JP2895289B2 - 溶接自動倣い装置 - Google Patents

溶接自動倣い装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接自動倣い装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】溶接線の倣い制御では、溶接部の情報を
得る手段として図6に示すように工業用テレビ(IT
V)カメラ1を利用したもの、あるいは、図7に示すよ
うにレーザ変位センサ17Sを利用したものなどがあ
る。前者の図6に示すITVカメラ1を利用したもので
は、ITVカメラ1から得られる溶接部視覚情報8で示
す画像情報を画像処理装置9により処理し、開先左右端
位置GL1,GR1、トーチ位置(ワイヤ位置)TC、
前ビード形状BL等を得て、溶接機制御装置10に入力
し、溶接台車3、溶接トーチ4、溶接ワイヤ5を制御し
て溶接線の倣い制御を行っている。なお、ここでITV
カメラ1の代りに赤外線カメラを用いる場合もある。
【0003】また、図7に示すレーザ変位センサ17S
を利用したものでは、レーザ変位センサ17Sを開先上
を左右にトラバースさせて、もしくは回転ミラーを用い
て開先内をセンシングして、開先内形状18を入力し、
形状検出処理装置19により、開先左右端位置GL2,
GR2、ビード変曲点位置BL等を検出し、溶接機制御
装置10により溶接台車3、溶接トーチ4、溶接ワイヤ
5または溶接電極を制御し、溶接線(ビード接点)の倣
い制御をしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すITVカメラ1による方式では、溶接部視覚情報8
のうち、図6に示す開先左右端GL1,GR1および溶
接ワイヤ5先端TC(TIG溶接では電極先端位置)
は、かなりの高確度で認識されるものの、画像上判別し
にくい前ビード端BL1,BR1やビード接点BL(ビ
ードとビードの継ぎ目)を求めるのは容易ではない。
【0005】このため画像処理の結果溶接トーチ4を開
先面7中央に位置させるという制御は、あるパーセンテ
ージで狂う事になり、また、図8に示すような多パス多
層盛を行おうとする場合は、図9のように前ビード接点
(左右)BL1,BR1を求め、その中央に溶接トーチ
4を位置させたいが、このBL1,BR1を視覚情報8
から得るのは非常に難しく、多パス多層盛の制御は困難
であった。
【0006】また、レーザ変位センサ17Sに頼る場合
は、これら開先左右端GL2,GR2や前ビード端BL
やビード接点は求まるものの、溶接ワイヤ5(または電
極)位置は認識出来ないため、溶接ワイヤ5(または電
極)は、最初にセットした位置に対しての相対的なずれ
として制御せざるを得ず溶接台車3のガタ等により位置
ずれが起きてもこれをフィードバック出来なかった。ま
た、レーザ変位センサ17Sの場合は、開先内を走査す
るための回転ミラーやウィービング装置等の機構を必要
とし、装置が大型になっている。
【0007】また、レーザ変位センサ17SとITVカ
メラ1を併用する場合では、レーザ変位センサ17Sか
ら求める開先形状(開先左右端GL2,GR2)とIT
Vカメラ1から求める開先形状(開先左右端BL1,B
R1)とを同じ座標単位系に変換してやる必要があり、
このときITVカメラ1から得られる開先左右端BL
1,BR1は、誤差が含まれているもので高精度な倣い
制御が出来なかった。
【0008】本発明は、上述の問題に鑑み高精度な倣い
制御を多層盛制御を可能とし大型装置とすることなく行
なうようにした溶接自動倣い装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する本
発明は、溶接トーチの進行方向前方の開先内の光切断画
像を得るレーザスリット光発光部と、このレーザスリッ
ト発光部より進行方向前方にあって上記溶接トーチや光
切断像を含む溶融池を含む溶接情報を検出するITVカ
メラと、このITVカメラの溶接情報により開先左右端
及びビード接点を求めて溶接トーチ狙い位置を求めつい
で溶接トーチずれ量を求めると共に、ビード高さを計算
し、そしてビード最大山高さと開先の交点を加えて溶接
断面積を求める演算手段とを有し、 上記溶接トーチずれ
量からトーチ左右位置制御、上記ビード高さからトーチ
下端位置制御、上記溶接断面積から溶接工事の速度制御
を行なうようにしたことを特徴とする。
【0010】
【作用】ITVカメラによる一つの画像情報内にレーザ
スリット光による光切断画像(光切断線)が現われるこ
とになり、溶接部内の視覚情報及びレーザスリット光が
開先内に屈曲して写った光切断線より得られる開先内形
状とから、トーチ位置ずれ量を検出しトーチ位置制御を
可能としたものである。
【0011】
【実施例】ここで、図1ないし図5を参照して本発明の
実施例を説明する。図1において、開先面7に沿って
(溶接方向Yに沿って)移動する溶接台車3(又は溶接
ロボット先端)には、溶接トーチ4及び溶接ワイヤ5が
備えられており、またこの溶接ワイヤ5の進行方向前方
にレーザスリット光発光部2が備えられ、更にこのレー
ザスリット光発光部2の進行方向前方にITVカメラ1
が備えられている。
【0012】このうち、レーザスリット光発光部2で
は、レーザスリット光17を開先に向けて照射して、開
先面溶接部の光切断画像(光切断線)を得る。すなわ
ち、図1および図3に示すITVカメラ1による溶接部
視覚情報8にあって光切断線GL1,BL,GR1を得
る。また、ITVカメラ1は、上述の光切断線、溶接ワ
イヤ5(溶接トーチ4)、及び開先面7を溶接部視覚情
報8として得る。
【0013】画像処理装置9及び溶接機制御装置10で
は、溶接部視覚情報8を画像処理し被溶接物6の開先面
7に対する溶接ワイヤ(溶接トーチ4)位置を制御する
溶接適応制御が行なわれる。
【0014】画像処理装置9では、図4の如くまず、レ
ーザスリット光発光部2より投影された光切断線より、
その屈曲した位置を検出し、開先左右端GL1,GR1
及びビード接点BLを求める。さらにこれより、溶接ト
ーチ狙い位置XCを求める。これらの情報よりトーチず
れ量△Xを計算し、トーチ左右位置制御(X軸制御1
1)を行う。また、この開先内の光切断線より、ビード
高さを計算し、トーチ下端位置を制御(Z軸制御13)
し、アーク長制御する事も可能である。また図5の如く
例えば、開先面7とビードの交点BL1,BR1、ビー
ド接点BLおよびビード最大山高さBL1と開先の交点
BAより台形近似等により溶接断面積Aを求め、このA
の大小により溶接台車の速度制御(V∝A、としてY軸
制御12を行う)も可能とするものである。
【0015】次に、図3に示すITVカメラ1による溶
接部視覚情報及び図4に示す開先断面形状と溶接トーチ
の関係図から図2に示す溶接機制御装置のフローチャー
トを説明する。図2において、溶接機制御装置10は、
アークスタート後、ITVカメラ1で撮影した溶接部視
覚情報が画像処理装置9に送られる。画像処理装置9で
は、この画像から、レーザスリット光17の光切断線よ
りGL1,GR1,BLが求められ、その他視覚情報よ
りトーチ現在位置TCの座標が求められる。次に、ビー
ド接点BLを元にして溶接トーチ狙い位置XCのX座標
が求められる。以上よりトーチ現在位置TCと溶接トー
チ狙い位置XCのずれ量△X=XC−TCを計算する。
制御装置10はこの求められた△Xだけトーチ4をX軸
上に移動させる。さらに次の画像情報を取り込んで同様
の制御を繰返す事により自動制御を継続させる。これを
溶接完了まで繰り返す事になる。
【0016】
【発明の効果】以上説明の本発明の溶接自動倣い装置に
よれば、溶接部の状態をITVカメラとレーザスリット
光発光部によりリアルタイムに検出制御する事により、
溶接部の変形や台車のガタ等に適確に反応し、正確に溶
接線倣い制御が行えるようになり、またビード形状に対
応した溶接条件にフィードバック出来、より品質の高い
溶接を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る溶接自動倣い装置の構成
図。
【図2】本実施例の制御装置のフローチャート。
【図3】本実施例のITVカメラによる視覚情報の説明
図。
【図4】開先断面形状と溶接トーチの関係を示した説明
図。
【図5】開先断面形状と肉盛断面積を示した説明図。
【図6】従来のITVカメラによる制御方法を示した斜
視図。
【図7】従来のレーザ変位センサによる制御方法を示し
た斜視図。
【図8】溶接の積層順序の断面図。
【図9】溶接の積層順序の断面図。
【符号の説明】
1 ITVカメラ 2 レーザスリット光発光部 3 溶接台車 4 溶接トーチ 5 溶接ワイヤ 6 被溶接物 7 開先面 8 溶接部視覚情報 9 画像処理装置 10 溶接機制御装置 11 X軸制御 12 Y軸制御 13 Z軸制御 14 溶接方向 15 前ビード 16 後ビード 17 レーザスリット光 18 開先内形状 19 形状検出処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−121072(JP,A) 特開 昭61−49774(JP,A) 特開 昭62−156077(JP,A) 特開 平1−136004(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 9/095,9/127

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接トーチの進行方向前方の開先内の光
    切断画像を得るレーザスリット光発光部と、 このレーザスリット光発光部より進行方向前方にあって
    上記溶接トーチや光切断像を含む溶融池を含む溶接情報
    を検出するITVカメラと、 このITVカメラの溶接情報により開先左右端及びビー
    ド接点を求めて溶接トーチ狙い位置を求めついで溶接ト
    ーチずれ量を求めると共に、ビード高さを計算し、そし
    てビード最大山高さと開先の交点を加えて溶接断面積を
    求める演算手段とを有し、 上記溶接トーチずれ量からトーチ左右位置制御、上記ビ
    ード高さからトーチ下端位置制御、上記溶接断面積から
    溶接工事の速度制御を行なうようにした 溶接自動倣い装
    置。
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JP4788094B2 (ja) * 2003-05-06 2011-10-05 株式会社日立製作所 自動溶接装置
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