JPH0217863B2 - - Google Patents

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JPH0217863B2
JPH0217863B2 JP56146073A JP14607381A JPH0217863B2 JP H0217863 B2 JPH0217863 B2 JP H0217863B2 JP 56146073 A JP56146073 A JP 56146073A JP 14607381 A JP14607381 A JP 14607381A JP H0217863 B2 JPH0217863 B2 JP H0217863B2
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JP
Japan
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sheet
magnetic sheet
magnetic
head
plate
Prior art date
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JP56146073A
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English (en)
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JPS57113460A (en
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Etsuro Saito
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPS57113460A publication Critical patent/JPS57113460A/ja
Publication of JPH0217863B2 publication Critical patent/JPH0217863B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/32Maintaining desired spacing between record carrier and head, e.g. by fluid-dynamic spacing

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば磁気シートジヤケツト内に収
納された回転磁気シート(以下、単に磁気シート
という。)に所要の情報信号を記録及び/又は再
生するようにしたシートレコーダ装置に関し、特
に、磁気シートに対し安定した状態で情報信号が
記録及び/又は再生し得るようにしたシートレコ
ーダを提案しようとするものである。
〔従来の技術〕
従来、薄い円板状の磁気シートを記録媒体に用
いるシートレコーダ装置では、上記磁気シートを
高速回転させ、そのシートに磁気ヘツドを摺接さ
せながら磁気シートの記録面に対して所要の情報
信号を磁気的に記録・再生を行なうように構成さ
れている。
ところで、上記磁気シートは、たとえば40ミク
ロン程度という極めて薄いシート状に形成されて
いるため裸のままでそれを取扱うと、貴重な情報
が記録されている磁気シートの磁気記録面を損傷
したり汚損してしまうおそれがある。また、その
シートの取扱いや保管・整理整頓に大変不便であ
る。
そこで、この種のシートレコーダ装置では、例
えば第1図Aに示すように、磁気シートジヤケツ
ト筐体1に磁気シート2を収納して成る磁気シー
トジヤケツト3をそのまま装置本体に装着するよ
うにしている。そして、その磁気シート2に所要
の情報信号を磁気記録したり、あるいは再生した
りする場合には、上記磁気シートジヤケツト3の
一部に開設された窓部4内に、第1図Bに示すよ
うに磁気ヘツド5を進出させ、この窓部4内に臨
まれた磁気シート2の磁気記録面2aに上記磁気
ヘツド5を当接させて上記磁気シート2のみを高
速回転させ上記情報信号の記録再生を行うように
している。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のこの種の磁気シート2及びこれを収納す
る磁気シートジヤケツト3のサイズは、比較的大
きく形成されているものであるため、シートジヤ
ケツト筐体1内でこのシート2が高速回転された
ときには、第1図Cに示すように磁気シート2と
シートジヤケツト筐体1を構成する上下両壁1
a,1bの空隙内には高速回転に伴ない同図中に
矢印で例示するような空気流によるエアーフイル
ム層が形成される。さらに、磁気シート2自体が
その回転時の遠心力により、外径方向に対し十分
に張られた状態で維持される。そのため、第1図
Bに示すように磁気シート2に対し磁気記録面2
aと直交する方向より磁気ヘツド5を進出させ、
その磁気記録面2aに対し、磁気ヘツド5を同図
中矢印A方向から所定の圧接力をもつて当接させ
ても、磁気シート2は磁気ヘツド5から離隔する
方向へ逃げてしまつたりするようなことなく、安
定したヘツド摺接状態が容易に得られる。
ところで、磁気シートに対する記録密度の向上
が達成され、磁気シート及びそのシートを収納す
る磁気シートジヤケツトの取扱いの容易化、ある
いはその保管の容易化等を達成するため、この種
の磁気シート及びシートジヤケツトの小型化への
要請が強い。そこで、全体寸法が例えば手の平内
に乗せられる程度の大きさ、例えば一辺が5cm前
後の極小形形状に形成された磁気シートジヤケツ
トが提案されるに及んでいる。しかし、このよう
な磁気シートジヤケツトの全体寸法のみを何んら
の処理を講ずることなくそのまま小型の寸法に形
成してしまうと、たとえば一辺が5cm前後の小型
に形成されたシートジヤケツトでは、そのジヤケ
ツト筐体1内の磁気シート2の寸法はその半径が
わずか2cm前後程度という極めて小サイズとな
る。この小型のシートジヤケツトでは、第1図C
に示したシートジヤケツト筐体1内での効果的な
層流効果、すなわちエアフイルムの形成やシート
2自体の有効な遠心力が得にくくなる。そのた
め、上記小型のシートジヤケツト3内に収納され
た磁気シート2の磁気記録面2aに磁気ヘツド5
を当接させようとすると、その磁気シート2は磁
気ヘツド5と反対側方向に逃げてしまい、磁気シ
ート2対する磁気ヘツド5の安定した摺接状態が
得られなくなつてしまう。高速回転中の磁気シー
ト2と磁気ヘツド5との安定した摺接状態が実現
されないと、信頼性の高い記録・再生を行なうこ
とができなくなる。
そこで、このような問題点を解決するため、シ
ートジヤケツト筐体1を構成する上下両壁1a,
1b間の寸法精度を厳密に設定し、これら両壁1
a,1bにより磁気シート2の位置決めを高精度
に設定するようにすれば良いと考えられる。しか
し、シートジヤケツト筐体1の製造上の寸法のバ
ラツキは回避し難く、これを解決するのは極めて
困難である。仮りに上記ジヤケツト筐体1のバラ
ツキを回避し、その寸法精度を高めようとする
と、主体部分である磁気シート2の製造単価より
も、ジヤケツト筐体1の製造の手間やコストがア
ツプしてしまうという問題点がある。
そこで、本発明は、上述したような問題点の解
消を図り、小型の磁気シートを記録媒体に用いる
ものにあつても、上記磁気シートと磁気ヘツドの
高精度な相対摺接状態を保証し、良好な記録再生
特性をもつて情報信号の記録再生を行い得るシー
トレコーダ装置を提供することを目的に提案され
たものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上述したような目的を達成するた
め、磁気ヘツドをヘツドスライダー上に載置する
とともに該ヘツドスライダーを回転磁気シートの
径方向に移動可能に構成して上記磁気ヘツドによ
り上記回転磁気シート上に情報信号を記録及び/
又は再生するようにしたシートレコーダ装置にお
いて、上記ヘツドスライダーを上記回転磁気シー
トの方向に弾性的に変位する如く弾性体を介して
支持するとともに、上記ヘツドスライダーを弾性
的に受け、上記回転磁気シートの径方向に延長さ
れた案内面を有する案内板を設け、この案内板の
上記案内面により、上記ヘツドスライダーを上記
回転磁気シートの径方向に摺接案内することによ
り、上記回転磁気シートに対する上記磁気ヘツド
の径方向位置に変更しつつ高さ位置を規制するよ
うに構成したものである。
〔作用〕
本発明に係るシートレコーダ装置は、回転磁気
シートの径方向に延長された案内面を有する案内
板の上記案内面にヘツドスライダーを弾性的に当
接支持させて上記回転磁気シートの径方向に摺接
案内することにより、上記ヘツドスライダー上に
載置された磁気ヘツドは回転磁気シートに対する
径方向位置を変更しつつ高さ位置が規制される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。
まず、本発明に係るシートレコーダ装置に装着
される磁気シートジヤケツトの一例を第2図ない
し第7図に基づいて説明する。
本発明装置に用いられる磁気シートジヤケツト
6は、2図及び第3図に示すように、このシート
ジヤケツト6の外筐部を構成するジヤケツト筐体
7内に、回転自在に収納された円板状の磁気シー
ト8に対し、同心円状に多数の磁気記録トラツク
を形成するように、例えば静止画像情報を磁気記
録及び/又は再生するために使用されるものであ
り、磁気シート8の取扱いの容易化、及び磁気シ
ートジヤケツト7の保管・整理整頓の便利化の見
地から、例えば片手の手の平内に容易に入る程度
の大きさに形成されている。
上記シートジヤケツト筐体7内に収納された磁
気シート8は、そのジヤケツト筐体7の一部に形
成した窓部9からそのシート面8aの一部のみが
外部に露出されている。この磁気シート8は第4
図及び第5図に示すように、たとえば40ミクロン
程度の極薄状で、かつ、円板状に形成されてい
る。そして、その中心部分には、後述する回転軸
が嵌挿される嵌挿孔10を有する嵌挿部材11が
一体的に取り付けられている。この嵌挿部材11
は、たとえば合成樹脂材料より形成され、上下一
対のセンターボス12,13を一体的に組み付け
て構成されている。磁気シート8の中心部に形成
された中心孔14の周部は、上記各センターボス
12,13の外周面に環状に突出して形成したフ
ランジ部15,16で挟持され、それら各フラン
ジ部15,16により一体的に保持されている。
なお、この嵌挿部材11の上下の端面には、環状
の金属環17,18が配装されており、この金属
環17,18が、後述するシート回転台19に設
けた環状のマグネツト20に吸着されるようにな
つていいる(第9図参照)。
一方、上記磁気シート8を回転自在に内蔵した
状態で保持するためにシートジヤケツト筐体7
は、第6図に示すように3枚の上板21、中板2
2及び底板23をそれぞれ重ね合わせてこれらを
一体的に接合することにより構成されている。
上記各上板21、中板22及び底板23は、い
ずれも合成樹脂材のごとき材料により薄板状に形
成されており、それらの外周形状は、すべてほぼ
同一形状に形成されている。
前者の上板21の中央部分には、段付穴24が
開設されており、この段付穴24の軸方向下面に
は環状の段部24aが形成されている。また、こ
の上板21の一端側部21aのほぼ中央部分に
は、前記の窓部9を形成するための切欠き凹部2
5が開設されている。なお、この切欠き凹部25
の両側には、磁気シートジヤケツトの位置決め用
の長孔26と小円孔27とが穿設されている。
また、中板22は、第7図に示すように、上記
上板21と底板23との間に介在されてそれらの
間に所定の大きさの磁気シート収納用のシール収
納空隙28を形成するためのものである。そのた
め、この中板22は、磁気シート8が安定した状
態で回転できるように、そのシート8の肉厚より
も充分に厚い肉厚で以つて形成されており、しか
も、その中央部分には、磁気シート8の外径寸法
よりも稍々大きな大円孔29が開設されている。
なお、この中板22の一端側部22aのほぼ中央
部分には、保護腕部30が一体形成されている。
この保護腕部30は、前記上板21の切欠き凹部
25と、後述する底板23の切欠き凹部31とに
より形成される窓部9内に臨まれる磁気シート8
の外径方向の移動に対する保護を行なうためのも
ので、その腕部30の両側には、上述の上板21
の長孔26と小円孔27と同形状の長孔32と小
円孔33とが穿設されている。
後者の底板23は、前述した上板21と表裏が
対称形状となるように、その中央部分には、段付
穴34が開設されており、この段付穴34の軸方
向上面には、環状の段部34aが形成されてい
る。また、この底板23の一端側部23aのほぼ
中央部分には、前記の窓部9を形成するための切
欠き凹部31が開設されている。なお、この切欠
き凹部31の両側にも、長孔35と小円孔36と
が穿設されている。
そこで、これら上板21、中板22及び底板2
3を組み付けてシートジヤケツト筐体7を形成す
るには、まず底板23の切欠き凹部31内に中板
22の保護腕部30が位置するようにして、底板
23上に中板22を重ね合わせ、その後、その中
板22上に、中板22の保護腕部30が上板21
の切欠き凹部25内に位置するようにして、上板
21を重ね合わせ、それらを一体的に接合するこ
とにより行なう。
このようにして形成されたシートジヤケツト筐
体7内に形成されたシート収納空隙28内には、
上述したように磁気シート8が回転自在に内装さ
れるが、この磁気シート8の嵌挿部材11に形成
したフランジ部15,16は、第7図に示すよう
に、上板21及び底板23の各段部24a,34
aにより形成された環状凹部37内に配置され、
また、上記嵌挿部材11の上下の両端外周部3
8,38は、上板21及び底板23の各段付穴2
4,34内に嵌挿した状態で配置されている。ま
た、磁気シート8は、第2図及び第3図に示すよ
うに、上板21と底板23の各切欠き凹部25,
31により形成された窓部9の部分においてのみ
外部に露出されており、この窓部9内に挿入され
る後述の磁気ヘツドを案内板とにそれぞれ対接さ
れ得るように、ジヤケツト筐体7内に内装されて
いる。
次に、第8図以下に示す各図に基づいて上記磁
気シートジヤケツト1が装着される本発明に係る
シートレコーダ装置39の一例について説明す
る。
この装置39は、たとえば第8図に示すよう
に、全体が手の平内に入る程度の大きさに形成さ
れており、その装置39は概ね次に説明するよう
に構成されている。
すなわち、まず、ケース基板40上に回動自在
に配置されたシート回転台19上に、磁気シート
ジヤケツト6を装置し、その後、軸受部41a,
41bを支点として、ケースカバー42を押し倒
すことにより、上記ケース基板40側に配設した
案内板43とケースカバー42側に配設された規
整板44とにより上記シートジヤケツト筐体7内
の磁気シート8を両側から挟持する。そして、こ
の挟持した状態で、シート回転台19に設けた回
転軸45を高速回転することにより、上記磁気ヘ
ツド46を用いて磁気シート8上に、1つの記録
トラツクに1つの静止画情報を同心円状に順次磁
気記録しようとするものである。
そこで、このシートレコーダ装置39のさらに
具体的な構成について以下に説明する。
まず、磁気シートジヤケツト6の外形寸法より
もやや多き目に形成されたケース基板40には、
軸受部41a,41bを介してケースカバー42
が開閉自在に取り付けられており、このケース基
板40上には、磁気シートジヤケツト6内の嵌挿
部材11が載置されるシート回転台19と、磁気
シートジヤケツト6内の磁気シート8に対して例
えば静止画像情報等を記録及び/又は再生するた
めの磁気ヘツド46と、この磁気ヘツド46の磁
気シート8に対する当接状態の安定化を図るため
の案内板43と、磁気ヘツド46を磁気シート8
の半径方向に順次間欠的に移動させるためのヘツ
ド移動操作部47と、回転軸45等を回転駆動す
るための駆動モーター48等が設けられている。
上記ケース基板40の主体部分を構成する板状
主体部40aの両側縁部には、この実施例では、
左右側壁部40b,40cが立上がり折曲形成さ
れている。この各左右側壁部40b,40cの各
一端寄りの部分には、上述したケースカバー取付
用の軸受部41a,41bが形成されている。
一方、ケースカバー42の主体部分を構成する
板状主体部42aの両側部には、左右側壁部42
b,42cが折曲形成されているとともに、これ
らの各一端寄りの部分においてケース基板40と
ケースカバー42とは、枢支軸49により回転自
在に枢支されている。
また、シート回転台19は、上述したように、
前記磁気シートジヤケツト6内の磁気シート8を
載置した状態でこのシート8を高速回転させるた
めのものであるが、このシート回転台19の上端
中央部には、例えば第9図に示すように、磁気シ
ート8の嵌挿部材11に形成した嵌挿孔10内に
嵌合される回転軸45が設けられている。この回
転軸45の基端側の周縁段部50内には、環状マ
グネツト20が配設されている。このマグネツト
20は、前記嵌挿部材11の金属環17又は18
を磁気的に吸着して、この回転軸40と嵌挿部材
11とを一体化するためのものである。また、こ
の回転台19の外周面中途部には、前記駆動モー
タ48の駆動軸48aから掛け回わされた伝達ベ
ルト51を巻装するためのベルトプーリ52が形
成されている。そして、このプーリ52の内周面
とシート回転台19の基端部19aの外周面との
間には、ケース基板40に取り付けられた受台支
持板53の中央部に突出して形成された環状の支
持部53aが介在されており、この環状支持部5
3aと上記プーリ52の内周面との間、及びこの
環状支持部53aと上記基端部19aの外周面と
の間には、それぞれ大小のベアリング54,55
が介在されている。従つて、シート回転台19
は、受台支持板53に対し回転自在に支承されて
いる。
また、上記回転軸45の先端部45aは、第9
図に示すように、シートレコーダ装置39内に磁
気シートジヤケツト6を装着した時、磁気シート
8の中央部に取り付けた嵌挿部材11の嵌挿孔1
0内を貫通して、磁気シートジヤケツト6の上方
に突出されるが、この先端部45aは、後述する
規整板用の取付板56の先端56aが当接係合す
る係合部となる部分である。このような役割をこ
の先端部56aは有しているので、この先端部5
6aには、たとえば第9図に示す球体57のごと
き滑動手段を配装することが好ましい。
なお、磁気シートジヤケツト6内の磁気シート
8の設置高さは、上記シート回転台19の水平段
部19bの高さ位置により決められるようになつ
ている。
次に、磁気シート8に所要の情報信号を記録す
るための磁気ヘツド46は第10図及び第11図
に示すような形状に形成されている。なお、この
図示の例は。3ヘツド方式のものについて例示し
ているがこれに限るものではない。
すなわち、この磁気ヘツド46は、側面がほぼ
コ字状に形成されたヘツドスライダー58の一端
より立上り形成したヘツドチツプ支持部59に、
ヘツドチツプ60を取り付けて形成されている。
また、上記スライダー58の両側縁には、案内板
43との当接摺動部58a,58bが形成されて
おり、また、その下側面58cは、ヘツド移動創
作部47の先端に設けた板バネ61により弾性的
に支持されている。従つて、上記各当接摺動部5
8a,58bは、案内板43に弾性的に圧接され
ている。
一方、案内板43は、磁気シートジヤケツト6
の窓部9内に挿入されて、そのシートジヤケツト
6内の磁気シート8が安定した状態で回転される
ように、それを案内するためのものであるが、こ
の案内板43は、第11図ないし第13図に示す
ように、L字状に連らなる一側垂直部62及び水
平部63とその基端に形成した基端ブロツク64
とから一体形成されており、上記水平部63の上
端面には、磁気シート8をその回転面に対して実
質的に平行となるように案内するためのシート案
内面63aが平滑面状に形成されている。このシ
ート案内面63aは、磁気ヘツド46が磁気シー
ト8に対して当接するヘツド当接部周辺におい
て、そのシート8を下面側から位置規整するため
のものである(第16図A参照)。そのために、
そのシート案内面63aの両側縁部63b,63
cは、円弧状に加工されている。また、水平部6
3の下面側には、前記ヘツドスライダー58の各
当接摺動部58a,58bの上面と相対向して上
記ヘツドスライダー58に支持された磁気ヘツド
46の高さ位置を規制するヘツド案内面63d,
63eが形成されている。この各ヘツド案内面6
3d,63eは、前記シート案内面63aと平行
となつている。さらに、この水平部63の中央部
分には、磁気ヘツド突出用の窓65が貫通して形
成されている。この窓65は、磁気シート8への
磁気記録又は再生のために、第3図に示すように
そのシート8の最内周トラツクT1から最外周ト
ラツクToに亘る全記録トラツクに対してトラツ
キングし得るように、磁気ヘツド46に設けたヘ
ツドチツプ60を案内板43上面に突出させるた
めに開口されたものである。
従つて、上記ヘツド移動操作部47の先端に設
けられた上記板バネ61で上記ヘツドスライダー
58の各当接摺動部58a,58bが上記案内板
43の下面側に設けられるヘツド案内面63d,
63eに圧接されることによつて、上記ヘツドス
ライダー58に支持される磁気ヘツド46の上記
窓65からの突出量が一定に規制される。よつ
て、上記ヘツド移動操作部47の駆動時におい
て、上記ヘツドスライダー58の各当接摺動部5
8a,58bが上記ヘツド案内面63d,63e
に沿つて摺動されることによつて、上記磁気ヘツ
ド46の上記ヘツドチツプ60の上記窓65から
の突出量が一定に保たれ、上記シヤーシ案内面6
3上で回転される磁気シート8への上記ヘツドチ
ツプ60の押圧力が一定に保たれる。
一方、上記案内板43の基端ブロツク64の上
面側には、一対の高さ規制ピン66,66が植立
されている。これら高さ規制ピン66,66は、
上記案内板43のシート案内面63aと、これに
対峙する、後述の規整板44のシート規整面44
aとの間の間隔調整を行なうためのものである
(第13図参照)。
次に、ヘツド移動操作部47は、前述したよう
に、磁気ヘツド46を磁気シート8の半径方向に
間欠的に移動させながらその磁気シート8上に、
その最内周トラツクT1から最外周トラツクTo
置に亘り順次所要の情報を磁気記録するように、
磁気ヘツド46をトラツキング操作させるための
ものである。この図示の例では、ケース基板40
に植立した枢支軸73により回動自在に枢支され
たL字状のヘツド移動アーム67を主体として構
成されており、このヘツド移動アーム67の先端
67aには、前述した板バネ61を介してヘツド
スライダー58が一体的に取り付けられている。
また、このヘツド移動アーム67の基端67b
は、ラチエツト68の一部に植立された係合軸6
9に対して係合されている。上記ラチエツト68
は、ラチエツト軸70のまわりを自由に回動され
るようになつており、また、その外周部に設けら
れたラチエツト部68aは、ラチエツトホイール
71と一体に形成されたピニオン72と噛み合つ
ている。従つて、ラチエツトホイール71を回転
操作すると、ラチエツト68はラチエツト軸70
のまわりを回転し、そのため係合軸69は、この
ラチエツト軸70のまわりを移動するようになつ
ている。従つて、ヘツド移動アーム67は、枢支
軸73のまわりを回動するようになつている。こ
のため、ラチエツトホイール71は、ケース基板
40の外側から容易に回動操作し得るように、た
とえば、その外周縁がケース基板40の外側に突
出されている。
ヘツド移動アーム67の中途部に設けられた引
張りバネ74は、その移動アーム67を枢支軸7
3を中心として、第14図中時計方向に引き戻す
ためのバネである。また、ケース基板40上の所
定位置に植立された2本のジヤケツト位置決めピ
ン75,76は、磁気シートジヤケツト6に設け
られた2つの位置決め孔77,78内に挿入され
て、磁気シートジヤケツト6を所定位置に位置決
めするためのものである。なお、上記位置決め孔
77,78は、上板21、中板22及び底板23
に形成された長孔26,32,35と小円孔2
7,33,36とで形成されている。
一方、ケースカバー42には、規整板44が配
設されているが、この規制板44は、第8図およ
び第13図に示すように、前記案内板43と対峙
するケースカバー42側の位置に配設されてい
る。この実施例では、規整板44は、ケースカバ
ー42の主体部42aに植立した4本の係止ピン
79a,79b,79c及び79dによつて上下
動自在に支持された規整板用の取付板56の下面
に一体的に取り付けられている。
また、このケースカバー42には、基端80a
をケースカバー42に固着した板バネ80が設け
られている。この板バネ80の先端80bは、規
整板44と上記取付板56との間に挿入されてい
る。従つて、この板バネ80の弾性力によつて、
規整板44は係止ピン79a,79b,79c,
79dに沿つて案内板43の方向に弾性付勢され
ている。上記取付板56の先端部56aは、第1
3図に示すように案内板43の先方位置にまで突
出されており、この先端部56aは、前述したよ
うに、回転軸45の先端部45aと係合するよう
になつている。
また、上記規整板44の下端面には、第15図
A,Bに示すような平滑面状のシート規整面44
aが形成されている。この規整面44aは、前述
の案内板43のシート案内面63aとで磁気シー
ト8を上下両側より挟持してそのシート面8aを
上下両側から位置規整するときに、そのシート8
の上下両側面側に、若干の間隙を保持するように
隔設されるものである。この規整面44aを有す
る規整板44の上記案内板43に対する間隔調整
は、取付板56の先端部56aが当接する回転軸
45の先端部45aと、案内板43に植立された
一対の高さ規制ピン66,66との三点を基準と
して行なわれるようになつている。なお、上記シ
ート規整面44aの中央部付近の前記磁気ヘツド
突出用窓65と対峙する位置には、磁気ヘツド4
6が磁気シート8に対して摺接したとき、その磁
気シート8の逃げ部を形成するように、半円状の
凹条部81が形成されている。また、シート規整
面44aの両側縁44b,44cは、円弧状に加
工されている。
そこで、次に、上述したような構成のシートレ
コーダ装置39に磁気シートジヤケツト6を装着
してから、その内部の磁気シート8を回転させる
までの動作について説明する。
まず、第8図に示すように、ケースカバー42
を開いて、磁気シートジヤケツト6をそのケース
カバー42とケース基板40との間に挿入した
後、磁気シートジヤケツト6の2つの位置決め孔
77,78とケース基板40に植立された位置決
めピン75,76とを互いに適合させた状態で、
磁気シートジヤケツト6をケース基板40側に押
し込むと、上記位置決め孔77,78内に位置決
めピン75,76が挿入されると共に、磁気シー
ト8の中央部に取り付けた嵌挿部材11の嵌挿孔
10内にシート回転台19の回転軸45が嵌挿さ
れる。すると、ジヤケツト筐体7の一部に開口形
成した窓部9内に、磁気ヘツド46のヘツドチツ
プ60と案内板43のシート案内面43aとがそ
れぞれ挿入されて、その窓部9内に臨まれている
シート面8aと上記シート案内面63aとが対向
することとなる。
次に、磁気シートジヤケツト6を覆うように前
記ケースカバー42を閉じると、それに取り付け
られた規整板44が磁気シートジヤケツト6に形
成した窓部9内に上方から臨まれる。従つて、第
16図A,Bに示すように、その窓部9内の磁気
シート面8aに上記規整板44のシート規整面4
4aが対接することとなる。このとき、規整板4
4の下面は、第14図Bに示すように、案内板4
3に植立された高さ規制ピン66,66の頭部に
当接係合する一方、この規整板44に取り付けら
れた取付板56の先端部56aは、回転軸45の
先端部45aに当接係合するので、この規整板4
4の案内板43に対する対向間隔位置は、案内板
43側の高さ規制ピン66,66と回転軸45の
先端部45aの三点を基準として正確に設定され
ることとなる。
磁気シート面8aにシート規整面44aが上方
より対接すると、上述したように案内板43のシ
ート案内面63aが下方よりシート面8aと対接
しているので、磁気ヘツド46が磁気シート8に
対して摺接されるシート面8a周辺は、シート規
整面44aとシート案内面63aとにより、上下
の各方向より挟持される。このとき、上記磁気シ
ート8に摺接される磁気ヘツド47は、上記案内
板43の下面側に設けられるヘツド案内面63
d,63eによつて、上記案内板43の窓65よ
りヘツドチツプ60の突出量が規制されているた
め、上記シート案内面63a上の磁気シート8に
対して常に一定した押圧力により摺接される。従
つて、この挟持した状態で、回転軸45を高速回
転して磁気シート8を同方向に高速回転すると、
磁気シート8のシート面8aに対する磁気ヘツド
46の摺接状態は、常に安定した状態となり、こ
のため信頼性の高い記録・再生を行なうことがで
きる。
〔発明の効果〕
本発明に係るシートレコーダ装置は、回転磁気
シートの径方向に延長された案内面を有する案内
板の上記案内面にヘツドスライダーを弾性的に当
接支持させて上記回転磁気シートの径方向に摺接
案内することにより、上記ヘツドスライダー上に
載置された磁気ヘツドは回転磁気シートに対する
径方向位置を変更しつつ高さ位置が規制されてな
るので、上記回転磁気シートを上記シート案内面
と常に平行とした状態で高速回転させることがで
き、回転磁気シートに対し常に安定した状態で所
要の情報信号を記録再生することができ、良好な
記録再生特性を維持できる。そして、案内板の案
内面にヘツドスライダーを弾性的に当接支持させ
て上記ヘツドスライダー上に載置された磁気ヘツ
ドの回転磁気シートに対する径方向位置を変更し
つつ高さ位置を規制してなるので、装置側の機械
的な精度で磁気ヘツドと回転磁気シートとの相対
当接位置の高さ規制を高精度に維持できるので、
シートジヤケツトを製造する上で生ずる精度維持
が容易となる。さらにまた、磁気ヘツドが載置さ
れるヘツドスライダー部分の機構設計が容易とな
り、組立てが容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは従来の磁気シートジヤケツトを示す
裏面側の外観斜視図、第1図Bは磁気ヘツドと磁
気シートとの摺接状態を示す一部概略側面図であ
り、第1図Cは上記磁気シートジヤケツトを切欠
き拡大して示す断面図である。第2図は本発明に
装着される磁気シートジヤケツトの一実施例を示
す外観斜視図、第3図は同じくその磁気シートジ
ヤケツトを示す平面図、第4図は磁気シートを示
す斜視図、第5図は同じく上記第4図に示した磁
気シートの断面図、第6図はジヤケツト筐体の分
解斜視図、第7図は磁気シートジヤケツトの断面
図である。第8図は本発明に係るシートレコーダ
装置の概略外観斜視図、第9図はシート回転台上
に磁気シートジヤケツトを載置した状態を一部省
略して示す拡大断面図、第10図は磁気ヘツド部
分の拡大斜視図、第11図は磁気ヘツドと案内板
との関係を示す一部破断拡大正面図、第12図は
案内板を示す正面図である。第13図は規制板と
案内板との相対関係を示す要部拡大斜視図、第1
4図はヘツド移動操作部を説明するための概略平
面図、第15図Aは規整板を下側から見た状態を
示す拡大斜視図、第15図Bは上記規整板の正面
図である。第16図Aは磁気シートを規整板と案
内板とで挟持した状態を横断して示す要部拡大正
面図、第16図Bは上記第16図Aと同じ部分を
縦断して示す要部拡大側面図である。 6……磁気シートジヤケツト、7……シートジ
ヤケツト筐体、8……磁気シート、9……窓部、
39……シートレコーダ装置、43……案内板、
46……磁気ヘツド、47……ヘツド移動操作
部、58…ヘツドスライダー、61……板バネ、
64d,63e……ヘツド案内面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 磁気ヘツドをヘツドスライダー上に載置する
    とともに該ヘツドスライダーを回転磁気シートの
    径方向に移動可能に構成して上記磁気ヘツドによ
    り上記回転磁気シート上に情報信号を記録及び/
    又は再生するようにしたシートレコーダ装置にお
    いて、上記ヘツドスライダーを上記回転磁気シー
    トの方向に弾性的に変位する如く弾性体を介して
    支持するとともに、上記ヘツドスライダーを弾性
    的に受け、上記回転磁気シートの径方向に延長さ
    れた案内面を有する案内板を設け、この案内板の
    上記案内面により、上記ヘツドスライダーを上記
    回転磁気シートの径方向に摺接案内することによ
    り、上記回転磁気シートに対する上記磁気ヘツド
    の径方向位置を変更しつつ高さ位置を規制するよ
    うに構成してなるシートレコーダ装置。
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JPS5680853A (en) * 1979-12-05 1981-07-02 Nec Corp Disk separator

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