JP3200987B2 - 記録再生装置及びテープカセット - Google Patents

記録再生装置及びテープカセット

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JP3200987B2
JP3200987B2 JP21243292A JP21243292A JP3200987B2 JP 3200987 B2 JP3200987 B2 JP 3200987B2 JP 21243292 A JP21243292 A JP 21243292A JP 21243292 A JP21243292 A JP 21243292A JP 3200987 B2 JP3200987 B2 JP 3200987B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な記録再生装置とそ
れに使用するテープカセットに関する。
【0002】詳しくは、テープに関する情報を情報検出
と情報表示孔により表示するテープカセットを使用
し、使用するテープカセットのサイズに応じてリール台
の位置が変更され該リール台の移動軌跡が装着されたテ
ープカセットの情報検出孔と対応した位置を通る記録再
生装置に関するものであり、リール台の移動軌跡を避け
た位置に設けた検出手段によってテープカセットの情報
検出孔の有無を検出することができる新規な記録再生装
置を提供しようとするものである。
【0003】また、本発明は、上記記録再生装置に使用
するテープカセットに関するものであり、情報検出孔の
有無をカセットケースを通り抜ける光によって検出する
ことができるようにし、それにより、記録再生装置の情
報検出手段をリール台の移動軌跡を避けた位置に配置す
ることを可能にした新規なテープカセットを提供しよう
とするものである。
【0004】
【従来の技術】テープ式記録再生装置に使用するテープ
カセットには、通常、そのカセットケース内のテープに
関する情報、例えば、テープの種類や記録可否の指示内
容等を表示するための表示手段が設けられる。
【0005】このような表示手段の一つに、カセットケ
ースの外壁の所定の位置に情報検出用の孔(以下、「情
報検出孔」と言う。)が存在するか否かによって当該情
報の内容を表示するようにしたものがある。
【0006】尚、この情報検出孔の有無は、その情報内
容がテープの種類等固定的なものである場合は、通常、
カセットケースに孔を形成するか否かによって現し、ま
た、記録の可否等情報内容が選択的に設定されるもので
ある場合はカセットケースに予め形成された孔を移動自
在な閉塞子によって開閉することで現すようにされる。
【0007】従って、このような情報検出孔が設けられ
るテープカセットを使用する記録再生装置には当該情報
検出孔の有無を検出するための検出手段が設けられ、そ
の検出手段としては、従来から、ストロークプランジャ
やリーフ接片等の機械的動作によって接点が開閉される
スイッチ(以下、「情報検出スイッチ」と言う。)が用
いられていた。
【0008】ところで、テーププレーヤの中にはサイズ
が異なる複数のテープカセットを選択的に使用すること
ができるようにしたものがある。
【0009】そして、サイズが異なるテープカセット
は、通常、その2つのテープリールの間の軸間距離が相
違すると共に、テープ引出面からテープリールの軸まで
の距離が相違するので、この種のテーププレーヤにあっ
ては、2つのリール台を使用するテープカセットのサイ
ズに応じて選択的に位置変更することができるように移
動自在に設けてある。例えば、左右に並んだ2つのリー
ル台を、装着されるテープカセットの前後方向に対して
傾斜した左右対称な2つの方向へ各別に移動自在になる
ように設け、それによって、2つのリール台のこれらの
間の軸間距離及び装着されたテープカセットに対する前
後方向における位置を当該テープカセットの2つテープ
リールの軸間距離及びテープ引出面に対応する位置に選
択的に一致させることができるようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
リール台移動タイプのテーププレーヤにあっては、装着
されたテープカセットの情報検出孔と対応した位置に前
記情報検出スイッチを配置することが困難になる場合が
多いという問題がある。
【0011】即ち、情報検出孔は、収納されているテー
プリール等との関係上、通常、カセットケースの隅角部
に設けられ、この部位はテープカセットが装着された状
態では上記したように移動されるリール台の移動軌跡と
略対応してしまうからである。特に、そのようなリール
台にはこれを回転させるためのモータが結合されること
が多いので、該モータを含むリール台の形状は比較的大
きくなり、従って、リール台の移動軌跡はすくなからず
幅を持つことになるので、装着されたテープカセットの
情報検出孔がリール台の移動軌跡の上に位置してしまう
ことが多く、このような情報検出孔を検出するために検
出スイッチを設ければ、それがリール台の移動の邪魔に
なってしまうという問題がある。
【0012】また、リール台の移動の邪魔にならないよ
うにするために検出スイッチを移動自在に構成すること
も考えられるが、そうすると構造が極めて複雑になり場
所も取るという問題がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明記録再生
装置は、上記した課題を解決するために、情報検出用の
発光素子及び受光素子をその光が装着されたテープカセ
ットの情報検出孔と情報表示孔を略上下方向に通る位置
に設けたものである。
【0014】また、本発明テープカセットは、上記した
課題を解決するために、カセットケースの底壁に情報検
出孔を設けると共に、カセットケースの側壁に情報表示
孔を設け、これら、情報検出孔と情報表示孔との位置関
係を略上下方向に延びる軸がこれらを通るようにしたも
のである。
【0015】
【作用】従って、本発明記録再生装置にあっては、リー
ル台の移動軌跡を避けた位置に設けた検出手段によって
テープカセットの情報検出孔の有無を検出することがで
きる。
【0016】また、本発明テープカセットにあっては、
その情報検出孔及び情報表示孔を通る軸上に配置した発
光素子及び受光素子によって当該情報検出孔の有無を検
出させることができるので、リール台移動タイプの記録
再生装置においては、発光素子及び受光素子を上記位置
関係を有した状態でリール台の移動軌跡から外れた位置
に配置することで情報の検出が可能になる。しかも、当
該情報検出孔の検出は従来から用いられている機械的ス
イッチによって行うこともできるので、使用可能な検出
手段の種類が限定されてしまう惧れは無い。
【0017】
【実施例】以下に、本発明記録再生装置及びテープカセ
ットの詳細を添付図面に示した実施例に従って説明す
る。
【0018】尚、図面に示した実施例は、本発明ビデオ
テーププレーヤとそれに使用する小テープカセットに適
用したものである。
【0019】先ず、ビデオテーププレーヤ1に使用する
大小2種類のテープカセットについて説明する。
【0020】2は小テープカセット(図1、図3、図4
等参照)である。
【0021】3は小テープカセット2のカセットケース
であり、上下2つのハーフが一体的結合されて成り、厚
み方向から見て左右方向に長い長方形をした比較的薄い
箱状を為すように形成されている。
【0022】そして、カセットケース3の前面の左右両
端部にはテープ出口4、4が形成され、また、カセット
ケース3の前面部のうち上記テープ出口4と4との間の
部分5が前方と下方に開口したマウス部となっている。
該マウス部5はテープカセット2がビデオテーププレー
ヤ1に装着されたときにテープ引出用の部材、即ち、テ
ープローディング部材が挿入される部分である。
【0023】6、6、6はカセットケース3内部の後側
部に位置した非連続な内部壁であり、該内部壁6、6、
6とカセットケース3の前側壁の一部等とにより、カセ
ットケース3の内部に略円形をした左右2つのリール収
納空間7、7が画成される。
【0024】8は供給側テープリール(以下、「Sリー
ル」と言う。)、8′は巻取側テープリール(以下、
「Tリール」と言う。)であり、上記リール収納空間
7、7内に各別に、かつ、回転自在に収納されている。
そして、これらテープリール8、8′は略円筒状をした
リールハブ9、9と該リールハブ9、9の上下両端から
側方へ突出したフランジ10、10、・・・とから成
り、リールハブ9、9の下端部がカセットケース3の底
板11に形成された図示しないリール台挿通孔内に位置
されている。
【0025】12は磁気テープであり、その両端部が上
記リールハブ9、9に止着され、かつ、所定量巻装され
ている。13、13はテープ出口4、4のマウス部5側
の側部に設けられたカセット内ガイドである。
【0026】そして、磁気テープ12の一部は上記テー
プ出口4、4からカセットケース3外へ導出され、テー
プカセット2が使用されていないときは上記カセット内
ガイド13、13に巻き付けられることでマウス部5の
前面に沿って掛け渡されている。
【0027】14はカセットケース3に回動自在に支持
された前面蓋であり、カセットケース3の前面側はこの
前面蓋14により開閉される。
【0028】15はカセットケース3の後側壁16の右
端部に形成された情報表示孔である。該情報表示孔15
は磁気テープ12に対する記録を可とするか否とするか
の指示内容(以下、「記録可否の指示内容」と言う。)
を後述する閉塞子によって表示するための部分であり、
カセットケース3の厚みより稍短い縦長の矩形をしてい
る。
【0029】17はカセットケース3の底壁11の右後
ろ隅角部に形成された情報検出孔である。該情報検出孔
17は、ここを後述する閉塞子により閉塞するか否かに
よって、上記記録可否の指示内容をビデオテーププレー
ヤ1に設けられた後述する情報検出手段により検出させ
るためのものであり、比較的小さな円形をしている。
【0030】尚、カセットケース3の右内側面の後端部
は、上方から見て、中心が上記情報検出孔17の中心と
略同じところに位置し、かつ、その曲率より稍小さい曲
率の円弧面状を為すように切り欠かれている。
【0031】しかして、該情報検出孔17は上方から見
て情報表示孔15の右端部の直ぐ前側に位置し、かつ、
情報表示孔15より稍低い位置にあるので、これら情報
検出孔17と情報表示孔15とを通る軸zはカセットケ
ース3の厚み方向に対して上方へ行くに従い後方及び左
方へ稍傾斜した方向に延びる。後述する情報検出手段は
テープカセット2がビデオテーププレーヤ1に装着され
た状態における上記軸z上に配置される。
【0032】18は上記情報表示孔15及び情報検出孔
17を同時に開閉する閉塞子である。該閉塞子18はカ
セットケース3の天壁19と底壁11との間の間隔と略
同じ高さを有する縦長の厚板状をした主部18aと、該
主部18aの下端部の右半分を含んで略円板状を為す閉
塞部18bと主部18aの後側面の右端部から突出した
縦長に延びる突条様の指掛部18cと、主部18aの前
側面の略中央部から突出したこれも縦長に延びる突条様
の係合部18dとが一体に形成されており、閉塞部18
bは上記情報検出孔17より略一回り大きく形成されて
いる。
【0033】20は底壁11の上面に形成された背の低
い仕切突条であり、後側壁16の右端部から閉塞子18
の閉塞部18bの直径と略同じ距離前方へ離間した位置
に左右方向へ延びるように位置されている。また、21
は天壁19から下方へ向けて突出した規制片であり、上
下方向から見て上記仕切突条20の稍前側に該仕切突条
20と平行に延びるように位置され、前後方向へある程
度の撓み弾性を有している。
【0034】そして、閉塞子18の主部18aは後側壁
16と上記規制片21との間に、閉塞部18bは後側壁
16と上記仕切突条20との間にそれぞれ位置され、そ
れにより、閉塞子18はカセットケース3内の右後ろ隅
角部に位置した状態で左右方向へ移動自在になるように
設けられ、その移動は、図8に示す閉塞位置、即ち、移
動範囲の右端に来て主部18aが情報表示孔15を塞ぐ
と共に閉塞部18bが情報検出孔17を塞いでいる閉塞
位置と、図7に示す開放位置、即ち、移動範囲の左端に
来て情報表示孔15の略全体と情報検出孔17の全体を
開放している開放位置との間で行われる。
【0035】尚、閉塞子18はこれが閉塞位置に来たと
きはその係合部18dが規制片21の後側面に形成され
た係合凹部21aと係合されることによりクリックスト
ップが掛けられ、開放位置に来たときは係合部18dが
規則片21の左端部の斜面21bに接触するとこによっ
てクリックストップが掛けられる。
【0036】また、閉塞子18の指掛部18cは上記情
報表示孔15内に位置されており、それにより、閉塞子
18を移動させる操作はこの指掛部18cに指を掛けて
行うことができる。
【0037】そして、閉塞子18による記録可否の指示
内容はこれが閉塞位置に来ているときは「記録不可」と
なり、開放位置に来ているときは「記録可」となるよう
になっている。このため、閉塞子18の少なくとも後側
面には警告性の強い色、例えば、赤色が付されており、
それににより、閉塞子18が閉塞位置に来ている状態で
は情報表示孔15に赤色が表示される。
【0038】天壁19の上面の後側部19aと後側壁1
6の後面の情報表示孔15から左側の部分16aは極く
浅い凹部とされたラベル貼付領域となっており、ここに
所望のラベルを貼付することができるようになってい
る。
【0039】22は大テープカセット(図2及び図5参
照)であり、23はそのカセットケースである。該カセ
ットケース23は上下2つのハーフが一体的に結合され
て成り、厚み方向から見て左右方向に長い長方形をした
比較的薄い箱状をしており、その左右幅及び前後幅とと
もに前記小テープカセット2のカセットケース3のそれ
らよりかなり大きくなっている。
【0040】そして、カセットケース23の前面の左右
両端部にはテープ出口24、24が形成され、また、カ
セットケース23の前面部のうち上記テープ出口24と
24との間の部分25が前方と下方に開口したマウス部
となっている。該マウス部25はテープカセット22が
ビデオテーププレーヤ1に装着されたときにテープ引出
用部材が挿入される部分である。
【0041】26、26、26はカセットケース23内
部の後側部に位置した非連続な内部壁であり、該内部壁
26、26、26とカセットケース23の前側壁の一部
等とにより、カセットケース23の内部に略円形をした
左右2つのリール収納空間27、27が画成される。
【0042】28は供給側テープリール(以下、「Sリ
ール」と言う。)、28′は巻取側テープリール(以
下、「Tリール」と言う。)であり、上記リール収納空
間27、27内に各別に、かつ、回転自在に収納され
る。そして、これらテープリール28、28′は略円筒
状をしたリールハブ29、29と該リールハブ29、2
9の上下両端から側方へ突出したフランジ30、30、
・・・とから成り、リールハブ29、29の下端部がカ
セットケース23の底壁に形成された図示しないリール
台挿通孔内に位置される。
【0043】31は磁気テープであり、その両端部が上
記リールハブ29、29に止着され、かつ、所定量巻装
されている。
【0044】32、32はテープ出口24、24のマウ
ス部25側の側部に設けられたカセット内ガイドであ
る。
【0045】そして、磁気テープ31の一部は上記テー
プ出口24、24からカセットケース23外へ導出さ
れ、テープカセット22が使用されていないときは上記
カセット内ガイド32、32に巻き付けられることでマ
ウス部25の前面に沿って架け渡されている。
【0046】33はカセットケース23に回転自在に支
持された前面蓋であり、カセットケース23の前面側は
この前面蓋33により開閉される。
【0047】尚、この大テープカセット22におけるテ
ープリール28、28′のこれらの間の軸間距離及びカ
セットケース23の前面からの距離は、小テープカセッ
ト2のテープリール8、8′のこれらの間の軸間距離及
びカセットケース3の前面からの距離よりかなり大きく
なっている。
【0048】34はビデオテーププレーヤ1のメカシャ
ーシである。
【0049】35はメカシャーシ39の後端部略中央に
設けられたヘッドドラムであり、メカシャーシ34に固
定された固定ドラムとそれに支持された回転ドラムを備
え、その回転ドラムには回転磁気ヘッドが支持されてい
る。
【0050】36はS側リール台ブロック、37はT側
リール台ブロックである。これらリール台ブロック3
6、37は、移動ベース38、38と、該移動ベース3
8、38から上方へ突出した状態でそれに回転自在に支
持されたリール台39、39′(図面には係合軸のみ示
してある。)と、移動ベース38、38の下面に固定さ
れたモータ40、40とから成る。そして、リール台3
9、39′は上記モータ40、40の回転軸と結合され
ており、従って、リール台39、39′はモータ40、
40により回転される。
【0051】尚、S側リール台ブロック36のリール台
39は前記Sリール8又は28が結合されるリール台
(以下、[S側リール台」と言う。)であり、T側リー
ル台ブロック37のリール台39′はTリール8′又は
28′が結合されるリール台(以下、「T側リール台」
と言う。)である。
【0052】41、41は互いに平行に延びるように配
置されたガイド軸、42、42はそれと同様の別ガイド
軸であり、メカシャーシ34の前端部略中央の左右両脇
と対応したところに各別に配置された状態で、図示しな
い支持部材によりメカシャーシ34に支持されている。
そして、これらガイド軸41、41と42、42は前方
に向かって互いに略90゜開いた2つの方向に各別に沿
って延びるように設けられている。
【0053】そして、前記S側リール台ブロック36は
その移動ベース38の被支持部38a、38aが左側の
ガイド軸41、41に摺動自在に支持され、T側リール
台ブロック37はその移動ベース38の被支持部38
a、38aが右側のガイド軸42、42に摺動自在に支
持される。
【0054】このようなリール台ブロック36、37は
互いに左右に並んだ状態で同期して移動され、その移動
は図示しない移動手段によって行われる。
【0055】しかして、リール台39、39′は図1に
実線で示す小カセット用位置と、図2に示す大カセット
用位置との間を移動され、該大カセット用位置に来た状
態におけるリール台39と39′との間の軸間距離は大
テープカセット22の2つのテープリール28と28′
との間の軸間距離と一致し、小カセット用位置に来た状
態におけるリール台39と39′との間の軸間距離は小
テープカセット2の2つのテープリール8と8′との間
の軸間距離と一致する。
【0056】尚、リール台ブロック36、37はビデオ
テーププレーヤ1に小テープカセット2が装着されると
きは小カセット用位置へと移動され、大テープカセット
22が装着されるときは大カセット用位置へと移動され
る。
【0057】テープカセット2又22のビデオテーププ
レーヤ1への装着は、そのカセットケース3、23の前
面がヘッドドラム35側を向いた水平な姿勢で、かつ、
カセットケース3、23の前面の中間部が互いに略同じ
位置に位置されるように行われる。
【0058】43は前記閉塞子18によって小テープカ
セット2に指示された記録可否の指示内容を検出するた
めの情報検出手段であり、発光素子44と受光素子45
を備え、小テープカセット2の情報検出孔17及び情報
表示孔15を光が通るか否かによってその検出を行う。
従って、これら発光素子44及び受光素子45はビデオ
テーププレーヤ1に装着された状態における小テープカ
セット2の前記軸z上に、かつ、T側リール台ブロック
37の移動軌跡を外れた位置に設けられる。即ち、小テ
ープカセット2がビデオテーププレーヤ1に装着される
と、その情報検出孔17はT側リール台ブロック37の
移動軌跡の上、即ち、大カセット用位置に来た状態のリ
ール台ブロック37の上に位置されてしまうので、これ
ら発光素子44及び受光素子45は、図1及び図3に示
すように、その光46がビデオテーププレーヤ1に装着
された状態の小テープカセット2の情報表示孔15及び
情報検出孔17を通る位置であって、発光素子44及び
受光素子45自体はT側リール台ブロック37の移動軌
跡を外れた位置に設けられる。
【0059】尚、受光体素子45は図示しないホルダー
を介してメカシャーシ34に支持され、発光素子44
は、例えば、テープカセット2又は、22を保持して移
送する図示しないカセットキャリアの天板部に支持さ
れ、当該カセットキャリアがテープカセット2又は22
の装着を完了した位置に来るとことによって発光素子4
4と受光体素子45とが上記した位置関係となるように
なっている。
【0060】しかして、小テープカセット2が閉塞子1
8が開放位置に来ている状態で装着されたときは発光素
子44から射出した光46が情報表示孔15及び情報検
出孔17を通って受光素子45に照射され、閉塞子18
が閉塞位置に来ている状態で装着されたときは発光素子
44からの光46が閉塞子18ににより遮られるので、
受光素子45に照射されることは無い。従って、閉塞素
子18が開放位置に来ているときと閉塞位置に来ている
ときとで受光素子45から出力される信号が異なるの
で、それにより、小テープカセット2に対して為されて
いる記録可否の指示内容が検出される。
【0061】尚、情報検出用の光46が情報表示孔15
を通るようにしたことの理由は次の通りである。即ち、
小テープカセット2のカセットケース3の天壁19のう
ち情報検出孔17と略対応した位置に光通過孔を形成し
て発光素子44からの光46がその光通過孔と情報検出
孔17とを通ってカセットケース3を抜けるようにする
ことも考えられるが、上記天壁19の後側部にはラベル
貼付領域19aがあるため、そのような光通過孔の形成
が困難であることと、この種のテープカセット2には情
報表示孔15が必要的に設けられていることが多いの
で、この情報表示孔15を情報検出孔17に近い位置に
設けることで光通過孔として利用するようにしたことに
ある。そして、このようにすることにより、特別な光通
過孔を設けないで済むのでテープカセット2の体裁が悪
くなることもなく、また、コストが高くなるのを防止す
ることもできる。
【0062】小テープカセット2又は大テープカセット
22がビデオテーププレーヤ1に装着されると、リール
台39、39′がテープリール8、8′のリールハブ
9、9に形成されたリール台係合穴9a、9a又はテー
プリール28、28′のリールハブ29、29に形成さ
れたリール台係合穴29a、29aに係合され、それに
より、S側リール台39がSリール8又は28と一体的
に回転するように、T側リール台39′がTリール8′
又は28′と一体的に回転するように結合される。これ
と共に、メカシャーシ34に移動自在に支持された図示
しない左右2つのテープローディングブロック及び引出
ガイド、ピンチローラ等がカセットケース3のマウス部
5又はカセットケース23のマウス部25内に相対的に
挿入される。
【0063】この状態からテープローディングが開始す
ると、テープローディングブロックがヘッドドラム35
の左右両脇より稍奥まったローディング完了位置へと移
動されると共に、左右の引出ガイドは装着されたテープ
カセット2又は22に応じた位置へと移動され、これに
より、磁気テープ12がカセットケース3から引き出さ
れ、又は、磁気テープ31がカセットケース23から引
き出されて、その一部がヘッドドラム35の外周面に巻
き付けられた所定のパスを通るようにされる。そして、
記録又は再生を行うときはピンチローラがメカシャーシ
34に設けられた図示しないキャプスタンに磁気テープ
12又は31を挟んで圧着される。
【0064】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明記録再生装置は、テープに関する情報をカセ
ットケースの底壁に設けられた情報検出孔と側壁に設け
られた情報表示孔により表示するテープカセットを使用
使用する前記テープカセットのサイズに応じてリー
ル台の位置が変更され、前記リール台の移動軌跡が装着
された前記テープカセットの情報検出孔と対応した位置
を通る記録再生装置であって、情報検出用の発光素子及
び受光素子をその光が前記テープカセットの情報検出孔
と情報表示孔を略上下方向に通る位置に設けたことを特
徴とする。
【0065】従って、本発明記録再生装置にあっては、
リール台の移動軌跡を避けた位置に設けた検出手段によ
ってテープカセットの情報検出孔の有無を検出すること
ができる。
【0066】また、本発明テープカセットは、使用する
テープカセットのサイズに応じてリール台の位置が変更
され該リール台移動軌跡が装着されたテープカセットの
情報検出孔と対応した位置を通る記録再生装置に使用す
るテープカセットであって、カセットケースの底壁に情
報検出孔を側壁に情報表示孔をそれぞれ設け、これら情
報検出孔と情報表示孔との位置関係を略上下方向に延び
る軸がこれらを通るようにしたことを特徴とする。
【0067】従って、また、本発明テープカセットにあ
っては、その情報検出孔及び情報表示孔を通る軸上に配
置した発光素子及び受光素子によって当該情報検出孔の
有無を検出させることができるので、リール台移動タイ
プの記録再生装置においては、発光素子及び受光素子を
上記位置関係を有した状態でリール台の移動軌跡から外
れた位置に配置することで情報の検出が可能になる。し
かも、当該情報検出孔の検出は従来から用いられている
機械的スイッチによって行うこともできるので、使用可
能な検出手段の種類が限定されてしまう惧れは無い。
【0068】尚、前記実施例においては、情報表示孔を
カセットケースの後側壁に設けたが、この情報表示孔は
カセットケースの後側壁以外の側壁に設けるようにして
も良い。
【0069】この他、実施例に示した記録再生装置及び
テープカセットの各部の構造乃至形状等は本発明を実施
するに当たっての具体化のほんの一例を示したものに過
ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解
釈されてはならない。特に、実施例においては、本発明
を小テープカセットにのみ適用したが、これは大テープ
カセットにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明記録再生装置及びテープカセットをビデ
オテーププレーヤとそれに使用する小テープカセットに
適用した実施の一例を示すもので、小テープカセットが
装着された状態でビデオテーププレーヤの全体をテープ
カセットを切断して示す平面図である。
【図2】大テープカセットが装着された状態のビデオテ
ーププレーヤの全体をテープカセットを切断して示す平
面図である。
【図3】小テープカセットを図1のIII−III線に
沿って切断した状態のビデオテーププレーヤの要部を拡
大して示す側面図である。
【図4】小テープカセットを拡大して示す斜視図であ
る。
【図5】大テープカセットを拡大して示す斜視図であ
る。
【図6】小テープカセットの要部を分解して示す斜視図
である。
【図7】情報検出孔が開放されている状態における図3
のVII−VII線に沿う拡大断面図である。
【図8】情報検出孔が閉塞されている状態における図3
のVIII−VIII線に沿う拡大断面図である
【符号の説明】
1 記録再生装置 2 テープカセット 11 底壁 12 テープ 15 情報表示孔 16 側壁 17 情報検出孔 19a ラベル貼付領域 39 リール台 39′リール台 44 発光素子 45 受光素子 46 光 z 軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤田 高志 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 上竹 昭浩 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 長谷川 真一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 鈴木 和良 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 森井 哲郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−21954(JP,A) 特開 昭58−215747(JP,A) 実開 昭59−89433(JP,U) 実開 昭51−28717(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/32 G11B 15/07 G11B 23/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープに関する情報をカセットケースの
    底壁に設けられた情報検出孔と側壁に設けられた情報表
    示孔により表示するテープカセットを使用し使用する
    前記テープカセットのサイズに応じてリール台の位置が
    変更され、前記リール台の移動軌跡が装着された前記
    ープカセットの情報検出孔と対応した位置を通る記録再
    生装置であって、 情報検出用の発光素子及び受光素子をその光が前記テー
    プカセットの情報検出孔と情報表示孔を略上下方向に通
    る位置に設けたことを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 使用するテープカセットのサイズに応じ
    てリール台の位置が変更され該リール台移動軌跡が装着
    されたテープカセットの情報検出孔と対応した位置を通
    る記録再生装置に使用するテープカセットであって、カ
    セットケースの底壁に情報検出孔を側壁に情報表示孔を
    それぞれ設け、これら情報検出孔と情報表示孔との位置
    関係を略上下方向に延びる軸がこれらを通るようにした
    ことを特徴とするテープカセット。
  3. 【請求項3】 情報検出孔と情報表示孔を通る軸がカセ
    ットケースの厚み方向に対して稍傾斜した方向に延びる
    ことを特徴とする請求項2に記載のテープカセット。
  4. 【請求項4】 カセットケースの上面にラベル貼付領域
    があることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の
    テープカセット。
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