JPH09147519A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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JPH09147519A
JPH09147519A JP32790695A JP32790695A JPH09147519A JP H09147519 A JPH09147519 A JP H09147519A JP 32790695 A JP32790695 A JP 32790695A JP 32790695 A JP32790695 A JP 32790695A JP H09147519 A JPH09147519 A JP H09147519A
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JP
Japan
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tape
transparent window
end detection
cartridge
upper cover
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JP32790695A
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English (en)
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Takaaki Sanpei
孝明 三瓶
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上カバーのテープエンド検出用窓穴に透明板
を後付けする必要がないようにする。 【解決手段】 カートリッジ2の上カバー4を不透明な
合成樹脂材料53によって成形する際に、上カバー4の
前面壁4aのテープエンド検出用透明窓51を透明な合
成樹脂材料54によって2色成形したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンピュー
タ(CPU)のバックアップ用の外部記憶装置として使
用するのに最適なデータカートリッジ等のテープエンド
検出用透明窓を有するテープカートリッジに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】本発明の出願人は、この種データカート
リッジの先願例として、図6〜図9に示すものを既に出
願している。
【0003】そして、この先願例のデータカートリッジ
1は、カートリッジ2がアルミニウム板等の金属の平板
からなるベース板3と、不透明な合成樹脂によって成形
された上カバー4とによって扁平な箱形に構成されてい
る。
【0004】そして、上カバー4には、前面壁4aと、
後面壁4bと、左右両側壁4cと、上面壁4dとが互い
に一体成形されていて、下面が開放されている。そし
て、上面壁4dの下面で、四隅の近傍位置の4箇所に一
体成形した各一対、合計8個の下向きの係止爪5の下端
をベース板3に形成された4箇所の係止穴6に係合さ
せ、ベース板3の左右方向の中央近傍位置で前後両端の
近傍位置の2箇所に形成されたビス挿通穴7に下方から
挿入された2本のビス8を上カバー4の上面壁4dの下
面に一体成形された2箇所の下向きのビス止め用ボス9
内に締結して、ベース板3上に上カバー4を固着してい
る。
【0005】そして、このカートリッジ2の前面壁4a
の左右方向のほぼ中央部にキャプスタンローラ挿入口1
1が開口され、そのキャプスタンローラ挿入口11の左
横に磁気ヘッド挿入口12が開口されている。
【0006】そして、このカートリッジ2の内部で、キ
ャプスタンローラ挿入口12の内側に駆動ローラ13が
配置され、後面壁4bと左右両側壁4cとの左右一対の
コーナー部分に左右一対のコーナーローラ14が配置さ
れている。なお、これら駆動ローラ13及び左右一対の
コーナーローラ14はそれぞれ合成樹脂等によって成形
されていて、ベース板3上に圧入等にて植設された金属
等からなる3本の支軸15の外周にそれぞれ回転自在に
取り付けられている。
【0007】そして、駆動ローラ13は大径ローラ部1
3aと小径ローラ部13bとが上下2段に一体成形され
ていて、大径ローラ部13aの一部が前面壁4aのキャ
プスタンローラ挿入口11内の上位に露出されている。
【0008】そして、このカートリッジ2の内部で、前
後方向のほぼ中央位置に上下フランジ付の左右一対のテ
ープリール17が配置されている。なお、これらのテー
プリール17は合成樹脂等によって成形されていて、ベ
ース板3上に圧入等にて植設された金属等からなる2本
の支軸18の外周にそれぞれ回転自在に取り付けられて
いる。
【0009】そして、このカートリッジ2の内部で、前
端側の左右一対のコーナー部分の近傍位置に左右一対の
上下フランジ付のテープガイド19が配置され、キャプ
スタンローラ挿入口11の内側の一側部にフランジレス
のテープガイド20が配置されている。なお、これらの
テープガイド19、20は金属等にて形成されていてベ
ース板3上に圧入等にて植設されている。
【0010】そして、左右一対のテープリール17の外
周に磁気テープ21の両端が巻回されていて、この磁気
テープ21が合計3つのテープガイド19、20によっ
て案内されてキャプスタンローラ挿入口11及び磁気ヘ
ッド挿入口12の内側を横断するようにして前面壁4a
の内側に沿って架け渡されている。
【0011】そして、ゴムベルト等にて形成された弾性
を有する駆動ベルト22が駆動ローラ13の小径ローラ
部13bと、左右一対のコーナーローラ14との外周間
にほぼT型で、かつ、強いテンションを予め与えられた
状態で巻き掛けられている。そして、この駆動ベルト2
2の駆動ローラ13と左右一対のコーナーローラ14と
の間の左右一対のテープ駆動部22aが左右一対のテー
プリール17の外周に巻回されている磁気テープ21の
テープ巻装部21aの外周にそれぞれ圧接されている。
【0012】なお、カートリッジ2の磁気ヘッド挿入口
12はベース板3及び上カバー4の上面壁4dに跨がる
ようにほぼ台形状に切欠かれていて、この磁気ヘッド挿
入口12を開閉できるように一部が断面コ字状に形成さ
れた開閉蓋24がベース板3上に圧入等にて植設された
金属等の支点軸25を中心に矢印a、b方向に回転自在
に取り付けられている。そして、この開閉蓋24は支点
軸25の外周に挿入された巻バネ(図示せず)によって
閉蓋方向である矢印b方向に回転付勢されいる。
【0013】そして、カートリッジ2の内部で、駆動ロ
ーラ13の右横にテープエンド検出用ミラー26が配置
されている。なお、このテープエンド検出用ミラー26
は透明な合成樹脂にて成形されていて、光反射面26a
に銀メッキ等が施されている。そして、このテープエン
ド検出用ミラー26はベース板3に形成された光透過用
穴28を閉塞するようにしてベース板3上に水平に嵌合
され、上カバー上の上面壁4dの下面に一体成形した複
数のミラー押えピン27によってベース板3上に押圧さ
れて固定されている。
【0014】そして、上カバー4の上面壁4dの前端の
右側端にはスライド式の誤消去防止爪29が取り付けら
れている。
【0015】そして、カートリッジ2の上カバー4の左
右両側壁4cには、カートリッジ2の前端2a側から切
り込まれた長さが短い左右一対の凹溝30が平行状に形
成されている。そして、これらの凹溝30内で、ベース
板3の左右両端3aの前端側位置には方形状の左右一対
の位置決め用の切欠き31が形成されている。
【0016】次に、図8に示すように、コンピュータ
(CPU)のバックアップ用の外部記憶装置として使用
されるデータカートリッジドライブ内には、スピンドル
モータによって回転駆動されるゴムローラ等で構成され
たキャプスタンローラ32や、磁気ヘッド33、データ
カートリッジ1のベース板3の挿入ガイド、位置決め手
段及び開閉蓋24の開蓋手段(何れも図示せず)等が内
蔵されている。
【0017】そして、データカートリッジ1を前端2a
側からデータカートリッジドライブ内に矢印c方向から
挿入した時、開閉蓋24が支点軸25を中心に巻バネに
抗して矢印a方向に開蓋されると共に、キャプスタンロ
ーラ32及び磁気ヘッド33がデータカートリッジ1の
キャプスタンローラ挿入口11及び磁気ヘッド挿入口1
2内に矢印d方向から相対的に挿入される。
【0018】そして、図6に1点鎖線で示すように、キ
ャプスタンローラ32が駆動ローラ13の大径ローラ部
13aに圧着バネ(図示せず)によって矢印d方向から
圧着されると共に、磁気ヘッド33がテープガイド1
9、20間で磁気テープ21に矢印d方向から接触され
る。
【0019】そして、スピンドルモータによってキャプ
スタンローラ32が矢印e方向に回転駆動され、キャプ
スタンローラ32によって駆動ローラ13が矢印f方向
に回転駆動されると、駆動ローラ13aによって駆動ベ
ルト22が矢印g方向に回転駆動される。
【0020】すると、その駆動ベルト22の左右一対の
テープ駆動部22aによって左右一対のテープリール1
7が左右一対のテープ巻装部21aを介して矢印g方向
に摩擦駆動される。
【0021】すると、磁気テープ21が左側のテープリ
ール17から右側のテープリール17に巻き取られるべ
く左右一対のテープガイド19間を矢印h方向に走行さ
れて、コンピュータ(CPU)のデータが磁気ヘッド3
3によって磁気テープ21に記録、再生されるようにな
されている。
【0022】ところで、この先願例のデータカートリッ
ジ1は、カートリッジ2の内部が透けて見えないよう
に、上カバー4全体を不透明な合成樹脂材料によって射
出成形し、その際に、上カバー4の前面壁4aで、ミラ
ー26の正面位置にテープエンド検出用窓穴35を形成
する。
【0023】そして、上カバー4とは別に、透明な合成
樹脂材料によって成形した小さな透明板36をテープエ
ンド検出用窓穴35内に圧入嵌合や接着等にて後付け
(後で組立てること)していた。
【0024】そして、図9の(A)に示すように、デー
タカートリッジ1がデータカートリッジドライブ内にセ
ットされた時、そのデータカートリッジドライブ内に直
角状に配置されている発光素子37と受光素子38とが
それぞれ光透過用穴28の下部とテープエンド検出用窓
穴35の正面にセットされる。
【0025】そして、発光素子37から上向きに垂直に
照射されたテープエンド検出光Fが光透過用穴28から
データカートリッジ1内のテープエンド検出用ミラー2
6に照射され、そのテープエンド検出用ミラー26の光
反射面26aによって横向きに水平に反射されたテープ
エンド検出光Fが磁気テープ21に直角状に照射され
る。
【0026】そして、前述した磁気テープ21の記録、
再生中に、テープエンド状態になると、磁気テープ21
に形成されているテープエンド検出穴39や透明なリー
ダーテープ等をテープエンド検出光Fが透過する。そし
て、このテープエンド検出光Fは更にテープエンド検出
用窓穴35の透明板36を透過して受光素子38によっ
て受光され、テープエンド状態が検出されて、走行中の
磁気テープ21の自動停止が行われるように構成されて
いる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この先願例の
データカートリッジ1は、上カバー4と透明板36とを
別々に成形し、上カバー4のテープエンド検出用窓穴3
5に透明板36を後付けしていたために、成形工数、部
品点数及び組立て工数が多く、コスト高についている。
【0028】そして、上カバー4全体が不透明な合成樹
脂材料によって成形されていたために、記録、再生の動
作中におけるカートリッジ2内の磁気テープ21等の挙
動やテープ残量等の外部からの目視を全く行えず、ユー
ザーに不安感を与えてしまう。
【0029】なお、上カバー4全体を透明な合成樹脂材
料によって成形してしまうと、カートリッジ2内の外部
から特に目視する必要がない全構造までが透けて見えて
しまうためにデザイン面で好ましくない。
【0030】上カバー4とは別に成形した透明板36を
テープエンド検出用窓穴35内に圧入嵌合や接着等にて
取り付ける際に、取付誤差40や歪み41が生じ易く、
テープエンド検出用ミラー26で反射されて、テープエ
ンド検出用窓穴35を透過したテープエンド検出光Fが
透明板36で不規則に屈曲されてしまい、そのテープエ
ンド検出光Fを受光素子38が正しく検出できなくなっ
て、テープエンドの検出ミスを招き易い。
【0031】また、上カバー4に対する透明板36の取
付け強度を十分に確保するのが難しく、振動や衝撃等に
よって透明板36が不用意に脱落してしまう危険があ
る。
【0032】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであって、上カバーのテープエンド検出用窓穴
に透明板を後付けする必要がないテープカートリッジを
提供することを目的としている。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のテープカートリッジは、カートリッジの上
カバーを不透明な合成樹脂材料によって成形する際に、
上カバーの前面壁のテープエンド検出用透明窓を透明な
合成樹脂材料によって一緒に成形したものである。
【0034】上記のように構成された本発明のテープカ
ートリッジは、カートリッジの上カバーを不透明な合成
樹脂材料によって成形する際に、上カバーの前面壁のテ
ープエンド検出用透明窓を透明な合成樹脂材料によって
一緒に成形(いわゆる2色成形を意味する)したので、
従来のように、上カバーのテープエンド検出用窓穴に透
明板をいちいち後付けする必要がない。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明のテープカートリッ
ジをデータカートリッジに適用した実施の形態を図1〜
図5を参照して説明する。なお、図6〜図9と同一構造
部には同一の符号を付して説明の重複を省く。
【0036】本発明のデータカートリッジ1のカートリ
ッジ2は、上ハーフ4の前面壁4aの一部であるテープ
エンド検出用ミラー26の正面位置に角形等のテープエ
ンド検出用透明窓51を形成し、上面壁4dのほぼ中央
部である左右一対のテープリール17の上部に沿って横
長形状やその他の各種形状の磁気テープ目視用透明窓5
2を形成している。
【0037】その際、上カバー4のテープエンド検出用
透明窓51及び磁気テープ目視用透明窓52以外の構造
部(前面壁4a、後面壁4b、左右両側壁4c、上面壁
4d、係止爪5、ビス止め用ボス9等)を不透明なポリ
カーボネート樹脂等の合成樹脂材料53によって成形し
ている。
【0038】そして、上カバー4のテープエンド検出用
透明窓51及び磁気テープ目視用透明窓52を透明なポ
リカーボネート樹脂等の合成樹脂材料54によって成形
している。
【0039】しかも、その際、不透明な合成樹脂材料5
3と透明な合成樹脂材料54との2色成形によって、上
カバー4の前面壁4a、後面壁4b、左右両側壁4c、
上面壁4d、係止爪5、ビス止め用ボス9等の構造部と
一体に(一緒に)テープエンド検出用透明窓51及び磁
気テープ目視用透明窓52を成形したものである。
【0040】この際、テープエンド検出用透明窓51は
前面壁4aの板厚内や内面に一体成形され、磁気テープ
目視用透明窓52は上面壁4dの下面に一体成形され
る。そして、これらテープエンド検出用透明窓51と磁
気テープ目視用透明窓52とは上面壁4dの下面に沿っ
てこれらをほぼT型に連結する連結部55によって一体
に連なっている。
【0041】また、複数のミラー押えピン27は連結部
55の下面又は上面壁4dの下面に垂直状に一体成形さ
れている。
【0042】なお、2種類の合成樹脂材料による2色成
形方法の詳細は、例えば特開昭61−64416号公報
や特開昭63−293023号公報等によって既に知ら
れている。
【0043】従って、本発明における上カバー4の2色
成形方法の概略を説明すると、第1の2色成形方法は、
1つの金型を用いて成形する方法であり、キャビティの
射出ゲートから溶融された不透明な合成樹脂材料53を
そのキャビティ内に射出して、上カバー4の2つの透明
窓51、52及び連結部55以外の構造部を成形し、そ
の不透明な合成樹脂材料53が完全に固化する前に、キ
ャビティの他方の側面のコアを少し開いて、その他方の
側面がわに形成されている別の射出ゲートから溶融され
た透明な合成樹脂材料54をそのキャビティ内に射出し
て、2つの透明窓51、52及び連結部55等を成形
し、その2種類の合成樹脂材料53、54を同時に冷却
して、これら2つの透明窓51、52及び連結部55等
を上カバー4の前面壁4aと上面壁4dに一体に融着結
合させる方法である。
【0044】また、第2の2色成形方法は、金型の一方
を交換する方法であり、キャビティの射出ゲートから溶
融された不透明な合成樹脂材料53をそのキャビティ内
に射出して、上カバー4の2つの透明窓51、52及び
連結部以外の構造部を成形し、その不透明な合成樹脂材
料53が完全に固化する前に、一方の金型を交換してキ
ャビティの構造を変化し、別の射出ゲートから溶融され
た透明な合成樹脂材料54を射出して、2つの透明窓5
1、52及び連結部55等を成形し、その2つ種類の合
成樹脂材料53、54を同時に冷却して、これら2つの
透明窓51、52及び連結部55等を上カバー4の前面
壁4a及び上面壁4dに一体に融着結合させる方法であ
る。
【0045】以上のように構成された本発明のテープカ
ートリッジ1の上カバー4によれば、2つの透明窓5
1、52を上カバー4に2色成形によって一体成形した
ので、特に、テープエンド検出用透明窓51の成形精度
が向上し、十分な強度を保ち、組立て誤差や歪み等が発
生しにくい。
【0046】従って、図1に示すように、発光素子37
から上向きに垂直に照射されたテープエンド検出光Fが
光透過用穴28からデータカートリッジ1内のテープエ
ンド検出用ミラー26に照射され、そのテープエンド検
出用ミラー26の光反射面26aによって横向きに水平
に反射されたテープエンド検出光Fが磁気テープ21の
テープエンド検出穴39を透過し、更に、テープエンド
検出用透明窓51を透過して受光素子38で受光される
際に、そのテープエンド検出光Fがテープエンド検出用
透明窓51を直角状に正確に透過される。
【0047】この結果、そのテープエンド検出光Fを受
光素子38で正確に受光することができて、テープエン
ドの検出動作をミスなく高精度に行うことができる。
【0048】また、上カバー4の上面壁4dのほぼ中央
部に沿って磁気テープ目視用透明窓52が形成されてい
るので、このデータカートリッジ1の記録、再生の動作
中における磁気テープ21の挙動やテープ残量等をデー
タカートリッジ1の外部からその磁気テープ目視用透明
窓52を通して容易に目視することができるので、ユー
ザーに多大の安心感を与えることができる。
【0049】それでいて、上カバー4の2つの透明窓5
1、52以外の前面壁4a、後面壁4b、左右両側壁4
c及び上面壁4dは不透明に構成されているので、デー
タカートリッジ1内の特に目視する必要のない構造部は
透けて見えることがなく、デザイン面で非常に好まし
い。
【0050】しかも、2つの透明窓51、52や連結部
55を上カバー4に2色成形方法によって一体成形した
ので、これらをいちいち別成形して後付け(後で組立て
ること)する必要がなく、成形工数、部品点数及び組立
て工数を削減して、低コスト化を促進できる。
【0051】また、2つの透明窓51、52及び連結部
55を透明な合成樹脂材料54によって一緒に成形した
ので、金型内への射出ゲートの数を少なくして、これら
を容易に成形することができる。
【0052】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。
【0053】例えば、本発明はデータカートリッジに限
定されることなく、その他の各種のテープカートリッジ
に適用可能である。
【0054】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のテープ
カートリッジは、次のような効果を奏する。
【0055】請求項1は、カートリッジの上カバーを不
透明な合成樹脂材料によって成形する際に、上カバーの
前面壁のテープエンド検出用透明窓を透明な合成樹脂材
料によって2色成形して、従来のように、上カバーのテ
ープエンド検出用透明窓に透明板をいちいち後付けする
必要がないようにしたので、そのテープエンド検出用透
明窓の成形精度が向上し、十分な強度を保ち、組立て誤
差や歪み等が発生しにくく、テープエンドの検出動作を
ミスなく高精度に行える。また、成形工数、部品点数及
び組立て工数を削減して低コスト化を図ることができ、
テープエンド検出用透明窓の脱落の危険も皆無である。
【0056】請求項2は、カートリッジの上カバーを不
透明な合成樹脂材料によって成形する際に、上カバーの
前面壁のテープエンド検出用透明窓と、上面壁の磁気テ
ープ目視用透明窓とを透明な合成樹脂材料によって2色
成形したので、上カバーの外部から、内部の磁気テープ
の挙動やテープ残量等を磁気テープ目視用透明窓を通し
て容易に目視することができて、ユーザーに多大の安心
感を与えることができる。それでいて、カートリッジ内
の特に目視する必要のない構造部は透けて見えることが
なく、デザイン面で非常に好ましい。
【0057】請求項3は、テープエンド検出用透明窓と
磁気テープ目視用透明窓との連結部も透明な合成樹脂に
よって一緒に成形したので、金型内の射出ゲートの数を
少なくして、これらの成形を容易に行い、低コスト化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープカートリッジをデータカートリ
ッジに適用した実施の形態における要部の断面側面図で
ある。
【図2】図2の(A)は図1のA−A矢視での断面図で
あり、図2の(B)は図2の(A)のB−B矢視での断
面図である。
【図3】データカートリッジ全体の斜視図である。
【図4】上カバーの平面図である。
【図5】上カバーの一部切欠き下面図である。
【図6】先願例のデータカートリッジ全体の斜視図であ
る。
【図7】先願例のデータカートリッジの上カバーを分解
した斜視図である。
【図8】先願例のデータカートリッジ全体の一部切欠き
平面図である。
【図9】先願例のデータカートリッジのテープエンド検
出を説明する断面側面図である。
【符号の説明】
1 データカートリッジ(テープカートリッジ) 2 カートリッジ 4 上カバー 4a 上カバーの前面壁 4b 上カバーの後面壁 4c 上カバーの左右両側壁 4d 上カバーの上面壁 21 磁気テープ 26 テープエンド検出用ミラー 28 光透過用穴 37 発光素子 38 受光素子 39 テープエンド検出部 51 テープエンド検出用透明窓 52 磁気テープ目視用透明窓 54 不透明な合成樹脂材料 55 透明な合成樹脂材料 55 連結部 F テープエンド検出光

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に磁気テープが収納されたカートリッ
    ジと、 上記カートリッジの上カバーの前面壁に形成されたテー
    プエンド検出用透明窓とを備えたテープカートリッジに
    おいて、 上記上カバーの上記テープエンド検出用透明窓以外の構
    造部を不透明な合成樹脂によって成形する際に、上記テ
    ープエンド検出用透明窓を透明な合成樹脂材料によって
    一緒に成形したことを特徴とするテープカートリッジ。
  2. 【請求項2】内部に磁気テープが収納されたカートリッ
    ジと、 上記カートリッジの上カバーの前面壁に形成されたテー
    プエンド検出用透明窓とを備えたテープカートリッジに
    おいて、 上記カートリッジの内部の磁気テープを目視できるよう
    に上記上カバーの上面壁に形成された磁気テープ目視用
    透明窓を備え、 上記上カバーの上記テープエンド検出用透明窓及び磁気
    テープ目視用透明窓以外の構造部を不透明な合成樹脂に
    よって成形する際に、上記テープエンド検出用透明窓及
    び磁気テープ目視用透明窓を透明な合成樹脂によって一
    緒に成形したことを特徴とするテープカートリッジ。
  3. 【請求項3】上記テープエンド検出用透明窓と磁気テー
    プ目視用透明窓との連結部も透明な合成樹脂によって一
    緒に成形したことを特徴とする請求項1記載のテープカ
    ートリッジ。
JP32790695A 1995-11-24 1995-11-24 テープカートリッジ Withdrawn JPH09147519A (ja)

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