JP4555086B2 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ガス絶縁開閉装置に関し、特に絶縁性ガスを封入したガス密封容器内に複数の真空バルブを設置したガス絶縁開閉装置に関するものである。
技術背景
従来、固定電極とこの固定電極に向かって進退動する可動電極とを真空容器中に持ち、固定電極と可動電極が接離することにより電流の通電・遮断を行う真空バルブを、SF等の絶縁性ガスが封入されたガス密封容器中に収納した従来のガス絶縁開閉装置において、真空バルブの可動電極は、レバー、リンク、連結軸等で構成される操作力伝達機構によって、手動の操作レバーまで至るように連結されている(例えば、特開平02−257536号公報(第1−2頁、第2図)参照)。
また、例えば三相交流遮断器に用いられる従来のガス絶縁開閉装置においては、一般に3個の真空バルブを有しているが、この3個の真空バルブを並列に配置して、各々の真空バルブの可動電極を連結する為の連結軸を含む連動機構を設け、この3個の真空バルブを同時に動作させている(例えば、特開2000−283320号公報参照)。
また、このようなガス絶縁開閉装置においては、真空バルブの可動電極がガス密封容器の壁面を貫通して外に出る部分において、可動電極とガス密封容器の壁面との間に、可動電極の進退動を妨げずに両者間を密閉する目的でベローズが設けられている(例えば、特開平02−257536号公報(第1−2頁、第2図)参照)。
このような構成の従来のガス絶縁開閉装置においては、真空バルブの可動電極に接続されるレバー、リンク、連結軸等で構成される操作力伝達機構のために装置の小型化を図ることができず、また、このような操作力伝達機構は、各操作力伝達部品の連結部においてのエネルギーロスが大きく、また、リンク等の回転部品で発生する摩擦力がさらに加わるので、伝達される操作力に関してエネルギー効率が悪いので問題であった。
また、可動電極周囲を密閉する目的で、ベローズを用いた従来のガス絶縁開閉装置においては、ベローズが脆弱で特にねじり方向の力に対して弱く、組み立て調整時に非常に注意を払わなければならず、作業性が悪いので問題であった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、小型・軽量化を図ることができるとともに、操作力のエネルギーロスを減少させ、また、ベローズを用いたものであっても組み立て作業性を良くすることができるガス絶縁開閉装置を得ることを目的とする。
この発明に係るガス絶縁開閉装置は、真空バルブを備え、この真空バルブは、内部が真空に保たれた真空容器と、この真空容器中に配設された固定電極及び可動電極を有し、可動電極は、固定電極に向かって進退動可能に設けられている。真空バルブは、固定電極と可動電極が接離することにより、両者に電気的に接続された母線に対して電流の通電・遮断を行う。ガス絶縁開閉装置は、さらに、絶縁性ガスが封入され、真空バルブを収納するガス密封容器と、一端が可動電極に接続され他端がガス密封容器の外部に延出する延長ロッドとを備えている。そしてさらに、ガス密封容器外に配設され、外部からの電気信号により動作し、延長ロッドの他端に接続する出力軸、及び電磁力によりこの出力軸を駆動することによって、真空バルブの開閉を行う電磁コイルを有する電磁操作機構とを備えている。そのため、真空バルブの可動電極に接続する、従来のレバー、リンク、連結軸等で構成される操作力伝達機構を削減することができ、装置の小型・軽量化を図ることができる。また、各操作力伝達部品の連結部においてのエネルギーロスが無くなり、さらにまた、リンク等の回転部品により発生する摩擦力が無くなるので、効率良く操作力が伝達され、操作力に関してエネルギー効率のよい装置とすることができる。
図1はこの発明のガス絶縁開閉装置の実施例を示す断面図である。
図2は図1のガス絶縁開閉装置のベローズの詳細を示す斜視図である。
図1はこの発明のガス絶縁開閉装置100の断面図である。ガス絶縁開閉装置100は、電流の通電・遮断を行う真空バルブ1を備えている。真空バルブ1は、有底円筒状の真空容器2を有している。この真空容器2内に固定電極3と可動電極4が収納されている。固定電極3は、真空容器2の一側の側壁2aに固定されている。そして、固定電極3には、図示しない主回路母線が電気的に接続されている。
固定電極3に対向するように可動電極4が配設されている。可動電極4は、真空容器2の他側の側壁2bを進退動自在に貫通して設けられている。側壁2bの可動電極4が貫通する部分にはベローズ5が設けられている。ベローズ5は可動電極4と真空容器2の側壁2bとを伸縮自在に密閉している。真空容器2の内部は、遮断時に発生するアークを早く拡散させ消弧するために真空状態に保たれている。
可動電極4が、固定電極3に対して進退動することにより、固定電極3の先端に設けられた固定接触子3aと、可動電極4の先端に設けられた可動接触子4aとが離接し真空バルブ1が開閉する。固定接触子3aと可動接触子4aとに所定の接圧荷重を負荷する目的で、可動電極4の端部に接圧ばね6が配置されている。接圧ばね5は、可動電極4の端部に接続された系止板7と絶縁ロッド8との間に縮接されている。系止板7は中央部に穿孔されたばか穴に、絶縁ロッド8から真空バルブ1方向に突出する、ばか穴の径より小さい外径を有する軸部材8bを所定の遊びを持って貫通させ、さらに軸部材8bの中心穴に締着されたビス8bの頭部によって、この軸部材8bから抜けることを規制されている。そして、系止板7は、絶縁ロッド8に対して軸部材8b上を所定の距離だけ移動可能に支持され、これによって接圧ばね5の伸長量を規制している。絶縁ロッド8は、エポキシ樹脂で作製され、後で述べる延長ロッド9と真空バルブ1との間を電気的に絶縁している。
真空バルブ1、接圧ばね5、絶縁ロッド8及び系止板7は、ガス密封容器10内に収納されている。ガス密封容器10内にはSFガス等の絶縁性ガスが封入されている。ガス密封容器10の一側の側壁は、ベース板11を構成している。このベース板11には、所定の大きさの延出開口11aが形成されている。そして、一端を絶縁ロッド8に接続された延長ロッド9は、この延出開口11aを通って他端を外部に延出している。
ガス密封容器10の外部に電磁操作機構12が設置されている。電磁操作機構12は、ベース板11から延びる二本の支持部材15によって支持されている。電磁操作機構12は、まず、中央部に円筒状の永久磁石16を有している。そしてさらに、永久磁石16の真空バルブ1側には、環状に形成された第1の電磁コイル18が、永久磁石16と中心軸を一致させて隣接して配設されている。また、永久磁石16の反対側には同じく環状に形成された第2の電磁コイル19が、永久磁石16と中心軸を一致させて隣接して配設されている。このように並んで配設された永久磁石16、第1の電磁コイル18、及び第2の電磁コイル19の中央穴内を貫通するように、円柱状の可動子20が軸線方向に移動可能に設けられている。そして、可動子20の中心軸上に出力軸21が貫通して固着されている。
また、第1の電磁コイル18のさらに真空バルブ1側に、厚板円板状の第1のヨーク22が並設されている。一方、第2の電磁コイル19の真空バルブ1と反対の側に同じく厚板円板状の第2のヨーク23が並設されている。出力軸21は第1のヨーク22及び第2のヨーク23の中央穴を進退動自在に貫通している。可動子20、第1のヨーク22、及び第2のヨーク23は、各々鉄で作製されている。
電磁操作機構12と真空バルブ1と延長ロッド9は、同一直線上に配置されている。電磁操作機構12の出力軸21と延長ロッド9は、長さ調整機構24によって接続されている。長さ調整機構24は、円筒の内側に雌ねじが螺刻されたもので、出力軸21と延長ロッド9の各々の端部に形成された雄ねじを両端に螺合させている。長さ調整機構24に対して、延長ロッド9を所定の方向に回転させると、延長ロッド9は出力軸21から離れるように軸方向に移動し、これにより、絶縁ロッド8と真空バルブ1との距離が縮まる。また、この長さ調整機構24に対して、延長ロッド9を反対方向に回転させると、出力軸21と延長ロッド9とが近づき、結果、絶縁ロッド8と真空バルブ1との距離が広がる。
また、ベース板11の延出開口11aには、延長ロッド9の軸線に沿って円筒状のガイド25が固定されている。延長ロッド9は、このガイド25に緩やかに案内されて軸方向に摺動する。そして、ガイド25の外周にベローズ26が設けられている。
図2はベローズ26の詳細を示す斜視図である。ベローズ26は蛇腹円筒状の伸縮部26aと、この伸縮部26aの真空バルブ1側の端部に形成され、開口端部から外径方向に広がる外径フランジ部26bと、この伸縮部26aの真空バルブ1と反対側の端部に形成され、内径方向に狭まる内径フランジ部26cとから構成されている。そして、ベローズ26は、外径フランジ部26bを押さえ板27とベース板11との間に挟持されて固定されている。そして、押さえ板27は、ベース板11に立設された雄ねじ28にナット29で締着される。また、内径フランジ部26cは中央穴に延長ロッド9を貫通させて両者間の隙間を密閉している。すなわち、ベローズ26は、延長ロッド9の外周部とガス密封容器10の延出開口11aの周縁部との間に設けられ、延長ロッド9の進退動を妨げずに両者間を密閉、つまりガスシールしている。蛇腹円筒状の伸縮部26aは、非常に小さな力で伸縮する。
図1に戻り、真空バルブ1、接圧ばね5、絶縁ロッド8、系止板7、電磁操作機構12、長さ調整機構24、及びベローズ26は、1つのスイッチングユニットを構成し、ガス絶縁開閉装置100は、三相交流の電流を制御するために3個のスイッチングユニットを並設している。各々のスイッチングユニットに設けられた電磁操作機構12は、外部からの電気信号により動作し、例えば、3個の真空バルブ1を同時に開閉させる。そして、各真空バルブ1間の微妙なタイミンクのばらつきは、一つの方法として長さ調整機構24によって調整される。
このように、この実施例のガス絶縁開閉装置100は、ガス密封容器10の外部に配設されて外部からの電気信号により動作し、延長ロッド9の端部に接続する出力軸21と電磁力により出力軸21を駆動し真空バルブ1の開閉を行う第1,第2の電磁コイル18,19を持つ電磁操作機構12を有するので、真空バルブ1の可動電極4に接続する、従来のレバー、リンク、連結軸等で構成される操作力伝達機構を削減することができ、装置の小型・軽量化を図ることができる。また、従来存在した各操作力伝達部品の連結部におけるエネルギーロスが無くなり、さらにまた、リンク等の回転部品により発生する摩擦力も無くなるので、効率良く操作力が伝達され、操作力に関してエネルギー効率のよい装置とすることができる。
また、真空バルブ1は、三相交流の電流を制御するために3個が並設されており、これに対して電磁操作機構12は、各々の真空バルブ1に対して1個が設けられているので、従来のものに比べて、3個の真空バルブを連動して動作させる為の連動機構を削減することができ、装置のさらなる小型・軽量化を図ることができる。また、従来存在した連動機構が削減されることにより、さらにエネルギーロスが無くなり、さらにエネルギー効率のよい装置とすることができる。また、従来存在した連動機構が削減されることにより、真空バルブ1を必ずしも本実施例のように並列に配置する必要がなくなり、真空バルブ1のレイアウトが自由になるので、装置の形状の規制が減少する。
そして、可動電極4の軸線と出力軸21の軸線とが同一直線上にあり、従来真空バルブ1の可動電極4に接続されていたレバー、リンク、連結軸等で構成される操作力伝達機構が不要となり、さらなる装置の小型・軽量化を図ることができる。
さらにまた、延長ロッド9は、ガス密封容器10の壁面に形成された延出開口11aから外部に延出し、延長ロッド9の外周部とガス密封容器10の延出開口11aの周縁部との間に、延長ロッド9の進退動を妨げずに両者間を密閉してガスシールするベローズ26が設けられているので、延長ロッド9が進退動するときの抵抗が非常に小さくなり、真空バルブ1の動作のばらつきが低減される。さらに、この実施例のように、複数個の真空バルブ1が設けられたものにあっては、各々の真空バルブ1間の動作のばらつきも低減される。
次に動作を説明する。電磁操作機構12の第1の電磁コイル18が外部から供給された電力によって励磁されると、第1の電磁コイル18は電磁力を発生し、この電磁力によって可動子20を吸引する。これにより、可動子20が図1の矢印A方向に移動する。そして、第1の電磁コイル18の吸引力は、出力軸21を真空バルブ1側に押し、これにより真空バルブ1の固定接触子3aと可動接触子4aとが接触し真空バルブ1が閉成する。このとき、接圧ばね6は所定の長さ縮んで固定接触子3aと可動接触子4aに所定の接圧荷重を負荷する。
そして、可動子20が閉成位置側に移動したとき、可動子20の真空バルブ1側の端面が微小な間隔を空けて第1のヨーク22に近接する。可動子20が第1のヨーク22に近接すると、永久磁石16から可動子20を介して第1のヨーク22までつながる経路で磁路が形成され、この磁路により可動子20は第1のヨーク22に吸引される。そして、この吸引力は接圧ばね6の復元力よりも大きなものなので、この後、第1の電磁コイル18の励磁が無くなっても、真空バルブ1は閉成状態に保持される。
これに対して、電磁操作機構12の第2の電磁コイル19が外部から供給された電力によって励磁されると、第2の電磁コイル19は電磁力を発生し、この電磁力によって可動子20を吸引する。これにより、可動子20が図1の矢印B方向に移動する。そして、第2の電磁コイル19の吸引力は、可動子20と第1のヨーク22との間の吸引力に打ち勝って、出力軸21を真空バルブ1と反対の側に引く、このとき、接圧ばね6は系止板7によって所定の伸長量に制限されており、この伸長量は可動子20の移動距離より短いので、これにより真空バルブ1の固定接触子3aと可動接触子4aとが離間し真空バルブ1が開成する。
こうして、可動子20が開成位置側に移動したとき、可動子20の真空バルブ1と反対側の端面が微小な間隔を空けて第2のヨーク23に近接する。可動子20が第2のヨーク23に近接すると、永久磁石16から可動子20を介して第2のヨーク23までつながる経路で磁路が形成され、この磁路により可動子20は第2のヨーク23に吸引される。そのため、この後、第2の電磁コイル19の励磁が無くなっても、真空バルブ1は開成状態に保持される。永久磁石16、可動子20、第1のヨーク22、及び第2のヨーク23は、永久磁石16の磁力によって、真空バルブ1を閉成位置と開成位置の2位置に保持する永久磁石保持装置を構成している。
このように、本実施例のガス絶縁開閉装置100においては、電磁操作機構12は、出力軸21を介して真空バルブ1の可動電極4を閉成位置側に付勢する第1の電磁コイル18と、可動電極4を開成位置側に付勢する第2の電磁コイル19とからなるので、真空バルブ1の可動電極4を閉成位置側に移動させるときも、開成位置側に移動させるときも、電磁コイル18,19の電磁力によって動作させることとなり、動作が安定し信頼性が向上する。
また、電磁操作機構12は、出力軸21に作用して真空バルブ1の可動電極4を閉成位置と開成位置の2位置に保持する永久磁石保持装置を有しているので、永久磁石16によって可動電極4を閉成位置と開成位置に保持することとなり、保持機構を簡単に構成することができ、部品点数を少なくしてコストダウンを図るとともに小型化を図ることができる。
そして、永久磁石保持装置は、出力軸21に固着された可動子20と、この可動子20を囲繞する永久磁石16と、可動子20が閉成位置側に移動したときに可動子20と近接し、可動子20及び永久磁石16とともに磁路を形成する第1のヨーク22と、可動子20が開成位置側に移動したときに可動子20と近接し、可動子20及び永久磁石16とともに磁路を形成する第2のヨーク23とを有するので、永久磁石16を1個使うだけで上述の保持機構を構成することができコストダウンを図ることができる。
次に、本実施例のガス絶縁開閉装置100の組み立て時の延長ロッド9の長さの調整の方法を説明する。長さ調整機構24が設けられているので、電磁操作機構12の出力軸21に対して延長ロッド9を回転させることにより、出力軸21に対して延長ロッド9を出入りさせることができる。そしてこれにより、絶縁ロッド8と真空バルブ1との距離を調整して、結果、固定接触子3aと可動接触子4aとの離間距離を調整することができる。この際、延長ロッド9を回転させると、延長ロッド9に固定されたベローズ26も一緒に回転してしまう。そのため、予めナット29を緩めておき、ベローズ26の外径フランジ部26bに対する押さえ板27の押圧力を無くしておくと、ベローズ26は自由に回転することができ、脆弱なベローズ26であっても変形することがない。
すなわち、この実施例のベローズ26は、蛇腹円筒状の伸縮部26aと、伸縮部26aの一側の端部に内径方向に延びて形成され延長ロッド9に密閉して固着する内径フランジ部26cと、伸縮部26aの他側の端部に外形方向に延びて形成された外径フランジ部26bとを有し、この外径フランジ部26bをガス密封容器10の壁面を形成するベース板11とこのベース板11に締着される押さえ板27との間に挟み込まれて固定されている。そのため、ベローズ26をねじらずに延長ロッド9の長さの調整をすることができ、ベローズ26を変形させてしまうことがない。
また、延長ロッド9と出力軸21との間に長さ調整機構24が設けられているので、真空バルブ1と電磁操作機構12との間の距離を容易に調整することができ、特に複数の真空バルブ1が設けられた本実施例のようなガス絶縁開閉装置にあっては、各々の真空バルブ1間の動作タイミングを合わせる作業を容易に行うことができる。
産業上の利用の可能性
この発明のガス絶縁開閉装置は、発電所、変電所などの電気所に設置されるガス絶縁開閉装置として用いることができ、特に三相交流の電流を制御するためのガス絶縁開閉装置として最適である。

Claims (6)

  1. 内部が真空に保たれた真空容器、該真空容器中に配設された固定電極、及び該固定電極に向かって進退動可能に設けられた可動電極を有し、前記固定電極と前記可動電極が接離することにより電流の通電・遮断を行う真空バルブと、
    絶縁性ガスが封入され、前記真空バルブを収納するガス密封容器と、
    一端が前記可動電極に接続され他端が前記ガス密封容器の外部に延出する延長ロッドと、
    前記ガス密封容器外に配設され、外部からの電気信号により動作し、前記延長ロッドの前記他端に接続する出力軸、及び電磁力により前記出力軸を駆動し前記真空バルブの開閉を行う電磁コイルを有する電磁操作機構とを備えたガス絶縁開閉装置において、
    前記延長ロッドは、前記ガス密封容器の壁面に形成された延出開口から外部に延出しており、前記延長ロッドの外周部と前記ガス密封容器の前記延出開口の周縁部との問に、前記延長ロッドの進退動を妨げずに両者間を密閉するベローズが設けられており、
    前記ベローズは、蛇腹円筒状の伸縮部と、前記伸縮部の一側の端部から内径方向に延びて形成され最内径部が前記延長ロッドに密閉して固着する内径フランジ部と、前記伸縮部の他側の端部から外径方向に延びて形成された外径フランジ部とを有し、
    前記外径フランジ部が、前記ガス密封容器の壁面と該壁面に締着される押さえ板との間に挟持のみによって固定され、挟持を解除することで前記ベローズが回動可能に保持されており、
    前記延長ロッドと前記出力軸との間に長さ調整機構が設けられていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  2. 前記真空バルブは、複数個が設けられ、前記電磁操作機構は、各々の該真空バルブに対して1個が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
  3. 前記可動電極の軸線と前記出力軸の軸線とが同一直線上にあることを特徴とする請求項2に記載のガス絶縁開閉装置。
  4. 前記電磁操作機構は、前記出力軸を介して前記真空バルブの前記可動電極を開成位置側に付勢する第1の電磁コイルと、該可動電極を開成位置側に付勢する第2の電磁コイルとを有することを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
  5. 前記電磁操作機構は、前記出力軸に作用して前記真空バルブの前記可動電極を閉成位置と開成位置の2位置に保持する永久磁石保持装置をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載のガス絶縁開閉装置。
  6. 前記永久磁石保持装置は、
    前記出力軸に固着された可動子と、
    前記可動子を囲続する永久磁石と、
    前記可動子が前記閉成位置側に移動したときに該可動子と近接し、該可動子及び前記永久磁石とともに磁路を形成して、該可動子を該閉成位置に保持する第1のヨークと、
    前記可動子が前記開成位置側に移動したときに該可動子と近接し、該可動子及び前記永久磁石とともに磁路を形成して、該可動子を該開成位置に保持する第2のヨークとを有することを特徴とする請求項5に記載のガス絶縁開閉装置。
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