JP3433573B2 - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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JP3433573B2
JP3433573B2 JP15196095A JP15196095A JP3433573B2 JP 3433573 B2 JP3433573 B2 JP 3433573B2 JP 15196095 A JP15196095 A JP 15196095A JP 15196095 A JP15196095 A JP 15196095A JP 3433573 B2 JP3433573 B2 JP 3433573B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープ状記録媒体を巻
回した一対のテープリールをカートリッジ本体の内部に
回転自在に収納したテープカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】テープカートリッジは、一般に一対のハ
ーフを組み合わせて構成したカートリッジ本体の内部
に、磁気テープ等のテープ状記録媒体を巻回した一対の
テープリールが回転自在に収納されている。例えば、ビ
デオテープレコーダ用テープカートリッジ、データ記録
用テープカートリッジ或いはDAT用テープカートリッ
ジ等においては、ビデオテープレコーダ等の記録再生装
置に装填されることにより、カートリッジ本体から磁気
テープが記録再生部へと引き出されるテープローディン
グ動作が行われる。
【0003】従来のこれらのテープカートリッジ201
は、図17に示すように、前面部がそれぞれ開放された
矩形略浅皿状の下ハーフ203と上ハーフ204とを組
み合わせてカートリッジ本体202が構成される。この
カートリッジ本体202には、磁気テープ205を巻回
した一対のテープリール206A、206Bが回転自在
に収納されるとともに、図示しないが、開放された前面
部にローディング空間部が構成されている。ローディン
グ空間部には、テープカートリッジ201が記録再生装
置に装填されると、この記録再生装置側のテープローデ
ィング手段が進入する。ローディング空間部は、カート
リッジ本体202に回動自在に支持されたリッド207
によって開閉される。
【0004】カートリッジ本体202を構成する下ハー
フ203には、図示しないが、ローディング空間部の両
側に位置して一対のテープガイドが設けられている。磁
気テープ205は、一方のテープリール206Bから繰
り出されてカートリッジ本体202の前面部に導かれ、
ローディング空間部を横切るようにテープガイド間に掛
け合わされて他方のテープリール206Aに巻取られて
いる。
【0005】テープカートリッジ201は、記録再生装
置に装填されると、ローディング空間部に進入するテー
プローディング手段により、上述したように磁気テープ
205がカートリッジ本体202の内部から記録再生部
へと引き出されてローディング動作が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したテ
ープカートリッジ201は、上述したように、ビデオテ
ープレコーダ用テープカートリッジとして使用されると
いう他に、コンピュータ本体のメモリー等に蓄積された
データ信号の記録或いは再生を行うデータ記録用テープ
カートリッジとしても使用されている。テープカートリ
ッジは、データ記録用テープカートリッジとして使用さ
れる場合、通常のビデオテープレコーダ用テープカート
リッジに要求されるよりも苛酷な条件に耐えるだけの信
頼性が必要とされている。
【0007】しかしながら、上述した従来のテープカー
トリッジ201では、下ハーフ203が、ABS樹脂や
Hi−Ps樹脂等の熱可塑性合成樹脂材料を射出成形す
ることにより形成され、底面部に構成各部材が取り付け
られている。
【0008】このため、テープカートリッジ201は、
記録再生装置に装填された状態で、基準となる下ハーフ
203の底面部が、熱によって変形されたり、摩擦によ
ってすり減らされたりするといった問題点があった。ま
た、テープカートリッジ201は、記録再生装置から取
り出された後に不用意に落下させた場合、落下時の衝撃
によって破損されてやすいといった問題点があった。
【0009】したがって、本発明は、耐摩耗性、耐熱性
及び耐衝撃性の向上を図り、機械的強度の向上を図った
テープカートリッジを提供することを目的に提案された
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係るテープカートリッジは、合成樹脂製の上下ハー
フを組み合わせて構成されるカートリッジ本体と、この
カートリッジ本体の内部に回動自在に配設される一対の
テープリールと、一方のテープリールから繰り出され
て、他方のテープリールに巻取られるテープ状記録媒体
とを備える。下ハーフの底面部には、下ハーフと接合さ
れる接合面の外周部に係合壁が一体に立設されている金
属製のベースプレートが接合固定される。
【0011】
【作用】以上のように構成された本発明に係るテープカ
ートリッジによれば、記録再生装置に装填された状態
で、基準となる下ハーフの底面部が熱によって変形した
り摩擦によってすり減ったりするという影響を受けず
に、長時間に亘って記録或いは再生が行われる。また、
このテープカートリッジによれば、記録再生装置から取
り出された後に不用意に落下させた場合、落下時の衝撃
によって破損されない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例について、図面
を参照して詳細に説明する。図1乃至図16に本発明の
実施例として示したテープカートリッジ1は、データ記
録用のテープカートリッジであって、横長矩形の略浅皿
状に形成された下ハーフ3と上ハーフ4とを互いに突き
合わせて結合することによって薄箱状のカートリッジ本
体2が構成される。テープカートリッジ1は、カートリ
ッジ本体2に、ローディング空間部10を開閉するフロ
ントリッド5、バックリッド6及びアッパリッド7とを
組み合わせるとともに、内部に磁気テープ8を巻回した
一対のテープリール9A、9Bが回転自在に収納されて
いる。
【0013】なお、本明細書においては、図1に示した
テープカートリッジ1の状態において、フロントリッド
5が配設される手前側を「前」として、これを基準とし
てそれぞれ「前後」、「左右」及び「上下」の方向性を
示すものとする。また、上述したテープリール9A、9
Bのように、一対で構成される部材については、説明の
便宜上、最初に、テープリール9(9A、9B)と表記
して、以下特に一方側を説明する場合以外は、単にテー
プリール9と表記するものとする。
【0014】下ハーフ3は、図2乃至図4に示すよう
に、ABS樹脂、Hi−Ps樹脂或いはポリカーボネー
ト樹脂等の熱可塑性の合成樹脂材料を射出成形すること
により形成され、前面部15を除く他の外周部に外周壁
11が一体に立ち上り形成されるとともに、底面部3A
が中央から左右の2つの領域に区分されて構成されてい
る。底面部3Aには、区分された左右の領域部に、テー
プリール9がそれぞれ回転自在に収納されるテープリー
ル収納部13(13A、13B)を構成する円弧状のテ
ープリール収納壁12(12A、12B)が同一円周上
に位置して一体に立設されている。底面部3Aには、テ
ープリール収納部13の中央部に位置し円形のリール穴
14(14A、14B)がそれぞれ開設されている。
【0015】下ハーフ3は、開放された前面部15の中
央領域部に、中央部を底面部3Aのやや内側に位置させ
た略矩形に切り欠いた切欠き部16が設けられている。
下ハーフ3には、この切欠き部16の立上り両側面壁を
構成するようにして、一対の側面ガイドリブ17(17
A、17B)が互いに相対向して底面部3Aに一体に立
設されている。これら側面ガイドリブ17は、カートリ
ッジ本体2の内部空間の高さ寸法よりもやや小とされた
高さ寸法を有しており、先端部の外側面にテープガイド
18(18A、18B)がそれぞれ形成されている。
【0016】テープガイド18は、外周面が平滑な円弧
面を呈して、側面ガイドリブ17の先端部の外側面に一
体に膨出形成されている。また、これらテープガイド1
8は、外側の周面が前面部15に対して後述するフロン
トリッド5の厚み寸法よりもやや内側に位置されてい
る。
【0017】なお、実施例テープカートリッジ1におい
ては、上述したようにテープガイド18を、側面ガイド
リブ17の先端部の外側面に断面円弧状に一体に形成し
て構成したが、かかる構成に限定されるものでは無い。
テープガイドは、例えば下ハーフ3の底面部3Aに、切
欠き部16の両側に位置して一体に突設された一対の軸
状凸部によって構成してもよい。また、テープガイド
は、例えば下ハーフ3の底面部3Aに、切欠き部16の
両側に位置して一体に突設された一対の支軸と、この支
軸にそれぞれ組み合わされたスリーブによって構成して
もよい。
【0018】側面ガイドリブ17には、相対する内面に
同一形状のリッドガイド溝19(19A、19B)がそ
れぞれ凹設されている。これらリッドガイド溝19は、
側面ガイドリブ17の内側の先端部を起点として外側の
終端まで、高さ方向及び前後方向のほぼ全域に亘って前
下がりのカム溝として凹設されている。また、これらリ
ッドガイド溝19は、凸字状の円弧溝と凹字状の円弧溝
とが組み合わされた全体が略々S字状を呈している。
【0019】下ハーフ3には、切欠き部16の内側の立
上り周壁を構成するようにして外周リブ20が底面部3
Aに一体に立設されている。この外周リブ20は、側面
ガイドリブ17の高さ寸法に対して略1/2の高さ寸法
を有しており、図2に示すように、両端がそれぞれ側面
ガイドリブ17の内側縁と一体に連結されている。この
外周リブ20には、中央部の内側に位置してテープ終端
検出用光源進入部21が一体に形成されている。
【0020】このテープ終端検出用光源進入部21は、
外周リブ20の中央部に突設された内側に向いたコ字状
の立壁と、この立壁と相対する円弧状の立壁と、下ハー
フ3の底面部3Aを貫通する光源進入穴とから構成され
ている。テープ終端検出用光源進入部21は、コ字状の
立壁と円弧状の立壁との間に、後述するテープ終端検出
用光源69(図3参照)の検出光の出射開口となる開口
部がそれぞれ側方に位置して構成されている。また、外
周リブ20には、内面側に位置して、円弧状のテープリ
ール収納壁22(22A、22B)が一端部を連結され
て一体に形成されている。したがって、テープ終端検出
用光源進入部21は、外周リブ20とテープリール収納
壁22に包絡された略正三角形の空間部に位置して設け
られている。
【0021】リール収納壁22は、上述したテープリー
ル収納壁12と同一円周上に位置して下ハーフ3の底面
部3Aに一体に突設されており、互いに協動して下ハー
フ3側のテープリール収納部13を構成している。な
お、テープリール収納壁22の他端部には、嵌合筒部3
0の1個が一体に形成されている。
【0022】下ハーフ3には、両側面部の前方側に位置
して、テープ終端検出穴23(23A、23B)がそれ
ぞれ開設されている。これらテープ終端検出穴23は、
外周リブ20の内面に沿ったテープ終端検出用の光源6
9の光路の延長線上に位置して外周壁11にそれぞれ開
設されている。
【0023】テープ終端検出用光源進入部21は、上述
したように全体として筒状を呈して構成されており、そ
の上端開放部分に断面コ字状を呈する光源カバー70が
固定される。光源カバー70は、後述するようにテープ
カートリッジ1が記録再生装置に装填された状態におい
て、この記録再生装置側に配設されてテープ終端検出用
光源進入部21に進入されたテープ終端検出用の光源6
9から出射される検出光の拡散を防止するとともにテー
プカートリッジ1内への塵埃等の進入を防止する。
【0024】下ハーフ3には、両側面部に、外周壁11
の一部をコ字状に折り返して図3に示すように内側壁1
1Aと外側壁11Bとの間に前面部15側に開口する前
後方向のリッド開放ガイド溝24(24A、24B)が
それぞれ設けられている。リッド開放ガイド溝24に
は、テープカートリッジ1が記録再生装置に装填される
と、この記録再生装置側のリッド駆動部材が進入して後
述するリッド構体をロック状態に保持するリッドロック
機構を駆動する。
【0025】リッドロック機構は、左右一対のリッドロ
ックレバー71(71A、71B)及びリッドロックス
プリング72(72A、72B)とから構成され、リッ
ド開放ガイド溝24に沿って下ハーフ3側に配設されて
いる。すなわち、これらリッド開放ガイド溝24を構成
する外周壁11には、上縁部にリッドロックレバー取付
部25(25A、25B)がそれぞれ一体に形成されて
いる。また、外周壁11には、これらリッドロックレバ
ー取付部25の後方側に位置してリッドロックスプリン
グ取付部26(26A、26B)が形成されている。
【0026】リッドロックレバー71は、詳細を省略す
るが、それぞれリッド開放ガイド溝24の幅とほぼ等し
い厚みを有する全体略楔状に形成されている。これらリ
ッドロックレバー71は、上端部に軸状の支点部が形成
されるとともに、前方側面部にカム部が一体に突設され
ている。リッドロックレバー71は、支点部をリッドロ
ックレバー取付部25に相対係合させることによって下
端部がリッド開放ガイド溝24に臨ませられて下ハーフ
3側に揺動自在に支持される。
【0027】リッドロックスプリング72は、詳細を省
略するが、バネ板片によって形成され、後方部分が下側
に向かって断面U字状に折曲されて構成されている。こ
れらリッドロックスプリング72は、断面U字状折曲部
をリッドロックスプリング取付部26に嵌合することに
よって下ハーフ3側に組み付けられる。リッドロックス
プリング72は、自由端側がリッドロックレバー取付部
25に揺動自在に支持されたリッドロックレバー71を
押さえ付け、図2において反時計方向の回動習性を付与
している。
【0028】リッドロックスプリング72は、後述する
ように下ハーフ3と上ハーフ4とを組み合わせた状態に
おいて、上ハーフ4側のリッドロックガイド凹部45に
臨ませられる。また、リッドロックレバー71は、リッ
ドロックスプリング72の弾性力を作用されて、後述す
るリッド構体のフロントリッド5をカートリッジ本体2
の前面部を閉塞した状態に保持する。
【0029】下ハーフ3には、外周リブ20と対向する
後方側のテープリール収納部13A、13Bとの間に構
成される略正三角形の空間部に位置して、リールロック
取付部27が設けられている。リールロック取付部27
は、互いに前後方向に平行に対峙して底面部3Aに一体
に立設された一対のガイド壁によって構成されており、
後述するリールロック機構が配設される。リールロック
取付部27を構成するガイド壁間には、リールロック機
構を駆動する記録再生装置側のリールロック解除部材が
進入するロック解除ガイド溝28が開設されている。
【0030】リールロック機構は、リールロック部材7
3と、一対のリールロックレバー74(74A、74
B)と、ロックスプリング75及びロックレバースプリ
ング76等の部材によって構成されている。リールロッ
ク部材73は、リールロック取付部27のガイド壁間に
スライド自在に組み込まれ、底面部にロック解除ガイド
溝28に臨む係合凹部が設けられている。リールロック
部材73は、立上り周壁11との間に介挿されたロック
スプリング75の弾性力によって前面側へと付勢されて
いる。
【0031】リールロックレバー74は、一端部がそれ
ぞれリールロック部材73の側面部に回動自在に支持さ
れている。これらリールロックレバー74は、先端部に
係合爪が一体に形成されており、ロックレバースプリン
グ76の弾性力により左右方向へ付勢されている。
【0032】リールロック機構は、リールロック部材7
3がロックスプリング75の弾性力により前方側に移動
された状態において、リールロックレバー74の係合爪
がロックレバースプリング76の弾性力によって後述す
るテープリール9の下フランジ部64(64A、64
B)の外周歯65(65A、65B)にそれぞれ相対係
合される。したがって、リールロック機構は、通常の状
態で図3において、一方のテープリール9Aを時計方向
に対してロック状態に保持し、また他方のテープリール
9Bを反時計方向に対してロツク状態に保持する。
【0033】また、リールロック機構は、テープカート
リッジ1が記録再生装置に装填されることにより、ロッ
ク解除ガイド溝28に進入する記録再生装置側のリール
ロック解除部材によって駆動される。リールロック機構
は、リールロック解除部材によりリールロック部材73
がロックスプリング75の弾性力に抗して後方側へと移
動動作され、上述したリールロックレバー74によるテ
ープリール9のロック状態を解除する。
【0034】下ハーフ3には、後方側の一方コーナ部に
位置して、記憶素子取付部29が設けられている。記憶
素子取付部29は、詳細を省略するが、後方側の外周壁
11に複数の端子スリットが開設されるとともに、この
外周壁11とテープリール収納壁12Bの一部によって
閉塞された空間部として構成されている。この記憶素子
取付部29には、記憶素子77を実装したプリント基板
78と、端子スリットを開閉するシャッタ部材79とか
らなる外部記憶機構が組み込まれる。
【0035】外部記憶機構は、例えばテープカートリッ
ジ1の仕様情報や、磁気テープ8に記録された情報信号
の内容等の各種の情報信号或いは制御信号が記憶素子7
7に記録されている。そして、外部記憶機構は、テープ
カートリッジ1が記録再生装置に装填されると、この記
録再生装置側のシャッタ駆動機構によってシャッタ部材
79が駆動されて端子スリットが開放される。外部記憶
機構は、この状態で端子スリットから記憶素子取付部2
9内に進入する記録再生装置側の再生手段によって、記
憶素子77に記録された各種の情報が読み取られて記録
再生装置を制御する作用を奏する。
【0036】下ハーフ3には、底面部3Aの適宜の箇所
に、それぞれ筒状の嵌合筒部30が一体に突設されてい
る。これら嵌合筒部30は、下ハーフ3と上ハーフ4と
を組み合わせた状態において、上ハーフ4の底面部4A
側に一体に突設した嵌合筒部47とそれぞれ相対係合さ
れる。下ハーフ3と上ハーフ4とは、相対係合されたこ
れら嵌合筒部30と嵌合筒部47とにねじ込んだ止めね
じによって一体に結合されてカートリッジ本体2を構成
する。
【0037】また、下ハーフ3は、図4に示すように、
底面部3Aの外周部に係合溝3Bが設けられており、図
7に示すように、底面部3Aの外面に、横長矩形の略浅
皿状にプレス機によって形成されたベースプレート81
が接合固定されている。このベースプレート81は、図
8に示すように、この外形寸法が下ハーフ3の外形寸法
と略等しいとされ、下ハーフ3と接合される接合面81
Aの外周部に係合壁82が一体に立設されている。
【0038】また、ベースプレート81は、衝撃時に生
じる永久変形を防止したり、プレス機による形成を容易
にしたりするとともに、下ハーフの厚さを確保するため
に、厚さ寸法が0.1〜1mmとされ、望ましくは0.
2〜0.5mmとされている。さらに、ベースプレート
81は、これ自身の強度を高めるために、下ハーフ3と
接合される接合面81Aの表面が、部分的にリブ状或い
は図9に示すダイヤカット状81Bに形成されている。
また、ベースプレート81は、接合面積を大きくして接
合強度を高めるために、下ハーフ3と接合される接合面
81Aの表面が、シボ加工されたり、図9に示すダイヤ
カット状81Bに形成されたりしている。
【0039】このベースプレート81は、SUS30
3、SUS304のステンレス綱等の非磁性材料、或い
はアルミニウム等の非金属系材料によって形成される。
これら非磁性材料又は非金属系材料で形成されたベース
プレート81の表面には、滑性化を図り、汚れや傷付き
を防止するために、ウレタン樹脂やエポキシ樹脂等の塗
料が塗布される。また、この塗料には、カーボンや酸化
スズ等の無機質の帯電防止剤を数重量%〜10数重量%
含有させたり、アニオン界面滑性剤、カチオン滑性剤、
両性界面滑性剤等の帯電防止剤を含有させたりしても良
い。
【0040】また、アルミニウムで形成されたベースプ
レート81の表面には、硬度の確保を図るためにアルマ
イトと呼ばれる耐食性皮膜を形成し、さらに外観性の向
上を図るために耐食性皮膜を着色する。
【0041】下ハーフ3とベースプレート81とは、い
ずれか一方の接合面81Aに、シクロヘキサン、アセト
ン等の溶剤にクロロプレンゴムを溶解した合成ゴム系接
着剤を、均一にかつ薄く塗布させた後、加圧圧着させる
ことにより接合固定される。
【0042】また、下ハーフ3とベースプレート81と
の接合固定には、不織布に上記合成ゴム系接着剤やアク
リル系接着剤等を含浸された両面テープ、或いはポリエ
チレンテレクタレート等の各種樹脂よりなるフィルムの
両面に上記合成ゴム系接着剤や上記アクリル系接着剤等
を塗布させた両面テープを用いる。
【0043】また、下ハーフ3とベースプレート81と
は、いずれか一方の接合面81Aに加熱溶融性の接着剤
83を塗布させた後、或いは不織布に加熱溶融性のアク
リル系接着剤やポリオレフィン系接着剤83を含浸させ
た両面テープを両方の接合面81Aの間に挟んだ後に、
プレス機90によって加熱圧着させることによりしっか
りと接合固定される。
【0044】このプレス機90は、図10に示すよう
に、装置本体91と、この装置本体91に立設されたス
タンド92に昇降自在に支持されたエアープレス93
と、このエアープレス93の先端部に設けられた圧着用
治具94と、装置本体91上の圧着用治具94に対向し
た位置に設けられてベースプレート81が載置される下
治具95とを備えて構成されている。装置本体91に
は、タイマー91Aやヒータ制御装置91B等が備えら
れている。圧着用治具94は、下ハーフ3に対向する面
に、下ハーフ3に対して均一に押圧力を付加する耐熱性
の高いシリコンゴム94Aが取り付けられている。
【0045】下治具95は、ベースプレート81に対向
する面にアルミ板95Aが取り付けられ、このアルミ板
95Aの上に、ベースプレート81に対して均一に押圧
力を付加する耐熱性の高いシリコンゴム95Bが取り付
けられている。なお、シリコンゴム94A、95Bは、
圧着用治具94又は下治具95のいずれか一方に取り付
けられても良く、この他、ブチルゴム、フッ素ゴム等の
耐熱性の高いゴム状弾性体が適用されても良い。また、
下治具95は、アルミ板95Aの外周部に位置してベー
スプレート81の載置位置を決める位置決め部材95C
と、ベースプレート81を加熱するヒータ95Dが備え
られている。
【0046】まず、プレス機90は、図11に示すよう
に、下治具95に設けられたシリコンゴム95B上に、
上記接着剤83を塗布した状態或いは上記両面テープを
挟んだ状態で仮組みされた下ハーフ3及びベースプレー
ト81が載置される。下治具95に備えられたヒータ9
5Dは、シリコンゴム95Bを介してベースプレート8
1を加熱して上記接着剤83を溶融状態にする。エアー
プレス93は、この状態でスタンド92に沿って下降動
作し、圧着用治具94を下ハーフ3に所定の押圧力で押
し付けさせる。この際に、下ハーフ3は、圧着用治具9
4の押圧力によって溶融状態にされた上記接着剤83を
介してベースプレート81に押し付けられ、ベースプレ
ート81に対してしっかりと接合固定される。この際
に、ベースプレート81は、図12に示すように、この
係合壁82が下ハーフ3に設けられた係合溝3Bに対し
てしっかりと係合しているので、前後方向及び左右方向
のズレが防止されている。
【0047】また、下ハーフ3とベースプレート81と
は、ベースプレート81を金型にはめ込み、熱可塑性合
成樹脂材料を射出成形して下ハーフ3を形成するアウト
サート法によって接合されている。
【0048】また、ベースプレート81は、図8に示す
ように、下ハーフ3と接合固定された状態で、下ハーフ
3に設けられたリール穴14、ロック解除ガイド溝28
及び嵌合筒部30にそれぞれ対応して、図13に示すパ
ンチ機96によって打ち抜かれることにより、リール穴
用貫通孔84(84A、84B)、ロック解除ガイド溝
用貫通孔85及び嵌合筒部用貫通孔86が設けられてい
る。これらリール穴用貫通孔84、ロック解除ガイド溝
用貫通孔85及び嵌合筒部用貫通孔86は、図13に示
すように、リール穴14、ロック解除ガイド溝28及び
嵌合筒部30の各内形寸法と略等しい内形寸法をそれぞ
れに有する。
【0049】また、これらリール穴用貫通孔84、ロッ
ク解除ガイド溝用貫通孔85及び嵌合筒部用貫通孔86
は、図14に示すように、リール穴14、ロック解除ガ
イド溝28及び嵌合筒部30の各内周部にそれぞれ設け
られた係合溝14a、28a、30aに係合する係合壁
84a、85a、86aが、内周部にそれぞれ一体に立
設されても良い。また、リール穴用貫通孔84、ロック
解除ガイド溝用貫通孔85及び嵌合筒部用貫通孔86
は、図15に示すように、リール穴14、ロック解除ガ
イド溝28及び嵌合筒部30の各内周部の深さ方向全体
に係合する係合壁84b、85b、86bが、内周部に
それぞれ一体に立設されても良い。さらにまた、リール
穴用貫通孔84、ロック解除ガイド溝用貫通孔85及び
嵌合筒部用貫通孔86は、図16に示すように、リール
穴14、ロック解除ガイド溝28及び嵌合筒部30の各
内周部にそれぞれ設けられた係合壁14b、28b、3
0bの各外形寸法よりやや大とされた外形寸法をそれぞ
れに有しても良い。
【0050】上ハーフ4は、図2、図5及び図6に示す
ように、前面部36を除く他の外周部に外周壁31が一
体に立ち上り形成されるとともに、底面部4Aが中央か
ら左右の2つの領域に区分されて構成されている。底面
部4Aの内面には、区分された左右の領域に、上述した
下ハーフ3のテープリール収納部13と協動してテープ
リール9をそれぞれ回転自在に収納する上ハーフ4側の
リール収納部33(33A、33B)を構成する複数の
円弧状のテープリール収納壁32(32A、32B)が
同一円周上に位置して一体に立設されている。底面部4
Aには、テープリール収納部33の一部の領域を透視可
能とする略横長矩形のウインド34が設けられている。
【0051】上ハーフ4は、開放された前面部36の中
央領域部に、中央部を底面部4Aに略矩形の切欠き部3
7が設けられるとともに、この切欠き部37の両側部分
の前端部35(35A、35B)が庇状に突出されて構
成されている。下ハーフ3には、切欠き部37の立上り
両側面壁を構成するようにして、一対の側面リブ38
(38A、38B)が互いに相対向して底面部4Aにそ
れぞれ一体に立設されている。これら側面リブ38は、
下ハーフ3側の側面ガイドリブ17とそれぞれ対応位置
されて底面部4Aに立設されている。
【0052】側面リブ38は、下ハーフ3と上ハーフ4
とを組み合わせた状態において、下ハーフ3側の側面ガ
イドリブ17と協動してカートリッジ本体2の内部空間
の高さ寸法を規定するとともに、リッドガイド溝19の
上端部を閉塞する。また、側面リブ38には、切欠き部
37に開口する係合溝38a(38a、38a)がそれ
ぞれ設けられている。これら係合溝38aは、後述する
アッパリッド7の内面に形成した係合凸部が相対係合す
ることにより、このアッパリッド7を位置決め保持す
る。
【0053】上ハーフ4には、切欠き部37の内側の立
上り周壁を構成するようにして外周リブ39が底面部4
Aに一体に立設されている。この外周リブ39は、外周
壁31とほぼ等しい高さ寸法を有しているが、中央部分
が下ハーフ3側に形成したテープ終端検出用光源進入部
21に対応してやや低い高さとされている。外周リブ3
9には、両端部にそれぞれ側面リブ38の側面部に回り
込むようにして前方側へと突出する係合凸部40(40
A、40B)が一体に形成されている。
【0054】外周リブ39は、後述するように上ハーフ
4を下ハーフ3に組み合わせた状態において、下ハーフ
3側の側面ガイドリブ18の内側に対応位置される。側
面ガイドリブ18は、上述したように、下ハーフ3の底
面部3Aに最も高さ寸法が大とされて一体に突設されて
いる。したがって、これら側面ガイドリブ18と外周リ
ブ39の両端部とは、下ハーフ3と上ハーフ4とを組み
合わせるに際して、最初に衝合される。
【0055】下ハーフ3と上ハーフ4とは、互いにズレ
た状態で組み合わされた場合には、側面ガイドリブ18
と外周リブ39の両端部とが突き当たって円滑に組み合
わすことが困難となる。したがって、外周リブ39は、
両端部と側面ガイドリブ18との間に“組合せしろ”を
確保するための間隙を構成するようにして、上ハーフ4
の内面部4Aに突設されている。そして、外周リブ39
と、その両端部に形成された係合凸部40とは、下ハー
フ3と上ハーフ4とを組み合わせた状態において、側面
ガイドリブ18の内側縁と外側面に近接して対向位置さ
れる。
【0056】外周リブ39には、中央部の内側に位置し
て下ハーフ3側のテープ終端検出用光源進入部21に対
応して光源カバー押さえ部41が一体に形成されてい
る。この光源カバー押さえ部41は、上ハーフ4を下ハ
ーフ3に組み合わせた状態において、テープ終端検出用
光源進入部21に組み合わされた光源カバー70を係止
する。
【0057】外周リブ39には、内面側に位置して、円
弧状のテープリール収納壁42(42A、42B)が一
端部を連結されて一体に形成されている。これらテープ
リール収納壁42は、上述したテープリール収納壁32
と同一円周上に位置して上ハーフ4の底面部4Aに一体
に突設されており、互いに協動して上ハーフ4側のテー
プリール収納部33を構成している。なお、テープリー
ル収納壁42の他端部には、嵌合筒部47の1個が一体
に形成されている。
【0058】上ハーフ4には、外周壁31の前方部に、
アッパリッドガイド溝43(43A、43B)がそれぞ
れ凹設されている。これらアッパリッドガイド溝43
は、外周壁31の前方側の下端から後方へ向かって次第
に傾斜された傾斜溝として構成されている。上ハーフ4
には、両側面の外周壁31の前方部に、互いに軸線が一
致されて断面U字状のフロントリッド係合凹部44(4
4A、44B)がそれぞれ設けられている。
【0059】さらに、上ハーフ4には、アッパリッドガ
イド溝43の内側に位置して前後方向のリッドロックガ
イド凹部45(45A、45B)が凹設されている。こ
れらリッドロックガイド凹部45は、上ハーフ4を下ハ
ーフ3に組み合わせた状態において、この下ハーフ3側
の上述したリッドロックレバー取付部25にそれぞれ対
応位置する。
【0060】上ハーフ4には、図5及び図6に示すよう
に、底面部4Aの内面にリール押さえバネ取付部46
(46A、46B)が設けられている。これらリール押
さえバネ取付部46は、ウインド34の前方側でかつリ
ール収納部33の中心線上に位置して形成されている。
リール押さえバネ取付部46には、一端部を熱溶着等す
ることによって固定されたリール押さえバネ68(68
A、68B)がそれぞれ固定されている。これらリール
押さえバネ68は、先端部がそれぞれテープリール9に
当接して下ハーフ3側へと押し付けることにより、カー
トリッジ本体2の内部においてこれらテープリール9の
高さ方向の遊動を防止している。
【0061】上ハーフ4には、底面部4Aの外面の後方
側で、テープリール収納壁32とリールロック取付部4
5と外周壁31との間に構成される略直角三角形の空間
部に納まる位置に、一対の上アーム係合凹部82(82
A、82B)が設けられている。上アーム係合凹部82
は、直角二等辺三角形状に下ハーフ3の外面側から凹設
されることにより形成されている。このアーム係合凹部
は、下ハーフ3に設けられた上アーム係合凹部82の内
形寸法よりやや大とされた内形寸法とされている。テー
プカートリッジ1は、図示しないチェンジャ装置に装填
されると、後述するチェンジャ装置側のアーム機構83
によってこの上アーム係合凹部82が係合されることに
よって、記録再生装置に対して差し込み動作或いは取り
出し動作が行われる。
【0062】上ハーフ4には、底面部4Aの適宜の箇所
に、それぞれ筒状の嵌合筒部47が一体に突設されてい
る。この上ハーフ4と下ハーフ3とは、それぞれ相対向
する外周壁11と外周壁31、テープリール収納壁12
とリール収納壁32、側面ガイドリブ17と側面リブ3
8、外周リブ20と外周リブ39及び嵌合筒部30と嵌
合筒部47とをそれぞれ突き合わせて組み合わされた状
態で、嵌合筒部30と嵌合筒部47とにねじ込んだ止め
ねじによって一体に結合されて、上述した薄箱状のカー
トリッジ本体2を構成する。
【0063】カートリッジ本体2は、図1に示すよう
に、外周壁11と外周壁31、側面ガイドリブ17と側
面リブ38及び外周リブ20と外周リブ39とによっ
て、前面部を除く外周部が閉塞され、内部には下ハーフ
3側のテープリール収納部13A、13Bと上ハーフ4
側のテープリール収納部とが協動して、長手方向に隣り
合った2つの円形空間であるテープリール収納部が構成
される。
【0064】カートリッジ本体2は、側面ガイドリブ1
7に側面リブ38が突き合わされることにより、これら
側面ガイドリブ17に形成したリッドガイド溝19の上
端部が側面リブ38によってそれぞれ閉塞される。カー
トリッジ本体2は、上述したように、下ハーフ3側の側
面ガイドリブ17と上ハーフ4側の外周リブ39との間
に設定した“組合せしろ”による間隙が、側面ガイドリ
ブ17の外側面に回り込む係合凸部40によって閉塞さ
れる。
【0065】以上のように構成されたカートリッジ本体
2には、開放された前面部にフロントリッド5、バック
リッド6及びアッパリッド7とからなるリッド構体が組
み合わされる。フロントリッド5は、図1及び図2に示
すように、カートリッジ本体2の前面部を閉塞するに足
る長さ及び高さを有する矩形板状の主面部48と、この
主面部48の両端部にそれぞれ後方側に向かって一体に
突設された側面部49(49A、49B)とからなり、
断面略々コ字状を呈して構成されている。フロントリッ
ド5の主面部48には、上縁部の両側にそれぞれ側方へ
と突出されて後述するアッパリッド7との連結を行うた
めの連結部50(50A、50B)が一体に形成されて
いる。
【0066】フロントリッド5は、側面部49の内面に
互いに軸線を一致させて支軸部51(51A、51B)
がそれぞれ一体に突設されている。また、これら側面部
49には、先端部の内面側に軸状のカム凸部52(52
A、52B)が一体に突設されている。連結部の一方側
50Bには、トーションスプリングからなるフロントリ
ッドスプリング53が装着されている。
【0067】バックリッド6は、図1及び図2に示すよ
うに、カートリッジ本体2のローディング空間部10を
閉塞するに足る長さ及び高さを有する矩形板状の主面部
54と、この主面部54の両側上縁部にそれぞれ一体に
突設された軸状の支点部55(55A、55B)及び主
面部54の両側下縁部にそれぞれ一体に突設された軸状
のカム凸部56(56A、56B)とから構成されてい
る。主面部54は、下方部が次第に前面側へと傾斜する
傾斜面として構成されている。
【0068】アッパリッド7は、上ハーフ4の前端部3
5とほぼ等しい長さ及び幅を有する矩形板状の主面部5
7と、前面側の両縁部に内側に向かってそれぞれ凹設さ
れたフロントリッド支持部58(58A、58B)と、
後方側の両縁部に内側に向かってそれぞれ形成されたガ
イドカム59(59A、59B)及び主面部57の内面
に凹設されたバックリッド支持部60(60A、60
B)とから構成されている。
【0069】フロントリッド5は、連結部50がフロン
トリッド支持部58にそれぞれ相対係合されることによ
って、図1及び図2に示すように、アッパリッド7の前
方部に回動自在に組み合わされる。また、バックリッド
6は、支点部55がバックリッド支持部60に相対係合
されることによって、アッパリッド7の主面部57の内
面に回動自在に組み合わされる。このようにして、フロ
ントリッド5、バックリッド6及びアッパリッド7は、
互いに組み合わされてリッド構体を構成する。リッド構
体は、カートリッジ本体2に組み合わされた状態におい
て、所定の間隔を以って互いに平行に対峙するフロント
リッド5とバックリッド6との間に磁気テープ8が延在
させる。
【0070】リッド構体は、ガイドカム59をそれぞれ
アッパリッドガイド溝43に相対係合することにより、
アッパリッド7がカートリッジ本体2の上ハーフ4に組
み合わされる。アッパリッド7は、アッパリッドガイド
溝43の範囲で上ハーフ4に対して前後方向にスライド
自在に組み合わされる。リッド構体は、支軸部51を上
ハーフ4側のフロントリッド係合凹部44に係合される
ことにより、フロントリッド5がカートリッジ本体2に
組み合わされる。
【0071】フロントリッド5は、カートリッジ本体2
に組み合わされた状態において、開放された前面部を全
域に亘って閉塞する。なお、フロントリッド5の支軸部
51は、上ハーフ4の外周壁31に突き合わされる下ハ
ーフ3側の両外周壁11によって、フロントリッド係合
凹部44内で回動自在な状態で係止保持される。フロン
トリッド5は、支軸部の一方側51Bに装着したフロン
トリッドスプリング53の弾性力により、カートリッジ
本体2の前面部を閉塞する方向に付勢されている。
【0072】フロントリッド5は、カートリッジ本体2
に組み合わされた状態において、ロックカム部52がそ
れぞれ下ハーフ3側のリッド開放ガイド溝24にそれぞ
れ臨ませられる。ロックカム部52は、上述したよう
に、リッド開放ガイド溝24に臨ませられて下ハーフ3
側に組み付けられたリッドロック機構を構成するリッド
ロックレバー71のカム部とそれぞれ相対係合されるこ
とにより、カートリッジ本体2の前面部を閉塞した状態
に保持される。
【0073】リッド構体は、カム凸部56がそれぞれ下
ハーフ3側の側面ガイドリブ17に形成されたリッドガ
イド溝19に相対係合することにより、バックリッド6
がカートリッジ本体2に組み合わされる。バックリッド
6は、フロントリッド5の内側に位置しかつローディン
グ空間部10の前方部を閉塞する。なお、アッパリッド
7は、主面部57の内面に一体に形成した図示しない係
合部が、上ハーフ4側の側面リブ38の内面に形成した
係合凹部38aに相対係合することによって、位置決め
保持される。
【0074】磁気テープ8は、先端部にそれぞれ透明な
リーディングテープ61がセンシングテープを介して接
続されている。磁気テープ8は、両端のリーディングテ
ープ61がテープリール9にそれぞれ固定されて巻回さ
れる。テープリール9は、左右同一に構成されており、
以下、一方のテープリール9Aの構成について代表して
説明する。
【0075】テープリール9は、外周部に磁気テープ8
が巻回されるとともに中心に記録再生装置側のリール駆
動軸が嵌合されるリール駆動軸穴63(63A、63
B)が設けられた筒状のコア部62(62A、62B)
と、このコア部62の下側面の外周部に一体に形成され
た下フランジ部64と、コア部62に結合される上フラ
ンジ部材66及び磁気テープ8を固定するためのクラン
パー67とから構成されている。コア部62は、詳細を
省略するが、中心コアと、複数の放射状リブを介して同
心に連設されて外周部に磁気テープ8が巻回される外周
コアとから構成されている。リール駆動軸穴63は、こ
れら中心コアと外周コアとで構成されるとともに放射状
リブによって区割りされた環状空間部によって構成され
ている。
【0076】コア部62には、中心コアの上端面に、上
フランジ部材66が組み合わされる際の位置決めダボが
設けられている。コア部62は、クランパー67を嵌合
するために、外周コアの一部が軸方向に切り欠かれてい
る。放射状リブは、リール駆動軸穴63に嵌合される記
録再生装置側のリール駆動軸の外周部に形成された回止
めリブと相対係合することにより、テープリール9が回
転方向に対して一体化されるように作用する。
【0077】上述したコア部62と一体に形成された下
フランジ部64は、カートリッジ本体2のリール収納部
の内径に対してやや小径とされ、外周面の全周に亘って
上述したリールロック機構のリールロックレバー74が
相対係合する外周歯65が一体に形成されている。外周
歯65は、例えば一方向性のラチェット歯等によって構
成されており、相対係合されたリールロックレバー74
によってテープリール9を磁気テープ8の繰り出し方向
に対してロック状態とする。
【0078】上フランジ部材66は、中心に形成した位
置決め穴が位置決めダボに相対係合されて位置合わせさ
れた状態でコア部62の上面側に組み合わされる。コア
部62と上フランジ部材66は、互いに組み合わされた
状態で、超音波溶着処理等を施すことによって一体化さ
れる。上フランジ部材66は、例えば透明な合成樹脂材
料によって成形されることにより、コア部62に巻回さ
れた磁気テープ8の状態を上ハーフ4のウインド34か
ら透視可能としている。
【0079】以上のように構成されたテープリール9
は、リール駆動軸穴63を下ハーフ3のリール穴14ら
臨ませて、それぞれカートリッジ本体2のテープリール
収納部内に回転自在に収納される。テープリール9は、
上述したようにリールロック機構によって磁気テープ8
の繰り出し方向の回転が規制されている。テープリール
9は、上述したようにリール押さえバネ68によって高
さ方向の遊動が規制される。
【0080】磁気テープ8は、図3に示すように、右側
テープリール9Aの外周壁11側から繰り出されて右側
テープガイド18Aに掛け合わされる。磁気テープ8
は、カートリッジ本体2の前面部に沿って導かれてロー
ディング空間部10を横断して左側テープガイド18B
に掛け合わされ、外周壁11側から左側テープリール1
8Bに巻き取られる。磁気テープ8は、ローディング空
間部10を横断する部分が、フロントリッド5とバック
リッド6との間に延在されることによって、保護されて
いる。
【0081】以上のように構成されたテープカートリッ
ジ1は、図示しない記録再生装置に装填されることによ
って、基準となる下ハーフ3の底面部3Aが熱によって
変形したり摩擦によってすり減ったりするという影響を
受けずに、長時間に亘って記録或いは再生が行われる。
テープカートリッジ1は、記録再生装置に装填される
と、カートリッジ本体2のリール穴14から記録再生装
置側のリール駆動軸がそれぞれ進入してテープリール9
のリール駆動軸穴63にそれぞれ係合される。テープカ
ートリッジ1は、記録再生装置側のリッドロック解除部
材によってリッド構体が動作され、カートリッジ本体2
の前面部及びローディング空間部10が開放される。
【0082】テープカートリッジ1は、記録再生装置側
のリールロック解除部材によって、リールロック機構が
動作されてテープリール9のロック状態が解除される。
そして、テープカートリッジ1は、ローディング空間部
10に進入する記録再生装置側のローディング手段によ
って磁気テープ8が記録再生部へと引き出されるローデ
ィング動作が行われる。
【0083】テープカートリッジ1には、記録再生装置
側のリッドロック解除部材がリッド開放ガイド溝24に
進入してリッドロック機構を駆動する。リッドロック機
構を構成するリッドロックレバー71は、リッドロック
解除部材によってリッドロックスプリング72の弾性力
に抗して回動動作されて、リッド構体を構成するフロン
トリッド5のロック状態を解除する。
【0084】リッド構体は、フロントリッド5が、上述
したリッドロック機構によるロック状態が解除された状
態で、リッド開放ガイド溝24に進入するリッド駆動部
材によってフロントリッドスプリング53の弾性力に抗
して回動動作される。フロントリッド5は、支軸部51
を支点として、図2において反時計方向へと回動動作す
るとともに、連結部50を介してアッパリッド7を駆動
する。
【0085】アッパリッド7は、一端部をフロントリッ
ド5の連結部50に回動自在に支持されながら、ガイド
カム59が係合するアッパリッドガイド溝43の前方部
から後方部へと移動することによって、上ハーフ4の後
方側へとやや回動しながらスライド動作するとともに、
バックリッド6を駆動する。バックリッド6は、支点部
55がバックリッド支持部60に回動自在に支持されな
がら、カム凸部56が係合する側面ガイドリブ17のリ
ッドガイド溝19の下方部から上方部へと動作する。
【0086】バックリッド6は、フロントリッド5に対
向した状態から、アッパリッド7に重ね合わされるよう
にして回動動作する。なお、フロントリッド5は、カー
トリッジ本体2の前面部を開放した状態において、側面
部49に設けられたテープ終端検出穴49aがカートリ
ッジ本体2のテープ終端検出穴23にそれぞれ対向位置
する。
【0087】テープカートリッジ1は、上述したリッド
構体の動作によって、フロントリッド5によるカートリ
ッジ本体2の前面部の閉塞状態及びバックリッド6によ
るローディング空間部10の閉塞状態がそれぞれ開放状
態へと移行される。開放されたローディング空間部10
には、磁気テープ8が横断した状態で露呈される。
【0088】テープカートリッジ1には、記録再生装置
側のリールロック解除部材がロック解除ガイド溝28に
進入してリールロック機構を駆動する。リールロック解
除部材は、ロックレバースプリング76の弾性力に抗し
てリールロック部材73を後方側へと移動動作させる。
リールロックレバー74は、このリールロック部材73
の動作によって、テープリール9の外周歯65との係合
状態が解除されてテープリール9を回転可能な状態とす
る。
【0089】記録再生装置側のローディング手段は、開
放されたローディング空間部10に進入し、テープリー
ル9から磁気テープ8を引き出して記録再生部へとロー
ディングさせる。テープカートリッジ1には、記録再生
装置側のテープ終端検出用の光源69がテープ終端検出
用光源進入部21に進入する。
【0090】テープカートリッジ1は、記録操作、再生
操作或いは早送り操作、巻戻し操作等が行われることに
より、リール駆動軸が駆動されてテープリール9が回転
駆動される。テープ終端検出用の光源69は、磁気テー
プ8の駆動動作によって電源が供給されて検出光を出射
する。検出光は、下ハーフ3の外周リブ20及び上ハー
フ4の外周リブ39に沿ってテープ走行路を横切って外
周壁11に設けられたテープ終端検出穴23へと導かれ
る。
【0091】検出光は、テープ走行路に磁気テープ8が
存在する場合には、この磁気テープ8に反射されてテー
プ終端検出穴23からカートリッジ本体2の外方へと露
光されない。一方、検出光は、テープ走行路に透明なリ
ーダテープ61が存在する場合には、このリーダテープ
61を透過してテープ終端検出穴23からカートリッジ
本体2の外方へと露光されて記録再生装置側のテープ終
端検出センサによって検出される。記録再生装置は、こ
のテープ終端検出センサの出力によってリール駆動軸を
停止させて、磁気テープ8の送り動作を停止させる。
【0092】テープカートリッジ1は、イジェクト操作
が行われることによって、記録再生部に引き出された磁
気テープ8のアンローディング操作が行われるととも
に、リッド構体の復帰動作が行われかつリールロック機
構が初期状態へと復帰動作した状態で記録再生装置から
排出される。テープカートリッジ1は、記録再生装置側
のリールロック解除部材がロック解除ガイド溝28から
退出することによって、ロックレバースプリング76の
弾性力によりリールロック部材73が前方側へと移動動
作される。リールロックレバー74は、このリールロッ
ク部材73の動作によって、テープリール9の外周歯6
5と再び係合してテープリール9を磁気テープ8の繰り
出し方向に対してロック状態とする。
【0093】テープカートリッジ1は、リッド開放ガイ
ド溝24から記録再生装置側のリッド駆動部材及びリッ
ドロック解除部材が退出することによって、リッド構体
が初期状態へと復帰動作する。リッド構体は、フロント
リッドスプリング53の弾性力により、フロントリッド
5が支軸部51を支点として、図2において時計方向へ
と回動動作してカートリッジ本体2の前面部を閉塞する
方向に復帰回動する。フロントリッド5は、連結部50
を介してアッパリッド7を復帰動作させる。
【0094】アッパリッド7は、ガイドカム59が係合
するアッパリッドガイド溝43の後方部から前方部へと
移動することにより、上ハーフ4に沿って前方側へとス
ライド動作するとともに、バックリッド6を駆動する。
バックリッド6は、カム凸部56が係合する側面ガイド
リブ17のリッドガイド溝19の上方部から下方部へと
移動することによって、ローディング空間部10を閉塞
する初期位置へと復帰動作する。
【0095】リッドロック機構は、上述した動作によっ
て初期位置へと復帰したフロントリッド5のロックカム
部52にリッドロックレバー71のカム部が相対係合す
ることによって、リッド構体をロック状態に保持する。
テープカートリッジ1は、リッド構体によってカートリ
ッジ本体2の前面部及びローディング空間部10が閉塞
された状態で、リール穴14からリール駆動軸が退出す
る。
【0096】このテープカートリッジ1は、ベースプレ
ート81の強度が高いので、記録再生装置から取り出さ
れた後に不用意に落下させた場合、落下時の衝撃によっ
て破損されない。
【0097】上述した実施例テープカートリッジ1にお
いては、カートリッジ本体2の前面部を除く他の外周部
が互いに突き合わされた下ハーフ3の外周壁11と上ハ
ーフ4の外周壁31とによって閉塞される。また、テー
プカートリッジ1は、ローディング空間部10が互いに
突き合わされた側面ガイドリブ17と側面リブ38及び
外周リブ20と外周リブ39とによって閉塞される。
【0098】そして、テープカートリッジ1は、下ハー
フ3と上ハーフ4とを円滑に組み合わすために下ハーフ
3側の側面ガイドリブ17と上ハーフ4側の外周リブ3
9の両端部との間に設定した“組合せしろ”に起因する
間隙が、外周リブ39の両端部に突設されて側面ガイド
リブ17の外側面部に回り込む係合凸部40によって閉
塞されている。したがって、テープカートリッジ1は、
ローディング空間部10を介して、塵埃等がカートリッ
ジ本体2の内部へ進入することが防止される。したがっ
て、テープカートリッジ1は、カートリッジ本体2の内
部に進入した塵埃等が磁気テープ8の表面に付着して、
ドロップアウト等による情報信号の記録特性を低下させ
るといった不都合の発生が回避される。
【0099】また、テープカートリッジ1は、ローディ
ング空間部10の内側に沿ってテープ終端検出機構のテ
ープ終端検出用の光源69から出射される検出光の光路
が構成されるが、下ハーフ3側の側面ガイドリブ17と
上ハーフ4側の外周リブ39の両端部との間に設定した
“組合せしろ”に起因する間隙からの検出光の漏出或い
は外部光の進入によってテープ終端検出機構に影響を及
ぼすといった不都合の発生が防止され、磁気テープの終
端検出精度の向上が図られる。
【0100】さらに、テープカートリッジ1において
は、下ハーフ3の底面部3Aに金属製のベースプレート
81が接合固定されたことにより、耐摩耗性、耐衝撃性
及び耐熱性の向上が図られ、機械的強度の向上が図られ
る。また、テープカートリッジ1においては、金属で全
体が形成されたテープカートリッジに比べ、軽量化、低
価格化、作成の容易化が図られる。
【0101】なお、本発明は、リッド構体を、フロント
リッド5と、バックリッド6及びアッパリッド7との3
つのリッドによって構成した実施例テープカートリッジ
1以外に、例えばバックリッド6とアッパリッド7とが
一体に形成されて、側面ガイドリブ17に形成したリッ
ドガイド溝19に規制されて動作するように構成したテ
ープカートリッジにも適用される。
【0102】さらに、本発明は、リッド構体の無いテー
プカートリッジや、8mm幅や1/4インチ幅等の多様
なテープ幅の磁気テープが収納されたテープカートリッ
ジにも適用される。
【0103】
【発明の効果】上述したように、本発明に係るテープカ
ートリッジによれば、テープカートリッジにおいては、
下ハーフの底面部に金属製のベースプレートが接合固定
されたことにより、耐摩耗性、耐衝撃性及び耐熱性の向
上が図られ、機械的強度の向上が図られる。また、下ハ
ーフの底面部に接合固定される金属製のベースプレート
は、ベースプレートに一体に立設された係合壁により前
後方向及び左右方向のズレが防止される。
【0104】さらに、本発明に係るテープカートリッジ
によれば、金属で全体が形成されたテープカートリッジ
に比べ、軽量化、低価格化、作成の容易化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例テープカートリッジを示す
斜視図である。
【図2】同テープカートリッジを示す分解斜視図であ
る。
【図3】同テープカートリッジのカートリッジ本体を構
成する下ハーフにテープリールを組み込んだ状態を示す
平面図である。
【図4】同テープカートリッジのカートリッジ本体を構
成する下ハーフを示す底面図である。
【図5】同テープカートリッジのカートリッジ本体を構
成する上ハーフを示す底面図である。
【図6】同テープカートリッジのカートリッジ本体を構
成する上ハーフを示す平面図である。
【図7】同テープカートリッジを構成するベースプレー
トと下ハーフとが接合固定された状態を底面側から示す
斜視図である。
【図8】同テープカートリッジを構成するベースプレー
トを示す斜視図である。
【図9】同テープカートリッジを構成するベースプレー
トの接合面を示す要部拡大斜視図である。
【図10】同テープカートリッジを構成するベースプレ
ートと下ハーフとを接合固定するプレス機を示す要部縦
断面図である。
【図11】同テープカートリッジを構成するベースプレ
ートと下ハーフとを接合固定する状態を示す要部拡大縦
断面図である。
【図12】同テープカートリッジを構成するベースプレ
ートと下ハーフとを接合固定された状態を示す要部縦断
面図である。
【図13】同テープカートリッジを構成するベースプレ
ートにリール穴用貫通孔がパンチ機によって設けられる
状態を示す要部縦断面図である。
【図14】同テープカートリッジを構成するベースプレ
ートに設けられたリール穴用貫通孔の第1の変形例を示
す要部縦断面図である。
【図15】同テープカートリッジを構成するベースプレ
ートに設けられたリール穴用貫通孔の第2の変形例を示
す要部縦断面図である。
【図16】同テープカートリッジを構成するベースプレ
ートに設けられたリール穴用貫通孔の第3の変形例を示
す要部縦断面図である。
【図17】従来のテープカートリッジを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 テープカートリッジ 2 カートリッジ本体 3 下ハーフ 3A 下ハーフの底面部 4 上ハーフ 8 磁気テープ(テープ状記録媒体) 9 テープリール 81 ベースプレート

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の上下ハーフを組み合わせて
    構成されるカートリッジ本体と、 このカートリッジ本体の内部に回動自在に配設される一
    対のテープリールと、 一方のテープリールから繰り出されて、他方のテープリ
    ールに巻取られるテープ状記録媒体とを備え、 下ハーフの底面部には、下ハーフと接合される接合面の
    外周部に係合壁が一体に立設されている金属製のベース
    プレートが接合固定されたことを特徴とするテープカー
    トリッジ。
  2. 【請求項2】 前記ベースプレートは、前記下ハーフと
    接合される接合面の表面が、部分的にリブ状或いはダイ
    ヤカット状に形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載のテープカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記ベースプレートは、前記下ハーフと
    接合される接合面の表面がシボ加工されたことを特徴と
    する請求項1に記載のテープカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記ベースプレートは、非磁性材料或い
    は非金属系材料によって形成されたことを特徴とする請
    求項1に記載のテープカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記非磁性材料或いは非金属系材料によ
    って形成されたベースプレートの表面には、ウレタン樹
    脂やエポキシ樹脂等の塗料が塗布されたことを特徴とす
    る請求項4に記載のテープカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記塗料には、帯電防止剤を含有させた
    ことを特徴とする請求項5に記載のテープカートリッ
    ジ。
  7. 【請求項7】 前記ベースプレートは、アルミニウムで
    形成し、その表面には耐食性皮膜を形成したことを特徴
    とする請求項1に記載のテープカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記耐食性皮膜を着色したことを特徴と
    する請求項7に記載のテープカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記下ハーフと前記ベースプレートと
    は、合成ゴム系接着剤により接合されていることを特徴
    とする請求項1に記載のテープカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記下ハーフと前記ベースプレートと
    の接合固定には、両面テープを用いたことを特徴とする
    請求項1に記載のテープカートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記下ハーフと前記ベースプレートと
    は、いずれか一方の接合面に加熱溶融性の接着剤より接
    合固定されていることを特徴とする請求項1に記載のテ
    ープカートリッジ。
  12. 【請求項12】 前記下ハーフと前記ベースプレートと
    の接合固定には、不織布に加熱溶融性のアクリル系接着
    剤やポリオレフィン系接着剤を含浸させた両面テープを
    両方の接合面の間に挟んで接合固定されることを特徴と
    する請求項1に記載のテープカートリッジ。
  13. 【請求項13】 前記下ハーフには、前記ベースプレー
    トがアウトサート成形されていることを特徴とする請求
    項1に記載のテープカートリッジ。
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