JP4150189B2 - ケース - Google Patents

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JP4150189B2
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    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
    • G11B23/107Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using one reel or core, one end of the record carrier coming out of the magazine or cassette
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  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、磁気テープ等の記録テープが巻装されたリールや円盤状のディスクメディアを収容するケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、情報のバックアップ用等、コンピュータ等の外部記録媒体として磁気テープ等の記録テープが用いられている。この記録テープとして、保存時の収容スペースが小さく、大容量の情報が記録できる、記録テープが巻装された単一のリールをケース内に収容する記録テープカートリッジが採用されている。
【0003】
この記録テープカートリッジでは、それぞれ樹脂材料にて成形されたベース部またはカバー部としての上ケースとカバー部またはベース部としての下ケースとの接合より成るケース内に、記録テープを巻装した単一のリールが回転可能に収容されている。このケースには、ドアによって開閉される記録テープ引出用の開口が形成されている。
【0004】
そして、記録テープカートリッジは、使用に際してドライブ装置へ装填され、当該ドライブ装置内においてドアが操作され開口が開放されると共に正確に位置決めされる。この状態で記録テープは、ケースから引き出され、ドライブ装置の巻取リールに巻き取られつつ情報の記録や再生が行われるようになっている。
【0005】
また、大規模なバックアップシステムにおいては、一般的に記録テープカートリッジは、複数の記録テープカートリッジを収容して記録テープカートリッジを自動的に(人手を介在させないで)ドライブ装置に着脱するライブラリ装置で使用されるようになっている。このようなライブラリ装置では、記録テープカートリッジは、それぞれホルダ部に位置決め状態で収容され、使用に際して、例えばチャッキング機構等によって把持されつつ搬送されドライブ装置へ装填される。一方、使用後は、チャッキング機構等によって把持されつつ搬送されホルダ部へ収容される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような記録テープカートリッジでは、ドライブ装置内やホルダ部内で位置決め(姿勢規制)されたり、チャッキング機構等によって確実に把持されたりするために、ケースに複数の凹部や有底孔(以下、凹部等という)が設けられている。これらの凹部等は、その機能(使用目的)によって設置位置、寸法形状、開口方向がそれぞれ異なる。
【0007】
一方、ドライブ装置やライブラリ装置においても、機種や仕様によって記録テープカートリッジの位置決め方法、把持方法、搬送方法等が異なる場合がある。このため、複数種類(仕様)のドライブ装置やライブラリ装置に対応するためには、ケースにはより多くの凹部等が必要となる。また、凹部等の誤使用(例えば、対応しないライブラリ装置の位置決め部材や搬送ローラ等が入り込み、適正な動作を妨げるような状態の発生)を防止するために、凹部等によっては設置位置、寸法形状、開口方向が他の凹部等との関係で規制される場合がある。
【0008】
そして、ケースの外面に開口する方向が規制され、ケースの側方(ケースの周壁の外面)のみに開口する凹部または有底孔を設ける場合がある。この場合でも、例えば、凹部が、上ケースの周壁に側方及び下方に開口して設けられた上凹部と、下ケースの周壁に側方及び上方に開口して設けられた下凹部との接合により形成される構造であれば、上ケース及び下ケース共に成形時の型抜きに問題はないが、凹部が上ケースと下ケースとの接合部に対し何れか一方側に位置する場合には問題がある。
【0009】
すなわち、例えば、ベース部としての下ケースの周壁に側方にのみ開口する凹部を設けようとすると、この下ケースにはアンダーカット部が形成されるため、凹部の成形にスライドコアを使用する必要があり、金型構造が複雑化し高コストの原因となる。
【0010】
そして、磁気テープの巻出し及び巻取り用のリールを備えた2リールの記録テープカートリッジのケース、円盤状のディスクメディアを回転可能に収容したディスクカートリッジのケース等、ベース部の周壁の開口端にカバー部が接合されて成るケース一般において、周壁の外面にのみ開口した凹部等を設けようとすると、同様の問題がある。
【0011】
本発明は上記事実を考慮して、ベース部の周壁にカバー部との接合部位と離間して設けられ該周壁の外面にのみ開口する凹部を、ベース部にアンダーカット部を設けることなく形成できる構造のケースを得ることが目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係るケースは、有底容器状に形成されたベース部の周壁の開口端にカバー部が接合されて成り、内部に記録テープが巻装されたリールまたは円盤状のディスクメディアを回転可能に収容する中空のケースであって、前記ベース部の周壁に設けられ、該周壁の外面及び前記開口端側に開口する凹部と、前記カバー部の前記ベース部との接合側に突設され、前記凹部に入り込み該凹部の一部を閉塞する閉塞部と、前記閉塞部の内面側に設けられ、前記凹部における前記ケース側方を向く底面に当接するリブと、を備えている。
【0013】
請求項1記載のケースは、有底容器状に形成されたベース部の周壁の開口端にカバー部が接合されて中空に形成される。この接合によって、ベース部の凹部にはカバー部の上記接合側に突接された閉塞部が入り込む。
【0014】
これにより、閉塞部が凹部の一部を閉塞し、ケースの周壁の外面(ケースの側方)にのみ開口した凹部(有底孔)が形成される。換言すれば、ベース部とカバー部との接合部位(パーティングライン)と離間して位置し、ケースの側方にのみ開口した凹部が形成される。
【0015】
ここで、ベース部に設けられた凹部は、開口端側(カバー部との接合側)にも開口しているため、換言すれば、該凹部は開口端側から型抜きして形成できるため、該凹部が設けられたベース部は、アンダーカット部がなく、スライドコアを用いることなく成形できる。
【0016】
このように、請求項1記載のケースでは、ベース部の周壁にカバー部との接合部位と離間して設けられ該周壁の外面にのみ開口する凹部を、ベース部にアンダーカット部を設けることなく形成できる。
【0017】
また、カバー部に設けられた閉塞部が上記凹部の一部を閉塞するため、ケースの側方にのみ開口した凹部(有底孔)を所望の位置に所望の寸法形状で設けることができる他、例えば、閉塞部の形状を変更する(すなわち、カバー部成形用の金型を変更する)ことで凹部の開口高や開口幅(所定の基準部に対する位置)を変更することができる。さらに、前記凹部のケース側方を向く底面に当接するリブを前記閉塞部の内面に設けたため、リブが凹部の上記底面に当接するためケースの強度が確保される。この構成は、凹部の周壁外面から上記底面までの深さが周壁の板厚よりも大である場合に特に好適である。さらに、ケースの強度を確保するために閉塞部を厚肉化する必要がないため、閉塞部を厚肉化した場合に懸念される閉塞部外面(ケースのデザイン面)の引け(シンクマーク)発生が防止される。
【0018】
このケースの構造を適用した例として、記録メディアカートリッジは、上ケースと下ケースとが互いの周壁を突き当てて接合され、記録テープが巻装されたリールまたは円盤状のディスクメディアを回転可能に収容するケースと、前記上ケース及び下ケースの何れか一方の周壁に設けられ、該周壁の外面及び他方との接合側に開口する凹部と、前記他方の周壁に沿って延設され、前記凹部に入り込み該凹部の一部を閉塞する閉塞部と、を備えた構成とすることができる。
【0019】
この構成の記録メディアカートリッジでは、上ケース及び下ケースの何れか一方が上記ベース部に相当し、他方が上記カバー部に相当する。そして、記録テープを巻装したリールまたはディスクメディアの上下から上ケースと下ケースとが互いに周壁(開口端)を突き当てて接合され、ケース内に上記リールを収容して構成される。
【0020】
この接合によって、上ケース及び下ケースの何れか一方に設けられた凹部には、他方との接合側に開口した部分から該他方の周壁に沿って延設された閉塞部が入り込む。これにより、閉塞部が凹部の一部を閉塞し、ケースの周壁の外面(ケースの側方)にのみ開口した凹部(有底孔)が形成される。換言すれば、上ケースと下ケースとの接合部(パーティングライン)に対し何れか一方側に位置し、ケースの側方にのみ開口した凹部が形成される。
【0021】
ここで、上ケース及び下ケースの何れか一方に設けられた凹部は、他方(相手方)との接合側にも開口しているため、該凹部が設けられた何れか一方は、アンダーカット部がなく、スライドコアを用いることなく成形できる。このように、本構成の記録メディアカートリッジでは、上ケースと下ケースとの接合部の一方側に位置しケースの側方にのみ開口した凹部を、アンダーカット部を設けることなく形成できる。
【0024】
また、閉塞部が凹部に嵌合する(凹部と閉塞部との隙間が小さい)構成とすれば、例えば、落下等によってケースに衝撃が加えられても、凹部と閉塞部とが互いに干渉し合ってケースの捩れ等の変形を抑制し、ベース部とカバー部との接合部位における隙間等の発生が抑制される。特に、閉塞部や閉塞部に設けたリブが凹部のケース側方を向く底面に当接する構成では、ケースの落下時に互いに干渉し合う部分が増加し、落下等による上記接合部位における隙間等の発生が一層好適に抑制される。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係るケースの構造が適用された記録テープカートリッジ10について、図1乃至図7に基づいて説明する。先ず、記録テープカートリッジ10の概略全体構成を説明し、次いで、本発明の要部である凹部64、76と閉塞片70、80とによって形成される係合孔60、62について説明する。
【0026】
なお、説明の便宜上、矢印Aで示す記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填方向を記録テープカートリッジ10の前方向(前側)とし、矢印Aと直交する矢印B方向、矢C方向をそれぞれ右方向、左方向とする。
(記録テープカートリッジの全体構成)
これらの図に示される如く、記録テープカートリッジ10は、平面視で略矩形状のケース12内に、情報記録再生媒体である記録テープとしての磁気テープTを巻装した単一のリール14を回転可能に収容して構成されている。
【0027】
ケース12は、ドライブ装置への装填方向先頭側の1つの角部である右前角部がそれぞれ切り欠かれた一対の上ケース16と下ケース18とを互いの周壁16A、18Aを突き合せて接合することで構成されており、内部に磁気テープTを巻装したリール14の収容空間が設けられている。そして、上ケース16及び下ケース18の周壁16A、18A、天板16B、底板18Bが切り取られた上記右前角部が磁気テープTの引き出し用の開口20とされている。
【0028】
この開口20から引き出される磁気テープTの自由端には、ドライブ装置の引出手段によって係止(係合)されつつ引き出し操作されるリーダピン22が接続されている。リーダピン22の磁気テープTの幅方向端部より突出した両端部には、環状溝22Aが形成されており、この環状溝22Aが引出手段のフック等に係止される。これにより、磁気テープTを引き出す際に、フック等が磁気テープTに接触して傷付けない構成である。
【0029】
また、ケース12の開口20の内側には、ケース12内においてリーダピン22を位置決め、保持する上下一対のピン台24が設けられている。ピン台24は、半円筒形状をしており、その凹部24Aに直立した状態のリーダピン22の両端部が保持される。そして、ピン台24の外周壁の磁気テープT引き出し側は開放しており、リーダピン22が出入りする出入り口となっている。
【0030】
ピン台24の近傍には板ばね25が固定配置されており、この板ばね25がリーダピン22の上下端部に係合してリーダピン22をピン台24に保持するようになっている。リーダピン22がピン台24に出入りする際には、板ばね25は適宜弾性変形してリーダピン22の移動を許容する構成である。
【0031】
さらに、下ケース18の底板18Bの中央部には、リール14の図示しないリールギヤを外部に露出するためのギヤ開口26が設けられており、リール14はリールギヤがドライブ装置の駆動ギヤに噛合わされてケース12内で回転駆動されるようになっている。また、リール14は、上ケース16の天板16B及び下ケース18底板18Bの内面にそれぞれ互いに対称に立設されてギヤ開口26と同軸的な円形の軌跡上にある(一部切り欠かれた短円筒状の)内壁としての遊動規制壁28によってガタ付かないように保持されている。遊動規制壁28は、開口20の近傍では切り欠かれている。
【0032】
この遊動規制壁28の開口20近傍の端部には、内部に位置規制用孔が形成された袋部28Aが連設されている。また、ケース12の左前角部の内側においては、長孔である位置規制用孔が形成された袋部28Bが遊動規制壁28に連設されている。袋部28A、28Bは、左右(矢印B、C)方向に沿った一直線上に配置されている。
【0033】
また、ケース12の前壁12A(周壁16A、18Aのうち、外面が矢印A方向を向く部分)の右端部には、開口20の前縁部を規定する上下一対の短い傾斜壁部30が設けられている。傾斜壁部30は、開口20の開放面に沿って屈曲されると共に前壁12Aよりも厚肉化されており、その厚み方向の中央部には後述するドア50の先端が入り込む凹部30Aが形成されている。また、傾斜壁部30の左方近傍における前壁12A内側には、上下一対のビスボス32が連設されている。
【0034】
一方、ケース12の右壁12B(周壁16A、18Aのうち、矢印A方向に沿った右側の壁)の前端部には、矢印A方向に直交して内方に延設された上下一対の屈曲壁部34が連設されている。この屈曲壁部34が開口20の後縁を規定している。また、屈曲壁部34の先端には上下一対のビスボス36が連設されており、このビスボス36の外周部はドア50と摺動可能なドア50の案内(ガタつき防止)用としても機能する。屈曲壁部34と右壁12Bとの連設部分は、開口20の開放面に沿って傾斜された上下一対の傾斜段部38とされている。
【0035】
屈曲壁部34後方の右壁12Bには、ケース12の内外を連通する窓部としての所定長さのスリット40が設けらており、後述するドア50の操作突起52の露出用とされている。スリット40は、右壁12Bを構成する周壁16Aの下部を切り欠いて形成され、上ケース16の傾斜段部38の下部をも切り欠くことで前方へも開口されている。すなわち、スリット40の下端部は、下ケース18の周壁18A及び傾斜段部38の上端面によって規定されている。これにより、スリット40は、上ケース16と下ケース18との突き当て部であるパーティングラインPLよりも上方に位置し、該パーティングラインPLよりも上方に位置するセルリテンションノッチ58(後述)に対応すると共に、後述する駆動ローラ122が進入不能な構成である。
【0036】
また、屈曲壁部34後方(スリット40の前部)における右壁12Bには、ケース12の内方(左方)に突出した上下一対の凸部42が全高に亘って連設されており、その端面が後述するドア50の外面に対応して湾曲している。一方、上下の遊動規制壁28の凸部42に対応する位置には、それぞれドア50の内面に対応して湾曲し凸部42と対向する凸部44が全高に亘って設けられている。凸部42と凸部44とは、ドア50が開口20を開閉する際に該ドア50を挟むようにこれと摺動可能になっており、ケース12内への塵埃侵入防止用及びドア50の案内(ガタつき防止)用とされている。
【0037】
さらに、スリット40の後端を規定する右壁12B(周壁16A、18A)の部分にもケース12の内方に突出した凸部46が全高に亘って設けられており、ケース12内への塵埃侵入防止用及びドア50の案内(ガタつき防止)用とされている。さらにまた、ケース12の凸部46の後方には、ケース12の内方に突出し後述する係合孔60形成用の上下一対の凸部48が全高に亘って設けられており、各凸部48におけるドア50の外面に対応して湾曲された一部が、開口20を開閉する際にドア50の外面が摺動可能なドア50案内(ガタつき防止)用の案内面48Aとされている。
【0038】
以上説明した上ケース16と下ケース18とは、周壁16Aと周壁18Aとが同等の高さとされており、この周壁16Aと周壁18Aとが互いの開口端を突き当てて接合される。この状態で、接合開口20の縁部の近傍に位置する各ビスボス32、36及びケース12の適宜位置に設けられた図示しない他のビスボスに下側から図示しないビスがねじ込まれて、上ケース16と下ケース18とが固定(上記接合が維持)され中空のケース12が形成される構成である。これによって、開口20両端のコーナー部は強固に接合され、落下強度が確保される構成である。なお、ビスボス32、36に相当する位置にそれぞれ設けられた突起と嵌合孔とを互いに嵌合させ他の部分でビス止めしても良く、周壁16A、18Aの付き当て部(接合部)を超音波溶着等によって溶着固定しても良い。
【0039】
また、開口20の開放面の矢印A方向に対する傾斜角(開口20の上下を規定するケース12の天板16B及び底板18Bの傾斜角)は、後述するライブラリ装置90における記録テープカートリッジ10の識別(認識)の要求に応じて決められており、この傾斜角に応じて(または、傾斜の有無によって)ライブラリ装置90が記録テープカートリッジ10の世代や記録容量等を認識できる構成である。
【0040】
以上説明したケース12の開口20は、遮蔽部材としてのドア50によって開閉されるようになっている。ドア50は、その板幅(高さ)が開口20の開口高とほぼ同一とされると共にその板長が開口20の開口幅よりも十分大きくされ、所定の円周に沿って板厚方向に湾曲した平面視円弧状に形成されている。
【0041】
具体的には、ドア50は、その先端部が傾斜壁部30の凹部30Aに入り込んだ状態で開口20を閉塞し(図7(A)参照)、上記円周に沿って略後方へ移動(回動)して開口20を開放し(図7(B)参照)、その先端近傍の外周面がビスボス36近傍に達すると開口20を完全に開放する(図7(C)参照)構成である。また、ドア50は、開口20を開放する際と略反対方向に回動して開口20を閉塞するようになっている。
【0042】
すなわち、ドア50は、その移動軌跡である所定の円周に対応した円弧状に湾曲形成されている。このドア50の回動中心は、本実施の形態では、その左右方向の位置がケース12の左端近傍に、その前後方向の位置がスリット40の後端近傍に設定されている。なお、ドア50の回転中心及び半径は、ドライブ装置からの要求により決まる開口20前後の縁部(傾斜壁部30及びビスボス36)の位置やライブラリ装置からの要求により決まる開口20の開放面の角度等に応じて適宜決められれば良い。
【0043】
また、ドア50の湾曲した長手寸法は、その後端部が開口20の閉塞状態においてケース12の凸部48よりも後方の右後角部内に位置するように決められている。これにより、ドア50は、開口20を開閉する全過程で、ケース12のビスボス36、凸部42、44、46、案内面48A(及び遊動規制壁28)に案内され(ガタを規制され)るようになっている。
【0044】
このドア50の長手方向中央部よりも若干前方における外周部には、操作部としての操作突起52がドア50の径方向に沿って突設されている。操作突起52は、スリット40からケース12の外側に露出されており、開口20の閉塞状態では凸部42の後方にわずかに離間して位置すると共にスリット40の傾斜段部38で前方へ開口した部分から操作可能とされている。この状態で操作突起52の先端部が右壁12Bの外面(ケース12の外形領域)よりも突出しないように各部の寸法が決められている。
【0045】
一方、操作突起52は、開口20の開放状態では、スリット40の後縁に位置する凸部46の前方にわずかに離間して位置するようになっている。なお、この状態で、操作突起52の長手方向がケース12の右壁12B(矢印A方向)と略直交するように各部の寸法が決められている。
【0046】
そして、この操作突起52露出用のスリット40によってケース12の内外が連通されるが、このスリット40は、ケース12内の略全高に亘るドア50と該ドア50を案内する凸部42、46とによって常時ほぼ閉塞され、かつ内壁としての遊動規制壁28及びドア50を案内する凸部44によってリール14の収容空間との間に迷路構造が形成されることにより、リール14に巻装された磁気テープTへの塵埃等の付着が防止されるようになっている。
【0047】
また、ドア50の後端近傍の内周部には、ばね保持部54がドア50の径方向に沿って突設されている。このばね保持部54には、一端部が下ケース18の底板18Bから立設されたばね係止部55に係止された付勢手段としてのコイルばね56の他端部が係止保持されている。これにより、ドア50は、コイルばね56の付勢力によって開口20の閉塞方向に付勢され、通常開口20を閉塞する構成である。
【0048】
以上説明したドア50は、記録テープカートリッジ10が矢印A方向に沿ってドライブ装置へ装填される動作によって、図7(A)乃至図7(C)に示される如く、操作突起52がドライブ装置に固定されスリット40の前方に開口した部分から進入する開閉部材57に係合することでコイルばね56の付勢力に抗してケース12に対し移動し開口20を開放し、ドライブ装置から排出される際にはコイルばね56の付勢力によって開口20を閉塞する構成である。そして、円弧状に湾曲形成されたドア50は、その湾曲形状に沿った移動軌跡からはみ出すことなくリール14及びピン台24(リーダピン22)の外側を回り込むように回動して開口20を開閉するようになっている。
【0049】
また、ケース12の左端部における前後方向略中央部には、凹状のセルリテンションノッチ58が設けられており、このセルリテンションノッチ58が開口20を開放する際にドライブ装置の係合部材と係合することで、操作突起52と開閉部材57との係合部位廻りに作用する回転モーメントを打ち消す構成である。これにより、ケース12は矢印A方向に対し傾斜することなくドライブ装置へ装填され、ドア50がスムースに作動して開口20を開放するようになっている。
【0050】
なお、ドア50は、凸部42、44等に案内される構成には限定されず、例えば、天板16Bと底板18Bとに設けられた上下一対の溝やガイドリブ(連続的に設けられ内部に溝が形成されるリブを含む)等によってガイドされても良い。(係合孔の構成)
さらに、ケース12には、左右一対の係合孔60、62が設けられている。係合孔60、62は、記録テープカートリッジ10がライブラリ装置90のホルダ部92(後述)に収容された状態で、係合爪110が入り込んで該ホルダ部92内に記録テープカートリッジ10を保持するための凹部(有底孔)である。
【0051】
図4にも示される如く、下ケース18の前後方向略中央部に設けられ案内面48Aが形成された凸部48の外側には、右方(右壁12Bの外面)及び上方(開口端側)に開口した凹部64が設けられている。凹部64の下底部は、右壁12Bを構成する周壁18Aと複数(本実施の形態では2つ)のリブ66とによって規定されている。
【0052】
各リブ66は、周壁18Aの内縁から凹部64の側底面(左縁部)64Aに至っており、各リブ66間及びリブ66と凹部64の前後壁部との間が肉抜き部67とされている。各リブ66の肉厚は、周壁18Aの板厚と同等以下となるように設定されている。なお、リブ66の数は、凹部64の開口幅(ケース12前後方向における開口長さ)に応じて適宜決められる。
【0053】
一方、上ケース16の凸部48における凹部64に対応する位置には、開口幅が凹部64の開口幅に対応すると共に左(奥)側の内縁の位置が凹部64の側底面64Aに対応し、下方に開口した肉抜き孔68が設けられている。肉抜き孔68の底部は天板16Bによって規定されている。
【0054】
また、上ケース16には、肉抜き孔68の右側の縁部を規定する周壁16Aに沿って下方へ延設された閉塞部としての閉塞片70が設けられている。閉塞片70は、その幅が凹部64の開口幅に対応すると共に周壁16Aからの突出高さが凹部64の開口高よりも小とされており、凹部64に入り込むと該凹部64の上部(一部)を閉塞するようになっている。
【0055】
さらに、閉塞片70及び該閉塞片70が設けられた周壁16Aの部分には、高さが肉抜き孔68の底部(すなわち、天板16B)から閉塞片70下端部まで至る複数(本実施の形態では2つ)のリブ72が、左方(ケース12内方)へ向けて突設されている。各リブ72の左端面は、肉抜き孔68の左側の縁部に一致しており、閉塞片70が凹部64に入り込んだ状態では該凹部64の側底面64Aに当接する構成である。これにより、下端部が下ケース18に突き当てられない閉塞片70の強度が確保されるようになっている。
【0056】
上記の通り、上ケース16と下ケース18とをビス止めによって接合すると、周壁16Aと周壁18Aとが突き当てられると共に、上下の凸部48が突き当てられる。そして、図6(A)に示される如く、閉塞片70が凹部64に入り込んでその上部を閉塞することで、右壁12Bの外面(右方、側方)にのみ開口した有底の係合孔60が、周壁16Aと周壁18Aとの突き当て部(パーティングラインPL)よりも下方に形成される構成である。すなわち、凹部64に入り込んだ閉塞片70の下端部が係合孔60の上縁を規定する構成である。
【0057】
また、図5にも示される如く、ケース12の左壁12C(周壁16A、18Aのうち、矢印A方向に沿った左側の壁)を構成する下ケース18の周壁18Aの内側には、遊動規制壁28に連設された凸部74が、凸部48と対応する前後方向の位置に全高に亘って設けられている。この凸部74の外側には、左方(右壁12Bの外面)及び上方(開口端側)に開口した凹部76が設けられている。凹部76は、その下底部が周壁18Aとリブ66によって規定され、凹部64と同様に、その下方に肉抜き部67が設けられている。
【0058】
一方、上ケース16の左壁12Cを構成する周壁16Aの内側には、遊動規制壁28に連設された凸部78が全高に亘って設けられている。凸部78は、その前端が凸部74の前端と一致するが、前後方向の長さが凸部74の対応する長さよりも大とされている。この凸部78の外側には、上方及び左方に開口した上記セルリテンションノッチ58が設けられている。セルリテンションノッチ58は、本実施の形態では、その開口幅が凹部76の開口幅よりも大きく、その左右方向の深さが凹部76(係合孔62)の対応する深さと略同等とされている。
【0059】
また、上ケース16には、周壁16Aに沿って下方へ延設された閉塞部としての閉塞片80が凹部76に対応する位置に設けられている。閉塞片80は、その幅が凹部76の開口幅に対応すると共に周壁16A(凸部78)からの突出高さが凹部76の開口高よりも小とされており、凹部76に入り込むと該凹部76の上部(一部)を閉塞するようになっている。
【0060】
さらに、閉塞片80の内面には、全高に亘る複数(本実施の形態では2つ)リブ82が、左方(ケース12内方)へ向けて突設されている。各リブ72は、閉塞片80が凹部76に入り込んだ状態では該凹部76の側底面76Aに当接する構成である。これにより、下端部が下ケース18に突き当てられない閉塞片80の強度が確保されるようになっている。
【0061】
上記の通り、上ケース16と下ケース18とをビス止めによって接合すると、周壁16Aと周壁18Aとが突き当てられると共に、凸部74と凸部78とが突き当てられる。そして、図6(B)に示される如く、閉塞片80が凹部76に入り込んでその上部を閉塞することで、左壁12Cの外面(左方、側方)にのみ開口した有底の係合孔62が、周壁16Aと周壁18Aとの突き当て部(パーティングラインPL)よりも下方に形成される構成である。すなわち、凹部76に入り込んだ閉塞片80の下端部が係合孔60の上縁を規定する構成である。
【0062】
そして、各係合孔60、62は、前壁12Aに対する前後方向の位置、底板18Bに対する上下方向の位置、開口幅、開口高が互いに同一であり、下縁部の高さが後述する保持部材118の進入不能に決められると共に、上縁部の高さが後述する駆動ローラ122、124の進入不能に決められている。
【0063】
以上説明したように、本実施の形態では、下ケース18が本発明における「ベース部」に相当し、上ケース16が本発明における「カバー部」に相当する。なお、各リブ72、82の肉厚は、周壁16Aの板厚と同等以下となるように設定されている。また、リブ72、82の数は、閉塞片70の幅(凹部64の開口幅に対応した長さ)に応じて適宜決められれば良い。
【0064】
また、下ケース18における各係合孔60、62の後方には、それぞれ係合凹部84、86が設けられている。係合凹部84、86は、それぞれケース12の後端近傍のパーティングラインPLよりも下方において下方及び側方(右方または左方)に開口しており、後述する保持部材118が係脱可能とされている。
(ライブラリ装置の構成)
次に、上記記録テープカートリッジ10が使用されるライブラリ装置90の一例について、図8に基づいて概略構成を説明する。
【0065】
図8に概略斜視図にて示される如く、ライブラリ装置90は、それぞれ記録テープカートリッジ10を収容可能な複数のホルダ部(マガジン)92またはホルダ部93を有する収容棚部94と、1基または複数(本実施の形態では4基)のドライブ装置96が設置された記録再生部98と、記録テープカートリッジ10の後端側部を把持可能なチャッキング機構100を各ホルダ部92と各ドライブ装置96との間で移動可能な移動機構部102とを備えて構成されている。なお、ホルダ部92、93の内部構成については後述する。
【0066】
このライブラリ装置90では、使用される記録テープカートリッジ10をチャッキング機構100及び移動機構部102によってホルダ部92から抜き出して記録再生部98のドライブ装置96へ装填し、使用後の記録テープカートリッジ10をチャッキング機構100及び移動機構部102によってドライブ装置96から抜き出して収容棚部94のホルダ部92へ収容(装填)するようになっている。
【0067】
これにより、複数(多数)収容した記録テープカートリッジ10を自動的かつ高速でドライブ装置96に着脱でき、大規模(大容量の)な情報バックアップシステムが構築されている。また、ライブラリ装置90は、記録テープカートリッジ10を含む複数種類の記録テープカートリッジを取り扱うようになっており、その種類に応じて仕様の異なるホルダ部92等、ドライブ装置96を備えて構成されている。
【0068】
次に、記録テープカートリッジ10を収容するホルダ部92について図9に基づいて説明する。この図に示される如く、ホルダ部92の内部には、前後方向の位置決め基準となるそれぞれ上下一対の位置決めストッパ104、106が最奥部に設けらている。右側(開口20側)の位置決めストッパ104は、ケース12の開口20開放面に対応した傾斜部104Aを備えており、左右方向の位置決め基準ともなる構成である。
【0069】
また、ホルダ部92の開口端近傍には、左右一対の揺動アーム108が設けられており、各揺動アーム108の先端にはそれぞれ係合爪110が設けられている。各係合爪110は、それぞれケース12の係合孔60、62に係脱可能に形成されている。各揺動アーム108は、記録テープカートリッジ10の挿入を検知する検知手段と連動する駆動手段によって揺動し、係合爪110を係合孔60、62に対し進退(係脱)させるようになっている。
【0070】
このホルダ部92を備えたライブラリ装置90では、収容状態の記録テープカートリッジ10(ケース12)の後部がホルダ部92の開口端から突出するようになっており、例えば、チャッキング機構100はケース12の後部を左右から把持する構成としても良く、チャッキング機構100のチャック爪が外部に露出された係合凹部84、86に係合してケース12を保持する構成としても良い。
【0071】
なお、ホルダ部92内における位置決めストッパ104(傾斜部104A)、または、その近傍にはケース12の開口20開放面の傾斜角(接触の有無や距離等)を識別する識別手段が設けらており、該ホルダ部92に対応しない記録テープカートリッジを収容するとチャッキング機構100及び移動機構部102によって該記録テープカートリッジを排出させる信号を出力するようになっている。
【0072】
次に、記録テープカートリッジ10を収容するホルダ部93について図10に基づいて説明する。この図に示される如く、ホルダ部93は、その奥壁112が前後方向の位置決め基準となると共に、奥壁112の近傍にケース12の開口20開放面に対応して傾斜配置された傾斜ストッパ114が左右方向位置決め基準となっている。
【0073】
また、ホルダ部93のテーパ状に間口が広げられた開口端近傍には、左右一対の板ばね116が設けられており、各板ばね116の先端にはそれぞれ保持部材118が設けられている。各保持部材118は、それぞれケース12の係合凹部84、86に進退可能に形成されている。
【0074】
各保持部材118は、それぞれ記録テープカートリッジ10の挿入経路上の左右端に配置されており、記録テープカートリッジ10が挿入される際にケース12に当接すると板ばね116の変形によって上記挿入を許容し、ケース12の前壁12Aが奥壁112に当接すると板ばね116の復元力によって係合凹部84、86内に進入する構成である。一方、記録テープカートリッジ10を抜き出す際に所定値以上の抜き出し力が作用すると、該抜き出し力の一部が保持部材118の曲面状の外面によって保持部材118の係合凹部84、86からの退出方向の力に変換され、板ばね116が変形して保持部材118が係合凹部84、86から退出し、上記抜き出しを許容するようになっている。
【0075】
このホルダ部93は開口端側の中央部の上下が大きく切欠かれており、該ホルダ部93を備えたライブラリ装置90では、チャッキング機構が記録テープカートリッジ10(ケース12)の後部を上下から把持するようになっている。
【0076】
なお、ホルダ部93内における傾斜ストッパ114、または、その近傍にもケース12の開口20開放面の傾斜角(接触の有無や距離等)を識別する識別手段が設けらている。
【0077】
また、ライブラリ装置90には、チャッキング機構100及び移動機構部102またはそれらの一部に代えて、図11に示す送り機構120を備えたものがある。送り機構120は、例えば、収容棚部94に設けられ、記録テープカートリッジ10を挿入(収容)または排出するホルダ部92またはホルダ部93へ移動するようになっている。
【0078】
送り機構120の内部には、それぞれ図示しない駆動機構によって回転駆動される複数の駆動ローラ122、124が左右に配設されており、右側の駆動ローラ122群がばね126によって内側へ付勢されている。この送り機構120は、記録テープカートリッジ10(ケース12)の一部が挿入されると、ばね126の付勢力によって駆動ローラ122、124をケース12の右壁12B、左壁12Cに押し付けつつ回転力を伝達し、記録テープカートリッジ10を駆動ローラ122、124の回転方向に応じた所望の方向(矢印A方向または矢印Aとは反対方向)に送る(搬送する)ようになっている。
【0079】
以上説明した、ホルダ部92の係合爪110、ホルダ部93の保持部材118、送り機構120の駆動ローラ122、124の高さ方向の位置をケース12の係合孔60、62との関係で見ると、図12に示すようになっている。
【0080】
具体的には、係合爪110は、上記の通り係合孔60、62に係脱可能な構成である。なお、係合爪110は、収容状態のケース12後部を開口端から突出させるホルダ部92の構造上、係合凹部84、86に入り込むことはない。
【0081】
一方、保持部材118は、ケース12の下方に開口した係合凹部84、86に対応し、その下端がケース12の略下端と一致するように配置されている。そして、係合孔60、62の下端が周壁18Aで規定されていることにより、保持部材118は、板ばね116の復元力が作用しても周壁18Aに当接(摺動)し、係合孔60、62には入り込めないようになっている。
【0082】
また、駆動ローラ122、124は、その上下端がケース12の上記パーティングラインPLを挟んで位置しており、閉塞片70、80によって凹部64、76の上部を閉塞して形成されパーティングラインPLよりも下方に位置する係合孔60、62には入り込めないようになっている。また、駆動ローラ122は、パーティングラインPLよりも上方に位置するスリット40にも入り込むことができない構成であり、操作突起52の誤操作が防止されるようになっている。
【0083】
次に、本実施の形態の作用について説明する。先ず、ホルダ部92を備えたライブラリ装置90における作用を説明する。
【0084】
上記構成の記録テープカートリッジ10は、図9に示される如く、係合孔60、62にそれぞれ係合爪110が入り込んだ状態で、ホルダ部92に収容保持されている。この記録テープカートリッジ10の使用の際には、揺動アーム108の揺動によって係合爪110が係合孔60、62との非係合位置へ移動する。そして、記録テープカートリッジ10は、チャッキング機構100に把持されつつ移動機構部102によってホルダ部92から排出され、ドライブ装置96へ装填される。
【0085】
この装填動作(ドライブ装置96との相対移動)に伴って、ドア50の操作突起52がドライブ装置96内に固定された開閉部材57に係合しつつケース12に対し略後方へ移動する。すると、ドア50は、その湾曲形状に沿った移動軌跡からはみ出すことなくリール14及びピン台24(リーダピン22)の外側を回り込むように回動して開口20を開放する。
【0086】
そして、開放された開口20からリーダピン22が引き出されドライブ装置96の巻取リールに誘導、保持される。この状態で巻取リールとリール14とを同期して回転駆動すると、磁気テープTは巻取リールに巻き取られつつケース12から順次引き出され、所定のテープ経路に沿って配設された記録再生ヘッドによって情報の記録または再生が為される。
【0087】
一方、磁気テープTが全てリール14に巻き戻され、リーダピン22がピン台24に保持されると、記録テープカートリッジ10はドライブ装置96から排出され、ドア50はコイルばね56の付勢力によって開口20を閉塞する。
【0088】
ドライブ装置96から所定量排出された記録テープカートリッジ10は、チャッキング機構100に把持されつつ移動機構部102によってドライブ装置96から抜き出され、ホルダ部92へ挿入される。
【0089】
記録テープカートリッジ10(ケース12)が位置決めストッパ104、106に当接して位置決めされると、揺動アーム108が作動され、係合爪110が係合孔60、62に入り込む。これにより、記録テープカートリッジ10は、ホルダ部92内で位置決め状態で保持される図9の状態に戻り、チャッキング機構100による次回のチャッキングが正確に為される。
【0090】
次にホルダ部93を備えたライブラリ装置90における作用について、上記作用と異なる部分を説明する。
【0091】
記録テープカートリッジ10は、図10に示される如く、係合凹部84、86にそれぞれ保持部材118が入り込んだ状態で、ホルダ部93に収容保持されている。この記録テープカートリッジ10の使用の際には、チャッキング機構がケース12の後部を上下から把持し、この状態で移動機構部102が後方(矢印Aとは反対方向)に移動する(チャッキング機構100を後方へ移動させる)。
【0092】
すると、ケース12には上記所定値以上の抜き出し力が作用し、板ばね116が変形して保持部材118が係合凹部84、86から退出する。これにより、保持部材118による記録テープカートリッジ10の保持状態が解除され、記録テープカートリッジ10は、チャッキング機構100のさらなる後方への移動によってホルダ部93から排出され、その後ドライブ装置96に装填される。
【0093】
一方、記録テープカートリッジ10は、その使用後、チャッキング機構に上下から把持されつつ移動機構部102によってドライブ装置96から抜き出され、ケース12との当接による板ばね116の変形によってケース12の移動経路上から退出した保持部材118と摺動しつつホルダ部93へ挿入される。
【0094】
このとき、係合孔60、62がそれぞれ保持部材118に対応する位置に達しても、該保持部材118は、係合孔60、62下方の周壁18Aによって該係合孔60、62への進入を阻止される。このため、記録テープカートリッジ10は適正にホルダ部93へ挿入されていく。
【0095】
記録テープカートリッジ10(ケース12)が奥壁112、傾斜ストッパ114に当接して位置決めされると、係合凹部84、86がそれぞれ保持部材118に対応する位置に達し、各保持部材118は板ばね116の復元力によってそれぞれ係合凹部84、86に入り込む。これにより、記録テープカートリッジ10は、ホルダ部92内で位置決め状態で保持される図10の状態に戻り、チャッキング機構による次回のチャッキングが正確に為される。
【0096】
さらに、送り機構120を備えたライブラリ装置90における作用について、該送り機構120によって記録テープカートリッジ10をホルダ部92へ挿入する場合を一例として、上記各作用と異なる部分を説明する。
【0097】
送り機構120は、記録テープカートリッジ10を収容するホルダ部92の開口端に、一端側開口部を一致させる。この状態で、送り機構120の他端側開口部から記録テープカートリッジ10の一部が挿入されると、駆動ローラ122、124が回転駆動される。左右の駆動ローラ122、124は、ばね126の付勢力によってケース12をパーティングラインPLの部分において左右から押圧しつつ回転力を伝達し、矢印A方向へ送り出す。
【0098】
そして、係合孔60、62がそれぞれ各駆動ローラ122、124設置位置を通過しても、各駆動ローラ122、124は、係合孔60、62上方の閉塞片70、80によってそれぞれ該係合孔60、62への進入を阻止される。このため、記録テープカートリッジ10は適正に送り機構120によってへ送り出され(搬送され)ていく。この送り出しに伴って、記録テープカートリッジ10は、上記と同様にホルダ部92へ挿入され、該ホルダ部92に収容保持される。
【0099】
なお、送り機構120の駆動ローラ122、124と同様の構成(上下方向の位置、形状)のガイドローラがホルダ部92、93内に設けられた構成(図示省略)のライブラリ装置90においては、該ガイドローラはケース12の係合孔60、62に入り込むことなく記録テープカートリッジを適正にガイドする。
【0100】
ここで、下ケース18に設けられた凹部64、76は、それぞれ上方に開口しているため、該下ケース18にはアンダーカット部がなく、スライドコアを用いることなく下ケース18を成形できる。また、上ケース16に設けられそれぞれ凹部64、76の一部を閉塞する閉塞片70、80は、単に周壁16Aに沿って延設される構成のため、上ケース16もアンダーカット部がなくスライドコアを用いることなく成形できる。
【0101】
このように、本実施の形態に係るケースの構造該適用された記録テープカートリッジ10では、上ケース16と下ケース18との突き当て部であるパーティングラインPLよりも下方に位置しケース12の周壁18A外面(右方または左方である側方)にのみ開口した係合孔60、62を、上ケース16及び下ケース18の何れにもアンダーカット部を設けることなく形成できる。
【0102】
また、上ケース16に設けられた閉塞片70、80が凹部64、76の一部を閉塞するため、ケース12の側方にのみ開口した係合孔60、62を所望の位置に所望の寸法形状で設けることができ設計の自由度(記録テープカートリッジ10、ライブラリ装置90、ドライブ装置96それぞれの設計自由度)が向上する他、例えば、閉塞片70、80の形状を変更する(例えば、閉塞片70の高さを変更したり、閉塞片70にさらなる閉塞片を延設したりする)ことで係合孔60、62の開口高や開口幅(所定の基準部に対する位置)が変更可能である。すなわち、上ケース16の金型を変更するのみで係合孔60等の位置や寸法、形状を変更することもできる。
【0103】
さらに、各閉塞片70、80にそれぞれリブ72、82を設けたため、閉塞片70、80(すなわち、ケース12)の強度が確保される。特に、リブ72、82がそれぞれ凹部64、76の側底面64A、76Aに当接するため、ケース12の係合孔60、62周辺部分の強度が一層良好となる。
【0104】
さらにまた、本実施の形態では、係合孔60、62が周壁18Aの板厚よりもケース12の左右方向に深い構成としたが、リブ72、82を設けることで上ケース16には厚肉部分がなく、ケース12のデザイン面である外面における引け(シンクマーク)の発生を防止できる。特に、ケース12の左壁12C側では、係合孔62の上方にセルリテンションノッチ58を配置したため、上ケース16に肉抜き孔68を設けることなく引けの発生を防止できる。
【0105】
一方、本実施の形態では、係合孔60等の下縁部が底板18Bの上面よりも高位である構成としたが、肉抜き部67(リブ66)を設けることで係合孔60等の下方部分にも厚肉部分がなく、ケース12のデザイン面である外面における引け(シンクマーク)の発生を防止できる。すなわち、リブ66を設けた構成とすることで、ケースの外面に引けを生じることなく、かつ、金型構造を複雑化することなく(例えば、引けを防止するために下ケース18内側における凹部64下方に別個のアンダーカット部を設けることなく)、上下方向における所望の位置に所望深さ(ケース12外面から側底面64A、76Aまでの深さ)の係合孔60、62を得ることができる。また、リブ66を残して肉抜き部67を設けることで、ケース12の強度も確保できる。
【0106】
また、凹部64、76の開口幅に対応した幅の閉塞片70、80が該凹部64、76に入り込んで(嵌合して)ケース12が形成されるため、例えば、落下等によってケース12に衝撃が加えられても、該凹部64、76と閉塞片70、80とが互いに干渉し合ってケース12の捩れ等の変形を抑制し、パーティングラインPL(周壁16A、18A間)の隙間等の発生が抑制される。特に、本実施の形態では、閉塞片70、80に設けられ側底面64A、76Aに当接するリブ72、82を備えているため、上記落下時には閉塞片70、80と側底面64A、76Aとが互いに干渉し合い、落下等によるパーティングラインPL(周壁16A、18A間)の隙間等の発生が一層好適に抑制される。
【0107】
なお、上記の実施の形態では、上下の凸部48を突き当てて、または凸部74と凸部78とを突き当てて、係合孔60、62を形成する構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、図13及び図14に示される如き第1変形例に係る構成としても良い。
【0108】
図13には、ケース12の右壁12BにパーティングラインPLよりも下方に形成される第1変形例に係る係合孔130の構造が図4に対応する分解斜視図にて示されている。また、図14には、係合孔130の構造が図6(A)に対応する断面図にて示されている。
【0109】
これらの図に示される如く、係合孔130は、下ケース18の内方に突設された凸部132の外側に設けられ側底面64Aとリブ66と肉抜き部67とが設けられた凹部64の一部が、上ケース16周壁16Aに沿って延設されリブ72を有する閉塞片70によって閉塞されて構成される点で、上記実施の形態と共通する。一方、上ケース16には凸部132と突き当てられる部分がない点で、上記実施の形態と相違する。
【0110】
すなわち、係合孔130は、上ケース16と下ケース18とをビス止めによって接合すると、周壁16Aと周壁18Aとが突き当てられ、閉塞片70が凹部64に入り込んでその一部を閉塞することで形成される。
【0111】
本第1変形例に係る構成によっても、上記実施の形態と全く同様の効果が得られる他、上ケース16の構造(金型)が簡単となる。但し、上ケース16側には凸部132と突き当てられる部分がないため、ケース12内に塵埃等が侵入する経路が形成される。このため、係合孔130は、遊動規制壁28によってリール14が配設される空間と仕切られたケース12の部分に設けることが好ましい。
【0112】
また、上記の実施の形態では、凹部64、76の下底部に設けられた肉抜き部67が上方に開口した構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、図15及び図16に示される如き第2変形例に係る構成としても良い。
【0113】
図15(A)に示される如く、凹部64の下底部は平坦面とされており、下ケース18の凹部64下方の部分には、下方及び側方(本第2変形例では右方)に開口した肉抜き用のスリット136が複数(本第2変形例では2つ)設けられている。スリット136に挟まれた部分がリブ138とされており、リブ138の肉厚は周壁18Aの板厚と同等以下とされている。
【0114】
一方、図15(B)に示される如く、凹部76の下底部は平坦面とされており、下ケース18の凹部76下方の部分には、下方及び左方に開口した肉抜き用のスリット136が複数(本第2変形例では3つ)設けられている。スリット136に挟まれた部分がリブ138とされており、リブ138の肉厚は周壁18Aの板厚と同等以下とされている。
【0115】
本第2変形例に係る構成によっても、上記実施の形態と全く同様の効果が得られる。特に、図16(A)及び図16(B)に示される如く、下ケース18の凹部64、76下方の部分は、アンダーカット部を設けることなく厚肉化が防止され、上下方向における所望の位置に左右方向の所望深さの係合孔60、62(130)を得ることができる。また、リブ138によって、ケース12の強度が確保されると共に、ケース12の外側に開口した肉抜き部へのドライブ装置96やライブラリ装置90の部材の誤挿入等が阻止される。
【0116】
なお、本第2変形例において、例えば、凹部64、76下方のスリット136が1つであっても(リブ138を設けず、例えば、スリット136の底面をケース12のドライブ装置96内における高さ方向の位置決め基準面としても)良いが、本第2変形例にかかる構成では、リブ138によって、ケース12の強度が確保されると共に、ケース12の外側に開口した肉抜き部へのドライブ装置96やライブラリ装置90の部材の誤挿入等が阻止される。
【0117】
なお、上記の実施の形態及び各変形例では、ライブラリ装置90の係合爪110が入り込む係合孔60、62、130を備えた構成としたが、本発明はこれに限定されず、凹部64、76と閉塞片70、80とで形成される有底孔(凹部)が如何なる用途に用いられても良いことは言うまでもない。したがって、凹部64等と閉塞片70等とで形成される有底孔の設置位置や寸法形状にも限定はなく、例えば、凹部64を上ケース16に設けると共に閉塞片70を下ケース18に設けても(上ケース16をベース部とすると共に下ケース18をカバー部としても)良く、凹部76と閉塞片80とで形成される有底孔がケース12の前壁12Aに設けらても良い。
【0118】
また、上記の実施の形態及び各変形例では、下ケース18の凹部64等と上ケース16の閉塞片70等とによって係合孔60等を形成する構造が、上記構成の記録テープカートリッジ10に適用された好ましい例を示したが、本発明はこれに限定されず、係合孔60等の構造が如何なる形式の記録テープカートリッジに適用されても良いことは言うまでもない。したがって、例えば、記録テープカートリッジ10は、開口20がケース12の前壁12Aや右壁12Bに設けられていても良く、このような開口20は、平板状のドア50の直線的なスライドや支軸廻りの回動によって開閉されても良く、磁気テープTの先端に接続されドライブ装置の引出手段に操作されるリーダブロックによって開閉されても良い。また、記録テープが磁気テープTに限定されないことはいうまでもない。
【0119】
さらに、下ケース18の凹部64等と上ケース16の閉塞片70等とによって係合孔60等を形成する本発明におけるケースの構造は、単一のリール14を備えた所謂シングルリールの記録テープカートリッジ10に適用される構成に限定されず、如何なる用途のケースに適用しても良い。したがって、例えば、上記ケースの構造は、巻き出し用及び巻取り用の2つのリール14を収容する2リールの記録テープカートリッジ、円盤状のディスクメディア(磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等)を回転可能に収容するディスクカートリッジに適用することもできる。また、周壁16Aと周壁18Aとが同等の高さである構成に限定されることはなく、上ケース16及び下ケース18の何れか一方(カバー部に相当する部材)には周壁を設けない構成としても良い。
【0120】
さらにまた、上記の実施の形態及び各変形例では、閉塞片70、80の内面にそれぞれリブ72、82を突設した好ましい構成としたが、本発明はこれに限定されず、閉塞片70等がリブ72等を備えない構成としても良いことは言うまでもない。特に、係合孔60等のケース12外面から側底面64A等までの深さが周壁18Aの板厚と同等以下の構成では、閉塞片70等を側底面64A等に直接当接させれば、ケース12のデザイン面に引けを生じることなくケース12の強度を確保できると共に、落下衝撃等によるパーティングラインPLの隙間の発生も好適に抑制される。
【0121】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るケースは、ベース部の周壁にカバー部との接合部位と離間して設けられ該周壁の外面にのみ開口する凹部を、ベース部にアンダーカット部を設けることなく形成できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るケースの構造が適用された記録テープカートリッジの全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るケースの構造が適用された記録テープカートリッジの全体構成を示す別方向から見た斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るケースの構造が適用された記録テープカートリッジの分解斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るケースの構造が適用された記録テープカートリッジの右側の係合孔を構成する凹部と閉塞片とを示す分解斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るケースの構造が適用された記録テープカートリッジの左側の係合孔を構成する凹部と閉塞片とを示す分解斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るケースの構造が適用された記録テープカートリッジを構成する係合孔を示す図であって、(A)は上記右側の係合孔を示す断面図、(B)は上記左側の係合孔を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るケースの構造が適用された記録テープカートリッジの開口の開放過程を示す上ケースを取り除いて見た図であって、(A)はドアの操作突起へのドライブ装置の開閉部材の係合初期状態を示す平面図、(B)は開口の開放途中を示す平面図、(C)は開口の開放完了状態を示す平面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るケースの構造が適用された記録テープカートリッジが使用されるライブラリ装置の概略全体構成を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るケースの構造が適用された記録テープカートリッジがライブラリ装置のホルダ部に収容された状態を示す一部切り欠いた平面図である。
【図10】本発明の実施の形態に係るケースの構造が適用された記録テープカートリッジがライブラリ装置の別のホルダ部に収容された状態を示す一部切り欠いた平面図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るケースの構造が適用された記録テープカートリッジを搬送するライブラリ装置の送り機構を示す平面図である。
【図12】本発明の実施の形態に係るケースの構造が適用された記録テープカートリッジと、ライブラリ装置の係合爪、保持部材、駆動ローラとの高さ方向の関係を示す概略側面図である。
【図13】本発明の実施の形態に係るケースの構造が適用された記録テープカートリッジの変形例に係る係合孔を構成する凹部と閉塞片とを示す分解斜視図である。
【図14】本発明の実施の形態に係るケースの構造が適用された記録テープカートリッジの変形例に係る係合孔を示す断面図である。
【図15】本発明の実施の形態に係るケースの構造が適用された記録テープカートリッジを構成する下ケースの肉抜き構造の変形例を示す図であって、(A)はケースの右側部分を示す斜視図、(B)はケースの左側部分を示す斜視図である。
【図16】本発明の実施の形態に係るケースの構造が適用された記録テープカートリッジを構成する下ケースの肉抜き構造の変形例が適用された係合孔を示す図であって、(A)は上記右側の係合孔を示す断面図、(B)は上記左側の係合孔を示す断面図である。
【符号の説明】
10 記録テープカートリッジ
12 ケース
14 リール
16 上ケース(カバー部)
18 下ケース(ベース部)
18A 周壁(ベース部の周壁)
64 凹部
70 閉塞片(閉塞部)
76 凹部
80 閉塞片(閉塞部)

Claims (1)

  1. 有底容器状に形成されたベース部の周壁の開口端にカバー部が接合されて成り、内部に記録テープが巻装されたリールまたは円盤状のディスクメディアを回転可能に収容する中空のケースであって、
    前記ベース部の周壁に設けられ、該周壁の外面及び前記開口端側に開口する凹部と、
    前記カバー部の前記ベース部との接合側に突設され、前記凹部に入り込み該凹部の一部を閉塞する閉塞部と、
    前記閉塞部の内面側に設けられ、前記凹部における前記ケース側方を向く底面に当接するリブと、
    を備えたケース。
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