JP3444039B2 - スプリング検出装置 - Google Patents

スプリング検出装置

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JP3444039B2
JP3444039B2 JP21338895A JP21338895A JP3444039B2 JP 3444039 B2 JP3444039 B2 JP 3444039B2 JP 21338895 A JP21338895 A JP 21338895A JP 21338895 A JP21338895 A JP 21338895A JP 3444039 B2 JP3444039 B2 JP 3444039B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、テープカートリッ
ジの組立工程において、テープカートリッジを構成する
リッドに組み付けられたトーションスプリングの有無を
検出するために用いられるスプリング検出装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】テープカートリッジは、一般に上下ハー
フを組み合わせて構成したカートリッジ本体の内部に、
磁気テープを巻回した一対のテープリールが回転自在に
収納されて構成されている。例えば、デジタルオーディ
オ・テープレコーダ(DAT)用のテープカートリッ
ジ、データ記録用テープカートリッジ或いはビデオテー
プレコーダ(VTR)用のテープカートリッジ等におい
ては、記録再生装置に装填されることにより、この記録
再生装置側のテープ引出し手段によって磁気テープが記
録再生部へと引き出されるテープローディングが行われ
る。 【0003】これらテープカートリッジは、カートリッ
ジ本体の前面部が開放されて記録再生装置側のテープ引
出し手段が進入するためのローディング空間部が構成さ
れるとともに、一方のハーフ側にこのローディング空間
部の両側に位置して一対のテープガイドが設けられてい
る。テープリールから繰り出された磁気テープは、これ
らテープガイドに掛け合わされることによってカートリ
ッジ本体のローディング空間部に沿って延在される。 【0004】例えば、DAT用テープカートリッジは、
乱暴な取り扱いにも耐え得る信頼性の高い構造であるこ
と、2時間以上の情報信号の記録、再生を可能とするこ
と、或いは上述したように記録再生装置側でテープパス
を構成することによって大幅なコストダウンを達成する
こと等の仕様を満足したテープカートリッジであり、様
々な構造的特徴を有している。 【0005】すなわち、このDAT用テープカートリッ
ジは、横長の略矩形浅皿状に形成された上ハーフと下ハ
ーフとを互いに突き合わせて結合することによってカー
トリッジ本体が構成されている。また、テープカートリ
ッジは、カートリッジ本体にリッドやリールロック部材
或いはスライダ等の部材が組み合わされて、一対のテー
プリールを回転自在に収納する筐体部が構成されてい
る。 【0006】上ハーフは、前方部を除く他の外周部に立
上り周壁が一体に形成されている。また、上ハーフに
は、主面部にスプリング取付け部がそれぞれ突設されて
おり、スプリング取付け部にロックスプリングの基端部
がそれぞれ組み付けられている。 【0007】下ハーフには、カートリッジ本体の前面部
に構成された開放部の両側に位置して、一対のテープガ
イドが配設されている。磁気テープは、一方のテープリ
ールから繰り出されてこれらテープガイド間に掛け渡さ
れて他方のテープリールに巻き取られる。したがって、
磁気テープは、テープガイドに折り返しガイドされてカ
ートリッジ本体の開放部に延在し、通常、後述するリッ
ド及びスライダとによって保護されている。 【0008】また、下ハーフには、主面部に、互いに平
行な略矩形板状の一組のスライダロック片がそれぞれ一
体に設けられている。これらスライダロック片は、下ハ
ーフの主面部に基端部が揺動自在に支持されており、先
端部に係合凸部がそれぞれ一体に突出形成されている。 【0009】テープリールは、いわゆるフランジレス構
造が採用されており、芯材となるハブの周面に磁気テー
プが直接巻回されている。ハブには、上面部に軸方向に
突出形成されたボス部が一体に形成されるとともに、こ
のボス部の外周面に全周に亘ってそれぞれ歯車状のロッ
ク部が設けられている。テープリールは、リール穴がそ
れぞれ下ハーフに設けられたリール軸進入用開口に臨ま
せられてカートリッジ本体の内部に回転自在に収納され
ている。 【0010】リッドは、全体が略コ字状に形成されてお
り、カートリッジ本体の前面部に構成された開放部を開
閉するように、両側面部が上ハーフの両側面部に回動自
在に支持されて組み合わされる。リッドは、支点部に組
み付けられたトーションスプリング(以下、リッドスプ
リングと称する。)の弾性力によって、通常カートリッ
ジ本体の開放部を閉塞している。リッドは、テープカー
トリッジが記録再生装置に装填されると、スライダとの
係合状態が解除されるとともに、記録再生装置側のリッ
ド駆動手段により回動動作されてカートリッジ本体の開
放部を開放する。 【0011】スライダは、主面部が前後方向の長さを下
ハーフの主面部よりやや小とされた矩形板状に形成され
ており、この主面部の両側にガイド壁が一体に立上り形
成されている。このスライダは、ガイド壁に形成した係
合部を、下ハーフの両側の立上り周壁に形成した係合部
に相対係合させることにより、下ハーフに前後方向に移
動自在に組み合わされる。 【0012】また、このスライダには、主面部に長手方
向に離間して円形のリール軸進入用開口が設けられると
ともに、前方側の中央部には軸状のスプリング掛止め部
が一体に突設されている。スプリング掛止め部は、スラ
イダが下ハーフに組み合わされた状態において、カート
リッジ本体の開放部に臨んで下ハーフ側のガイド壁に対
向位置している。 【0013】そして、このスプリング掛止め部には、両
端がコイル部から延長されたトーションスプリングが組
み付けられている。このトーションスプリングは、両端
をガイド壁に当接させることにより、スライダに対して
前方側へと付勢する。 【0014】さらに、このスライダには、主面部の前方
縁部に開口して形成された互いに平行な略矩形溝状の一
組のロック部がそれぞれ設けられている。これらロック
部には、両端部に、第1のロック穴及び第2のロック穴
とがそれぞれ設けられている。 【0015】このスライダは、ロック部の第1のロック
穴に、トーションスプリングの弾性力よって下ハーフの
主面部に形成されたスライダロック片の係合凸部がそれ
ぞれ相対係合して第1の位置に保持される。スライダ
は、この第1の位置において、主面部が下ハーフのリー
ル軸進入用開口及びカートリッジ本体の開放部を閉塞す
る。 【0016】また、このスライダは、テープカートリッ
ジが記録再生装置に装填されることにより、スライダ開
放手段によってトーションスプリングの弾性力に抗して
背面側の第2の位置へと移動動作される。このスライダ
は、ロック部の第2のロック穴に、トーションスプリン
グの弾性力によって下ハーフの主面部に形成されたスラ
イダロック片の係合凸部がそれぞれ相対係合して第2の
位置に保持される。 【0017】スライダは、第2の位置において、リール
軸進入用開口が下ハーフのリール軸進入用開口に対応位
置してこれを開放状態とするとともに、カートリッジ本
体の開放部も開放状態とする。なお、スライダは、上ハ
ーフとの間に圧縮状態で介挿されたロックスプリングの
弾性力によって、第1の位置と第2の位置とに安定した
状態でロックされる。 【0018】テープカートリッジは、記録再生装置に装
填されると、上述したようにスライダ開放手段によって
スライダが第1の位置から第2の位置へとスライド移動
されるとともに、リッド駆動手段によってリッドが回動
動作されてカートリッジ本体の開放部が開放される。ま
た、テープカートリッジは、リッドの回動動作に伴っ
て、リールロック部材によるテープリールのロック状態
が解除される。 【0019】そして、テープカートリッジは、この状態
で、カートリッジ本体の開放部に記録再生装置側のテー
プローディング手段が進入し、磁気テープをカートリッ
ジ本体から引き出して記録再生部へとローディングす
る。このように、カートリッジ本体の開放部は、記録再
生装置側のテープローディング手段が進入するローディ
ング空間部として構成される。 【0020】上述したテープカートリッジを構成するリ
ッドには、テープカートリッジの組立ラインのスプリン
グ組付け工程において、このリッドに形成されたリッド
スプリング取付け部の支点部にリッドスプリングが組み
付けられている。このリッドスプリングは、スプリング
組付け工程において、取付けアームによってコイル部が
挟持された状態で、リッドのリッドスプリング取付け部
に形成されたスプリング掛け止め片に、一端部が押し込
み部材によって片押し状態で押し込まれるとともに、コ
イル部に支点部が挿入されて取り付けられている。そし
て、テープカートリッジの組立ラインにおいて、リッド
スプリング取付け部にリッドスプリングが組み付けられ
たリッドは、スプリング検出装置によって、組み付けら
れたリッドスプリングの有無が検査されている。 【0021】従来のスプリング検出装置は、概略、リッ
ドスプリングに突き当てられる検出用平坦面部が形成さ
れたスプリング検出部材と、このスプリング検出部材を
揺動自在に支持する支持部と、スプリング検出部材を揺
動動作させる駆動部と、リッドスプリングの有無を検出
する光学検出部とを備えて構成されている。スプリング
検出部材には、一端部に検出用平坦面部が形成されてお
り、また他端部に臨んで光学検出部が設けられている。 【0022】以上のように構成されたスプリング検出装
置は、リッドスプリングにスプリング検出部材の検出用
平坦面部が突き当てられることに伴って、スプリング検
出部材が揺動される。スプリング検出装置は、スプリン
グ検出部材が揺動された位置によって、光学検出部がス
プリング取付け部に取り付けられたリッドスプリングの
有無を検出する。 【0023】 【発明が解決しようとする課題】上述したように、スプ
リング組付け工程において、リッドスプリング23は、
図11に示すように、リッドスプリング取付け部57の
スプリング掛け止め片58、59に対してリッドスプリ
ング23の一端部が片押し状態で取り付けられている。
このため、リッドスプリング23は、リッドスプリング
取付け部57の支点部44にリッドスプリング23が傾
斜した異常な状態で取り付けられてしまうことがしばし
ば発生する。したがって、リッドスプリング23は、次
工程のリッド組付け工程においてリッド40が上ハーフ
に組み付けられる際、上ハーフの一部に乗り上がってし
まうという問題があった。 【0024】そして、スプリング取付け部57にリッド
スプリング23が正常に組み付けられなかったテープカ
ートリッジは、次工程のリッド組付け工程を経てリッド
開閉動作の検査工程で、リッドの開閉動作不良が検出さ
れると、テープカートリッジの組立ラインから組立不良
品として排出されていた。 【0025】したがって、スプリング組付け工程におけ
る組立不良品の発生をなくすために、リッドスプリング
23の組付け装置の調整作業が頻繁に行われることによ
って、テープカートリッジの組立ラインの稼働率が低下
してしまうという問題があった。 【0026】また、従来のスプリング検出装置は、図1
2に示すように、リッドスプリング取付け部57に組み
付けられたリッドスプリング23の一端部に対してスプ
リング検出部材120の検出用平坦面部121が図12
中矢印D方向に移動されることによって、リッドスプリ
ング23の組み付け位置にかかわらず、検出用平坦面部
121がリッドスプリング23の有無を検出するのみで
あるという問題点があった。 【0027】そこで、本発明は、リッドに組み付けられ
たリッドスプリングの有無を検出するとともに、取付け
位置が異常なリッドスプリングの取り付け位置を修正す
ることを可能とするスプリング検出装置を提供すること
を目的とする。 【0028】 【課題を達成するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明に係るスプリング検出装置は、スプリング
取付け部に対して突き当てられてトーションスプリング
の有無を検出する検出用平坦面部と、この検出用平坦面
部と連続して形成されトーションスプリングの一端部に
押し当てられてトーションスプリングの取付け位置を修
正する修正用傾斜面部とを有するスプリング検出部材
と、上記スプリング検出部材を回動する駆動部と、上記
スプリング検出部材の位置を検出する光学検出部とを備
える。そして、スプリング検出部材は、スプリング取付
け部に対して突き当てられた際、トーションスプリング
の一端部が修正用傾斜面部に沿って移動することによっ
て、トーションスプリングの取付け位置を修正するとと
もに、上記光学検出部は、上記スプリング検出部材の位
置を検出して、上記検出用平坦面部に対するトーション
スプリングの有無を検出する。 【0029】以上のように構成した本発明に係るスプリ
ング検出装置は、スプリング検出部材がスプリング取付
け部に対して突き当てられた際、トーションスプリング
の一端部が修正用傾斜面部に沿って移動することによっ
て、トーションスプリングの取付け位置を修正する。す
なわち、スプリング取付け部に取り付けられたトーショ
ンスプリングは、スプリング検出部材の修正用傾斜面部
によって一端部が押し込まれる。したがって、取付け位
置が異常なトーションスプリングは、一端部が修正用傾
斜面部に沿って移動されることによって押し込まれて、
トーションスプリングの取付け位置が修正される。スプ
リング検出部材は、トーションスプリングがあるときと
無いときで、位置が異なることとなり、光学検出部は、
この位置を検出して、検出用平坦面部に対するトーショ
ンスプリングの有無を検出する。 【0030】 【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について、DAT用テープカートリッジを構成するリッ
ドに取り付けられるリッドスプリングに対して適用され
る実施形態スプリング検出装置を図1乃至図10を参照
して説明する。 【0031】実施形態スプリング検出装置101は、図
1に示すように、概略、後述するテープカートリッジ1
のリッド40に組み付けられるリッドスプリング23に
突き当てられるスプリング検出部材102と、このスプ
リング検出部材102を揺動自在に支持する支持部10
3と、スプリング検出部材102を揺動させる駆動部1
05と、リッドスプリング23の有無を検出する光学検
出部106とを備えて構成されている。 【0032】スプリング検出部材102は、基体部10
2Aと、この基体部102Aの一端部に一体に形成され
た作動部102Bとから構成されている。基体部102
Aは、略中央部に揺動支点穴102Cが穿設されてお
り、支持部材103にこの揺動支点穴102Cが揺動自
在に支持されている。 【0033】作動部102Bは、略く字板状に形成され
ており、図2に示すように、先端部に検出用平坦面部1
12と、この検出用平坦面部112に連続する修正用傾
斜面部111とがそれぞれ形成されている。支持部10
3は、一端部に基体部102Aの揺動支点穴102C
に、支軸104が挿通されてスプリング検出部材102
を揺動自在に支持している。駆動部105は、駆動部材
105Aを備えており、この駆動部材105Aによって
スプリング検出部材102を回転動作させて作動部10
2Aを移動させる。 【0034】光学検出部106は、図3及び図4に示す
ように、概略、スプリング検出部材102の一端部に設
けられた検出片107と、この検出片107に対応して
設けられた光学検出部材108とから構成されている。 【0035】検出片107には、一側端部に略矩形板状
の検出用凸部107Aが一体に突出形成されている。こ
の検出用凸部107Aには、先端部に検出用スリット1
07Bが凹設されている。 【0036】光学検出部材108は、略コ字状に形成さ
れており、支持基台109上に支持されており、またこ
の支持基台109は、支持ステー110にネジ止め固定
されて支持されている。そして、光学検出部材108に
は、相対する両端部の間隙に、検出片107の検出凸部
107Aが挿通されている。 【0037】また、光学検出部材108には、一端部に
検出光を出射する発光部108Aが設けられており、ま
た他端部に発光部108Aから出射された検出光を受光
する受光部108Bが設けられている。 【0038】上述した光学検出部106は、駆動部10
5によってスプリング検出部材102が揺動されること
に伴って、検出片107の検出用凸部107Aが光学検
出部材108に対して揺動される。光学検出部106
は、後述するリッドスプリング取付け部57にリッドス
プリング23が組み付けられている場合、光学検出部材
108の発光部108Aから出射された検出光が、検出
用凸部107Aの検出用スリット107Bを通過して受
光部108Bに受光されることによって、リッドスプリ
ング取付け部57にリッドスプリング23が組み付けら
れていることを検出する。 【0039】また、光学検出部106は、リッドスプリ
ング取付け部57にリッドスプリング23が組み付けら
れていない場合、発光部108Aから出射された検出光
が検出用凸部107Aの検出用スリット107Bを通過
せずに検出用凸部107Aによって遮られる。光学検出
部106は、検出用凸部107Aが検出光を遮ることに
よって、受光部108Bに検出光が受光されないため、
リッドスプリング取付け部57にリッドスプリング23
が組み付けられていないことを検出する。したがって、
光学検出部106は、光学検出部材108に対して検出
片107の検出用凸部107Aが揺動された位置によっ
て、リッドスプリング取付け部57に組み付けられたリ
ッドスプリング23の有無を検出する。 【0040】上述したスプリング検出装置101によっ
てリッドスプリング23の有無が検出されるDAT用テ
ープカートリッジ1について、図5乃至図9を参照して
説明する。このDAT用テープカートリッジ1は、横長
の略矩形浅皿状に形成された上ハーフ3と下ハーフ8と
を互いに突き合わせて結合することによってカートリッ
ジ本体2を構成している。また、テープカートリッジ1
は、カートリッジ本体2にリッド40やリールロック部
材25或いはスライダ29等の部材を組み合わせて、一
対のテープリール15A、15Bを回転自在に収納する
筐体部が構成されている。 【0041】上ハーフ3は、前方部5を除く他の外周部
に立上り周壁4が一体に形成されるとともに、主面にウ
ィンドウ6が設けられている。ウィンドウ6には、透明
板が嵌め込まれており、カートリッジ本体2の内部に収
納されたテープリール15A、15Bの状態が外部より
識別可能とされている。上ハーフ3には、開放された前
面部5の長手方向の両側に位置して検出機構取付け部7
A、7Bが一体に形成されている。これら検出機構取付
け部7A、7Bには、テープ始端検出機構36A及びテ
ープ終端検出機構36Bが取り付けられる。 【0042】また、上ハーフ3には、検出機構取付け部
7A、7Bに隣接する位置に、スプリング取付け部56
が一体に突出形成されている。そして、このスプリング
取付け部56には、コイル状のロックスプリング37
A、37Bが取り付けられており、上ハーフ3に対して
下ハーフ8が組み付けられた際、ロックスプリング37
A、37Bの先端部が、下ハーフ8に設けられたスライ
ダロック片55A、55Bに当接される。 【0043】下ハーフ8は、矩形の主面部9の前方部を
除く他の外周部に立上り周壁10が一体に形成されると
ともに、主面部9に長手方向に離間してリール軸進入用
開口13A、13Bが設けられている。下ハーフ8に
は、前方部に略凸字状の切欠き部12が形成されてい
る。 【0044】この切欠き部12は、上ハーフ3の開放さ
れた前方部5とともに記録再生装置側のテープローディ
ング手段が進入するローディング空間部を構成する。下
ハーフ8には、主面部9に切欠き部12に面して略々ヘ
字状を呈するガイド壁11が立ち上がり形成されてい
る。 【0045】また、下ハーフ8には、切欠き部12の中
央部に隣接する位置に、軸状のスプリング掛止め部54
が突設されている。このスプリング掛止め部54には、
リールロック部材25にテープリール15A、15Bを
ロックさせる方向の移動習性を付与するトーションスプ
リング53が組み付けられている。 【0046】さらに、下ハーフ8には、切欠き部12を
構成する両側部にそれぞれテープガイド14A、14B
が一体に形成されている。これらテープガイド14A、
14Bは、それぞれ平滑な外周面を有する筒状体を呈し
て、下ハーフ8の前方部の両側に位置して一体に立ち上
がり形成されている。なお、テープガイド14A、14
Bは、上ハーフ3と下ハーフ8とを組み合わせた状態に
おいて、上ハーフ3側に立設した図示しない嵌合凸部が
中心穴に嵌合されることによって軸精度が保持される。 【0047】さらにまた、下ハーフ8には、底面部の背
面縁に沿って、このテープカートリッジ1を記録再生装
置に装填した際に位置決め手段が嵌合する位置決め穴と
磁気テープ17の種類や厚み等のテープカートリッジ1
の仕様を識別するための複数の識別穴とがそれぞれ設け
られている。 【0048】また、下ハーフ8には、主面部9に、互い
に平行な略矩形板状の一組のスライダロック片55A、
55Bがそれぞれ一体に設けられている。これらスライ
ダロック片55A、55Bは、下ハーフ8の主面部9
に、基端部が揺動自在に支持されている。 【0049】以上のように構成された上ハーフ3と下ハ
ーフ8には、詳細を省略するが、主面部にそれぞれ相対
向する複数個の軸穴及びボスが一体に形成されている。
上ハーフ3と下ハーフ8とは、これら軸穴とボスとを互
いに突き合わせるとともに、止めねじをねじ込むことに
より、一体に組み合わされてカートリッジ本体2を構成
する。カートリッジ本体2には、内部にテープリール1
5A、15Bが回転自在に収納されるとともに、前方部
にローディング空間部が構成される。 【0050】テープリール15A、15Bは、全体が筒
状に形成されたいわゆるフランジレス構造が採用されて
おり、芯材となるハブの周面に磁気テープ17が直接巻
回される。テープリール15A、15Bには、詳細を省
略するが、上面部に軸方向に突出形成されたボス部が一
体に形成されるとともに、このボス部の外周面に全周に
亘ってそれぞれ歯車状のロック部が設けられている。ま
た、テープリール15A、15Bは、内周部に複数の係
合リブが形成されて記録再生装置側のリール駆動軸が相
対係合するリール軸穴16A、16Bを有している。 【0051】テープリール15A、15Bは、リール軸
穴16A、16Bがそれぞれリール軸進入用開口13
A、13Bに臨ませられてカートリッジ本体2の内部に
回転自在に収納される。テープカートリッジ1は、磁気
テープ17を一方のテープリール15Aから立上り周壁
に沿って引き出して一方のテープガイド14Aに掛け合
わせて前面部と平行にローディング空間部に臨ませて導
くとともに、他方のテープガイド14Bに掛け合わせて
立上り周壁に沿って他方のテープリール15Bへと導い
たテープ走行路をカートリッジ本体2の内部に構成す
る。 【0052】磁気テープ17は、両端部にセンシングテ
ープ19を介してそれぞれ透明なリーダテープ18が接
合されており、これらリーダテープ18の先端部を外周
部に形成した係合部に差し込むことによってテープリー
ル15A、15Bに固定されている。リーダテープ18
は、後述するようにテープ始端検出機構36A及びテー
プ終端検出機構36Bによって検出される。 【0053】磁気テープ17は、ローディング空間部に
臨む部分、すなわちテープカートリッジ1が記録再生装
置に装填された状態においてテープローディング手段よ
って引き出される引出し部17Aが、上ハーフ3に回動
自在に支持されたリッド40、及び下ハーフ8にスライ
ド移動自在に支持されたスライダ29によって保護され
る。 【0054】リッド40は、図5乃至図7に示すよう
に、上ハーフ3と下ハーフ8の前面部に構成されたロー
ディング空間部を閉塞するに足る外形を有する主面部4
1と、この主面部41の内面50の両側に位置して腕状
に一体に突出形成された一対の側面部42、43とから
なる全体が略コ字状に形成されている。これら側面部4
2、43には、先端部の外側面部に係合凹部46、47
がそれぞれ凹設されている。これら係合凹部46、47
には、リッド40が上ハーフ3に回動自在に組み合わさ
れた状態において、後述するリールロック部材25の係
合片27A、27Bの先端部が近接して延在される。 【0055】また、リッド40の主面部41には、下端
縁に長手方向に離間して切欠き部48、49が形成され
ている。これら切欠き部48、49は、後述するスライ
ダ29の主面部30の前方縁に開口して形成されたロッ
ク部30A、30Bとそれぞれ対応位置されている。そ
して、テープカートリッジ1は、記録再生装置に装填さ
れた際、スライダ開放手段がこれら切欠き部48、49
から進入してスライダ29のロック部30A、30Bに
到達する。 【0056】リッド40の側面部42、43には、相対
する内面に互いに軸線を一致させて軸状の支点部44、
45が一体に突設されている。したがって、リッド40
は、後述するように、これら支点部44、45を上ハー
フ3の立上り周壁4の内面に形成した軸穴にそれぞれ嵌
合されることによって、カートリッジ本体2の前方部に
回動自在に支持される。 【0057】また、リッド40には、図8に示すよう
に、側面部42の内方に、リッドスプリング取付け部5
7が形成されている。リッドスプリング取付け部57
は、支点部44と、この支点部44に隣接して一体に突
出形成された第1のスプリング掛け止め部58及び第2
のスプリング掛け止め部59とから構成されている。 【0058】リッドスプリング取付け部57には、リッ
ドスプリング23のコイル部に支点部44が挿入された
状態で、第1のスプリング掛け止め部58と第2のスプ
リング掛け止め部59との間にリッドスプリング23の
一端部が挟み込まれて取り付けられる。 【0059】また、第2のスプリング掛け止め部59
は、図9に示すように、一側面部に掛け止め凹部59A
が凹設されており、この掛け止め凹部59Aにリッドス
プリング23の一端部が係合されている。 【0060】そして、リッド40は、一方の側面部42
側の支点部44に組み付けたリッドスプリング23によ
って、時計方向の弾性力が付与されることにより、通常
カートリッジ本体2のローディング空間部を閉塞する方
向に付勢されている。リッド40は、ローディング空間
部を閉塞した状態において、主面部41が磁気テープ1
7の引出し部17Aの前方部に位置してこの引出し部1
7Aを保護している。 【0061】リールロック部材25は、上ハーフ3の長
手方向寸法よりもやや小とされた長さを有する板状基部
26の両端部に下方へと折曲された立上り片を有する全
体が略下向きコ字状に形成されており、上ハーフ3の内
面部に前後方向に移動自在に組み合わされている。 【0062】このリールロック部材25には、板状基部
26の中央部にスプリング掛止め部52が設けられてい
る。このスプリング掛止め部52には、下ハーフ8のス
プリング掛止め部54に組み付けられたトーションスプ
リング53の一端部が取り付けられている。 【0063】また、リールロック部材25には、後方側
の側縁部に幅方向に離間して一対のロック片28A、2
8Bが一体に形成されている。これらロック片28A、
28Bは、リッド40がローディング空間部を閉塞した
状態において、トーションスプリング53の弾性力によ
ってテープリール15A、15Bのロック部にそれぞれ
相対係合されて、これらテープリール15A、15Bを
ロック状態とする。 【0064】さらに、リールロック部材25には、立上
り片の側縁に前方側へと突出する係合片27A、27B
が一体に形成されている。これら係合片27A、27B
は、先端部に係合部が形成されており、リールロック部
材25を上ハーフ3に組み合わせた状態において、上述
したようにリッド40の側面部42、43に凹設された
係合凹部46、47に近接して延在される。 【0065】したがって、リールロック部材25は、テ
ープカートリッジ1が記録再生装置に装填されてリッド
40がリッド駆動手段によって回動動作されると、係合
凹部46、47に係合片27A、27Bが相対係合され
て上ハーフ3の内面に沿って前方側へと移動動作され
る。リールロック部材25は、この移動動作によって、
ロック片28A、28Bによるテープリール15A、1
5Bのロック状態を解除する。 【0066】スライダ29は、主面部30が前後方向の
長さを下ハーフ8の主面部9よりもやや小とされた矩形
板を呈しており、この主面部30の両側にガイド壁31
A、31Bが一体に立ち上がり形成されている。このス
ライダ29は、詳細を省略するが、ガイド壁31A、3
1Bの上縁部に形成した係合部を、下ハーフ8の両側の
立上り周壁10に形成した係合部に相対係合させること
により、下ハーフ8に前後方向に移動自在に組み合わさ
れる。 【0067】また、このスライダ29には、主面部30
に長手方向に離間して円形のリール軸進入用開口32
A、32Bが設けられるとともに、前方側の中央部には
軸状のスプリング掛止め部33が一体に突設されてい
る。スプリング掛止め部33は、スライダ29が下ハー
フ8に組み合わされた状態において、ローディング空間
部に臨んで下ハーフ8側のガイド壁11に対向位置して
いる。 【0068】そして、このスプリング掛止め部33に
は、両端がコイル部から延長されたトーションスプリン
グ34が組み付けられている。このトーションスプリン
グ34は、両端をガイド壁11に当接させることによ
り、スライダ29に対して前方側へと付勢する。 【0069】さらに、このスライダ29には、主面部の
前方縁部に開口して形成された互いに平行な略矩形溝状
の一組のロック部38A、38Bがそれぞれ設けられて
いる。これらロック部38A、38Bには、両端部に、
第1のロック穴及び第2のロック穴とがそれぞれ設けら
れている。 【0070】このスライダ29は、ロック部38A、3
8Bの第1のロック穴に、トーションスプリング34の
弾性力よって下ハーフ8の主面部9に形成されたスライ
ダロック片55A、55Bの係合凸部がそれぞれ相対係
合して第1の位置に保持される。スライダ29は、この
第1の位置において、主面部30が下ハーフ8のリール
軸進入用開口13A、13B及びローディング空間部を
閉塞する。 【0071】また、このスライダ29は、テープカート
リッジ1が記録再生装置に装填されることにより、スラ
イダ開放手段によってトーションスプリング34の弾性
力に抗して背面側の第2の位置へと移動動作される。こ
のスライダ29は、ロック部38A、38Bの第2のロ
ック穴に、トーションスプリング34の弾性力よって下
ハーフ8の主面部9に形成されたスライダロック片55
A、55Bの係合凸部がそれぞれ相対係合して第2の位
置に保持される。 【0072】スライダ29は、第2の位置において、リ
ール軸進入用開口32A、32Bが下ハーフ8のリール
軸進入用開口13A、13Bに対応位置してこれを開放
状態とするとともに、ローディング空間部も開放状態と
する。なお、スライダ29は、上ハーフ3との間に圧縮
状態で介挿されたロックスプリング36A、36Bの弾
性力によって、第1の位置と第2の位置とに安定した状
態でロックされる。 【0073】上ハーフ3と下ハーフ8には、テープリー
ル保持シート35A、35Bがそれぞれ介挿される。こ
れらテープリール保持シート35A、35Bは、滑性及
び弾性を有する合成樹脂材料によって成形されており、
テープリール15A、15Bをカートリッジ本体2の内
部で円滑に回転動作させるとともに、磁気テープ17が
これらテープリール15A、15Bに適正な状態で巻回
されるように上下方向から押さえ付けて保持する。 【0074】テープ始端検出機構36A及びテープ終端
検出機構36Bは、詳細を省略するが、取付け基板に実
装されたプリズムによって構成されている。これらテー
プ始端検出機構36A及びテープ終端検出機構36B
は、テープカートリッジ1が記録再生装置に装填される
と、カートリッジ本体2の前方側の側方に位置する発光
素子と受光素子とを備える光学検出部に対応位置する。 【0075】テープ始端検出機構36A及びテープ終端
検出機構36Bは、光学検出部の発光素子から出射され
る検出光をプリズムによってカートリッジ本体2の内側
から磁気テープ17の表面に導く。テープ始端検出機構
36A及びテープ終端検出機構36Bは、磁気テープ1
7が始端或いは終端まで駆動されて透明なリーダテープ
18が対応位置すると、発光素子から出射された検出光
がこのリーダテープ18を透過して受光素子側で受光さ
れることにより、テープ始端の検出或いはテープ終端の
検出を行わさせる。 【0076】以上のように構成されたテープカートリッ
ジ1は、記録再生装置に装填されると、スライダ開放手
段によってスライダ29が第1の位置から第2の位置へ
とスライド移動されるとともにリッド駆動手段によって
リッド40が回動されてカートリッジ本体2のローディ
ング空間部が開放される。テープカートリッジ1は、リ
ッド40の回動動作に伴ってリールロック部材25によ
るテープリール15A、15Bのロック状態が解除され
る。 【0077】そして、テープカートリッジ1は、テープ
リール15A、15Bのリール軸穴16A、16Bに、
互いに対応位置された下ハーフ8のリール軸進入開口1
3A、13B及びスライダ29のリール軸進入開口32
A、32Bから進入する記録再生装置側のリール駆動軸
が相対係合される。 【0078】テープカートリッジ1は、ローディング空
間部に記録再生装置側のテープローディング手段が進入
して、このローディング空間部に延在された磁気テープ
17の引出し部17Aが引き出されて各テープガイドに
掛け合わせながら記録再生部へとローディングする。 【0079】テープカートリッジ1は、記録再生装置の
再生操作或いは記録操作等のテープ駆動操作が行われる
ことによって、リール駆動軸を介してテープリール15
A、15Bが回転駆動される。磁気テープ17は、例え
ば一方のテープリール15Aから繰り出されて所定のテ
ープ走行路に沿って走行されて情報信号の再生或いは記
録が行われた後、他方のテープリール15Bに巻き取ら
れる。 【0080】テープカートリッジ1は、再生操作或いは
記録操作等が終了するとテープローディング手段が復旧
動作して引き出された磁気テープ17のアンローディン
グ操作が行われる。テープカートリッジ1は、イジェク
ト操作が行われることによって、記録再生装置から排出
される。テープカートリッジ1は、リッド40がリッド
スプリング23の弾性力によってローディング空間部を
閉塞する状態へと復帰回動するとともに、リールロック
部材25によってテープリール15A、15Bがロック
される。 【0081】また、このテープカートリッジ1は、トー
ションスプリング53の弾性力によってスライダ29が
第2の位置から第1の位置へと復帰動作して、主面部3
0によって下ハーフ8のリール軸進入用開口13A、1
3Bが閉塞されるとともに、ローディング空間部が閉塞
される。 【0082】上述したように構成されたスプリング検出
装置101について、スプリング取付け部57に組み付
けられたリッドスプリング23を検出する動作、及びリ
ッドスプリング23の取付け位置を修正する動作を図2
及び図10(A)、(B)を参照して説明する。 【0083】まず、スプリング検出装置101は、駆動
部105によってスプリング検出部材102が回転動作
されることによって、スプリング検出部材102の作動
部102Bがリッドスプリング23の一端部に突き当て
られる。すなわち、スプリング検出部材102は、作動
部102Bの修正用傾斜面部111がリッドスプリング
取付け部57のリッドスプリング23の一端部に対して
図2中に示すB方向に移動されて突き当てられる。 【0084】スプリング検出装置101は、リッドスプ
リング23の一端部にスプリング検出部材102の修正
用傾斜面部111が突き当てられることによって、この
修正用傾斜面部111に沿って徐々にリッドスプリング
23の一端部が図2中に示すC方向に移動される。リッ
ドスプリング23は、C方向に移動されることによっ
て、リッドスプリング取付け部57の正常な取付け位置
に押し込まれて修正される。 【0085】そして、リッドスプリング23の一端部
は、修正用傾斜面部111に沿って移動するとともに、
この修正用傾斜面部111と連続して形成された検出用
平坦面部112に当接する。スプリング検出部材102
は、検出用平坦面部112にリッドスプリング23の一
端部が当接することによって回動が停止される。 【0086】したがって、スプリング検出装置101
は、スプリング検出部材102の検出用平坦面部112
にリッドスプリング23の一端部が当接することによっ
て、光学検出部106がリッドスプリング23が組み付
けられていることを検出する。或いは、スプリング検出
装置101は、スプリング検出部材102の検出用平坦
面部112にリッドスプリング23の一端部が当接され
ないで更に回動することによって、光学検出部106が
リッドスプリング23が組み付けられていないことを検
出する。 【0087】上述したように、実施形態スプリング検出
装置101によれば、スプリング検出部材102が、リ
ッドスプリング23の有無を検出する検出用平坦面部1
12と連続して形成された修正用傾斜面部111を備え
ることによって、リッドスプリング取付け部57に取り
付けられたリッドスプリング23の有無を検出するとと
もに、取付け位置が異常なリッドスプリング23の取付
け位置を修正することが可能とされる。 【0088】また、このスプリング検出装置101によ
れば、リッドスプリング23の修正工程における修正作
業が低減されるとともに、スプリング組付け工程の組付
け装置の調整作業が低減される。このため、このスプリ
ング検出装置101は、テープカートリッジの組立ライ
ンの稼働率を向上させる。 【0089】なお、本実施形態に係るスプリング検出装
置101は、DAT用テープカートリッジ1のリッドス
プリング23に適用されたが、リッドスプリング23に
限定されて適用されるものではなく、例えば、他のテー
プカートリッジに組み付けられるリッドスプリング等の
トーションスプリングに適用されてもよいことは勿論で
ある。 【0090】 【発明の効果】上述したように本発明に係るスプリング
検出装置によれば、スプリング取付け部に取り付けられ
たトーションスプリングの有無を検出する検出用平坦面
部と、この検出用平坦面部に連続して形成されてトーシ
ョンスプリングの取付け位置を修正する修正用傾斜面部
とを有するスプリング検出部材を備え、更に、スプリン
グ検出部材の位置を検出する光学検出部を備えることに
よって、トーションスプリングの有無を検出するととも
に、トーションスプリングの取付け位置を修正すること
ができる。 【0091】また、このスプリング検出装置によれば、
トーションスプリングの取付け位置を修正することがで
きるため、トーションスプリングの取付け位置を修正す
る修正工程における修正作業を低減させるとともに、ス
プリング組付け工程の組付け装置の調整作業を低減させ
る。したがって、このスプリング検出装置は、テープカ
ートリッジの組立ラインの稼働率を向上させる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る実施形態スプリング検出装置を示
す側面図である。 【図2】同スプリング検出装置を構成するスプリング検
出部材を示す要部側面図である。 【図3】同スプリング検出装置を構成する光学検出部を
示す平面模式図である。 【図4】同スプリング検出装置を構成する光学検出部を
示す側面模式図である。 【図5】同スプリング検出装置が適用されるテープカー
トリッジを示す分解斜視図である。 【図6】同テープカートリッジを構成するリッドを示す
背面図である。 【図7】同テープカートリッジを構成するリッドを示す
平面図である。 【図8】同テープカートリッジを構成するリッドのリッ
ドスプリング取付け部を説明するために示す平面図であ
る。 【図9】同テープカートリッジを構成するリッドのリッ
ドスプリング取付け部を説明するために示すA−A断面
図である。 【図10】同スプリング検出装置を構成するスプリング
検出部材がリッドスプリングの取付け位置を修正する動
作を説明するために示す平面図である。 【図11】従来のスプリング検出装置を構成するスプリ
ング検出部材がリッドに取り付けられたリッドスプリン
グを検出する状態を示す平面図である。 【図12】従来のスプリング検出装置を構成するスプリ
ング検出部材を示す要部側面図である。 【符号の説明】 1 テープカートリッジ 23 リッドスプリング(トーションスプリング) 40 リッド 57 リッドスプリング取付け部(スプリング取付け
部) 101 スプリング検出装置 102 スプリング検出部材 106 光学検出部(光学式検出手段) 107B 検出用スリット 111 検出用平坦面部 112 修正用傾斜面部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 上下ハーフを組み合わせて内部に一対
    のテープリールを回転自在に収納するとともに、前面部
    を開放して記録再生装置側のテープローディング手段が
    進入するローディング空間部が構成されたカートリッジ
    本体と、このカートリッジ本体のローディング空間部に
    回動自在に設けられたリッドと、このリッドに形成され
    たスプリング取付け部に取り付けられるトーションスプ
    リングとを備えるテープカートリッジのスプリング取付
    け部に対してスプリング検出部材を突き当ててトーショ
    ンスプリングの有無を検出するスプリング検出装置にお
    いて、 スプリング取付け部に対して突き当てられてトーション
    スプリングの有無を検出する検出用平坦面部と、この検
    出用平坦面部と連続して形成されトーションスプリング
    の一端部に押し当てられてトーションスプリングの取付
    け位置を修正する修正用傾斜面部とを有するスプリング
    検出部材と、上記スプリング検出部材を回動する駆動部と、 上記スプリング検出部材の位置を検出する光学検出部と
    を備え、 上記 スプリング検出部材は、上記スプリング取付け部に
    対して突き当てられた際、トーションスプリングの一端
    部が修正用傾斜面部に沿って移動することによって、ト
    ーションスプリングの取付け位置を修正するとともに
    上記光学検出部は、上記スプリング検出部材の位置を検
    出して、上記検出用平坦面部に対するトーションスプリ
    ングの有無を検出することを特徴とするスプリング検出
    装置。
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