JPH09150262A - 鋳片の切断制御方法 - Google Patents

鋳片の切断制御方法

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JPH09150262A
JPH09150262A JP31020195A JP31020195A JPH09150262A JP H09150262 A JPH09150262 A JP H09150262A JP 31020195 A JP31020195 A JP 31020195A JP 31020195 A JP31020195 A JP 31020195A JP H09150262 A JPH09150262 A JP H09150262A
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JP
Japan
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image
slab
cutting
frame
gas torch
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Application number
JP31020195A
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English (en)
Inventor
Hideo Fujimoto
英男 藤本
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガストーチを用いた鋳片の切断制御方法を提
供する。 【解決手段】 鋳片1をその上面側からガストーチ2を
用いて切断する際に、監視カメラ7を用いて鋳片1の下
面側を撮影し、得られた画像を画像処理装置9で処理し
てガストーチ2の吹管5から吹き出すフレーム6の状態
を監視し、フレーム6の状態が正常になるように、吹管
位置制御装置10を介して吹管5の位置を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳片の切断制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造機で製造されたスラブやブルー
ム等の半製品(以下、単に鋳片という)は、その最終工
程において通常ガストーチにより所定の長さに切断され
るのであるが、その場合はガストーチを載置したトーチ
カーを鋳片の鋳造速度に同期させ、鋳片の幅両端側から
吹管を中央に切断面に沿って移動させながらガスを吹き
出し、そのフレームの熱で切断する。
【0003】ここで、鋳片の密度の不均一などによって
切断不良が起こった場合は、ガスが鋳片下面まで届かず
内部で遮られてしまうため、ガスフレームが跳ね返され
て火花を生じる。こういう状態では、吹管を一度外側へ
戻したのち再度切断をやり直すという方法が採られてい
る。このような場合、現在は現場の監視室等でオペレー
タが切断状況を目視で監視し、火花の飛び具合等をみて
必要な場合に吹管の微調整を行っている場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オペレ
ータの目視による監視方法では、長時間の連々鋳造にお
いてはオペレータの負担が大きいという問題がある。ま
た、オペレータの個人差によって吹管の微調整にばらつ
きが生じる可能性があるから、精度的にも問題である。
【0005】ところで、例えば特公平5− 85256号公報
には連続鋳造材の切断分離検出方法および装置が開示さ
れている。その内容は、連続鋳造材を斜め上方から工業
用テレビで撮影し、それを電気信号として画像メモリに
記憶し、該画像メモリの記憶情報のうち連続鋳造材の切
断位置を挟んで上流側に第1の判定エリアを、下流側に
第2の判定エリアをそれぞれ設定し、該第1の判定エリ
ア内の電気信号の平均値を演算し、該平均値と第2の判
定エリア内の各画素の電気信号との比較により該第2の
判定エリア内の各画素を2値化し、該2値化による一方
の値を有する画素数に基づいて前記連続鋳造材の切断分
離のありなしを検出することを特徴とするものである。
【0006】しかし、この特公平5− 85256号において
も、切断完了かどうかを判定することはできるが、切断
中の切断状況をとらえているわけではないので、切断時
の吹管制御を行うことはできないという欠点がある。本
発明は、上記のような従来技術の有する課題を解決した
鋳片の切断制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、鋳片をその上面側からガストーチを用い
て切断する際に、監視カメラを用いて前記鋳片の下面側
を撮影し、得られた画像を処理して前記ガストーチの吹
管から吹き出すフレームの状態を監視し、フレームの状
態が正常になるように、前記吹管の位置を調整すること
を特徴とする。
【0008】また、本発明は、鋳片をその上面側からガ
ストーチを用いて切断する際に、監視カメラで鋳片下面
から吹き出る吹管からのフレームを撮影する段階と、撮
影した画像を短周期ごとの静止画像として画像処理装置
に入力する段階と、該画像処理装置において得られた画
像を複数の画枠に分割しこの画枠の画像輝度データを求
める段階と、その画像輝度データをあらかじめ設定され
たしきい値と対比して1,0の二値化処理を行う段階
と、得られた二値化データのうち1の値を持つ画枠の総
数をカウントし、あらかじめ設定されたしきい値よりも
少ない場合は切断不良と判断して吹管位置制御装置を介
してあらかじめ設定された長さ分だけ前記吹管を逆方向
に後退させて鋳片を再切断する段階と、からなることを
特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好ましい実施の
形態の例について図面を参照して詳しく説明する。図1
は本発明に係る切断制御装置の一実施例を示す正面図で
ある。この図において、1は鋳片である。2はガストー
チであって、トーチカー3と、2台の移動装置4,4
と、この移動装置4,4に吊り下げられる吹管5,5と
で構成される。この吹管5,5は、移動装置4,4によ
って鋳片1の幅方向に切断面に沿って横行自在とされ、
それぞれ鋳片1の左右側面からフレーム6を吹き出しな
がら中央に向かって移動することにより、鋳片1を所定
の長さに切断する。
【0010】7はITVなどの監視カメラで、昇降自在
でかつ回転自在な支持部材8を介して両側の移動装置
4,4にそれぞれ吊り下げられ、やや斜め方向からフレ
ーム6の監視を行う。9は画像処理装置で、監視カメラ
7が撮影した画像を信号処理する。10は吹管位置制御装
置で、画像処理装置9での処理結果に基づいて吹管5,
5の位置制御を行う。
【0011】以下に、本発明の切断制御装置の動作手順
について説明する。まず、監視カメラ7は搬送ロール
(図示せず)に衝突しないように上方に引き上げられた
状態とされる。そして、鋳片1が切断位置に到達する
と、移動装置4,4が操作されて吹管5,5が切断位置
に移動される。ついで、ガスが点火され、吹管5,5か
ら吹き出すフレーム6によって切断が開始される。同時
に、監視カメラ7,7は鋳片1の両側の下面を撮影でき
る位置まで下降され、設定降下位置に達した時点で撮影
が開始される。この撮影された画像は短周期ごとの静止
画像として画像処理装置9に入力される。
【0012】図2はフレーム6による切断状況を模式的
に示したもので、鋳片1が正常に切断されているA部付
近においては吹管5,5から吹き出るフレーム6は鋳片
1を貫通するため、鋳片下面においてフレーム6を確認
することができるが、切断不良が発生したB部付近では
フレーム6は鋳片内部で遮られて火花11が発生するた
め、鋳片1の下面から吹き出るフレーム6の輝度に正常
時との差が生じることになる。
【0013】そこで、画像処理装置9においてまず画像
の切出しを行う。得られた画像はN行×N列の細かいメ
ッシュ(以下、画枠という)ごとに分け、この画枠一つ
一つにつき画枠の画像輝度を求める。そして、その輝度
が事前に設定されたしきい値より高いときはその画枠の
輝度を“1”とし、低いときは“0”として、画像デー
タの二値化を行う。なお、しきい値の決定に関しては、
事前に鋳片1の下面の切断のフレームの状態を100 枚程
度撮影しておき、その画像を上記と同様の方法でN行×
N列の画枠に分割し、各画枠の輝度の最大値と最小値の
平均値を取り、その中間値をしきい値とする。
【0014】この得られた二値画像データのうち、
“1”の値を持つ画枠の総数をカウントし、あらかじめ
設定されたしきい値よりも少ない場合はフレーム6は鋳
片1を正常に貫通していないとみなし、切断不良である
判断する。そして、切断不良と判断した場合は切断不良
信号を吹管位置制御装置10に出力する。ここで、前記し
た設定しきい値の求め方は、上記の二値化のしきい値を
決定したときと同様な方法で行い、上記した二値化され
た100 枚の画像データのうち、切断不良と判断された画
像中の“1”の画枠総数を平均した値をしきい値とす
る。
【0015】吹管位置制御装置10は、信号受信のタイミ
ングであらかじめ設定された長さ分だけ移動装置4を操
作して吹管5を逆方向に後退させ、後退完了のタイミン
グから1秒後に再び鋳片中央に向かって切断を開始す
る。これらの一連の動作を図3の流れ図にまとめて示し
た。
【0016】
【実施例】ガストーチを用いて幅1040mm×厚み200mm の
鋳片から長さ9m のスラブを切断する際に、本発明を適
用した。あらかじめ得られた100 枚の切断時のフレーム
の状態を10行×10列の画枠に分割したところ、しきい値
は20であった。一方、監視カメラで撮影した画像を二値
化処理したところ、切断正常時は図4(a) に示すような
パターンであったが、切断不良時には図4(b) に示すよ
うなものが得られ、そのときの平均値は15となって前記
しきい値より小さいことが判断されたので、設定長さ10
mmだけ後退させて再切断を行った。その結果、ほとんど
ロスタイムなしに切断を終了することができた。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、鋳
片をその上面側からガストーチを用いて切断する際に、
監視カメラを用いて前記鋳片の下面側を撮影し、得られ
た画像を処理して前記ガストーチの吹管から吹き出すフ
レームの状態を監視し、フレームの状態が正常になるよ
うに前記吹管の位置を調整するようにしたので、人手に
依存せずに鋳片の切断を行うことができ、これによって
省力化に寄与するとともに、連続鋳造機の生産性の阻害
要因を改善することが可能となる。また、得られた画像
を記録する例えばVTR等の機能を負荷して、吹管のガ
スフレームの状態を日常的に監視するようにすれば、ガ
ストーチ設備の保全・故障診断への利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る切断制御装置の一実施例を示す正
面図である。
【図2】ガストーチによる切断状況を示す模式図であ
る。
【図3】本発明の動作手順を示す流れ図である。
【図4】(a) は切断正常時の、(b) は切断不良時の二値
化処理の画像データを示す模式図である。
【符号の説明】
1 鋳片 2 ガストーチ 3 トーチカー 4 移動装置 5 吹管 6 フレーム 7 監視カメラ 8 支持部材 9 画像処理装置 10 吹管位置制御装置 11 火花

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳片をその上面側からガストーチを用い
    て切断する際に、 監視カメラを用いて前記鋳片の下面側を撮影し、得られ
    た画像を処理して前記ガストーチの吹管から吹き出すフ
    レームの状態を監視し、フレームの状態が正常になるよ
    うに、前記吹管の位置を調整することを特徴とする鋳片
    の切断制御方法。
  2. 【請求項2】 鋳片をその上面側からガストーチを用い
    て切断する際に、 監視カメラで鋳片下面から吹き出る吹管からのフレーム
    を撮影する段階と、撮影した画像を短周期ごとの静止画
    像として画像処理装置に入力する段階と、該画像処理装
    置において得られた画像を複数の画枠に分割しこの画枠
    の画像輝度データを求める段階と、その画像輝度データ
    をあらかじめ設定されたしきい値と対比して1,0の二
    値化処理を行う段階と、得られた二値化データのうち1
    の値を持つ画枠の総数をカウントし、あらかじめ設定さ
    れたしきい値よりも少ない場合は切断不良と判断して吹
    管位置制御装置を介してあらかじめ設定された長さ分だ
    け前記吹管を逆方向に後退させて鋳片を再切断する段階
    と、からなることを特徴とする鋳片の切断制御方法。
JP31020195A 1995-11-29 1995-11-29 鋳片の切断制御方法 Pending JPH09150262A (ja)

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Cited By (7)

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