JPH10199194A - 記録媒体カートリッジ装置 - Google Patents

記録媒体カートリッジ装置

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Publication number
JPH10199194A
JPH10199194A JP9000375A JP37597A JPH10199194A JP H10199194 A JPH10199194 A JP H10199194A JP 9000375 A JP9000375 A JP 9000375A JP 37597 A JP37597 A JP 37597A JP H10199194 A JPH10199194 A JP H10199194A
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JP
Japan
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cover member
light
recording medium
transmitting member
engaging
Prior art date
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Withdrawn
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JP9000375A
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English (en)
Inventor
Masanori Sato
政則 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Priority to US09/001,168 priority patent/US5953186A/en
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/022Positioning or locking of single discs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
    • G11B23/087Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
    • G11B23/08707Details
    • G11B23/08785Envelopes
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/041Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs contained within cartridges
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    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/113Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of magazines or cassettes, e.g. initial loading into container

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不透明な合成樹脂によって成形されたカバー
部材に、光透過部材を簡易に組み付けるとともに衝撃等
に対しても脱落されないようにする。 【解決手段】 不透明な合成樹脂によって成形されベー
スプレート2と組み合わされて内部に記録媒体5を収納
するカートリッジ本体を構成するカバー部材3の前面部
3aに設けた開口部15に光透過部材20を装着して光
学検出部3eを構成する。カバー部材3には、開口部1
5の両側縁に沿って前面部3aの内面と天井部3fの内
面とに連設されるとともに内面との間に光透過部材20
の両側縁21が相対係合される係合溝19を構成する保
持用リブ壁16と、開口部15に臨んで設けられこの開
口部15に装着された光透過部材20を内面に押圧して
保持する弾性保持用リブ片31とが一体に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープ等の記
録媒体を収納したカートリッジ装置に関し、特に記録媒
体の位置を光学的に検出する位置検出機構を備えた記録
媒体のカートリッジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、記録再生装置或いはパーソナル
コンピュータ、オフィスコンピュータ等には、データ信
号を記録、保存するためのバックアップ装置が接続され
る。このバックアップ装置には、内部に磁気テープが収
納されたデータカートリッジが装填され、本体装置のメ
モリー等に蓄積されたデータ信号が吸い上げられて磁気
テープに記録され、或いはこの磁気テープに記録された
データ信号が本体装置のメモリー等に供給される。
【0003】データバックアップ用のデータカートリッ
ジ1は、図13及び図14に示すように、例えばアルミ
板等の金属板によって形成したベースプレート2と、合
成樹脂材料を材料として略角浅皿状に形成されたカバー
部材3とを組み合わせてカートリッジ本体を構成してい
る。データカートリッジ1には、ベースプレート2に立
設した図示しない支軸に回転自在に支持されて供給側テ
ープリール4aと巻取側テープリール4bとが収納され
ている。
【0004】供給側テープリール4aから繰り出された
磁気テープ5は、ベースプレート2の前方側の一端部に
立設した一方のガイドピン6aに掛け合わされてカバー
部材3の前面部3aの内面に沿って走行され、他端側に
立設された他方のガイドピン6bによって折り返されて
巻取側テープリール4bに巻き取られる。磁気テープ5
は、走行途中で他のガイドピン6cによって支持され
る。
【0005】データカートリッジ1には、ベースプレー
ト2に立設した支軸7aに蓋体7が回動自在に設けられ
ており、この蓋体7によってカバー部材3の前面部3a
に設けられた記録再生部3bを開閉する。記録再生部3
bは、データカートリッジ1がバックアップ装置に装填
されると開放されて、このバックアップ装置側の磁気ヘ
ッドが進入して前面部3aに沿って走行する磁気テープ
5に接触し、データ信号の記録又は再生が行われる。
【0006】また、データカートリッジ1には、ベース
プレート2の略中央部に立設した支軸8aにベルト駆動
ローラ8が回転自在に設けられている。ベルト駆動ロー
ラ8は、その外周部の一部がカバー部材3の前面部3a
に設けた開口部3cから外方へと臨ませられている。ベ
ルト駆動ローラ8は、データカートリッジ1がバックア
ップ装置に装填されると、このバックアップ装置側の駆
動ローラと当接して回転駆動される。
【0007】ベルト駆動ローラ8には、無端ベルト9が
掛け合わされている。無端ベルト9は、供給側テープリ
ール4aと巻取側テープリール4bとの外周部にそれぞ
れ圧接されるとともにベースプレート2の後方側の両端
部にそれぞれ立設した一対のガイドローラ10a、10
bとに掛け合わされることによってデータカートリッジ
1内を略凸字状の走行路を以って無端走行する。ベルト
駆動ローラ8は、これによって供給側テープリール4a
と巻取側テープリール4bとを回転駆動して磁気テープ
5を走行させる。
【0008】データカートリッジ1には、磁気テープ5
に新たなデータ信号が記録されることによって貴重なデ
ータ信号が誤って消去されないようにするために、誤記
録防止機構が備えられている。この誤記録防止機構は、
カバー部材3の前面部3aの一方側に位置して開設され
た誤記録検出穴3dと、この誤記録検出穴3dを開放す
る第1の位置と誤記録検出穴3aを閉塞する第2の位置
とに亘ってカバー部材3に移動自在に組み合わされた誤
記録防止部材11とから構成されている。
【0009】データカートリッジ1は、誤記録防止部材
11が誤記録検出穴3dを開放した第1の位置に設定さ
れた状態において、データバックアップ装置の誤記録検
出手段による誤記録検出穴3dの検出を不能な状態とす
る。データバックアップ装置は、誤記録検出手段からの
検出信号が出力されないことから磁気テープ5へのデー
タ信号の記録が可能となる。また、データカートリッジ
1は、誤記録防止部材11が誤記録検出穴3dを閉塞し
た第2の位置に設定された状態において、データバック
アップ装置の誤記録検出手段による誤記録検出穴3dの
検出を可能な状態とする。データバックアップ装置は、
これにより誤記録検出手段からの検出信号が記録制御部
へと出力されて磁気テープ5に対するデータ信号の記録
が不能となる。
【0010】データカートリッジ1は、磁気テープ5の
位置、例えば始端部或いは終端部を検出するテープ位置
検出機構を備えている。テープ位置検出機構は、図15
に示すように、ベースプレート2に開設した受光溝2a
と、この受光溝2aを閉塞するようにしてベースプレー
ト2に取り付けた反射部材12とからなる。反射部材1
2は、断面が直角三角形を呈しており、互いに直交する
2辺がそれぞれベースプレート2の検出ガイド溝2aと
カバー部材3の位置検出部3eとに対向するようにして
ベースプレート2に取り付けられている。また、反射部
材12には、斜辺の内面にミラー片12aが接合されて
いる。
【0011】データカートリッジ1は、バックアップ装
置に装填されると、受光溝2aにバックアップ装置側の
発光素子13が対向位置され、また検出部3eにバック
アップ装置側の受光素子14が対向位置される。したが
って、データカートリッジ1は、発光素子13から出射
されて受光溝2aから内部へと導かれる検出光を、図1
5に示すように反射部材12のミラー片12aによって
位置検出部3e側へと屈折反射させる。検出光は、磁気
テープ5を介して位置検出部3eへと導かれ、この位置
検出部3eを透過して受光素子14によって検出され
る。
【0012】磁気テープ5は、全体が遮光性とされてい
るが始端部及び終端部に透明なセンシングテープが接合
されている。したがって、検出光は、磁気テープ5が位
置検出部3eを走行している状態ではこの磁気テープ5
によって遮光されて受光素子14によって検出されな
い。また、検出光は、センシングテープが位置検出部3
eを走行している状態ではこのセンシングテープを透過
して受光素子14によって検出される。データカートリ
ッジ1は、これによって始端検出或いは終端検出が行わ
れる。
【0013】なお、上述したテープ位置検出機構は、例
えば磁気テープ5に光学的な位置識別マークを設けるこ
とによってこの磁気テープ5の走行位置の検出が行われ
る。また、テープ位置検出機構は、磁気テープ5やセン
シングテープ等に記録仕様等の識別を行う光学的な識別
マークを設けることによって、データカートリッジ1の
仕様識別を識別する仕様識別機構としても構成される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにデータ
カートリッジ1は、バックアップ装置側の互いに直交す
る位置にそれぞれ配設された発光素子13と受光素子1
4とによって始端部や終端部或いは仕様等の検出が行わ
れる。データカートリッジ1は、発光素子13から出射
された検出光がカバー部材3の位置検出部3eを透過さ
れることから、少なくともこの位置検出部3eが透光性
に構成されなければならない。したがって、データカー
トリッジ1は、一般にカバー部材3を透明なポリカーボ
ネート樹脂等によって成形し、位置検出部3eが前面部
3aに一体に形成されていた。
【0015】かかるデータカートリッジ1は、透明なカ
バー部材3を通してその内部構造が視認されてしまうと
いった問題点がある。また、データカートリッジ1は、
全体として画一的な外観を呈するため、自他識別が困難
であって内容別の保管等が面倒であるといった使い勝手
の問題もある。このため、データカートリッジ1におい
ては、図16に示すように、カバー部材3を適宜に着色
した不透明な合成樹脂によって成形するとともに位置検
出部3eに透明な合成樹脂で成形した光透過部材20を
組み付けて構成したものも提供されている。
【0016】すなわち、このデータカートリッジ1に
は、図17及び図18に示すように、不透明なカバー部
材3の前面部3aに、位置検出部3eに対応して矩形の
開口部15が設けられている。カバー部材3には、前面
部3aの内面に開口部15の両開口縁に沿ってそれぞれ
高さ方向の保持用リブ壁16a、16bが一体に形成さ
れている。これら保持用リブ壁16a、16bは、断面
形状がL字状とされて前面部3aから一体に連設される
ことによって、前面部3aの内面との間に開口部15に
沿って開口する高さ方向の係合溝19a、19bを構成
している。
【0017】保持用リブ壁16a、16bには、図20
に示すように、前面部3aとの対向面にそれぞれ半球状
の係合凹部17a、17bが形成されている。また、保
持用リブ壁16a、16bは、図22に示すように、そ
の上端部分が天井面3fと一体化されておらず切欠き部
18a、18bが設けられている。これら切欠き部18
a、18bは、後述するように係合凹部17a、17b
を成形するためにアンダーカット構造が採用される成形
金型からのカバー部材3の型抜きを可能とする部位とし
て作用する。
【0018】光透過部材20は、透明な合成樹脂を材料
として、基板部20aと、この基板部20aの背面側に
一体に形成された係合部20bとからなる略矩形を呈し
て成形されている。基板部20aは、図17に示すよう
に、開口部15を閉塞するに足る外形寸法と前面部3a
とほぼ等しい厚み寸法とを有している。係合部20b
は、基板部20aの背面に一体に形成された係合溝19
の幅寸法とほぼ等しい厚みを有する部位で、両側縁に沿
ってそれぞれ係合凸縁21a、21bが一体に突設され
ている。係合部20bには、係合凸縁21a、21bの
背面に、保持用リブ壁16の係合凹部17に対応してそ
れぞれ半球状の係合凸部22a、22bが一体に突設さ
れている。
【0019】以上のように構成された光透過部材20
は、図18の矢印で示すように、前面部3aの下端側か
ら係合凸縁21a、21bをそれぞれ係合溝19a、1
9bに相対係合させてカバー部材3に組み合わされる。
光透過部材20は、図19に示すように、係合凸部22
a、22bが係合凹部17a、17bに相対係合するこ
とによって、カバー部材3に対して組み合せた状態が保
持される。光透過部材20は、カバー部材3とベースプ
レート2とが組み合わされることによってこれら両部材
によって上下から挟持される。
【0020】データカートリッジ1は、図16に示すよ
うに、発光素子13から出射されて反射部材12によっ
て屈折反射された検出光を透明な光透過部材20から透
過させて受光素子14に導くように構成される。データ
カートリッジ1は、カバー部材3が不透明な合成樹脂材
料によって成形されていることから、内部が直接視認さ
れることは無い。また、データカートリッジ1は、係合
凸部22a、22bと係合凹部17a、17bとが相対
係合して光透過部材20を前面部3aの内面を基準面と
して位置決めされた状態で組み合わされることから、検
出光の光軸ずれの発生が防止されて磁気テープ5の位置
検出が確実に行われる。
【0021】ところで、光透過部材20は、データカー
トリッジ1が誤って落下される等によって衝撃が加えら
れたり強く押し込まれる等されることによって、カバー
部材3から外れてしまうといった事態が生じることがあ
った。すなわち、光透過部材20は、図21に示すよう
に、強い外力が加えられると係合凸縁21a、21bを
保持している保持用リブ壁16が内方へと撓んで変形す
ることから、支えを失ってカバー部材3から脱落してし
まう。
【0022】データカートリッジ1は、このように光透
過部材20が脱落することによって検出光の光軸が変化
し、磁気テープ5の位置検出が不能となるといった事態
が発生する。また、データカートリッジ1は、脱落した
光透過部材20が磁気テープ5に接触してこれを傷付け
てデータ信号の記録、再生が不能となるといった致命的
な事態が発生する虞れがある。
【0023】上述したカバー部材3は、図23乃至図2
5に示すように、コア金型23と、このコア金型23に
対してパーティング面PLで型締めされるキャビティ金
型24と、コア金型23に組み込まれて側面方向に動作
されるスライド金型25とから構成される成形金型によ
って成形される。成形金型には、図23に示すように、
各金型が型締めされることによって構成されたキャビテ
ィ内に、キャビティ金型24側に設けたゲート26から
溶融された材料樹脂が射出充填される。成形金型は、所
定の冷却工程を経て、図24に示すように、コア金型2
3に対してスライド金型25が側面方向へとスライド動
作するとともにコア金型23とキャビティ金型24とが
離間動作して型開き動作が行われる。成形金型は、この
各金型の型開き動作に続いて、図25に示すように、図
示しないイジェクトピンが動作されることによって成形
されたカバー部材3をコア金型23から突き出すイジェ
クト動作が行われる。
【0024】ところで、カバー部材3には、図20に示
すように、閉鎖された空間部である係合溝19に開口し
て保持用リブ壁16の内面に半球状の係合凹部17が形
成されている。この係合凹部17は、コア金型23の前
面部3aを形成する部位23aに突設された半球形凸部
23bによって形成される。半球形凸部23bは、コア
金型23の型開き方向に対して直交する方向に突設され
ていることから、カバー部材3の成形金型においてアン
ダーカット部を構成する。したがって、保持用リブ壁1
6は、成形金型からいわゆる無理抜きによって型抜きさ
れる。
【0025】成形金型は、上述した保持用リブ壁16の
無理抜きを可能とするために、スライド金型25に保持
用リブ壁16に切欠部18を形成する凸部25aを設け
ている。凸部25aは、各金型が型締めされた状態にお
いて、図23に示すように、コア金型23のカバー部材
3の前面部形成部位23aの内面に突き当てられる。カ
バー部材3は、このようにスライド金型25の凸部25
aによって保持用リブ壁16に切欠部18が形成される
ことから、この保持用リブ壁16が型抜き方向と直交す
る方向に対する撓み動作を可能とされる。すなわち、カ
バー部材3は、イジェクト動作が行われると、図25に
示すように切欠部18の作用によって保持用リブ壁16
が撓んで半球形凸部23bからの無理抜きが可能とな
る。
【0026】カバー部材3の成形金型は、上述したよう
に保持用リブ壁16のほぼ全長に亘って無理抜きを行う
ために、離型抵抗が大きくなってこの保持用リブ壁16
の変形や破損を生じさせるといった問題があった。ま
た、成形金型は、無理抜きに際して保持用リブ壁16が
削られて生じる樹脂粉がキャビティ内に付着することに
よって次のショットにおける成形不良や型の損傷等の事
態を生じさせるといった問題があった。さらに、カバー
部材3は、保持用リブ壁16の変形度合によって光透過
部材20の保持力にバラツキが生じ、この光透過部材2
0の脱落といった問題を生じさせる。
【0027】したがって、本発明は、カバー部材が不透
明な合成樹脂によって成形されその記録媒体の位置検出
部に光透過板部材を装着してなる記録媒体のカートリッ
ジにおいて、カバー部材に対して光透過板部材が強固に
取り付けられ衝撃等が加えられた場合にも脱落すること
が無くかつ簡易な組立を可能とする記録媒体カートリッ
ジ装置を提供することを目的に提案されたものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係る記録媒体カートリッジ装置は、不透明な合成樹
脂材料によって成形され、ベースプレートと組み合わさ
れて内部に記録媒体を収納するカートリッジ本体を構成
するカバー部材の前面部に設けた開口部に光透過部材が
装着されて光学検出部を構成する。カバー部材には、開
口部の両側縁に沿って前面部の内面と天井部の内面とに
連設されるとともに前面部の内面との間に光透過部材の
両側縁が相対係合される係合溝を構成する保持用リブ壁
と、開口部に臨んで設けられかつこの開口部を閉塞して
装着される光透過部材を前面部の内面に押圧保持する弾
性保持用リブ片とが一体に形成されて構成される。
【0029】以上のように構成された記録媒体カートリ
ッジ装置によれば、主装置に装填されることによって、
ベースプレートの底面側に記録媒体の位置等を検出する
光学検出手段の発光素子が対向位置されるとともに受光
素子がカバー部材の光学検出部に対向位置される。記録
媒体カートリッジ装置は、発光素子から出射された検出
光がベースプレートに設けた反射部材によって屈折反射
されて記録媒体へと導かれ、光透過部材を透過してカバ
ー部材の前面部側に配設した受光素子に受光されること
により記録媒体の位置或いは仕様等の検出が行われる。
【0030】記録媒体カートリッジ装置は、光透過部材
が、その両側縁をカバー部材側に形成した保持用リブ壁
と前面部の内面との間に構成される係合溝にそれぞれ相
対係合されることによって、カバー部材に組み合わされ
る。光透過部材は、組み合わされた状態において、係合
部の主面が弾性保持用リブ片によって前面部の内面に押
圧されて保持される。保持用リブ壁は、前面部の内面と
天井部の内面とに連設されることによって衝撃等が加え
られた場合にも撓むことはなく光透過部材をしっかりと
保持してその脱落を防止する。弾性保持用リブ片は、光
透過部材を基準面となるカバー部材の前面部の内面に押
圧してその位置決めを行う。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について図面を参照して詳細に説明する。図面に示し
た実施の形態の記録媒体カートリッジも、パーソナルコ
ンピュータやオフィスコンピュータ等の本体装置に接続
されてデータ信号等を記録、保存するためのバックアッ
プ装置に装填されて用いられるデータカートリッジ1で
ある。データカートリッジ1は、本体装置のメモリー等
に蓄積されたデータ信号等を磁気テープ5に記録保存
し、或いはこの磁気テープ5に記録されたデータ信号等
をバックアップ装置を介して本体装置のメモリー等に供
給する。
【0032】テープカートリッジ1は、図2に示すよう
にベースプレート2とカバー部材3とを互いに突き合わ
せて全体薄箱状のカートリッジ本体を構成してなる。カ
バー部材3は、適宜に着色された不透明な合成樹脂によ
って下方部が開放された略角浅皿状に成形されている。
ベースプレート2は、アルミ板或いはアルミ合金板等の
軽量金属板によって形成され、カバー部材3の開放され
た下方部に組み合わされている。これらベースプレート
2とカバー部材3とは、図示しないねじ止め用スタッド
にねじ込まれる止めねじやベースプレート2に設けた係
合穴に相対係合されるカバー部材3の内面に突設した結
合用スタッドによって一体に組み合わされる。
【0033】テープカートリッジ1には、図2に示すよ
うに、カバー部材3の前面部3aに蓋体7によって開閉
される記録再生部3bと、ベルト駆動ローラ8を臨ませ
る開口部3cと、誤記録防止部材11によって開閉され
る誤記録検出穴3dとが設けられている。また、テープ
カートリッジ1には、カバー部材3の前面部3aに開口
部15が設けられ、この開口部15に後述する光透過部
材20を組み付けて装着することによりテープ位置検出
部3eが構成されている。光透過部材20は、例えば透
明なポリカーボネート樹脂によって成形されており、カ
バー部材3の前面部3aの一部に透明な光学検出部を構
成している。
【0034】テープカートリッジ1には、図示しないが
ベースプレート2に立設したリール支持軸に供給側テー
プリールと巻取側テープリールとが回転自在に支持され
て収納されている。供給側テープリールから繰り出され
た磁気テープ5は、ベースプレート2に設けた複数のガ
イド部材によってカバー部材3の前面部3aの内面に沿
って走行されて巻取側テープリールに巻き取られる。テ
ープカートリッジ1には、供給側テープリールと巻取側
テープリールとを駆動して磁気テープ5を走行させるテ
ープ駆動機構が備えられている。
【0035】テープ駆動機構は、ベルト駆動ローラ8
と、図示しない無端ベルトと、この無端ベルトを走行ガ
イドする複数のガイド部材から構成される。ベルト駆動
ローラ8は、ゴム等の弾性材によって大径部と小径部と
の段付きローラ体として構成されている。このベルト駆
動ローラ8は、開口部3cから進入したバックアップ装
置側の駆動ローラが大径部に圧接して回転駆動される。
無端駆動ベルトは、ベルト駆動ローラ8の小径部とベー
スプレート2の後方側の両側に配設されたベルトガイド
ローラとの間に掛け合わされる。
【0036】テープ駆動機構は、ベルト駆動ローラ8が
駆動されると無端駆動ベルトが、供給側テープリールと
巻取側テープリールの最外周部の磁気テープ5に所定の
テンションを以って当接した状態で、テープカートリッ
ジ1内を凸字状に走行する。テープ駆動機構は、これに
よって供給側テープリールと巻取側テープリールとを回
転駆動して磁気テープ5を走行させる。
【0037】テープカートリッジ1には、磁気テープ5
の始端部や終端部或いは磁気テープ5に設けられた記録
仕様等の識別を行う光学的な識別マーク等を光学的に検
出する光学検出機構が備えられている。この光学検出機
構は、ベースプレート2に設けられた図示しない受光溝
と、この受光溝を閉塞するようにしてベースプレート2
に取り付けられた図示しない反射部材とから構成され
る。反射部材は、例えば透明なポリカーボネート樹脂に
よって断面形状が直角三角形を呈して成形され、その傾
斜側面に銀箔等の反射材が貼着されている。
【0038】データカートリッジ1は、バックアップ装
置に装填されると、受光溝にバックアップ装置側の発光
素子が対向位置されるとともにテープ位置検出部3eに
受光素子14が対向位置される。光学検出機構は、発光
素子から出射された検出光を受光溝からカートリッジ本
体の内部へと進入させる。検出光は、反射部材に入射さ
れてカバー部材3の前面部3a側に屈折反射されてこの
前面部3aに沿って走行する磁気テープ5を照射する。
【0039】検出光は、テープ位置検出部3eの位置に
磁気テープ5が走行している状態では、この磁気テープ
5によって遮光されテープ位置検出部3eに透過されな
い。検出光は、テープ位置検出部3eの位置に透明なリ
ーダテープや識別マークが走行している状態では、これ
を透過してテープ位置検出部3eに達する。光学検出機
構は、上述したようにテープ位置検出部3eを透明部と
して構成したことによって、このテープ位置検出部3e
から検出光を外方へと透過して受光素子14に受光させ
る。
【0040】バックアップ装置は、受光素子の検出出力
によって磁気テープ5の走行位置を検出し、或いは磁気
テープ5の仕様を識別する。バックアップ装置は、受光
素子14の検出出力によって例えば駆動ローラの回転を
停止させ,或いは磁気テープ5の記録仕様を識別する。
したがって、データカートリッジ1は、磁気テープ5が
始端又は終端の近くまで走行駆動された状態において、
その走行動作が自動的に停止される。なお、上述したデ
ータカートリッジ1の基本的な構成、動作については、
従来のデータカートリッジ1と同様である。
【0041】データカートリッジ1には、上述した光学
検出機構を構成する光透過部材20が図1及び図3、図
4に示す構成によってカバー部材3に取り付けられる。
このカバー部材3には、上述したようにテープ位置検出
部3eに対応して前面部3aに開口部15が開設されて
いる。開口部15は、図1に示すように、その上縁部と
カバー部材3の天井部3fとの間に接続壁部30を切り
残すとともにカバー部材3の前面部3aの下端縁に一方
が開放された矩形開口として構成される。
【0042】カバー部材3には、この開口部15の両側
縁に沿った前面部3aの内面に一対の保持用リブ壁16
a、16bが一体に形成されている。これら保持用リブ
壁16a、16bは、図3に示すように、基端がカバー
部材3から厚み方向に突設されるとともに内面に対して
平行に対峙するように折曲されることによって前面部3
aから断面がL字状を呈して一体に形成されなる。これ
ら保持用リブ壁16a、16bは、その先端縁が開口部
15の両側縁とほぼ同一面に位置されている。また、保
持用リブ壁16a、16bは、図1に示すように、それ
ぞれその上端部がカバー部材3の天井部3fの内面と一
体に連設されている。
【0043】すなわち、保持用リブ壁16a、16b
は、高さ方向に対してその一端側が前面部3aの内面に
連設されるとともに厚み方向に対してもその一端側が天
井部3fの内面に連設されてカバー部材3に一体に形成
されている。したがって、保持用リブ壁16a、16b
は、厚み方向の変形に対する強度が保持されて構成され
るため、例えばデータカートリッジ1が誤って落下等さ
れて後述する光透過部材20を介して外力等が加えられ
た場合においても撓み現象が生じにくい構造となってい
る。
【0044】カバー部材3には、図1及び図5に示すよ
うに、前面部3aの内面と保持用リブ壁16a、16b
との間に構成される高さ方向の空間部が、後述する光透
過部材20を組み付けて保持するための係合溝19a、
19bとして作用する。これら係合溝19a、19b
は、後述するようにその溝幅寸法Aが光透過部材20の
の両側縁に構成される係合凸縁21a、21bの厚み寸
法B、Cよりもやや大とされている。また、これら係合
溝19a、19bを構成する前面部3aの内面Pは、高
精度の平坦面として構成されており組み付けられる光透
過部材20の前後方向の基準面を構成する。
【0045】カバー部材3には、図1及び図5に示すよ
うに、開口部15に臨む天井部3fの内面に一対の弾性
保持用リブ片31a、31bが一体に突設されている。
これら弾性保持用リブ片31a、31bは、それぞれ前
面部3aに切り残された接続壁部30と平行に対峙する
断面が横長矩形の凸片からなり、この接続壁部30とほ
ぼ等しい高さを有するとともに、その前面が保持用リブ
壁16a、16bの前面とほぼ同一面を構成している。
また、弾性保持用リブ片31a、31bは、材料特性に
よって厚み方向に対して弾性変形が可能とされる。これ
ら弾性保持用リブ片31a、31bには、図4に示すよ
うに、その前面に半球状の係合凹部32a、32bが凹
設されている。これら係合凹部32a、32bには、光
透過部材20の係合凸部22a、22bがそれぞれ相対
係合される。
【0046】弾性保持用リブ片31a、31bは、詳細
にはその前面と接続壁部30の内面との間隔寸法Dが係
合溝19a、19bの溝幅寸法Aよりもそれぞれやや小
寸法に設定されている。したがって、弾性保持用リブ片
31a、31bは、後述するように光透過部材20がカ
バー部材3に組み合わされると内側へとやや弾性変形さ
れた状態となりこの光透過部材20を前方側に押圧する
押圧力を作用させる。弾性保持用リブ片31a、31b
は、弾性変形することにより光透過部材20に対して0
g/cm2 乃至500g/cm2 の押圧力を作用させ
る。
【0047】また、弾性保持用リブ片31a、31b
は、所定の機械的強度と上述した押圧力が生成される厚
みとされるとともに、前面部3aの内面に沿って磁気テ
ープ5が走行することから、この磁気テープ5の走行に
支障を及ぼさない程度の厚み寸法で形成される。なお、
弾性保持用リブ片31a、31bは、具体的には、その
厚み寸法が0.2mm乃至1.5mmに設定されてい
る。
【0048】光透過部材20は、上述したように例えば
透明なポリカーボネート樹脂等を材料として成形され、
基板部20aと、この基板部20aの背面側に一体に形
成された係合部20bとからなる。基板部20aは、図
3に示すように開口部15を閉塞するに足る矩形の外形
形状を呈しており、その厚み寸法がカバー部材3の前面
部3aの厚み寸法とほぼ等しくされている。基板部20
aは、発光素子から出射されて反射部材12によって屈
折反射された検出光の透過部を構成する。
【0049】係合部20bは、図6に示すように、基板
部20aの下端側を除く3辺の外周部にそれぞれ張り出
した部位として一体に形成され、この基板部20aの左
右及び上部の周囲に係合凸縁部21a乃至21cを構成
している。係合部20bは、基板部20aに対して両側
部分がそれぞれ係合溝19a、19bの深さ寸法とほぼ
等しく、また上側部分が接続壁部30の高さ寸法とほぼ
等しい張出寸法とされている。また、係合部20bは、
図1及び図6に示すように、上側部分の厚み寸法Bに対
して下側部分の厚み寸法Cがやや小とされている。
【0050】したがって、係合部20bは、係合溝19
a、19bに対する挿入方向に対して次第に厚み寸法を
大としたテーパが付された構造となっている。換言すれ
ば、光透過部材20は、係合部20bの厚み寸法を挿入
方向に対して異ならせるように構成することによって、
カバー部材3に装着する際の、挿入ガイド構造が設けら
れている。そして、カバー部材3と光透過部材20と
は、上述したように、係合溝19a、19bの幅寸法A
と、係合部20bの上側部分の厚み寸法B及び下側部分
の厚み寸法Cと、弾性保持用リブ片31と基準面Pとの
間隔Dとが、A≧C>B、A>D、B≧Dによって構成
されている。
【0051】光透過部材20には、係合部20bの主面
に幅方向に離間して一対の係合凸部22a、22bが一
体に突設されている。これら係合凸部22a、22b
は、上述した弾性保持用リブ片31a、31bの内面に
形成した係合凹部32a、32bにそれぞれ適合された
半球状の凸部として構成される。光透過部材20は、カ
バー部材3に組み合わされた状態において、これら係合
凸部22a、22bが係合凹部32a、32bとそれぞ
れ相対係合することによって組合せ状態が保持される。
【0052】以上のように構成された光透過部材20
は、図1の矢印で示すように、前面部3aの下方側から
係合部20bの左右の係合凸縁21a、21bがそれぞ
れ係合溝19a、19bに差し込まれてカバー部材3に
組み合わされる。光透過部材20は、上述したように係
合部20bが上下の厚み寸法が異なって挿入方向のテー
パが付された構造であることから、これら左右係合凸縁
21a、21bが係合溝19a、19bに対して円滑に
係合される。
【0053】光透過部材20は、その上側の係合凸縁2
1cが弾性保持用リブ片31a、31bまで差し込まれ
ると、これら弾性保持用リブ片31a、31bを内側へ
と弾性変位させながらなおもカバー部材3に差し込まれ
る。光透過部材20は、係合凸縁21cが天井部3fの
内面と衝合するまで差し込まれると、係合部20aに設
けた係合凸部22a、22bが弾性保持用リブ片31
a、31bに設けた係合凹部32a、32bと相対係合
する。弾性保持用リブ片31a、31bは、上述した構
成からやや弾性変位した状態が保持されることから、光
透過部材20に対して所定の弾性力を作用させている。
【0054】光透過部材20は、この弾性保持用リブ片
31a、31bから作用される弾性力によって、係合凸
部22a、22bと係合凹部32a、32bとの係合状
態が保持されるとともに、前面部3a側に付勢される。
光透過部材20は、図3及び図4に示すように、弾性保
持用リブ片31a、31bの弾性力によって左右の係合
凸縁21a、21bが前面部3aの係合溝19a、19
bを構成する基準面Pに押し付けられて前後方向の位置
決めが行われる。光透過部材20は、これによって図3
に示すように基板部20aの主面が受光素子14の受光
面14aと平行面を構成し、検出光に光軸のずれを生じ
させずにテープ位置等が安定した状態で検出されるよう
にする。
【0055】以上のように構成されたデータカートリッ
ジ1においては、係合溝19a、19bを構成する保持
用リブ壁16a、16bがカバー部材3の前面部3aの
内面と天井部3fの内面とに連設されていることから、
これら保持用リブ壁16a、16bの機械的強度が保持
される。したがって、データカートリッジ1は、落下等
の衝撃が加えられた場合においもこれら保持用リブ壁1
6a、16bに撓み現象が発生することはなく開口部1
5に装着された光透過部材20の脱落が確実に防止され
る。
【0056】また、データカートリッジ1は、開口部1
5に装着された光透過部材20が弾性保持用リブ片31
a、31bから弾性力を作用されて基準面Pを構成する
前面部3aの内面に押し付けられた状態を呈することか
ら、受光素子14の受光面14aに対する位置決めが確
実に行われる。したがって、データカートリッジ1は、
テープ位置や仕様等の検出が確実に行われる。
【0057】さらに、データカートリッジ1は、係合溝
19a、19bに相対係合される光透過部材20の係合
凸縁21a、21bに挿入方向のテーパを付して構成し
たことにより、カバー部材3に対するこの光透過部材2
0の装着操作を容易に行うことができる。また、データ
カートリッジ1は、光透過部材20の装着操作に際し
て、係合凸縁21a、21bが係合溝19a、19bの
途中で引掛って開口部15の閉塞が確実に行われないと
いった組立不良が生じることも無い。
【0058】上述したカバー部材3は、図7及び図8に
示した成形金型によって成形されるが、光透過部材20
を保持する保持用リブ壁16を成形する部位にアンダー
カット部が構成されていない構造となっている。成形金
型は、コア金型23と、このコア金型23に対して接離
動作する図示しないキャビティ金型と、コア金型23に
組み込まれて型開き方向と直交する側面方向に型開き動
作されるスライド金型25とからなる。成形金型は、こ
れら各金型がパーティング面で型合わせされた状態でキ
ャビティを構成し、このキャビティ内にキャビティ金型
に設けた図示しないゲートから溶融された材料樹脂が射
出充填される。
【0059】成形金型は、所定の冷却時間を経て、図7
及び図8に示すように、コア金型23に対してスライド
金型25がスライド動作するとともにこのコア金型23
とキャビティ金型との型開き動作が行われる。成形金型
は、型開き状態においてイジェクトピンが動作されて、
コア金型23側に添着したカバー部材3のイジェクト動
作が行われる。
【0060】成形金型は、上述したように保持用リブ壁
16がその表裏面を全体として平坦面として構成される
ことから、図7に示すように、コア金型23に隔壁部2
3aを介して互いに平行でかつ凹凸の無い矩形溝を呈す
る前面部キャビティ23bと保持用リブ壁キャビティ2
3cによって前面部3aと保持用リブ壁16との成形を
行う。したがって、カバー部材3は、型開き方向に対し
て凹凸の無い形状の前面部3aと保持用リブ壁16と
が、変形等を生じることなくコア金型23から型抜きさ
れる。
【0061】一方、成形金型は、上述したように弾性保
持用リブ片31に接続壁部30との対向面に係合凹部3
2を形成するため、この部位23dがアンダーカット部
を構成することになる。すなわち、成形金型は、図8に
示すように、コア金型23とスライド金型25とが共同
して弾性保持用リブ片31のキャビティ23eを構成し
ているが、このキャビティ23eに突出するようにして
部位23dに係合凹部31を成形するための半球状の凸
部23bが突設されている。なお、部位23dは、接続
壁部30に対応するキャビティ23fを構成している。
【0062】成形金型は、コア金型23に対してスライ
ド金型25がスライド動作することによって空間部を構
成し、この状態でカバー部材3の型抜きを行う。弾性保
持用リブ壁31は、保持用リブ壁16と比較してその幅
寸法も小さくかつ長さも小さい。したがって、弾性保持
用リブ片31は、上述した空間部内で図8に示すように
側面方向に容易に撓むことにより成形金型からの無理抜
きが可能とされる。弾性保持用リブ片31は、上述した
構成から成形金型に対してさほど大きな離型抵抗を生じ
さないので変形や破損も無く高精度に成形される。
【0063】このように、成形金型は、光透過部材20
を保持する保持用リブ壁16と、この光透過部材20を
前面部3aに圧接させる弾性保持用リブ片31とを別箇
所において成形する。したがって、カバー部材3は、こ
れら保持用リブ壁16と弾性保持用リブ片31とが高精
度に成形されるとともに保持用リブ壁16の機械的強度
が保持される。カバー部材3は、これによって光透過部
材20を強固にかつ高組立精度で組み付けを可能とす
る。
【0064】上述したカバー部材3においては、開口部
15に対応位置して一対の弾性保持用リブ片31が天井
部3fの内面に一体に形成されている。弾性保持用リブ
片31は、かかる構成に限定されるものでは無く、例え
ば図9に示すように開口部15の幅方向の略中央部に位
置して天井部3fの内面に一体に形成された1個の凸片
によって構成してもよい。勿論、弾性保持用リブ片31
は、その高さ寸法が接続壁部30の高さ寸法とほぼ同等
もしくはやや小寸法とされる。また、弾性保持用リブ片
31は、上述した一対の弾性保持用リブ片31a、31
bに対して、その幅寸法がやや大とされる。さらに、弾
性保持用リブ片31は、天井部3fの内面に複数個を形
成するようにしてもよい。
【0065】この弾性保持用リブ片31も、カバー部材
3の前面部3aに切り残された接続壁部30と平行に対
峙する断面が横長矩形の凸片からなり、この接続壁部3
0とほぼ等しい高さを有するとともに、その前面が保持
用リブ壁16a、16bの前面とほぼ同一面を構成して
いる。また、弾性保持用リブ片31は、材料特性によっ
て厚み方向に対して弾性変形が可能とされる。さらに、
弾性保持用リブ片31には、その前面に半球状の係合凹
部32が凹設されている。この係合凹部32には、光透
過部材20の係合凸部22がそれぞれ相対係合される。
【0066】弾性保持用リブ片31は、その前面と接続
壁部30の内面との間隔寸法Dが係合溝19a、19b
の溝幅寸法よりもやや小寸法に設定されることによっ
て、カバー部材3に組み合わされた光透過部材20を前
方側に押圧する。なお、弾性保持用リブ片31は、光透
過部材20に対して0g/cm2 乃至500g/cm2
の押圧力を生成する厚み寸法と所定の機械的強度とを有
するように厚み寸法とされている。
【0067】また、カバー部材3は、図10に示すよう
に、保持用リブ壁16a、16bの側縁部にそれぞれ弾
性保持用凸片33a、33bを一体に突出形成するよう
にしても構成される。すなわち、これら弾性保持用凸片
33a、33bは、同図に示すように、天井部3fの内
面との間にそれぞれ間隙36a、36bを構成するよう
にして保持用リブ壁16a、16bの側縁部から互いに
向き合って一体に突設されている。勿論、これら弾性保
持用凸片33a、33bも、カバー部材3の前面部3a
に切り残された接続壁部30と平行に対峙するように保
持用リブ壁16a、16bの側縁部に突設されている。
【0068】また、弾性保持用凸片33a、33bは、
厚み方向に対して弾性変形が可能とされるとともに、そ
の前面に光透過部材20の係合凸部22a、22bがそ
れぞれ相対係合される半球状の係合凹部32a、32b
がそれぞれ凹設されている。さらに、弾性保持用凸片3
3a、33bは、その前面と接続壁部30の内面との間
隔寸法Dが係合溝19a、19bの溝幅寸法よりもやや
小寸法に設定され、カバー部材3に組み合わされた光透
過部材20を前方側へと押圧する。なお、弾性保持用凸
片33a、33bは、光透過部材20に対して0g/c
2 乃至500g/cm2 の押圧力を生成する厚み寸法
と所定の機械的強度とを有するように厚み寸法とされて
いる。
【0069】以上のように構成されたカバー部材3を備
えるデータカートリッジ1は、前面部3aの内面と天井
部3fの内面とに連設されることにより撓みに対する機
械的強度が保持された保持用リブ壁16a、16bによ
って光透過部材20を保持するとともに、弾性保持用凸
片33a、33bが弾性変形してこの光透過部材20を
基準面Pを構成する前面部3aの内面に押し付けるよう
に構成される。したがって、データカートリッジ1は、
落下等の衝撃が加えられた場合においもこれら保持用リ
ブ壁16a、16bに撓み現象が発生することはなく開
口部15に装着された光透過部材20の脱落が確実に防
止され、またこの光透過部材20が受光素子14の受光
面14aに対して位置決めされてテープ位置や仕様等の
検出が確実に行われる。
【0070】さらに、データカートリッジ1は、保持用
リブ壁16a、16bに弾性保持用凸片33a、33b
がそれぞれ一体に形成される構造とされるが、カバー部
材3を成形する成形金型のアンダーカット部を小さな弾
性保持用凸片33a、33bの成形部分のみとし保持用
リブ壁16a、16bの全体に対して無理抜きの構成を
不要とする。したがって、データカートリッジ1は、型
抜きのための切欠き部が保持用リブ壁16a、16bに
形成されておらず、上述したようにこれら保持用リブ壁
16a、16bの機械的強度が保持される。
【0071】上述したように、光透過部材20は、カバ
ー部材3に対する組立性の向上を図るためにその係合部
21a、21bの厚み寸法を変えることによってそれぞ
れ挿入方向のテーパを付して構成したが、かかる構成に
限定されるものではない。例えば図12に示した光透過
部材20は、その基板部20aの両側縁部34a、34
bが挿入方向に対して次第に幅寸法を大ならしめるよう
にテーパ側縁部として形成されることによって台形を呈
して形成されている。また、光透過部材20には、係合
溝19a、19bに対する挿入端側である係合部20b
に上端縁と両側縁に跨がって面取り35a、35bが付
されている。
【0072】勿論、光透過部材20は、透明なポリカー
ボネート樹脂等を材料によって成形され、係合部20b
の厚み寸法が係合溝19a、19bの溝幅とほぼ等しく
されている。また、光透過部材20には、係合部20b
の主面に、カバー部材3側の弾性保持用リブ片31a、
31bに形成した係合凹部32a、32bにそれぞれ対
応して半球状の係合凸部22a、22bが一体に形成さ
れている。なお、係合部20bは、その厚み寸法が均一
としてもよいが、上述した光透過部材20のように挿入
方向に対して厚み寸法を次第に大ならしめて構成しても
よい。
【0073】カバー部材3は、図11に示すように、上
述した光透過部材20を装着するため開口部15が基板
部20aに適合する台形を呈して形成されている。勿
論、カバー部材3は、この開口部15の外形寸法が対向
配置された受光素子14の検出光の受光に支障の無い大
きさとされている。また、カバー部材3には、図示しな
いがこの開口部15の両側縁に沿って前面部3aの内面
に保持用リブ壁16と弾性保持用リブ片31a、31b
が形成されている。
【0074】光透過部材20は、上述したように係合部
20bに上端縁と両側縁とに跨がる面取り35a、35
bを施したことにより、カバー部材3の係合溝19a、
19bとの係合操作が簡単に行われ、またこれら係合溝
19a、19bに沿って天井部3fの内面までスムーズ
に差し込まれる。したがって、光透過部材20は、途中
での引掛って主面部20aが開口部15を確実に閉塞し
ないといった現象を呈することなく良好な状態でカバー
部材3に対する組み合せが行われる。
【0075】なお、上述したデータカートリッジ1にお
いては、カバー部材3の弾性保持用リブ片31側に半球
状の係合凹部32を形成するとともに光透過部材20側
に半球状の係合凸部22を形成したが、弾性保持用リブ
片31側に係合凸部をまた光透過部材20側に係合凹部
32を設けた構成であってもよい。また、係合凸部及び
係合凹部は、半球状の形状に限定されるものでは無い。
【0076】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る記録媒体カートリッジ装置によれば、カバー部材の前
面部に設けた開口部の両側縁に沿って前面部の内面と天
井部の内面とに連設されて係合溝を構成する保持用リブ
壁と、開口部に臨んで設けらた弾性保持用リブ片とによ
って光透過部材を保持するように構成したことにより、
落下等の衝撃が加えられた場合にも光透過部材が脱落す
るといった不都合の発生が確実に阻止され、また光透過
部材と検出光を受光する受光手段との光軸のずれも生じ
させずテープ位置や仕様等の検出が確実に行われる。ま
た、記録媒体カートリッジ装置は、光透過部材に設けた
挿入ガイド構造によってカバー部材に対する装着操作を
簡易化するとともに高精度の組立が行われるようにす
る。さらに、記録媒体カートリッジ装置は、カバー部材
を成形する金型構造が簡易化され、生産性を確保しなが
ら高寸法精度の成形が行われるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示したデータカート
リッジに備えられるテープ位置検出部の構成を説明する
要部分解斜視図である。
【図2】同データカートリッジの正面図である。
【図3】同データカートリッジの前面部に構成されたテ
ープ位置検出部の水平断面図である。
【図4】同テープ位置検出部の詳細構成を説明する要部
拡大断面図である。
【図5】同カバー部材のテープ位置検出部の構成を説明
する要部縦断面図である。
【図6】同カバー部材に装着されてテープ位置検出部を
構成する光透過部材の斜視図である。
【図7】同カバー部材を成形する成形金型のイジェクト
動作を説明する図であり、保持用リブ壁部分を示す断面
図である。
【図8】同カバー部材を成形する成形金型のイジェクト
動作を説明する図であり、弾性保持用リブ片部分を示す
断面図である。
【図9】同他のテープ位置検出部の構成を説明する要部
分解斜視図である。
【図10】同さらに他のテープ位置検出部の構成を説明
する要部分解斜視図である。
【図11】同光透過部材を備えたデータカートリッジの
正面図である。
【図12】同他の光透過部材を示す斜視図である。
【図13】従来のデータカートリッジを示す分解斜視図
である。
【図14】同データカートリッジの正面図である。
【図15】同データカートリッジに備えられたテープ位
置検出部の構成を説明する図である。
【図16】同データカートリッジに備えられた他のテー
プ位置検出部の構成を説明する図である。
【図17】同テープ位置検出部の構成を説明する水平断
面図である。
【図18】同テープ位置検出部の構成を説明する分解斜
視図である。
【図19】同テープ位置検出部の詳細構成を説明する要
部拡大断面図である。
【図20】同テープ位置検出部を構成するカバー部材の
要部水平断面図である。
【図21】同衝撃等が加えられて光透過部材が脱落する
状態を説明するテープ位置検出部を構成するカバー部材
の要部水平断面図である。
【図22】光透過部材の脱落の原因となるカバー部材の
構成を説明する要部縦断面図である。
【図23】同テープ位置検出部を構成するカバー部材を
成形する成形金型の構成を説明する要部断面図であり、
型締め状態を示す。
【図24】同テープ位置検出部を構成するカバー部材を
成形する成形金型の構成を説明する要部断面図であり、
型開き状態を示す。
【図25】同テープ位置検出部を構成するカバー部材を
成形する成形金型の構成を説明する要部断面図であり、
イジェクト動作状態を示す。
【符号の説明】
1 データカートリッジ(記録媒体カートリッジ)、2
ベースプレート、3カバー部材、3a 前面部、3e
テープ位置検出部、3f 天井部、5 磁気テープ
(記録媒体)、12 反射部材、13 発光素子、14
受光素子、15 開口部、16 保持用リブ壁、19
係合溝、20 光透過部材、20a基板部、20b
係合部、21 係合凸縁、22 係合凸部、23 キャ
ビティ金型、24 コア金型、25 スライド金型、3
0 接続壁部、31 弾性保持用リブ片、32 係合凹

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースプレートと、不透明な合成樹脂材
    料によって成形されかつ前面部に開口部が開口されてな
    り上記ベースプレートに組み合わされることによって内
    部に記録媒体を収納するカートリッジ本体を構成するカ
    バー部材と、上記開口部に装着されて光学検出部を構成
    する透光性材料によって形成された光透過部材と、上記
    ベースプレートに配設された反射部材とを備え、 上記ベースプレートの底面側に配設した検出手段を構成
    する発光素子から出射された検出光を上記反射部材によ
    って屈折反射させて上記記録媒体へと導くとともに上記
    光透過部材を介して上記カバー部材の前面部側に配設し
    た受光素子に受光させることにより記録媒体の位置等の
    検出が行われる記録媒体カートリッジ装置において、 上記カバー部材には、 上記開口部の両側縁に沿って上記前面部の内面と天井部
    の内面とから連設されるとともに上記前面部の内面との
    間に上記光透過部材の両側縁が相対係合される係合溝を
    それぞれ構成する保持用リブ壁と、 上記開口部に臨んで設けられこの開口部を閉塞して装着
    される上記光透過部材を受光素子との相対位置を規定す
    る基準面となる上記前面部の内面に押圧保持する弾性保
    持用リブ片とがそれぞれ一体に形成されたことを特徴と
    する記録媒体カートリッジ装置。
  2. 【請求項2】 上記弾性保持用リブ片には、上記光透過
    部材の主面に形成した係合凸部が相対係合される係合凹
    部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の記録
    媒体カートリッジ装置。
  3. 【請求項3】 上記弾性保持用リブ片は、上記保持用リ
    ブ壁と独立して、カバー部材の天井部の内面から上記開
    口部に臨んで一体に突設されたことを特徴とする請求項
    1に記載の記録媒体カートリッジ装置。
  4. 【請求項4】 上記弾性保持用リブ片は、上記保持用リ
    ブ壁の側縁部から、上記開口部に臨んで一体に突設され
    たことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体カートリ
    ッジ装置。
  5. 【請求項5】 上記光透過部材は、上記カバー部材に設
    けた開口部に嵌合される基板部と、この基板部と一体に
    形成され両側縁が上記カバー部材に設けた保持用リブ壁
    と上記前面部の内面との間に構成される上記係合溝にそ
    れぞれ相対係合される係合部とからなり、 上記カバー部材に組み合わされて上記係合部の主面が上
    記弾性保持用リブ片によって上記前面部の内面に押圧さ
    れた状態において、上記基板部の主面が検出手段の受光
    素子に対して平行面を構成することを特徴とする請求項
    1に記載の記録媒体カートリッジ装置。
  6. 【請求項6】 上記光透過部材には、上記カバー部材の
    係合溝に相対係合する際の挿入ガイド手段が一体に形成
    されることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体カー
    トリッジ装置。
  7. 【請求項7】 上記挿入ガイド手段は、上記カバー部材
    の係合溝に相対係合される係合部が、係合側を上記係合
    溝の溝幅よりもやや薄厚とされるともに次第に厚みを増
    した厚み方向のテーパによって構成されることを特徴と
    する請求項1に記載の記録媒体カートリッジ装置。
  8. 【請求項8】 上記挿入ガイド手段は、上記カバー部材
    の係合溝に相対係合される少なくとも係合部の外周縁に
    形成した面取り部によって構成されることを特徴とする
    請求項1に記載の記録媒体カートリッジ装置。
  9. 【請求項9】 上記カバー部材に設けられた係合溝の溝
    幅Aと、上記光透過部材の係合側の厚み寸法B及び反対
    側の厚み寸法Cと、上記弾性保持用リブ片と上記カバー
    部材の前面部の内面との間隔Dとが、 A≧C>B、A>D、B≧Dに設定され、 上記弾性保持用リブ片は、上記光透過部材が上記カバー
    部材に装着された状態において上記光透過部材によって
    弾性変位され、この光透過部材を上記基準面に押圧して
    位置決めすることを特徴とする請求項1に記載の記録媒
    体カートリッジ装置。
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