JP2004095070A - カートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】ラベルエリアへのラベルの位置決め機能を維持しつつ該ラベルエリアに貼付したラベルの剥離が容易なカートリッジを得る。
【解決手段】記録テープカートリッジ10では、内部に磁気テープを収容したケース12の後壁12Cの外面を凹ませることで、背面視矩形状の立壁62に囲まれたラベルエリア60が設けられており、ラベル66の貼付用とされている。ケース12には、立壁62を構成する上立壁62の長手方向中央部を切り欠いて切欠き部64が設けられており、ラベルエリア60に貼付されたラベル66を切欠き部64から容易に剥がせるようになっている。また、切欠き部64は、上立壁62Aの長手方向の一部を切り欠いて設けられているため、ラベルエリア60へのラベル66の位置決め性が悪化することもない。
【選択図】   図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケース内に記録媒体を収容し、該記録媒体への記録可能状態、記録不能状態を切り替えるライトプロテクト機能を備えたカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ等の外部記録媒体として、記録媒体をケース内に収容したカートリッジが用いられている。具体的には、カートリッジは、上ケースと下ケースとが互いに周壁を突き当てて中空に形成されたケース内に、リールに巻装された記録テープや円板状のディスクメディア等の記録媒体を回転可能に収容して構成されている。
【0003】
そして、このようなカートリッジのケース外面には、一般的に記録媒体への記録内容等(例えば、タイトル等)を記したラベルを貼付するためのラベルエリアが設けられている。ラベルエリアは、例えば、ケースの上面や背面を略矩形状に窪ませ(凹ませ)て形成されることで、その外縁部が周壁に囲まれる。これにより、カートリッジ使用者は、所定の位置にラベルを貼付することができ、このように周壁(凹部であるラベルエリア)内に位置決めされることでラベルがケースより突出することがない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のカートリッジでは、ラベルエリアの形状及び大きさがラベルの形状及び大きさに略対応して設定されており、該ラベルエリアを囲む周壁とラベル外縁部との間が狭いため、貼付したラベルを剥がし難いという問題があった。
【0005】
そこで、ラベルに対しラベルエリアを大型化することも考えられるが、ラベルエリアを大型化するとラベルの位置決め性が悪化し、また該ラベルエリアはケースの薄肉部であるため、強度上好ましくない。さらに、ケースの背面側に設けられるラベルエリアについては、通常、該背面の略全面に亘り形成されており、大型化の余地が殆どない。
【0006】
本発明は、上記事実を考慮して、ラベルエリアへのラベルの位置決め機能を維持しつつ該ラベルエリアに貼付したラベルの剥離が容易なカートリッジを得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係るカートリッジは、内部に記録媒体を収容したケースの外面に、矩形状の立壁に囲まれたラベルエリアが形成されたカートリッジであって、前記立壁の1辺における長手方向の一部を切り欠いて、前記ラベルエリアと連続する切欠き部を前記ケースに設けた、ことを特徴としている。
【0008】
請求項1記載のカートリッジでは、ラベルエリアを囲む(ラベルエリアの外縁を規定する)立壁が切り欠かれることでラベルエリアと連続する切欠き部がケースに設けられているため、該ケースではラベルエリアに貼付されているラベルを切欠き部から容易に剥がすことができる。
【0009】
また、切欠き部が立壁の1辺における長手方向の一部に設けられているため、換言すれば、該1辺が全長に亘りが切り欠かれて開放されることがなく、矩形状のラベルエリアが立壁によって4方向から囲まれているため、ラベルをラベルエリア内に適正に位置決めすることができる。
【0010】
このように、請求項1記載のカートリッジでは、ラベルエリアへのラベルの位置決め機能を維持しつつ該ラベルエリアに貼付したラベルの剥離が容易である。
【0011】
請求項2記載の発明に係るカートリッジは、請求項1記載のカートリッジにおいて、前記ラベルエリアを、前記ケースのドライブ装置への装填方向後側の後壁に形成し、前記立壁の上辺の中央部に前記切欠き部を設けた、ことを特徴としている。
【0012】
請求項2記載のカートリッジでは、ラベルエリアがケース後壁に設けられているため、例えば、該カートリッジのドライブ装置への装填の際やライブラリ装置のホルダ部に収容されている状態で、ラベルに記載された情報を背面側から目視にて確認できる。
【0013】
そして、切欠き部がケースにおけるラベルエリアを囲む立壁のうち上辺(後壁に設けられたラベルエリアの長辺)の中央部を切り欠いて設けられているため、該切欠き部を比較的大きく設定することができると共に、該切欠き部がラベルの角部(剥がれ易い部分)から離間している。このため、本カートリッジでは、ラベルの剥がし易さを向上し、また該ラベルの不用意な剥離を防止できる。
【0014】
請求項3記載の発明に係るカートリッジは、請求項2記載のカートリッジにおいて、前記切欠き部を、前記ケースの上面まで連続して設けた、ことを特徴としている。
【0015】
請求項3記載のカートリッジでは、ケースの切欠き部が該ケースの上面まで連続して設けられているため、換言すれば、切欠き部がケースの上方に向けて開口しているため、ラベルエリアに貼付されたラベルは切欠き部から端面(厚み部分)を上方に露出させる。このため、本カートリッジでは、ラベルエリアに貼付したラベルの剥離が一層容易である。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態に係る記録テープカートリッジ10について、図1乃至図7に基づいて説明する。まず、記録テープカートリッジ10の概略の全体構成、開口及びドアの構成を説明し、次いで、本発明の要部であるラベルエリア60について説明する。なお、説明の便宜上、矢印Aで示す記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填方向を記録テープカートリッジ10の前方向(前側)とし、矢印Aと直交する矢印B方向を右方向とする。
(記録テープカートリッジの全体構成)
図1には記録テープカートリッジ10の全体構成が斜視図にて示されており、図2には記録テープカートリッジ10の概略の分解斜視図が示されている。
【0017】
これらの図に示される如く、記録テープカートリッジ10は、平面視で略矩形状のケース12内に、情報記録再生媒体である記録テープとしての磁気テープTを巻装した単一のリール14を回転可能に収容して構成されている。
【0018】
ケース12は、ドライブ装置への装填方向先頭側の1つの角部である右前角部がそれぞれ切り欠かれた一対の上ケース16と下ケース18とを互いの周壁16A、18Aを突き合せて接合することで構成されており、内部に磁気テープTを巻装したリール14の収容空間が設けられている。そして、上ケース16及び下ケース18の周壁16A、18Aが切り取られた角部が磁気テープTの引き出し用の開口20とされている。開口20及び該開口20を開閉するドア50の詳細構成については後述する。
【0019】
この開口20から引き出される磁気テープTの自由端には、ドライブ装置の引出手段によって係止(係合)されつつ引き出し操作されるリーダピン22が接続されている。リーダピン22の磁気テープTの幅方向端部より突出した両端部には、環状溝22Aが形成されており、この環状溝22Aが引出手段のフック等に係止される。これにより、磁気テープTを引き出す際に、フック等が磁気テープTに接触して傷付けない構成である。
【0020】
また、ケース12の開口20の内側には、ケース12内においてリーダピン22を位置決め、保持する上下一対のピン台24が設けられている。ピン台24は、矢印B方向に開口する半円筒形状をしており、その凹部24Aに直立した状態のリーダピン22の両端部が保持されるようになっている。このピン台24は、後述するリブ44と連設されている。
【0021】
また、ピン台24の近傍には板ばね25が固定配置されており、この板ばね25がリーダピン22の上下端部に係合してリーダピン22をピン台24に保持するようになっている。リーダピン22がピン台24に出入りする際には、板ばね25はアーム部25Aを適宜弾性変形させてリーダピン22の移動を許容する構成である。
【0022】
さらに、下ケース18の中央部には、リール14の図示しないリールギヤを外部に露出するためのギヤ開口26が設けられており、リール14はリールギヤがドライブ装置の駆動ギヤに噛合わされてケース12内で回転駆動されるようになっている。また、リール14は、上ケース16及び下ケース18の内面にそれぞれ部分的に突設されてギヤ開口26と同軸的な円形の軌跡上にある内壁としての遊動規制壁28によってガタ付かないように保持されている。
【0023】
この遊動規制壁28の開口20近傍の端部には、内部に位置規制用孔が形成された袋部28Aが連設されている。また、ケース12の左前角部と遊動規制壁との間に挟まれた空間には、長孔である位置規制用孔が形成された袋部28Bが立設されている。袋部28A、28Bは、矢印B方向に沿った一直線上に配置されている。そして、袋部28Aが連設された端部を除いて、各遊動規制壁28は、それぞれ端部がケース12の周壁16Aまたは周壁18Aと連設されることで、その外側とリール14の設置空間とを仕切っている。
【0024】
また、下ケース18の右後部には、各記録テープカートリッジ10毎に、その各種情報を記憶されたメモリボードMが設置されるようになっており、下面側から読み取るドライブ装置と、背面側から読み取るライブラリ装置での検知が可能となるように、周壁18Aを構成する傾斜後壁18Cの一部が所定角度だけ傾斜され、メモリボードMが所定角度傾斜して配置されるようになっている。
(開口及び開口近傍のケースの構成)
上ケース16の底面図である図3及び下ケース18の平面図である図4にも示される如く、開口20の前後の縁部には、それぞれ上下一対のビスボス32、36が設けられている。ビスボス32、36は、図示しない他のビスボスと共に上ケース16と下ケース18とを接合するためのビス止め用とされている。
【0025】
開口20の前縁部に位置するビスボス32は、ケース12の前壁12A(周壁16A、18Aのうち、外面が矢印A方向を向く部分)の右端部、及び該前壁12Aの右端部から開口20の開放面に沿って短く屈曲された上下一対の防塵壁30とそれぞれ連設されている。ビスボス32と防塵壁30との間には後述するドア50の先端部が入り込む凹部30Aが形成されている。
【0026】
一方、開口20の後縁部に位置するビスボス36は、ケース12の右壁12B(周壁16A、18Aのうち、矢印A方向に沿った右側の壁)の前端部が開口20の開放面に略沿って屈曲された屈曲壁38、及び該右壁12Bの内側に設けられた上下一対の円弧壁34の前端部とそれぞれ連設されている。上下の円弧壁34は、それぞれ平面視で後述するドア50の外周面(の移動軌跡)に略対応した円弧状に形成されており、それぞれビスボス36から所定長さだけ後方へ伸び、該後部において短い連結壁34Aを介して右壁12B(周壁16Aまたは周壁18A)に連設されている。
【0027】
また、ケース12の右壁12Bには、ケース12の内外を連通する窓部としての所定長さのスリット40が設けらており、後述するドア50の操作突起52の露出用とされている。スリット40は、右壁12Bを構成する周壁16Aの下部を切り欠いて形成され、上ケース16の屈曲壁38の下部をも切り欠くことで前方へも開口されている。
【0028】
このケース12を構成する上ケース16及び下ケース18には、それぞれドア50をガイドするためのガイド溝42が設けられている。各ガイド溝42は、その溝壁が、それぞれ上ケース16の天板16B、下ケース18の底板18Bから立設されたリブ44、右壁12B(周壁16Aまたは周壁18A)、遊動規制壁28によって構成されることで、それぞれ天板16Bまたは底板18Bを薄肉化することなく形成されている。リブ44はピン台24に連設されている。
【0029】
各ガイド溝42は、凹部30Aを基端としケース12の右後角部まで至る所定の円周に沿った円弧状に形成されており、この所定の円周はビスボス32の外側、ビスボス36の内側、右壁12Bと遊動規制壁28との間を通る(縫う)ように決められている。そして、この所定の円周の中心位置(後述するドア50の回転中心)は、本実施の形態では、その左右方向の位置(座標)がケース12の左端よりも外側に、その前後方向の位置(座標)がリール14の回転中心(遊動規制壁28の軸心)と略一致するように設定されている。
【0030】
また、ガイド溝42の開口20に位置する部分は、リブ44がピン台24の右方において切り欠かれることで凹部24Aと連通されると共に、板ばね25のアーム部25Aが配置されるばね溝45とも連通している。また、ガイド溝42の切欠き部分では、リーダピン22をケース12内に誘い込むテーパ開口20Aがピン台24の凹部24Aに連通している。さらに、リブ44には、テーパ開口20Aの後縁、ビスボス36の前縁、開口20の開放面にそれぞれ沿って形成されたリブ46が連設されており、ケース12の開口20廻りの強度が確保または向上されている。
【0031】
さらに、各ガイド溝42の後半部分を構成するリブ44は、その後端において略U字状に折り返されて閉じている。そして、上ケース16のリブ44は、下ケース18のリブ44よりも後方に長く形成されている。これは、下ケース18の傾斜後壁18C(周壁18A)が所定角度の傾斜面になっており、その右壁12B側に配設したメモリボードMをドア50と干渉させないためである。
【0032】
さらに、後半部分のリブ44の内側部分における長手中央部には、上下一対のばね掛けピン55が設けられている。各ばね掛けピン55は、それぞれ遊動規制壁28に連設されており、下ケース18側が長く形成され、その遊動規制壁28よりも上方に突出した部分に後述するコイルばね56の一端側環状部56Aが引掛けられる構成である。そして、この下ケース18側のばね掛けピン55に上ケース16側の短いばね掛けピン55が突き当てられることで、コイルばね56の脱落が阻止されるようになっている。
【0033】
以上説明した上ケース16と下ケース18とは、互いの周壁16A、18Aを突き当てた状態で、各ビスボス32、36及び他のビスボスに下側から図示しないビスがねじ込まれて固定(接合)されケース12を構成している。そして、開口20は、右前角部が切り欠かれて形成されることで、その開放面が矢印A方向及び矢印B方向に向くため、ドライブ装置の引出手段が、矢印A方向、矢印B方向、或いは矢印A方向と矢印B方向との間からアクセスしてリーダピン22をチャックできる。これにより、リーダピン22を保持するピン台24を設置可能なエリアが広がり、ドライブ装置の引出手段がリーダピン22をチャック可能な領域が広いため、矢印A方向または矢印B方向からチャックするドライブ装置の仕様に合わせてピン台24の設置位置を設定できる。このため、ドライブ装置の設計の自由度も広がる。
(ドアの構成)
以上説明した開口20は、遮蔽部材としてのドア50によって開閉されるようになっている。ドア50は、板厚方向に湾曲され、その平面視における曲率がガイド溝42(所定の円周)の曲率と一致する円弧状に形成されている。また、ドア50は、その前部(少なくとも開口20を閉塞する部分)における板幅(高さ)が開口20の開口高さと略同一に形成された部分が閉塞部50Aとされると共に、閉塞部50Aよりも後側の板幅が若干小さくされた部分が駆動部50Bとされている。
【0034】
このドア50の板長(湾曲した長手寸法)は、開口20の閉塞状態において駆動部50Bの後端部がケース12の右後角部内に位置するように決められている(図5(A)参照)。なお、駆動部50Bの後下部は、下ケース18の傾斜後壁18Cの傾斜面に配設されたメモリボードMを回避するために、斜めに切り欠かれている。
【0035】
このドア50は、その閉塞部50Aの先端部がビスボス32の外側に位置する凹部30Aに入り込んだ状態で開口20を閉塞し(図5(A)参照)、ガイド溝42に沿って略後方へ移動(回動)して開口20を開放し(図5(B)参照)、閉塞部50Aの先端近傍の外周面がビスボス36の内側近傍に達すると開口20を完全に開放する(図5(C)参照)構成である。また、ドア50は、開口20を開放する際と略反対方向に回動して開口20を閉塞するようになっている。
【0036】
このように、ドア50は、その移動軌跡である所定の円周をはみ出すことなく回動して開口20を開閉するように湾曲形成されている。ドア50の回転中心及び半径(ガイド溝42の形状)は、ドライブ装置からの要求により決まる開口20前後の縁部(ビスボス32、36)の位置やライブラリ装置からの要求により決まる開口20の開放面の角度等に応じて適宜決められれば良い。
【0037】
また、ドア50の上下端には、それぞれ上下のガイド溝42に入り込むそれぞれ複数の凸部51が突設されている。各凸部51は、閉塞部50Aと駆動部50Bとで突出高が異なるが、ドア50の幅方向(長手方向に沿った)中心線からそれぞれの頂部までの距離は一定とされている。これにより、上下の凸部51は、ガイド溝42の底部である天板16Bまたは底板18Bと摺動するようになっている。
【0038】
また、各凸部51におけるドア50の板厚方向両側には、その頂部がドア50板厚方向端面に沿う突起51Aが突設されており、ガイド溝42の溝壁(リブ44等)と摺動するようになっている。なお、最前に位置する凸部51は、開口20の開閉過程でガイド溝42と連通するテーパ開口20Aには入り込まないように配置されている。
【0039】
これらの凸部51及び突起51Aによって、ドア50は、開口20を開閉する際に各ガイド溝42にガイドされて上記移動軌跡からはみ出すことなく、ビスボス32の外側及びビスボス36の内側、右壁12Bと遊動規制壁28との間を縫うようにして確実に開動する構成である。
【0040】
このドア50の駆動部50Bの前端(閉塞部50A側)近傍における外周部には、操作部としての操作突起52がドア50の径方向に沿って突設されている。操作突起52は、スリット40からケース12の外側に露出されており、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填(相対移動)に伴って該スリット40の前方に開口した部分から進入する係合突起70と係合することでドア50を開口20の開放方向に移動させる構成である。
【0041】
また、ドア50の駆動部50Bの後端部には、該ドア50の内面側に向けて略L字状のばね掛け部54が突設されており、ばね掛け部54は上側が自由端とされている。このばね掛け部54には、付勢手段としてのコイルばね56が係止保持用されている。具体的には、コイルばね56の端部にはそれぞれ係止用の環状部56A、56Bが設けられており、環状部56Aはケース12のばね掛けピン55を挿通させてケース12に係止保持され、環状部56Bはばね掛け部54を挿通させてドア50に係止保持される。
【0042】
これにより、ドア50は、コイルばね56の付勢力によって開口20の閉塞方向に付勢され、通常開口20を閉塞する構成である。このコイルばね56は、上記の通りドア50が開口20の閉塞状態でケース12の右後角部に至る長さであるため、該右後角部における遊動規制壁28と周壁16A、18A(傾斜後壁18C)との間の空間を有効利用して配設されている。
【0043】
また、ドア50の閉塞部50A内面には、開口20閉塞時にリーダピン22の上端部側面及び下端部側面に当接するストッパ58が突設されており、落下衝撃等によるリーダピン22のピン台24からの脱落を、確実に防止できるようになっている。
【0044】
以上説明したドア50は、記録テープカートリッジ10がドライブ装置へ装填される動作によって操作突起52がドライブ装置の係合突起70(図5(A)乃至(C)参照)に係合することでコイルばね56の付勢力に抗してケース12に対し移動し開口20を開放し、ドライブ装置から排出される際にはコイルばね56の付勢力によって開口20を閉塞する構成である。
【0045】
そして、円弧状に湾曲形成されたドア50は、その湾曲形状に沿った移動軌跡からはみ出すことなくリール14及びピン台24(リーダピン22)の外側を回り込むように回動して、矢印A方向に対し傾斜した開口20を開閉するようになっており、開口20の開閉に際してケース12の外形領域からはみ出さない構成である。
(ラベルエリアの構成)
図6に示される如く、ケース12の後壁12C(周壁16A、18Aのうち、矢印Aとは反対側の壁)には、ラベルエリア60が設けられている。ラベルエリア60は、後壁12Cの長手方向略全長に亘る背面視略矩形状に形成され、その上下方向下部にパーティングラインPLが位置している。すなわち、図2にも示される如く、ラベルエリア60は、上ケース16の周壁16Aと下ケース18の周壁18Aとに跨って位置している。
【0046】
このラベルエリア60は、後壁12Cの外面を凹ませ(窪ませ)ることで形成された立壁62で囲まれている。すなわち、ラベルエリア60は、後壁12Cに凹部として設けられ、その外縁部が立壁62によって規定されている。図3及び図4にも示される如く、この立壁62は、上立壁62Aと下立壁62Bと左立壁62Cと右立壁62Dとで構成されている。
【0047】
そして、立壁62の上立壁62Aは、その長手方向中央部が所定長さに亘って切り欠かれており、この部分が切欠き部64とされている。図7に示される如く、ラベルエリア60と連続しており、その底面64Aは、ラベルエリア60と面一とされると共に上端部分がアール仕舞いとされて天板16Bへ至っている。これにより、ラベルエリア60は、切欠き部64において上方に開口している。
【0048】
以上説明したラベルエリア60には、必要に応じてラベル66(図7参照)が貼付されるようになっている。このラベル66は、例えば磁気テープTへの記録内容等(例えば、タイトルや日付等)を記したものであり、左右、上下方向共にラベルエリア60よりも若干小さい矩形状に形成されている。
【0049】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
【0050】
上記構成の記録テープカートリッジ10では、非使用時(保管時や運搬時等)には、コイルばね56の付勢力によって先端部を凹部30Aに入り込ませたドア50が開口20を閉塞している。
【0051】
そして、磁気テープTを使用する際には、記録テープカートリッジ10を矢印A方向に沿ってドライブ装置へ装填する。この装填に伴って、ドライブ装置の係合突起70がドア50の操作突起52に係合することでドア50が略後方へ回動して開口20が開放され、この開口20からリーダピン22が引出手段によって引き出されてドライブ装置の巻取リールに収容される。
【0052】
そして、ドライブ装置が巻取リールとリール14とを同期して回転駆動すると、磁気テープTは、巻取リールに巻き取られつつ順次ケース12から引き出され、所定のテープ経路に沿って配設された記録再生ヘッド等によって情報の記録や再生が行われる。
【0053】
一方、磁気テープTがリール14に巻き戻されて、記録テープカートリッジ10をドライブ装置から排出する際には、記録テープカートリッジ10は、コイルばね56の付勢力または図示しないイジェクト機構によって矢印A方向とは反対方向に移動する。この移動に伴って、ドア50は、コイルばね56の付勢力によって開口20を閉塞する。
【0054】
また、ラベルエリア60には、必要に応じてラベル66が貼付される。これにより、記録テープカートリッジ10の使用者が目視にて磁気テープTに記録された情報の概要(タイトルや記録日時等)を確認できる。そして、ラベルエリア60がケース12の後壁12Cに設けられているため、例えば、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填の際や、記録テープカートリッジ10がライブラリ装置のホルダ部に収容されている状態でも、ラベル66を背面側から目視できる。
【0055】
ここで、ケース12には、ラベルエリア60を囲む立壁62の一部を切り欠いてラベルエリア60と連続する切欠き部64が設けられているため、該ケース12では、ラベルエリア60に貼付されているラベル66を切欠き部64から容易に剥がすことができる。
【0056】
また、切欠き部64が立壁62の上立壁62Aにおける長手方向の一部である中央部に設けられているため、換言すれば、上立壁62Aが全長に亘りが切り欠かれて開放されることがなく、矩形状のラベルエリア60が立壁62によって4方向から囲まれているため、ラベル66をラベルエリア60内に適正に位置決めすることができる。
【0057】
また、切欠き部64が、ラベルエリア60の長辺を規定する上立壁62Aの長手方向中央部に位置しているため、例えば右立壁62D等の短辺部に切欠き部を設ける構成と比較して該切欠き部64を比較的大きく設定することができ、ラベルエリア60に貼付されているラベル66を切欠き部64から一層容易に剥がすことができる。
【0058】
特に、切欠き部64が、ケース12の上面(天板16B表面)まで連続して設けられ、上方に向けて開口していているため、ラベルエリア60に貼付されているラベル66を切欠き部64からより一層容易に剥がすことができる。
【0059】
一方、この切欠き部64が、ラベル66における剥離し易い角部から離間しているため、換言すれば、ラベルエリア60(立壁62)の角部に位置していないため、該ラベル66の不用意な剥離が防止される。
【0060】
このように、本実施の形態に係るの記録テープカートリッジ10では、ラベルエリア60へのラベル66の位置決め機能を維持しつつ該ラベルエリア60に貼付したラベル66の剥離が容易である。
【0061】
なお、上記の実施の形態では、ケース12の後壁12Cに設けられたラベルエリア60に連続する切欠き部64を設けた構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、天板16Bに設けたラベルエリア68(図7参照)に連続する切欠き部を設けても良い。
【0062】
また、上記の実施の形態では、切欠き部64がラベルエリア60の上辺を規定する上立壁62Aの長手方向中央部に設けられた好ましい構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、下立壁62Bや左立壁62Cの一部、上立壁62Aと右立壁62Dとの角部等を切り欠くことで、切欠き部64を設けても良い。
【0063】
さらに、上記の実施の形態では、後壁12Cの外面を凹ませて立壁62(ラベルエリア60)が形成された構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、後壁12Cの外面から矩形枠状(一部切欠かれて切欠き部を有する枠状)の立壁を突設しても良い。
【0064】
さらにまた、上記の実施の形態では、本発明におけるカートリッジの実施形態として、磁気テープTを巻装した単一のリールをケース12内に収容した記録テープカートリッジ10を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、本発明におけるカートリッジは、磁気テープTの巻出用及び巻取用の2つのリールをケース12内に収容した所謂2リール式の記録テープカートリッジや、光ディスクや磁気ディスク等の円板状のディスクメディアをケース12内に回転可能に収容したディスクカートリッジにも適用可能である。また、本発明が適用される記録テープカートリッジの構成が上記記録テープカートリッジ10に限定されないことは言うまでもない。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るカートリッジは、切替部材側に当接部を有する節度手段の機能を維持しつつ見栄えが良好であるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジの全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジの分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを構成する上ケースの底面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを構成する下ケースの平面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジの開口の開放過程を示す上ケースを取り除いて見た図であって、(A)はドアの操作突起へのドライブ装置の係合突起の係合初期状態を示す平面図、(B)は開口の開放途中を示す平面図、(C)は開口の開放完了状態を示す平面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを背面側から見た斜視図である。
【図7】図6の7−7線に沿った断面図である。
【符号の説明】
10  記録テープカートリッジ(カートリッジ)
12  ケース
60  ラベルエリア
62  立壁
62  上立壁(立壁の上辺)
64  切欠き部
T   磁気テープ(記録媒体)

Claims (3)

  1. 内部に記録媒体を収容したケースの外面に、矩形状の立壁に囲まれたラベルエリアが形成されたカートリッジであって、
    前記立壁の1辺における長手方向の一部を切り欠いて、前記ラベルエリアと連続する切欠き部を前記ケースに設けた、
    ことを特徴とするカートリッジ。
  2. 前記ラベルエリアを、前記ケースのドライブ装置への装填方向後側の後壁に形成し、前記立壁の上辺の中央部に前記切欠き部を設けた、ことを特徴とする請求項1記載のカートリッジ。
  3. 前記切欠き部を、前記ケースの上面まで連続して設けた、ことを特徴とする請求項2記載のカートリッジ。
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