JP2530964Y2 - テープカートリツジ - Google Patents

テープカートリツジ

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JP2530964Y2 JP11449590U JP11449590U JP2530964Y2 JP 2530964 Y2 JP2530964 Y2 JP 2530964Y2 JP 11449590 U JP11449590 U JP 11449590U JP 11449590 U JP11449590 U JP 11449590U JP 2530964 Y2 JP2530964 Y2 JP 2530964Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばCPUのデータを記録するデータカー
トリッジに適用するのに最適なテープカートリッジであ
って、特に、カートリッジ内に収納されたテープのエン
ド等を光検出するためのミラーを備えたものに関する。
〔考案の概要〕 本考案は、カートリッジ内に収納されたテープのマー
カーを光検出するためのミラーを有するミラー台を、上
記カートリッジのベース板に合成樹脂によって一体成形
することにより、ミラー台の成形工数及び組立工数の削
減を図ることができるようにしたものである。
〔従来の技術〕
CPUのデータを記録するデータカートリッジとして、
例えば特公昭52−14976号公報が知られている。
この種、データカートリッジは、第7図及び第8A図に
示すように、カートリッジ1が下ハーフであるアルミ板
等の金属のベース板2上に上ハーフである薄形箱状の上
カバー3をねじ止め等することによって形成されてい
る。その上カバー3は水平状の上面壁3aと垂直状の前面
壁3b、後面壁3c及び左右両側面壁3dとが透光性を有する
合成樹脂によって一体に成形されたものである。そして
ベース板2上には左右一対のテープリール4が回転自在
に枢支され、これら両リール4にテープである磁気テー
プ5が巻回されている。この磁気テープ5はベース板2
に取付けられた左右一対のテープガイド6によってガイ
ドされて前面壁3bの後方側に沿って掛け渡されている。
またベース板2上の前方側ほぼ中央部と後方側ほぼ左右
両端部とにローラであるベルト駆動ローラ7と左右一対
のベルト案内ローラ8とが回転自在に枢支されている。
そして、これらベルト駆動ローラ7と両ベルト案内ロー
ラ8との間に弾性を有するベルト9が強いテンションで
ほぼT形状に巻き掛けられている。このベルト9の一部
は両テープリール4に巻回されている磁気テープ5の一
対のテープ巻装部5aの外周に圧接している。
そして、磁気テープ5のテープトップやテープエンド
に設けられている被検出孔であるマーカー10を光検出す
るためのミラー11がミラー台12の前面側45°に傾斜され
て接着等にて取付けられている。そして、このミラー台
12は一方のテープリール4に巻装されたテープ巻装部5a
とその前方の上カバー3の前面壁3bに沿って掛け渡され
ている磁気テープ5との間の隙間に取付けられている。
次に、このデータカートリッジが記録再生装置に装着
されると、第7図に示すように、ベース板2及び上カバ
ー3の前面側の一端部に形成されている切欠部13を開閉
するようにベース板2及び上カバー3間に回動自在に取
付けられた開閉扉14が1点鎖線のように矢印a方向に開
蓋され、記録再生装置側の磁気ヘッド15が切欠部13内に
挿入されて磁気テープ5に接触する。これと同時に、記
録再生装置側の駆動ローラ16が上カバー3に設けられた
開口部17内に挿入されてベルト駆動ローラ7のベルト巻
付面7aの上部に一体成形されている大径ローラ部7bの外
周に圧着される。そして、その駆動ローラ16によってベ
ルト駆動ローラ7が例えば矢印b方向に回転駆動され
て、ベルト9が矢印c方向に回転駆動されると、このベ
ルト9によって両テープ巻装部5a、5bを介して両テープ
リール4が矢印d方向に回転駆動され、磁気テープ5が
矢印e方向に25〜120in/secの比較的速い速度で走行さ
れて、磁気ヘッド12によって磁気テープ5の記録、再生
が行われる。
一方、このデータカートリッジが記録再生装置に装着
されると、第8A図に示すように、発光ダイオード等の発
光素子18がミラー11の真上で上カバー3の上面壁3aの上
部に下向きに配置され、フォトトランジスタ等の受光素
子19がミラー11の真正面で上カバー3の前面壁3bの正面
に後向きに配置される。そして、発光素子18から下向き
に垂直に発光された検出光Pが透光性を有する上カバー
3の上面壁3aを透過してミラー11に照射され、その検出
光Pがミラー11で90°に反射されて磁気テープ5に水平
に照射される状態となる。
そして、上記の記録、再生中に磁気テープ5がテープ
エンドとなって、磁気テープ5のマーカー10がミラー11
の正面に達した瞬間に、ミラー11で反射された検出光P
がそのマーカー10及び上カバー3の前面壁3bを透過して
受光素子19で受光されて、磁気テープ5のテープエンド
が検出される。
ところで、この種、データカートリッジは、記録再生
装置に装着された際に、ベース板2が磁気ヘッド15に対
する磁気テープ5の高さ基準板となる関係で、ベース板
2として板厚の厚いアルミ板等の金属の平板が使用され
ている。
そこで従来は、第8A図及び第8B図に示すように、ミラ
ー台12を合成樹脂によって成形して、その前面の45°に
傾斜された斜面12aにミラー11を接着等にて取付け、ミ
ラー台12の下面12bに一体成形した前後一対のダボ20を
ベース板2に設けた前後一対のダボ穴21に上方から嵌合
し、上カバー3の上面壁3aの下面に一体成形した押えピ
ン22でミラー台12の上面12cに上方から押圧して固定す
るようにして、ミラー台12をカートリッジ1内に組立て
ていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし従来のように、ベース板2とは別に成形したミ
ラー台12をベース板2上に組立てた構造は、成形工数及
び組立工数が多く、著しくコスト高につく。また、ミラ
ー台12のダボ20をベース板3のダボ穴21に上方から嵌合
させる構造では、ダボ20及びダボ穴21の寸法のバラツキ
の集合によって、ベース板2上へのミラー台12の取付精
度に狂いが発生し易く、磁気テープ5のマーカー10の光
検出精度に影響が出易いといった問題があった。
本考案は、ミラー台をベース板とは別に成形して組立
てる必要がないテープカートリッジを提供することを目
的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案のテープカートリ
ッジは、カートリッジのベース板を合成樹脂によって成
形し、そのベース板上に上記ミラーを形成するためのミ
ラー台を一体成形したものである。
〔作用〕
上記のように構成されたテープカートリッジは、カー
トリッジのベース板とミラー台とを合成樹脂によって一
体成形したので、ミラー台をベース板とは別に成形して
組立てる必要がない。
〔実施例〕
以下、本考案をデータカートリッジに適用した一実施
例を第1図〜第6図を参照して説明する。なお、第7図
〜第8B図に示した従来例と同一構造部には同一の符号を
付して重複説明を省略する。
まず、第6図に示すように、ベース板31はガラス繊維
等の補強材入りのポリプロピレンやポリアセタール等の
合成樹脂によって金型を用いて射出成形されたものであ
り、このベース板31上には、ミラー台32が一体成形され
ている。そして、このミラー台32の前面に45°に傾斜さ
れたミラー33が接着されている。なお、ベース板31を射
出成形する際に、このベース板31上に一対のテープリー
ル4を回転自在に支持する一対のリール軸34と、1つの
ベルト駆動ローラ7と一対のベルト案内ローラ8とを回
転自在に支持する合計3つのローラ軸35と、開閉扉14を
回転自在に支持する開閉扉軸36と、複数のテープガイド
ピン37等がそれぞれ垂直に一体成形されていて、ベース
板2の合成樹脂化が図られている。
そして、このベース板31と、前述のように透光性を有
する合成樹脂によって成形されている上カバー3とがね
じ止め等にて結合されてカートリッジ1が構成される
が、上カバー3の上面壁3aの下面には、一対のテープリ
ール4の上部中央のピボット4a及び合計3つのローラ軸
35の上端が嵌合されるリング状の軸受38が一体成形され
ている。
次に、第1図〜第3図に示すミラー台32は、45°に傾
斜された前面壁32aと、垂直な背面壁32bと、左右一対の
垂直な側面壁32cと、水平な上面壁32dとによって中空状
に形成され、その中空部32eの下面はベース板31の下方
に開放されている。そして、前面壁32aの前面の45°に
傾斜された斜面32a′に、アルミ箔やガラス板等にて形
成されたミラー33がホットメルト接着剤等の接着剤39に
よってホットスタンプ法(加圧接着法)によって接着さ
れている。なお、斜面32a′にミラー33を金属粉の印刷
や蒸着等の方法によって形成することも可能である。
このように、ミラー台32をベース板31上に合成樹脂に
よって一体成形すれば、ミラー台32をベース板31と別に
成形して組立てる必要がない。そして、ベース板31上へ
のミラー台32の取付精度に狂いが発生しないので、第1
図に示すように、発光素子18から照射される検出光Pを
ミラー33で高精度に反射して、その検出光Pを磁気テー
プ5のマーカー10を通して受光素子19に高精度に照射す
ることができる。従って、磁気テープ5のテープエンド
検出等を高精度に行える。
そして、ミラー台32を上記のように中空構造に構成す
れば、このミラー台32で、ベース板31の補強部材を兼用
させることができるので、合成樹脂によって成形したベ
ース板31の剛性を向上させることができる。従って、記
録、再生用ヘッドである磁気ヘッド15に対する磁気テー
プ5の高さ基準を合成樹脂で成形したベース板31によっ
て高精度に規制して、データの高密度記録を行う際のオ
フトラックを未然に防止できる。また、ベース板31を合
成樹脂化したにも拘らず、剛性が高く、高耐久性のカー
トリッジ1を構成できる。
またこの際、ミラー台32の中空部32eをベース板32の
下方に開放させた形状に形成すれば、ベース板31及びミ
ラー台32の射出成形時に、離型方向が上下方向(第1図
に示す矢印f方向)である簡単な金型を用いて、これら
ベース板31とミラー台32とを容易に一体成形することが
できる。
なお、上記のように、ミラー台32をベース板31上に一
体成形すれば、上カバー3の押えピン22は不要となる
が、押えピン22をミラー台32の上面32d上に当接するこ
とによって、ミラー台32を上カバー3の支持部材に兼用
させることができる。
次に、第4図及び第5図は変形例を示したものであ
り、この場合のミラー台32は、背面壁32bを除去して、
中空部32eを前面壁32aとは反対側(背面側)に開放させ
た中空構造に形成したものである。
この変形例の場合には、ベース板31及びミラー台32の
射出成形時に、中空部32eをアンダーカット加工するた
めに第4図で矢印g方向にスライドするスライドコア
(図示せず)を用いた金型を使用する必要がある。しか
しその反面、中空部32eがカートリッジ1内に開放され
ていて、第1図に示したように、ベース板32の下面に中
空部32eが開放された凹みが全く形成されないので、カ
ートリッジ1の外観体裁が良くなる。
以上、本考案の実施例に付き述べたが本考案は上記実
施例に限定されることなく、本考案の技術的思想に基づ
いて、各種の有効な変更が可能である。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
上記のように構成されたテープカートリッジは、カー
トリッジのベース板とミラー台とを合成樹脂によって一
体成形して、ミラー台をベース板とは別に成形して組立
てる必要がないようにしたので、ミラー台の成形工数及
び組立工数を削減することができて、著しい低コスト化
を図ることができる。
ミラー台をベース板上に一体成形するので、ベース板
上へのミラー台の取付精度に狂いが発生せず、テープの
マーカーの光検出を高精度に行える。
ベース板上に一体成形したミラー台でそのベース板の
補強部材を兼用させることができるので、合成樹脂で成
形したベース板の剛性を向上させることができ、記録、
再生用ヘッドに対するテープの高さ基準をベース板によ
って高精度に規制して、データの高密度記録を行う際の
オフトラックを未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示したものであっ
て、第1図は要部を示す第6図のA−A矢視での拡大断
面図、第2図及び第3図は要部の斜視図、第4図は変形
例の拡大断面図、第5図は変形例の斜視図、第6図は全
体の分解斜視図である。 第7図はデータカートリッジの一部切欠き平面図、第8A
図及び第8B図は従来のミラー台の組立を説明する拡大断
面図である。 なお図面に用いた符号において、 1……カートリッジ 3……上カバー(上ハーフ) 5……磁気テープ(テープ) 10……マーカー 31……ベース板 32……ミラー台 33……ミラー P……検出光 である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース板と上カバーとによって構成された
    カートリッジ内にテープを収納させ、上記テープのマー
    カーを光検出するミラーを上記カートリッジ内に設けた
    テープカートリッジにおいて、 上記ベース板を合成樹脂によって成形し、そのベース板
    上に上記ミラーを形成するためのミラー台を一体成形し
    たことを特徴とするテープカートリッジ。
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