の適用制御処理を実行して、係数レジスタ2afに記憶
させる演算係数を更新するものである。また、適応制御
部2acは、外部制御部(図示略)から係数更新頻度が
設定されているときには、その設定された係数更新頻度
に応じて演算係数の更新処理を実行し、また、重畳検出
部2adから加えられている重畳判定信号PSにより、
音声信号が重畳されていることが通知されているときに
は、演算係数の更新処理を実行しない。また、適応制御
部2acは、外部制御部から設定されている係数更新頻
度の値が0の場合には、演算係数の更新処理を実行しな
い。
【0049】係数レジスタ2afは、適応制御部2ac
で算出されたエコー経路モデルの推定値に対応した係数
データPPを記憶するものであり、その係数データPP
は、たたみ込み演算部2abに加えられている。
【0050】たたみ込み演算部2abは、データレジス
タ2aaから出力される受信音声データARsaと、係
数レジスタ2afから出力される係数データPPを、出
力順に順次所定のたたみ込み演算を実行して、疑似エコ
ー音声データPEを算出するものであり、その算出され
た疑似エコー音声データPEは、減算器2aeのマイナ
ス側入力端に加えられている。また、たたみ込み演算部
2abは、重畳検出部2adから加えられている重畳判
定信号PSにより、音声信号が重畳されていることが通
知されているときには、疑似エコー音声データPEの値
を0に固定する。すなわち、この場合には、疑似エコー
音声データPEが減算器2aeに出力されなくなるの
で、エコーキャンセラ処理は実行されず、送信音声サン
プリングデータASsが、直接、送信音声データDSa
として符号器2bに加えられる。
【0051】図2は、図1に示した音声処理装置を用い
るテレビ会議通信端末装置を示している。このテレビ会
議通信端末装置は、ISDNの基本インタフェースを伝
送路として用いるものであり、音声情報の通信機能、動
画情報の通信機能、静止画情報の通信機能、および、こ
れらの通信機能の多重化通信機能を備え、また、ISD
Nの基本インタフェースに接続し、2つの情報チャネル
(Bチャネル)を用いたデータ通信が可能である。な
お、さらに、ファクシミリ通信機能およびテレライティ
ング機能を備える場合もある。
【0052】同図において、システム制御部11は、こ
のテレビ会議通信端末装置の各部の制御処理、テレビ会
議通信の上位レイヤの処理、このテレビ会議通信端末装
置が備えている各種のアプリケーションプログラムの実
行処理、および、ユーザからのヘルプ要求に対応したヘ
ルプ表示処理などの各種制御処理を実行するものであ
り、ROM(リード・オンリ・メモリ)12は、システ
ム制御部11が実行する制御処理プログラムの一部や、
制御処理プログラムを実行するために必要な各種のデー
タなどを記憶するものであり、RAM(ランダム・アク
セス・メモリ)13は、システム制御部11のワークエ
リアなどを構成するものである。
【0053】時計回路14は、現在日時情報を出力する
ためのものであり、画像処理部15は、画像データの変
倍処理、解像度変換処理、または、静止画CODEC処
理等の各種画像処理を実行するものであり、磁気ディス
ク装置16は、システムソフトウェア、複数のアプリケ
ーションプログラム、および、多数のユーザデータなど
を記憶するためのものである。
【0054】操作表示部17は、このテレビ会議通信端
末装置を操作するためのものであり、静止画入力装置1
8は、種々の静止画を入力するためのものである。
【0055】音声入出力装置19は、通話のための音声
をマイク入力するとともにスピーカ出力するためのもの
であり、音声入出力装置19からマイク入力されたアナ
ログ音声信号は音声処理装置20に出力され、また、音
声入出力装置19からスピーカ出力するアナログ音声信
号は、音声処理装置20から出力されて音声入出力装置
14に加えられている。
【0056】音声処理装置20は、図1に示したもので
あり、ISDNのBチャネルを用いてアナログ音声信号
を伝送するためのアナログ信号/デジタルデータの信号
変換処理を行なう。また、音声制御部21は、音声入出
力装置19の動作を制御するためのものである。
【0057】ビデオカメラ装置22は、このテレビ会議
通信端末装置のユーザ側の映像を撮影するためのもので
あり、このビデオカメラ装置22から出力される動画信
号は、ビデオCODEC23の映像信号入力端に加えら
れるとともに、表示制御部24の動画信号入力端に加え
られている。ビデオカメラ制御部25は、ビデオカメラ
装置22の撮影オン/オフ、ズームイン/ズームアウ
ト、および、パンなどの動作を制御するためのものであ
る。
【0058】ビデオCODEC23は、ビデオカメラ装
置22から入力したアナログNTSC形式の動画信号を
対応するデジタルデータの動画データに変換し、その動
画データを所定のCIF形式の動画データに変換し、さ
らに、TTC標準JT−H.261の符号化方式で符号
化圧縮して動画情報を形成するとともに、符号化圧縮さ
れた状態の動画情報を元のCIF形式の動画データに変
換し、その動画データをNTSC形式の動画データに変
換し、その動画データをデジタル/アナログ変換してア
ナログNTSC形式の動画信号に変換するものである。
【0059】表示制御部24は、ビデオモニタ装置26
に表示する画面の表示内容を制御するものであり、シス
テム制御部11からの指令により、ビデオカメラ装置2
2またはビデオCODEC23から入力する動画信号の
表示画面情報を形成し、それらの表示画面情報を適宜に
組み合わせた態様で、ビデオモニタ装置26の表示画面
を構成する。
【0060】ISDNインタフェース回路27は、IS
DNに接続するとともに、ISDNのレイヤ1の信号処
理機能およびDチャネルの信号と2つのBチャネルの信
号の統合/分離機能を備えたものであり、Dチャネルの
信号はDチャネル伝送制御部28とやりとりし、また、
2つのBチャネルの信号は多重化/分離装置29とやり
とりしている。
【0061】Dチャネル伝送制御部28は、Dチャネル
のレイヤ2の信号処理機能、および、1つまたは2つの
Bチャネルを呼接続/解放するための呼制御処理機能を
備えたものである。
【0062】多重化/分離装置29は、Bチャネルを用
いてやりとりする音声、動画、および、汎用データ(静
止画データなどのその他のデータ)などの複数のメディ
アのデータを多重化し、TTC標準JT−H.221に
規定されているフレームデータを形成して回線側に送出
するとともに、受信したフレームデータに多重化されて
いる複数のメディアのデータを分離するものである。こ
の多重化/分離装置29は、音声データを音声処理装置
20との間でやりとりし、動画データをビデオCODE
C23との間でやりとりし、また、汎用データをシステ
ム制御部11との間でやりとりしている。
【0063】これらのシステム制御部11、ROM1
2、RAM13、時計回路14、画像処理部15、磁気
ディスク装置16、操作表示部17、静止画入力装置1
8、音声制御部19、音声処理装置20、ビデオCOD
EC23、表示制御部24、ビデオカメラ制御部25、
Dチャネル伝送制御部28、および、多重化/分離装置
29は、内部バス30に接続されており、これらの各要
素間のデータのやりとりは、主として、内部バス30を
介して行われる。
【0064】さて、テレビ会議通信端末装置では、Bチ
ャネルにおいては、TTC標準JT−H.221で規定
されるマルチフレーム形式でデータをやりとりする。
【0065】図3に示すように、1つのマルチフレーム
MFLは、8個のサブマルチフレームSMF1〜SMF
8からなり、おのおののサブマルチフレームSMF1〜
SMF8は、それぞれ2つのフレームから構成されてい
る。すなわち、1つのマルチフレームMFLは、16個
のフレームFLM0〜FLM15からなる。
【0066】それぞれのフレームFLM0〜FLM15
は、図4に示すように、80オクテットのデータからな
り、それらのオクテットをビット順に配置したそれぞれ
のビット位置は、サブチャネルSCH1〜SCH8を構
成している。
【0067】また、第1オクテット〜第8オクテットの
第8ビットは、フレーム同期信号(Frame Ali
gnment Signal)FASを構成し、第9オ
クテット〜第16オクテットの第8ビットは、ビットレ
ート割当信号(Bit rate Allocation
Signal)BASを構成する。また、サブチャネ
ルSCH8の第17〜第24オクテットには、データを
暗号化するためのキー情報などをやりとりするための暗
号チャネルのデータがセットされることがある(オプシ
ョン)。
【0068】このようにして、フレーム同期信号FAS
は、1つのフレームFLM0〜FLM15に8ビット配
置されており、そのビット割り当ては、図5に示すよう
に、マルチフレームMFLを単位として構成されてい
る。
【0069】すなわち、偶数フレームFLM0,FLM
2,…,FLM14の第2オクテット〜第8オクテット
と、それに続く奇数フレームFLM1,FLM3,…,
FLM15の第2オクテットには、「0011011
1」なる8ビットのデータパターンからなる水平同期信
号が配置され、奇数フレームFLM1,FLM3,…,
FLM11の第1オクテットには、「001011」な
る6ビットのデータパターンからなる垂直同期信号が配
置されている。
【0070】この水平同期信号と垂直同期信号を検出す
ることにより、1つのマルチフレームMFLの同期を検
出することができる。
【0071】また、第0フレーム、第2フレーム、第4
フレーム、第6フレームおよび第8フレームの第1オク
テットのビットN1,N2,N3,N4,N5は、マル
チフレーム番号の表示に用いられる。このうち、ビット
N5は、マルチフレーム番号が使用されているか否かの
表示に用いられる。このように、マルチフレーム番号の
ために使用されるデータが4ビットなので、マルチフレ
ーム番号は0〜15までの値で降順に変化し、16マル
チフレーム毎に同じマルチフレーム番号があらわれる。
【0072】また、第10フレーム、第12フレーム、
および、第13フレームの第1オクテットのビットL
1,L2,L3は、現在使用されているBチャネルのう
ち、そのフレームを運んでいるBチャネルの接続された
順番をあらわすコネクション番号を表示するために用い
られる。また、第15フレームの第1オクテットのビッ
トRは、将来の勧告のために確保(予約)されており、
その値には0がセットされる。
【0073】また、第14フレームの第1オクテットの
ビットTEAは、データ端末装置の内部的な障害によ
り、データ伝送できない状態であることを表示するため
に用いられる。
【0074】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第3オクテットのビットAは、フレー
ム同期またはマルチフレーム同期が確立しているか、あ
るいは、同期はずれを生じているかを表示するために用
いられる。
【0075】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第5オクテット、第6オクテット、第
7オクテット、および、第8オクテットのビットC1,
C2,C3,C4は、連続した2つのフレーム(すなわ
ち、サブマルチフレーム)のデータエラー検出(すなわ
ち、伝送路品質検出)のために参照されるCRC(巡回
冗長検査)符号を表示するためのものであり、この奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FM15の第4オク
テットのビットEは、受信側で伝送エラーを検出したこ
とを表示するために用いられる。
【0076】また、ビットレート割当信号BASは、図
6に示すように、偶数フレームFLM0,FLM2,
…,FLM14では、能力BASあるいはBASコマン
ドをあらわす8ビットデータが配置され、それに続く奇
数フレームFLM1,FLM3,…,FLM15の第2
オクテットには、直前のフレームで送出した能力BAS
あるいはBASコマンドの値を誤り訂正するための二重
誤り訂正符号が配置される。
【0077】また、マルチフレームMFLのデータの送
信は、フレーム番号順に行なわれ、おのおののフレーム
FLM0〜FLM15は、図7に示すように、第1オク
テットから第80オクテットのオクテット順序に送出さ
れ、それぞれのオクテットは、第1ビットが最初に送出
される。
【0078】すなわち、おのおののフレームFLM0〜
FLM15においては、第1オクテットの第1ビットが
最初に送出され、第80オクテットの第8ビットが最後
に送出される。
【0079】図8は、テレビ会議通信端末装置などのオ
ーディオビジュアル端末がBチャネルを用いてデータ伝
送するときに実行する伝送制御手順として適用するTT
C標準JT−H.242の一般的な手順例を示してい
る。なお、この場合、2つのBチャネルを用いて、端末
間で音声データ、汎用データ、および、動画データをや
りとりするときの伝送手順の一例を示している。
【0080】まず、発呼端末が宛先端末へ発呼してDチ
ャネル上で呼設定手順を行い、1つのBチャネル(以
下、第1チャネルという)を確保し(フェーズA)、そ
の設定した第1チャネル上でPCM音声データ(A則ま
たはμ則、64Kbps(G.711))をセットした
フレームデータをやりとりしながらフレーム同期を行な
い(フレームモード)、フレーム同期が確立すると、相
互に能力BASデータおよびコマンドBASデータをや
りとりし(フェーズB1−1)、そのときに使用する伝
送モードを決定して、2つ目のBチャネルを確保するた
めの付加呼設定要求を開始する(フェーズB1−2)。
【0081】そして、伝送モードをそのときに相互に交
換した内容から、原則として、互いに共通で最も機能の
高いモードを選択し(フェーズB1−3)、発呼端末か
らその選択した動作モードで着呼端末に受信機能を動作
させるよう端末の受信機能を指定するBASコマンドを
送信して、もしこの場合、発呼端末が送信したBASコ
マンドと異なるモードのBASコマンドを受信した場合
には、受信したBASコマンドを再度送信し、送信モー
ドを受信モードに一致させ、発呼端末と着呼端末の装置
機能に共通するパラメータを設定する(フェーズB
2)。これにより、第1チャネルでは、そのときに選択
した伝送モードに対応した、例えば、音声データ(16
Kbps;G.728)のデータ伝送、および、動画像
データ(46.4Kbps)のデータ伝送が行われる
(フェーズC)。
【0082】第1チャネルがフレームモードでデータ伝
送を開始すると、2つ目のBチャネル(以下、第2チャ
ネルという)についてDチャネル上で呼設定手順を行い
(フェーズCA)、第2チャネルが確立すると、第2チ
ャネルを使ってフレーム同期信号FASおよびビット割
当信号BASのみを含むフレームデータをやりとりして
フレーム同期およびマルチフレーム同期を確立し(フェ
ーズCB1−11)、次いで、第1チャネルと第2チャ
ネル間の同期を確立する(フェーズCB1−12)。
【0083】2つのBチャネルの同期が完了すると、発
呼端末側からBASコマンドを送出して伝送モードを設
定し(フェーズCB1−2)、その設定した内容に伝送
モードを切り換え(フェーズCB1−3)、共通パラメ
ータを設定する(フェーズCB2)。なお、送信したB
ASコマンドと異なるモードのBASコマンドを受信し
た場合には、受信したBASコマンドを再度送信し、送
信モードを受信モードに一致するよう伝送モードを切り
換え、共通パラメータを設定する。
【0084】このようにして、第2チャネルの初期化が
終了すると、それ以降は、第1チャネルでやりとりする
フレームデータ、および、第2チャネルでやりとりする
フレームデータが同期された状態で、2つのBチャネル
を用いて、例えば、音声データ、汎用データ、および、
動画データが、それぞれ56Kbps(G.711)、
6.4Kbps、および、62.4Kbpsの伝送速度
が割り当てられてデータ伝送される(図9参照)。
【0085】このようなデータ伝送を終了するときに
は、まず、第2チャネルから切断する。このとき、第1
チャネルのみで行なう音声データ伝送のために、共通モ
ードを設定するための手順が行われて(フェーズCD
1)、第2チャネルはフレームモードのモード0Fへの
モード切換えが行われる(フェーズCD2)。このとき
には、第1チャネルと第2チャネルが非同期であり、か
つ、第2チャネルではフレーム同期信号FASとビット
割当信号BASのみの伝送状態で呼が保持されている状
態であり、Dチャネルの呼切断解放手順により第2チャ
ネルの呼を解放できる状態になっている。
【0086】また、第1チャネルでは、フェーズCD1
およびフェーズCD2の間、フレームモードで音声デー
タが56Kbps(G.711)の伝送速度で伝送され
ており、動画データの伝送は停止され、さらに、一方の
端末のオペレータが通話終了する場合はモード0Fに切
り換え(フェーズD2)、この後、Dチャネルの呼切断
解放手順により第1チャネルの呼を解放できる状態にな
っている。
【0087】これにより、第1チャネルおよび第2チャ
ネルについて、Dチャネル上で呼切断解放手順が実行さ
れて(フェーズE)、2つの端末間のオーディオビジュ
アル伝送が終了する。
【0088】このように、テレビ会議通信端末装置など
のオーディオビジュアル端末では、最初に1つのBチャ
ネル(第1チャネル)を確保してフレームモードを確立
した後に、この第1チャネルで音声データと動画データ
の伝送速度の割り当てを行なって過渡的なモードでデー
タ伝送を行ないつつ、同時に互いに2つ目のBチャネル
(第2チャネル)の設定が可能ならば、Dチャネルの呼
設定手順により第2チャネルを確保する。そして、過渡
的なモードで伝送している第1チャネルと、新たに確保
した第2チャネルをチャネル同期させ、そのチャネル同
期が確立した時点で、音声データと動画データの伝送速
度の割り当てを再設定し、増大したBチャネルの伝送容
量を活用して、より高品質な音声データおよび動画デー
タのやりとりを行なうようにしている。
【0089】例えば、図9の状態から、動画品質を向上
したい場合には、図10に示すように、音声データを1
6Kbps(G.728)で、動画データを108.8
Kbpsで伝送するように、通信モードを変更する。
【0090】また、データ伝送を終了するときには、い
ったん、第1チャネルと第2チャネルの両方を同期させ
た状態で伝送路を使用していたモードから、第1チャネ
ルだけを使用するモードへ変更する必要がある。そこ
で、まず、音声データは56Kbpsの伝送速度のまま
保持するとともに、動画データの伝送を停止して第1チ
ャネルのみの伝送モードに変更する一方、第2チャネル
は、第1チャネルとの同期状態を停止するとともに、ユ
ーザデータが空き伝送状態になっているモード0Fに移
行し、Dチャネルの呼切断解放手順により呼を切断/解
放する。また、第1チャネルは、モード0Fへ変更した
後、Dチャネルの呼切断解放手順により、呼を切断/解
放する。また、呼切断解放手順で得た課金情報などは、
チャネル毎に管理する。
【0091】以上の構成で、テレビ会議通信を行う際、
使用する音声CODEC規格が設定、または、変更され
ると、その都度、システム制御部1は、音声処理装置2
0に対して、設定された音声CODEC規格の種類を通
知する。
【0092】それにより、音声処理装置20では、符号
器2bおよび復号器2cで実行する音声CODEC符号
処理および音声CODEC復号処理を、それぞれ通知さ
れた音声CODEC規格の内容に設定するとともに、エ
コーキャンセラ部2aの適応制御部2acの係数更新頻
度を設定する。すなわち、通知された音声CODEC規
格が勧告G.711であれば、処理単位期間毎に係数更
新処理を実行するように係数更新頻度を設定し、通知さ
れた音声CODEC規格がG.722であれば、処理単
位期間の2回に1回の割合で係数更新処理を実行するよ
うに係数更新頻度を設定し、通知された音声CODEC
規格がG.728であれば、処理単位期間の3回に1回
の割合で係数更新処理を実行するように係数更新頻度を
設定する。
【0093】それにより、エコーキャンセラ部2aに必
要なデータ処理量と、符号器2bに必要なデータ処理量
と、復号器2cに必要なデータ処理量の総和が、設定さ
れた音声CODEC規格の種類にかかわらずほぼ等しく
なり、1つのDSP装置2を用いて、3種類の音声CO
DEC処理を実行することができる。
【0094】ところで、上述したように、エコーキャン
セラ部2aにおいて、エコー経路モデルが収束した場合
には、係数レジスタ2afに記憶している係数データP
Pを保持することができる。
【0095】したがって、適応制御部2acの演算係数
更新処理は、エコー経路モデルが変化する度に実行すれ
ばよく、エコー経路モデルが変化していない場合には実
行する必要がない。
【0096】ここで、エコー経路モデルが変化すること
を考えると、まず、データ通信直後の状態では、エコー
キャンセラ部2aの状態が初期状態であるので、この場
合にエコーキャンセラ部2aの演算係数更新を行う必要
がある。
【0097】また、データ伝送路におけるエコー経路
は、変化しないと考えてよく、したがって、自端末側の
室内におけるエコー経路が変化した場合に、エコー経路
モデルが変化したと判定することができる。
【0098】このような自端末側の室内におけるエコー
経路の変化は、例えば、会議セッションに参加している
メンバーの増減、メンバーの位置の変化、スピーカの出
力ボリュームの変化、マイクの移動、機器の移動などが
あった際に生じたと考えることができ、これらの現象を
検出するセンサや操作手段を備え、これらのセンサの検
出信号および操作手段の操作信号により、エコー経路の
変化検出を行うことができる。
【0099】また、エコー経路モデルの収束を行う際に
は、エコーキャンセラ処理を有効に実行する必要があ
り、そのため、端末側での音声入力を一時中断する必要
がある。このように、端末側での音声入力を中断するに
は、参加メンバーの発言を一時中断する必要があるの
で、テレビ会議通信端末装置では、会議進行の円滑化の
ために、エコー経路モデルの収束をなるべく早く行いた
いという事情がある。
【0100】そこで、上述したように、エコー経路モデ
ルが変化した場合には、エコー経路モデルを最も短時間
で収束できる勧告G.711に音声処理装置20の音声
CODEC規格を変更し、エコー経路モデルを収束する
に十分な時間の後、元の音声CODEC規格に戻すよう
にすると、エコーキャンセラ部2aのエコー経路モデル
の収束時間を短時間で済ますことができるので、テレビ
会議通信を円滑に行うことができる。
【0101】図11は、この場合に、音声処理装置20
のエコーキャンセラ部2aの演算係数更新について、シ
ステム制御部11が実行する処理の一例を示している。
【0102】テレビ会議通信動作が開始されると、その
ときの音声CODEC規格が勧告G.711になってい
るかどうかを調べる(判断101)。判断101の結果
がYESになるときには、音声処理装置20のエコーキ
ャンセラ部2aに対して、所定時間(例えば、3(秒
間))、係数更新処理を処理単位期間毎に実行するよう
に、適応制御部2acの係数更新頻度を設定する(処理
102)。
【0103】そして、いずれかのエコー経路モデルの変
化が検出されるまで、待機する(判断103のNOルー
プ)。
【0104】また、判断101の結果がNOになるとき
には、その時点での音声モード(音声CODEC規格)
の内容を保存し(処理104)、音声モードをG.71
1に変更することを指令するBASコマンドを作成して
(処理105)、そのBASコマンドを相手端末に送出
して相手端末の音声モードをG.711に変更するとと
もに(処理107)、自端末の音声処理装置20の音声
モードをG.711に変更する(処理107)。
【0105】その状態で、音声処理装置20のエコーキ
ャンセラ部2aに対して、所定時間(例えば、3(秒
間))、係数更新処理を処理単位期間毎に実行するよう
に、適応制御部2acの係数更新頻度を設定する(処理
108)。
【0106】次いで、保存した音声モードに、音声モー
ドを変更するように指令するBASコマンドを作成して
(処理109)、そのBASコマンドを相手端末に送出
して相手端末の音声モードを元の状態に復帰させるとと
もに(処理110)、自端末の音声処理装置20の音声
モードをG.711に変更する(処理111)。
【0107】次いで、判断103に進み、いずれかのエ
コー経路モデルの変化が検出されるまで待機する。ま
た、いずれかのエコー経路モデルの変化が検出された場
合で、判断103の結果がYESになるときには、判断
101に戻り、エコー経路モデルの収束動作を行う。
【0108】また、この場合には、エコー経路モデルの
収束動作を行う場合以外では、音声処理装置20のエコ
ーキャンセラ部2aに対して、係数更新頻度の値を0に
設定して、適応制御部2acの係数更新処理を行わせな
い。
【0109】図12は、相手端末よりBASコマンドを
受信した場合の処理例を示している。
【0110】まず、相手端末よりBASコマンドを受信
することを監視している(判断201のNOループ)。
相手端末よりBASコマンドを受信して、判断201の
結果がYESになると、そのときのBASコマンドの内
容がモード設定(モード変更)であるかどうかを調べる
(判断202)。判断202の結果がYESになるとき
には、指定されたモード設定に対応した処理(処理20
3)を実行し、判断201に戻る。また、判断202の
結果がNOになるときには、それ以外の指定内容に対応
した処理を実行して(処理204)、判断201に戻
る。
【0111】さて、上述した実施例では、1つのDSP
装置を用いて、音声CODEC機能およびエコーキャン
セラ機能を実行しているが、2つのDSP装置を用いて
音声CODEC機能およびエコーキャンセラ機能を実行
することもできる。
【0112】その場合の音声処理装置20の一例を図1
3に示す。なお、同図において、図1と同一部分および
相当する部分には、同一符号を付している。
【0113】同図において、マイク等の音声入力装置か
ら入力される送信音声信号AStは、アナログ/デジタ
ル変換器1で、所定のサンプリング周波数(例えば、8
KHz)でサンプリングされて、対応するデジタル信号
に変換され、その変換後のデジタル信号は、送信音声サ
ンプリングデータASsとして、DSP装置4に加えら
れている。
【0114】DSP装置2は、入力される送信音声サン
プリングデータASsに対して、所定のエコーキャンセ
ラ処理を適用して、送信音声サンプリングデータASs
に含まれるエコー音声成分を除去するとともに、その除
去後の信号に対して所定の音声CODEC処理の符号処
理を適用して、送信音声データDSsを形成し、その送
信音声データDSsは、次段装置に出力される。
【0115】また、データ受信ユニット(図示略)から
出力される受信音声データDRsは、DSP装置5に加
えられている。
【0116】DSP装置5は、受信音声データDRsに
対して、所定の音声CODEC処理の復号処理を適用
し、その処理後に得られた信号は、受信音声データAR
sとして、DSP装置4およびデジタル/アナログ変換
器3に加えられている。
【0117】デジタル/アナログ変換器3は、加えられ
た受信音声データARsを対応するアナログ信号に変換
するものであり、その変換後のアナログ信号は、受信音
声信号ARtとして、スピーカ等の音声出力装置に出力
される。
【0118】また、DSP装置4は、入力した送信音声
サンプリングデータASsと、受信音声データARsに
基づき、送信音声サンプリングデータASsからエコー
音声成分を除去するためのエコーキャンセラ処理を実行
する。
【0119】このようにして、本実施例では、2つのD
SP装置4,5を備え、一方のDSP装置4では、エコ
ーキャンセラ処理と符号処理を実行し、また、他方のD
SP装置5では、復号処理を実行している。
【0120】また、この場合、送信音声と受信音声で、
異なる音声CODEC規格の音声CODEC処理を適用
することができる。なお、音声処理装置20に1つのD
SP装置を備えた場合でも、送信音声と受信音声で、異
なる音声CODEC規格の音声CODEC処理を適用す
ることはできる。
【0121】図14は、この場合に、音声処理装置20
のDSP装置4が実行するエコーキャンセラ機能の演算
係数更新について、システム制御部11が実行する処理
の一例を示している。
【0122】テレビ会議通信動作が開始されると、その
ときの送信音声データの音声CODEC規格が勧告G.
711になっているかどうかを調べる(判断301)。
判断101の結果がYESになるときには、音声処理装
置20のDSP装置4のエコーキャンセラ処理に対し
て、所定時間(例えば、3(秒間))、係数更新処理を
処理単位期間毎に実行するように、その適応制御処理の
係数更新頻度を設定する(処理302)。
【0123】そして、いずれかのエコー経路モデルの変
化が検出されるまで、待機する(判断303のNOルー
プ)。
【0124】また、判断301の結果がNOになるとき
には、その時点での送信音声データの音声モード(音声
CODEC規格)の内容を保存し(処理304)、自端
末の送信音声データの音声モードをG.711に変更す
ることを指令するBASコマンドを作成して(処理30
5)、そのBASコマンドを相手端末に送出して相手端
末の受信音声データの音声モードをG.711に変更す
るとともに(処理307)、自端末の音声処理装置20
の送信音声データの音声モードをG.711に変更する
(処理307)。
【0125】その状態で、音声処理装置20のDSP装
置4のエコーキャンセラ処理に対して、所定時間(例え
ば、3(秒間))、係数更新処理を処理単位期間毎に実
行するように、その適応制御処理の係数更新頻度を設定
する(処理308)。
【0126】次いで、保存した音声モードに、送信音声
データの音声モードを変更するように指令するBASコ
マンドを作成して(処理309)、そのBASコマンド
を相手端末に送出して相手端末の受信音声データの音声
モードを元の状態に復帰させるとともに(処理31
0)、自端末の音声処理装置20の送信音声データの音
声モードをG.711に変更する(処理311)。
【0127】次いで、判断303に進み、いずれかのエ
コー経路モデルの変化が検出されるまで待機する。ま
た、いずれかのエコー経路モデルの変化が検出された場
合で、判断303の結果がYESになるときには、判断
301に戻り、エコー経路モデルの収束動作を行う。
【0128】また、この場合には、エコー経路モデルの
収束動作を行う場合以外では、音声処理装置20のDS
P装置4のエコーキャンセラ処理に対して、係数更新頻
度の値を0に設定して、その適応制御処理の係数更新処
理を行わせない。
【0129】ところで、一般に、音声CODEC処理で
は、符号処理のデータ処理量が、復号処理のデータ処理
量よりも大きい。したがって、2つのDSP装置を用い
て音声CODEC処理とエコーキャンセラ処理を実行す
る場合、図14に示すように、一方のDSP装置6にエ
コーキャンセラ処理と音声CODEC復号処理を実行さ
せ、他方のDSP装置7に音声CODEC符号処理を実
行させるようにすると、DSP装置6とDSP装置7の
データ処理量がほぼ等しくなり、2つのDSP装置6,
7を効率的に活用することができる。
【0130】なお、図14において、図13と同一部分
および相当する部分には同一符号を付して、その説明を
省略する。
【0131】また、2つのDSP装置を用いて、音声C
ODEC処理とエコーキャンセラ処理を実行する場合
で、送信音声データと受信音声データで音声CODEC
処理の種類が異なる場合、よりデータ処理の軽い音声C
ODEC処理を実行しているDSP装置に、エコーキャ
ンセラ処理を実行させるように、2つのDSP装置の処
理負担を、動的に設定するようにすることもできる。
【0132】その場合、2つのDSP装置には、共に同
じデータ処理プログラムを記憶させておき、それぞれの
DSP装置の処理負担に応じて、エコーキャンセラ処理
の分担を定めるようにすることができる。その際、1回
の通信動作中は、処理分担を固定させるようにすること
もできる。
【0133】ところで、上述した実施例では、本発明を
テレビ会議通信端末装置の音声処理装置について適用し
た場合について説明したが、本発明は、それ以外の通信
端末装置、例えば、テレビ電話端末装置やパーソナルコ
ンピュータ装置等についても、同様にして適用すること
ができる。
【0134】また、上述した実施例では、音声CODE
C処理の種類として、勧告G.711,G.722,
G.728の3種類を備えた場合について説明したが、
より多くの音声CODEC処理を備えた場合について
も、本発明を同様にして適用することができる。
【0135】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エコーキャンセラ機能処理の係数更新頻度を、適用する
音声CODEC方式の種類により変更するようにしたの
で、それぞれの音声CODEC方式を選択した際の、音
声CODEC処理とエコーキャンセラ機能処理のデータ
処理量の総和が、ほぼ一定となり、したがって、1つの
DSP装置を用いて、音声CODEC処理とエコーキャ
ンセラ処理を実現することができ、装置コストを大幅に
低減することができるという効果を得る。
【0136】また、第1のDSP装置では、データ処理
量の大きい音声CODEC符号処理を実行し、第2のD
SP装置では、データ処理量の小さい音声CODEC復
号処理を実行させているので、第2のDSP装置でエコ
ーキャンセラ処理を実行させることができ、2つのDS
P装置で音声CODEC処理とエコーキャンセラ処理を
実現できるので、装置コストを大幅に低減することがで
きるという効果も得る。
【0137】また、データ処理能力を大幅に消費するエ
コーキャンセラ処理の係数更新処理を実行する必要があ
るときには、最も処理負担の少ない音声CODEC方式
に使用する音声CODEC方式を一時的に変更している
ので、エコーキャンセラ処理の係数更新処理に要する時
間を大幅に短縮でき、円滑なデータ通信ができるという
効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる音声処理装置を示し
たブロック図。
【図2】図1に示した音声処理装置を用いるテレビ会議
通信端末装置の一例を示したブロック図。
【図3】マルチフレームの信号形式の一例を示した概略
図。
【図4】1つのフレームの信号形式の一例を示した概略
図。
【図5】フレーム同期信号FASのビット割り当ての一
例を示した概略図。
【図6】ビットレート割当信号BASのビット割り当て
の一例を示した概略図。
【図7】マルチフレームのデータの送信順の一例を示し
た概略図。
【図8】テレビ会議通信端末装置などのオーディオビジ
ュアル端末がBチャネルを用いてデータ伝送するときに
実行する伝送制御手順として適用するTTC標準JT−
H.242の一般的な手順例を示した概略図。
【図9】2つのBチャネルのデータフレームへの伝送デ
ータの種別の割り当ての一例を示した概略図。
【図10】2つのBチャネルのデータフレームへの伝送
データの種別の割り当ての他の例を示した概略図。
【図11】音声処理装置のエコーキャンセラ部の演算係
数更新について、システム制御部が実行する処理の一例
を示したフローチャート。
【図12】BASコマンドを受信したときの処理例を示
したフローチャート。
【図13】音声処理装置の音声CODEC処理機能を2
つのDSP装置で実現するときの構成の一例を示したブ
ロック図。
【図14】音声処理装置のエコーキャンセラ処理部の演
算係数更新について、システム制御部が実行する処理の
一例を示したフローチャート。
【図15】音声処理装置の音声CODEC処理機能を2
つのDSP装置で実現するときの構成の他の例を示した
ブロック図。
【符号の説明】 2,4,5,6,7 DSP装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 1/00 H04M 1/00 P 11/06 11/06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声データを所定の音声CODEC方式
    で符号化する符号器機能と、符号化された音声データを
    復号化する復号器機能と、所定のエコーキャンセラ機能
    を備えた音声処理装置において、 上記符号器機能を実現するための符号器機能処理、上記
    復号器機能を実現するための復号器機能処理、および、
    上記エコーキャンセラ機能を実現するためのエコーキャ
    ンセラ機能処理を、同一のDSP装置により実行すると
    ともに、上記エコーキャンセラ機能処理における係数更
    新頻度を、そのときに適用する音声CODEC方式の種
    類により変更することを特徴とする音声処理装置。
  2. 【請求項2】 音声データを所定の音声CODEC方式
    で符号化する符号器機能と、符号化された音声データを
    復号化する復号器機能と、所定のエコーキャンセラ機能
    を備えた音声処理装置において、 上記符号器機能を実現するための符号器機能処理を実行
    する第1のDSP装置と、 上記復号器機能を実現するための復号器機能処理、およ
    び、上記エコーキャンセラ機能を実現するためのエコー
    キャンセラ機能処理を実行する第2のDSP装置を備
    え、 上記エコーキャンセラ機能処理における係数更新頻度
    は、そのときに適用する音声CODEC方式の種類によ
    り変更することを特徴とする音声処理装置。
  3. 【請求項3】 複数の音声CODEC方式を適用可能な
    音声CODEC装置を用いて、少なくとも音声データを
    やりとりするとともに、同一通信において、上記音声C
    ODEC装置が適用する音声CODEC方式を変更可能
    な通信端末装置において、 上記音声CODEC装置は、音声データを複数の音声C
    ODEC方式で符号化する符号器機能と、符号化された
    音声データを復号化する復号器機能と、所定のエコーキ
    ャンセラ機能を備え、 上記エコーキャンセラ機能における所定の係数更新処理
    を実行するときには、相手端末との間で選択可能な最も
    処理負担の少ない音声CODEC方式に、使用する音声
    CODEC方式を一時的に変更することを特徴とする通
    信端末装置。
  4. 【請求項4】 前記係数更新処理は、自端末側のエコー
    状態が変化した際に実行することを特徴とする請求項3
    記載の通信端末装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100480046B1 (ko) * 2002-03-22 2005-03-30 엘지전자 주식회사 반향 제거기와 보코더를 내장한 디에스피의 반향 제거 방법
CN109658949A (zh) * 2018-12-29 2019-04-19 重庆邮电大学 一种基于深度神经网络的语音增强方法

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