JPH09147702A - 真空遮断器 - Google Patents

真空遮断器

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JPH09147702A
JPH09147702A JP30733195A JP30733195A JPH09147702A JP H09147702 A JPH09147702 A JP H09147702A JP 30733195 A JP30733195 A JP 30733195A JP 30733195 A JP30733195 A JP 30733195A JP H09147702 A JPH09147702 A JP H09147702A
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JP
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vacuum switch
pair
switch tube
thrust
link
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JP30733195A
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Masami Kii
正美 紀井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)
  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2個の真空スイッチ管を直列にして遮断部を
構成する真空遮断器を操作する駆動機構の必要とする駆
動力を軽減し、駆動機構の小形軽量化を図り、閉極時の
接圧部材の反力を駆動機構に伝達されない構成を実現す
る。 【解決手段】 遮断部の一対の真空スイッチ管の開閉操
作を、開極時にはV字状、閉極時には直線状となるスラ
ストリンクによって絶縁操作ロッドからの操作力を伝達
するようにした。 【効果】 スラストリンクの使用により、開閉操作は真
空スイッチ管の接触面が近接するにしたがって投入速度
が遅くなり、押圧力が大きくなる駆動動作となり、開閉
時の騒音、振動が少なく、閉極後の接圧部材の反力が操
作ロッドに伝達されないので、駆動機構に反力を支える
強さは必要ではない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、二つの真空スイ
ッチ管を直列にし、2点で電気回路を開閉する電力系統
に使用される真空遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】真空遮断器は、接触子が高真空中に配置
され、接触子が開離したときは高真空で絶縁耐力が確保
される真空スイッチ管を遮断部に用いた構成である。一
般的に回路電圧が22kV、33kV級以下は、真空ス
イッチ管1個で遮断する構成であるが、回路電圧が66
kV、77kV級以上になると真空スイッチ管2個を直
列に接続して遮断する2点切りで構成される。
【0003】真空スイッチ管2個を直列にして、遮断部
を構成した従来の真空遮断器の例を図16に示す。図に
おいて、1は真空スイッチ管で、絶縁容器内に固定電極
1aの端部の固定接触子1bと可動電極1cの端部の可
動接触子1dが対向して配置され、固定電極1a、可動
側接触子1dのそれぞれの一端が絶縁容器を貫通し、外
部に取り出されている。2は真空スイッチ管1を内径部
に挿入して固定する真空スイッチ管支持部材であり、真
空スイッチ管1の可動電極を下方にし、固定電極1aの
部分で固定され、真空スイッチ管1と真空スイッチ管支
持部材で遮断部3が形成される。4は真空スイッチ管1
の接触部に常時接触圧力を与える接圧部材、5はリン
ク、6は操作リンク、7は操作リンク6を回動自在に支
持する回転軸、8、9は連結ピン、10は操作リンク部
を収容し、真空スイッチ管を支持する支持フレーム、1
1は絶縁操作ロッド、12は支持フレーム10を支持す
る絶縁支持架台、13は操作機構の操作力を絶縁操作ロ
ッドに伝達する下部機構、14は密封軸、15は真空ス
イッチ管1の開閉操作を行う駆動機構である。16は連
結機構、17は真空スイッチ管1の端子を回路に接続す
る口出し端子、18は容器の底板、19は容器、20は
上部容器である。
【0004】図16に示すとうり、従来の真空遮断器の
遮断部は、容器底板18に絶縁支持架台12を取り付
け、その上に支持フレーム10を載置し、さらにその上
面に一対の遮断部が所定の間隔で取り付けられている。
真空スイッチ管1の可動電極1cに接圧部材4を介し
て、リンク5の一端およびこのリンク5の他端と操作リ
ンク6の一端が連結ピン8により回動自在に連結され、
操作リンク6の中央部は回転軸7により支持フレーム1
0に回動自在に固定され、操作リンク6の他端は絶縁操
作ロッド11の一端に連結ピン9により回動自在に連結
された構成である。
【0005】絶縁操作ロッド11の他端は、下部に配置
された下部機構13に連結され、下部機構13の軸13
aは密封軸14に連結され、連結機構16を介して容器
下部に配置された駆動機構15に連結されている。容器
底板18に固定された真空スイッチ管1、リンク5およ
び操作リンク6を収容した支持フレーム10の部分およ
び真空スイッチ管1、真空スイッチ管支持部材2の遮断
部が容器19内に配置され、容器側壁には一対の口出し
端子17が取り付けられ、真空スイッチ管1の固定電極
1aからこの口出し端子17に接続されて外部の回路に
接続される構成である。容器19、容器蓋20の内部に
は絶縁ガスが充填されている。
【0006】次に動作について説明する。図16は、遮
断部は開極状態を示している。この状態から閉極指令が
でると、駆動機構15が閉極方向に動作し、連結機構1
6、密封軸14、下部機構13を経由して、絶縁操作ロ
ッド11を下部に引き下げる方向に動作し、操作リンク
6が回転し、真空スイッチ管1の固定電極1cに接圧装
置4を介して操作力が与えられ、固定電極1aが上方に
動作し、固定接触子1bと可動接触子1dが接触して閉
極する。閉極状態では、接触面に駆動機構の操作力が接
圧部材4を介して、真空スイッチ管1の電極接触面に接
触圧力として常時与えられている。
【0007】真空スイッチ管1に電流が流れると、電磁
機械力により接触面を開離する力が働き、接触圧力を低
下させる働きをする。また、交流電流の回路であれば電
磁振動も生じるので、接触面の接触圧力は相応に強くし
ておく必要がある。図16の構成では、接圧部材4を介
して接触面に必要な接触圧力が加えられており、駆動機
構15の動作位置を保持することにより、接触圧力が保
持される。したがって、遮断部の閉極状態では、接圧部
材4からリンク5、操作リンク6、操作ロッド11、下
部機構13、密封軸14、駆動機構15に至る操作機構
部分の各部材に常時押圧力が加わった状態になってい
る。2個の真空スイッチ管を使用する構成では、相当大
きな押圧力となり、これに対抗し得る駆動機構が必要で
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
2個の真空スイッチ管を直列にして使用する真空遮断器
においては、駆動機構の操作力がほとんどそのまま真空
スイッチ管の開閉操作力として働くので、大きな操作力
を有する駆動機構が必要である。特に高電圧大容量の真
空スイッチになると相当大きな操作力を必要とし、操作
機構は大型で重量の重いものとなる問題点がある。ま
た、真空スイッチ管に必要な接触圧力が常時駆動機構に
加わっており、これに対抗して保持する機能も必要であ
るという問題点もある。
【0009】この発明は、上記問題点を解消するために
なされたものであり、遮断部が閉極状態では、真空スイ
ッチ管の接触部に接触圧力を与える接圧部材の押圧力の
反力が、駆動機構にまで伝達されず、操作力が倍加され
るリンク機構として、駆動機構を小形軽量とし、接触時
の衝撃荷重も低減した真空遮断器を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る真空遮断器は、垂直方向に所定の間隔をおいて固定さ
れた一対の真空スイッチ管の可動電極をそれぞれ開閉操
作するL字形の駆動レバーに、一対のスラストリンクの
それぞれの一端を回動自在に連結し、一対のスラストリ
ンクのそれぞれの他端、および絶縁操作ロッドの上端を
一括して回動自在に連結し、真空スイッチの開極状態で
は一対のスラストリンクはV字形となり、閉極状態では
ほぼ直線状になるようにしたものである。
【0011】この発明の請求項2に係る真空遮断器は、
水平方向に固定された一対の真空スイッチ管の可動電極
に、一対のスラストリンクのそれぞれの一端を回動自在
に連結し、一対のスラストリンクのそれぞれの他端、お
よび絶縁操作ロッドの上端を一括して回動自在に連結
し、真空スイッチ管の可動電極とスラストリンクの連結
点が、真空スイッチ管の軸方向にほぼ直線状に移動する
ようにそれぞれの連結点をガイドリンクによって回動自
在に支持し、真空スイッチの開極状態では一対のスラス
トリンクはV字形となり、閉極状態ではほぼ直線状にな
るようにしたものである。
【0012】この発明の請求項3に係る真空遮断器は、
水平方向に固定された一対の真空スイッチ管の可動電極
に、一対のスラストリンクのそれぞれの一端を回動自在
に連結し、一対のスラストリンクのそれぞれの他端は、
絶縁操作ロッドの上端に固定された結合部材の反対側の
遮断部に近い側に回動自在に連結し、真空スイッチ管の
可動電極とスラストリンクの連結点が、真空スイッチ管
の軸方向にほぼ直線状に移動するように、それぞれの連
結点をガイドリンクによって回動自在に支持し、真空ス
イッチ管の開極状態ではスラストリンクがX字状にな
り、閉極状態では、真空スイッチ管の可動電極部とスラ
ストリンク、およびスラストリンクと絶縁操作ロッドの
上端の結合部材との結合部が、ほぼ直線状になるように
したものである。
【0013】この発明の請求項4に係る真空遮断器は、
垂直方向に所定の間隔をおいて固定された一対の真空ス
イッチ管の可動電極をそれぞれ開閉操作するそれぞれの
駆動レバーは、回動軸に一端が固定されたスイッチ駆動
レバーと一端が回動軸に固定された操作レバーを備えた
ものとし、回動軸は支持フレームの中心よりそれぞれの
反対側に回動自在に装着され、駆動レバーの操作レバー
の端部に、一対のスラストリンクのそれぞれの一端を回
動自在に連結し、一対のスラストリンクのそれぞれの他
端、および絶縁操作ロッドの上端を一括して回動自在に
連結し、真空スイッチの閉極状態では一対のスラストリ
ンクは、ほぼ直線状になるようにしたものである。
【0014】この発明の請求項5に係る真空遮断器は、
斜め方向に固定された一対の真空スイッチ管の可動電極
に、一対のスラストリンクのそれぞれの一端を回動自在
に連結し、一対のスラストリンクのそれぞれの他端、お
よび絶縁操作ロッドの上端を一括して回動自在に連結
し、真空スイッチ管の可動電極とスラストリンクの連結
点が、真空スイッチ管の軸方向にほぼ直線状に移動する
ように構成し、真空スイッチの開極状態では一対のスラ
ストリンクはV字形となり、閉極状態ではほぼ直線状に
なるようにしたものである。
【0015】この発明の請求項6に係る真空遮断器は、
斜め方向に固定された一対の真空スイッチ管の可動電極
と支持フレームに回動自在に支持された三角形のガイド
リンクの一方の角、三角形のガイドリンクの他方の角と
一対のスラストリンクのそれぞれの一端を回動自在に連
結して、真空スイッチ管の可動電極とガイドリンクの連
結点が、真空スイッチ管の軸方向にほぼ直線状に移動す
るように構成し、真空スイッチの開極状態では一対のス
ラストリンクはV字形となり、閉極状態ではほぼ直線状
になるようにしたものである。
【0016】この発明の請求項7に係る真空遮断器は、
一対のスラストリンクの絶縁操作ロッドと連結される結
合部を、スラストリンク部材の中心線上に接合面が形成
されるように段付き加工し、その加工面が向かい合うよ
うに接合して、絶縁操作ロッドの端部に回動自在に結合
したものである。
【0017】この発明の請求項8に係る真空遮断器は、
遮断部、リンク機構が収容された支持フレーム、および
支持フレームは設置された容器内に収納し、容器内には
絶縁ガスを充填して、容器外に設けられた駆動機構に開
閉操作するように構成してものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1、図2は、この発明による真空遮断
器の遮断部を上方に取り付けた場合の主要部を示す断面
図であり、図1は遮断部が閉極状態、図2は、開極状態
の断面図である。図において、1〜4は従来の構成と同
一であり説明は省略する。21は真空スイッチ管を開閉
する駆動レバーであり、L字形に形成され、肘部は支持
フレーム27に回動自在に装着され、真空スイッチ管1
の可動部に連結されるスイッチ駆動レバー21a、動作
レバー21bで構成されている。22、23は連結ピ
ン、24は駆動レバー21を回動自在に支持する回動
軸、25は駆動レバーを回転駆動するスラストリンク、
26は連結ピン、27は駆動レバー21、スラストリン
ク25等を収納し、遮断部3を支持する支持フレームで
ある。一対のスラストリンク25はそのそれぞれの一端
と絶縁操作ロッドの上端とが回動自在に連結され、支持
フレーム27は、絶縁支持架台12で支持され、絶縁さ
れている。一対の遮断部3、一対の駆動レバー21、一
対のスラストリンク25は絶縁操作ロッド11を中心に
して対称に配置されている。三相用の場合は、上記の構
成の三相分が並列に配置された構成となる。
【0019】遮断部の開路状態では、図2に示すように
絶縁操作ロッドは下方にあり、スラストリンク25はV
字形となっている。遮断器投入指令があると、絶縁操作
ロッド11の端部が上方に突き上げられて、スラストリ
ンク25がV字状から水平方になり、駆動レバー21が
回転し、真空スイッチ管1が投入され、図1の状態の閉
極状態となる。
【0020】投入操作時は、絶縁操作レバー11の上昇
にともなってスラストリンク25がV字形から先端部が
広がって直線状になり、絶縁操作ロッド11の駆動力は
スラストリンク25の広がりにしたがって駆動レバー2
1に働く駆動力は大きくなる。絶縁操作ロッド11の駆
動力をR、一対のスラストリンク25の広がり角度をA
とすると、駆動レバー21に作用する駆動力Fは、F=
R/(TanA/2)となる。実際にはスイッチ駆動レ
バー21aと真空スイッチ管1の可動部との間に間装さ
れた接圧部材4の反力が作用することとなり接圧部材の
押圧力が大きくても絶縁操作ロッド11に働く反力は小
さく、絶縁操作ロッド11は大きな駆動力を必要としな
い。
【0021】図2のように遮断部の閉極状態において
は、一対のスラストリンク25が一直線状にあり、遮断
部3に負荷電流、あるいは短絡電流が流れて、真空スイ
ッチ管1の電極接触部を広げようとする電磁機械力が働
いても、接圧部材4により接触圧力が確保され、接圧部
材4の反力は直線状のスラストリンク25の部分におい
て、それぞれの反力の方向が反対方向であり、相殺され
て絶縁操作ロッド11には作用せず、接圧部材4の接圧
力を大きくしても、操作駆動力を大きくする必要がな
く、駆動機構は小形軽量のものが使用できる効果があ
る。
【0022】実施の形態2.図3、図4、図5は遮断部
を水平方向に配置した場合の実施の形態である。図3は
閉極状態、図4は開極状態、図5は上面図である。図に
おいて、31は遮断部の可動電極をほぼ軸線状に移動さ
せるガイドリンク、32は連結ピン、33は真空スイッ
チ管を真空スイッチ管支持部材に挿入して水平方向に取
り付けられた遮断部、34は連結ピン、35は遮断部を
開閉駆動するスラストリンク、37はリンク機構を収容
し遮断部33を取り付ける支持フレームである。4、1
1、12は従来のものと同一であり説明は省略する。
【0023】この構成において、遮断部が開極状態では
図4のようになっており、一対のスラストリンク35が
V字状になっている。投入指令があると、絶縁操作ロッ
ド11が上方に移動し、スラストリンク35が直線状に
近くなり、左右の遮断部の可動電極部が押し広げられて
図3の閉極状態になる。
【0024】投入操作時は、絶縁操作ロッド11の上昇
にともなってスラストリンク35がV字形から先端部が
広がって直線状になり、絶縁操作ロッド11の駆動力は
スラストリンク35が広がるにしたがって遮断部33の
可動電極部が投入される。絶縁操作ロッド11の駆動力
をR、一対のスラストリンク25の広がり角度をAとす
ると、遮断器の投入力はFは、F=R/(TanA/
2)となる。スラストリンク35の端部と遮断部33の
可動部との間に間装された接圧部材4の反力が直線状に
なったスラストリンク35に作用することとなる。スラ
ストリンク35が直線状になると接圧部材の押圧力が大
きくても絶縁操作ロッド11に働く反力は小さく、駆動
装置は大きな駆動力を必要としない。
【0025】この構成においても実施の形態1.と同様
に、図4に示す遮断部の閉極状態では、一対のスラスト
リンク35が直線状にあり、遮断部33に負荷電流、あ
るいは短絡電流が流れて、真空スイッチ管の電極接触部
を広げようとする電磁機械力が働いても、接圧部材4に
より接触圧力が確保され、接圧部材4の反力は直線状の
スラストリンク35の部分において、相殺されて絶縁操
作ロッド11には作用しない。したがって、接圧部材4
接圧力を大きくしても、駆動装置の駆動力を大きくする
必要がなく、駆動機構は小形軽量のものが使用できる効
果がある。
【0026】実施の形態3.図6、図7、図8は、遮断
部を水平方向に配置し、支持部材の寸法を小さくする実
施の形態を示すものである。図7は閉極状態、図6は開
極状態、図8は上面図である。図において、41は遮断
部の可動電極をほぼ軸線状に移動させるガイドリンク、
42、44は連結ピン、45は遮断部を開閉駆動するス
ラストリンク、46は絶縁操作ロッド11の上端に設け
られた結合部材である。47はリンク機構を収容し遮断
部33を取り付ける支持フレームである。11は絶縁操
作ロッド、12は絶縁支持架台、33は遮断部で実施の
形態2.と同じものである。
【0027】この場合は、一対のスラストリンク45の
端部の絶縁操作ロッド11との連結点は、絶縁操作ロッ
ド11の端部に取り付けられた結合部材46の駆動すべ
き遮断部の互いに反対側とし、開極状態においては図7
に示すように一対のスラストリンク45はX字状とな
り、閉極状態は図6のとうり一対のスラストリンク45
の各支持点が直線に近くなる。
【0028】この構成においても実施の形態1.2.と
同様に、図6に示す遮断部の閉極状態では、一対のスラ
ストリンク45の各支持点が直線上近くにあり、遮断部
33に負荷電流、あるいは短絡電流が流れて、真空スイ
ッチ管の電極接触部を広げようとする電磁機械力が働い
ても、接圧部材4により接触圧力が確保され、接圧部材
4の反力は直線状のスラストリンク45の部分におい
て、相殺されて絶縁操作ロッド11には作用しない。し
たがって、接圧部材4接圧力を大きくしても、操作駆動
力を大きくする必要がなく、駆動機構は小形軽量のもの
が使用できる効果がある。
【0029】実施の形態4.図9、図10は、この発明
による真空遮断器の遮断部を上方に取り付け、リンク収
容部の寸法を小さくした構成の主要部を示す断面図であ
り、図9は遮断部が閉極状態、図10はリンク部材収納
部の上面図である。図において、4、11、12は従来
の構成と同一であり説明は省略する。3a、3bは遮断
部、51a、51bは遮断部3a、3bを開閉駆動する
駆動レバーで、52a、52bのスイッチ駆動レバー、
53a、53bの駆動レバー部の駆動動作を受ける動作
レバー、54a、54bはスイッチ駆動レバー52a、
52bおよび動作レバー53a、53bを所定の角度で
固定し回動自在に装着する回動軸で構成されている。5
5a、55bは両端にピン穴があけられたスラストリン
ク、57は支持フレームである。この実施の形態4.で
は、図10の上面図に示す通り遮断部3a、3bが支持
フレーム57の上面の対角する角部に取り付けられ、図
示左側の遮断部3aを操作する駆動レバー51aの回動
軸54aは、支持フレーム57の右側底部に回動自在に
装着され、これと対称に、遮断部3bを操作する駆動レ
バー51bが装着されている。動作レバー53a、53
bの端部に一対のスラストリンク55a、55bのそれ
ぞれの一端が回動自在に連結され、スラストリンク55
a、55bの他端は絶縁操作ロッド11の上端に回動自
在に結合されている。三相用の場合は、上記の構成の三
相分が並列に配置された構成となる。
【0030】遮断部の開路状態では、図9に示す絶縁操
作ロッド11が下方にあり、スラストリンク55a、5
5bはV字状となっており、遮断器3a、3bを操作す
るスイッチ駆動レバー52a、52bの端部は下方に位
置している。遮断器投入指令があると、絶縁操作ロッド
11の端部が上方に突き上げられて、スラストリンク5
5a、55bがV字状から水平状態になり、駆動レバー
51a、51bが回転し、遮断部3a、3bが投入さ
れ、図9の閉路状態となる。
【0031】投入操作時は、絶縁操作レバー11の上昇
にともなってスラストリンク55a、55bがV字形か
ら先端部が広がって直線状になり、絶縁操作ロッド11
の駆動力はスラストリンク55a、55bの広がりにし
たがって駆動レバー51a、51bに働く駆動力は大き
くなる。絶縁操作ロッド11の駆動力をR、一対のスラ
ストリンク55a、55bの広がり角度をAとすると、
駆動レバー51a、51bに作用する駆動力Fは、F=
R/(TanA/2)となる。実際にはスイッチ駆動レ
バー52aと真空スイッチ管1の可動部との間に間装さ
れた接圧部材4の反力が作用することとなり接圧部材の
押圧力が大きくても絶縁操作ロッド11に働く反力は小
さく、絶縁操作ロッド11は大きな駆動力を必要としな
い。
【0032】遮断部の閉極状態においては、一対のスラ
ストリンク55a、55bが直線状にあり、遮断部3
a、3bに負荷電流、あるいは短絡電流が流れて、真空
スイッチ管の電極接触部を広げようとする電磁機械力が
働いても、接圧部材4により接触圧力が確保され、接圧
部材4の反力は直線状のスラストリンク55a、55b
の部分において、それぞれの反力の方向が反対方向であ
り、相殺されて絶縁操作ロッド11には作用せず、接圧
部材4の接圧力を大きくしても、操作駆動力を大きくす
る必要がなく、駆動機構は小形軽量のものが使用できる
効果がある。
【0033】実施の形態5.図11、図12は遮断部を
斜め方向に配置した場合の実施の形態である。図11は
閉極状態、図4は開極状態である。図において、61は
遮断部の可動電極をほぼ軸線状に移動させるガイドリン
ク、62は連結ピン、63は真空スイッチ管を真空スイ
ッチ管支持部材に挿入して斜め方向に取り付けられた遮
断部、64は連結ピン、65は遮断部を開閉駆動するス
ラストリンク、67はリンク機構を収容し遮断部63を
取り付ける支持フレームである。4、11、12は従来
のものと同一であり説明は省略する。
【0034】この構成において、遮断部が開極状態では
図12のようになっており、一対のスラストリンク65
がV字状になっている。投入指令があると、絶縁操作ロ
ッド11が上方に移動し、スラストリンク65が直線状
に近くなり、左右の遮断部の可動電極部が押し広げられ
て図11の閉極状態になる。
【0035】投入操作時は、絶縁操作ロッド11の上昇
にともなってスラストリンク65がV字形から先端部が
広がって直線状になり、絶縁操作ロッド11の駆動力は
スラストリンク65の広がるにしたがって遮断部63の
可動電極部が投入される。絶縁操作ロッド11の駆動力
をR、一対のスラストリンク65の広がり角度をAとす
ると、遮断器の投入力はFは、F=R/(TanA/
2)となる。スラストリンク65の端部と遮断部63の
可動部との間に間装された接圧部材4の反力が直線状に
なったスラストリンク65に作用することとなる。スラ
ストリンク65が直線状になると接圧部材の押圧力が大
きくても絶縁操作ロッド11に働く反力は小さく、駆動
装置は大きな駆動力を必要としない。
【0036】この構成においても実施の形態1.と同様
に、図11に示す遮断部の閉極状態では、一対のスラス
トリンク65が直線状にあり、遮断部63に負荷電流、
あるいは短絡電流が流れて、真空スイッチ管の電極接触
部を広げようとする電磁機械力が働いても、接圧部材4
により接触圧力が確保され、接圧部材4の反力は直線状
のスラストリンク65の部分において、相殺されて絶縁
操作ロッド11には作用しない。したがって、接圧部材
4の接圧力を大きくしても、駆動装置の駆動力を大きく
する必要がなく、駆動機構は小形軽量のものが使用でき
る効果がある。
【0037】実施の形態6.図13、図14は、遮断部
を斜め方向に配置した場合の実施の形態5.に記載のも
のに改良を加えたものである。図14は閉極状態、図4
は開極状態である。図において、71は駆動力の方向を
遮断部の可動電極の方向に転換し、ほぼ軸線状に移動さ
せる三角状に形成されたガイドリンク、75は遮断部を
開閉駆動するスラストリンク、77はリンク機構を収容
し遮断部63を取り付ける支持フレームである。4、1
1、12は従来のものと同一であり説明は省略する。
【0038】この構成において、遮断部が開極状態では
図14のようになっており、一対のスラストリンク75
がV字状になっている。投入指令があると、絶縁操作ロ
ッド11が上方に移動し、スラストリンク75が直線状
に近くなり、駆動力はガイドリンク71により、斜めに
取り付けられた左右の遮断部の軸方向に転換されて、可
動電極部に押圧力が伝達されて図13の閉極状態にな
る。
【0039】投入操作時は、絶縁操作ロッド11の上昇
にともなってスラストリンク75がV字形から先端部が
広がって直線状になり、絶縁操作ロッド11の駆動力は
スラストリンク75の広がるにしたがって遮断部63の
可動電極部が投入される。絶縁操作ロッド11の駆動力
をR、一対のスラストリンク75の広がり角度をAとす
ると、遮断器の投入力はFは、F=R/(TanA/
2)となる。スラストリンク75の端部と遮断部63の
可動部との間に間装された接圧部材4の反力が直線状に
なったスラストリンク75に作用することとなる。スラ
ストリンク75が直線状になると接圧部材の押圧力が大
きくても絶縁操作ロッド11に働く反力は小さく、駆動
装置は大きな駆動力を必要としない。
【0040】この構成においても実施の形態1.と同様
に、図11に示す遮断部の閉極状態では、一対のスラス
トリンク75が直線状にあり、遮断部63に負荷電流、
あるいは短絡電流が流れて、真空スイッチ管の電極接触
部を広げようとする電磁機械力が働いても、接圧部材4
により接触圧力が確保され、接圧部材4の反力は直線状
のスラストリンク75の部分において、相殺されて絶縁
操作ロッド11には作用しない。したがって、接圧部材
4接圧力を大きくしても、駆動装置の駆動力を大きくす
る必要がなく、駆動機構は小形軽量のものが使用できる
効果がある。
【0041】実施の形態7.図15は支持フレーム内に
収納されたリンク機構に駆動力が伝達されたときに、円
滑に遮断部に伝達されるように改良したリンク機構の上
面図である。図において81は遮断部の可動電極を駆動
する駆動電極、85は駆動レバー81を回転駆動する両
端にピン案があけられた一対のスラストリンク、87は
リンク機構を収納する支持フレームである。この構成に
おいて、一対のスラストリンク85のそれぞれの端部の
絶縁操作ロッド11の端部と連結する部分について、図
示のように、スラストリンク85の中心線上に接合面が
形成されるように段付加工し、その加工面が向かい合う
ように接合し、絶縁操作ロッドの端部はスラストリンク
の接合部を抱き込むように連結したものである。
【0042】実施の形態1.、2.および実施の形態
4.〜6.のスラストリンクの端部は側面を向かい合わ
せて絶縁操作ロッドに連結しているので、スラストリン
クは絶縁操作ロッドの中心に対してずれた位置にあり、
このスラストリンクに駆動力が加わると左右のスラスト
リンクの加重点が偏心しているので絶縁操作ロッドにね
じれ荷重が加わり、リンク機構の回動部の円滑な回動を
妨げる要因となる。
【0043】図15のようにスラストリンク85の端部
を段付加工し、この加工面を向かい合わせ、その合わせ
面を絶縁操作ロッドの端部を抱き込むように連結するこ
とにより絶縁操作ロッドの駆動力が偏心することがなく
なり、円滑に駆動することができる。この構成は、実施
の形態1.、2.および実施の形態4.〜6.のいずれ
にも適用できるものである。
【0044】実施の形態8.上記実施の形態1.〜7.
では、遮断部およびリンク機構部に主眼をおいて説明し
たので、外周部の絶縁について説明していないが、遮断
部を密閉容器内に収容し、容器内部には絶縁性ガスを充
填し、容器に取り付けた口出し端子を介して回路に接続
するようにすると、構成の複雑な遮断部は外気汚染の心
配がなく、絶縁の信頼性を確保することができる。容器
内に収納する構成は上記実施の形態1.は実施の形態
1.〜6.のすべてに適用することができる。
【0045】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る真空遮断器
は、垂直方向に所定の間隔をおいて固定された一対の遮
断部をそれぞれ開閉操作するL字形の一対の駆動レバー
に、一対のスラストリンクのそれぞれの一端を回動自在
に連結し、一対のスラストリンクのそれぞれの他端、お
よび絶縁操作ロッドの上端を一括して回動自在に連結
し、真空スイッチの開極状態では一対のスラストリンク
はV字形となり、閉極状態ではほぼ直線状になるように
したので、遮断部の閉極状態において、遮断部に負荷電
流、あるいは短絡電流が流れて、真空スイッチ管の電極
接触部を広げようとする電磁機械力が働いても、接圧部
材により接触圧力が確保され、接圧部材の反力は、お互
いに反対方向であり、直線状のスラストリンクの部分に
おいて、相殺されて絶縁操作ロッドには作用せず、接圧
部材の接圧力を大きくしても、操作駆動力を大きくする
必要がなく、駆動機構は小形軽量のものにすることがで
きる効果がある。
【0046】この発明の請求項2に係る真空遮断器は、
水平方向に固定された遮断部の可動電極に、一対のスラ
ストリンクのそれぞれの一端を回動自在に連結し、一対
のスラストリンクのそれぞれの他端、および絶縁操作ロ
ッドの上端を一括して回動自在に連結し、真空スイッチ
管の可動電極とスラストリンクの連結点が、真空スイッ
チ管の軸方向にほぼ直線状に移動するようにそれぞれの
連結点をガイドリンクによって回動自在に支持し、真空
スイッチの開極状態では一対のスラストリンクはV字形
となり、閉極状態ではほぼ直線状になるようにしたの
で、請求項1と同様に、遮断部の閉極状態において、遮
断部に負荷電流、あるいは短絡電流が流れて、真空スイ
ッチ管の電極接触部を広げようとする電磁機械力が働い
ても、接圧部材により接触圧力が確保され、接圧部材の
反力は、お互いに反対方向であり、直線状のスラストリ
ンクの部分において、相殺されて絶縁操作ロッドには作
用せず、接圧部材の接圧力を大きくしても、操作駆動力
を大きくする必要がなく、駆動機構は小形軽量のものに
することができる効果がある。
【0047】この発明の請求項3に係る真空遮断器は、
水平方向に固定された遮断部の可動電極に、一対のスラ
ストリンクのそれぞれの一端を回動自在に連結し、一対
のスラストリンクのそれぞれの他端は、絶縁操作ロッド
の上端に固定された結合部材の反対側の遮断部に近い側
に回動自在に連結し、真空スイッチ管の可動電極とスラ
ストリンクの連結点が、真空スイッチ管の軸方向にほぼ
直線状に移動するように、それぞれの連結点をガイドリ
ンクによって回動自在に支持し、真空スイッチ管の開極
状態ではスラストリンクがX字状になり、閉極状態で
は、真空スイッチ管の可動電極部とスラストリンク、お
よびスラストリンクと絶縁操作ロッドの上端の結合部材
との結合部が、ほぼ直線状になるようにしたので、遮断
部に負荷電流、あるいは短絡電流が流れて、真空スイッ
チ管の電極接触部を広げようとする電磁機械力が働いて
も、接圧部材により接触圧力が確保され、接圧部材の反
力は直線状のスラストリンクの部分において、相殺され
て絶縁操作ロッドには作用せず、リンク部分の寸法を短
くすることができるとともに、請求項1と同様に、接圧
部材接圧力を大きくしても、操作駆動力を大きくする必
要がなく、駆動機構は小形軽量のものが使用できる効果
がある。
【0048】この発明の請求項4に係る真空遮断器は、
垂直方向に固定された遮断部の可動電極をそれぞれ開閉
操作するそれぞれの駆動レバーは、回動軸に一端が固定
されたスイッチ駆動レバーと一端が回動軸に固定された
操作レバーを備えたものとし、回動軸は支持フレームの
中心よりそれぞれの反対側に回動自在に装着され、駆動
レバーの動作レバーの端部に、一対のスラストリンクの
それぞれの一端を回動自在に連結し、一対のスラストリ
ンクのそれぞれの他端、および絶縁操作ロッドの上端を
一括して回動自在に連結し、真空スイッチの閉極状態で
は一対のスラストリンクは、ほぼ直線状になるようにし
たので、遮断部の閉極状態においては、一対のスラスト
リンクが直線状にあり、遮断部に負荷電流、あるいは短
絡電流が流れて、真空スイッチ管の電極接触部を広げよ
うとする電磁機械力が働いても、接圧部材により接触圧
力が確保され、それぞれの接圧部材の反力は反対方向で
あり直線状のスラストリンクの部分において、相殺され
て絶縁操作ロッドには作用せず、接圧部材の接圧力を大
きくしても、操作駆動力を大きくする必要がなく、駆動
機構は小形軽量のものが使用できる効果がある。
【0049】この発明の請求項5に係る真空遮断器は、
斜め方向に固定された遮断部の可動電極に、一対のスラ
ストリンクのそれぞれの一端を回動自在に連結し、一対
のスラストリンクのそれぞれの他端、および絶縁操作ロ
ッドの上端を一括して回動自在に連結し、真空スイッチ
管の可動電極とスラストリンクの連結点が、真空スイッ
チ管の軸方向にほぼ直線状に移動するように構成し、真
空スイッチの開極状態では一対のスラストリンクはV字
形となり、閉極状態ではほぼ直線状になるようにしたの
で、遮断部の閉極状態では、一対のスラストリンクが直
線状にあり、遮断部に負荷電流、あるいは短絡電流が流
れて、真空スイッチ管の電極接触部を広げようとする電
磁機械力が働いても、接圧部材により接触圧力が確保さ
れ、接圧部材の反力は直線状のスラストリンク部分にお
いて、相殺されて絶縁操作ロッドには作用せず、接圧部
材の接圧力を大きくしても、駆動装置の駆動力を大きく
する必要がなく、駆動機構は小形軽量のものが使用でき
る効果がある。
【0050】この発明の請求項6に係る真空遮断器は、
斜め方向に固定された遮断部の可動電極と支持フレーム
に回動自在に支持された三角形のガイドリンクの一方の
角部を回動自在に連結し、三角形のガイドリンクの他方
の角と一対のスラストリンクの一端をそれぞれ回動自在
に連結して、真空スイッチ管の可動電極とガイドリンク
の連結点が、真空スイッチ管の軸方向にほぼ直線状に移
動するように構成し、真空スイッチの開極状態では一対
のスラストリンクはV字形となり、閉極状態ではほぼ直
線状になるようにしたので、遮断部の閉極状態では、一
対のスラストリンクが直線状にあり、遮断部に負荷電
流、あるいは短絡電流が流れて、真空スイッチ管の電極
接触部を広げようとする電磁機械力が働いても、接圧部
材により接触圧力が確保され、接圧部材の反力は直線状
のスラストリンクの部分において、相殺されて絶縁操作
ロッドには作用せず、接圧部材の接圧力を大きくして
も、駆動装置の駆動力を大きくする必要がなく、駆動機
構は小形軽量のものが使用できる効果がある。
【0051】この発明の請求項7に係る真空遮断器は、
一対のスラストリンクの絶縁操作ロッドと連結される結
合部を、スラストリンク部材の中心線上に接合面が形成
されるように段付き加工し、その加工面が向かい合うよ
うに接合して、絶縁操作ロッドの端部に回動自在に結合
したので、絶縁操作ロッドの駆動力が偏心することがな
くなり、円滑に駆動することができる効果がある。
【0052】この発明の請求項8に係る真空遮断器は、
遮断部、リンク機構が収容された支持フレーム、および
支持フレームは設置された容器内に収納し、容器内には
絶縁ガスを充填して、容器外に設けられた駆動機構に開
閉操作するように構成したので、構成の複雑な遮断部は
外気汚染の心配がなく、絶縁の信頼性を確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による真空遮断器の遮断部を上方に
取付けた場合の主要部を示す断面図であり、閉極状態を
示す。
【図2】 図1の開極状態を示す。
【図3】 この発明による真空遮断器の遮断部を水平方
向に取付けた場合の主要部を示す断面図であり、閉極状
態を示す。
【図4】 図3の開極状態を示す。
【図5】 図3、図4の上面図である。
【図6】 この発明による真空遮断器の遮断部を水平方
向に取付けた場合の他の主要部を示す断面図であり、閉
極状態を示す。
【図7】 図6の開極状態を示す。
【図8】 図6、図7の上面図である。
【図9】 この発明による真空遮断器の遮断部を上方に
取付けた場合でリンク機構の長さを短くしたものであ
り、閉極状態を示す。
【図10】 図9の上面図である。
【図11】 この発明による真空遮断器の遮断部を斜め
上方に取付けた場合の主要部を示す断面図であり、閉極
状態を示す。
【図12】 図11の開極状態を示す。
【図13】 この発明による真空遮断器の遮断部を斜め
上方に取付けた場合でガイドリンクを改良した場合の主
要部を示す断面図であり、閉極状態を示す。
【図14】 図13の開極状態を示す。
【図15】 スラストリンクの改良を加えたものの上面
図である。
【図16】 従来の真空遮断器の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 真空スイッチ管、2 真空スイッチ管支持部材、3
遮断部、4 接圧部材、21 駆動レバー、22 連
結ピン、23 連結ピン、24 回動軸、25 スラス
トリンク、26 連結ピン、27 支持フレーム、31
ガイドリンク、32 連結ピン、33 遮断部、34
連結ピン、35 スラストリンク、37 支持フレー
ム、41 ガイドリンク、42 連結ピン、44 連結
ピン、45 スラストリンク、46 結合部材、47
支持フレーム、51 駆動レバー、52 スイッチ駆動
レバー、53 動作レバー、54 回動軸、55 スラ
ストリンク、57 支持フレーム、61 ガイドリン
ク、62 連結ピン、63 遮断部、64 連結ピン、
65 スラストリンク、67 支持フレーム、71 ガ
イドレバー、75 スラストリンク、77 支持フレー
ム、81 駆動レバー、85 スラストリンク。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁支持架台上に支持された支持フレー
    ム、一対の真空スイッチ管が一対の真空スイッチ管支持
    部材にそれぞれ挿入され、真空スイッチ管支持部材の上
    端に真空スイッチの固定電極部が固定され、真空スイッ
    チ管支持部材の下端が所定の間隔をおいて上記支持フレ
    ームの上面に固定された遮断部、一対の真空スイッチ管
    それぞれに接触圧力を与える一対の接圧部材、L字形に
    形成され、肘部に軸穴、両腕端部にピン穴が明けられた
    スイッチ駆動レバーおよび動作レバーを有する駆動レバ
    ー、両端部にピン穴が設けられた一対のスラストリン
    ク、上記真空スイッチに開閉操作力を伝達する絶縁操作
    ロッド、および駆動機構を備え、上記接圧部材は上記真
    空スイッチ管の可動電極端部に装着され、上記駆動レバ
    ーの軸穴部が上記フレーム内に回動自在に装着され、上
    記スイッチ駆動レバーが上記真空スイッチ管の可動電極
    部、上記動作レバーが上記スラストリンクの一端に回動
    自在に連結され、スラストリンクの他端は上記絶縁操作
    ロッドの上端に回動自在に連結され、上記駆動レバー、
    およびスラストリンクは、上記一対の遮断部それぞれ
    に、絶縁操作ロッドに対して対称に配置され、上記真空
    スイッチの閉極状態において上記一対のスラストリンク
    がほぼ直線状になるように構成されたことを特徴とする
    真空遮断器。
  2. 【請求項2】 絶縁支持架台上に支持された支持フレー
    ム、一対の真空スイッチ管が一対の真空スイッチ管支持
    部材にそれぞれ挿入され、真空スイッチ管支持部材の上
    端に真空スイッチの固定電極部が固定され、真空スイッ
    チ管支持部材の下端が所定の間隔をおいて上記支持フレ
    ーム両側に水平方向に固定された遮断部、一対の真空ス
    イッチ管それぞれに接触圧力を与える一対の接圧部材、
    両端部にピン穴が設けられた一対のスラストリンク、上
    記支持フレーム内に一端が回動自在に固定され、他端は
    上記スラストリンクと真空スイッチ管の可動部との連結
    部に回動自在に結合された一対のガイドリンク、上記真
    空スイッチに開閉操作力を伝達する絶縁操作ロッド、お
    よび駆動機構を備え、上記接圧部材は上記真空スイッチ
    管の可動電極端部に装着され、上記スラストリンクの一
    端は上記真空スイッチ管の可動電極部、他端は上記絶縁
    操作ロッドの上端に回動自在に連結され、上記一対のガ
    イドリンクおよび一対のスラストリンクは、上記一対の
    遮断部それぞれに、絶縁操作ロッドに対して対称に配置
    され、上記真空スイッチの閉極状態において上記一対の
    スラストリンクがほぼ直線状になるように構成されたこ
    とを特徴とする真空遮断器。
  3. 【請求項3】 絶縁支持架台上に支持された支持フレー
    ム、一対の真空スイッチ管が一対の真空スイッチ管支持
    部材にそれぞれ挿入され、真空スイッチ管支持部材の一
    端にそれぞれの真空スイッチの固定電極が固定され、一
    対の真空スイッチ管支持部材の他端が上記支持フレーム
    の両側面に水平方向に固定された遮断部、一対の真空ス
    イッチ管それぞれに接触圧力を与える一対の接圧部材、
    両端部にピン穴が設けられた一対のスラストリンク、上
    記支持フレーム内に一端が回動自在に固定され、他端は
    上記スラストリンクと真空スイッチ管の可動部との連結
    部に結合されたガイドリンク、上端に結合部材が設けら
    れた絶縁操作ロッドおよび操作機構を備え、上記接圧部
    材は上記真空スイッチ管の可動電極端部に装着され、上
    記スラストリンクの一端は上記真空スイッチ管の可動電
    極部、他端は上記絶縁操作ロッドの上端の結合部材の互
    いに反対側の遮断部に近い側に回動自在に連結され、上
    記ガイドリンクおよびスラストリンクは、上記一対の遮
    断部それぞれに、絶縁操作ロッドに対して対称に配置さ
    れ、上記真空スイッチの閉極状態において上記一対のス
    ラストリンクが交差状になって、それぞれの真空スイッ
    チの可動電極部との結合部と絶縁操作ロッド上端の結合
    部材との連結部がほぼ直線状になるように構成されたこ
    とを特徴とする真空遮断器。
  4. 【請求項4】 絶縁支持架台上に支持された支持フレー
    ム、一対の真空スイッチ管が一対の真空スイッチ管支持
    部材にそれぞれ挿入され、真空スイッチ管支持部材の上
    端にそれぞれの真空スイッチの固定電極が固定され、一
    対の真空スイッチ管支持部材の下端が所定の間隔を置い
    て上記支持フレームに上面に固定された遮断部、一対の
    真空スイッチ管それぞれに接触圧力を与える一対の接圧
    部材、上記支持フレーム内の操作する遮断部のそれぞれ
    の反対側に回動軸が装着され、この回動軸に一端が固定
    されたスイッチ駆動レバーと一端が上記回動軸に固定さ
    れた動作レバーを備えた駆動レバーとし、両端部にピン
    穴が設けられた一対のスラストリンク、上記回動軸に固
    定されたスイッチ駆動レバーの一端は上記接圧部材を介
    して上記真空スイッチ可動電極に連結され、動作レバー
    の一端は上記スラストリンクの一端に連結され、スラス
    トリンクの他端は絶縁操作ロッドの上端に連結され、上
    記駆動レバーおよびスラストリンクは、上記一対の遮断
    部それぞれに対して備えられて絶縁操作ロッドに対して
    対称に配置され、上記真空スイッチの閉極状態において
    上記一対のスラストリンクがほぼ直線状になるように構
    成されたことを特徴とする真空遮断器。
  5. 【請求項5】 絶縁支持架台上に支持された支持フレー
    ム、一対の真空スイッチ管が一対の真空スイッチ管支持
    部材にそれぞれ挿入され、真空スイッチ管支持部材の上
    端に真空スイッチの固定電極部が固定され、真空スイッ
    チ管支持部材の下端が、上記支持フレーム両側に斜め方
    向に固定された遮断部、一対の真空スイッチ管それぞれ
    に接触圧力を与える一対の接圧部材、両端部にピン穴が
    設けられた一対のスラストリンク、上記支持フレーム内
    に一端が回動自在に固定され、他端は上記スラストリン
    クと真空スイッチ管の可動部との連結部に回動自在に結
    合された一対のガイドリンク、上記真空スイッチに開閉
    操作力を伝達する絶縁操作ロッド、および駆動機構を備
    え、上記接圧部材は上記真空スイッチ管の可動電極端部
    に装着され、上記スラストリンクの一端は上記真空スイ
    ッチ管の可動電極部、他端は上記絶縁操作ロッドの上端
    に回動自在に連結され、上記ガイドリンクおよびスラス
    トリンクは、上記一対の遮断部それぞれに、絶縁操作ロ
    ッドに対して対称に配置され、上記真空スイッチの閉極
    状態において上記一対のスラストリンクがほぼ直線状に
    なるように構成されたことを特徴とする真空遮断器。
  6. 【請求項6】 ガイドリンクは三角形に形成され、一つ
    の角部に回動軸穴が設けられ、他の二つの角部にはピン
    穴が設けられ、上記回動軸穴から見た二つのピン穴の位
    置の角度は、真空スイッチ管の水平位置からの傾斜角度
    に等しい角度にピン穴が設けられ、このピン穴の一つに
    真空スイッチ管の可動電極部、他の一つにピン穴にスラ
    ストリンクの一端と連結された請求項5記載の真空遮断
    器。
  7. 【請求項7】 一対のスラストリンクの絶縁操作ロッド
    と連結される結合部は、スラストリンク部材の中心線上
    に接合面が形成されるように段付き加工され、その加工
    面が向かい合うように接合されて、絶縁操作ロッドの端
    部に回動自在に結合されていることを特徴とする請求項
    1、請求項2および請求項4乃至請求項6のいずれかに
    記載の真空遮断器。
  8. 【請求項8】 遮断部、リンク機構が収容された支持フ
    レーム、および支持フレームは設置された容器内に収納
    され、容器内には絶縁ガスが充填され、容器外に設けら
    れた駆動機構に開閉操作される請求項1乃至請求項7の
    いずれかに記載の真空遮断器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007014086A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Hitachi Ltd 真空絶縁スイッチギヤ
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JP2016127743A (ja) * 2015-01-07 2016-07-11 株式会社明電舎 真空遮断器及び真空遮断器の開閉構造

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