JPH0914986A - 車載用経路探索装置 - Google Patents

車載用経路探索装置

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JPH0914986A
JPH0914986A JP18355195A JP18355195A JPH0914986A JP H0914986 A JPH0914986 A JP H0914986A JP 18355195 A JP18355195 A JP 18355195A JP 18355195 A JP18355195 A JP 18355195A JP H0914986 A JPH0914986 A JP H0914986A
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昭二 横山
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誠一 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最短時間で目的地に到達する経路を探索でき
る車載用経路探索装置を提供する。 【構成】 交差点と交差点とを結ぶ結合道路を通過する
毎に、速度変化のデータを記憶して置く。そして、現在
位置から目的地までの経路を選択する際に、複数の経路
を探索し(S48)、各経路の速度変化の予想経路走行
パターンを結合道路毎の速度変化データに基づき形成す
る(S52)。そして、この予想経路走行パターンから
各経路の得点を算出し(S58)、特定の最も高い、即
ち、高い速度での走行時間が長く、信号における停止時
間の短い経路を、推奨経路として決定し(S60)、経
路案内を行う(S62)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体に記録された
地図情報を用いて、現在地より目的地までの経路を探索
し、誘導する車載用経路探索装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のナビゲーション装置における経路
探索方法としては、経路の行程距離の最短のものを推奨
経路として選択していた。ところが、交通量が多く、交
差点通過頻度の高い経路を通過する際には、経路の選択
の仕方によって信号停止の頻度が多くなる場合と、少な
くなる場合とがあるため、短時間で目的地に到達するに
は、行程距離の短い経路よりも、交差点における信号停
止の少ない経路を選択することが必要となる。そこで、
交差点における信号停止時間を減少させる方法として、
例えば、特開平5−128339号公報が提案されてい
る。この方法では、路側ビーコンより信号機の位置と色
変化とを受信する路側通信受信機を車両に搭載し、信号
停止時間が最小となる速度範囲を算出して、走行速度が
その範囲内になるように走行を制御するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
道路、特に国道等の幹線道路においては朝夕の通勤時間
帯、あるいは、昼間の交通量の多い時間帯には渋滞が発
生することが多く、上記公報のように進路上の交差点の
信号機が青色点灯時間帯に通過するよう速度範囲を演算
しても、経路あるいは走行する時間帯によって、その速
度範囲内で走行することが不可能である場合が多く、交
通量の多い道路においては、実際的ではなかった。
【0004】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、最短時
間で目的地に到達する経路を探索できる車載用経路探索
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の請求項1の車載用経路探索装置では、地図
情報の記憶部、現在位置検出手段、および、目的地入力
手段を含み現在位置から目的地までの経路を探索する車
載用経路探索装置であって、地図上の交差点とその位置
座標、交差点間を接続する結合道路を記憶した道路網地
図記憶手段と、1つの結合道路を通過する毎の、走行速
度の変化を記憶する速度変化記憶手段と、現在位置から
目的地までの距離的に短い経路を、前記記憶部に記憶さ
れた地図情報に基づき複数探索する経路探索手段と、前
記経路探索手段により探索された複数の経路の平均速度
について、前記速度変化記憶手段に保持されている当該
経路を構成する各結合道路における速度変化に基づき演
算する平均速度演算手段と、前記平均速度演算手段によ
る演算結果に基づき、前記経路探索手段により探索され
た複数の経路において、平均速度の最も高い経路を選択
する経路選択手段と、を備えたことを要旨とする。
【0006】また、請求項2の車載用経路探索装置で
は、地図情報の記憶部、現在位置検出手段、および、目
的地入力手段を含み現在位置から目的地までの経路を探
索する車載用経路探索装置であって、地図上の交差点と
その位置座標、交差点間を接続する結合道路を記憶した
道路網地図記憶手段と、1つの結合道路を通過する毎
に、通過に要した時間を記憶する時間記憶手段と、現在
位置から目的地までの距離的に短い経路を、前記記憶部
に記憶された地図情報に基づき複数探索する経路探索手
段と、前記経路探索手段により探索された複数の経路の
所要時間について、前記時間記憶手段に保持されている
当該経路を構成する各結合道路の通過時間に基づき演算
する所要時間演算手段と、前記所要時間演算手段による
演算結果に基づき、前記経路探索手段により探索された
複数の経路において、所要時間の最も短い経路を選択す
る経路選択手段と、を備えたことを要旨とする。
【0007】また、上記の目的を達成するため、本発明
の請求項3の車載用経路探索装置では、地図情報の記憶
部、現在位置検出手段、および、目的地入力手段を含み
現在位置から目的地までの経路を探索する車載用経路探
索装置であって、地図上の交差点とその位置座標、交差
点間を接続する結合道路を記憶した道路網地図記憶手段
と、1つの結合道路を通過する毎に、走行速度の変化を
記憶する速度変化記憶手段と、交差点において信号停止
した時間を記憶する信号停止時間記憶手段と、結合道路
において一旦停止した時間を記憶する一旦停止時間記憶
手段と、現在位置から目的地までの距離的に短い経路
を、前記記憶部に記憶された地図情報に基づき複数探索
する経路探索手段と、前記経路探索手段により探索され
た複数の経路について、前記速度変化記憶手段に保持さ
れている当該経路を構成する各結合道路における速度変
化と、前記信号停止時間記憶手段に保持されている当該
経路を構成する各結合道路における信号停止時間と、前
記一旦停止時間記憶手段に保持されている当該経路を構
成する各結合道路における一旦停止時間とに基づき評価
する経路評価手段と、前記経路評価手段による評価結果
に基づき、前記経路探索手段により探索された複数の経
路において、最も評価の高い経路を選択する経路選択手
段と、を備えたことを要旨とする。
【0008】また請求項4の車載用経路探索装置では、
請求項3において、前記経路評価手段が、高い速度での
走行時間が長く、信号停止時間と一旦停止時間とを合わ
せた停止時間が短いと共に、信号停止時間の短い経路を
高く評価することを要旨とする。
【0009】また請求項5の車載用経路探索装置では、
請求項3又は4において、前記速度変化記憶手段と、前
記信号停止時間記憶手段と、前記一旦停止時間記憶手段
とが、予め設定された時刻単位でデータを記憶し、前記
経路評価手段が、経路の通過時刻又は、出発時刻に対応
させて前記速度変化記憶手段と、前記信号停止時間記憶
手段と、前記一旦停止時間記憶手段との時刻単位のデー
タに基づき経路の評価を行うことを要旨とする。
【0010】
【作用】請求項1の車載用経路探索装置では、1つの結
合道路を通過する毎に、速度変化記憶手段に走行速度の
変化を記憶しておく。即ち、通過した道路についての情
報を保持する。そして、現在位置から目的地までの経路
を選択する際に、経路探索手段により探索された複数の
経路において、平均速度演算手段が、速度変化記憶手段
に保持された当該経路を構成する各結合道路における走
行速度の変化のデータに基づき各経路の平均速度を演算
する。その後、経路選択手段が平均速度の最も高い経路
を選択する。このため、最も高い速度で走行できる経路
が選択される。
【0011】請求項2の車載用経路探索装置では、1つ
の結合道路を通過する毎に、時間記憶手段に通過に要し
た時間を記憶しておく。即ち、通過した道路についての
情報を保持する。そして、現在位置から目的地までの経
路を選択する際に、経路探索手段により探索された複数
の経路において、所要時間演算手段が、時間記憶手段に
保持された当該経路を構成する各結合道路における時間
のデータに基づき、各経路の所要時間を演算する。その
後、経路選択手段が所要時間の最も短い経路を選択す
る。このため、最短時間で目的地に到着できる経路が選
択される。
【0012】請求項3の車載用経路探索装置では、1つ
の結合道路を通過する毎に、速度変化記憶手段が走行速
度の変化を記憶し、信号停止時間記憶手段が交差点にお
いて信号停止した時間を記憶し、一旦停止時間記憶手段
が結合道路において一旦停止した時間を記憶する。即
ち、通過した道路についての情報を保持しておく。現在
位置から目的地までの経路を選択する際に、経路探索手
段により探索された複数の経路について、経路評価手段
が、速度変化記憶手段に保持されている当該経路を構成
する各結合道路における速度変化と、信号停止時間記憶
手段に保持されている当該経路を構成する各結合道路に
おける信号停止時間と、一旦停止時間記憶手段に保持さ
れている当該経路を構成する各結合道路における一旦停
止時間とに基づき評価する。そして、経路選択手段が、
経路評価手段による評価結果に基づき、複数の経路にお
いて、最も評価の高い経路を選択する。このため、最も
適切な経路を選出することができる。
【0013】請求項4の車載用経路探索装置では、経路
評価手段が、高い速度での走行時間が長く、信号停止時
間と一旦停止時間とを合わせた停止時間が短いと共に、
信号停止時間の短い経路を高く評価する。このため、走
行速度が高く、信号での停止時間の短い経路を選択する
ことができる。
【0014】請求項5の車載用経路探索装置では、速度
変化記憶手段、信号停止時間記憶手段、及び一旦停止時
間記憶手段が、予め設定された時刻単位でデータを記憶
し、経路評価手段が、経路の通過時刻又は、出発時刻に
対応させて速度変化記憶手段、信号停止時間記憶手段、
及び、前記一旦停止時間記憶手段の時刻単位のデータに
基づき経路の評価を行う。経路上での車の流れは時刻に
より変化するが、請求項5の車載用経路探索装置では、
通行時間に合わせて最も適切な経路を選択することがで
きる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例について図
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係る
車載用ナビゲーション装置の構成を示すブロック図であ
る。この実施例では、自車位置の測定装置としてGPS
受信機18を用いている。
【0016】GPS受信機18は、車両に取り付けられ
た専用アンテナ18aで受信した電波からデータを復調
し、データ処理することにより自車位置を算出する。算
出された自車位置データはCPU12へ送られる。な
お、CPU12は、図示しないジャイロ及び車速センサ
からの出力によりGPS受信機18からの位置情報に補
正を加えるようになっている。
【0017】CDROMプレーヤ30に装填されている
CDROM(図示せず)には、地図を所定のフォーマッ
トにデータ加工した地図データの他に、該地図上の交差
点、その位置座標、交差点を接続する道路及び該接続道
路の距離から成る結合道路データが含まれている。CD
ROMプレーヤ30は、該CDROMを再生して所望の
地図データ及び結合道路データを読み出し、CPU12
へ送る。
【0018】CPU12は、CDROMプレーヤ30に
対して必要なデータを読み出させる。これにより読み出
されたデータによって作成された地図画面データが、グ
ラフィック・ディスプレイ・コントローラ(GDC)2
2を介してVRAM24に書き込まれる。GDC22は
画面データをVRAM24に記憶させると共に、表示タ
イミング信号を発生してモニタ28に出力し、また、V
RAM24に記憶されている画面データを読み出す信号
を出力する。VRAM24から読み出されたデータの出
力は、パレットDAC26でアナログRGB信号に変換
されモニタ28にて画像として表示される。
【0019】CPU12は、上述したモニタによる画像
表示と併せて上記地図データから抽出した制御信号(例
えば、「500m先を左折」との音声信号に変換される
制御信号)を音声出力装置36に与える。該音声出力装
置36は、制御信号を音声信号に変換してスピーカ38
から出力させる。
【0020】ROM14は、CPU12の作業手順(プ
ログラム)や固定データが記憶されたメモリである。ま
た、RAM16は、CPU12が各種の処理を進める際
に必要に応じて使用する作業用メモリである。入力装置
20は、目的地入力するための入力キーを備え、使用者
が指により入力キーを押圧することにより車載用ナビゲ
ーション装置の目的地の設定及び操作を行う装置であっ
て、操作に応じた信号をCPU12へ送出する。また、
受信機32は、渋滞、道路工事等の情報を受信してCP
U12に送出する。
【0021】次に、第1実施例に係る車載用ナビゲーシ
ョン装置の目的地設定の動作を図2乃至図12を参照し
て説明する。第1実施例の車載用ナビゲーション装置で
は、道路を通過する際に、その道路に関するデータを収
集保持し、次回に経路を検索する際に、実際に通過した
道路のデータに基づき走行パターンを予測して経路を決
定する。ここでは、先ず、道路を通過する際のデータ収
集について図8のフローチャートを参照し、車両が図2
に示す出発地aから目的地bまでを移動する際のデータ
収集を例に挙げて説明する。この車両は、出発地aから
交差点B−1を通過し、交差点A−1を右折し後、交差
点A−2、A−3、A−4、A−5を通過し、交差点A
−6を左折して目的地bに到達するものとして説明を行
う。この際に収集されるデータの内容を図5に、また、
上記経路を通過中の速度パターンを図3に表す。
【0022】CPU12は、先ず現在時刻を確認する
(S12)。即ち、データの収集を時刻と対応付けて行
うためである。ここで、出発地aの出立時刻は午前9:
30であるため(図3参照)、午前9時のデータとして
以降の測定値が保持される。次に、CPU12は現在位
置及び進行方向に基づき、現在走行中の結合道路を認識
する。ここでは、車両が図2に示す出発地aと交差点B
−1との間の結合道路a−B−1を走行しているため、
結合道路はa−B−1であることを認識する。この結合
道路a−B−1は、結合道路の種別の他に走行方向も表
示している。即ち、出発地aから交差点B−1へ向かう
場合には結合道路a−B−1となり、反対に交差点B−
1から地点aへ向かう場合には結合道路B−1−aとな
る。
【0023】次に、CPU12は走行パターンを記憶す
る。先ず、走行中かを判断し(S16)、ここでは、走
行中であるため(S16がYes)、走行速度と時間と
を図3に示す走行パターンデータ(km/hr×min)S1と
してRAM16(図1参照)に保持する(S22)。次
に、1つ分の結合道路分のデータを収集したかを判断し
(S26)、1結合道路分のデータを収集していない場
合には(S26がNo)、ステップ28へ移行して目的
地に到着したかを判断するが、ここでは、目的地に到着
していないため(S28がNo)、ステップ12に戻
り、データの収集を続ける。
【0024】ここで、時刻9:32に交差点B−1を、
信号機により停止することなく通過すると、交差点B−
1から交差点A−1へ向かう結合道路B−1−A−1に
ついての走行パターンデータS2の記録を開始する(S
22)。ここで、結合道路a−B−1についての1結合
道路分のデータを収集したため(S26がYes)、該
結合道路に関するデータの平均値を後述するように算出
する(S27)。そして、目的地に到着したかを判断す
るが(S28)、ここでは、目的地に到着していないた
め(S28がNo)、ステップ12に戻りデータの収集
を続ける。
【0025】引き続き、時刻9:35に、交差点A−1
を信号に停止することなく左折すると、交差点A−1か
ら交差点A−2に向かう結合道路A−1−2についての
走行パターンデータS3の記録を開始する(S22)。
そして、時刻9:38に、交差点A−2を信号にて停止
することなく通過すると、次に、交差点A−2から交差
点A−3に向かう結合道路A−2−3についての走行パ
ターンデータS4の記録を開始する(S22)。
【0026】この結合道路A−2−3(走行パターンデ
ータS4)の走行中に、時刻9:40から時刻9:43
まで渋滞によって一旦停止が発生したものとする。この
場合には、CPU12は、図8に示すステップ16にお
ける走行中かの判断がNoとなり、現在位置が交差点の
手前かを判断する(S18)。ここでは、交差点の手前
の停止ではなく、交差点から離れた一旦停止であるた
め、該ステップ18がNoとなり、結合道路A−2−3
での一旦停止時間として記憶する(S20)。そして、
時刻9:43にて渋滞を通り抜けると、再び、ステップ
16がYesとなり、走行パターンデータS4の記録を
続ける(S22)。
【0027】その後、交差点A−4(結合道路A−4−
5)において、時刻9:48から時刻9:50まで信号
停止によって停止したものとする。この場合には、CP
U12は、図8に示すステップ16における走行中かの
判断がNoとなり、現在位置が交差点の手前かを判断す
る(S18)。ここでは、交差点の手前の停止であるた
め、該ステップ18がYesとなり、結合道路A−4−
5における信号停止時間として記憶する(S24)。そ
して、時刻9:50にて、信号が青色となって該交差点
A−4を通り抜けると、ステップ16がYesとなり、
走行パターンデータS6の記録を開始する(S22)。
【0028】そして、地点bに到達し、運転者がイグニ
ッションキーを抜くことにより、CPU12は、目的地
到着と判断し(S28がYes)、データの収集処理が
終了する。なお、上述した第1実施例では、経路中に設
定されている法定速度50kmを越えるデータ値は、5
0kmとして記憶しているが、この代わりに法定以上の
速度をそのまま保持することも可能である。
【0029】ここで、上述したステップ28における、
平均値算出処理について当該ステップ28のサブルーチ
ンを示す図9を参照して説明する。ここでは、上記結合
道路a−B−1に関するデータの平均値算出処理を例に
挙げて説明する。まず、CPU12は、この結合道路a
−B−1の過去の平均値を呼び出し(S30)、そし
て、今回の測定値が、平均値に対して50%以上の偏差
があるかを判断する(S32)。ここで、50%以上の
偏差があった場合には(S32がYes)、今回収集し
たデータを遺棄し、当該平均値算出処理を終了する。他
方、50%以上の偏差がなかった場合には(S32がN
o)、例えば、過去10回分の測定値から平均値を算出
し、この値を後述する結合道路データとして保持する
(S34)。即ち、10回以上古いデータを消去して、
最近の10回の値から平均値を求めることにより、平均
値を更新して交通の変化に対応し得るようにする。ま
た、平均値を求める方法として単純に最近の10回の値
から求める以外に、平日におけるデータ、あるいは、休
日(土日祝日)におけるデータより最近の10回の値の
平均値を別個に求めておくと、平日あるいは休日の運転
に対してさらに適正なデータとなる。なお、この第1実
施例では、交差点と交差点とを結ぶ道路を結合道路とす
るのみでなく、所定回数以上、出発地、目的地、中継地
点としてナビゲーションの対象とされた会社、学校、自
宅等から最寄りの交差点までの間の結合道路として処理
するようになっている。
【0030】次に、上述した処理によって収集されたデ
ータに基づく、第1実施例に係る車載用ナビゲーション
装置の目的地設定の動作を図10に示すフローチャート
及び図1乃至図7を参照して説明する。CPU12は、
先ず、入力装置20を介して目的地が入力されると(図
10に示すS42がYes)、GPS受信機18からの
信号に基づき現在位置(出発地)を検出する(S4
4)。
【0031】この後、CPU12は地図情報を検索する
(S46)。即ち、入力された目的地と現在位置とを含
む地図データをCDROMにアクセスして得ると共に、
更に、目的地に最も近い交差点と現在位置に最も近い交
差点とから、該地図データに含まれる交差点及び該交差
点を接続する道路を、結合道路データを検索することに
より得る。ここで、該CDROMに含まれる結合道路デ
ータに基づいて図2に示すような出発地aから目的地b
までを結ぶ間の交差点群を含む経路網を検索する。
【0032】そして、CPU12は、図2に示す交差点
を結ぶ経路網から通行可能な経路を複数リストアップす
る(S48)。即ち、出発地aに最も近い交差点B−1
から目的地bに最も近い交差点A−6までを結ぶ交差点
群を選択し、この交差点群における各交差点を結ぶ距離
を上記結合道路データ中の交差点間距離を積算すること
により求める。ここで、最も距離の短い経路と、この最
短経路よりも例えば5%までの範囲で距離の長い経路と
を選択する。ここでは、最も距離の短い経路として地点
a・交差点A−1・A−6・地点bの経路(以下第1経
路と称する)が選択されたものとする。また、例えば、
5%までの範囲で距離の長い経路として、地点a・交差
点B−1・B−6・地点bの経路(以下第2経路と称す
る)が選択されたものとする。なお、最短経路から所定
範囲長い距離の経路を選択する代わりに、出発地から目
的地までの直線距離を求め、この直線距離の例えば10
%を最短経路での距離に加えた距離内にある経路を選択
することも可能である。
【0033】次にCPU12は、ステップ50にて、上
記選択された第1経路及び第2経路のそれぞれについ
て、上述した走行中に収集したデータである結合道路デ
ータを検索する。ここでは、出発予定時刻が午前9:1
5であるため、午前9:00のデータを検索するものと
する。先ず、第1経路(地点a・交差点A−1・A−6
・地点bの経路)について、地点aから交差点B−1ま
での結合道路a−B−1、交差点B−1から交差点A−
1までの結合道路B−1−A−1、交差点A−1から交
差点A−2までの結合道路A−1−2、交差点A−2か
ら交差点A−3までの結合道路A−2−3、交差点A−
3から交差点A−4までの結合道路A−3−4、交差点
A−4から交差点A−5までの結合道路A−4−5、交
差点A−5から交差点A−6までの結合道路A−5−
6、交差点A−6から地点b(目的地)までの結合道路
A−6−bに関する結合道路データ(上述した過去10
回の測定値の平均値)を検索し、このデータに基づき図
3に示すような予想速度分布図を作成する(S52)。
なお、上述した説明では図3は、測定データとして参照
したが、ここでは、便宜上測定データに基づく予想速度
分布図として説明を行う。
【0034】なお、上述した説明では、データの収集の
際の経路と、経路選択の際の経路とが一致している場合
を例に挙げているが、この第1実施例では、結合道路デ
ータを結合道路単位に収集保持しているため、例え、出
発地aから目的地bへ直接向ったことが過去に無くと
も、出発地aから目的地bまでの各結合道路についての
結合道路データが用意されていれば、上述した予想速度
分布図を作成できる点に注意されたい。
【0035】CPU12は、引き続き、第2経路(地点
a・交差点B−1・B−6・地点bの経路)について、
地点aから交差点B−1までの結合道路a−B−1、交
差点B−1から交差点B−2までの結合道路B−1−
2、交差点B−2から交差点B−3までの結合道路B−
2−3、交差点B−3から交差点B−4までの結合道路
B−3−4、交差点B−4から交差点B−5までの結合
道路B−4−5、交差点B−5から交差点B−6までの
結合道路B−5−6、交差点B−6から交差点A−6ま
での結合道路B−6−A−6に、交差点A−6から地点
bまでの結合道路A−6−bに関する結合道路データを
検索し、このデータに基づき図4に示すような予想速度
分布図を作成する(S52)
【0036】次にCPU12は、第1経路及び第2経路
について、0km、10km、20km、30km、4
0km、50kmのそれぞれの速度での総走行時間を算
出する(S54)。例えば、図3に示す第1経路の予想
速度分布図を基に、50kmの切断ラインが速度パター
ンを通過している長さ(ここでは図中のd1−e1に相
当)から、平均速度50kmでの総走行時間(3分)を
算出し、また、40kmの切断ラインが速度パターンを
通過している長さ(ここでは図中のc1−d2、e2−
f1、g1−h1の合計に相当)から、平均速度40k
mでの総走行時間(6分24秒)を算出し、また30K
mの切断ラインが速度パターンを通過している長さ(こ
こでは図中のi1−c2、f2−j1、k1−g2、h
2−l1の合計に相当)から、平均速度30kmでの総
走行時間(1分24秒)を算出する。同様にして、平均
速度20km、10km、0kmでの総走行時間を算出
する。なお、平均速度0kmについては、速度10km
未満での走行時間および、一旦停止、信号停止等の停止
時間の双方が含まれる。各平均速度における総走行時間
の合計が地点aから地点bまでの経過時間、35分とな
る。
【0037】そして、CPU12は、第1経路及び第2
経路のそれぞれについて、ステップ54で求めた各速度
での走行時間に基づき、図7に示す速度分布図を作成す
る(S56)。ここで、図7(A)は第1経路の速度分
布図を、図7(B)は第2経路の速度分布図を示してい
る。また、この速度分布図を構成する各速度における時
間を合計することにより、第1経路及び第2経路におけ
る所要時間を求める。ここで第1経路は35分で、第2
経路は30分として求まる。
【0038】CPU12は、第1経路及び第2経路の得
点を求める(S58)。即ち、第1実施例では、単に所
要時間が短いだけではなく、高い速度での走行時間が長
く、信号停止時間と一旦停止時間とを合わせた停止時間
が短いと共に、信号停止時間の短い経路を選択する。こ
のため、それぞれの経路について、得点を求めて評価の
対象とする。ここでは、ROM14(図2参照)に保持
されている数式1に基づき得点を求める。なお、総走行
時間の合計には10kmの走行時間も含まれるが、本実
施例においてはこの走行時間の得点を0点として算出す
る。
【0039】
【数1】50km走行時 5× 分/2=得点 40km走行時 4× 分/2=得点 30km走行時 3× 分/2=得点 20km走行時 2× 分/2=得点 10km走行時 1× 分/2=得点 10km未満走行時 0× 分/2=得点 一旦停止時 −1× 分/2=得点 信号停止時 −1.5× 分/2=得点
【0040】例えば、第1経路については、50kmで
の総走行時間が3分であるため得点が7.5点、40k
mでの総走行時間が6.4分であるため得点が12.8
点、30kmでの総走行時間が1.4分であるため得点
が2.1点、20kmでの総走行時間が4.9分である
ため得点が4.9点、10kmでの総走行時間が5.9
分であるため得点が2.95点、渋滞による一旦停止
が、図5に示すように3分であるため−1.5点、ま
た、信号停止が図5に示すように4分あるため、−3点
で、合計の得点が25.75点となる。なお、一旦停止
よりも信号停止の場合に、マイナス点が高いのは信号に
よる停止回数及び時間を減らすことを重視したもので、
単に到着時間のみを問題にする場合には、一旦停止と信
号停止とを識別せず同等に扱うことができる。他方、渋
滞による一旦停止を避けることを目的とする場合には、
信号停止よりも一旦停止の方をマイナス点を大きくする
必要がある。
【0041】一方、第2経路については、50kmでの
総走行時間が9分であるため得点が22.5点、40k
mでの総走行時間が1.5分であるため得点が3点、3
0kmでの総走行時間が1.5分であるため得点が2.
25点、20kmでの総走行時間が3分であるため得点
が3点、10kmでの総走行時間が6分であるため得点
が3点、渋滞による一旦停止が図6に示すよう無く、ま
た、信号停止が図6に示すように3分あるため−2.2
5点で、合計の得点が31.5点となる。
【0042】CPU12は、上記ステップ58で求めた
結果から、最も合計得点の高い経路を推奨経路として決
定する(S60)。ここでは、合計得点が46.25点
の第2経路が推奨経路とされる。そして、CPU12
は、この決定した経路に従い経路案内を行う(S6
2)。即ち、読み出したデータによって作成した地図デ
ータに基づき経路案内用の地図をモニタ28に出力し、
また、地図データから抽出した音声制御信号(例えば、
「500m先を左折」)をスピーカ38から出力させ
る。ここで、第1実施例では、行程距離的にはより遠い
が所要時間のより短い第2経路を通るようにナビゲーシ
ョンを行うことにより、最短の時間で目的地bに到達さ
せることができる。また、上記の例では速度の分布を1
0km毎としたが、5km、2km毎と細分化しても良
い。
【0043】次に、本発明の第2実施例について、図1
1、図12のフローチャートを参照して説明する。上述
した第1実施例では、走行時の走行速度と、停止時間と
を別々にデータとして記録し、これらに基づいて経路の
評価を行ったが、この第2実施例のナビゲーション装置
は、各経路を構成する結合道路毎の速度と時間とを記憶
し、この速度又は時間に基づき経路を決定する。
【0044】先ず、図11を参照して、第2実施例の車
載用ナビゲーション装置における、道路を通過する際の
データの収集について説明する。なお、ここでは、車両
が図2に示す出発地aから目的地bまでを移動する際の
データ収集について説明する。この車両は、出発地aか
ら交差点B−1を通過し、交差点A−1を右折し後、交
差点A−2、A−3、A−4、A−5を通過し、交差点
A−6を左折して目的地bに到達するものとして説明を
行う。
【0045】CPU12は、先ず現在時刻を確認する
(S112)。ここで、現在時刻が午前9:30である
ため、午前9時のデータとして以降の測定値が保持され
る。次に、CPU12は現在位置及び進行方向に基づ
き、現在走行中の結合道路を認識する。ここでは、図2
に示す出発地aと交差点B−1との結合道路a−B−1
を走行しているため、結合道路としてa−B−1を認識
する。そして、出発地aを発ってからの交差点B−1に
到着、又は、通過するまでの経過時間を記憶する(S1
16)。即ち、出発地aを出てから交差点B−1に到達
するまでの経過時間を記憶する。
【0046】そして、CPU12は、地図データに含ま
れる出発地aから交差点B−1までの距離を上記経過時
間で割ることにより平均速度を算出し(S118)、そ
して、算出した平均速度を記憶する(S120)。その
後、図9を参照して上述したと同様にして最近の10回
における平均値を算出して、結合道路データとして保持
する(S122)。上記ステップ112からステップ1
22の処理を目的地bに到達するまで繰り返すことによ
り、目的地bまでの各結合道路についての結合道路デー
タを収集する。
【0047】引き続き、第2実施例に係る車載用ナビゲ
ーション装置の目的地設定の動作を図12に示すフロー
チャート及び図1及び図2を参照して説明する。CPU
12は、先ず、入力装置20を介して目的地が入力され
ると(S142がYes)、現在位置(出発地)を検出
する(S144)。
【0048】この後、CPU12は地図情報を検索する
(S146)。即ち、入力された目的地と現在位置とを
含む地図データをCDROMにアクセスして得ると共
に、該地図データに含まれる交差点及び該交差点を接続
する道路を、結合道路データを検索することにより得
る。ここで、該CDROMに含まれる結合道路データに
基づいて図2に示すような出発地aから目的地bまでを
結ぶ間の交差点群を含む経路網を検索する。
【0049】そして、CPU12は、図2に示す交差点
を結ぶ経路網から通行可能な経路を複数リストアップす
る(S148)。即ち、第1実施例と同様に、通行可能
な経路として地点a・交差点A−1・A−6・地点bの
経路(第1経路)と、地点a・交差点B−1・B−6・
地点bの経路(第2経路)とを選択する。
【0050】次にCPU12は、ステップ150にて、
上記選択された第1経路及び第2経路を構成する結合道
路について、上述した走行中に収集した結合道路データ
を検索する。ここでは、出発予定時刻が午前9:15で
あるため、第1経路と第2経路とについて午前9:00
のデータを検索するものとする。
【0051】CPU12は、引き続き、第1経路及び第
2経路のそれぞれについて、検索したデータに基づき、
出発地aを出発してから目的地bに到達するまでに必要
な時間を算出する(S152)。ここでは、第1経路が
35分、第2経路が30分として算出されたものとす
る。その後、第1経路及び第2経路について、検索した
総走行距離と所要時間に基づき出発地aから目的地bへ
の平均速度をを算出する(S154)。ここでは、第1
経路が15km/hr分、第2経路が17km/hrと
して算出されたものとする。そして、CPU12は、ス
テップ152で求めた必要時間の短い方の経路、或い
は、ステップ154で求めた平均速度の高い経路を選択
する(S160)。その後、CPU12は、この決定し
た経路に従い経路案内を行う(S162)。
【0052】第1、第2実施例のナビゲーション装置
は、実際に通過した経路について結合道路単位でデータ
を収集し、このデータに基づき経路を決定するために、
最短の時間で目的地に到達し得る経路を選択することが
可能となる。
【0053】また、第1実施例のナビゲーション装置で
は、走行時間の実データが経路探索に反映されるため、
その道路の時間帯による特性を見逃すことがない。即
ち、実際の走行に近似した走行パターンが予測できるた
め、より的確に最短経路が選択でき、車両の停止回数を
少なくできる。このため、低燃費走行が可能となり、排
気ガスを低減し得る。
【0054】この実施例のナビゲーション装置では、C
PU12が決定を行った経路についてナビゲーションを
行ったが、経路決定のプロセスを運転者に表示して経路
に運転者に決定させるようにも構成できる。例えば、図
3、図4の予想経路走行パターンや、図7に示す速度分
布図をモニタ28に表示して、運転者に第1経路、第2
経路のいずれかを選択させるようにも構成できる。ま
た、上述した実施例では、出発予定時刻に対応させて、
結合道路データを検索したが、この代わりに、各結合道
路の通過予定時刻に対応させて結合道路を検索すること
も可能である。
【0055】
【効果】以上記述したように請求項1車載用ナビゲーシ
ョン装置においては、平均速度の最も高い経路を選択す
るため、最も高い速度で走行できる経路を選択すること
ができる。
【0056】請求項2の車載用経路探索装置では、所要
時間の最も短い経路を選択するため、最短時間で目的地
に到着できる経路を選択できる。
【0057】また、請求項3の車載用経路探索装置で
は、経路を構成する各結合道路における速度変化と、信
号停止時間と、一旦停止時間とに基づき経路を評価する
ため、最適な経路を選出することができる。
【0058】さらに請求項4の車載用経路探索装置で
は、高い速度での走行時間が長く、信号停止時間と一旦
停止時間とを合わせた停止時間が短いと共に、信号停止
時間の短い経路を選択するため、走行速度が高く、信号
での停止時間の短い経路を選択することができる。
【0059】請求項5の車載用経路探索装置では、測定
したデータを時刻単位で記憶し、出発時刻に対応させて
経路を選択するため、通行予定時間に合わせて最も適切
な経路を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る車載用ナビゲーション
装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例に係るナビゲーション装置により選
択される経路を示す説明図である。
【図3】第1経路の予想経路走行パターンを示す説明図
である。
【図4】第2経路の予想経路走行パターンを示す説明図
である。
【図5】第1経路の結合道路データの内容を示す説明図
である。
【図6】第2経路の結合道路データの内容を示す説明図
である。
【図7】図7(A)は第1経路の速度分布図を示する説
明図であり、図7(B)は、第2経路の速度分布図を示
する説明図である。
【図8】第1実施例のナビゲーション装置の結合道路デ
ータの収集のため処理を示すフローチャートである。
【図9】図8に示す処理における平均値算出処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。
【図10】第1実施例に係るナビゲーション装置の経路
探索処理を示すフローチャートである。
【図11】第2実施例のナビゲーション装置の結合道路
データの収集のため処理を示すフローチャートである。
【図12】第2実施例に係るナビゲーション装置の経路
探索処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
12 CPU 18 GPS受信機 28 モニタ 30 CDROMプレーヤ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図情報の記憶部、現在位置検出手段、
    および、目的地入力手段を含み現在位置から目的地まで
    の経路を探索する車載用経路探索装置であって、 地図上の交差点とその位置座標、交差点間を接続する結
    合道路を記憶した道路網地図記憶手段と、 1つの結合道路を通過する毎の、走行速度の変化を記憶
    する速度変化記憶手段と、 現在位置から目的地までの距離的に短い経路を、前記記
    憶部に記憶された地図情報に基づき複数探索する経路探
    索手段と、 前記経路探索手段により探索された複数の経路の平均速
    度について、前記速度変化記憶手段に保持されている当
    該経路を構成する各結合道路における速度変化に基づき
    演算する平均速度演算手段と、 前記平均速度演算手段による演算結果に基づき、前記経
    路探索手段により探索された複数の経路において、平均
    速度の最も高い経路を選択する経路選択手段と、を備え
    たことを特徴とする車載用経路探索装置。
  2. 【請求項2】 地図情報の記憶部、現在位置検出手段、
    および、目的地入力手段を含み現在位置から目的地まで
    の経路を探索する車載用経路探索装置であって、 地図上の交差点とその位置座標、交差点間を接続する結
    合道路を記憶した道路網地図記憶手段と、 1つの結合道路を通過する毎に、通過に要した時間を記
    憶する時間記憶手段と、 現在位置から目的地までの距離的に短い経路を、前記記
    憶部に記憶された地図情報に基づき複数探索する経路探
    索手段と、 前記経路探索手段により探索された複数の経路の所要時
    間について、前記時間記憶手段に保持されている当該経
    路を構成する各結合道路の通過時間に基づき演算する所
    要時間演算手段と、 前記所要時間演算手段による演算結果に基づき、前記経
    路探索手段により探索された複数の経路において、所要
    時間の最も短い経路を選択する経路選択手段と、を備え
    たことを特徴とする車載用経路探索装置。
  3. 【請求項3】 地図情報の記憶部、現在位置検出手段、
    および、目的地入力手段を含み現在位置から目的地まで
    の経路を探索する車載用経路探索装置であって、 地図上の交差点とその位置座標、交差点間を接続する結
    合道路を記憶した道路網地図記憶手段と、 1つの結合道路を通過する毎に、走行速度の変化を記憶
    する速度変化記憶手段と、交差点において信号停止した
    時間を記憶する信号停止時間記憶手段と、結合道路にお
    いて一旦停止した時間を記憶する一旦停止時間記憶手段
    と、 現在位置から目的地までの距離的に短い経路を、前記記
    憶部に記憶された地図情報に基づき複数探索する経路探
    索手段と、 前記経路探索手段により探索された複数の経路につい
    て、前記速度変化記憶手段に保持されている当該経路を
    構成する各結合道路における速度変化と、前記信号停止
    時間記憶手段に保持されている当該経路を構成する各結
    合道路における信号停止時間と、前記一旦停止時間記憶
    手段に保持されている当該経路を構成する各結合道路に
    おける一旦停止時間とに基づき評価する経路評価手段
    と、 前記経路評価手段による評価結果に基づき、前記経路探
    索手段により探索された複数の経路において、最も評価
    の高い経路を選択する経路選択手段と、を備えたことを
    特徴とする車載用経路探索装置。
  4. 【請求項4】 前記経路評価手段が、高い速度での走行
    時間が長く、信号停止時間と一旦停止時間とを合わせた
    停止時間が短いと共に、信号停止時間の短い経路を高く
    評価することを特徴とする請求項3の車載用経路探索装
    置。
  5. 【請求項5】 前記速度変化記憶手段と、前記信号停止
    時間記憶手段と、前記一旦停止時間記憶手段とが、予め
    設定された時刻単位でデータを記憶し、 前記経路評価手段が、経路の通過時刻又は、出発時刻に
    対応させて前記速度変化記憶手段と、前記信号停止時間
    記憶手段と、前記一旦停止時間記憶手段との時刻単位の
    データに基づき経路の評価を行うことを特徴とする請求
    項3又は4の車載用経路探索装置。
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