JPH0743827Y2 - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
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- JPH0743827Y2 JPH0743827Y2 JP1987199242U JP19924287U JPH0743827Y2 JP H0743827 Y2 JPH0743827 Y2 JP H0743827Y2 JP 1987199242 U JP1987199242 U JP 1987199242U JP 19924287 U JP19924287 U JP 19924287U JP H0743827 Y2 JPH0743827 Y2 JP H0743827Y2
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/02—Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
- G11B23/04—Magazines; Cassettes for webs or filaments
- G11B23/08—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
- G11B23/087—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
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- G11B23/08785—Envelopes
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、８ミリビデオテープレコーダ等に用いる映像
信号や音声信号の記録再生に使用して好適なテープカセ
ットに関する。
信号や音声信号の記録再生に使用して好適なテープカセ
ットに関する。
本考案は８ミリビデオテープレコーダ等に用いる映像信
号や音声信号の記録再生に使用して好適なテープカセッ
トに関し、カセット内に並設された供給リール及び巻取
リール間で、カセット前面寄り底面に、投光部挿入孔を
設け、このカセットの両側壁にこの投光部挿入孔に挿入
される発光素子よりの光を通過させる受光窓孔を具備す
ると共に、カセット上面に供給リール及び巻取りリール
を透視するための透明部を一体に成形したテープカセッ
トに於いて、少くとも投光部挿入孔の壁部の一部に、カ
セット上面の透明部から連続した透明部を一体に設け、
塵埃等の侵入を防止して磁気テープに発生する錆等を抑
えることのできるカセットを容易に製造できる様にした
ものである。
号や音声信号の記録再生に使用して好適なテープカセッ
トに関し、カセット内に並設された供給リール及び巻取
リール間で、カセット前面寄り底面に、投光部挿入孔を
設け、このカセットの両側壁にこの投光部挿入孔に挿入
される発光素子よりの光を通過させる受光窓孔を具備す
ると共に、カセット上面に供給リール及び巻取りリール
を透視するための透明部を一体に成形したテープカセッ
トに於いて、少くとも投光部挿入孔の壁部の一部に、カ
セット上面の透明部から連続した透明部を一体に設け、
塵埃等の侵入を防止して磁気テープに発生する錆等を抑
えることのできるカセットを容易に製造できる様にした
ものである。
従来のリールツウリール型テープカセットの磁気テープ
エンド検出はカセット内に並設した供給リール及び巻取
リールに夫々透明なリーダテープ及びトレーラテープの
一端を固定し、このリーダテープ及びトレーラテープ間
に磁気テープを介在させ、供給又は巻取リールに巻回
し、この透明なリーダテープ及びトレーラテープに光を
透過又は反射させ、この透過光又は反射光を検出して磁
気テープの始端又は終端を検出していた。
エンド検出はカセット内に並設した供給リール及び巻取
リールに夫々透明なリーダテープ及びトレーラテープの
一端を固定し、このリーダテープ及びトレーラテープ間
に磁気テープを介在させ、供給又は巻取リールに巻回
し、この透明なリーダテープ及びトレーラテープに光を
透過又は反射させ、この透過光又は反射光を検出して磁
気テープの始端又は終端を検出していた。
特にビデオ信号の記録，再生に用いるカセットとして、
上述の透過光を用いるものが実公昭55-40618号公報に開
示されている。この公報に示されたテープカセットはカ
セットリール内に並設した供給リール及び巻取リール間
でカセットの前面寄り底部に、投光部挿入孔を設け、こ
のカセット両側壁に投光部挿入孔に挿入される発光素子
よりの光を通過させる受光窓孔を設け、リーダテープ又
はトレーラテープが上述の受光窓孔が対向しているとき
は発光素子よりの光が受光窓孔近傍に設けた受光素子の
受光面に入射し、磁気テープが受光窓孔に接していると
きは発光素子からの光が遮断されることで磁気テープの
始端又は終端を検出していた。
上述の透過光を用いるものが実公昭55-40618号公報に開
示されている。この公報に示されたテープカセットはカ
セットリール内に並設した供給リール及び巻取リール間
でカセットの前面寄り底部に、投光部挿入孔を設け、こ
のカセット両側壁に投光部挿入孔に挿入される発光素子
よりの光を通過させる受光窓孔を設け、リーダテープ又
はトレーラテープが上述の受光窓孔が対向しているとき
は発光素子よりの光が受光窓孔近傍に設けた受光素子の
受光面に入射し、磁気テープが受光窓孔に接していると
きは発光素子からの光が遮断されることで磁気テープの
始端又は終端を検出していた。
上述の如きテープカセット構造では磁気テープとしてメ
タルテープ特に金属薄膜としてバインダを用いない蒸着
テープ等を用いたカセットを長期間保存させて置くと、
上述のカセット両側面に形成した受光窓孔及び投光部挿
入孔から侵入した塵埃，粉塵，大気中に含まれた蒸着テ
ープ面を侵すガス等で磁気テープ表面に塵埃が付着する
だけでなく、特に蒸着テープでは錆が発生する弊害があ
った。
タルテープ特に金属薄膜としてバインダを用いない蒸着
テープ等を用いたカセットを長期間保存させて置くと、
上述のカセット両側面に形成した受光窓孔及び投光部挿
入孔から侵入した塵埃，粉塵，大気中に含まれた蒸着テ
ープ面を侵すガス等で磁気テープ表面に塵埃が付着する
だけでなく、特に蒸着テープでは錆が発生する弊害があ
った。
勿論、上述の従来のテープカセットでは不使用状態で長
期間保存する時には開閉蓋を設けて露出したテープに塵
埃が付着するのを防止する様にし、且つカセット両側壁
に設けた受光窓孔も開閉蓋で塞ぐ様にされているが、こ
の様な構成では錆の発生を完全に防止することが出来な
かった。
期間保存する時には開閉蓋を設けて露出したテープに塵
埃が付着するのを防止する様にし、且つカセット両側壁
に設けた受光窓孔も開閉蓋で塞ぐ様にされているが、こ
の様な構成では錆の発生を完全に防止することが出来な
かった。
本考案は叙上の欠点に鑑みなされたもので、その目的と
するところはカセット内の密閉性を向上させ粉塵，塵
埃，並びに空気中に含まれるガス等がカセット内に侵入
するのを防止して、磁気テープ表面に錆の発生するのを
防止すると共に、磁気テープにドロップアウト部分が発
生せず、磁気ヘッドの目づまりを生じない様にしたテー
プカセットを提供しようとするものである。
するところはカセット内の密閉性を向上させ粉塵，塵
埃，並びに空気中に含まれるガス等がカセット内に侵入
するのを防止して、磁気テープ表面に錆の発生するのを
防止すると共に、磁気テープにドロップアウト部分が発
生せず、磁気ヘッドの目づまりを生じない様にしたテー
プカセットを提供しようとするものである。
本考案のテープカセットは、例えば第１図及び第２図に
示す如く、カセット匣体（２）内に並設された供給リー
ル（3a）及び巻取リール（3b）間で、カセット前面寄り
底面に、投光部挿入孔（23）を設け、このカセット匣体
（２）の両側壁にこの投光部挿入孔（23）に挿入される
発光素子よりの光を通過させる受光窓孔（11a）を具備
すると共に、カセット上面に供給リール（3a）及び巻取
りリール（3b）を透視するための透明部（８）を一体に
成形したテープカセットに於いて、少くとも投光部挿入
孔（23）の壁部（12）の一部に、カセット上面の透明部
（８）から連続した透明部（13）を一体に設けたもので
ある。
示す如く、カセット匣体（２）内に並設された供給リー
ル（3a）及び巻取リール（3b）間で、カセット前面寄り
底面に、投光部挿入孔（23）を設け、このカセット匣体
（２）の両側壁にこの投光部挿入孔（23）に挿入される
発光素子よりの光を通過させる受光窓孔（11a）を具備
すると共に、カセット上面に供給リール（3a）及び巻取
りリール（3b）を透視するための透明部（８）を一体に
成形したテープカセットに於いて、少くとも投光部挿入
孔（23）の壁部（12）の一部に、カセット上面の透明部
（８）から連続した透明部（13）を一体に設けたもので
ある。
本考案に依れば、発光素子からの光が投光部挿入孔（2
3）の壁部（12）の透明部（13）を介して受光窓孔（11
a）に届き、磁気テープの始端及び終端の検出が行われ
る。そして、この透明部（13）により投光部投入孔（2
3）の壁部（12）が塞がれているので、カセット匣体
（２）内の密閉性が高められ、塵埃等の侵入が防止され
ると共に、この透明部（13）がカセット上面の透明部
（８）から連続しているので容易にカセット匣体（２）
を成形することができる。
3）の壁部（12）の透明部（13）を介して受光窓孔（11
a）に届き、磁気テープの始端及び終端の検出が行われ
る。そして、この透明部（13）により投光部投入孔（2
3）の壁部（12）が塞がれているので、カセット匣体
（２）内の密閉性が高められ、塵埃等の侵入が防止され
ると共に、この透明部（13）がカセット上面の透明部
（８）から連続しているので容易にカセット匣体（２）
を成形することができる。
以下、図面を参照しながら本考案のテープカセットの実
施例を説明する。
施例を説明する。
第３図において（１）はテープカセット、本例において
はいわゆる8mmビデオテープレコーダ用テープカセット
を全体として示し、（２）はカセット匣体で、このカセ
ット匣体（２）は不透明な樹脂材、例えば、ABS樹脂に
より成る上下ハーフ（2a）と（2b）を合体して構成され
ている。（3a）（3b）はこのカセット匣体（２）の上下
ハーフ（2a）（2b）内に収納される一対のリールハブ
で、このリールハブ（3a）（3b）に磁気テープ（４）が
巻装されている。また（5a）（5b）はリールハブ（3a）
（3b）がガタつかないようにこれを押圧しているリール
押えバネである。リールハブ（3a）（3b）に巻装される
磁気テープ（４）は、テープガイドを介してカセット匣
体（２）の前面部に導出されるも、この前面のテープ導
出部はカセット匣体（２）の前部に回動可能に取付けら
れる前面蓋（６）によって閉塞されており、テープカセ
ットの使用時においては前面蓋（６）が開き方向に回動
されることによって、カセット匣体（２）の前面に磁気
テープ（４）が表出される如くなされている。
はいわゆる8mmビデオテープレコーダ用テープカセット
を全体として示し、（２）はカセット匣体で、このカセ
ット匣体（２）は不透明な樹脂材、例えば、ABS樹脂に
より成る上下ハーフ（2a）と（2b）を合体して構成され
ている。（3a）（3b）はこのカセット匣体（２）の上下
ハーフ（2a）（2b）内に収納される一対のリールハブ
で、このリールハブ（3a）（3b）に磁気テープ（４）が
巻装されている。また（5a）（5b）はリールハブ（3a）
（3b）がガタつかないようにこれを押圧しているリール
押えバネである。リールハブ（3a）（3b）に巻装される
磁気テープ（４）は、テープガイドを介してカセット匣
体（２）の前面部に導出されるも、この前面のテープ導
出部はカセット匣体（２）の前部に回動可能に取付けら
れる前面蓋（６）によって閉塞されており、テープカセ
ットの使用時においては前面蓋（６）が開き方向に回動
されることによって、カセット匣体（２）の前面に磁気
テープ（４）が表出される如くなされている。
（７）は上ハーフ（2a）の上面部の略中央部に形成され
るラベルエリアで、このラベルエリア（７）は上ハーフ
（2a）の上面部の基準面より僅かに引込んだ低い面に形
成されており、この部分に記録内容を記したラベルが貼
着される。
るラベルエリアで、このラベルエリア（７）は上ハーフ
（2a）の上面部の基準面より僅かに引込んだ低い面に形
成されており、この部分に記録内容を記したラベルが貼
着される。
そしてこのラベルエリア（７）と接して上ハーフ（2a）
の上面部の後半部には窓部（８）が形成されており、こ
の窓部（８）を介してリールハブ（3a）（3b）に巻装さ
れている磁気テープ（４）の略全部を目視できるように
成されている。
の上面部の後半部には窓部（８）が形成されており、こ
の窓部（８）を介してリールハブ（3a）（3b）に巻装さ
れている磁気テープ（４）の略全部を目視できるように
成されている。
尚、カセット匣体（２）内には、さらに後述するテープ
エンド検出用の部材やリール押えバネ（5a）（5b）の取
付基部，リールブレーキ部材等が構成されているも、こ
れらの部材は不透明材により成る上ハーフ（2a）の本体
部によって隠される部分に配置されており、外部からは
目視できない。
エンド検出用の部材やリール押えバネ（5a）（5b）の取
付基部，リールブレーキ部材等が構成されているも、こ
れらの部材は不透明材により成る上ハーフ（2a）の本体
部によって隠される部分に配置されており、外部からは
目視できない。
以上のように構成されるテープカセットにおいて、窓部
（８）は次のようにして形成されている。
（８）は次のようにして形成されている。
即ち、上ハーフ（2a）の上面部の後側半部は、上ハーフ
（2a）の本体部にアクリル樹脂等の透明材（９）を積層
二色成形方法により積層して二層構造とした積層部（1
0）と成されている。この積層二色成形方法は、例えば
特開昭54-22481号公報に記載されているように、第１の
金型と第２の金型との間の空間に樹脂を充填して第１の
色の部分を成形させた後、一方の金型だけを別の金型に
取り替えて、第１の色の部分の上に別の色の樹脂（本例
の場合には透明な樹脂）を充填して、第２の色の部分を
積層成形させるようにしたものである。そしてこの積層
部（10）においては、一部分が透明材（９）のみで形成
されおり、この部分が窓部（８）と成されている。
（2a）の本体部にアクリル樹脂等の透明材（９）を積層
二色成形方法により積層して二層構造とした積層部（1
0）と成されている。この積層二色成形方法は、例えば
特開昭54-22481号公報に記載されているように、第１の
金型と第２の金型との間の空間に樹脂を充填して第１の
色の部分を成形させた後、一方の金型だけを別の金型に
取り替えて、第１の色の部分の上に別の色の樹脂（本例
の場合には透明な樹脂）を充填して、第２の色の部分を
積層成形させるようにしたものである。そしてこの積層
部（10）においては、一部分が透明材（９）のみで形成
されおり、この部分が窓部（８）と成されている。
この窓部（８）は、両リールハブ（3a）（3b）に対応し
て、このリールハブ（3a）（3b）に巻回される磁気テー
プ（４）の最大径と略等しい径の円周形状に形成されて
いる。
て、このリールハブ（3a）（3b）に巻回される磁気テー
プ（４）の最大径と略等しい径の円周形状に形成されて
いる。
そして、本例のテープカセット（１）に装填される磁気
テープ（４）は、一端及び他端が透明なリールテープ及
びトレーラテープとなっていて、このリーダテープ及び
トレーラテープを検出するために投光部挿入孔及び受光
窓孔がカセット匣体（２）に設けてある。即ち、下ハー
フ（2b）の底面のカセット前面寄り中央に投光部挿入孔
（23）（第２図参照）が設けてあり、上ハーフ（2a）の
外周を囲む側壁（11）の左端及び右端に夫々受光窓孔
（11a）（第１図参照）が設けてある。そして本例にお
いては第２図に示す如く、この投光部挿入孔（23）を臨
む位置の上下のハーフ（2a）（2b）に、略環状の壁部
（12）及び（22）が一体に成形してある。この上ハーフ
（2a）の環状の壁部（12）は、カセットの左側面寄り及
び右側面寄りの２箇所に透明材（９）よりなる透明部
（13）が設けてあり、他の部分は上述した不透明な樹脂
材よりなり、この夫々の透明部（13）は上ハーフ（2a）
の上面部の透明材（９）よりなる窓部（８）と、これよ
りカセット内方に突出した連結用突起（14）を介して連
続している。このため、この透明部（13）は窓部（８）
の成形時に一体に成形される。なお本例の場合、夫々の
透明部（13）の下ハーフ（2b）寄りの下端部（13a）
は、壁部（12）の不透明部よりも下方に突出している。
また、上ハーフ（2a）の壁部（12）に隣接して、下ハー
フ（2b）との固定時の位置決め用としてのガイド棒（1
6）が植立してある。さらに、上ハーフ（2a）の上面内
側の窓部（８）と前面寄りの不透明部との境界には、補
強用リブ（15）が設けてある。
テープ（４）は、一端及び他端が透明なリールテープ及
びトレーラテープとなっていて、このリーダテープ及び
トレーラテープを検出するために投光部挿入孔及び受光
窓孔がカセット匣体（２）に設けてある。即ち、下ハー
フ（2b）の底面のカセット前面寄り中央に投光部挿入孔
（23）（第２図参照）が設けてあり、上ハーフ（2a）の
外周を囲む側壁（11）の左端及び右端に夫々受光窓孔
（11a）（第１図参照）が設けてある。そして本例にお
いては第２図に示す如く、この投光部挿入孔（23）を臨
む位置の上下のハーフ（2a）（2b）に、略環状の壁部
（12）及び（22）が一体に成形してある。この上ハーフ
（2a）の環状の壁部（12）は、カセットの左側面寄り及
び右側面寄りの２箇所に透明材（９）よりなる透明部
（13）が設けてあり、他の部分は上述した不透明な樹脂
材よりなり、この夫々の透明部（13）は上ハーフ（2a）
の上面部の透明材（９）よりなる窓部（８）と、これよ
りカセット内方に突出した連結用突起（14）を介して連
続している。このため、この透明部（13）は窓部（８）
の成形時に一体に成形される。なお本例の場合、夫々の
透明部（13）の下ハーフ（2b）寄りの下端部（13a）
は、壁部（12）の不透明部よりも下方に突出している。
また、上ハーフ（2a）の壁部（12）に隣接して、下ハー
フ（2b）との固定時の位置決め用としてのガイド棒（1
6）が植立してある。さらに、上ハーフ（2a）の上面内
側の窓部（８）と前面寄りの不透明部との境界には、補
強用リブ（15）が設けてある。
そして、下ハーフ（2b）の投光部挿入孔（23）のまわり
に設けられた壁部（22）は、下ハーフ（2b）の外周を囲
む側壁（21）から連続して成形され、上ハーフ（2a）側
の透明部（13）の下端部（13a）の突出に対応した切欠
き部（22a）が２箇所に設けてある。また、上ハーフ（2
a）のガイド棒（16）に対応した位置にガイド棒収納部
（24）がこの壁部（22）に連続して設けてあり、このガ
イド棒収納部（24）の中央にガイド棒挿入孔（24a）を
有する。
に設けられた壁部（22）は、下ハーフ（2b）の外周を囲
む側壁（21）から連続して成形され、上ハーフ（2a）側
の透明部（13）の下端部（13a）の突出に対応した切欠
き部（22a）が２箇所に設けてある。また、上ハーフ（2
a）のガイド棒（16）に対応した位置にガイド棒収納部
（24）がこの壁部（22）に連続して設けてあり、このガ
イド棒収納部（24）の中央にガイド棒挿入孔（24a）を
有する。
そして、上ハーフ（2a）を下ハーフ（2b）に接合すると
きには、ガイド棒（16）をガイド棒挿入孔（24a）に挿
入することで、上ハーフ（2a）の側壁（11）と下ハーフ
（2b）の側壁（21）とが当接し、内部に磁気テープ
（４）等を収納する空間が形成される。このとき、上ハ
ーフ（2a）の壁部（12）の透明部（13）の下端（13a）
が、下ハーフ（2b）の壁部（22）の切欠き部（22a）に
嵌合し、上下の壁部（12）及び（22）が一体となる。こ
のため、投光部挿入孔（23）の内部は、壁部（12）及び
（22）によりカセット匣体（２）の磁気テープ収納部と
は仕切られた空間となる。
きには、ガイド棒（16）をガイド棒挿入孔（24a）に挿
入することで、上ハーフ（2a）の側壁（11）と下ハーフ
（2b）の側壁（21）とが当接し、内部に磁気テープ
（４）等を収納する空間が形成される。このとき、上ハ
ーフ（2a）の壁部（12）の透明部（13）の下端（13a）
が、下ハーフ（2b）の壁部（22）の切欠き部（22a）に
嵌合し、上下の壁部（12）及び（22）が一体となる。こ
のため、投光部挿入孔（23）の内部は、壁部（12）及び
（22）によりカセット匣体（２）の磁気テープ収納部と
は仕切られた空間となる。
次に、本例のテープカセット（１）をビデオテープレコ
ーダに装着してテープの始端及び終端を検出する際の動
作について説明すると、まず第１図に示す如く、このテ
ープカセット（１）の底面の投光部挿入孔（23）から、
ビデオテープレコーダ側に配置された発光素子Ｌを挿入
し、テープカセット（１）の左端及び右端の受光窓孔
（11a）に近接して受光素子（図示せず）を配置する。
このようにすることで、発光素子Ｌからの光ｌが、壁部
（12）の透明部（13）を介してカセット内の磁気テープ
（４）に照射され、磁気テープ（４）が始端又は終端で
透明なリーダテープ又はトレーラテープとなっている箇
所になると、照射された光ｌがこのテープを透過して受
光窓孔（11a）に届く。このため、受光窓孔（11a）に近
接して配した受光素子がこのテープの透過光を検出し、
テープが始端又は終端であることを検出する。
ーダに装着してテープの始端及び終端を検出する際の動
作について説明すると、まず第１図に示す如く、このテ
ープカセット（１）の底面の投光部挿入孔（23）から、
ビデオテープレコーダ側に配置された発光素子Ｌを挿入
し、テープカセット（１）の左端及び右端の受光窓孔
（11a）に近接して受光素子（図示せず）を配置する。
このようにすることで、発光素子Ｌからの光ｌが、壁部
（12）の透明部（13）を介してカセット内の磁気テープ
（４）に照射され、磁気テープ（４）が始端又は終端で
透明なリーダテープ又はトレーラテープとなっている箇
所になると、照射された光ｌがこのテープを透過して受
光窓孔（11a）に届く。このため、受光窓孔（11a）に近
接して配した受光素子がこのテープの透過光を検出し、
テープが始端又は終端であることを検出する。
そして本例のテープカセットによると、このテープの始
端及び終端検出用の投光部挿入孔（23）の壁部（12）に
透明部（13）を設け、この挿入孔（23）の内部をカセッ
ト匣体（２）のテープ収納部と仕切られた空間としてあ
るので、カセット匣体（２）の内部の密閉性が高く、こ
の投光部挿入孔（23）からカセット匣体（２）の内部に
塵埃等が侵入するのが防止され、錆の発生等の磁気テー
プの変質が防止され、ドロップアウトの発生が阻止され
る。そして本例においては、この投光部挿入孔（23）の
壁部（12）の透明部（13）を、積層二色成形方法により
不透明部と一体化される上ハーフ（2a）の上面の窓部
（８）と一体に成形されるようにしているので、この窓
部（８）の成形時に同時に樹脂成形される。このため、
透明部（13）を別部品とする場合に比べ、部品点数が減
り、簡単な構成となる。また、この透明部（13）は窓部
（８）と、これよりカセット内方に突出した連結用突起
（14）を介して連結してあるので、樹脂成形時には窓部
（８）を成形するためのゲートから透明部（13）まで樹
脂が注入される。このため、透明な樹脂を注入するため
のゲートが一箇所だけでよく、成形装置の構成が簡単に
なるとともに、連結用突起（14）をカセット内方に突出
して形成してあるので連結部の強度が強くなる。
端及び終端検出用の投光部挿入孔（23）の壁部（12）に
透明部（13）を設け、この挿入孔（23）の内部をカセッ
ト匣体（２）のテープ収納部と仕切られた空間としてあ
るので、カセット匣体（２）の内部の密閉性が高く、こ
の投光部挿入孔（23）からカセット匣体（２）の内部に
塵埃等が侵入するのが防止され、錆の発生等の磁気テー
プの変質が防止され、ドロップアウトの発生が阻止され
る。そして本例においては、この投光部挿入孔（23）の
壁部（12）の透明部（13）を、積層二色成形方法により
不透明部と一体化される上ハーフ（2a）の上面の窓部
（８）と一体に成形されるようにしているので、この窓
部（８）の成形時に同時に樹脂成形される。このため、
透明部（13）を別部品とする場合に比べ、部品点数が減
り、簡単な構成となる。また、この透明部（13）は窓部
（８）と、これよりカセット内方に突出した連結用突起
（14）を介して連結してあるので、樹脂成形時には窓部
（８）を成形するためのゲートから透明部（13）まで樹
脂が注入される。このため、透明な樹脂を注入するため
のゲートが一箇所だけでよく、成形装置の構成が簡単に
なるとともに、連結用突起（14）をカセット内方に突出
して形成してあるので連結部の強度が強くなる。
なお、本考案は上述実施例に限らず、本考案の要旨を逸
脱することなく、その他種々の構成が取り得ることは勿
論である。
脱することなく、その他種々の構成が取り得ることは勿
論である。
本考案のテープカセットに依ると、投光部挿入孔の内部
が透明部を有する壁部により塞がれているので、塵埃等
の侵入が防止されると共に、この透明部をカセット上面
の透明部と一体に成形するようにしたので、容易に製造
することができる利益がある。
が透明部を有する壁部により塞がれているので、塵埃等
の侵入が防止されると共に、この透明部をカセット上面
の透明部と一体に成形するようにしたので、容易に製造
することができる利益がある。
第１図は本考案のテープカセットの一実施例を示す上ハ
ーフの平面図、第２図は一実施例の要部を示す分解斜視
図、第３図は一実施例の全体の斜視図である。 （２）はカセット匣体、（2a）は上ハーフ、（８）は窓
部、（12）は壁部、（13）は透明部、（14）は連結用突
起、（23）は投光部挿入孔である。
ーフの平面図、第２図は一実施例の要部を示す分解斜視
図、第３図は一実施例の全体の斜視図である。 （２）はカセット匣体、（2a）は上ハーフ、（８）は窓
部、（12）は壁部、（13）は透明部、（14）は連結用突
起、（23）は投光部挿入孔である。
Claims (1)
- 【請求項１】不透明な材料で形成されたカセット内に並
設された供給リール及び巻取リール間で、カセット前面
寄り底面に、投光部挿入孔を設け、該カセットの両側壁
に該投光部挿入孔に挿入される発光素子よりの光を通過
させる受光窓孔を具備すると共に、 カセット上面に上記供給リール及び巻取リールを透視す
るための上記投光部挿入孔から所定距離隔てた位置に透
明部を一体に成形したテープカセットに於いて、 少なくとも上記投光部挿入孔の壁部の一部に、上記カセ
ット上面透明部から上記不透明カセット内面に沿った細
い接続部を介して連続した透明部を一体に設け、 上記接続部は、上記供給リール及び巻取リールを透視す
るための透明部の内面よりもカセット内方に突出してい
る ことを特徴とするテープカセット。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987199242U JPH0743827Y2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | テープカセット |
| EP88312019A EP0323100B1 (en) | 1987-12-29 | 1988-12-19 | Tape cassette |
| DE3889093T DE3889093T2 (de) | 1987-12-29 | 1988-12-19 | Bandkassette. |
| KR1019880017204A KR890010895A (ko) | 1987-12-29 | 1988-12-22 | 테이프 카세트 |
| KR2019880035534U KR0132171Y1 (ko) | 1987-12-29 | 1988-12-22 | 테이프 카세트 |
| US07/636,564 US5075810A (en) | 1987-12-29 | 1991-01-07 | Tape cassette with sealed light aperture |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987199242U JPH0743827Y2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | テープカセット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01107086U JPH01107086U (ja) | 1989-07-19 |
| JPH0743827Y2 true JPH0743827Y2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=16404529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987199242U Expired - Lifetime JPH0743827Y2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | テープカセット |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5075810A (ja) |
| EP (1) | EP0323100B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0743827Y2 (ja) |
| KR (2) | KR890010895A (ja) |
| DE (1) | DE3889093T2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5114092A (en) * | 1991-01-10 | 1992-05-19 | Paul J. Gelardi | Low cost video cassette |
| JPH0447576A (ja) * | 1990-06-15 | 1992-02-17 | Sony Corp | テープカセット |
| JP3208803B2 (ja) * | 1991-05-20 | 2001-09-17 | ソニー株式会社 | 物品の射出成形法、射出成形装置及びそれに用いる成形型体並びに磁気テープ用カセットハーフ |
| EP0518433B1 (en) * | 1991-06-14 | 1997-05-14 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Cassette provided with magnetic tape on two coplanar reels |
| US5362172A (en) * | 1992-08-31 | 1994-11-08 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Press fit assembly boss for diskettes |
| JPH08241577A (ja) * | 1995-03-03 | 1996-09-17 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気ディスクカートリッジ |
| US6385001B1 (en) | 1999-03-08 | 2002-05-07 | Exabyte Corporation | Media identification for magnetic tape drive |
Family Cites Families (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3615155A (en) * | 1969-03-26 | 1971-10-26 | Emery Gelbman | Recording tape cartridge |
| DE2445751A1 (de) * | 1974-09-25 | 1976-04-15 | Compur Werk Gmbh & Co | Tonaufnahme- und wiedergabegeraet |
| EP0090573B1 (en) * | 1982-03-23 | 1986-08-06 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Tape cassette |
| JPS58170075U (ja) * | 1982-05-06 | 1983-11-12 | 第一精工株式会社 | ビデオ用テ−プカセツト |
| JPS5966977U (ja) * | 1982-10-28 | 1984-05-07 | 株式会社東芝 | ビデオテ−プレコ−ダのテ−プカセツト |
| US4740857A (en) * | 1983-07-25 | 1988-04-26 | Victor Company Of Japan, Limited | Tinted tape cassette having an optical tape sensing construction |
| JPS6080390U (ja) * | 1983-10-21 | 1985-06-04 | カシオ計算機株式会社 | 小型電子機器の報音装置 |
| JPS6089678U (ja) * | 1983-11-25 | 1985-06-19 | ソニー株式会社 | テ−プカセツト |
| JPS60111571U (ja) * | 1983-12-29 | 1985-07-29 | ソニー株式会社 | テ−プカセツト |
| DE3408694A1 (de) * | 1984-03-09 | 1985-09-12 | Jürgen 8750 Aschaffenburg Fischer | Videokassette |
| DE3416481A1 (de) * | 1984-05-04 | 1985-11-07 | Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen | Lichtkanalabdeckung fuer eine endabschaltvorrichtung eines kassettenmagnetbandes |
| JPS6173290A (ja) * | 1984-09-17 | 1986-04-15 | Sony Corp | テ−プカセツト |
| JPS61192095A (ja) * | 1985-02-20 | 1986-08-26 | Toshiba Corp | テ−プカセツト |
-
1987
- 1987-12-29 JP JP1987199242U patent/JPH0743827Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-12-19 DE DE3889093T patent/DE3889093T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1988-12-19 EP EP88312019A patent/EP0323100B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-12-22 KR KR1019880017204A patent/KR890010895A/ko not_active Application Discontinuation
- 1988-12-22 KR KR2019880035534U patent/KR0132171Y1/ko active
-
1991
- 1991-01-07 US US07/636,564 patent/US5075810A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR890010895A (ko) | 1989-08-11 |
| JPH01107086U (ja) | 1989-07-19 |
| DE3889093T2 (de) | 1994-08-25 |
| EP0323100A3 (en) | 1990-02-21 |
| EP0323100A2 (en) | 1989-07-05 |
| EP0323100B1 (en) | 1994-04-13 |
| DE3889093D1 (de) | 1994-05-19 |
| US5075810A (en) | 1991-12-24 |
| KR0132171Y1 (ko) | 1998-12-15 |
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