JPH09148155A - 高電圧接続端子 - Google Patents

高電圧接続端子

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Publication number
JPH09148155A
JPH09148155A JP7323810A JP32381095A JPH09148155A JP H09148155 A JPH09148155 A JP H09148155A JP 7323810 A JP7323810 A JP 7323810A JP 32381095 A JP32381095 A JP 32381095A JP H09148155 A JPH09148155 A JP H09148155A
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JP
Japan
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terminal
insertion hole
self
terminal insertion
connection
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Pending
Application number
JP7323810A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Araya
圭二 荒谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立工程が容易で、且つ組立時に端子10の傾
斜がなく、芯線51との電気的接続が確実に行える高電圧
接続端子を提供する。 【構成】 電気部品と出力コードをそれぞれ納める部品
収容空間とコード収容空間とを備え、該両収容空間の間
に隔壁があり、該隔壁の一部に端子挿入穴を設け、該端
子挿入穴に端子を圧入する電気機器において、前記端子
が、円錐部と円筒部とから構成され前記出力コード芯線
へ圧入される接触部と、前記端子挿入穴に挿入係止する
自進蝶着ネジ部と、前記電気部品のリード線が巻き付け
接続される接続部と、前記端子挿入穴の一部に係止する
つば部と、から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小電力用途に適した高
電圧発生装置の高電圧出力部に使用される接続用端子に
関する。
【0002】
【従来の技術】小電力用高電圧発生装置の一例である着
火装置に用いられる高電圧出力部の接続端子には、一般
に図3に示す先付鋲形をしたものが知られている。図3
の(a)と(b)には、それぞれ組立前と組立後の高電圧発生
装置の側面断面図を示す。これら図3において、収納ケ
ース20は熱可塑性の樹脂性で、高電圧発生装置を構成す
る電気部品42を収容する部品収容空間43と、また高圧保
護部21により作られる出力コード50を納めるコード収容
空間52とが形成されており、この部品収容空間43とコー
ド収容空間52との隔壁には端子10が圧入される端子挿入
穴24が設けてある。
【0003】電気部品には本体側出力部41があり、半田
メッキ線等で形成されるリード線30を介して端子10に接
続されている。従来の前記端子10は先付鋲形をしてお
り、前記リード線30は当該先付鋲端子10に巻き付けた後
半田付け処理を行い、高圧保護部21に圧入装着し、電気
部品42等を所定の位置に配置した後に部品収容空間43内
にエポキシ樹脂等の硬質の熱硬化樹脂60を充填、封止し
ている。上記によりコード収容空間52には端子10が突出
しており、ここに出力コード50が挿入され、このときに
前記端子10に出力コード50が突き刺さり、内部の芯線51
と端子10が導通(電気的接続)状態となる。この後に当
該高圧保護部21と出力コード50との間に接着剤70を充填
塗布することによって当該部の機械的接続を実現してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による
と、熱可塑性樹脂の収納ケース20の一部である端子挿入
穴24に先付鋲形の端子10を挿入した場合、端子挿入穴24
と端子10との嵌合許容差を製造上小さくできないため、
端子10が垂直中心に位置せず、コード収容空間52の底面
に対して傾斜を持って装着され、この端子10の傾きを修
正しなければ出力コード50内の芯線51との電気的接続は
行えないという不具合が発生する。
【0005】またリード線30による本体側出力部41と端
子10との接続は、収納ケース20に組み込む以前に実施し
ておかなければならないが、当該部の組立は複雑で自動
組立し難いものである。さらに、端子10は端子挿入穴24
へ単なる圧入嵌合しか行わないために、当該部の内部固
定として、硬質のエポキシ等の熱硬化樹脂60を注形封止
して固定する必要があり、当該注形樹脂として軟質のも
のは使用できなかった。特に、この軟質の注形樹脂の使
用の必要性は、最近の機器の小型化を含め、使用環境条
件の悪化に伴い、着火装置内に組み込まれた電気電子部
品の半田付け部に対する注形樹脂応力ストレスにより、
半田割れ不良が発生し、その対策としてその他の耐環境
性を含めた信頼性向上として注形樹脂の軟質化が不可欠
となっている点にある。
【0006】本発明は上記課題に鑑み、組立工程が容易
で、且つ組立時に端子10の傾斜がなく、芯線51との電気
的接続が確実に行える高電圧接続端子を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、電気部品と出力コードをそれぞれ納める
部品収容空間とコード収容空間とを備え、該両収容空間
の間に隔壁があり、該隔壁の一部に端子挿入穴を設け、
該端子挿入穴に端子を圧入する電気機器において、前記
端子が、円錐部と円筒部とから構成され前記出力コード
芯線へ圧入される接触部と、前記端子挿入穴に挿入係止
する自進蝶着ネジ部と、前記電気部品のリード線が巻き
付け接続される接続部と、前記端子挿入穴の一部に係止
するつば部と、から構成されたことを特徴とする高電圧
接続端子とする。
【0008】
【作用】本発明の自進蝶着可能なネジ部により、樹脂部
への圧入時に自立垂直挿入が可能となり、挿入後に蝶着
構造により適切な強度が確保できる。また、接続部の凹
凸に対しリード線の巻き付けくい込みより確実な電気的
接続、及びあらゆる方向からの外力に対し確実な機械的
接続が与えられる。
【0009】また、つば部は、高圧保護部の端子挿入穴
への端子を圧入挿入した場合にストッパーとして作用
し、端子の定位置挿入ができる。
【0010】さらに、以上のことより、当該部周辺の組
立において本体側出力部と端子とは単純化された作業工
程での組み付けができ、自動組立が容易になる。また、
当該自進蝶着ネジ部により、耐環境性を考慮して軟質性
の充填樹脂が使用できる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の実施例とする高電圧接続用の
端子10の拡大正面図を示し、図2は前記端子10を取り付
けた高電圧発生装置の側面半断面図であり、(a)、(b)に
それぞれ組立前、組立後を示す。以下、この図1と図2
にしたがって本発明の実施例を説明する。
【0012】まず図2の(a)と(b)において、収納ケース
20は熱可塑性の樹脂性で、高電圧発生装置を構成する電
気部品42を収容する部品収容空間43と、また高圧保護部
21により作られる出力コード50を納めるコード収容空間
52とが形成されており、この部品収容空間43とコード収
容空間52との隔壁には後述の端子10が圧入される端子挿
入穴24が設けてある。
【0013】前記電気部品42には本体側出力部41があ
り、半田メッキ線等で形成されるリード線30を介して端
子10に接続されている。前記端子挿入穴24周辺と隔壁部
分には段差があり、これにより溝22が形成されている。
また前記高圧保護部21の上方は、出力コード50が挿入で
きるように開口した投入口23となっている。以上を組み
立てた後には図2の(b)に示す軟質充填樹脂61を部品収
容空間43に流し込み、収納ケース20内をモールドしてい
る。
【0014】次に図1により端子10の構成を説明する。
端子10の上方には前記出力コード50との接触部12があ
る。この接触部は円錐部11aと円筒部11bとから構成され
ている。この接触部12の下方には前記端子挿入穴に挿
入、係止する自進蝶着ネジ部13があり、この自進蝶着ネ
ジ部13の下方には、前記リード線30が巻き付け接続され
る網目ローレット状の接続部15があり、当該自進蝶着ネ
ジ部13と網目ローレット状の接続部15との間にはつば部
14が設けられている。前記円錐部11aの先端部は所定の
R付けを施してもよい。
【0015】上記構成の端子10は以下のようにして収納
ケース20に取り付けられる。図2において、熱可塑樹脂
性の収納ケース20の端子挿入穴24に円錐部11bが案内挿
入され、次に自進蝶着ネジ部13に沿って自転しながら垂
直圧挿入され、ストッパーつば部14で係止し、端子10が
端子挿入穴24に装着、固定される。その後出力コード50
の芯線51が接触部12の上部から押し込み圧接され、この
後に投入口23より出力コード50と高圧保護部21の間隙に
接着封止用樹脂を流し込み絶縁封止している。
【0016】また、前記高圧保護部21の樹脂溜まり溝22
は、当該接着封止用樹脂を注入した時の余分な樹脂が溜
まる溝であり、これにより出力コード50の芯線51と端子
10との間での該接着封止樹脂の毛細管現象によるはい上
がりを防止し、両者の確実な電気的接続を実現できる。
【0017】前記接続部15は網目ローレットとなってお
り、この代替えとして平目ローレットでも容易に製作で
きるが、リード線30の巻き付け固着力は、実験例によれ
ば網目ローレットの方が平目ローレットと比較して30%
以上の固着力を有することが分かっており、網目ローレ
ット形状を使用するのが望ましい。
【0018】また自進蝶着ネジ部13を芯線51との接触部
12の大部分になるまで拡大形成することにより、前記同
様に高圧保護部21に装着すれば、出力コード50との挿入
接続時には、当該自進蝶着ネジ部13の蝶線上の凹凸の作
用で出力コード50および芯線51への自進蝶着ネジ部のく
い込み嵌合がなされ、強力な固着を行うことが可能とな
る。
【0019】上記構成において、接触部12の最大外径を
自進蝶着ネジ部13の最大外径よりも当該ネジ部溝深さ程
度小さくすれば挿入穴24への案内が容易になる。
【0020】
【発明の効果】以上本発明は、端子10の基本形状は鍛造
工程で、自進蝶着ネジ部13と接続部15のローレット形状
は転造工程で連動製作でき、さらに端子10の端子挿入穴
24への装着は簡単な押し込み圧入のみで行え、かつ装着
精度、固着力ともに高くすることができる。
【0021】したがって当該端子10へのリード線30は特
殊な端子等を用いることなく一般的な半田メッキ線の巻
き付け固着により実現でき、他方、相手嵌合端子を使用
せずに出力コード50の芯線51との圧接で外部接続ができ
ることにより、小電力用高電圧接続端子として極めて有
用となる。
【0022】また、従来技術では高圧端子10の固定とし
て硬質の熱硬化樹脂60を用いる必要があったが、内外環
境に対する冷熱衝撃性に有効な軟質充填樹脂61を使用す
ることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例とする高電圧接続用の端子の拡
大正面図を示す。
【図2】本発明の実施例とする高電圧発生装置の側面断
面図を示す。
【図3】従来の高電圧発生装置の側面断面図を示す。
【符号の説明】
図において同一符号は同一、または相当部分を示す。 10 端子 12 接触部 13 自進蝶着ネジ部 14 つば部 15 接続部 20 収納ケース 21 高圧保護部 22 溝 23 投入口 24 端子挿入穴 30 リード線 41 本体側出力部 42 電気部品 43 部品収納空間 50 出力コード 51 芯線 52 コード収容空間 61 軟質充填樹脂

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気部品と出力コードをそれぞれ納める
    部品収容空間とコード収容空間とを備え、該両収容空間
    の間に隔壁があり、該隔壁の一部に端子挿入穴を設け、
    該端子挿入穴に端子を圧入する電気機器において、前記
    端子が、円錐部と円筒部とから構成され前記出力コード
    芯線へ圧入される接触部と、前記端子挿入穴に挿入係止
    する自進蝶着ネジ部と、前記電気部品のリード線が巻き
    付け接続される接続部と、前記端子挿入穴の一部に係止
    するつば部と、から構成されたことを特徴とする高電圧
    接続端子。
  2. 【請求項2】 電気部品と出力コードをそれぞれ納める
    部品収容空間とコード収容空間とを備え、該両収容空間
    の間に隔壁があり、該隔壁の一部に端子挿入穴を設け、
    該端子挿入穴周辺部分と前記隔壁間に段差を設け、該端
    子挿入穴に端子を圧入する電気機器において、前記端子
    が、円錐部と円筒部とから構成され前記出力コード芯線
    へ圧入される接触部と、前記端子挿入穴に挿入係止する
    自進蝶着ネジ部と、前記電気部品のリード線が巻き付け
    接続される接続部と、前記端子挿入穴の一部に係止する
    つば部と、から構成されたことを特徴とする高電圧接続
    端子。
  3. 【請求項3】 接触部の先端が所定のR付けからなる円
    錐部と、円筒部とから構成されたことを特徴とする請求
    項1、または請求項2記載の高電圧接続端子。
  4. 【請求項4】 収納ケース内に軟質性の樹脂を充填した
    ことを特徴とする請求項1記載、または請求項2の高電
    圧接続端子。
  5. 【請求項5】 接続部を網目ローレット形状としたこと
    を特徴とする請求項1、または請求項2記載の高電圧接
    続端子。
  6. 【請求項6】 接続部を平目ローレット形状としたこと
    を特徴とする請求項1記載、または請求項2の高電圧接
    続端子。
  7. 【請求項7】 自進蝶着ネジ部が芯線との接触部の大
    部分になるまで拡大形成したことを特徴とする請求項
    1、または請求項2記載の高電圧接続端子。
JP7323810A 1995-11-16 1995-11-16 高電圧接続端子 Pending JPH09148155A (ja)

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JP7323810A JPH09148155A (ja) 1995-11-16 1995-11-16 高電圧接続端子

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7131183B2 (en) 2004-04-26 2006-11-07 Ford Motor Company Screw in high voltage housing terminal for ignition coil

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7131183B2 (en) 2004-04-26 2006-11-07 Ford Motor Company Screw in high voltage housing terminal for ignition coil

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Effective date: 20050620

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

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Effective date: 20051220