JPH09147703A - 真空遮断器 - Google Patents

真空遮断器

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JPH09147703A
JPH09147703A JP30733295A JP30733295A JPH09147703A JP H09147703 A JPH09147703 A JP H09147703A JP 30733295 A JP30733295 A JP 30733295A JP 30733295 A JP30733295 A JP 30733295A JP H09147703 A JPH09147703 A JP H09147703A
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link
vacuum switch
thrust
contact pressure
pair
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JP30733295A
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Masami Kii
正美 紀井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2個を直列にした真空スイッチ管で電気回路
を開閉する真空遮断器の開閉操作に必要な操作力が小さ
く、接触圧力の反力が操作機構に作用しないで、投入時
の振動、騒音が小さく、真空スイッチ管の支持部寸法を
小さくする。 【解決手段】 操作機構の操作力を伝える絶縁操作ロッ
ドの上端に接圧手段を配置し、接圧手段を介して、一対
のレバーの一端を回動自在に連結し、多端のそれぞれを
真空スイッチ管の可動電極に連結した、トグル作用が得
られるスラストリンクを用いて開閉操作する操作機構と
した。 【効果】 接圧手段を一個としたことにより真空スイッ
チ管を支持する支持部の寸法は小さくなり、トグル作用
が得られるスラストリンクによって操作することによ
り、投入時の振動、騒音が小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一対の真空スイ
ッチ管を直列にし、2点で電気回路を開閉する電力系統
に使用される真空遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】真空遮断器は、接触子が高真空中に配置
され、接触子が開離したときは高真空で絶縁耐力が確保
される真空スイッチ管を遮断部に用いた構成である。一
般的に回路電圧が22kV、33kV級以下は、真空ス
イッチ管1個で遮断する構成であるが、回路電圧が66
kV、77kV級以上になると真空スイッチ管2個が直
列に接続された2点で遮断部が構成される。
【0003】真空スイッチ管2個を直列にして、遮断部
を構成した従来の真空遮断器の例を図20に示す。図に
おいて、1は真空スイッチ管で、絶縁容器内に固定電極
1aの端部の固定接触子1bと可動電極1cの端部の可
動接触子1dが対向して配置され、固定電極1a、可動
電極1cのそれぞれの一端が絶縁容器を貫通し、外部に
取り出されている。2は真空スイッチ管1を内径部に挿
入して固定する真空スイッチ管支持部材であり、真空ス
イッチ管1の可動電極を下方にし、固定電極1aの部分
で固定され、可動電極1cの端部相互間は図示しない導
体で接続され、真空スイッチ管1と真空スイッチ管支持
部材2で遮断部3が形成される。4は真空スイッチ管1
の接触部に常時接触圧力を与える接圧手段、5はリン
ク、6は操作リンク、7は操作リンク6を回動自在に支
持する回動軸、8、9は連結ピン、10は操作リンク部
を収容し、真空スイッチ管を支持する支持フレーム、1
1は絶縁操作ロッド、12は支持フレーム10を支持す
る絶縁支持架台、13は操作機構の操作力を絶縁操作ロ
ッドに伝達する下部機構、14は密封軸、15は真空ス
イッチ管1の開閉操作力を発生する操作機構である。1
6は連結機構、17は真空スイッチ管1のの端子を回路
に接続する口出し端子、18は容器の底板、19は容
器、20は上部容器である。
【0004】図20に示すとおり、従来の真空遮断器の
遮断部3は、容器底板18に絶縁支持架台12を取り付
け、その上面に支持フレーム10を載置し、さらにその
上面に一対の遮断部3が所定の間隔で取り付けられ、真
空スイッチ管1の可動電極1cに接圧手段4を介して、
リンク5の一端およびこのリンク5の他端と操作リンク
6の一端が連結ピン8により回動自在に連結され、操作
リンク6の中央部は回動軸7により支持フレーム10に
回動自在に固定され、操作リンク6の他端は絶縁操作ロ
ッド11の一端に連結ピン9により回動自在に連結され
た構成である。
【0005】絶縁操作ロッド11の下端は下部に配置さ
れた下部機構13に連結され、下部機構13の軸13a
は密封軸14に連結され、連結機構16を介して容器下
部に配置された操作機構15に連結されている。容器底
板18に固定された真空スイッチ管1、リンク5および
操作リンク6を収容した支持フレーム10の部分および
真空スイッチ管1、真空スイッチ管支持部材2の遮断部
が容器19内に配置され、上部容器20の側壁には一対
の口出し端子17が取り付けられ、真空スイッチ管1の
固定電極1aからこの口出し端子17に接続されて外部
の回路に接続される構成である。容器19、容器蓋20
の内部には絶縁ガスが充填されている。
【0006】次に動作について説明する。図20は、遮
断部3が開極状態を示している。この状態から閉極指令
がでると、操作機構15が閉極方向に動作し、連結機構
16、密封軸14、下部機構13を経由して、絶縁操作
ロッド11を下部に引き下げる方向に動作し、操作リン
ク6が回転し、真空スイッチ管1の可動電極1cに接圧
手段4を介して操作力が与えられ、可動電極1cが上方
に動作し、固定接触子1bと可動接触子1dが接触して
閉極する。閉極状態では、接触面に操作機構15の操作
力が接圧手段4を介して、真空スイッチ管1の電極接触
面に接触圧力として常時与えられている。
【0007】真空スイッチ管1に電流が流れると、電磁
機械力により接触面を開離する力が働き、接触圧力を低
下させる働きをする。また、交流電流の回路であれば電
磁振動も生じるので、接触面の接触圧力は相応に強くし
ておく必要がある。図20の構成では、接圧手段4を介
して接触面に必要な接触圧力が加えられており、操作機
構15の動作位置を保持することにより、接触圧力が保
持される。したがって、遮断部3の閉極状態では、接圧
部材4からリンク5、操作リンク6、操作ロッド11、
下部機構13、密封軸14、操作機構15に至る駆動機
構部分の各部材に常時押圧力が加わった状態になってい
る。2個の真空スイッチ管を使用する構成では、相当大
きな押圧力となり、これに対抗し得る操作機構、駆動機
構が必要である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
2個の真空スイッチ管を使用する真空遮断器において
は、操作機構の操作力がほとんどそのまま真空スイッチ
管の開閉操作力として働くので、大きな操作力を有する
操作機構が必要である。特に高電圧大容量の真空スイッ
チになると相当大きな操作力を必要とし、操作機構は大
型で重量の重いものとなる問題点がある。また、真空ス
イッチ管に必要な接触圧力が常時駆動機構、操作機構に
加わっており、これに対抗して保持する機能が必要であ
るという問題点もある。さらに、接圧部材は操作レバー
と真空スイッチ管の可動電極との間に装着されているの
で、リンク機構部分の寸法が大きく、真空スイッチ管の
間隔も絶縁に必要な間隔よりも広く必要であり、遮断部
として大きな寸法になる問題点もある。
【0009】この発明は、上記問題点を解消するために
なされたものであり、遮断部が閉極状態では、真空スイ
ッチ管の接触部に接触圧力を与える接圧部材の押圧力の
反力が、駆動機構にまで伝達されず、操作力が増力さ
れ、接触直前に投入速度が軽減できるリンク機構とし
て、接触時の衝撃荷重を低減し、駆動機構を小形軽量に
した真空遮断器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る真空遮断器は、遮断部を構成する一対の真空スイッチ
管が支持フレームの上面に上下方向に固定されており、
真空スイッチ管の可動電極の開閉操作は、駆動力を伝達
する絶縁操作ロッドの上端に、真空スイッチ管に常時接
触圧力を与える接圧手段を配置し、この接圧手段の上部
に、両端にピン穴があけられた一対のスラストリンクの
それぞれの一端を回動自在に連結し、それぞれのスラス
トリンクの他端と、操作力の方向を転換するL字形の操
作レバーの動作レバーと、操作レバーのスイッチ駆動レ
バーと真空スイッチ管の可動電極とを回動自在に連結
し、スイッチ駆動レバーと真空スイッチ管の可動電極と
の連結点には、両端にピン穴があけられたガイドリンク
の一端を連結し、ガイドリンクの他端は支持部材に回動
自在に固定して、真空スイッチ管の可動電極が直線状に
動作するようにガイドし、遮断部が開極状態では、一対
のスラストリンクがV字状であり、閉極状態では、一対
のスラストリンクが直線状に近い逆への字状になるよう
に構成したものである。
【0011】この発明の請求項2に係る真空遮断器は、
遮断部を構成する一対の真空スイッチ管が支持フレーム
の両側面に水平方向に固定されており、真空スイッチ管
の可動電極の開閉操作は、駆動力を伝達する絶縁操作ロ
ッドの上端に、真空スイッチ管に常時接触圧力を与える
接圧手段を配置し、この接圧手段の上部に、両端にピン
穴があけられた一対のスラストリンクのそれぞれの一端
を相互に回動自在に連結し、それぞれのスラストリンク
の他端と真空スイッチ管の可動電極を連結し、このスラ
ストリンクの他端と真空スイッチ管の可動電極との連結
点に、両端にピン穴があけられたガイドリンクの一端を
回動自在に連結し、ガイドリンクの他端は支持部材に回
動自在に固定して、真空スイッチ管の可動電極が直線状
に動作するようにし、遮断部の開極状態では、一対のス
ラストリンクがV字状であり、閉極状態では、一対のス
ラストリンクが直線状に近い逆への字状になるように構
成したものである。
【0012】この発明の請求項3に係る真空遮断器は、
請求項2と同じように、遮断部を構成する一対の真空ス
イッチ管が支持フレームの両側面に水平方向に固定され
ており、絶縁操作ロッドの上端部に設けた接圧手段の上
端でスラストリンクの端部と連結し、スラストリンクの
他端と真空スイッチ管の可動電極との連結点がほぼ直線
状に動作するように設けたガイドリンクの支持フレーム
への固定点を支持フレームの底部としたものである。そ
の他は請求項2の構成と同一である。
【0013】この発明の請求項4に係る真空遮断器は、
遮断部を構成する一対の真空スイッチ管は水平方向に固
定されており、肘部が支持フレームに回動自在に固定さ
れたL字形の操作レバーの動作レバーと絶縁操作ロッド
の上端、操作レバーの支持フレームへの支持点とスラス
トリンクの一端との間に接圧リンクを装着し、スラスト
リンクの他端と真空スイッチ管の可動電極とをそれぞれ
回動自在に連結し、操作レバーのスイッチ駆動レバーと
接圧リンクのスラストリンクとの連結部との間に接圧手
段を装着し、真空スイッチ管の可動電極部には、ほぼ直
線状に動作するようにガイドリンクの一端を回動自在に
連結し、他端は支持フレームに回動自在に固定したもの
であり、遮断部の開極状態では、接圧リンクとスラスト
リンクは逆V字状であり、閉極状態では、直線状に近い
への字状になるように構成したものである。
【0014】この発明の請求項5に係る真空遮断器は、
遮断部を構成する一対の真空スイッチ管は水平方向に固
定されており、絶縁操作ロッドの上端に一対の接圧リン
クのそれぞれの一端を回動自在に連結してV字状とし、
他端相互間に接圧手段を連結し、この連結点とスラスト
リンクの一端、スラストリンクの他端と真空スイッチ管
の可動電極とをそれぞれ回動自在に連結し、スラストリ
ンクと可動電極との連結点に、支持フレームに一端が回
動自在に固定されたガイドリンクの一端を回動自在に連
結し、遮断部の開極状態では、接圧手段とスラストリン
クは逆への字状であり、閉極状態では、接圧手段とスラ
ストリンクが直線状になるように構成したものである。
【0015】この発明の請求項6に係る真空遮断器は、
請求項5の絶縁操作ロッドの上端に一対の接圧リンクの
一端をV字状に連結し、接圧リンクの他端間に連結され
た接圧手段の長さを制限するためのストパーを接圧リン
クの外側面に設けたものである。
【0016】この発明の請求項7に係る真空遮断器は、
遮断部を構成する一対の真空スイッチ管は水平方向に固
定されており、絶縁操作ロッドの上端と一対の接圧リン
クのそれぞれの一端を回動自在に連結してV字状とし、
接圧リンクの他端相互間に引張ばねを装着して構成され
る接圧手段を連結し、この連結点と弓状に形成されたス
ラストリンクの一端、スラストリンクの他端と反対側の
真空スイッチ管の可動電極とをそれぞれ回動自在に連結
し、スラストリンクと可動電極との連結点には、支持フ
レームに一端が回動自在に固定されたガイドリンクの一
端を回動自在に連結し、遮断部の開極状態では、スラス
トリンクがX字状であり、閉極状態では、接圧手段とス
ラストリンクおよびスラストリンクと真空スイッチ管の
可動電極のそれぞれの連結点が一直線上にくるように構
成したものである。
【0017】この発明の請求項8に係る真空遮断器は、
遮断部を構成する一対の真空スイッチ管が支持フレーム
の上面に上下方向に固定されており、真空スイッチ管の
可動電極の開閉操作は、駆動力を伝達する絶縁操作ロッ
ドの上端に一対のスラストリンクのそれぞれの一端を回
動自在に連結し、2個の接圧ガイドリンクのそれぞれの
一端を合わせて支持フレームに回動自在に固定してV字
状とし、V字状の端部間に接圧部材を連結した接圧ガイ
ドリンクの端部と上記スラストリンクの他端、接圧ガイ
ドリンクの他端部と真空スイッチ管の可動電極とを連結
し、真空スイッチ管の可動電極の閉極状態において常時
接触圧力を加えるとともに、真空スイッチ管の可動電極
が直線状に動作するようにし、遮断部の開極状態では、
一対のスラストリンクがV字状であり、閉極状態では、
一対のスラストリンクが直線状に近い逆への字状になる
ように構成したものである。
【0018】この発明の請求項9に係る真空遮断器は、
遮断部を構成する一対の真空スイッチ管が支持フレーム
に斜め方向に固定されており、真空スイッチ管の可動電
極の開閉操作は、請求項8と同様に、駆動力を伝達する
絶縁操作ロッドの上部に一対のスラストリンクのそれぞ
れの一端を回動自在に連結し、2個の接圧ガイドリンク
のそれぞれの一端を合わせて支持フレームに回動自在に
固定してV字状とし、V字状の端部間に接圧手段を結合
した接圧ガイドリンクの端部と上記スラストリンクの他
端、接圧ガイドリンクの他の端部と真空スイッチ管の可
動電極を連結し、真空スイッチ管の可動電極に閉極状態
において常時接触圧力を加えるとともに、真空スイッチ
管の可動電極が直線状に動作するようにしたものであ
り、接圧ガイドリンクの開脚角度が遮断部の取り付け角
度に応じて請求項9のものより小さくなっている点が相
違している。遮断部の開極状態では、一対のスラストリ
ンクがV字状であり、閉極状態では、一対のスラストリ
ンクが直線状に近い逆への字状になるように構成したも
のである。
【0019】この発明の請求項10に係る真空遮断器
は、請求項1乃至3の構成の接圧手段を絶縁操作ロッド
の下端に配置したものである。
【0020】この発明の請求項11に係る真空遮断器
は、請求項10の絶縁操作ロッドの下端に設けた接圧手
段の伸縮量を検出する変位検出手段を付加したものであ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.実施に形態1.は、一対の真空スイッチ
管を直列にして遮断部を形成する真空遮断器で、真空ス
イッチ管を上下方向に配置したものである。その構成を
図1、図2、図3に示す。図1は遮断部が開極状態、図
2は遮断部が閉極状態を示しており、図3は支持フレー
ムの部分の上面図である。図において3は図20の従来
例と同じように真空スイッチ管1を真空スイッチ管支持
部材2に挿入して固定電極部を真空スイッチ管支持部材
2の上部に固定した遮断部、11は遮断部3を開閉操作
する操作力を伝達する絶縁操作ロッド、29は絶縁支持
架台12で支持され、リンク機構を収納し遮断部3を支
持する支持フレーム、23は両端にピン穴があけられた
一対のリンクであり、それぞれの一端を連結してトグル
機構を形成し、絶縁操作ロッド11の上下動を遮断部3
に伝達するスラストリンク、24はL字形に形成され、
肘部が支持フレームに回動自在に固定され、スラストリ
ンク23の一端が回動自在に連結される動作レバー24
aと真空スイッチ管の可動電極に連結されるスイッチ駆
動レバー24bを備えた操作レバー、26はスラストリ
ンク23と操作レバー24の動作レバー24a、および
操作レバー24のスイッチ駆動レバー24bと真空スイ
ッチ管の可動電極を連結する連結ピン、27は操作レバ
ー24を支持フレーム29に回動自在に固定する回動軸
である。スラストリンク23、駆動レバー24は絶縁操
作ロッド11に対して対称に配置されている。
【0022】31は絶縁操作ロッド11の上部に配置さ
れた接圧手段であり、絶縁操作ロッド11のロッドエン
ド32にばねガイド軸32aが設けてあり胴部に長穴の
揺動穴32bがあけられ揺動軸35が上下に揺動可能に
なっている。ガイド軸の外周にコイルばね33が挿入さ
れ、接圧手段外套34が被せられ、この接圧外套34の
胴部にスラストリンク23の一端を揺動軸35によって
回動自在に連結される構成である。36は接圧手段外套
34の上下動をガイドする案内リングである。
【0023】この構成の閉極動作は、図1の開極状態に
置いて、閉極指令を受けると絶縁操作ロッド11が上方
に移動しコイルばね33が圧縮され、揺動軸35が揺動
穴32aの下端に接してスラストリンク23の連結点が
上方に押し上げられ、トグル作用によって左右の操作レ
バー24の動作レバー24bを押し広げ、操作レバー2
4のスイッチ駆動レバー24aによって真空スイッチ管
の可動電極を投入する動作をする。閉極状態におけるス
ラストリンク23の開脚角度は直線状の180度よりも
小さい状態にしておくことにより、コイルばね33の押
圧力がスラストリンクのトグル作用によって増力され、
操作レバー24によって押圧力が方向転換し、真空スイ
ッチ管の可動電極に接触圧力を加える働きをする。コイ
ルばね33の押圧力の増力される大きさは、コイルばね
33の押圧力をFとし、スラストリンク開脚角度をAと
すると遮断部に加えられる接触圧力Pは、 P=F/{tan(A/2)} となり、小さなばね圧力で大きな接触圧力が与えられ
る。スラストリンク23の開脚角度は直線状の180度
になると変位量がなくなり、コイルばね33の押圧力が
真空スイッチ管に伝達されなくなる場合もあるので、1
80度よりも少し小さい角度に設定される。
【0024】このように構成すると、一つの接圧手段
で、一対の真空スイッチ管に接触圧力を与えることがで
きるとともに、小さなばね圧力で大きな接触圧力が与え
られ、さらに、可動電極の動作は、接触に近づくにした
がって可動電極の動作速度が遅くなるので、閉極動作の
接触する瞬間のスピードは遅くなっており、接触時の衝
撃力は小さく騒音、振動のレベルが小さくなる効果もあ
る。また、閉極状態における双方の遮断部の接触圧力の
反力の水平方向成分は互いに反対方向であり、スラスト
リンク23部分で相殺され、絶縁操作ロッド11の部分
には垂直成分のみが伝達されるので、小さな押圧力で大
きな接触圧力を保持することができる効果もある。した
がって、操作機構の駆動力は小さなものでよくなる。
【0025】実施の形態2.図4、図5は遮断部が水平
状態の場合の実施の形態である。図において、43は絶
縁操作ロッド11の操作力を真空スイッチ管に伝達する
スラストリンク、44は真空スイッチ管1の可動電極の
動作を軸線上にガイドするガイドリンクで一端が支持フ
レームに回動自在に固定され、他端は真空スイッチ管の
可動電極に回動自在に結合されている。46はスラスト
リンク43、真空スイッチ管1の可動電極、およびガイ
ドリンク44を連結する連結ピンである。49は絶縁支
持架台12に支持され、リンク機構を収納し、遮断部が
取り付けられる。絶縁操作ロッド11の上端に接圧手段
31は配置されている。
【0026】この構成の閉極動作は、実施の形態1.と
同様に、閉極指令を受けると絶縁操作ロッド11が上方
に動き接圧手段31が圧縮されて、揺動軸35が揺動穴
32aの下端に接し、スラストリンク43の結合点が上
方に押し上げられ、トグル作用によって左右のガイドリ
ンク44にガイドされた真空スイッチ管の可動電極に押
圧力が加えられて投入される。閉極状態におけるスラス
トリンク43の開脚角度は直線状の180度よりも小さ
い状態にしておくことにより、コイルばね33の押圧力
がスラストリンク43のトグル作用によって増力され、
真空スイッチ管1の可動電極に接触圧力を加える働きを
する。コイルばね33の押圧力の増力される大きさは、
実施の形態1.と同様に、コイルばね33の押圧力をF
とし、スラストリンク開脚角度をAとすると遮断部に加
えられる接触圧力Pは、 P=F/{tan(A/2)} となり、小さなばね圧力で大きな接触圧力が与えられ
る。スラストリンク43の開脚角度は直線状の180度
よりも小さい角度に設定される。
【0027】このように構成すると、実施の形態1.と
同様に、一つの接圧手段で、一対の真空スイッチ管に接
触圧力を与えることができるとともに、小さなばね圧力
で大きな接触圧力が与えられ、さらに、可動電極の動作
は、接触に近づくにしたがって可動電極の動作速度が遅
くなるので、閉極動作の接触する瞬間のスピードは遅く
なっており、接触時の衝撃力は小さく騒音、振動のレベ
ルが小さくなる効果もある。また、閉極状態における双
方の遮断部の接触圧力の反力の水平方向成分は互いに反
対方向であり、スラストリンク43の部分で相殺され、
絶縁操作ロッド11の部分には垂直成分のみが伝達され
るので、小さな押圧力で大きな接触圧力を保持すること
ができる効果もある。この場合においても、駆動機構の
駆動力は小さなものでよい。
【0028】実施の形態3.この実施の形態3.は、実
施の形態2.とほぼ同じ形態であり、接圧手段の構成と
ガイドリンクの支持方向を変えたものである。図6、図
7、にその構成を示す。図において、40は接圧手段で
あり、絶縁操作ロッド11の上端に配置され、絶縁操作
ロッド11の上端のロッドエンド37にガイド軸37a
を設け、この外周にコイルばね38を挿入し、その上部
に連結金具39を取り付けたものである。53は絶縁操
作ロッド11の操作力を真空スイッチ管に伝達するスラ
ストリンク、54は真空スイッチ管の可動電極の動作を
軸線上にガイドするガイドリンクで一端が支持フレーム
に回動自在に固定され、他端は真空スイッチ管の可動電
極に回動自在に結合されている。56はスラストリンク
53、真空スイッチ管1の可動電極、およびガイドリン
ク54を連結する連結ピンである。59は絶縁支持架台
12に支持され、リンク機構を収納し、遮断部が取り付
けられる支持フレームである。
【0029】この構成の閉極動作は、実施の形態2.と
同様に、閉極指令を受けると絶縁操作ロッド11が上方
に移動し、接圧手段40が圧縮されて、固定金具39と
スラストリンク53の連結点が突き上げられてスラスト
リンク53が広がり、ガイドリンク54にガイドされた
真空スイッチ管の可動電極に押圧力が加えられて投入さ
れる。閉極状態におけるスラストリンク53の開脚角度
は上記実施の形態1.2.と同様に、直線状の180度
よりも小さい状態になっている。この場合についても実
施の形態1.2.と同様に、コイルばね38の押圧力を
Fとし、スラストリンク53の開脚角度をAとすると遮
断部に加えられる接触圧力Pは、 P=F/{tan(A/2)} となり、小さなばね圧力で大きな接触圧力が与えること
ができる。
【0030】この構成においても、実施の形態1.2.
と同様に、一つの接圧手段で、一対の真空スイッチ管に
接触圧力を与えることができるとともに、小さなばね圧
力で大きな接触圧力が与えられ、さらに、可動電極の動
作は、接触に近づくにしたがって可動電極の動作速度が
遅くなるので、閉極動作の接触する瞬間のスピードは遅
くなっており、接触時の衝撃力は小さく騒音、振動のレ
ベルが小さくなる効果と、閉極状態における双方の遮断
部の接触圧力の反力の水平方向成分は互いに反対方向で
あり、スラストリンク53の部分で相殺されるので、絶
縁操作ロッド11の部分には垂直成分のみが伝達され、
接触圧力は小さな押圧力で保持することができる効果も
ある。この場合においても上記の実施の形態と同様に操
作機構の駆動力は小さなものでよい。
【0031】実施の形態4.この実施の形態4.絶縁操
作ロッドとスラストリンクの間に操作レバーを設け、こ
の部分には接圧手段を配置したものである。図8、図9
に構成を示す。図8は遮断部が閉極状態を示す。図9は
操作レバーの部分に接圧手段を装着した状態を示す。図
において、61は真空スイッチ管の可動電極に接触圧力
を加える接圧手段、62は接圧手段61の作用点の位置
を決める接圧リンク、63は絶縁操作ロッド11の操作
力をトグル作用によって増力して真空スイッチ管の可動
電極に伝達するスラストリンク、64は真空スイッチ管
の可動電極が軸線上を動作するようにガイドするガイド
リンク、65はL字形に形成され、肘部が支持フレーム
に回動自在に固定され、絶縁操作ロッド11と連結され
る動作レバーと接圧手段と連結されるスイッチ駆動レバ
ーを有した操作レバー、66はスラストリンク63と真
空スイッチ管の可動電極および接圧手段61とを連結す
る連結ピン、67は操作レバー65、およびガイドリン
ク64を回動自在に支持する回動軸、68は絶縁操作レ
バー11の上端と操作レバーの動作レバーとを回動自在
に連結する連結軸、69は絶縁支持架台12に支持さ
れ、リンク機構を収納し、遮断部が取り付けられる支持
フレームである。
【0032】絶縁操作レバー11の上端は操作レバー6
5の動作レバー、接圧手段61の一端は操作レバー65
の真空スイッチ管駆動レバー、接圧手段61の他端はス
ラストリンク63の一端、スラストリンク63の他端は
真空スイッチ管1の可動電極にそれぞれ回動自在に連結
されている。図9に示すように、接圧手段61とスラス
トリンク63の連結点は操作レバー65の固定点との間
に接圧リンク62で位置決めされており、操作レバー6
5の回転によりスラストリンク63と接圧リンク62が
トグル作用をするように構成されている。
【0033】この構成においては、絶縁操作ロッド11
が上昇して操作レバー65が回転し、接圧リンク62と
スラストリンク63の連結点が接圧手段61によって押
し付けられ回動軸部分が固定されているので、接圧リン
ク61とスラストリンク63によるトグル作用により、
接圧手段61の押圧力が増力されて真空スイッチ管の可
動電極に与えられて投入され、閉極する。閉極状態では
接圧リンク62とスラストリンク63の開脚角度は直線
状の180度より少し小さい角度に設定され、真空スイ
ッチ管の接触圧力の反力はトグル作用によって水平成分
が操作レバー65の回動軸部分で支えられ絶縁操作ロッ
ド11に働く荷重はわずかな垂直成分であり、この荷重
に耐える強さの小形の操作機構でよくなる。
【0034】このように構成すると、絶縁操作ロッド1
1の操作力は操作レバー65によって、2個の真空スイ
ッチ管それぞれに個別の接圧手段61によって投入され
接触圧力が与えられその反力も個別の接圧リンク62と
スラストリンク63によるトグル作用によって個別に支
えられることとなり、絶縁操作ロッドの上端に接圧手段
を配置するものに比較して、接圧手段を簡単な構造のも
のにすることができるので接圧手段の製作が容易であ
る。
【0035】実施の形態5.この実施の形態5.は、接
圧手段を絶縁操作ロッドの上部に水平方向に配置したも
のである。図10、図11、図13にその構成を示す。
図10は開極状態、図11は閉極状態を示し、図13は
接圧手段の構成を示す。図において、71は接圧手段、
72は一端が絶縁操作ロッド11の上端に回動自在にV
字状に連結され、他端に接圧手段の両端が回動自在に連
結された一対の接圧リンク、73は接圧リンク72と接
圧手段71の連結部に一端が回動自在に連結され、他端
が真空スイッチ管の可動電極に回動自在に結合された一
対のスラストリンク、74は一端がスラストリンク73
と真空スイッチ管1の可動電極に回動自在に連結され、
他端が支持フレームに回動自在に固定され、真空スイッ
チ管の可動電極を軸心上を動作するようにガイドするガ
イドリンク、75は絶縁操作ロッド11の上端と接圧リ
ンク72を回動自在に連結する回動軸である。76はス
ラストリンク73の両端の接圧手段71と接圧リンク7
2との連結部および真空スイッチ管の可動電極との連結
部を回動自在に連結する連結ピン、77はガイドリンク
74の支持フレームに回動自在に固定する回動軸であ
る。79は絶縁支持架台12に支持され、リンク機構を
収納し、遮断部3が取り付けられる支持フレームであ
る。遮断部3は支持フレーム79の両側面に水平方向に
取り付けられている。
【0036】この構成では、図10の開極状態から、絶
縁操作ロッド11が上昇して接圧手段71が上部に移動
し、接圧手段71の両端に連結されたスラストリンク7
3の一端が上方に移動し、水平になって真空スイッチ管
の可動電極に押圧力を与えて真空スイッチ管が投入され
る。この構成ではスラストリンク73が水平状態になっ
ても接圧手段71が水平状態であり、接圧手段71の押
圧力は真空スイッチ管の可動電極に与えられているの
で、スラストリンク73の位置は直線状の位置にあれば
よい。したがって、真空スイッチ管への押圧力はスラス
トリンク73の位置を微細に調整しなくてもほぼ一定の
押圧力が与えられ、組立時調整が容易である効果を奏す
る。
【0037】接圧手段71は、開極時には押圧力が加え
られないので、広がり過ぎないように図12に示すよう
に接圧リンク72の外側にストッパー80を取り付けて
おくと開極状態での接圧リンク72の開脚角度が安定す
る。
【0038】実施の形態6.実施の形態6.は、接圧手
段を絶縁操作ロッドの上端に水平方向に配置しスラスト
リンクを弓状にして一対がX字状になるように配置し、
支持フレームの巾寸法を小さくしようとするものであ
る。図13、図14にその構成を示す。図12は閉極状
態、図13は閉極状態を示す。図において、81は引張
りばねで構成される接圧手段、81aはばね長さを制限
するストッパー、82は絶縁操作ロッド11の上端に一
端が回動自在に連結され他端に接圧手段81を取り付け
られる接圧リンク、83は弓状に形成されそれぞれの一
端が接圧手段の一端、他端が真空スイッチ管の可動電極
にそれぞれ回動自在に結合された一対のスラストリンク
で、接圧手段81へはそれぞれ操作する遮断部3の反対
側に連結され、X字状に配置している。84は一端がス
ラストリンク83と真空スイッチ管の可動電極に回動自
在に連結され、他端が支持フレームに回動自在に固定さ
れ、真空スイッチ管の可動電極が軸線上を動作するよう
にガイドするガイドリンク、86はスラストリンク83
の両端の接圧手段81と接圧リンク82との連結部およ
び真空スイッチ管の可動電極との連結部を回動自在に連
結する連結ピン、87はガイドリンク84の支持フレー
ムに回動自在に固定する回動軸である。89は絶縁支持
架台12に支持され、リンク機構を収納し、遮断部が取
り付けられる支持フレームである。遮断部3は支持フレ
ーム89の両側面に水平方向に取り付けられている。
【0039】この構成では、図12の開極状態から、絶
縁操作ロッド11が上昇して接圧手段81が上部に移動
し、接圧手段81の反対側の両端に連結されたスラスト
リンク83はX字状となって一端が上方に移動し、それ
ぞれの連結点の位置が水平になって真空スイッチ管の可
動電極に押圧力が与えられ投入される。この構成ではス
ラストリンク83の連結点が水平位置にあり、接圧手段
81の押圧力は真空スイッチ管の可動電極に与えられて
いるので、スラストリンク83の連結点の位置は一直線
上の位置にあればよい。したがって、真空スイッチ管へ
の押圧力はスラストリンク83の位置を微細に調整しな
くてもほぼ一定の押圧力が与えられる。
【0040】実施の形態7.実施の形態7.は遮断部が
垂直方向に取り付けられ、接圧手段とガイドリンクを一
体とした構成である。図15、図16にその構成を示
す。図において91は接圧手段、92は接圧ガイドリン
クであり一対で接圧手段91を保持し、一方で真空スイ
ッチ管の可動電極を軸方向にガイドするガイドリンクの
働きも兼ねるものである。93は一対のスラストリン
ク、96は接圧リンク92とスラストリンク93、およ
び接圧ガイドリンク92と真空スイッチ管の可動電極の
それぞれを回動自在に連結する連結ピン、97は接圧ガ
イドリンク92の連結点を回動自在に固定する回動軸で
ある。99は支持フレームである。
【0041】一対のスラストリンク93は、それぞれの
一端は絶縁操作ロッド11の上端は回動自在に連結さ
れ、他端はそれぞれ接圧ガイドリンク92の一端に回動
自在に連結され、開極状態では、V字状であり、絶縁操
作ロッド11が上昇して、接圧ガイドリンク92を押し
上げ、閉極状態になると直線状となる。閉極状態では、
接圧手段の押圧力が接触圧力として与えられる。
【0042】この実施の形態7.では、双方の真空スイ
ッチ管の接触圧力の反力は、直線状になったスラストリ
ンク93部分で相殺され絶縁操作ロッド11の部分には
作用せず、駆動機構の操作力は小さな操作力でよく小形
軽量のものが使用できる効果があり、また、接圧リンク
91はガイドリンクの役目も果しており、短冊上の簡単
な部品を組合わせるのみであり、組立作業も簡単になる
効果を奏する。
【0043】実施の形態8.この実施の形態8.は、実
施の形態7.とは、遮断部の取付方向を傾斜方向にした
点が相違するものであり、図17に開極状態、図18に
閉極状態の構成を示す。傾斜角度に対応して、接圧手段
101を装着する接圧リンク102の開脚角度を遮断部
の傾斜角度としており、その他はすべて実施の形態7.
と同一構成である。したがって、この実施の形態8.に
おいても、実施の形態7.と同様の効果を奏する。
【0044】実施の形態9.実施の形態9.は、接圧手
段を絶縁操作ロッドの下端に配置したものであり、実施
の形態1.〜4.が対象となる。この場合の操作機構の
構成を図19に示す。遮断器の操作機構は、駆動機構1
20に取り付けられた操作レバー119が駆動レバー1
18を駆動し、絶縁操作ロッド11が上下に動作させる
ように構成されている。絶縁操作ロッド11の下端に設
けた接圧手段110は実施の形態3.の絶縁操作ロッド
の上端に設けたものと同じ構成のものが取り付けられて
いる。即ち、絶縁操作ロッド11の下端のロッドエンド
113にガイド軸113aを設け、この外周にコイルば
ね112を挿入し、その下部に連結金具連結金具111
を取り付けた構成である。
【0045】この構成では、接圧手段110の押圧力は
常時真空スイッチ管の可動電極に加えられていることが
必要であり、開閉操作は実施の形態1.〜4.に示した
ものと同じように操作される。接圧手段を絶縁操作ロッ
ドの下端に設けることにより支持フレームに接圧手段を
収容する部分が不要となり、支持フレームの寸法を小さ
くすることができる効果がある。
【0046】また、このように、接圧手段110を絶縁
操作ロッド11の下端に設けると、その伸縮量を検出す
る変位検出手段114を設け、接続ケーブル115で監
視装置116に接続しておくと監視装置で真空スイッチ
管の開閉状況を監視することもできる。
【0047】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る真空遮断器
は、一対の真空スイッチ管で構成される遮断部が上下方
向に固定されており、開閉操作は、絶縁操作ロッドの上
部に、接圧手段を配置し、その上部に、開極状態では、
一対のスラストリンクがV字状であり、閉極状態では、
一対のスラストリンクが直線状に近い逆への字状になる
ように構成し、それぞれのスラストリンクの他端に連結
されたL字形の操作レバーによって開閉するようにした
ので、一つの接圧手段で、一対の真空スイッチ管に接触
圧力を与えることができるとともに、小さなばね圧力で
大きな接触圧力が与えられ、さらに、可動電極の動作
は、接触に近づくにしたがって可動電極の動作速度が遅
くなり、閉極動作の接触する瞬間のスピードは遅くなっ
ており、接触時の衝撃力は小さく騒音、振動のレベルが
小さくなる効果がある。また、閉極状態における双方の
遮断部の接触圧力の反力の水平方向成分はストリンク2
3部分で相殺され、絶縁操作ロッド11の部分には垂直
成分のみとなるので、小さな押圧力で大きな接触圧力を
保持することができる効果もあり、操作機構は駆動力の
小さな小形軽量のもでよくなる。
【0048】この発明の請求項2に係る真空遮断器は、
一対の真空スイッチ管で構成される遮断部が支持フレー
ムの両側面に水平方向に固定され、開閉操作は、絶縁操
作ロッドの上部に、接圧手段を配置し、その上部に、開
極状態では、一対のスラストリンクがV字状であり、閉
極状態では、一対のスラストリンクが直線状に近い逆へ
の字状になるように構成し、それぞれのスラストリンク
の他端を真空スイッチ管の可動電極に連結し真空スイッ
チ管の可動電極部はガイドリンクによってガイドするよ
うにしたので、請求項1と同様に、一つの接圧手段で、
一対の真空スイッチ管に接触圧力を与えることができる
とともに、小さなばね圧力で大きな接触圧力が与えら
れ、さらに、可動電極の動作は、接触に近づくにしたが
って可動電極の動作速度が遅くなり、閉極動作の接触す
る瞬間のスピードは遅くなっており、接触時の衝撃力は
小さく騒音、振動のレベルが小さくなる効果がある。ま
た、閉極状態における双方の遮断部の接触圧力の反力の
水平方向成分はスラストリンクで相殺され、絶縁操作ロ
ッドには垂直成分のみとなり、小さな押圧力で大きな接
触圧力を保持することができるとともに、操作機構は駆
動力の小さな小形軽量のものでよくなる効果を奏する。
【0049】この発明の請求項3に係る真空遮断器は、
請求項2と同じように、一対の真空スイッチ管で構成さ
れる遮断部が支持フレームの両側面に水平方向に固定さ
れ、開閉操作は、絶縁操作ロッドの上部に、接圧手段を
配置し、その上部に、開極状態では、一対のスラストリ
ンクがV字状であり、閉極状態では、一対のスラストリ
ンクが直線状に近い逆への字状になるように構成し、そ
れぞれのスラストリンクの他端を真空スイッチ管の可動
電極に連結し真空スイッチ管の可動電極部はガイドリン
クによってガイドするようにしたものであり、請求項2
とは接圧手段の構成を、接圧手段外套をなくし、頂部の
連結金具を設けた点、およびガイドリンクの固定点を支
持フレーム内部の下部にした点で相違するのみである。
この構成では、請求項2と同様に、一つの接圧手段で、
一対の真空スイッチ管に接触圧力を与えることができる
とともに、小さなばね圧力で大きな接触圧力が与えら
れ、可動電極の動作は、接触に近づくにしたがって可動
電極の動作速度が遅くなり、閉極動作の接触する瞬間の
スピードは遅くなり、接触時の衝撃力は小さく騒音、振
動のレベルが小さくなる効果がある。また、閉極状態に
おける双方の遮断部の接触圧力の反力の水平方向成分は
スラストリンク部分で相殺され、絶縁操作ロッドには垂
直成分のみとなり、小さな押圧力で大きな接触圧力を保
持することができることから、操作機構の駆動力の小さ
な小形軽量のものでよくなる効果を備えていることに加
えて、支持フレームの高さを小さくすることができる効
果を有する。
【0050】この発明の請求項4に係る真空遮断器は、
一対の真空スイッチ管で構成される遮断部は水平方向に
固定され、絶縁操作ロッドの上部にL字形の操作レバー
を回動自在に連結し、操作レバーの支持フレームへの固
定点に接圧リンクの一端を連結し、他端にスラストリン
クの一端、スラストリンクの他端と真空スイッチ管の可
動電極とをそれぞれ回動自在に連結し、操作レバーのス
イッチ駆動レバーと接圧リンクとスラストリンクとの連
結部に接圧手段を連結し、真空スイッチ管の可動電極部
には、ガイドリンクの一端を回動自在に連結し、ガイド
リンクの他端は支持フレームに回動自在に固定し、接圧
リンクとスラストリンクは開極状態では逆V字状であ
り、閉極状態では、直線状に近いへの字状になるように
構成したので、縁操作ロッド11の操作力は操作レバー
65によって、2個の真空スイッチ管それぞれに個別の
接圧手段61によって接触圧力が与えられ、その反力は
個別の接圧リンクとスラストリンクによって個別に支え
られ、絶縁操作ロッドの上端には請求項1〜3の接圧手
段を絶縁操作ロッドの上端に配置したものと同様に垂直
成分のみで小さく、駆動力の小さな小形軽量の操作機構
にすることができ、接圧手段についても、簡単な構造の
ものにすることができる。接圧手段の製作が容易とな
る。
【0051】この発明の請求項5に係る真空遮断器は、
遮断部を構成する一対の真空スイッチ管は水平方向に固
定されており、絶縁操作ロッドの上端に一対の接圧リン
クの一端を回動自在に取り付けてV字状とし、他端相互
間に接圧手段を結合し、この左右の結合点とスラストリ
ンクの一端、スラストリンクの他端と真空スイッチ管の
可動電極とをそれぞれ回動自在に連結し、スラストリン
クと可動電極との連結点には、支持フレームに一端が回
動自在に固定されたガイドリンクの一端を回動自在に連
結し、遮断部の開極状態では、接圧手段とスラストリン
クは逆への字状であり、閉極状態では、接圧手段とスラ
ストリンクが直線状になるように構成したので、閉極状
態では接圧手段が直線状になったスラストリンクを介し
て真空スイッチ管に接触圧力を与え、その反力は接圧手
段を双方から押し付ける方向となり絶縁操作ロッドには
作用しない状態となり、操作機構の操作力は閉極する操
作力のみでよく、反力を支える操作力は必要でなくな
る。また閉極時の可動電極の移動速度は遅くなり接触時
の騒音、振動も請求項1〜5と同様に小さくなる効果を
奏するともに、接圧手段が簡単な構造のものでよく、絶
縁操作ロッドに微細な位置調整も必要でなく、組立時調
整が容易である効果も奏する。
【0052】この発明の請求項6に係る真空遮断器は、
請求項5の絶縁操作ロッドの上端に接圧リンクをV字状
として設けた接圧手段の長さを制限するためのストパー
を接圧リンクの外側面に設けたので、接圧手段が開極時
に、接圧リンク72の開脚角度が制限され、広がり過ぎ
ることがなくなり、接圧リンク72の開脚角度が安定す
る。
【0053】この発明の請求項7に係る真空遮断器は、
遮断部を構成する一対の真空スイッチ管が水平方向に固
定されており、絶縁操作ロッドの上端に一対の接圧リン
クの一端を回動自在に取り付けてV字状とし、他端相互
間に引張りばねで構成した接圧手段を結合し、この左右
の結合点の互いに反対側の結合点に弓状に形成されたス
ラストリンクがX字状に交差して一端を回動自在に連結
し、スラストリンクの他端と真空スイッチ管の可動電極
とをそれぞれ回動自在に連結し、スラストリンクと可動
電極との連結点には、支持フレームに一端が回動自在に
固定されたガイドリンクの一端を回動自在に連結し、遮
断部の開極状態では、スラストリンクがX字状であり、
閉極状態では、接圧手段とスラストリンクの連結点、お
よびスラストリンクと真空スイッチ管の可動電極の連結
点が一直線上にくるように構成したので、閉極状態では
接圧手段とスラストリンクの連結点、およびスラストリ
ンクと真空スイッチ管の可動電極の連結点が一直線上に
なったスラストリンクを介して真空スイッチ管に接触圧
力を与え、その反力は、接圧手段を双方から引張る方向
となり絶縁操作ロッドには作用しない状態となり、操作
機構の操作力は閉極する操作力のみでよく、反力を支え
る操作力は必要でなくなる。また閉極時の可動電極の移
動速度は遅くなり接触時の騒音、振動も請求項1〜6と
同様に小さくなる効果を奏するともに、接圧手段が簡単
な構造のものでよく、絶縁操作ロッドに微細な位置調整
も必要でなく、組立時調整が容易である効果も奏する。
【0054】この発明の請求項8に係る真空遮断器は、
遮断部を構成する一対の真空スイッチ管は上下方向に固
定されており、その開閉操作部分は、絶縁操作ロッドの
上部に一対のスラストリンクリンクのそれぞれの一端を
回動自在に連結し、左右の遮断部に対してそれそれ一対
の接圧ガイドリンクのそれぞれの一端を合わせて支持フ
レームに回動自在に固定してV字状とし、V字状の接圧
ガイドリンクの他端部に接圧手段を連結し、この一方の
連結部とスラストリンクの他端、他方の連結部は真空ス
イッチ管の可動電極を連結した構成とし、閉極状態にお
いて真空スイッチ管の可動電極に接触圧力を加えるとと
もに、真空スイッチ管の可動電極が直線状に動作するよ
うにガイドするようにしたので、双方の真空スイッチ管
の接触圧力の反力は、直線状になったスラストリンク部
分で相殺され、絶縁操作ロッドの部分には作用せず、駆
動機構の操作力は小さな操作力でよくなり、小形軽量の
ものが使用できる効果があり、また、接圧ガイドリンク
は短冊状の簡単な部品の組合せで構成でき、真空スイッ
チ管の可動電極のガイドの役目も果しており、組立作業
も簡単である。
【0055】この発明の請求項9に係る真空遮断器は、
遮断部を構成する一対の真空スイッチ管が支持フレーム
に斜め方向に固定されており、真空スイッチ管の可動電
極の開閉操作部分は、請求項8と殆ど同様であり、接圧
手段を装着するガイドリンク部分の開脚角度が遮断部の
傾斜角度に合わせた点が相違するのみである。したがっ
て、請求項8と同様に、双方の真空スイッチ管の接触圧
力の反力は、直線状になったスラストリンク部分で相殺
され、絶縁操作ロッドの部分には作用せず、駆動機構の
操作力は小さな操作力でよくなり、小形軽量のものが使
用できる効果があり、また、接圧ガイドリンクは短冊状
の簡単な部品の組合せで構成でき、真空スイッチ管の可
動電極のガイドの役目も果しており、組立作業も簡単で
ある。
【0056】この発明の請求項10に係る真空遮断器
は、請求項1乃至3の構成の接圧手段を絶縁操作ロッド
の下端に配置したものであり、接圧手段を絶縁操作ロッ
ドの下端に設けることにより支持フレームに接圧手段の
収容する部分が不要となり、支持フレームの寸法を小さ
くすることができる効果がある。
【0057】この発明の請求項11に係る真空遮断器
は、請求項10の絶縁操作ロッドの下端に設けた接圧手
段の伸縮量を検出する変位検出手段を付加し、接続ケー
ブルで監視装置に接続したものであり、このようにする
と、監視装置で真空スイッチ管の開閉状況を監視するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による真空遮断器の遮断部を上下方
向とし、接圧手段を一つとしてスラストリンクにて開閉
する場合の開極状態の構成図である。
【図2】 図1の閉極状態を示す構成図である。
【図3】 図1の支持フレームの上面図である。
【図4】 この発明による真空遮断器の遮断部を水平方
向とし、接圧手段を一つとしてスラストリンクにて開閉
する場合の開極状態の構成図である。
【図5】 図1の閉極状態を示す構成図である。
【図6】 この発明による真空遮断器の遮断部を水平方
向とし、図1とは異なる接圧手段としてスラストリンク
で開閉する場合の開極状態の構成図である。
【図7】 図6の閉極状態を示す構成図である。
【図8】 この発明による真空遮断器の遮断部を水平方
向とし、左右の遮断部を個別に開閉するリンク機構とし
た構成図である。
【図9】 図8の接圧手段の部分拡大図である。
【図10】 この発明による真空遮断器の遮断部を水平
方向とし、一つの接圧リンクを水平方向に取り付け、ス
ラストリンクで開閉する場合の開極状態の構成図であ
る。
【図11】 図10の閉極状態を示す構成図である。
【図12】 図10の接圧リンク部分の部分図である。
【図13】 この発明による真空遮断器の遮断部を水平
方向とし、一つの接圧リンクを水平方向に取り付け、反
対側で支持して交差したスラストリンクで開閉する場合
の開極状態の構成図である。
【図14】 図13の閉極状態を示す構成図である。
【図15】 この発明による真空遮断器の遮断部を上下
方向とし、左右に接圧手段一対の接圧ガイドリンクに取
り付け、スラストリンクで開閉する場合の開極状態の構
成図である。
【図16】 図15の閉極状態を示す構成図である。
【図17】 図15の構成の遮断部を傾斜取り付けとし
た開極状態の構成図である。
【図18】 図17の閉極状態の構成図である。
【図19】 接圧手段を操作ロッドの下部に配置した場
合の操作装置子部分構成図である。
【図20】 従来の一対の真空スイッチ管で遮断部を構
成した真空遮断器の構成図である。
【符号の説明】
3 遮断部、11 絶縁操作ロッド、12 絶縁支持架
台、23 スラストリンク、24 操作レバー、26
連結ピン、27 回動軸、29 支持フレーム、31
接圧手段、32 ロッドエンド、32a 揺動穴、33
コイルばね、34 接圧手段、35 揺動軸、36
案内リング、37 ロッドエンド、38 コイルばね、
39 連結金具、40 接圧手段、43 スラストリン
ク、44 ガイドリンク、46 連結ピン、47 回動
軸、49 支持フレーム、53 スラストリンク、54
ガイドリンク、55 回転軸、56 連結ピン、57
回動軸、59 支持フレーム、61 接圧手段、62
接圧リンク、63 スラストリンク、64 ガイドリ
ンク、65 操作レバー、66 連結ピン、67 回動
軸、69 支持フレーム、71 接圧手段、72 接圧
リンク、73 スラストリンク、74 ガイドリンク、
75 回動軸、76 連結ピン、77 回動軸、71
接圧手段、71a 端部金具、71b 支持部材、71
c 端部金具、71d ナット、78 支持部材、80
ストッパー、81 接圧手段、82 接圧リンク、8
3 スラストリンク、84 ガイドリンク、86 連結
ピン、87 回動軸、89 支持フレーム、91 接圧
手段、92 接圧リンク、93 スラストリンク、97
回動軸、99 支持フレーム、101 接圧部材、1
02 接圧リンク、103 スラストリンク、106
連結ピン、107 回動軸、109 支持フレーム、1
10 接圧手段、111 連結金具、112 コイルば
ね、113 ロッドエンド、114 変位検出手段、1
15 接続ケーブル、117 監視装置、118 駆動
レバー、119 操作レバー、120 駆動機構。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁支持架台上に支持された支持フレー
    ム、一対の真空スイッチ管支持部材に一対の真空スイッ
    チ管が挿入され、上端の固定電極部が支持部材の上端で
    それぞれ支持され、上記支持フレームの上面に所定の間
    隔で固定された遮断部、L字形に形成され、両腕部が上
    記真空スイッチ管の可動電極を駆動するスイッチ駆動レ
    バーと操作力を受ける動作レバーを形成し、肘部は上記
    支持フレームに回動自在に固定された操作レバー、両端
    部にピン穴が設けられた一対のスラストリンク、上記遮
    断部の電極に常時接触圧力を与える接圧手段、上記真空
    スイッチ管に開閉操作力を伝達する絶縁操作ロッド、お
    よび開閉操作力を発生する駆動機構を備え、上記接圧手
    段は、上記絶縁操作ロッドの上端のロッドエンドに設け
    たガイド軸にコイルばねが挿通され、その外周に接圧手
    段外套を被せた構成であり、上記駆動レバー、スラスト
    リンクは上記一対の遮断部それぞれに、絶縁操作ロッド
    に対して対称に配置され、接圧手段外套と上記スラスト
    リンクの一端、スラストリンクの他端と上記操作レバー
    の動作レバー、および操作レバーのスイッチ駆動レバー
    と真空スイッチ可動電極とが、それぞれ回動自在に連結
    され、開極状態では上記スラストリンクがV字状であ
    り、閉極状態では上記スラストリンクが直線状に近い逆
    への字状に開脚していることを特徴とする真空遮断器。
  2. 【請求項2】 絶縁支持架台上に支持された支持フレー
    ム、一対の真空スイッチ管支持部材に一対の真空スイッ
    チ管が挿入され、上端の固定電極部が支持部材の上端で
    それぞれ支持され、上記支持フレームの両側面に固定さ
    れた遮断部、両端部にピン穴が設けられた一対のスラス
    トリンク、一端が支持フレームに回動自在に支持され、
    真空スイッチ管の可動電極がほぼ直線状に動作するよう
    にガイドする一対のガイドリンク、上記遮断部の電極に
    常時接触圧力を与える接圧手段、上記真空スイッチに開
    閉操作力を伝達する絶縁操作ロッド、および開閉操作力
    を発生する駆動機構を備え、上記接圧手段は、上記絶縁
    操作ロッドの上端のロッドエンドに設けたガイド棒にコ
    イルばねが挿通され、その外周に接圧手段外套を被せた
    構成であり、上記ガイドリンク、スラストリンクは、上
    記一対の遮断部それぞれに設けられ、絶縁操作ロッドに
    対して対称に配置され、接圧手段外套と上記スラストリ
    ンクの一端、スラストリンクの他端と真空スイッチ管可
    動電極および上記ガイドリンク他端とが、それぞれ回動
    自在に連結され、開極状態では上記スラストリンクがV
    字状であり、閉極状態では上記スラストリングが直線状
    に近い逆への字状に開脚していることを特徴とする真空
    遮断器。
  3. 【請求項3】 接圧手段は、上記絶縁操作ロッドの上端
    のロッドエンドに設けたガイド棒にコイルばねが挿通さ
    れ、その上部に連結金具を挿入してナットで外れ止めが
    施された構成であることを特徴とする請求項2記載の真
    空遮断器。
  4. 【請求項4】 絶縁支持架台上に支持された支持フレー
    ム、一対の真空スイッチ管支持部材に一対の真空スイッ
    チ管が挿入され、上端の固定電極部が支持部材の上端で
    それぞれ支持され、上記支持フレームの両側面に水平方
    向に固定された遮断部、一端が上記支持フレームに回動
    自在に固定され、他端が真空スイッチ管の可動電極に回
    動自在に連結され、真空スイッチ管の可動電極がほぼ直
    線状に動作するようにガイドする一対のガイドリンク、
    両端部にピン穴が設けられたスラストリンク、L字形に
    形成され、肘部に軸穴、両腕端部にピン穴が明けられた
    スイッチ駆動レバーおよび動作レバーを有し、肘部が上
    記支持フレームに回動自在に固定された操作レバー、操
    作レバーの回動軸部とスラストリンクの一端と回動自在
    に連結された接圧リンク、一端がスイッチ駆動レバーの
    端部と他端が接圧リンクとスラストリンクとの連結点と
    に連結され、上記遮断部の電極に常時接触圧力を与える
    接圧手段、上記真空スイッチ管に開閉操作力を伝達する
    絶縁操作ロッド、および開閉操作力を発生する駆動機構
    を備え、接圧手段は、上記絶縁操作ロッドの上端のロッ
    ドエンドに設けたガイド棒にコイルばねが挿通され、そ
    の上部に連結金具を挿入してナットで外れ止めが施され
    た構成であり、L字形の駆動リンクの肘部の上記支持フ
    レームに回動自在に固定され、上記駆動レバーの一端は
    絶縁操作ロッド上端と、駆動レバーの他端とスラストリ
    ンクの一端と、スラストリンクの他端と真空スイッチ管
    の可動電極とがそれぞれ回動自在に連結され、開極状態
    では、接圧リンクとスラストリンクが逆V字状であり、
    閉極状態では、接圧リンクとスラストリンクがそれぞれ
    直線に近いへの字状であることを特徴とする真空遮断
    器。
  5. 【請求項5】 絶縁支持架台上に支持された支持フレー
    ム、一対の真空スイッチ管支持部材に一対の真空スイッ
    チ管が挿入され、上端の固定電極部が支持部材の上端で
    それぞれ支持され、上記支持フレームの両側面に固定さ
    れた遮断部、両端部にピン穴が設けられた一対のスラス
    トリンク、一端が支持フレームに回動自在に支持され、
    真空スイッチ管の可動電極がほぼ直線状に動作するよう
    にガイドする一対のガイドリンク、上記遮断部の電極に
    常時接触圧力を与える接圧手段、上記真空スイッチに開
    閉操作力を伝達する絶縁操作ロッド、および開閉操作力
    を発生する駆動機構を備え、上記接圧手段は、上記絶縁
    操作ロッドの上端のロッドエンドに一対の接圧リンクの
    一端をV字状に回動自在に取付け、接圧リンクの他端相
    互間に接圧手段を連結したものであり、この双方の連結
    点に一対のスラストリンクのそれぞれの一端、スラスト
    リンクの他端と上記真空スイッチ管の可動電極とガイド
    リンクの他端との連結点がそれぞれ回動自在に連結さ
    れ、上記ガイドリンク、スラストリンクは上記一対の遮
    断部それぞれに、絶縁操作ロッドに対して対称に配置さ
    れ、開極状態では上記スラストリンクがV字状であり、
    閉極状態では上記スラストリングが直線状になるように
    構成されたことを特徴とする真空遮断器。
  6. 【請求項6】 絶縁操作ロッドの上端の支持部材にV字
    状に結合された接圧リンクの他端相互間に取り付けられ
    た接圧手段の広がりを制限するストッパーをV字状の接
    圧リンクの外側に設けたことを特徴とする請求項5記載
    の真空遮断器。
  7. 【請求項7】 絶縁支持架台上に支持された支持フレー
    ム、一対の真空スイッチ管支持部材に一対の真空スイッ
    チ管が挿入され、上端の固定電極部が支持部材の上端で
    それぞれ支持され、上記支持フレームの両側面に固定さ
    れた遮断部、両端部にピン穴が設けられ弓状に湾曲した
    一対のスラストリンク、一端が支持フレームに回動自在
    に支持され、真空スイッチ管の可動電極がほぼ直線状に
    動作するようにガイドする一対のガイドリンク、上記遮
    断部の電極に接触圧力を与える接圧手段、上記真空スイ
    ッチに開閉操作力を伝達する絶縁操作ロッド、および開
    閉操作力を発生する駆動機構を備え、上記接圧手段は、
    上記絶縁操作ロッドの上端のロッドエンドに一対の接圧
    リンクの一端をV字状に取付け、接圧リンクの他端相互
    間に引っ張りばねで構成した接圧手段を連結したもので
    あり、この連結点に反対側のスラストリンクの一端を回
    動自在に連結して一対のスラストリンクがX字状になる
    ように配置し、スラストリンクの他端と上記真空スイッ
    チ管の可動電極とガイドリンクの他端との結合点がそれ
    ぞれ回動自在に連結され、上記ガイドリンク、スラスト
    リンクは上記一対の遮断部それぞれに、絶縁操作ロッド
    に対して対称に配置され、開極状態では上記スラストリ
    ンクがX字状であり、閉極状態では上記一対のスラスト
    リングの真空スイッチ管および接圧リンクとの各連結点
    がほぼ一直線上になるように構成されたことを特徴とす
    る真空遮断器。
  8. 【請求項8】 絶縁支持架台上に支持された支持フレー
    ム、一対の真空スイッチ管支持部材に一対の真空スイッ
    チ管が挿入され、上端の固定電極部が支持部材の上端で
    それぞれ支持され、上記支持フレームの上面に所定の間
    隔をおいて固定された遮断部、両端部にピン穴が設けら
    れたスラストリンク、両端にピン穴が設けられた一対の
    リンク部材のそれぞれの一端が上記支持フレームに回動
    自在に固定され、一方のリンク部材の他端が真空スイッ
    チ管の可動電極に回動自在に連結され、他方のリンク部
    材他端が上記スラストリンクの一端に回動自在に連結さ
    れ、一対のリンク部材の他端相互間に押しばねで構成さ
    れた接圧部材を装着した接圧ガイドリンク、上記真空ス
    イッチ管に開閉操作力を伝達する絶縁操作ロッド、およ
    び開閉操作力を発生する駆動機構を備え、上記一対のス
    ラストリンクの一端は上記絶縁操作ロッドの上端のロッ
    ドエンドに回動自在に結合され、開極状態では、スラス
    トリンクがV字状であり、閉極状態では、スラストリン
    クが直線状になるように構成されたことを特徴とする真
    空遮断器。
  9. 【請求項9】 一対の遮断部がそれぞれ外側に傾斜して
    取り付けられ、接圧ガイドリンクは、遮断部傾斜角度に
    対応した開脚角度としたことを特徴とする請求項8記載
    の真空遮断器。
  10. 【請求項10】 接圧手段が絶縁操作ロッドの下端部に
    装着されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれかに記載の真空遮断器。
  11. 【請求項11】 接圧手段が絶縁操作ロッドの下端部に
    装着され、接圧手段の伸縮量を検出する変位検出手段を
    備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3、および
    請求項10のいずれかに記載の真空遮断器。
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