JPH091483A - ロボット制御装置 - Google Patents

ロボット制御装置

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JPH091483A
JPH091483A JP14868895A JP14868895A JPH091483A JP H091483 A JPH091483 A JP H091483A JP 14868895 A JP14868895 A JP 14868895A JP 14868895 A JP14868895 A JP 14868895A JP H091483 A JPH091483 A JP H091483A
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孝夫 米田
Akira Shimogoe
昭 下越
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光二 吉見
Osamu Yamada
修 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1台のロボットによって、加工と検査の両方
の作業を行うことができにとともに、リアルタイムで加
工の状態を検査し、その検査情報を直ぐに加工に反映さ
せて高品質な加工を行うことのできるロボット制御装置
を提供することを目的とする。 【構成】 ロボットによって、溶接線検出センサによっ
て教示された加工線と実際の加工線との誤差を補正しな
がら加工線に沿ってトーチを移動させて加工を行うと同
時に、ビード検査センサによって加工を終了した加工線
の検出を行う。このセンサデータに基づいて加工の状態
が適切であるかを判別し、加工状態が悪化している時に
は、加工条件を変化させる。これによって、加工中にリ
アルタイムで加工条件を変更することができ、良好な加
工を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットの手首部先端
に設けられた工具を、ワーク上に設定された加工線に沿
って移動させ、ワークに溶接やシーリング等の加工を行
うようにしたロボット制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロボットによって工具をあらかじ
めワーク上に設定された加工線に沿って移動させて加工
を行うロボット制御装置には、特開平4−195404
号等がある。このロボット制御装置は、溶接作業を行う
ものであり、溶接トーチから所定量オフセットした位置
に溶接線検出センサを有している。このため、このロボ
ット制御装置は、ワークの位置決め誤差等によって、あ
らかじめ記憶された溶接線上の目標位置と実際の加工位
置との間に誤差が生じていても溶接線検出センサからの
センサデータに基づいて、誤差を補正しながら良好な溶
接作業を行うことができる。
【0003】上記のように溶接が完了したワークは、実
際に加工が適切に行われたか否かを検査する必要があ
る。このため、作業者が目視によって、加工後のワーク
を検査し、溶接状態が悪い時には、その状態に応じて溶
接機の電圧、電流等の溶接条件を変更していた。また、
このような作業者による作業を自動化する手段として、
溶接が完了したワークの加工状態を判別する後工程を設
けるものがある。この後工程は、溶接ビード検査用のセ
ンサ(以下、ビード検査センサという)を有したロボッ
トを加工が終了した溶接線(溶接ビード)に沿って移動
させることによって、溶接が良好に行われたことを自動
的に検査するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような装
置では、前工程である溶接工程と、後工程である検査工
程の2つの工程が必要となるため、当然必要なスペース
も大きくなってしまうという問題点があった。また、ロ
ボットも溶接用と検査用の2台が必要となり、コスト高
となってしまう問題点があった。
【0005】さらに、ビード検査センサを有するロボッ
トを用いて溶接の状態の検査を自動化しても、完全に加
工が終了したものに対して検査が行われることになる。
このため、検査の結果が不良であった場合には、不良品
となるか、作業者による個別の作業によって手直しをす
る必要がある。また、検査の結果が不良であった場合で
も、その時には既に前工程では、同じ溶接条件で溶接作
業を行っているため、直ぐに検査の結果を反映させた加
工を行うことはできない。
【0006】本発明は以上のような問題点を解決するた
めになされたものであり、1台のロボットによって、加
工と検査の両方の作業を行うことができにとともに、リ
アルタイムで加工の状態を検査し、その検査情報を直ぐ
に加工に反映させて高品質な加工を行うことのできるロ
ボット制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成する請求項1に記載された手段は、あらかじめ複数
の教示点を記憶するとともに、この複数の教示点によっ
て形成される加工線に沿って工具を移動させることによ
って加工を行うロボット制御装置において、前記工具の
進行方向に対して前記工具よりも所定量先行した位置に
設けられ加工前の加工線を検出する加工線検出センサ
と、前記工具の進行方向に対して前記工具よりも後方の
位置に設けられ加工後の加工線を検出する加工終了部検
出センサと、前記加工線検出センサによるセンサデータ
によって、教示された前記加工線と実際の前記加工線と
の誤差を補正しながら実際の前記加工線に沿って工具を
移動させて加工を行う加工実行手段と、前記加工終了部
検出センサの出力より加工の状態を判別する加工状態判
別手段と、この加工状態判別手段によって判別された加
工の状態に基づいて、加工中に前記工具による加工条件
を変化させる加工条件修正手段とを備えたものである。
【0008】請求項2に記載された手段は、あらかじめ
複数の教示点を記憶するとともに、この複数の教示点に
よって形成される加工線に沿って工具を移動させること
によって加工を行うロボット制御装置において、前記工
具と隣設して設けられた検出センサと、この検出センサ
によって前記工具の進行方向に対して前記工具よりも所
定量先行した加工前の前記加工線を検出する加工線検出
手段と、前記検出センサによって加工後の前記加工線を
検出する加工終了部検出手段と、前記加工線検出手段か
らのセンサデータによって、教示された前記加工線と実
際の前記加工線との誤差を補正しながら実際の前記加工
線に沿って工具を移動させて加工を行う加工実行手段
と、この加工実行手段によって加工を終了した後、前記
加工終了部検出手段によって加工を終了した前記加工線
を検出しながら、前記加工線に沿って前記工具を移動さ
せて加工の状態の検査を行う加工状態検査手段とを備え
たものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載された手段において、加工実行
手段は、加工線検出センサによって未加工の加工線の検
出を行うことよって、実際の加工線に沿って工具を移動
させて加工を行う。そしてこの時、加工終了部検出セン
サによって加工を終了した加工線の検出を行う。加工状
態判別手段は、加工終了部検出センサの出力から加工の
状態が適切であるかを判別する。そして、加工条件修正
手段は、この加工状態判別手段の判別結果に基づき、加
工状態が悪化している時には、加工条件を変化させる。
これによって、加工中にリアルタイムで加工条件を変更
することができ、良好な加工を行うことができる。
【0010】請求項2に記載された手段は、検出センサ
を、加工線検出手段によって、実際の加工線を検出する
場合と、加工終了部検出手段によって、工具が加工を終
了した部分を検出する場合とに切換えて使用する。即
ち、加工実行手段は、工具の進行方向に対して工具より
も所定量先行した位置に検出センサを向け、検出センサ
のセンサデータによって、加工線を補正しながら加工を
行う。そして、加工を終了した後、加工状態検査手段
は、検出センサによって加工を終了した加工線を検出し
ながら、加工の状態の検査を行う。これによって、1台
のロボットと1台の検出センサで加工と検査の両方を行
うことができる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図1は、本実施例の全体構成図を示している。1
0は6軸多関節ロボット(以下、ロボット10という)
である。このロボット10における床面に配設されたベ
ース39には、ロボット座標系Xr,Yr,Zrが設定
されている。
【0012】このロボット10の手首部11には、ブラ
ケット12を介して炭酸ガスアーク溶接用のトーチ(工
具)Tが取り付けられている。また、このブラケット1
2の両側には、溶接線検出センサ20(加工線検出セン
サ)とビード検査センサ40(加工終了部検出センサ)
とが取り付けられている。即ち、溶接線検出センサ20
は、オフセットブラケット21を介してトーチTよりも
先行した溶接線L(加工線)を検出できるようになって
いる。また、ビード検査センサ40は、オフセットブラ
ケット41を介してトーチTよりも後方の溶接終了後の
溶接線Lを検出できるようになっている。
【0013】トーチTは可撓管14を介してアーク溶接
機15に接続され、電圧が印加された針金状の溶解剤か
ら成る溶接ワイヤ13と炭酸ガスが供給されている。ま
た、ロボット10と対向する位置には、支持テーブル1
6が設けられ、2枚の板材であるワークW1,W2を図
略のクランプ装置により支持するようになっている。そ
して、このワークW1,W2の境界が溶接線Lとして教
示される。
【0014】図2は、ロボット10を制御する制御装置
の全体構成図である。制御装置30は、主にホストCP
U31、センサCPU38および記憶装置32から成
り、ホストCPU31にはインターフェイス34を介し
てティーチングボックス36が接続され、またロボット
10の各軸を駆動するサーボモータM1〜M6を作動さ
せるサーボユニットSU1〜SU6がインターフェイス
33を介して接続されている。ロボット10の各軸の回
転角はエンコーダE1〜E6により検出され、各サーボ
ユニットSU1〜SU6およびインターフェイス33を
介してホストCPU31にフィードバックされている。
【0015】ホストCPU31にはセンサCPU38が
接続されている。センサCPU38は、溶接線検出セン
サ20とビード検査センサ40の制御を行うものであ
る。そして、溶接線検出センサ20とビード検査センサ
40は、それぞれセンサコントローラ28,48に接続
され、センサコントローラ28,48は、インターフェ
イス35を介してセンサCPU38に接続されている。
記憶装置32は、ホストCPU31、センサCPU38
がそれぞれ別個にアクセスするメモリ32a,32cの
他に2つのCPU31,38が共通にアクセス可能な共
有メモリ32bを有している。ホストCPU31用のメ
モリ32aには、後述する加工開始位置や加工終了位置
を示す教示点のデータ、即ち教示位置におけるロボット
10の手首部11先端の位置と姿勢を表わす教示デー
タ、トーチTと溶接線検出センサ20との間の距離すな
わち先行量D、後述する溶接条件修正用のマップ等を記
憶するPDA領域、ロボット10を教示データに従って
動作させるための動作プログラムが記憶されたPA領域
と、動作プログラムを実行するための主プログラム等の
各システムプログラムを記憶するSPA領域、補間演算
により求められた補間点における各軸の角度指令値θ1
〜θ6を記憶するINA領域等が形成されている。
【0016】トーチTに電力を供給するアーク溶接機1
5は、アーク溶接機制御用インターフェイス37を介し
てホストCPU31に接続されている。次に溶接線検出
センサ20とビード検査センサ40について説明する。
溶接線検出センサ20とビード検査センサ40は、基本
的に同じ構成であるため、図3を用いて溶接線検出セン
サ20についてのみ説明する。
【0017】溶接線検出センサ20は、オフセットブラ
ケット21に固定されたケーシング23に設けられた半
導体レーザ24、ミラー25、受光素子アレー26およ
び受光レンズ27よりなり、各部材24〜26はセンサ
コントローラ28に接続されている。センサコントロー
ラ28により発せられた高周波繰返しパルス変調を受け
たレーザ光Laは、往復回動するミラー25により反射
された角度αの範囲内で揺動する。従って、ワークWの
表面に照射される光スポットは溶接線L付近を中心とす
る所定の振幅でワークW1,W2上を走査する。ワーク
W1,W2表面の光スポットから乱反射されたレーザ光
Lbは、受光レンズ27により、多数のフォトダイオー
ドを接近して一列に配列した受光素子アレー26上に像
を結び、受光素子アレー26により検出された結像位置
とミラー25の角度により、センサコントローラ28は
三角測量の原理に基づき光スポットとセンサヘッド22
との距離を演算するようになっている。このような構成
によって、溶接線検出センサ20とビード検査センサ4
0は、それぞれ以下に説明するセンサデータを出力す
る。
【0018】溶接線検出センサ20およびビード検査セ
ンサ40は、それぞれにセンサ座標系Xs,Ys,Zs
が設定されている。この座標系は、トーチTの進行方向
である溶接線Lに直交する方向、即ち、光スポットの走
査方向をXs軸、トーチTの進行方向である溶接線Lの
方向をYs軸、ワークW1,W2に垂直な方向をZs軸
としている。そして、上記したように光スポットとセン
サヘッド22との距離がセンサ周期毎に演算されること
によって、図4に示すような検出データが得られる。図
4(a),(b)では、このサンプリング周期毎に検出
される検出データの点群を二点鎖線で示している。
【0019】溶接線検出センサ20の場合は、図4
(a)に示すデータが得られる。溶接線検出センサ20
が検出するデータは、溶接前のデータであるため、溶接
線Lを形成するワークW1,W2の境界線は、垂直な壁
面となっている。従って、検出されるデータもこの位置
で急激に変化することになる(Aに示す部分)。このた
め、この位置を演算で求めることにより、溶接線Lの位
置を求めることができる。本実施例の溶接線検出センサ
20の場合、教示された溶接線L上にセンサ座標系の原
点が位置するようになっているので、求められた溶接線
Lの位置は、教示された溶接線Lと実際の溶接線Lとの
Xs軸方向の誤差ΔXsとして検出される。また、実際
の溶接線L高さは、教示された溶接線Lと実際の溶接線
LとのZs軸方向の誤差ΔZsとして検出される。
【0020】このΔXs,ΔZsとともに、溶接線検出
センサ20は、溶接線LのAに示す垂直な壁面部分の厚
みtも検出する。この厚みtは、理想的には上側のワー
クW2の厚みであるが、実際には、ワークW1,W2と
もに誤差や反りがあり、この値は一定ではない。この厚
みtは、溶接線Lの位置を求める時に使用した急激な変
化部分のデータS1,S2の高さ方向の差を検出するこ
とによって求めることができる。従って、溶接線検出セ
ンサ20は、センサデータとして溶接線Lの位置誤差Δ
Xs,ΔZsと、溶接線Lの厚みtを出力するようにな
っている。
【0021】ビード検査センサ40の場合は、図4
(b)に示すデータが得られる。ビード検査センサ40
が検出するデータは、溶接後のデータであるため、溶接
線Lを形成するワークW1,W2の境界線には、溶接ビ
ードが盛られており、曲面形状を成している。従って、
検出されるデータもこの位置で所定の角度を以て変化す
ることになる(Bに示す部分)。このため、上側のワー
クW2を示す水平に並んだデータ群が、角度β以上の傾
斜を有して変化する位置を溶接ビードの開始点とし、再
び角度γ以下となって下側のワークW1を示す水平に並
んだデータ群となる位置を溶接ビードの終了点として認
識する。そして、この溶接ビードの開始点から終了点ま
での距離を溶接ビードの幅dとして演算する。また、ワ
ークW1の水平面を示す下側の水平に並んだデータ群か
ら溶接ビード部Bの最大高さを示すデータまでの距離を
演算することによって、溶接ビードの高さTを演算す
る。
【0022】さらにこのビード検査センサ40は、Cに
示す部分のように溶接ビード部Bを示すデータ群が所定
量以上に急激に高さが変化をする部分をブローホール
(溶接金属中に残留する気孔)として検出する。従っ
て、このブローホールを検出することによって、溶接の
不良を検出できる。以上のように、このビード検査セン
サ40は、センサデータとして溶接ビードの幅d、溶接
ビードの高さTおよびブローホールの有無を出力するよ
うになっている。
【0023】次に以上の構成に基づいて本実施例の作用
を説明する。本実施例のロボット10の動作を実行する
前作業として、作業者による教示作業が行われる。これ
は、作業者がティーチングボックス36を操作してロボ
ット10をジョグ運転によって実際に移動させながら行
われる。本実施例の場合、作業者はワークW1,W2の
境界線上に複数の教示点を設定することによって、溶接
線Lが教示される。この時、各教示点において作業者
は、教示位置までロボット10のトーチTを移動させ、
適切な姿勢を取らせる。そして、ティーチングボックス
36上の図略の記憶ボタンを押すことによって、現在の
トーチTの位置と姿勢が教示データとして記憶される。
この後、同様に次の教示位置までロボット10のトーチ
Tを移動させて次の教示点における教示データを記憶す
る。この時、作業者は少なくとも加工線の始点である加
工開始位置と加工線の終点である加工終了位置を教示点
として記憶させる必要がある。また、加工線が複雑な曲
線である場合には、加工開始位置と加工終了位置間に複
数の教示点を設ける必要がある。
【0024】また、作業者はこの教示作業とは別に、ロ
ボット10に各教示点間をどの様に移動させて、どのよ
うな作業を実行させるかを示す動作プログラムをティー
チングボックス36によって作成し、記憶させておく。
さらに、作業者は、この動作プログラムと対応させてテ
ィーチングボックス36によって加工するワークW1,
W2の厚みを記憶させておく。
【0025】次に図5,6,7のフローチャートを用い
て本実施例の作用を説明する。図5,6はロボット10
の溶接作業を行う動作プログムの内容を示したものであ
る。ロボット10は作業を始める前の停止状態において
は、原位置に位置決めされている。そして、作業が開始
されるとステップ100において、まず、溶接線検出セ
ンサ20とビード検査センサ40を作動させる。これに
よって、各センサ20,40のセンシングが開始される
が、この状態ではホストCPU31は、まだセンサデー
タの読み込みは行っていない。
【0026】ステップ102では、ロボット10が加工
開始位置を示す教示点まで移動を完了したかを判断す
る。この加工開始位置でロボット10は一旦停止する。
ロボット10が加工開始位置まで移動したならば(YE
S)、ステップ104に移行する。また、ロボット10
が加工開始位置まで移動していないならば(NO)、加
工開始位置に移動するまでこのステップ102を繰り返
す。
【0027】ステップ104では、アーク溶接機15を
作動させる。この時の溶接条件はあらかじめ設定された
初期値が用いられる。ステップ106では、現在位置で
ある加工開始位置より加工終了位置まで移動を開始す
る。即ち、この位置から溶接が開始される。この時のロ
ボット10の移動速度は動作プログラムに中に指定され
た目標移動速度に基づいて設定される。
【0028】ステップ108では、溶接線検出センサ2
0よりセンサデータを読み込む。この時読み込まれるセ
ンサデータは、溶接線Lの位置誤差ΔXs,ΔZsであ
る。ステップ110では、ステップ108で読み込んだ
センサデータに基づいて次の目標位置の補正を行う。こ
の目標位置は、各教示点間を補間周期に基づいて分割し
た補間点であり、移動が開始された直後は、加工開始位
置と次の教示点間を分割した複数の補間点の最初の(最
も加工開始位置に近い)補間点となる。この時、詳細に
は、ステップ108において取り込んだセンサデータ
は、トーチTの現在位置よりもオフセットブラケット2
1の長さ分、即ち、先行量Dだけ先の位置のデータであ
る。従って、このステップ110では、記憶装置32の
共通メモリ32bに記憶されたセンサデータの中から目
標位置に対応するデータを選択し、このセンサデータに
基づいて目標位置の補正を行う。
【0029】ステップ112では、ステップ110にお
いて補正した目標位置に基づいてロボット10を移動さ
せる。即ち、目標位置にロボット10を移動させるため
の1補間周期分の各軸毎の角度指令値が演算されて各サ
ーボユニットSU1〜SU6に出力される。ステップ1
14では、ビード検査センサ40よりセンサデータを読
み込み、このセンサデータに基づいて溶接条件の変更を
行う。この時読み込まれるセンサデータは、溶接ビード
の厚みTと幅dである。この過程については後に説明す
る。
【0030】ステップ116では、ロボット10が加工
終了位置を示す教示点まで移動を完了したかを判断す
る。この加工終了位置でロボット10は一旦停止する。
ロボット10が加工終了位置まで移動したならば(YE
S)、ステップ118に移行する。また、ロボット10
が加工開始位置まで移動していないならば(NO)、加
工終了位置に移動するまでステップ108以降のステッ
プを繰り返す。
【0031】加工終了位置への移動が完了すると、ステ
ップ118では、アーク溶接機15を停止させ、溶接を
終了する。また、ステップ120では、溶接線検出セン
サ20とビード検査センサ40を停止させる。ステップ
122では、以上の過程でワーク1個分の加工が終了し
たため、原位置に戻り作業を終了する。
【0032】次に図7に示すフローチャートにより、上
記したステップ114における溶接条件の変更について
説明する。溶接条件は、アーク溶接機15の電流値およ
び電圧値と、トーチTを移動させるロボット10の動作
速度である溶接速度の3つの条件からなる。これらの条
件は、後述するようにビード検査センサ40より検出さ
れた溶接ビードの厚みTと幅dに基づいて、1つまたは
複数が選択的に修正される。この修正する条件の選択
と、修正量は、記憶装置32のメモリ32aにおけるP
DA領域に記憶された後述するマップに基づいて行われ
る。
【0033】ステップ200では、ビード検査センサ4
0より検出された溶接ビードの厚みTと幅dを読み込
む。そして、ステップ202において、この厚みTと幅
dが所定の許容範囲T1<T<T2,d1<d<d2
(T1,T2,d1,d2はワークW1,W2対応した
所定の数値)にあるか、即ち、溶接の状態は良好である
かを判断する。厚みTと幅dが所定の許容範囲にあるな
らば(YES)、溶接の状態は良好であると判断でき、
溶接条件を変更する必要がないため、ステップ218に
移行して、終了する。即ち、前記した図6におけるステ
ップ116に移行する。また、厚みTと幅dのどちらか
一方でも所定の許容範囲にないならば(NO)、溶接の
状態が悪化していると判断でき、溶接条件を変更する必
要があるためステップ204に移行する。
【0034】ステップ204では、厚みTと幅dの値
と、上記したマップに基づいて3つの溶接条件の内、ど
の溶接条件をどれくらい変化させるかを決定する。この
マップに記載されている内容は、ワークW1,W2の厚
みや、形状によって複雑に変化するため一義的には決定
できない。従って、作業者は、あらかじめ経験に基づい
て上記した許容範囲を決定する値T1,T2,d1,d
2と、このマップの条件を決定する必要がある。マップ
の内容の例を示すと以下のようなものがある。溶接ビー
ドの幅dのみが許容値以上に大きくなった場合は、電流
値を一定量減少させる。逆に、溶接ビードの幅dのみが
許容値以上に小さくなった場合は、電流値を一定量増加
させる。また、ワークW1,W2の厚みが比較的厚い場
合において、溶接ビードの幅dが許容値以下に小さくな
り、かつ厚みTが許容値以上となった場合は、電流値と
電圧値の両方を一定量増加させる。ワークW1,W2の
厚みが比較的薄い場合において、溶接ビードの幅dが許
容値以下に小さくなり、かつ厚みTが許容値以上となっ
た場合は、溶接速度を低下させる。このような条件に基
づいてマップは作成されている。
【0035】ステップ206では、アーク溶接機15の
電流値を変化させる必要があるか否かを判断する。ステ
ップ204での決定事項より電流値を変化させる必要が
あるならば(YES)、ステップ208に移行して、ア
ーク溶接機15の電流値の電流値を変化させる。また、
テップ204での決定事項より電流値を変化させる必要
がないならば(NO)、電流値を変更せずステップ21
0に移行する。
【0036】ステップ210では、アーク溶接機15の
電圧値を変化させる必要があるか否かを判断する。ステ
ップ204での決定事項より電圧値を変化させる必要が
あるならば(YES)、ステップ212に移行して、ア
ーク溶接機15の電圧値の電圧値を変化させる。また、
テップ204での決定事項より電圧値を変化させる必要
がないならば(NO)、電圧値を変更せずステップ21
4に移行する。
【0037】ステップ214では、溶接速度、即ち、加
工中のロボット10の移動速度を変化させる必要がある
か否かを判断する。ステップ204での決定事項より溶
接速度を変化させる必要があるならば(YES)、ステ
ップ216に移行して、ロボット10の目標移動速度の
設定値を変化させることにより、溶接速度を変化させ
る。また、テップ204での決定事項より溶接速度を変
化させる必要がないならば(NO)、溶接速度を変更せ
ずステップ218に移行して、溶接条件の変更過程を終
了する。従って、上記した図6におけるステップ116
に移行する。
【0038】以上述べた実施例では、ビード検査センサ
40からのみのセンサデータに基づいて溶接条件を修正
した。以下の図8に示す第2実施例は、上記した第1実
施例の図7に対応するものであり、溶接線検出センサ2
0とビード検査センサ40のセンサデータを比較し、こ
の結果に基づいて溶接条件を修正するものである。図7
と図8は基本的には同じ構成であるため、異なる部分で
あるステップ300,302についてのみ説明する。
【0039】ステップ300では、溶接線検出センサ2
0より検出された溶接線Lの壁面部分の厚みtと、ビー
ド検査センサ40より検出された溶接ビードの厚みTと
幅dを読み込む。そして、ステップ302において、こ
の溶接前の厚みtと、溶接後の厚みTと幅dが所定の許
容範囲にあるかを判断する。この時、溶接後のビードの
厚みTから溶接前の厚みtを減算することによって、ワ
ークの実質の厚みに応じた適切なビードが形成されてい
るかを判断する。但し、この時の厚みtは、溶接線検出
センサ20のから検出された直後のものではなく、溶接
線検出センサ20およびビード検査センサ40が取り付
けられたオフセットブラケット21,41の長さを考慮
して、ビード検査センサ40から検出される厚みTの位
置と対応した位置のデータを記憶装置32の共通メモリ
32bに記憶されたセンサデータの中から選択する必要
がある。このようにしてステップ300において、K1
<T−t<K2,d1<d<d2(K1,K2,d1,
d2はワークW1,W2対応した所定の数値)にある
か、即ち、溶接の状態は良好であるかを判断する。これ
によって、ステップ202と同様に溶接が適切と判断さ
れる場合には(YES)、ステップ318に移行して、
終了する。また、厚みT−tと幅dのどちらか一方でも
所定の許容範囲になく、溶接の状態が悪化している時に
は(NO)、ステップ302に移行する。以下は、図7
の時と同様にマップに基づいて溶接条件を修正する。た
だし、この時のマップの値は、通常図7の場合とは異な
る。
【0040】上記した第1および第2実施例は、溶接線
検出センサ20とビード検査センサ40の両方を同時に
使用して溶接作業を行うものである。このような構成と
することによって、リアルタイムで溶接条件を変化さ
せ、良好な溶接を行うことができる。また、1台のロボ
ット10によって溶接と検査の両方を行うため、後工程
は必要なくなる。従って、低コスト、省スペースを実現
できる。
【0041】次に示す第3実施例は低コスト、省スペー
スのみを目的とした実施例である。即ち、上記したよう
に溶接線検出センサ20とビード検査センサ40は基本
的には同じ構成であり、そのセンサデータを解析するプ
ログラムが異なっている。このため、第3実施例では、
溶接線検出センサを溶接作業時には、通常の溶接線検出
センサとして使用し、溶接作業時が終了した後にビード
検査センサとして使用するものである。これによって、
従来と同じ溶接ロボットの構成である1台のロボットと
1台の溶接線検出センサを用い、プログラムを変更する
のみで溶接と検査の両方を行うことができる。
【0042】図9,10,11はこの第3実施例の作用
を示すフローチャートである。本実施例の構成は、図
1,2におけるビード検査センサ40に関する部分、即
ち、ビード検査センサ40およびセンサコントローラ4
8が不要となることが異なるのみで基本的には同じ構成
である。以下の説明では、この2つの構成が無いものと
し、他の構成に関しては同じ記号を用いて説明する。
【0043】ロボット10は作業を始める前の停止状態
においては、原位置に位置決めされている。そして、作
業が開始されるとステップ400において、溶接線検出
センサ20を作動させる。これによって、溶接線検出セ
ンサ20のセンシングが開始される。この時、溶接線検
出センサ20は、溶接線検出に用いられるため溶接線検
出用のプログラムが起動される。また、この状態ではホ
ストCPU31は、まだセンサデータの読み込みは行っ
ていない。
【0044】ステップ402では、上記した図5のステ
ップ102と同様にロボット10が加工開始位置を示す
教示点まで移動を完了したかを判断する。ステップ40
4では、アーク溶接機15を作動させる。この時の溶接
条件はあらかじめ設定された初期値が用いられる。ステ
ップ406では、現在位置である加工開始位置より加工
終了位置まで移動を開始する。即ち、溶接を開始する。
【0045】ステップ408では、溶接線検出センサ2
0よりセンサデータを読み込む。この時読み込まれるセ
ンサデータは、溶接線Lの位置誤差ΔXsとΔZsであ
る。ステップ410では、上記したステップ110と同
様にステップ408で読み込んだセンサデータに基づい
て次の目標位置の補正を行う。ステップ412では、ス
テップ410において補正した目標位置に基づいてロボ
ット10を移動させる。即ち、目標位置にロボット10
を移動させるための1補間周期分の各軸毎の角度指令値
を演算して各サーボユニットSU1〜SU6に出力す
る。
【0046】ステップ414では、ロボット10が加工
終了位置を示す教示点まで移動を完了したかを判断す
る。この加工終了位置でロボット10は一旦停止する。
ロボット10が加工終了位置まで移動したならば(YE
S)、ステップ416に移行する。また、ロボット10
が加工開始位置まで移動していないならば(NO)、加
工終了位置に移動するまでステップ408以降のステッ
プを繰り返す。
【0047】ステップ416では、加工終了位置への移
動が完了したために、アーク溶接機15を停止させ、溶
接を終了する。ステップ418では、溶接線検出センサ
20を溶接線検出用からビード検査用に切換える。即
ち、溶接線検出用のプログラムを終了し、ビード検査用
のプログラムを起動させる。
【0048】ステップ420では、現在位置である加工
終了位置から逆に加工開始位置に向けて移動を開始す
る。つまり、ビードの検査作業は、溶接方向とは逆方向
に実施する。ステップ422では、溶接線検出センサ2
0よりセンサデータを読み込む。この時読み込まれるセ
ンサデータは、溶接ビードの厚みT、幅dおよびブロー
ホールの有無である。そして、ステップ424におい
て、図7におけるステップ202と同様に、この厚みT
と幅dが所定の許容範囲にあるか、即ち、溶接の状態は
良好であるかを判断する。厚みTと幅dが所定の許容範
囲にあるならば(YES)、溶接の状態は良好であると
判断でき、溶接条件を変更する必要がないため、ステッ
プ428に移行する。また、厚みTと幅dのどちらか一
方でも所定の許容範囲にないならば(NO)、溶接の状
態に不備があるためステップ426に移行する。
【0049】ステップ426では、検査したワークに不
良があったため、溶接条件の変更の必要性を示すエラー
メッセージを表示する。これによって作業者は、ワーク
を確認し、溶接条件を変化させることになる。このステ
ップ426が終了すると、残りの加工線の検出は行わ
ず、直接ステップ440に移行する。ステップ428で
は、ブローホールが検出されたか否かを判断する。ブロ
ーホールが検出された場合は(YES)、ステップ43
0に移行する。また、ブローホールが検出されなかった
場合は(NO)、ステップ436に移行する。
【0050】ステップ430では、検出されたブローホ
ールの数が所定の数に達しているかを判断する。これは
ブローホールの数が余りに多い場合には、溶接に異常が
あると考えられるため、エラーとして判別するためであ
る。なお、1つのブローホールの大きさが加工異常とな
るほど大きい場合が考えられるが、これは溶接ビードの
厚みTと幅dに表れるため、ここではブローホールの数
のみを検出する。従って、ブローホールが所定の数に達
してるならば(YES)、ステップ432に移行して、
溶接異常を示すエラー表示を行い、ステップ440に移
行する。また、ブローホールがまだ所定の数に達してい
ないならば(NO)、ステップ434に移行して、ブロ
ーホールの数を1だけプラスする。つまり、このステッ
プ434によって溶接線L上で検出されたブローホール
の数がカウントされる。この後、ステップ436に移行
する。
【0051】ステップ436では、次の目標位置に基づ
いてロボット10を移動させる。即ち、目標位置にロボ
ット10を移動させるための1補間周期における各軸毎
の角度指令値が演算されて各サーボユニットSU1〜S
U6に出力される。なお、この時の目標位置は、溶接線
検出センサ20からの誤差補正用のセンサデータは出力
されないため、教示点のみに基づいて演算される。
【0052】ステップ438では、ロボット10が現在
の移動終了点に相当する上記した加工開始位置まで移動
を完了したかを判断する。この加工開始位置でロボット
10は一旦停止する。ロボット10が加工開始位置まで
移動したならば(YES)、ステップ440に移行す
る。また、ロボット10が加工開始位置まで移動してい
ないならば(NO)、加工開始位置に移動するまでステ
ップ422以降のステップを繰り返す。
【0053】また、ステップ440では、加工開始位置
までロボット10が移動したため、溶接線検出センサ2
0を停止させる。ステップ442では、以上の過程でワ
ーク1個分の加工と検査が終了したため、原位置に戻り
作業を終了する。以上述べた第3実施例では、溶接を終
了した後、その加工線を逆方向に戻る構成としたが、一
旦加工開始位置に戻り加工と同じ方向で検査作業を行っ
ても良い。また、この第3実施例では、毎回検査作業を
行っているが、所定の数のワークを加工する毎に検査作
業を行う構成としても良い。さらに、ステップ426,
432のようにエラーメッセージを表示するのではな
く、図7,8に示すように検査結果に基づいて、溶接条
件を自動的に変更するようにしても良い。この場合は、
変更した溶接条件は、次に加工するワークに反映される
ことになる。
【0054】以上述べた1〜3の実施例では、工具とし
て溶接トーチを用いているが、工具は溶接トーチに限定
されるものではない。例えば、シーリング加工を行うシ
ーラガンでも良い。この場合の加工条件は、シーリング
剤の射出量とロボットの移動速度等がある。また、1〜
3の実施例では、センサとしてスキャニングセンサを用
いているがCCDカメラ等を用いても良い。
【0055】
【発明の効果】請求項1に記載された手段では、加工中
に加工が終了した加工線の状態を判別し、加工条件を変
化させるため、リアルタイムで適切な加工を行うことが
できる。しかもこの時加工線検出センサによって、教示
された加工線と実際の加工線との誤差は補正されている
ため、的確に加工線の状態を検出できる。従って、加工
品質を向上させることができるだけでなく、1台のロボ
ットで加工と検査の両方を行うことができる。このた
め、加工後の検査を行う後工程が不要となるため、低コ
ストと省スペースな装置を提供することができる。
【0056】請求項2に記載された手段では、検出セン
サを実際の加工線を検出する場合と、加工終了部検出手
段によって、工具が加工を終了した部分を検出する場合
とに切換えて使用する。このため、1台のロボットと1
台の検出センサで加工と検査の両方を行うことができ
る。従って、より低コストの装置を実現することができ
る。
【0057】請求項3に記載された手段では、請求項1
の効果に加えて以下の効果がある。即ち、加工線検出セ
ンサの出力と加工終了部検出センサの出力を比較するこ
とによって、加工前のワークの実際の形状を考慮したよ
り正確な加工状態の判別ができるため、より精度の高い
加工状態の判別ができる。従って、高品質な加工を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の全体構成を示した図である。
【図2】本実施例の電気的構成を示した図である。
【図3】本実施例の検出センサの構成を示した図であ
る。
【図4】本実施例の検出センサのセンサデータを説明す
るための図である。
【図5】第1実施例の全体的な動作過程を示したフロー
チャートである。
【図6】図5の続きを示したフローチャートである。
【図7】第1実施例の溶接条件を変更する過程を示した
フローチャートである。
【図8】第2実施例の溶接条件を変更する過程を示した
フローチャートである。
【図9】第3実施例の全体的な動作過程を示したフロー
チャートである。
【図10】図9の続きを示したフローチャートである。
【図11】図10の続きを示したフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 ロボット 15 アーク溶接機 20 溶接線検出センサ 31 ホストCPU 32 記憶装置 36 ティーチングボックス 38 センサCPU 40 ビード検査センサ L 溶接線 M1〜M6 サーボモータ SU1〜SU6 サーボユニット T トーチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 修 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらかじめ複数の教示点を記憶するとと
    もに、この複数の教示点によって形成される加工線に沿
    って工具を移動させることによって加工を行うロボット
    制御装置において、 前記工具の進行方向に対して前記工具よりも所定量先行
    した位置に設けられ加工前の加工線を検出する加工線検
    出センサと、 前記工具の進行方向に対して前記工具よりも後方の位置
    に設けられ加工後の加工線を検出する加工終了部検出セ
    ンサと、 前記加工線検出センサによるセンサデータによって、教
    示された前記加工線と実際の前記加工線との誤差を補正
    しながら実際の前記加工線に沿って工具を移動させて加
    工を行う加工実行手段と、 前記加工終了部検出センサの出力より加工の状態を判別
    する加工状態判別手段と、 この加工状態判別手段によって判別された加工の状態に
    基づいて、加工中に前記工具による加工条件を変化させ
    る加工条件修正手段とを備えたことを特徴とするロボッ
    ト制御装置。
  2. 【請求項2】 あらかじめ複数の教示点を記憶するとと
    もに、この複数の教示点によって形成される加工線に沿
    って工具を移動させることによって加工を行うロボット
    制御装置において、 前記工具と隣設して設けられた検出センサと、 この検出センサによって前記工具の進行方向に対して前
    記工具よりも所定量先行した加工前の前記加工線を検出
    する加工線検出手段と、 前記検出センサによって加工後の前記加工線を検出する
    加工終了部検出手段と、 前記加工線検出手段からのセンサデータによって、教示
    された前記加工線と実際の前記加工線との誤差を補正し
    ながら実際の前記加工線に沿って工具を移動させて加工
    を行う加工実行手段と、 この加工実行手段によって加工を終了した後、前記加工
    終了部検出手段によって加工を終了した前記加工線を検
    出しながら、前記加工線に沿って前記工具を移動させて
    加工の状態の検査を行う加工状態検査手段とを備えたこ
    とを特徴とするロボット制御装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載のロボット制御装置
    において、前記加工状態判別手段は、前記加工線検出セ
    ンサの出力と前記加工終了部検出センサの出力とを比較
    して加工の状態を判別することを特徴とするロボット制
    御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013202781A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Heiderberger Druckmaschinen Ag 対象物に印刷を行うシステム
CN105549553A (zh) * 2015-12-08 2016-05-04 成都海威华芯科技有限公司 生产机台的生产控制方法

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JP2013202781A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Heiderberger Druckmaschinen Ag 対象物に印刷を行うシステム
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