JPH08329652A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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Publication number
JPH08329652A
JPH08329652A JP15680495A JP15680495A JPH08329652A JP H08329652 A JPH08329652 A JP H08329652A JP 15680495 A JP15680495 A JP 15680495A JP 15680495 A JP15680495 A JP 15680495A JP H08329652 A JPH08329652 A JP H08329652A
Authority
JP
Japan
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tape
lid
recording
cartridge
reel
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP15680495A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Meguro
浩 目黒
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録再生装置による差し込み状態の判別の容
易化を図るとともに、記録再生装置に対する誤装填の防
止を図る。 【構成】 上下ハーフ4、3を組み合わせて構成される
カートリッジ本体2と、カートリッジ本体2の内部に回
動自在に配設される一対のテープリール9A、9Bと、
一方のテープリール9Bから繰り出されて、カートリッ
ジ本体2の前面部に導かれ、他方のテープリール9Aに
巻取られるテープ状記録媒体8と、カートリッジ本体2
の開放された前面部を開閉する少なくとも1個のリッド
5、6、7とを備える。リッド5、6、7には、いずれ
か一方の側縁部に位置して、記録再生装置側の誤装填検
出手段90によって記録再生装置に対する差し込み状態
が検出される誤装填防止手段81を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープ状記録媒体を巻
回した一対のテープリールをカートリッジ本体の内部に
回転自在に収納したテープカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】テープカートリッジは、一般に一対のハ
ーフを組み合わせて構成したカートリッジ本体の内部
に、磁気テープ等のテープ状記録媒体を巻回した一対の
テープリールが回転自在に収納されている。例えば、ビ
デオテープレコーダ用テープカートリッジ、データ記録
用テープカートリッジ或いはDAT用テープカートリッ
ジ等においては、ビデオテープレコーダ等の記録再生装
置に装填されることにより、カートリッジ本体から磁気
テープが記録再生部へと引き出されるテープローディン
グ動作が行われる。
【0003】従来のこれらのテープカートリッジは、図
12及び図13に示すように、前面部がそれぞれ開放さ
れた矩形略浅皿状の下ハーフ202と上ハーフ203と
を組み合わせてカートリッジ本体が構成される。このカ
ートリッジ本体には、図示しないが、磁気テープを巻回
した一対のテープリールが回転自在に収納されるととも
に、開放された前面部にローディング空間部203が構
成されている。ローディング空間部203には、テープ
カートリッジ201が記録再生装置に装填されると、こ
の記録再生装置側のテープローディング手段が進入す
る。ローディング空間部203は、カートリッジ本体に
回動自在に支持されたリッド204によって開閉され
る。
【0004】カートリッジ本体を構成する下ハーフ20
2には、図示しないが、ローディング空間部203の両
側に位置して一対のテープガイドが設けられている。磁
気テープは、一方のテープリールから繰り出されてカー
トリッジ本体の前面部に導かれ、ローディング空間部2
03を横切るようにテープガイド間に掛け合わされて他
方のテープリールに巻取られている。
【0005】テープカートリッジ201は、記録再生装
置に装填されると、ローディング空間部203に進入す
るテープローディング手段により、上述したように磁気
テープがカートリッジ本体の内部から記録再生部へと引
き出されてローディング動作が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したテ
ープカートリッジ201は、手動で記録再生装置に対し
て差し込み動作或いは取り出し動作が行われるという他
に、チェンジャ装置が用いられることによっても記録再
生装置に対して差し込み動作或いは取り出し動作が行わ
れる。このチェンジャ装置は、複数個のテープカートリ
ッジ201を収納するストック部と、選択した1個のテ
ープカートリッジ1をストック部から取り出して記録再
生装置に差し込んだり、記録再生装置から取り出してス
トック部に収納したりする一対のアームとが備えられ、
バックアップの容量の増加や入れ換え動作時間の削減が
図られている。
【0007】しかしながら、テープカートリッジ201
は、チェンジャ装置側のストック部にユーザーによる手
動で収納されるので、ユーザーの不注意により表裏反対
の状態や前後反対の状態でストック部に収納される場合
がある。この場合に、テープカートリッジ201は、チ
ェンジ装置側の一対のアームによって両側面部が支持さ
れるだけなので、表裏反対の状態や前後反対の状態でそ
のまま記録再生装置に差し込まれる。テープカートリッ
ジ201は、記録再生装置に差し込まれる際に、記録再
生装置に対して無理な力を与えてしまい、記録再生装置
が作動しなくなるといった問題点があった。
【0008】したがって、本発明は、記録再生装置によ
る差し込み状態の判別の容易化を図るとともに、記録再
生装置に対する誤装填の防止を図ったテープカートリッ
ジを提供することを目的に提案されたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係るテープカートリッジは、上下ハーフを組み合わ
せて構成されるカートリッジ本体と、カートリッジ本体
の内部に回動自在に配設される一対のテープリールと、
一方のテープリールから繰り出されて、カートリッジ本
体の前面部に導かれ、他方のテープリールに巻取られる
テープ状記録媒体と、カートリッジ本体の開放された前
面部を開閉する少なくとも1個のリッドとを備える。リ
ッドには、いずれか一方の側縁部に位置して、記録再生
装置側の誤装填検出手段によって記録再生装置に対する
差し込み状態が検出される誤装填防止手段を設ける。
【0010】
【作用】以上のように構成された本発明に係るテープカ
ートリッジによれば、記録再生装置に対して正常な向き
で差し込まれると、誤装填防止手段が、記録再生装置側
の誤装填検出手段を押圧する。テープカートリッジは、
誤装填防止手段が、記録再生装置側の誤装填検出手段を
押圧することにより、記録再生装置に対して正常な向き
で装填されていることが検出され、記録再生装置による
ローディング動作が行われる。
【0011】また、本発明に係るテープカートリッジに
よれば、記録再生装置に対して表裏反対の状態で装填さ
れると、リッドの誤装填防止手段と対向する側縁部が、
記録再生装置側の誤装填検出手段を押圧する。テープカ
ートリッジは、誤装填防止手段が、記録再生装置側の誤
装填検出手段を押圧することにより、記録再生装置に対
して正常な向きで装填されていないことが検出され、記
録再生装置によるローディング動作が行われない。
【0012】さらにまた、本発明に係るテープカートリ
ッジによれば、記録再生装置に対して前後反対の状態で
装填されると、カートリッジ本体の背面部の一側縁部
が、記録再生装置側の誤装填検出手段を押圧する。テー
プカートリッジは、誤装填防止手段が、記録再生装置側
の誤装填検出手段を押圧することにより、記録再生装置
に対して正常な向きで装填されていないことが検出さ
れ、記録再生装置によるローディング動作が行われな
い。
【0013】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例について、図面
を参照して詳細に説明する。図1乃至図11に本発明の
実施例として示したテープカートリッジ1は、デジタル
ビデオテープレコーダ用のテープカートリッジであっ
て、横長矩形の略浅皿状に形成された下ハーフ3と上ハ
ーフ4とを互いに突き合わせて結合することによって薄
箱状のカートリッジ本体2が構成される。テープカート
リッジ1は、カートリッジ本体2に、ローディング空間
部10を開閉するフロントリッド5、バックリッド6及
びアッパリッド7とを組み合わすとともに、内部に磁気
テープ8を巻回した一対のテープリール9A、9Bが回
転自在に収納されている。
【0014】なお、本明細書においては、図1に示した
テープカートリッジ1の状態において、フロントリッド
5が配設される手前側を「前」として、これを基準とし
てそれぞれ「前後」、「左右」及び「上下」の方向性を
示すものとする。また、上述したテープリール9A、9
Bのように、一対で構成される部材については、説明の
便宜上、最初に、テープリール9(9A、9B)と表記
して、以下特に一方側を説明する場合以外は、単にテー
プリール9と表記するものとする。
【0015】下ハーフ3は、図2、図3及び図6に示す
ように、前面部15を除く他の外周部に外周壁11が一
体に立ち上り形成されるとともに、底面部3Aが中央か
ら左右の2つの領域に区分されて構成されている。底面
部3Aには、区分された左右の領域部に、テープリール
9がそれぞれ回転自在に収納されるテープリール収納部
13(13A、13B)を構成する円弧状のテープリー
ル収納壁12(12A、12B)が同一円周上に位置し
て一体に立設されている。底面部3Aには、テープリー
ル収納部13の中央部に位置し円形のリール穴14(1
4A、14B)がそれぞれ開設されている。
【0016】下ハーフ3は、開放された前面部15の中
央領域部に、中央部を底面部3Aのやや内側に位置させ
た略矩形に切り欠いた切欠き部16が設けられている。
下ハーフ3には、この切欠き部16の立上り両側面壁を
構成するようにして、一対の側面ガイドリブ17(17
A、17B)が互いに相対向して底面部3Aに一体に立
設されている。これら側面ガイドリブ17は、カートリ
ッジ本体2の内部空間の高さ寸法よりもやや小とされた
高さ寸法を有しており、先端部の外側面にテープガイド
18(18A、18B)がそれぞれ形成されている。
【0017】テープガイド18は、外周面が平滑な円弧
面を呈して、側面ガイドリブ17の先端部の外側面に一
体に膨出形成されている。また、これらテープガイド1
8は、外側の周面が前面部15に対して後述するフロン
トリッド5の厚み寸法よりもやや内側に位置されてい
る。
【0018】なお、実施例テープカートリッジ1におい
ては、上述したようにテープガイド18を、側面ガイド
リブ17の先端部の外側面に断面円弧状に一体に形成し
て構成したが、かかる構成に限定されるものでは無い。
テープガイドは、例えば下ハーフ3の底面部3Aに、切
欠き部16の両側に位置して一体に突設された一対の軸
状凸部によって構成してもよい。また、テープガイド
は、例えば下ハーフ3の底面部3Aに、切欠き部16の
両側に位置して一体に突設された一対の支軸と、この支
軸にそれぞれ組み合わされたスリーブによって構成して
もよい。
【0019】側面ガイドリブ17には、相対する内面に
同一形状のリッドガイド溝19(19A、19B)がそ
れぞれ凹設されている。これらリッドガイド溝19は、
側面ガイドリブ17の内側の先端部を起点として外側の
終端まで、高さ方向及び前後方向のほぼ全域に亘って前
下がりのカム溝として凹設されている。また、これらリ
ッドガイド溝19は、凸字状の円弧溝と凹字状の円弧溝
とが組み合わされた全体が略々S字状を呈している。
【0020】下ハーフ3には、切欠き部16の内側の立
上り周壁を構成するようにして外周リブ20が底面部3
Aに一体に立設されている。この外周リブ20は、側面
ガイドリブ17の高さ寸法に対して略1/2の高さ寸法
を有しており、図2及び図6に示すように、両端がそれ
ぞれ側面ガイドリブ17の内側縁と一体に連結されてい
る。この外周リブ20には、中央部の内側に位置してテ
ープ終端検出用光源進入部21が一体に形成されてい
る。
【0021】このテープ終端検出用光源進入部21は、
外周リブ20の中央部に突設された内側に向いたコ字状
の立壁と、この立壁と相対する円弧状の立壁と、下ハー
フ3の底面部3Aを貫通する光源進入穴とから構成され
ている。テープ終端検出用光源進入部21は、コ字状の
立壁と円弧状の立壁との間に、後述するテープ終端検出
用光源69(図6参照)の検出光の出射開口となる開口
部がそれぞれ側方に位置して構成されている。また、外
周リブ20には、内面側に位置して、円弧状のテープリ
ール収納壁22(22A、22B)が一端部を連結され
て一体に形成されている。したがって、テープ終端検出
用光源進入部21は、外周リブ20とテープリール収納
壁22に包絡された略正三角形の空間部に位置して設け
られている。
【0022】リール収納壁22は、上述したテープリー
ル収納壁12と同一円周上に位置して下ハーフ3の底面
部3Aに一体に突設されており、互いに協動して下ハー
フ3側のテープリール収納部13を構成している。な
お、テープリール収納壁22の他端部には、嵌合筒部3
0の1個が一体に形成されている。
【0023】下ハーフ3には、両側面部の前方側に位置
して、テープ終端検出穴23(23A、23B)がそれ
ぞれ開設されている。これらテープ終端検出穴23は、
外周リブ20の内面に沿ったテープ終端検出用の光源6
9の光路の延長線上に位置して外周壁11にそれぞれ開
設されている。
【0024】テープ終端検出用光源進入部21は、上述
したように全体として筒状を呈して構成されており、そ
の上端開放部分に断面コ字状を呈する光源カバー70が
固定される。光源カバー70は、後述するようにテープ
カートリッジ1が記録再生装置に装填された状態におい
て、この記録再生装置側に配設されてテープ終端検出用
光源進入部21に進入されたテープ終端検出用の光源6
9から出射される検出光の拡散を防止するとともにテー
プカートリッジ1内への塵埃等の進入を防止する。
【0025】下ハーフ3には、両側面部に、外周壁11
の一部をコ字状に折り返して図2及び図6に示すように
内側壁11Aと外側壁11Bとの間に前面部15側に開
口する前後方向のリッド開放ガイド溝24(24A、2
4B)がそれぞれ設けられている。リッド開放ガイド溝
24には、テープカートリッジ1が記録再生装置に装填
されると、この記録再生装置側のリッド駆動部材が進入
して後述するリッド構体をロック状態に保持するリッド
ロック機構を駆動する。
【0026】リッドロック機構は、左右一対のリッドロ
ックレバー71(71A、71B)及びリッドロックス
プリング72(72A、72B)とから構成され、リッ
ド開放ガイド溝24に沿って下ハーフ3側に配設されて
いる。すなわち、これらリッド開放ガイド溝24を構成
する外周壁11には、上縁部にリッドロックレバー取付
部25(25A、25B)がそれぞれ一体に形成されて
いる。また、外周壁11には、これらリッドロックレバ
ー取付部25の後方側に位置してリッドロックスプリン
グ取付部26(26A、26B)が形成されている。
【0027】リッドロックレバー71は、詳細を省略す
るが、それぞれリッド開放ガイド溝24の幅とほぼ等し
い厚みを有する全体略楔状に形成されている。これらリ
ッドロックレバー71は、上端部に軸状の支点部が形成
されるとともに、前方側面部にカム部が一体に突設され
ている。リッドロックレバー71は、支点部をリッドロ
ックレバー取付部25に相対係合させることによって下
端部がリッド開放ガイド溝24に臨ませられて下ハーフ
3側に揺動自在に支持される。
【0028】リッドロックスプリング72は、詳細を省
略するが、バネ板片によって形成され、後方部分が下側
に向かって断面U字状に折曲されて構成されている。こ
れらリッドロックスプリング72は、断面U字状折曲部
をリッドロックスプリング取付部26に嵌合することに
よって下ハーフ3側に組み付けられる。リッドロックス
プリング72は、自由端側がリッドロックレバー取付部
25に揺動自在に支持されたリッドロックレバー71を
押さえ付け、図2において反時計方向の回動習性を付与
している。
【0029】リッドロックスプリング72は、後述する
ように下ハーフ3と上ハーフ4とを組み合わせた状態に
おいて、上ハーフ4側のリッドロックガイド凹部45に
臨ませられる。また、リッドロックレバー71は、リッ
ドロックスプリング72の弾性力を作用されて、後述す
るリッド構体のフロントリッド5をカートリッジ本体2
の前面部を閉塞した状態に保持する。
【0030】下ハーフ3には、外周リブ20と対向する
後方側のテープリール収納部13A、13Bとの間に構
成される略正三角形の空間部に位置して、リールロック
取付部27が設けられている。リールロック取付部27
は、互いに前後方向に平行に対峙して底面部3Aに一体
に立設された一対のガイド壁によって構成されており、
後述するリールロック機構が配設される。リールロック
取付部27を構成するガイド壁間には、リールロック機
構を駆動する記録再生装置側のリールロック解除部材が
進入するロック解除ガイド溝28が開設されている。
【0031】リールロック機構は、リールロック部材7
3と、一対のリールロックレバー74(74A、74
B)と、ロックスプリング75及びロックレバースプリ
ング76等の部材によって構成されている。リールロッ
ク部材73は、リールロック取付部27のガイド壁間に
スライド自在に組み込まれ、底面部にロック解除ガイド
溝28に臨む係合凹部が設けられている。リールロック
部材73は、立上り周壁11との間に介挿されたロック
スプリング75の弾性力によって前面側へと付勢されて
いる。
【0032】リールロックレバー74は、一端部がそれ
ぞれリールロック部材73の側面部に回動自在に支持さ
れている。これらリールロックレバー74は、先端部に
係合爪が一体に形成されており、ロックレバースプリン
グ76の弾性力により左右方向へ付勢されている。
【0033】リールロック機構は、リールロック部材7
3がロックスプリング75の弾性力により前方側に移動
された状態において、リールロックレバー74の係合爪
がロックレバースプリング76の弾性力によって後述す
るテープリール9の下フランジ部64(64A、64
B)の外周歯65(65A、65B)にそれぞれ相対係
合される。したがって、リールロック機構は、通常の状
態で図6において、一方のテープリール9Aを時計方向
に対してロック状態に保持し、また他方のテープリール
9Bを反時計方向に対してロツク状態に保持する。
【0034】また、リールロック機構は、テープカート
リッジ1が記録再生装置に装填されることにより、ロッ
ク解除ガイド溝28に進入する記録再生装置側のリール
ロック解除部材によって駆動される。リールロック機構
は、リールロック解除部材によりリールロック部材73
がロックスプリング75の弾性力に抗して後方側へと移
動動作され、上述したリールロックレバー74によるテ
ープリール9のロック状態を解除する。
【0035】下ハーフ3には、後方側の一方コーナ部に
位置して、記憶素子取付部29が設けられている。記憶
素子取付部29は、詳細を省略するが、後方側の外周壁
11に複数の端子スリットが開設されるとともに、この
外周壁11とテープリール収納壁12Bの一部によって
閉塞された空間部として構成されている。この記憶素子
取付部29には、記憶素子77を実装したプリント基板
78と、端子スリットを開閉するシャッタ部材79とか
らなる外部記憶機構が組み込まれる。
【0036】外部記憶機構は、例えばテープカートリッ
ジ1の仕様情報や、磁気テープ8に記録された情報信号
の内容等の各種の情報信号或いは制御信号が記憶素子7
7に記録されている。そして、外部記憶機構は、テープ
カートリッジ1が記録再生装置に装填されると、この記
録再生装置側のシャッタ駆動機構によってシャッタ部材
79が駆動されて端子スリットが開放される。外部記憶
機構は、この状態で端子スリットから記憶素子取付部2
9内に進入する記録再生装置側の再生手段によって、記
憶素子77に記録された各種の情報が読み取られて記録
再生装置を制御する作用を奏する。
【0037】下ハーフ3には、底面部3Aの適宜の箇所
に、それぞれ筒状の嵌合部30が一体に突設されてい
る。これら嵌合部30は、下ハーフ3と上ハーフ4とを
組み合わせた状態において、上ハーフ4の底面部4A側
に一体に突設した嵌合部47とそれぞれ相対係合され
る。下ハーフ3と上ハーフ4とは、相対係合されたこれ
ら嵌合部30と嵌合部47とにねじ込んだ止めねじによ
って一体に結合されてカートリッジ本体2を構成する。
【0038】上ハーフ4は、図2、図3及び図7に示す
ように、前面部36を除く他の外周部に外周壁31が一
体に立ち上り形成されるとともに、底面部4Aが中央か
ら左右の2つの領域に区分されて構成されている。底面
部4Aの内面には、区分された左右の領域に、上述した
下ハーフ3のテープリール収納部13と協動してテープ
リール9をそれぞれ回転自在に収納する上ハーフ4側の
リール収納部33(33A、33B)を構成する複数の
円弧状のテープリール収納壁32(32A、32B)が
同一円周上に位置して一体に立設されている。底面部4
Aには、テープリール収納部33の一部の領域を透視可
能とする略横長矩形のウインド34が設けられている。
【0039】上ハーフ4は、開放された前面部36の中
央領域部に、中央部を底面部4Aに略矩形の切欠き部3
7が設けられるとともに、この切欠き部37の両側部分
の前端部35(35A、35B)が庇状に突出されて構
成されている。下ハーフ3には、切欠き部37の立上り
両側面壁を構成するようにして、一対の側面リブ38
(38A、38B)が互いに相対向して底面部4Aにそ
れぞれ一体に立設されている。これら側面リブ38は、
下ハーフ3側の側面ガイドリブ17とそれぞれ対応位置
されて底面部4Aに立設されている。
【0040】側面リブ38は、下ハーフ3と上ハーフ4
とを組み合わせた状態において、下ハーフ3側の側面ガ
イドリブ17と協動してカートリッジ本体2の内部空間
の高さ寸法を規定するとともに、リッドガイド溝19の
上端部を閉塞する。また、側面リブ38には、切欠き部
37に開口する係合溝38a(38a、38a)がそれ
ぞれ設けられている。これら係合溝38aは、後述する
アッパリッド7の内面に形成した係合凸部が相対係合す
ることにより、このアッパリッド7を位置決め保持す
る。
【0041】上ハーフ4には、切欠き部37の内側の立
上り周壁を構成するようにして外周リブ39が底面部4
Aに一体に立設されている。この外周リブ39は、外周
壁31とほぼ等しい高さ寸法を有しているが、中央部分
が下ハーフ3側に形成したテープ終端検出用光源進入部
21に対応してやや低い高さとされている。外周リブ3
9には、両端部にそれぞれ側面リブ38の側面部に回り
込むようにして前方側へと突出する係合凸部40(40
A、40B)が一体に形成されている。
【0042】外周リブ39は、後述するように上ハーフ
4を下ハーフ3に組み合わせた状態において、下ハーフ
3側の側面ガイドリブ18の内側に対応位置される。側
面ガイドリブ18は、上述したように、下ハーフ3の底
面部3Aに最も高さ寸法が大とされて一体に突設されて
いる。したがって、これら側面ガイドリブ18と外周リ
ブ39の両端部とは、下ハーフ3と上ハーフ4とを組み
合わせるに際して、最初に衝合される。
【0043】下ハーフ3と上ハーフ4とは、互いにズレ
た状態で組み合わされた場合には、側面ガイドリブ18
と外周リブ39の両端部とが突き当たって円滑に組み合
わすことが困難となる。したがって、外周リブ39は、
両端部と側面ガイドリブ18との間に“組合せしろ”を
確保するための間隙を構成するようにして、上ハーフ4
の内面部4Aに突設されている。そして、外周リブ39
と、その両端部に形成された係合凸部40とは、下ハー
フ3と上ハーフ4とを組み合わせた状態において、側面
ガイドリブ18の内側縁と外側面に近接して対向位置さ
れる。
【0044】外周リブ39には、中央部の内側に位置し
て下ハーフ3側のテープ終端検出用光源進入部21に対
応して光源カバー押さえ部41が一体に形成されてい
る。この光源カバー押さえ部41は、上ハーフ4を下ハ
ーフ3に組み合わせた状態において、テープ終端検出用
光源進入部21に組み合わされた光源カバー70を係止
する。
【0045】外周リブ39には、内面側に位置して、円
弧状のテープリール収納壁42(42A、42B)が一
端部を連結されて一体に形成されている。これらテープ
リール収納壁42は、上述したテープリール収納壁32
と同一円周上に位置して上ハーフ4の底面部4Aに一体
に突設されており、互いに協動して上ハーフ4側のテー
プリール収納部33を構成している。なお、テープリー
ル収納壁42の他端部には、嵌合筒部47の1個が一体
に形成されている。
【0046】上ハーフ4には、外周壁31の前方部に、
アッパリッドガイド溝43(43A、43B)がそれぞ
れ凹設されている。これらアッパリッドガイド溝43
は、外周壁31の前方側の下端から後方へ向かって次第
に傾斜された傾斜溝として構成されている。上ハーフ4
には、両側面の外周壁31の前方部に、互いに軸線が一
致されて断面U字状のフロントリッド係合凹部44(4
4A、44B)がそれぞれ設けられている。
【0047】さらに、上ハーフ4には、アッパリッドガ
イド溝43の内側に位置して前後方向のリッドロックガ
イド凹部45(45A、45B)が凹設されている。こ
れらリッドロックガイド凹部45は、上ハーフ4を下ハ
ーフ3に組み合わせた状態において、この下ハーフ3側
の上述したリッドロックレバー取付部25にそれぞれ対
応位置する。
【0048】上ハーフ4には、図2及び図7に示すよう
に、底面部4Aの内面にリール押さえバネ取付部46
(46A、46B)が設けられている。これらリール押
さえバネ取付部46は、ウインド34の前方側でかつリ
ール収納部33の中心線上に位置して形成されている。
リール押さえバネ取付部46には、一端部を熱溶着等す
ることによって固定されたリール押さえバネ68(68
A、68B)がそれぞれ固定されている。これらリール
押さえバネ68は、先端部がそれぞれテープリール9に
当接して下ハーフ3側へと押し付けることにより、カー
トリッジ本体2の内部においてこれらテープリール9の
高さ方向の遊動を防止している。
【0049】上ハーフ4には、底面部4Aの適宜の箇所
に、それぞれ筒状の嵌合部47が一体に突設されてい
る。この上ハーフ4と下ハーフ3とは、それぞれ相対向
する外周壁11と外周壁31、テープリール収納壁12
とリール収納壁32、側面ガイドリブ17と側面リブ3
8、外周リブ20と外周リブ39及び嵌合部30と嵌合
部47とをそれぞれ突き合わせて組み合わされた状態
で、嵌合部30と嵌合部47とにねじ込んだ止めねじに
よって一体に結合されて、上述した薄箱状のカートリッ
ジ本体2を構成する。
【0050】カートリッジ本体2は、図1に示すよう
に、外周壁11と外周壁31、側面ガイドリブ17と側
面リブ38及び外周リブ20と外周リブ39とによっ
て、前面部を除く外周部が閉塞され、内部には下ハーフ
3側のテープリール収納部13A、13Bと上ハーフ4
側のテープリール収納部とが協動して、長手方向に隣り
合った2つの円形空間であるテープリール収納部が構成
される。
【0051】カートリッジ本体2は、側面ガイドリブ1
7に側面リブ38が突き合わされることにより、これら
側面ガイドリブ17に形成したリッドガイド溝19の上
端部が側面リブ38によってそれぞれ閉塞される。カー
トリッジ本体2は、上述したように、下ハーフ3側の側
面ガイドリブ17と上ハーフ4側の外周リブ39との間
に設定した“組合せしろ”による間隙が、側面ガイドリ
ブ17の外側面に回り込む係合凸部40によって閉塞さ
れる。
【0052】以上のように構成されたカートリッジ本体
2には、開放された前面部にフロントリッド5、バック
リッド6及びアッパリッド7とからなるリッド構体が組
み合わされる。フロントリッド5は、図1、図2、図4
及び図5に示すように、カートリッジ本体2の前面部を
閉塞するに足る長さ及び高さを有する矩形板状の主面部
48と、この主面部48の両端部にそれぞれ後方側に向
かって一体に突設された側面部49(49A、49B)
とからなり、断面略々コ字状を呈して構成されている。
フロントリッド5の主面部48には、上縁部の両側にそ
れぞれ側方へと突出されて後述するアッパリッド7との
連結を行うための連結部50(50A、50B)が一体
に形成されている。
【0053】フロントリッド5は、側面部49の内面に
互いに軸線を一致させて支軸部51(51A、51B)
がそれぞれ一体に突設されている。また、これら側面部
49には、先端部の内面側に軸状のカム凸部52(52
A、52B)が一体に突設されている。連結部の一方側
50Bには、トーションスプリングからなるフロントリ
ッドスプリング53が装着されている。
【0054】フロントリッド5は、図8に示すように、
テープカートリッジ1が記録再生装置に装填されると、
この記録再生装置側に配設された誤装填検出機構90に
よって記録再生装置に対する差し込み状態が検出される
誤装填防止部81が設けられている。誤装填防止部81
は、左側面部49Bが一体に突設された主面部48の左
側縁部に位置して設けられた傾斜面によりなる。この誤
装填防止部81は、例えば、この傾斜角が45°とされ
ている。
【0055】バックリッド6は、図1、図2及び図5に
示すように、カートリッジ本体2のローディング空間部
10を閉塞するに足る長さ及び高さを有する矩形板状の
主面部54と、この主面部54の両側上縁部にそれぞれ
一体に突設された軸状の支点部55(55A、55B)
及び主面部54の両側下縁部にそれぞれ一体に突設され
た軸状のカム凸部56(56A、56B)とから構成さ
れている。主面部54は、下方部が次第に前面側へと傾
斜する傾斜面として構成されている。
【0056】アッパリッド7は、図1、図2及び図4に
示すように、上ハーフ4の前端部35とほぼ等しい長さ
及び幅を有する矩形板状の主面部57と、前面側の両縁
部に内側に向かってそれぞれ凹設されたフロントリッド
支持部58(58A、58B)と、後方側の両縁部に内
側に向かってそれぞれ形成されたガイドカム59(59
A、59B)及び主面部57の内面に凹設されたバック
リッド支持部60(60A、60B)とから構成されて
いる。
【0057】フロントリッド5は、連結部50がフロン
トリッド支持部58にそれぞれ相対係合されることによ
って、図1、図2及び図5に示すように、アッパリッド
7の前方部に回動自在に組み合わされる。また、バック
リッド6は、支点部55がバックリッド支持部60に相
対係合されることによって、アッパリッド7の主面部5
7の内面に回動自在に組み合わされる。このようにし
て、フロントリッド5、バックリッド6及びアッパリッ
ド7は、互いに組み合わされてリッド構体を構成する。
リッド構体は、カートリッジ本体2に組み合わされた状
態において、所定の間隔を以って互いに平行に対峙する
フロントリッド5とバックリッド6との間に磁気テープ
8が延在させる。
【0058】リッド構体は、ガイドカム59をそれぞれ
アッパリッドガイド溝43に相対係合することにより、
アッパリッド7がカートリッジ本体2の上ハーフ4に組
み合わされる。アッパリッド7は、アッパリッドガイド
溝43の範囲で上ハーフ4に対して前後方向にスライド
自在に組み合わされる。リッド構体は、支軸部51を上
ハーフ4側のフロントリッド係合凹部44に係合される
ことにより、フロントリッド5がカートリッジ本体2に
組み合わされる。
【0059】フロントリッド5は、カートリッジ本体2
に組み合わされた状態において、開放された前面部を全
域に亘って閉塞する。なお、フロントリッド5の支軸部
51は、上ハーフ4の外周壁31に突き合わされる下ハ
ーフ3側の両外周壁11によって、フロントリッド係合
凹部44内で回動自在な状態で係止保持される。フロン
トリッド5は、支軸部の一方側51Bに装着したフロン
トリッドスプリング53の弾性力により、カートリッジ
本体2の前面部を閉塞する方向に付勢されている。
【0060】フロントリッド5は、カートリッジ本体2
に組み合わされた状態において、ロックカム部52がそ
れぞれ下ハーフ3側のリッド開放ガイド溝24にそれぞ
れ臨ませられる。ロックカム部52は、上述したよう
に、リッド開放ガイド溝24に臨ませられて下ハーフ3
側に組み付けられたリッドロック機構を構成するリッド
ロックレバー71のカム部とそれぞれ相対係合されるこ
とにより、カートリッジ本体2の前面部を閉塞した状態
に保持される。
【0061】リッド構体は、カム凸部56がそれぞれ下
ハーフ3側の側面ガイドリブ17に形成されたリッドガ
イド溝19に相対係合することにより、バックリッド6
がカートリッジ本体2に組み合わされる。バックリッド
6は、フロントリッド5の内側に位置しかつローディン
グ空間部10の前方部を閉塞する。なお、アッパリッド
7は、主面部57の内面に一体に形成した図示しない係
合部が、上ハーフ4側の側面リブ38の内面に形成した
係合凹部38aに相対係合することによって、位置決め
保持される。
【0062】磁気テープ8は、先端部にそれぞれ透明な
リーディングテープ61がセンシングテープを介して接
続されている。磁気テープ8は、両端のリーディングテ
ープ61がテープリール9にそれぞれ固定されて巻回さ
れる。テープリール9は、左右同一に構成されており、
以下、一方のテープリール9Aの構成について代表して
説明する。
【0063】テープリール9は、外周部に磁気テープ8
が巻回されるとともに中心に記録再生装置側のリール駆
動軸が嵌合されるリール駆動軸穴63(63A、63
B)が設けられた筒状のコア部62(62A、62B)
と、このコア部62の下側面の外周部に一体に形成され
た下フランジ部64と、コア部62に結合される上フラ
ンジ部材66及び磁気テープ8を固定するためのクラン
パー67とから構成されている。コア部62は、詳細を
省略するが、中心コアと、複数の放射状リブを介して同
心に連設されて外周部に磁気テープ8が巻回される外周
コアとから構成されている。リール駆動軸穴63は、こ
れら中心コアと外周コアとで構成されるとともに放射状
リブによって区割りされた環状空間部によって構成され
ている。
【0064】コア部62には、中心コアの上端面に、上
フランジ部材66が組み合わされる際の位置決めダボが
設けられている。コア部62は、クランパー67を嵌合
するために、外周コアの一部が軸方向に切り欠かれてい
る。放射状リブは、リール駆動軸穴63に嵌合される記
録再生装置側のリール駆動軸の外周部に形成された回止
めリブと相対係合することにより、テープリール9が回
転方向に対して一体化されるように作用する。
【0065】上述したコア部62と一体に形成された下
フランジ部64は、カートリッジ本体2のリール収納部
の内径に対してやや小径とされ、外周面の全周に亘って
上述したリールロック機構のリールロックレバー74が
相対係合する外周歯65が一体に形成されている。外周
歯65は、例えば一方向性のラチェット歯等によって構
成されており、相対係合されたリールロックレバー74
によってテープリール9を磁気テープ8の繰り出し方向
に対してロック状態とする。
【0066】上フランジ部材66は、中心に形成した位
置決め穴が位置決めダボに相対係合されて位置合わせさ
れた状態でコア部62の上面側に組み合わされる。コア
部62と上フランジ部材66は、互いに組み合わされた
状態で、超音波溶着処理等を施すことによって一体化さ
れる。上フランジ部材66は、例えば透明な合成樹脂材
料によって成形されることにより、コア部62に巻回さ
れた磁気テープ8の状態を上ハーフ4のウインド34か
ら透視可能としている。
【0067】以上のように構成されたテープリール9
は、リール駆動軸穴63を下ハーフ3のリール穴14ら
臨ませて、それぞれカートリッジ本体2のテープリール
収納部内に回転自在に収納される。テープリール9は、
上述したようにリールロック機構によって磁気テープ8
の繰り出し方向の回転が規制されている。テープリール
9は、上述したようにリール押さえバネ68によって高
さ方向の遊動が規制される。
【0068】磁気テープ8は、図6に示すように、右側
テープリール9Aの外周壁11側から繰り出されて右側
テープガイド18Aに掛け合わされる。磁気テープ8
は、カートリッジ本体2の前面部に沿って導かれてロー
ディング空間部10を横断して左側テープガイド18B
に掛け合わされ、外周壁11側から左側テープリール1
8Bに巻き取られる。磁気テープ8は、ローディング空
間部10を横断する部分が、フロントリッド5とバック
リッド6との間に延在されることによって、保護されて
いる。
【0069】以上のように構成されたテープカートリッ
ジ1は、図示しないチェンジャ装置が用いられることに
よって、記録再生装置に対して差し込み動作或いは取り
出し動作が行われる。このチェンジャ装置は、複数個の
テープカートリッジ1を収納する図示しないストック部
と、選択した1個のテープカートリッジ1をストック部
から取り出して記録再生装置に差し込んだり、記録再生
装置から取り出してストック部に収納したりするアーム
とが備えられ、バックアップの容量の増加や入れ換え動
作時間の削減が図られている。
【0070】テープカートリッジ1が装填される記録再
生装置は、図示しないカートリッジ挿入開口部の内部
に、図9乃至図11に示すように、テープカートリッジ
1の差し込み方向と直交する方向に配設された誤装填検
出機構90が設けられている。この誤装填検出機構90
は、略矩形状の基部91と、この基部91の一側面に一
端部が設けられたコイルスプリング92と、このコイル
スプリング92の他端部に設けられた略矩形状の誤装填
検出部材93と、基部90の接する位置に設けられた第
1の電源スイッチ94及び第2の電源スイッチ95とか
ら構成されている。
【0071】基部91は、コイルスプリング92と誤装
填検出部材93とともに、テープカートリッジ1の差し
込み方向及び差し込み方向に対して直交方向にスライド
自在に配設されている。誤装填検出部材93は、テープ
カートリッジ1が記録再生装置に装填された状態で、誤
装填防止部81に接触部93Aが対応する位置に配置さ
れている。
【0072】第1の電源スイッチ94は、スイッチ本体
94Aと操作子94Bとを備えるプッシュ型で、テープ
カートリッジ1が記録再生装置に対して正常な状態で装
填されていることを検出するのに用いられる。第1の電
源スイッチ94は、基部91におけるコイルスプリング
92が設けられた一側面と対向する他側面に、操作子9
4Bを向けて固定されている。第1の電源スイッチ94
は、スイッチ本体94Aの内部に操作子94Bが収納さ
れてON状態となり、スイッチ本体94Aの内部から操
作子94Bが外方に突出されてOFF状態となる。
【0073】第2の電源スイッチ95は、スイッチ本体
95Aと操作子95Bとを備えるプッシュ型で、テープ
カートリッジ1が記録再生装置に対して正常な状態で装
填されていないことを検出するのに用いられる。第2の
電源スイッチ95は、基部91にの前面側に位置して、
操作子95Bを向けて固定されている。第2の電源スイ
ッチ95は、スイッチ本体95Aの内部に操作子95B
が収納されてON状態となり、スイッチ本体95Aの内
部から操作子95Bが外方に突出されてOFF状態とな
る。なお、この記録再生装置は、従来周知であり、その
他の構成部材について説明を省略する。
【0074】上述したように構成された実施例テープカ
ートリッジ1は、図9に示すように、チェンジャ装置の
アームによって記録再生装置に対して正常な向きで差し
込まれると、誤装填防止部81が、記録再生装置側の誤
装填検出機構90を構成する誤装填検出部材93の接触
部93Aを、図9中に矢印Sで示す方向に押圧する。こ
の際に、記録再生装置側の誤装填検出部材93は、図9
中に矢印Tで示す方向に、コイルスプリング92の弾性
力に抗してスライド動作される。基部91は、図9中に
矢印Tで示す方向にスライド動作し、第1の電源スイッ
チ94の操作子94Bを押圧してON状態にする。テー
プカートリッジ1は、第1の電源スイッチ94をON状
態にすることにより、記録再生装置に対して正常な向き
で装填されていることが検出され、記録再生装置による
ローディング動作が行われる。
【0075】また、テープカートリッジ1は、図10に
示すように、チェンジャ装置のアームによって記録再生
装置に対して表裏反対の状態で差し込まれると、フロン
トリッド5の主面部48の左側縁部が、記録再生装置側
の誤装填検出機構90を構成する誤装填検出部材93の
接触部93Aを、図10中に矢印Sで示す方向に押圧す
る。この際に、記録再生装置側の誤装填検出部材93
は、図10中に矢印Uで示す方向に、コイルスプリング
92及び基部91とともにスライド動作される。基部9
1は、図10中に矢印Uで示す方向にスライド動作する
と、第2の電源スイッチ95の操作子95Bを押圧して
ON状態にする。テープカートリッジ1は、第2の電源
スイッチ95をON状態にすることにより、記録再生装
置に対して正常な向きで装填されていないことが検出さ
れ、記録再生装置によるローディング動作が行われな
い。
【0076】さらにまた、テープカートリッジ1は、図
11に示すように、チェンジャ装置のアームによって記
録再生装置に対して前後反対の状態で差し込まれると、
外周壁11の右角部が、記録再生装置側の誤装填検出機
構90を構成する誤装填検出部材93の接触部93A
を、図11中に矢印Sで示す方向に押圧する。この際
に、記録再生装置側の誤装填検出部材93は、図11中
に矢印Uで示す方向に、コイルスプリング92及び基部
91とともにスライド動作される。基部91は、図11
中に矢印Uで示す方向にスライド動作すると、第2の電
源スイッチ95の操作子95Bを押圧してON状態にす
る。テープカートリッジ1は、第2の電源スイッチ95
をON状態にすることにより、記録再生装置に対して正
常な向きで装填されていないことが検出され、記録再生
装置によるローディング動作が行われない。
【0077】テープカートリッジ1は、記録再生装置に
対して正常な向きで装填されると、カートリッジ本体2
のリール穴14から記録再生装置側のリール駆動軸がそ
れぞれ進入してテープリール9のリール駆動軸穴63に
それぞれ係合される。テープカートリッジ1は、記録再
生装置側のリッドロック解除部材によってリッド構体が
動作され、カートリッジ本体2の前面部及びローディン
グ空間部10が開放される。
【0078】テープカートリッジ1は、記録再生装置側
のリールロック解除部材によって、リールロック機構が
動作されてテープリール9のロック状態が解除される。
そして、テープカートリッジ1は、ローディング空間部
10に進入する記録再生装置側のローディング手段によ
って磁気テープ8が記録再生部へと引き出されるローデ
ィング動作が行われる。
【0079】テープカートリッジ1には、記録再生装置
側のリッドロック解除部材がリッド開放ガイド溝24に
進入してリッドロック機構を駆動する。リッドロック機
構を構成するリッドロックレバー71は、リッドロック
解除部材によってリッドロックスプリング72の弾性力
に抗して回動動作されて、リッド構体を構成するフロン
トリッド5のロック状態を解除する。
【0080】リッド構体は、フロントリッド5が、上述
したリッドロック機構によるロック状態が解除された状
態で、リッド開放ガイド溝24に進入するリッド駆動部
材によってフロントリッドスプリング53の弾性力に抗
して回動動作される。フロントリッド5は、支軸部51
を支点として、図2において反時計方向へと回動動作す
るとともに、連結部50を介してアッパリッド7を駆動
する。
【0081】アッパリッド7は、一端部をフロントリッ
ド5の連結部50に回動自在に支持されながら、ガイド
カム59が係合するアッパリッドガイド溝43の前方部
から後方部へと移動することによって、上ハーフ4の後
方側へとやや回動しながらスライド動作するとともに、
バックリッド6を駆動する。バックリッド6は、支点部
55がバックリッド支持部60に回動自在に支持されな
がら、カム凸部56が係合する側面ガイドリブ17のリ
ッドガイド溝19の下方部から上方部へと動作する。
【0082】バックリッド6は、フロントリッド5に対
向した状態から、アッパリッド7に重ね合わされるよう
にして回動動作する。なお、フロントリッド5は、カー
トリッジ本体2の前面部を開放した状態において、側面
部49に設けられたテープ終端検出穴49aがカートリ
ッジ本体2のテープ終端検出穴23にそれぞれ対向位置
する。
【0083】テープカートリッジ1は、上述したリッド
構体の動作によって、フロントリッド5によるカートリ
ッジ本体2の前面部の閉塞状態及びバックリッド6によ
るローディング空間部10の閉塞状態がそれぞれ開放状
態へと移行される。開放されたローディング空間部10
には、磁気テープ8が横断した状態で露呈される。
【0084】テープカートリッジ1には、記録再生装置
側のリールロック解除部材がロック解除ガイド溝28に
進入してリールロック機構を駆動する。リールロック解
除部材は、ロックレバースプリング76の弾性力に抗し
てリールロック部材73を後方側へと移動動作させる。
リールロックレバー74は、このリールロック部材73
の動作によって、テープリール9の外周歯65との係合
状態が解除されてテープリール9を回転可能な状態とす
る。
【0085】記録再生装置側のローディング手段は、開
放されたローディング空間部10に進入し、テープリー
ル9から磁気テープ8を引き出して記録再生部へとロー
ディングさせる。テープカートリッジ1には、記録再生
装置側のテープ終端検出用の光源69がテープ終端検出
用光源進入部21に進入する。
【0086】テープカートリッジ1は、記録操作、再生
操作或いは早送り操作、巻戻し操作等が行われることに
より、リール駆動軸が駆動されてテープリール9が回転
駆動される。テープ終端検出用の光源69は、磁気テー
プ8の駆動動作によって電源が供給されて検出光を出射
する。検出光は、下ハーフ3の外周リブ20及び上ハー
フ4の外周リブ39に沿ってテープ走行路を横切って外
周壁11に設けられたテープ終端検出穴23へと導かれ
る。
【0087】検出光は、テープ走行路に磁気テープ8が
存在する場合には、この磁気テープ8に反射されてテー
プ終端検出穴23からカートリッジ本体2の外方へと露
光されない。一方、検出光は、テープ走行路に透明なリ
ーダテープ61が存在する場合には、このリーダテープ
61を透過してテープ終端検出穴23からカートリッジ
本体2の外方へと露光されて記録再生装置側のテープ終
端検出センサによって検出される。記録再生装置は、こ
のテープ終端検出センサの出力によってリール駆動軸を
停止させて、磁気テープ8の送り動作を停止させる。
【0088】テープカートリッジ1は、イジェクト操作
が行われることによって、記録再生部に引き出された磁
気テープ8のアンローディング操作が行われるととも
に、リッド構体の復帰動作が行われかつリールロック機
構が初期状態へと復帰動作した状態で記録再生装置から
排出される。テープカートリッジ1は、記録再生装置側
のリールロック解除部材がロック解除ガイド溝28から
退出することによって、ロックレバースプリング76の
弾性力によりリールロック部材73が前方側へと移動動
作される。リールロックレバー74は、このリールロッ
ク部材73の動作によって、テープリール9の外周歯6
5と再び係合してテープリール9を磁気テープ8の繰り
出し方向に対してロック状態とする。
【0089】テープカートリッジ1は、リッド開放ガイ
ド溝24から記録再生装置側のリッド駆動部材及びリッ
ドロック解除部材が退出することによって、リッド構体
が初期状態へと復帰動作する。リッド構体は、フロント
リッドスプリング53の弾性力により、フロントリッド
5が支軸部51を支点として、図2において時計方向へ
と回動動作してカートリッジ本体2の前面部を閉塞する
方向に復帰回動する。フロントリッド5は、連結部50
を介してアッパリッド7を復帰動作させる。
【0090】アッパリッド7は、ガイドカム59が係合
するアッパリッドガイド溝43の後方部から前方部へと
移動することにより、上ハーフ4に沿って前方側へとス
ライド動作するとともに、バックリッド6を駆動する。
バックリッド6は、カム凸部56が係合する側面ガイド
リブ17のリッドガイド溝19の上方部から下方部へと
移動することによって、ローディング空間部10を閉塞
する初期位置へと復帰動作する。
【0091】リッドロック機構は、上述した動作によっ
て初期位置へと復帰したフロントリッド5のロックカム
部52にリッドロックレバー71のカム部が相対係合す
ることによって、リッド構体をロック状態に保持する。
テープカートリッジ1は、リッド構体によってカートリ
ッジ本体2の前面部及びローディング空間部10が閉塞
された状態で、リール穴14からリール駆動軸が退出す
る。
【0092】上述した実施例テープカートリッジ1にお
いては、カートリッジ本体2の前面部を除く他の外周部
が互いに突き合わされた下ハーフ3の外周壁11と上ハ
ーフ4の外周壁31とによって閉塞される。また、テー
プカートリッジ1は、ローディング空間部10が互いに
突き合わされた側面ガイドリブ17と側面リブ38及び
外周リブ20と外周リブ39とによって閉塞される。
【0093】そして、テープカートリッジ1は、下ハー
フ3と上ハーフ4とを円滑に組み合わすために下ハーフ
3側の側面ガイドリブ17と上ハーフ4側の外周リブ3
9の両端部との間に設定した“組合せしろ”に起因する
間隙が、外周リブ39の両端部に突設されて側面ガイド
リブ17の外側面部に回り込む係合凸部40によって閉
塞されている。したがって、テープカートリッジ1は、
ローディング空間部10を介して、塵埃等がカートリッ
ジ本体2の内部へ進入することが防止される。したがっ
て、テープカートリッジ1は、カートリッジ本体2の内
部に進入した塵埃等が磁気テープ8の表面に付着して、
ドロップアウト等による情報信号の記録特性を低下させ
るといった不都合の発生が回避される。
【0094】また、テープカートリッジ1は、ローディ
ング空間部10の内側に沿ってテープ終端検出機構のテ
ープ終端検出用の光源69から出射される検出光の光路
が構成されるが、下ハーフ3側の側面ガイドリブ17と
上ハーフ4側の外周リブ39の両端部との間に設定した
“組合せしろ”に起因する間隙からの検出光の漏出或い
は外部光の進入によってテープ終端検出機構に影響を及
ぼすといった不都合の発生が防止され、磁気テープの終
端検出精度の向上が図られる。
【0095】また、上述した実施例テープカートリッジ
1においては、記録再生装置側に設けられた誤装填検出
機構90を構成する誤装填検出部材93に対応して、誤
装填防止部81が設けられたことにより、誤装填検出機
構90によって記録再生装置への差し込み状態の判別が
容易に行われ、記録再生装置に対する誤装填が防止され
る。
【0096】上述したテープカートリッジ1において
は、誤装填防止部81がフロントリッド5の主面部48
の左側縁部に位置して設けられたが、例えば、フロント
リッド5の主面部48の右側縁部に位置して設けられて
も良い。
【0097】なお、本発明は、リッド構体を、フロント
リッド5と、バックリッド6及びアッパリッド7との3
つのリッドによって構成した実施例テープカートリッジ
1以外に、例えばバックリッド6とアッパリッド7とが
一体に形成されて、側面ガイドリブ17に形成したリッ
ドガイド溝19に規制されて動作するように構成したテ
ープカートリッジにも適用される。
【0098】また、本発明は、リッド構体の無いテープ
カートリッジや、8mm幅や1/4インチ幅等の多様な
テープ幅の磁気テープが収納されたテープカートリッジ
にも適用される。
【0099】
【発明の効果】上述したように、本発明に係るテープカ
ートリッジによれば、リッドのいずれか一方の側縁部に
位置して誤装填防止手段が設けられたことにより、記録
再生装置側の誤装填検出手段によって記録再生装置への
差し込み状態の判別の容易化が図られるとともに、記録
再生装置に対する誤装填の防止が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例テープカートリッジを示す
斜視図である。
【図2】同テープカートリッジを示す分解斜視図であ
る。
【図3】同テープカートリッジを示す側面図である。
【図4】同テープカートリッジを示す平面図である。
【図5】同テープカートリッジを示す底面図である。
【図6】同テープカートリッジのカートリッジ本体を構
成する下ハーフにテープリールを組み込んだ状態を示す
平面図である。
【図7】同テープカートリッジのカートリッジ本体を構
成する上ハーフを示す底面図である。
【図8】同テープカートリッジを示す要部拡大斜視図で
ある。
【図9】同テープカートリッジが記録再生装置に正常に
装填された状態を示す要部水平断面図である。
【図10】同テープカートリッジが記録再生装置に表裏
反対に装填された状態を示す要部水平断面図である。
【図11】同テープカートリッジが記録再生装置に前後
反対に装填された状態を示す要部水平断面図である。
【図12】従来のテープカートリッジを示す平面図であ
る。
【図13】従来のテープカートリッジを示す底面図であ
る。
【符号の説明】
1 テープカートリッジ 2 カートリッジ本体 3 下ハーフ 4 上ハーフ 5 フロントリッド 6 バックリッド 7 アッパリッド 8 磁気テープ(テープ状記録媒体) 9 テープリール 81 誤装填防止部(誤装填防止手段) 90 チェンジ装置側の誤装填検出機構(誤装填検出手
段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下ハーフを組み合わせて構成されるカ
    ートリッジ本体と、 カートリッジ本体の内部に回動自在に配設される一対の
    テープリールと、 一方のテープリールから繰り出されて、カートリッジ本
    体の前面部に導かれ、他方のテープリールに巻取られる
    テープ状記録媒体と、 カートリッジ本体の開放された前面部を開閉する少なく
    とも1個のリッドとを備え、 リッドには、いずれか一方の側縁部に位置して、記録再
    生装置側の誤装填検出手段によって記録再生装置に対す
    る差し込み状態が検出される誤装填防止手段が設けられ
    たことを特徴とする記載のテープカートリッジ。
  2. 【請求項2】 誤装填防止手段は、リッドのいずれか一
    方の側縁部に傾斜面が設けられることによって構成され
    ることを特徴とする請求項1に記載のテープカートリッ
    ジ。
JP15680495A 1995-05-31 1995-05-31 テープカートリッジ Withdrawn JPH08329652A (ja)

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