JPH0915148A - 非破壊糖度測定装置 - Google Patents

非破壊糖度測定装置

Info

Publication number
JPH0915148A
JPH0915148A JP18806195A JP18806195A JPH0915148A JP H0915148 A JPH0915148 A JP H0915148A JP 18806195 A JP18806195 A JP 18806195A JP 18806195 A JP18806195 A JP 18806195A JP H0915148 A JPH0915148 A JP H0915148A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fruits
light
vegetables
measuring
side optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18806195A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3191627B2 (ja
Inventor
Masahiro Ito
雅宏 伊東
Junji Iida
潤二 飯田
Akira Terajima
彰 寺島
Toshiki Kishimoto
俊樹 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP18806195A priority Critical patent/JP3191627B2/ja
Priority to US08/668,337 priority patent/US5726750A/en
Priority to CN96110201A priority patent/CN1081795C/zh
Publication of JPH0915148A publication Critical patent/JPH0915148A/ja
Priority to US08/942,555 priority patent/US5844678A/en
Priority to HK98103829A priority patent/HK1005254A1/xx
Priority to CN01123250A priority patent/CN1337575A/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP3191627B2 publication Critical patent/JP3191627B2/ja
Priority to HK02103165.1A priority patent/HK1041522A1/zh
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の構造を複雑化することなく青果物の糖
度を高速かつ高精度に測定できる非破壊糖度測定装置を
提供する。 【構成】 青果物が載置される受部10を有し搬送路上を
移動する移動台1と移動台を搬送路に沿って案内するガ
イド2と移動台を移動させるローラーコンベア3とで搬
送系の主要部が構成され、移動台の受部にはその厚み方
向に沿って一方の開放端が青果物の外周面に接触し他方
が移動台の底面側から露出する2の移動台側光通路部1
2,13を設けると共に、搬送路内における移動台の底面側
と対向する部位には一方の開放端が移動台側光通路部の
開放端と位置整合された2の測定側光通路部41,42を備
える測定部4を配設し、この測定部において一の測定側
光通路部とこれに位置整合された移動台側光通路部を介
し青果物へ光を照射すると共に、青果物から出射された
光を他の移動台側光通路部とこれに位置整合された測定
側光通路部を介し検出器に入射させるようにしたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メロン、スイカ等青果
物の糖度を一個体ずつ非破壊的にかつ連続して測定可能
な非破壊糖度測定装置に係り、特に、測定装置の構造を
複雑化することなく青果物の糖度を高速かつ高精度に測
定できる非破壊糖度測定装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】青果物は天然産品であるため一般に個体
間で品質がばらつき、その品質の優劣により取引価格は
上下する。また、傷の付いた青果物は商品価値が低減す
るため、青果物の品質は非破壊的にかつ一個体別に検査
することが望ましい。
【0003】そして、従来の青果物の品質検査は人手に
頼るところが大きかったが、近年、センサ技術、物流技
術、コンピュータ技術等の発達に伴い、正確さ、処理速
度の点において有利な自動検査装置が利用されるように
なった。
【0004】この様な品質検査の中で主観的要素を含む
青果物の糖度測定にあってはその機械化が遅れていた
が、レーザ光、紫外線、赤外線、電磁波等を用いた青果
物の非破壊糖度測定が可能になった(例えば、特開平1
−216265号公報、特開平1−235850号公
報、特開平2−147940号公報、特開平4−104
041号公報、特開平4−208842号公報、特開平
5−34281号公報、特開平5−172549号公報
及び特開平6−15236号公報等参照)。
【0005】そして、自動検査装置による非破壊的な青
果物の糖度測定では、複数の青果物を適宜間隔を介して
順次搬送し、かつ、搬送路中に設けられた測定部におい
て各青果物に対しその外部から内部へ向けてレーザ光、
紫外線、赤外線、電磁波等の光を照射すると共に、青果
物から出射される光の糖における光吸収測定を行い、得
られたデータに基づき青果物における糖度の数値化また
はランク付けが行われている。
【0006】ところで、メロン、スイカ等の青果物はそ
の外果皮が厚く、また、葡萄類や柑橘類等と比較してサ
イズが大きい。このため、照射光を青果物の奥深くまで
浸透させたり、充分な強度の検出光(すなわち青果物か
ら出射される光)を得ることが困難である。そして、照
射光が青果物の奥深くまで浸透しないと一個の青果物の
平均的糖度が適正に得られず、また、検出光が弱いと測
定精度が低下する。
【0007】尚、適正かつ高精度に糖度を測定するた
め、青果物に対する照射光のパワーを増大させる方法が
考えられるが、強度アップに起因して青果物表面が焼け
てしまい非破壊検査が困難となる。
【0008】そこで、従来においては図11に示すよう
に青果物(メロン)Mの外周面に少なくとも一対の筒体
a,bを圧接し、かつ、この筒体aを介し青果物Mへ光
照射することにより漏れ光を防止して青果物M内部へ効
率よく光を入射させると共に、青果物Mからの出射光に
ついては上記筒部bを介し検出器(図示せず)へ入射さ
せる方法が検討されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した筒
体a,bを用いた青果物の糖度測定を実際に行う場合、
搬送中の青果物Mに対し筒体a,bを圧接配置させるに
はこれ等筒体a,bも上記青果物Mの搬送に合わせて移
動させることを要する。このため、これ等筒体a,bの
移動機構を非破壊糖度測定装置に組込む必要が生じ、そ
の分、測定装置の構造が複雑化する問題があった。
【0010】尚、青果物の糖度を測定する際、青果物の
搬送を一旦停止する機構を装置内に組込むことにより上
記筒部a,bの移動機構を省略することは可能である。
【0011】しかし、この様な構成にした場合、青果物
の糖度を連続的に測定することは機構上できなくなるた
め測定速度の低下を引起こす問題があった。
【0012】本発明はこの様な問題点に着目してなされ
たもので、その課題とするところは、測定装置の構造を
複雑化することなく青果物の糖度を高速かつ高精度に測
定できる非破壊糖度測定装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、複数の青果物を適宜間隔を介して順次搬送
し、かつ、搬送路中に設けられた測定部において各青果
物に対しその外部から内部へ向けて光を照射すると共
に、青果物から出射された光の糖における光吸収測定に
より青果物の糖度を測定する非破壊糖度測定装置を前提
とし、個々の青果物が載置される受部を有し上記搬送路
上を移動する移動台とこの移動台を上記搬送路に沿って
案内する案内手段と上記移動台を移動させる駆動手段と
で搬送系の主要部が構成され、かつ、上記移動台の受部
にはその厚み方向に沿って一方の開放端が青果物の外周
面に接触し他方の開放端が移動台の底面側から外方へ露
出する2以上の移動台側光通路部を設けると共に、搬送
路内における上記移動台の底面側と対向する部位には一
方の開放端が上記移動台側光通路部の開放端と位置整合
された2以上の測定側光通路部を備える測定部を配設
し、この測定部において一の測定側光通路部とこれに位
置整合された上記移動台側光通路部を介し青果物へ光を
照射すると共に、青果物から出射された光を他の移動台
側光通路部とこれに位置整合された測定側光通路部を介
し検出器に入射させるようにしたことを特徴とするもの
である。
【0014】そして、この請求項1記載の発明に係る非
破壊糖度測定装置によれば、青果物が載置される移動台
の受部に設けられた移動台側光通路部と搬送路内の上記
移動台の底面側と対向する部位に配設された測定部の測
定側光通路部を介して青果物へ光が照射されると共に、
青果物からの出射光については上記移動台の受部に設け
られた他の移動台側光通路部と同じく測定部の他の測定
側光通路部を介して検出器に入射されるため、光照射時
並びに光検出時における漏れ光が防止されて青果物内部
へ効率よく光が入射されると共に青果物からの出射光も
効率よく検出器へ入射させることが可能となる。従っ
て、青果物に対する照射光のパワーを増大させることな
く適正かつ高精度に青果物の糖度を測定することが可能
となる。
【0015】また、上述した従来の筒体に相当する移動
台側光通路部が移動台の受部に設けられており、青果物
の搬送に合わせて移動させる筒体の移動機構を設ける必
要がないため、測定装置の構造を複雑化することなく青
果物の糖度を高速かつ高精度に測定することが可能とな
る。
【0016】尚、この非破壊糖度測定装置においては、
駆動手段により移動される移動台の受部に設けられた移
動台側光通路部の測定部側の開放端と、上記測定部に設
けられた測定側光通路部の移動台側の開放端との位置が
合致した時点において光照射させる照射タイミング制御
手段が必要となる。この様な照射タイミング制御手段と
しては、例えば、上記移動台の任意箇所に設けられた被
検知部材と、上記測定部の近傍位置に配設され移動台側
光通路部の開放端と測定側光通路部の開放端の位置が合
致した時に上記移動台の被検知部材を検知するセンサ
と、このセンサからの検知信号に基づき光照射手段とし
ての光源をON,OFF動作させる電源、スイッチング
手段等でこれを構成することができる。
【0017】次に、上記移動台の受部並びに測定部に設
けられる移動台側光通路部と測定側光通路部の数につい
ては青果物への光入射用の通路と青果物からの光出射用
の通路の最低2個必要となるが、これ等移動台側光通路
部と測定側光通路部を3個設けた場合、移動台側光通路
部の3個の開放端により青果物の3点支持が可能となる
ため安定して青果物を搬送でき、かつ、1個の通路を青
果物への光入射用とし残り2個を青果物からの光出射用
としてそれぞれ2個の検出器に入射させることにより糖
度測定精度をより向上させることが可能となる。請求項
2に係る発明はこの様な技術的理由によりなされてい
る。
【0018】すなわち、請求項2に係る発明は、請求項
1記載の発明に係る非破壊糖度測定装置を前提とし、移
動台の受部に3の移動台側光通路部が設けられ、かつ、
測定部には各移動台側光通路部の開放端に位置整合され
た3の測定側光通路部が設けられていると共に、1の測
定側光通路部とこれに位置整合された移動台側光通路部
を介し青果物へ光を照射し、青果物から出射された光を
残り2の移動台側光通路部とこれに位置整合された測定
側光通路部を介し2の検出器にそれぞれ入射させるよう
にしたことを特徴とするものである。
【0019】そして、この発明に係る非破壊糖度測定装
置によれば、3の移動台側光通路部により青果物の3点
支持が可能になるため青果物を安定して搬送させること
ができ、かつ、青果物の内部に入射されて別々の部位を
透過してきた光を2の検出器で別個に測定しているため
1個の検出器で測定する場合に較べて糖度の測定精度を
より向上させることができる。すなわち、天然産品であ
る青果物内部には糖度の不均一な分布があるため、青果
物内部における別々の部位を透過してきた光について個
々に測定して糖度の平均値を求めた方が、青果物の平均
的糖度がより適正になるからである。
【0020】また、請求項3に係る発明は上記移動台側
光通路部と測定側光通路部が4個設けられた非破壊糖度
測定装置に関する。
【0021】すなわち、請求項3に係る発明は、請求項
1記載の発明に係る非破壊糖度測定装置を前提とし、上
記移動台の受部に4の移動台側光通路部が設けられ、か
つ、測定部には各移動台側光通路部の開放端に位置整合
された4の測定側光通路部が設けられていると共に、2
の測定側光通路部とこれに位置整合された2の移動台側
光通路部を介して上記青果物に対し同一波長の光をそれ
ぞれ照射し、青果物から出射された光を残り2の移動台
側光通路部とこれに位置整合された2の測定側光通路部
を介し2の検出器にそれぞれ入射させるようにしたこと
を特徴とするものである。
【0022】そして、この発明に係る非破壊糖度測定装
置によれば、青果物に対して別々の方向から同一波長の
光をそれぞれ入射させ、かつ、青果物内部の別々の部位
を透過してきた光を2の検出器で別個に測定しているた
め、請求項2に係る装置に較べて更に高い精度で青果物
の糖度を測定することが可能となる。
【0023】また、移動台の受部には4個の移動台側光
通路部が設けられているため、移動台の形状並びに4個
の移動台側光通路部の配設位置等についてその対称性を
考慮して適宜設定した場合、搬送路内に移動台等を組み
込む際の並べ方の自由度を請求項2に係る装置に較べて
高めることが可能となる。
【0024】ところで、本発明に係る非破壊糖度測定装
置においては、上記移動台の受部に載置された青果物に
対し移動台より下側に配設された測定部の測定側光通路
部と移動台側光通路部を介して光照射すると共に、青果
物から出射された光を他の移動台側光通路部と測定側光
通路部を介し移動台より下側に設けられた検出器に入射
させてその糖度を測定するものであるため、青果物に付
着していたごみや塵等の異物が測定中に落下して測定部
における測定側光通路部を詰まらせてしまうことがあ
る。請求項4に係る発明はこの様な問題を回避するもの
である。
【0025】すなわち、請求項4に係る発明は、請求項
1〜3のいずれかに記載の発明に係る非破壊糖度測定装
置を前提とし、上記測定部の移動台と対向する面に、各
測定側光通路部の移動台側開放端をおのおの覆う光透過
性被覆部材が設けられ、かつ、この光透過性被覆部材に
はこの部材に付着した異物を除去するクリーニング手段
が付設されていることを特徴とするものである。
【0026】この発明において上記光透過性被覆部材と
しては、ガラス、プラスチック等の材料が例示される。
また、クリーニング手段としては、例えば、上記光透過
性被覆部材を回転可能な円盤状の板材で構成し、その回
転中心を測定側光通路部の移動台側開放端の近傍に設定
すると共に、上記回転中心を中心にして測定側光通路部
における開放端の反対側に光透過性被覆部材の両面にブ
ラシ先端が接するように配置されたクリーニングブラシ
が挙げられる。また、光透過性被覆部材の両面に圧縮空
気を吹付けて異物を除去するエアー吹付け手段にてクリ
ーニング手段を構成してもよい。
【0027】
【作用】請求項1に係る発明によれば、青果物が載置さ
れる移動台の受部に設けられた移動台側光通路部と搬送
路内の上記移動台の底面側と対向する部位に配設された
測定部の測定側光通路部を介して青果物へ光が照射され
ると共に、青果物からの出射光については上記移動台の
受部に設けられた他の移動台側光通路部と同じく測定部
の他の測定側光通路部を介して検出器に入射されるた
め、光照射時並びに光検出時における漏れ光が防止され
て青果物内部へ効率よく光が入射されると共に青果物か
らの出射光も効率よく検出器へ入射させることが可能と
なる。従って、青果物に対する照射光のパワーを増大さ
せることなく適正かつ高精度に青果物の糖度を測定する
ことが可能となる。また、従来例における筒体に相当す
る移動台側光通路部が移動台の受部に設けられており、
青果物の搬送に合わせて移動させる筒体の移動機構を設
ける必要がないため、測定装置の構造を複雑化すること
なく青果物の糖度を高速かつ高精度に測定することが可
能となる。
【0028】また、請求項2に係る発明によれば、3の
移動台側光通路部により青果物の3点支持が可能になる
ため青果物を安定して搬送させることができ、かつ、青
果物の内部に入射されて別々の部位を透過してきた光を
2の検出器で別個に測定しているため1個の検出器で測
定する場合に較べて糖度の測定精度をより向上させるこ
とができる。
【0029】更に、請求項3に係る発明によれば、青果
物に対して別々の方向から同一波長の光をそれぞれ入射
させ、かつ、青果物内部の別々の部位を透過してきた光
を2の検出器で別個に測定しているため、請求項2に係
る発明に較べてより高い精度で青果物の糖度を測定する
ことが可能となる。また、移動台の受部には4個の移動
台側光通路部が設けられているため、移動台の形状並び
に4個の移動台側光通路部の配設位置等についてその対
称性を考慮して適宜設定した場合、搬送路内に移動台等
を組み込む際の並べ方の自由度を請求項2に係る装置に
較べて高めることが可能となる。
【0030】次に、請求項4に係る発明によれば、測定
部の移動台と対向する面に、各測定側光通路部の移動台
側開放端をおのおの覆う光透過性被覆部材が設けられ、
かつ、この光透過性被覆部材にはこの部材に付着した異
物を除去するクリーニング手段が付設されているため、
青果物に付着していたごみや塵等の異物が測定中に落下
しても測定部における各測定側光通路部を詰まらせるこ
とがない。従って、長期に亘って青果物の糖度測定を安
定して行うことが可能となる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0032】[実施例1]この実施例に係る非破壊糖度
測定装置は、図1〜図3に示すように青果物(メロン)
Mが載置される受部10を有する複数の移動台1と、こ
れ等移動台1を搬送路に沿って案内するガイド2と、上
記移動台1を例えば60cm/秒の速度で移動させる駆
動手段としてのローラーコンベア3と、上記搬送路内に
適宜間隔を介して配置された3つのボックス状測定部
4,5,6と、各測定部の近傍に配置され移動台1上の
青果物(メロン)Mの有無を判定する青果物有無判定器
7と、同じく各測定部の近傍に配置され上記移動台1に
設けられた被検知部材11を検知して移動台1と測定部
4,5,6との位置整合時点を検出するセンサ8と、各
測定部4,5,6において青果物Mに対し光照射する3
つの半導体レーザ91,92,93と、各測定部4,
5,6において青果物Mからの出射光が入射される検出
器(図示せず)とでその主要部が構成されている。
【0033】まず、上記移動台1は図1〜図2に示すよ
うに矩形状の板材にて構成され、その略中央部には青果
物Mが載置される略円形状の受部10が設けられている
と共に、この受部10にはその厚み方向に沿って一方の
開放端が青果物Mの外周面に接触し他方の開放端が移動
台1の底面側から外方へ露出する2の移動台側光通路部
12,13が開設されており、かつ、移動台1の底面側
略中央部には上記測定部4,5,6の上面に設けられた
凸條90を摺動可能に遊嵌させる凹條14が設けられて
いる。また、上記移動台1の両側部には上記ガイド2に
係合する係合ローラ15が設けられていると共に、一方
側の係合ローラ15間に上記被検知部材11が付設され
ている。
【0034】一方、各測定部4,5,6にはその上面側
中央部位に上記凸條90が設けられ、かつ、上記移動台
側光通路部12,13の測定部側開放端と位置整合され
た2つの筒体から成る測定側光通路部41,42が設け
られていると共に、その一方の測定側光通路部41の開
放端に上記半導体レーザ91,92,93からのレーザ
光を伝送する光ファイバ(図示せず)が配置され(測定
部4についてはその測定側光通路部41の開放端に半導
体レーザ91からのレーザ光を伝送する光ファイバが配
置される。他の測定部においても同様に半導体レーザ9
2または93からのレーザ光を伝送する光ファイバが配
置される)、他方の測定側光通路部42の開放端に検出
器(図示せず)が配置されている。尚、上記測定部4の
上面側に設けられた凸條90の作用は、図2に示すよう
にこの凸條90が移動台1と測定部4との隙間を遮断す
るため、測定側光通路部41を通過する半導体レーザ9
1からのレーザ光の測定側光通路部42内への入り込み
を防止する。このため、測定側光通路部42の開放端側
に配置された図示外の検出器へは青果物Mからの出射光
のみが入射されることになり、半導体レーザ91からの
レーザ光の漏れ光に起因した糖度測定誤差を回避するこ
とができる。
【0035】また、上記青果物有無判定器7とセンサ8
からの検知信号は上記半導体レーザ91,92,93の
電源100に入力されるようになっており、青果物有無
判定器7からの信号が入力されかつセンサ8からの検知
信号が入力された場合には電源100が作動して半導体
レーザ91,92,93からレーザ光が照射されるよう
になっている。また、青果物有無判定器7からの信号が
入力されないか(すなわち移動台1に青果物Mが存在し
ない場合)、センサ8からの検知信号が入力されない場
合には上記電源100がOFFとなるように設定されて
いる。
【0036】そして、この非破壊糖度測定装置において
は青果物Mを載置した移動台1が各測定部4,5,6を
通過する度に上記電源100がON動作し、測定部4に
おいては930nmのレーザ光が20ミリ秒間照射しこ
のレーザ光が測定側光通路部41と移動台側光通路部1
2を介して青果物Mへ照射されると共に、青果物Mから
の出射光が移動台側光通路部13と測定側光通路部42
を介して図示外の検出器に入射され、以下、同様にして
測定部5においては910nmのレーザ光が20ミリ秒
間、測定部6においては880nmのレーザ光が20ミ
リ秒間照射され、かつ、青果物Mからの出射光が各検出
器(図示せず)に入射されて青果物Mの糖度が測定され
る。尚、図3に示すようにこれ等測定は暗室内において
行われるようになっている。
【0037】そして、この実施例に係る非破壊糖度測定
装置によれば、青果物Mが載置される移動台1の受部1
0に設けられた移動台側光通路部12と搬送路内の上記
移動台1の底面側と対向する部位に配設された各測定部
4,5,6の測定側光通路部41(測定部5,6の測定
側光通路部については図示せず)を介して青果物Mへレ
ーザ光が照射されると共に、青果物Mからの出射光につ
いては上記移動台1の受部10に設けられた他の移動台
側光通路部13と同じく測定部4,5,6の他の測定側
光通路部42(測定部5,6の測定側光通路部について
は図示せず)を介して検出器に入射されるため、光照射
時並びに光検出時における漏れ光が防止されて青果物M
内部へ効率よくレーザ光が入射されると共に青果物Mか
らの出射光も効率よく検出器へ入射させることが可能と
なる。従って、青果物Mに対する照射光のパワーを増大
させることなく、かつ、測定装置の構造を複雑化するこ
となく青果物Mの糖度を高速かつ高精度に測定できる利
点を有している。
【0038】[実施例2]この実施例に係る非破壊糖度
測定装置は、図4〜図5に示すように上記移動台1の構
造並びにその受部10に設けられた移動台側光通路部の
数が2個から3個に増えている点と、移動台側光通路部
の数に対応して各測定部4,5,6に設けられた測定側
光通路部の数が2個から3個に変わっている点を除いて
実施例1に係る非破壊糖度測定装置と略同一である。
【0039】まず、移動台1は図4〜図5に示すように
矩形状の板材にて構成され、その略中央部には円形状の
開口が設けられこの開口に円筒状の受部10が嵌め込ま
れていると共に、この円筒状の受部10内に3つの筒体
から成る移動台側光通路部16,17,18が付設さ
れ、かつ、移動台1の底面側略中央部には上記測定部
4,5,6の上面に設けられた凸條90を摺動可能に遊
嵌させる凹條14が設けられている。尚、各移動台側光
通路部16,17,18の配置関係については、各移動
台側光通路部16,17,18の測定部とは反対側の開
放端の中心点16’,17’,18’を結んで形成され
る三角形が正三角形(すなわち、図4においてθで示し
た角度が60度)となるように設定されている。但し、
各移動台側光通路部16,17,18の配置関係は任意
であり、上記開放端の中心点16’,17’,18’を
結んで形成される三角形が必ずしも正三角形になる必要
はなく、例えば二等辺三角形となるように設定しても当
然のことながらよい。
【0040】また、上記移動台側光通路部16の開放端
と移動台側開放端が位置整合された測定部4における測
定側光通路部46の他の開放端側には上記半導体レーザ
91からのレーザ光を伝送する光ファイバ(図示せず)
が配置されており、残り2つの測定側光通路部47,4
8の開放端側には、半導体レーザ91からのレーザ光が
照射されかつ青果物から別々に出射されてくる光が入射
される図示外の2個の検出器が配置されている。
【0041】そして、この実施例2に係る非破壊糖度測
定装置によれば3の移動台側光通路部16,17,18
により青果物の3点支持が可能になるため、青果物(図
示せず)を安定して搬送させることができる利点を有し
ている。
【0042】また、この装置においては青果物の内部に
入射されて別々の部位を透過してきた光を2の検出器で
別個に測定しているため、1個の検出器で測定する場合
に較べて糖度の測定精度がより向上する利点を有してい
る。
【0043】尚、図6はこの実施例における糖度測定精
度が優れている点を示したグラフ図である。すなわち、
移動台1の受部10に青果物(メロン)をその果梗部を
上にして配置する際、図11に示すように青果物(メロ
ン)Mの蔓pを回転軸にしかつ適宜箇所を基準にして0
度、60度、120度、180度、240度、300度
及び360度となるようにそれぞれ配置した状態で青果
物Mの糖度を測定したときのその角度(度)と吸光度を
示している。そして、図6のグラフ図中、検出器1のデ
ータとは測定側光通路部47の開放端側に配置された図
示外の検出器からの測定値により求められた吸光度のデ
ータ、検出器2のデータとは測定側光通路部48の開放
端側に配置された図示外の検出器からの測定値により求
められた吸光度のデータ、実施例2のデータとは、上記
検出器1のデータと検出器2のデータとの平均値に基づ
く吸光度のデータである。
【0044】このグラフ図の実施例2のデータから、実
施例2に係る非破壊糖度測定装置においては移動台1の
受部10に対し青果物(メロン)をどの様な角度位置で
配置しても、得られる吸光度のデータにばらつきが少な
く、従って安定した糖度の測定が可能であることが確認
される。
【0045】[実施例3]この実施例に係る非破壊糖度
測定装置は、図8〜図9に示すように上記移動台1の構
造並びにその受部10に設けられた移動台側光通路部の
数が2個から4個に増えている点と、移動台側光通路部
の数に対応して各測定部4,5,6に設けられた測定側
光通路部の数が2個から4個に変わっている点を除いて
実施例1に係る非破壊糖度測定装置と略同一である。
【0046】まず、移動台1は図8〜図9に示すように
矩形状の板材にて構成され、その略中央部には正方形状
の開口が設けられこの開口に正方形状で皿状の受部10
が嵌め込まれていると共に、この皿状の受部10にはそ
の厚み方向に沿って一方の開放端が青果物(図示せず)
の外周面に接触し他方の開放端が移動台1の底面側から
外方へ露出する4の移動台側光通路部16,17,1
8,19が開設されており、かつ、移動台1の底面側略
中央部には上記測定部4,5,6の上面に設けられた凸
條90を摺動可能に遊嵌させる凹條14が設けられてい
る。尚、皿状の上記受部10に開設された4つの移動台
側光通路部16,17,18,19は、図9(A)に示
すように互いに対称となる(すなわち各移動台側光通路
部開放端の中心点を結んで形成される四角形が正四角形
となる)ように設定され、かつ、上記受部10の底面側
略中央部には上記移動台1の底面に設けられた凹條14
に位置整合された2つの凹條14’,14”が図9
(B)に示すように互いにクロスして形成されており、
これにより上記移動台1の開口に受部10を嵌め込む
際、受部10の前後左右のどの方向から嵌め込んでも適
正位置にセットされるようになっている。
【0047】また、上記移動台側光通路部16,17の
開放端と移動台側開放端が位置整合された測定部4にお
ける測定側光通路部46,47の他の開放端側には上記
半導体レーザ91からのレーザ光を伝送する光ファイバ
(図示せず)がそれぞれ配置されており、残り2つの測
定側光通路部48,49の開放端側には、半導体レーザ
91からのレーザ光が照射されかつ青果物から別々に出
射されてくる光が入射される図示外の2個の検出器がそ
れぞれ配置されている。
【0048】そして、この実施例3に係る非破壊糖度測
定装置によれば、青果物に対して別々の方向から同一波
長の光をそれぞれ入射させ、かつ、青果物内部の別々の
部位を透過してきた光を2の検出器で別個に測定してい
るため、実施例1及び実施例2に係る非破壊糖度測定装
置に較べて更に高い精度で青果物の糖度を測定できる利
点を有している。
【0049】尚、図7はこの実施例における糖度測定精
度が優れている点を示したグラフ図である。すなわち、
移動台1の受部10に青果物(メロン)をその果梗部を
上にして配置する際、青果物(メロン)の蔓を回転軸に
しかつ適宜箇所を基準にして0度〜360度の間を30
度の間隔でそれぞれ配置した状態で青果物の糖度を測定
したときのその角度(度)と上記糖度(度Brix)を
示している。そして、図7のグラフ図中、○は実施例1
に係る非破壊糖度測定装置を用いた場合のデータ(すな
わち入射1個−出射1個)、□は実施例2に係る非破壊
糖度測定装置を用いた場合のデータ(すなわち入射1個
−出射2個)、△はこの実施例に係る非破壊糖度測定装
置を用いた場合のデータ(すなわち入射2個−出射2
個)をそれぞれ示している。
【0050】このグラフ図の実施例3のデータから、実
施例3に係る非破壊糖度測定装置においては移動台1の
受部10に対し青果物(メロン)をどの様な角度位置で
配置しても、得られる糖度(度Brix)のデータにば
らつきが少なく(±0.3度Brix以下)、従って、
実施例1及び実施例2に係る非破壊糖度測定装置を用い
た場合に較べて更に安定した糖度の測定が可能であるこ
とが確認される。
【0051】また、この実施例に係る非破壊糖度測定装
置においては、上述したように皿状の受部10に開設さ
れた4つの移動台側光通路部16,17,18,19が
図9(A)に示すように互いに対称となるように設定さ
れ、かつ、上記受部10の底面側略中央部には移動台1
の底面に設けられた凹條14に位置整合された2つの凹
條14’,14”が図9(B)に示すように互いにクロ
スして形成されているため、上記移動台1の開口に受部
10を嵌め込む際、受部10の前後左右のどの方向から
嵌め込んでも適正位置にセットされるようになってい
る。
【0052】従って、搬送路内における移動台1上に皿
状の上記受部10を組み込む際の並べ方についてその自
由度が高められる利点を有している。
【0053】[実施例4]この実施例に係る非破壊糖度
測定装置は、図10(A)〜(B)に示すように各測定
部4,5,6の移動台1と対向する面に、円盤状の透明
プラスチック材料で構成されかつその中心部位が回転可
能に支持されると共に各測定部4,5,6の測定側光通
路部41,42(測定部5,6の測定側光通路部につい
ては図示せず)の移動台側開放端を各々覆う2つの光透
過性被覆部材201,202と、これ等光透過性被覆部
材201,202の回転中心を中心にして測定側光通路
部41,42における開放端の反対側の位置に設けられ
各光透過性被覆部材201,202表面に付着した異物
を除去するクリーニングブラシ203、204が設けら
れている点を除き実施例1に係る非破壊糖度測定装置と
略同一である。
【0054】そして、この実施例4に係る非破壊糖度測
定装置によれば、上記光透過性被覆部材201,202
とクリーニングブラシ203、204の作用により青果
物に付着していたごみや塵等の異物が測定中に落下して
も測定部4,5,6における各測定側光通路部を詰まら
せることがないため、長期に亘って青果物の糖度測定を
安定して行える利点を有している。
【0055】尚、実施例1〜4に係る非破壊糖度測定装
置においては、上記移動台1の受部10に設けられた各
移動台側光通路部並びに測定部4,5,6に設けられた
各測定側光通路部が斜め配置(すなわち、上記受部10
の中心に向かってその光通路部方向が互いに接近するよ
うに斜め配置)されているが、これ等光通路部の方向が
上記受部10に対して略垂直方向となるように設定して
もよい。但し、この様な配置とした場合、青果物に付着
していたごみや塵等の異物が検出器やレーザ光を伝送す
る光ファイバ端面に直接落下し易くなるため、実施例4
に係る光透過性被覆部材201,202とクリーニング
ブラシ203、204を設けることが望ましい。
【0056】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、青果物に
対する照射光のパワーを増大させることなく適正かつ高
精度に青果物の糖度を測定することが可能となる。ま
た、従来例における筒体に相当する移動台側光通路部が
移動台の受部に設けられており、青果物の搬送に合わせ
て移動させる筒体の移動機構を設ける必要がないため、
測定装置の構造を複雑化することなく青果物の糖度を高
速かつ高精度に測定できる効果を有する。
【0057】また、請求項2に係る発明によれば、3の
移動台側光通路部により青果物の3点支持が可能になる
ため青果物を安定して搬送させることができ、かつ、青
果物の内部に入射されて別々の部位を透過してきた光を
2の検出器で別個に測定しているため1個の検出器で測
定する場合に較べて糖度の測定精度をより向上できる効
果を有する。
【0058】更に、請求項3に係る発明によれば、青果
物に対して別々の方向から同一波長の光をそれぞれ入射
させ、かつ、青果物内部の別々の部位を透過してきた光
を2の検出器で別個に測定しているため、請求項2に係
る発明に較べてより高い精度で青果物の糖度を測定する
ことが可能となる。また、移動台の受部には4個の移動
台側光通路部が設けられているため、移動台の形状並び
に4個の移動台側光通路部の配設位置等についてその対
称性を考慮して適宜設定した場合、搬送路内に移動台等
を組み込む際の並べ方の自由度が高められる効果を有す
る。
【0059】次に、請求項4に係る発明によれば、測定
部の移動台と対向する面に、各測定側光通路部の移動台
側開放端をおのおの覆う光透過性被覆部材が設けられ、
かつ、この光透過性被覆部材にはこの部材に付着した異
物を除去するクリーニング手段が付設されているため、
青果物に付着していたごみや塵等の異物が測定中に落下
しても測定部における各測定側光通路部を詰まらせるこ
とがない。
【0060】従って、長期に亘って青果物の糖度測定を
安定して行うことができる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る非破壊糖度測定装置の主要部を
示す斜視図。
【図2】図1における移動台と測定部の断面図。
【図3】実施例1に係る非破壊糖度測定装置の全体の構
成を示す説明図。
【図4】実施例2に係る非破壊糖度測定装置の受部の斜
視図。
【図5】実施例2に係る非破壊糖度測定装置の主要部を
示す斜視図。
【図6】実施例2に係る非破壊糖度測定装置を用いて青
果物(メロン)の糖度を測定した際の受部に対する青果
物の配置角度(度)と吸光度との関係を示すグラフ図。
【図7】実施例3に係る非破壊糖度測定装置を用いて青
果物(メロン)の糖度を測定した際の受部に対する青果
物の配置角度(度)と糖度(度Brix)との関係を示
すグラフ図。
【図8】実施例3に係る非破壊糖度測定装置の主要部を
示す斜視図。
【図9】図9(A)は実施例3に係る非破壊糖度測定装
置の受部の平面図、図9(B)は上記受部の底面概略斜
視図。
【図10】図10(A)は実施例4に係る非破壊糖度測
定装置の移動台と測定部の断面図、図10(B)は光透
過性被覆部材とクリーニングブラシの概略斜視図。
【図11】青果物の従来における非破壊糖度測定方法の
原理を説明する説明図。
【符号の説明】
1 移動台 2 ガイド(案内手段) 3 ローラーコンベア(駆動手段) 4 測定部 10 受部 12 移動台側光通路部 13 移動台側光通路部 41 測定側光通路部 42 測定側光通路部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸本 俊樹 東京都港区新橋5丁目11番3号 住友金属 鉱山株式会社技術本部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の青果物を適宜間隔を介して順次搬送
    し、かつ、搬送路中に設けられた測定部において各青果
    物に対しその外部から内部へ向けて光を照射すると共
    に、青果物から出射された光の糖における光吸収測定に
    より青果物の糖度を測定する非破壊糖度測定装置におい
    て、 個々の青果物が載置される受部を有し上記搬送路上を移
    動する移動台とこの移動台を上記搬送路に沿って案内す
    る案内手段と上記移動台を移動させる駆動手段とで搬送
    系の主要部が構成され、かつ、上記移動台の受部にはそ
    の厚み方向に沿って一方の開放端が青果物の外周面に接
    触し他方の開放端が移動台の底面側から外方へ露出する
    2以上の移動台側光通路部を設けると共に、搬送路内に
    おける上記移動台の底面側と対向する部位には一方の開
    放端が上記移動台側光通路部の開放端と位置整合された
    2以上の測定側光通路部を備える測定部を配設し、この
    測定部において一の測定側光通路部とこれに位置整合さ
    れた上記移動台側光通路部を介し青果物へ光を照射する
    と共に、青果物から出射された光を他の移動台側光通路
    部とこれに位置整合された測定側光通路部を介し検出器
    に入射させるようにしたことを特徴とする非破壊糖度測
    定装置。
  2. 【請求項2】上記移動台の受部に3の移動台側光通路部
    が設けられ、かつ、測定部には各移動台側光通路部の開
    放端に位置整合された3の測定側光通路部が設けられて
    いると共に、1の測定側光通路部とこれに位置整合され
    た移動台側光通路部を介し青果物へ光を照射し、青果物
    から出射された光を残り2の移動台側光通路部とこれに
    位置整合された測定側光通路部を介し2の検出器にそれ
    ぞれ入射させるようにしたことを特徴とする請求項1に
    記載の非破壊糖度測定装置。
  3. 【請求項3】上記移動台の受部に4の移動台側光通路部
    が設けられ、かつ、測定部には各移動台側光通路部の開
    放端に位置整合された4の測定側光通路部が設けられて
    いると共に、2の測定側光通路部とこれに位置整合され
    た2の移動台側光通路部を介して上記青果物に対し同一
    波長の光をそれぞれ照射し、青果物から出射された光を
    残り2の移動台側光通路部とこれに位置整合された2の
    測定側光通路部を介し2の検出器にそれぞれ入射させる
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の非破壊糖
    度測定装置。
  4. 【請求項4】上記測定部の移動台と対向する面に、各測
    定側光通路部の移動台側開放端をおのおの覆う光透過性
    被覆部材が設けられ、かつ、この光透過性被覆部材には
    この部材に付着した異物を除去するクリーニング手段が
    付設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の非破壊糖度測定装置。
JP18806195A 1995-06-29 1995-06-29 非破壊糖度測定装置 Expired - Fee Related JP3191627B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18806195A JP3191627B2 (ja) 1995-06-29 1995-06-29 非破壊糖度測定装置
US08/668,337 US5726750A (en) 1995-06-29 1996-06-25 Non-destructive taste characteristics measuring apparatus and tray used in the apparatus
CN96110201A CN1081795C (zh) 1995-06-29 1996-06-27 非破坏型味道特性测定装置及适用于该装置的托盘
US08/942,555 US5844678A (en) 1995-06-29 1997-10-01 Non-destructive taste characteristics measuring apparatus and tray used in the apparatus
HK98103829A HK1005254A1 (en) 1995-06-29 1998-05-05 Apparatus for non-destructively determining the taste of amphisarcas and the pallet adapted for the apparatus
CN01123250A CN1337575A (zh) 1995-06-29 2001-07-20 非破坏型味道特性测定装置及适用于该装置的托盘
HK02103165.1A HK1041522A1 (zh) 1995-06-29 2002-04-29 非破壞型味道特性測定裝置及適用於該裝置的托盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18806195A JP3191627B2 (ja) 1995-06-29 1995-06-29 非破壊糖度測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0915148A true JPH0915148A (ja) 1997-01-17
JP3191627B2 JP3191627B2 (ja) 2001-07-23

Family

ID=16217018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18806195A Expired - Fee Related JP3191627B2 (ja) 1995-06-29 1995-06-29 非破壊糖度測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3191627B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006098106A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 青果物の内部品質評価装置
JP2007248129A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Yanmar Co Ltd 成分分析装置
KR100838138B1 (ko) * 1998-05-15 2008-06-13 미쓰이 긴조꾸 고교 가부시키가이샤 물체의 내부품질을 측정하는 측정장치

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100838138B1 (ko) * 1998-05-15 2008-06-13 미쓰이 긴조꾸 고교 가부시키가이샤 물체의 내부품질을 측정하는 측정장치
JP2006098106A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 青果物の内部品質評価装置
JP2007248129A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Yanmar Co Ltd 成分分析装置
JP4546412B2 (ja) * 2006-03-14 2010-09-15 ヤンマー株式会社 成分分析装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3191627B2 (ja) 2001-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3814946A (en) Method of detecting defects in transparent and semitransparent bodies
US5726750A (en) Non-destructive taste characteristics measuring apparatus and tray used in the apparatus
US3652863A (en) Detection of faults in transparent material using lasers
JP3249628B2 (ja) 青果物の内部品質検査用の光透過検出装置
US20120305775A1 (en) Diffusing Measurement Window for Near and Mid IR Multichannel Sensor
NZ517460A (en) Apparatus for inspection of fruit and vegetables by spectral analysis of light transmitted through the fruit body
RU2618764C2 (ru) Устройство, система и способ обнаружения предмета
US20030019717A1 (en) Multi-row type online internal quality inspection device
JPH08261953A (ja) 透明体の欠陥検出方法及び装置
US6806459B1 (en) Measurement of transparent container sidewall thickness
US7103207B2 (en) Spectral assessment of fruit
JPH0915148A (ja) 非破壊糖度測定装置
US5506407A (en) High resolution high speed film measuring apparatus and method
JP3159059B2 (ja) 非破壊食味特性測定装置
JPH1015499A (ja) 果実の検査装置
JP4713731B2 (ja) 青果物の内部品質測定装置
US5844678A (en) Non-destructive taste characteristics measuring apparatus and tray used in the apparatus
JP3191634B2 (ja) 非破壊糖度測定装置
JP3648776B2 (ja) 果実類の糖度測定方法
JP3658845B2 (ja) 青果物の食味特性測定用トレイ
JP3593784B2 (ja) 青果物の食味特性測定用トレイ
JP3456091B2 (ja) 青果物の食味特性測定用トレイ
JP3204105B2 (ja) 青果物の食味特性測定用トレイ
JP3006607B1 (ja) 青果物の非破壊食味特性測定装置
JP3326349B2 (ja) 光学式表面粗さインライン検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees