JP3509305B2 - 記録媒体収納装置 - Google Patents

記録媒体収納装置

Info

Publication number
JP3509305B2
JP3509305B2 JP16413495A JP16413495A JP3509305B2 JP 3509305 B2 JP3509305 B2 JP 3509305B2 JP 16413495 A JP16413495 A JP 16413495A JP 16413495 A JP16413495 A JP 16413495A JP 3509305 B2 JP3509305 B2 JP 3509305B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
identifier
recording medium
tape
reproducing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16413495A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0917153A (ja
Inventor
雅則 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP16413495A priority Critical patent/JP3509305B2/ja
Publication of JPH0917153A publication Critical patent/JPH0917153A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3509305B2 publication Critical patent/JP3509305B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報信号が記録される
磁気テープや光ディスク等の記録媒体を収納体に収納し
た記録媒体収納装置に関し、特に、収納体に収納された
記録媒体の仕様に関する識別子を設けた記録媒体収納装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データ信号や映像信号等の情報信
号を記録する記録媒体を収納した記録媒体収納装置とし
て、テープレコーダやビデオテープレコーダ等の記録及
び/又は再生装置に装填されて用いられるテープカセッ
トが知られている。
【0003】このようなテープカセットは、一般に、上
ハーフと下ハーフとを組み合わせてカセット本体を構成
し、このカセット本体の内部には、磁気テープを巻回し
た一対のテープリールが回転自在に収納されている。カ
セット本体には、前面部にビデオテープレコーダ側のテ
ープローディング手段が進入するマウス部が設けられて
いる。このマウス部は、通常、カセット本体に回動自在
に支持されたリッドによって閉塞されている。
【0004】下ハーフには、マウス部の両側に位置し
て、テープガイドがそれぞれ一体に立設されている。磁
気テープは、一方のテープリールから繰り出されて一方
のテープガイドに掛け合わされるとともに、マウス部を
横断して他方のテープガイドに掛け合わされて他方のテ
ープリールに巻き取られる。
【0005】また、カセット本体の前面には、マウス部
を閉塞する回動蓋が回動自在に支持されている。この回
動蓋は、カセット本体の磁気テープが延在する前面側を
覆う覆板と、この覆板の両端に相対向して突設され、カ
セット本体の相対向する両側面部に回動自在に突設され
る取付け片とから構成されている。
【0006】テープカセットは、ビデオテープレコーダ
に装填されると回動蓋が開蓋された状態になる。そし
て、磁気テープは、マウス部に進入するビデオテープレ
コーダ側のテープローディング手段により、ビデオテー
プレコーダ内のテープガイドに掛け合わされてヘッドへ
と導かれる。
【0007】ところで、この種のテープカセットにあっ
ては、ケース本体等の外形形状を略同じくしながら磁気
テープの仕様が異なるものがある。
【0008】例えば、テープ幅を8mmとする磁気テー
プを備えたテープカセットにおいては、ケース本体の外
形形状を同じくしながら、情報信号記録装置に用いられ
てもっぱらデータ信号を記録するために用いるものと、
ビデオテープレコーダに用いられて映像信号や音声信号
を記録するために用いられるものとがある。したがっ
て、上記両テープカセットでは、これらの記録方式に対
応した磁気テープがケース本体に収納されている。
【0009】そのため、ケース本体の外形形状を目視す
るだけでは、これら両テープカセットを識別することは
困難である。たとえば、ビデオテープレコーダに用いら
れるテープカセットが誤って情報記録信号装置に装填さ
れる場合には、記憶容量が足りずに必要なデータが記録
されていなかったり欠落するといった不都合が生じる。
【0010】そこで、この種のテープカセットにおいて
は、一般に、ケース本体の一部に磁気テープに関する情
報を表示するための仕様情報識別部が設けられている。
このような仕様情報識別部としては、ケース本体の外周
コーナー部に容易に打ち抜き可能な識別孔によって構成
されたものが知られている。そして、テープカセット
は、これら識別孔の有無が情報信号記録装置又はビデオ
テープレコーダ側に設けられた検出機構によって検出さ
れることにより、磁気テープの仕様が識別される。
【0011】また、テープカセットにおいては、磁気テ
ープの端部に接続されるリーダテープに光透過部と光遮
蔽部とを交互に設けた縞模様の光学的識別部を有するも
のが知られている。テープカセットは、このリーダテー
プの光学的識別部が情報信号記録装置又はビデオテープ
レコーダ側の発光部と受光部とからなる光学的検出機構
によって検出されることにより、磁気テープの仕様が識
別される。
【0012】また、テープカセットには、ケース本体の
略中央に情報信号記録装置又はビデオテープレコーダ側
の受光部に通過させる光通過孔が設けられている。そし
て、テープレコーダは、発光部から出射された光が、リ
ーダテープを挟む光路を経て、光通過孔を介して受光部
で受光されることにより、磁気テープの仕様が識別され
る。
【0013】他方、テープカセットにおいては、磁気テ
ープに予め記録された情報信号が消去されることを防止
する手段として、誤記録防止機構が設けられている。こ
の誤記録防止機構は、ケース本体の一部に設けられる検
出孔と、この検出孔を開閉する誤記録防止部材とから構
成されている。そして、テープレコーダは、この検出孔
の開閉の有無が情報信号記録装置又はビデオテープレコ
ーダ側に設けた検出機構によって識別されることによっ
て磁気テープへの情報信号の記録の可否が判別される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した記録媒体収納
装置にあっては、記録媒体収納装置が装着される記録及
び/又は再生装置側に、例えば、検出孔の開閉状態を検
出するための検出機構が設られている。この検出機構
は、各検出孔の開閉状態をそれぞれ検出する検出スイッ
チを備えてなるものである。したがって、記録及び/又
は再生装置は、多数の磁気テープの仕様情報を識別する
必要がある場合には、多数の仕様情報識別部を設ける必
要があり、構成が複雑になるばかりか、検出機構自体が
大型化することになる。そのため、記録及び/又は再生
装置は、種々の機構や電子回路が配置された内部に、さ
らに検出機構を設けることが困難となる。
【0015】また、ケース本体に記録媒体の仕様を識別
するために多数の検出孔を設けなければならず、ケース
本体の金型構造が複雑となってコストが大幅にアップす
るとともに記録媒体収納装置の製造を困難にするといっ
た問題点があった。
【0016】また、記録媒体収納装置は、検出孔を検出
するために打ち抜かれた破片が内部に残ることによっ
て、検出孔を検出する検出機構の誤動作や識別不良が発
生するといった問題があった。
【0017】一方、上記光学的に検出されるリーダテー
プの縞模様の有無が検出されるように構成した記録媒体
収納装置は、光透過孔から進入した塵埃等がリーダテー
プ上に付着すると誤動作や識別不良を引き起こす場合が
あった。また、このような記録媒体収納装置は、光検出
手段による検出では、記録及び/又は再生装置側の発光
部と受光部との間に光路を構成するスペースを確保する
必要があり、記録及び/又は再生装置の構造を大型化さ
せるとともに、装置の設計の自由度を減少させるといっ
た問題点があった。
【0018】さらに、このような記録媒体収納装置にお
いては、記録及び/又は再生装置側の発光部と受光部と
の間の光路に発光部から出射された検出光を干渉するも
のがある場合、或いは外乱光の影響がある場合には、検
出光が受光部に感知されず誤動作を引き起こすといった
問題点があった。
【0019】そこで、本発明は、上述した従来の記録媒
体収納装置の問題点を解消し、複雑で大型の検出機構を
用いること無く、収納した記録媒体の仕様情報等の識別
を可能とする記録媒体収納装置を提供することを目的と
するものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係る記録媒体収納装置は、情報信号が記録される記
録媒体が収納される非金属材料からなる収納体と、前記
収納体に移動可能に取り付けられ記録及び/又は再生装
置本体に装填されたときに記録媒体の一部を外方に臨ま
せる蓋体とから構成され、前記収納体には、前記蓋体が
記録媒体の一部を外方に臨ませる位置に移動されたとき
に外方に臨む部位に、記録媒体の仕様情報に係る情報を
示す金属製の識別子からなる仕様情報識別部が少なくと
も1つ設けられ、前記記録及び/又は再生装置側の検出
装置により前記識別子の透磁率が検出され、前記検出装
置は、前記識別子の存在によって増加する励磁用コイル
から発生する磁力線を検出用コイルで検出することによ
り前記識別子の透磁率の検出が行われ、前記収納体は、
磁気テープが巻回された一対のテープリールが回転自在
に収納されるとともに、テープ引出し口を介して引き出
された磁気テープの一部が前面側に延在されるケース本
体であり、前記ケース本体を構成する上ハーフと下ハー
フのいずれか一方の側面又は両側面の前方に前記仕様情
報識別部が設けられ、前記蓋体は、前記ケース本体の磁
気テープが延在するテープ引出し口を覆う覆板と、前記
覆板の両端に相対向して突設され、前記ケース本体の相
対向する両側面部に回動可能に支持される取付け片とか
らなる回動蓋であり、前記仕様情報識別部が前記蓋体の
回動動作に支障を与えないように前記ケース本体に形成
されて、予め前記記録及び/又は再生装置側の制御装置
内に記憶させておいた前記識別子の透磁率と前記検出装
置の出力とを比較して前記磁気テープの仕様情報が識別
され、前記記録及び/又は再生装置は、前記予め制御装
置に記録された前記識別子の透磁率と装着されたテープ
カセットの前記識別子の透磁率とを比較してこれが異な
る場合には、前記記録及び/又は再生装置側の制御装置
からの出力により前記テープカセットに対する記録又は
再生操作が停止されることを特徴とするものである。ま
た、この目的を達成した本発明に係る記録媒体収納装置
は、情報信号が記録される記録媒体が収納される非金属
材料からなる収納体と、前記収納体に移動可能に取り付
けられ記録及び/又は再生装置本体に装填されたときに
記録媒体の一部を外方に臨ませる蓋体とから構成され、
前記収納体には、蓋体が記録媒体の一部を外方に臨ませ
る位置に移動されたときに外方に臨む部位に、記録媒体
の仕様情報に係る情報を示す金属製の識別子からなる仕
様情報識別部が少なくとも1つ設けられ、前記記録及び
/又は再生装置側の検出装置により前記識別子の透磁率
が検出され、前記検出装置は、前記識別子の存在によっ
て増加する励磁用コイルから発生する磁力線を検出用コ
イルで検出することにより前記識別子の透磁率の検出が
行われ、前記収納体は、前記記録媒体として円盤状記録
媒体が回転自在に収納されるとともに、前記円盤状記録
媒体の記録面を外方に臨ませる情報信号記録再生用の開
口部が設けられたカートリッジ本体であり、前記蓋体
は、カートリッジ本体に移動可能に取り付けられ、開口
部を開閉するシャッタ部材であり、予め前記記録及び/
又は再生装置側の制御装置内に記憶させておいた前記識
別子の透磁率と前記検出装置の出力とを比較して前記円
盤状記録媒体の仕様情報が識別され、前記記録及び/又
は再生装置は、前記予め制御装置に記録された前記識別
子の透磁率と装着されたディスクカートリッジの前記識
別子の透磁率とを比較してこれが異なる場合には、前記
記録及び/又は再生装置側の制御装置からの出力により
前記ディスクカートリッジに対する記録又は再生操作が
停止されることを特徴とするものである。
【0021】
【作用】本発明に係る記録媒体収納装置は、記録及び/
又は再生装置側の金属検出手段によって、情報信号が記
録される記録媒体が収納された収納体の外周部に設けら
れた仕様情報識別部の金属製の識別子の透磁率が検出さ
れることにより、記録媒体の仕様情報が識別される。記
録媒体収納装置は、仕様情報識別部の金属製の識別子の
種類や数等が適宜選別されることにより、記録媒体に関
する多くの仕様情報が識別される。
【0022】また、仕様情報識別部は、蓋体が記録媒体
の一部を外方に臨ませる位置に移動されたときに外方に
臨む上記収納体の部位に設けられることにより、仕様情
報識別部の金属製の識別子が衝撃等により損傷された
り、また、記録媒体収納装置の外観意匠を害することが
防止される。
【0023】
【実施例】以下、本発明に係る第1の実施例記録媒体収
納装置について、図面を参照しながら説明する。
【0024】テープカセット1は、図1に示すように、
上ハーフ5と下ハーフ10とを組み合わせてケース本体
20を構成し、このケース本体20の内部に磁気テープ
2を巻回した一対のテープリール30(30A,30
B)がそれぞれ回転自在に収納されている。テープカセ
ット1は、ケース本体20の前面部に記録及び/又は再
生装置側のテープローディング手段が進入するマウス部
13が形成されている。このマウス部13は、通常、後
述するリッド構体21によって開閉される。
【0025】上ハーフ5と下ハーフ10とは、それぞれ
ポリアセタール樹脂等の合成樹脂材料によって、横長矩
形の略皿状を呈して成形され、互いに突き合わされると
ともに、複数のビスにより相互に固定してケース本体2
0を構成する。上ハーフ5と下ハーフ10には、一対の
テープリール30を回転自在に収納するためにハーフ内
部の左右に環状のテープリール収納壁11(11A,1
1B)が設けられている。
【0026】上ハーフ5と下ハーフ10は、前面部をそ
れぞれ開放することにより記録及び/又は再生装置側の
テープローディング手段が進入するようにマウス部13
を協働して構成している。このマウス部13は、テープ
ローディング手段が進入するに十分な開口寸法を有して
いる。また、下ハーフ10には、マウス部13の両側に
位置してテープガイド15(15A,15B)がそれぞ
れ立設されている。このテープガイド15には、磁気テ
ープ2がケース本体20の前面を横断するように掛け合
わされている。さらには、下ハーフ10には、テープカ
セット1を記録及び/又は再生装置に装着した際に、記
録及び/又は再生装置側のテープ駆動手段がケース本体
20に進入するように左右にリール穴17(17A,1
7B)が設けられている。
【0027】ケース本体20の左右に一対として配設さ
れるテープリール30は、ポリアセタール樹脂等の合成
樹脂材料によって成形される。また、テープリール30
には、磁気テープ2が巻回される円筒状のリールハブ3
3(33A,33B)と、これらリールハブ33の下端
にそれぞれ形成された下フランジ32(32A,32
B)と、リールハブ33の上端に組み合わされた上フラ
ンジ31(31A,31B)とから構成される。そし
て、テープリール30は、上下方向に移動自在に支持さ
れるとともにリール押さえ部材34(34A,34B)
によって下ハーフ10側に押圧されている。
【0028】磁気テープ2は、テープリール30を構成
するリールハブ33に巻き取られており、テープガイド
15に掛け合わされマウス部13を横断している。
【0029】リッド構体21は、ケース本体20の前面
部を開閉するフロントリッド22と、マウス部13を開
閉するバックリッド23とから構成されている。フロン
トリッド22は、ケース本体20を閉塞するに足る外形
寸法を有する主面部24と、この主面部24の上端に一
体に形成される天井部25と、主面部24の両端に対向
して突設されケース本体20の相対抗する両側面部に回
動可能に取り付けられる取付け片26(26A,26
B)とから構成される。そして、取付け片26には、リ
ッド構体21を回動可能に支承する支軸27(27A、
27B)が内側に一体に突設されている。
【0030】そして、フロントリッド22は、支軸27
がケース本体20の前方の所定の位置に形成される支軸
孔28(28A,28B)に枢支されて、回動可能に支
持される。このリッド構体21は、テープカセット1の
非使用時には、マウス部13を閉塞する状態にあり、磁
気テープ2を指等の接触から保護し、汚損或いは傷損を
防止している。また、磁気テープ2は、フロントリッド
22とバックリッド23との間に位置されている。
【0031】これにより、リッド構体21は、テープカ
セット1が落下した際等の衝撃により、磁気テープ2が
リッド構体21とテープガイド15に挟まれて損傷する
ことを防止している。一方、リッド構体21は、テープ
カセット1の使用時には、記録及び/又は再生装置内で
開蓋した状態になり、記録及び/又は再生装置側のテー
プローディング手段がマウス部13へ進入することを可
能としている。
【0032】ケース本体20を構成する上ハーフ5と下
ハーフ10のいずれか一方の側面又は両側面の前方に
は、図2に示すように、識別子41と取付け部42とに
より構成される仕様情報識別部40が設けられている。
この仕様情報識別部40は、ケース本体20の前方部に
位置され、リッド構体21が閉塞時には取付け片26
(26A,26B)に覆われた状態にあり、リッド構体
21の開蓋時には外方に臨まされる部位に設けられてい
る。
【0033】識別子41は、金属材料によって縦長の矩
形形状に形成されている。この識別子41は、金属製、
Al,Zn等のダイカスト等によって形成される。
【0034】取付け部42は、図3に示すように、識別
子41が嵌入するように、下ハーフ10の上縁部に開口
する凹部として構成され、識別子41の厚み寸法とほぼ
等しい深さ寸法を有している。取付け部42は、両端縁
にそれぞれ鋭角となるよう取付け溝43(43A,43
B)を設けて形成され、識別子41を嵌入した際に識別
子41が取付け部42から脱落することを防止してい
る。
【0035】識別子41は、取付け部42に組み込まれ
た状態において、下ハーフ10に対して組み合わせる上
ハーフ5によって抜け止めされて、ケース本体20に取
り付けられる。なお、仕様情報識別部40は、リッド構
体21の回動動作に支障を与えないようにケース本体2
0に形成されていることは勿論である。
【0036】また、本実施例テープカセット1において
は、識別子41を上述した矩形形状に形成するばかりで
なく、例えば、金属材料やプラスチック材料等により形
成された基板上に金属膜等を印刷、接着、箔押し(Ha
t Stamp)等することによって形成しても良い。
また、識別子41は、金属箔を箔押しによって、或いは
金属片やダイカスト片等を接着剤等によって直接ケース
本体20に形成しても良いのは勿論である。
【0037】さらに、識別子41は、上述した縦長の矩
形形状に限定されるものではなく、例えば、円形等のさ
まざまな形状であっても良い。なお、取付け部42は、
識別子41の形状に応じてこの識別子41が嵌入できる
ように形成される。
【0038】さらにまた、識別子41は、下ハーフ10
のいずれか一方の側面又は両側面の前方部に限られるも
のではなく、上ハーフ5と下ハーフ10に跨って取り付
けたり、上ハーフ5側に取り付けるようにしても良い。
さらには、仕様情報識別部40は、複数の識別子41を
取り付け得るように構成しても良い。
【0039】ここで、記録及び/又は再生装置側の識別
子41の透磁率を記録検出する検出装置45は、図4に
示すように、高周波電流を流す電源部46と、この電源
部46に接続された励磁用コイル47と、この励磁用コ
イル47から発生する磁力線を検出する一対の検出用コ
イル48(48A,48B)と、この検出用コイル48
で検出された磁力線の検出量及び左右の検出用コイル4
8における磁力線の検出量の差を検出する検出器49と
から構成されている。
【0040】そして、検出装置45は、テープカセット
1が記録及び/又は再生装置の装着位置に装着される際
には、識別子41の存在によって増加する励磁用コイル
47から発生する磁力線を検出用コイル48で検出する
ことにより識別子41の透磁率の検出が行われる。な
お、透磁率の異なる識別子41が複数設けてある場合に
は、これら識別子41の種類が検出される。
【0041】これにより、テープカセット1は、予め記
録及び/又は再生装置側の制御装置44内に記憶させて
おいた識別子41の透磁率と検出装置45の出力とを比
較して、磁気テープ2の仕様情報等が識別される。これ
により、テープカセット1は、記憶容量が足りずに必要
なデータが記録されていなかったり欠落するといった不
都合の発生が防止される。
【0042】以上のように構成されたテープカセット1
は、非使用時には、図5(A)に示すように、リッド構
体21がマウス部13を閉塞する状態にある。したがっ
て、リッド構体21は、磁気テープ2に指等が接触して
損傷等されることを防止している。また、上記仕様情報
識別部40も、リッド構体21により保護されているこ
とから識別子41が損傷したり、汚損することにより誤
動作や識別不良がおこることを防止できる。
【0043】一方、テープカセット1は、使用時には、
図5(B)に示すように、記録及び/又は再生装置の装
着位置に装着されるとリッド構体21が、開蓋状態にな
り、仕様情報識別部40が外方に臨まされる。そして、
テープカセット1は、記録及び/又は再生装置側の検出
装置45が、仕様情報識別部40の識別子41の透磁率
を読み取ることにより磁気テープ2の仕様情報等を検出
する。この際、記録及び/又は再生装置は、予め制御装
置44に記録された識別子41の透磁率と装着されたテ
ープカセット1の識別子41の透磁率とを比較してこれ
が異なる場合には、記録及び/又は再生装置側の制御装
置44からの出力によりテープカセット1に対する記録
又は再生操作が停止される。
【0044】また、記録及び/又は再生装置は、予め制
御装置44に記録された識別子41の透磁率と、装着さ
れたテープカセット1の識別子41の透磁率とが一致す
る場合には、テープカセット1に対する記録及び/又は
再生操作を行わせる。そして、これと同時に、テープロ
ーディング手段は、テープカセット1の前方に臨んでい
る磁気テープ2を引き出す。さらに、テープカセット1
は、記録及び/又は再生装置の装着位置に装着される
と、記録及び/又は再生装置側の図示しないリール駆動
軸がリール穴17に進入する。テープリール30は、記
録及び/又は再生装置の記録及び/又は再生の操作が行
われると、リール駆動軸によって回転駆動されて、磁気
テープ2を走行させる。
【0045】以上のように構成された実施例テープカセ
ット1によれば、仕様情報識別部40が設けられるテー
プカセット1は、仕様情報識別部40の構造が簡素化さ
れることから、ケース本体20の金型構造が容易とな
り、製造工程の簡素化、効率化が図られる。さらには、
記録及び/又は再生装置側においては、比較的容易な検
出装置で多数の磁気テープ2の仕様情報を検出できるこ
とから検出装置45の構造の簡素化が図られる。
【0046】次に、本発明に係る第2の実施例記録媒体
収納装置について、図6及び図7を参照しながら説明す
る。
【0047】第2の実施例は、上下一対のハーフ51、
52を組み合わせて構成したカートリッジ本体53の内
部に光ディスク64を回転自在に収納したディスクカー
トリッジ50を示す。光ディスク64は、情報信号記録
部に情報信号の記録を可能とする光ディスクや再生専用
の光ディスクが知られている。また、光ディスク64
は、情報信号部に情報信号の記憶容量を異にするものが
ある。したがって、ディスクカートリッジ50は、カー
トリッジ本体53に収納された光ディスク64の仕様を
識別するための仕様情報識別部66を有している。
【0048】ディスクカートリッジ50は、図6に示す
ように、合成樹脂材料によって形成された略浅皿方形の
上ハーフ51と下ハーフ52とを組み合わせてカートリ
ッジ本体53を構成し、このカートリッジ本体53に光
ディスク64が回転自在に収納されている。上ハーフ5
1及び下ハーフ52には、それぞれ周回りに立上がり周
壁54A,54Bが立設されている。これら立上がり周
壁54A,54Bは、上ハーフ51と下ハーフ52とを
組み合わせた状態において、互いに突き合わされてカー
トリッジ本体53の外周壁を構成する。
【0049】上ハーフ51及び下ハーフ52には、相対
向する内面に、立ち上がり周壁に内接してそれぞれ同一
円周上に位置する図示しない複数個の円弧壁からなるデ
ィスク収納壁が形成されている。これらディスク収納壁
は、上ハーフ51と下ハーフ52とを組み合わせた状態
において、互いに突き合わされて図示しないディスク収
納部を形成している。したがって、上ハーフ51と下ハ
ーフ52は、ディスク収納壁とを互いに組み合わせるよ
うに組み立てるとともに、これらは超音波溶着等するこ
とにより一体化し、カートリッジ本体53を構成してい
る。
【0050】下ハーフ52には、図7に示すように、下
ハーフ52の略中央部に位置して円形のディスクテーブ
ル進入用開口部57が設けられている。このディスクテ
ーブル進入用開口部57には、ディスクカートリッジ5
0を記録及び/又は再生装置に装着したとき、ディスク
収納部に収納された光ディスク64を駆動する記録及び
/又は再生装置側のディスクテーブルが進入する。この
ディスクテーブル進入用開口部57は、具体的には、デ
ィスク収納部に収納された光ディスク64のセンタ穴5
9を閉塞して設けられるマグネットクランプ用の磁性板
材料によって形成されたハブ58を外方に臨まされる。
【0051】上ハーフ51と下ハーフ52には、ディス
ク収納部に回転自在に収納された光ディスク64の少な
くとも信号記録部の一部を内外周に亘って外方に臨ませ
る記録及び/又は再生用開口部55が相対向して開設さ
れている。これら記録及び/又は再生用開口部55は、
図6に示すように、ディスクテーブル進入開口部57に
近接する位置から上ハーフ51及び下ハーフ52の前面
側に亘って左右方向の略中央に位置して方形に形成され
ている。
【0052】上ハーフ51と下ハーフ52とによって構
成されるカートリッジ本体53には、記録及び/又は再
生用開口部55からディスク収納部に塵や埃等が進入し
て収納した光ディスク64に付着することを防止するた
めに、これら記録及び/又は再生用開口部55を閉塞す
るシャッタ部材56が組み付けられている。シャッタ部
材56は、薄い金属板をプレス加工して形成したもので
あり、記録及び/又は再生用開口部55をそれぞれ閉塞
するに足る長さ寸法を有する全体コ字状を呈した外形形
状に形成される。
【0053】以上のように構成されるシャッタ部材56
は、カートリッジ本体53に挟み込むとともに図示しな
いシャッタ部材56側のシャッタガイド部材が、図示し
ないカートリッジ本体53側のシャッタガイド溝に係合
されることによってカートリッジ本体53に組み付けら
れる。シャッタ部材56は、通常、図示しないシャッタ
スプリングによって図6に示すA方向に付勢され、第1
の位置の記録及び/又は再生用開口部を閉塞した状態に
保持される。
【0054】また、シャッタ部材56は、ディスクカー
トリッジ50を記録及び/又は再生装置に装填すると、
この記録及び/又は再生装置側のシャッタ駆動部材によ
って、図6に示すB方向へ移動することにより、記録及
び/又は再生用開口部55を閉塞した第1の位置から記
録及び/又は再生用開口部を開蓋した第2の位置へと移
動される。
【0055】ディスクカートリッジ50には、光ディス
ク64に記録された情報信号が誤って消去されることを
防止する誤記録防止機構60が備えられている。この誤
記録防止機構60は、下ハーフ52の背面コーナ部に位
置して配設された誤記録防止部材61と誤記録検出孔6
2と操作開口部63とにより構成される。誤記録防止部
材61は、下ハーフ52の背面コーナ部に位置し、カー
トリッジ本体53内に配設される。そして、誤記録防止
部材61は、誤記録検出孔62を閉塞するに足る大きさ
を有している。また、誤記録検出孔62は、上ハーフ5
1の前面コーナ部に設けられている。さらに、上ハーフ
51と下ハーフ52には、誤記録防止部材61の操作部
に対応して立上がり周壁54A,54Bに操作開口部6
3が設けられている。
【0056】誤記録防止機構60は、誤記録防止部材6
1が誤記録検出孔62を閉塞する第1の位置に設定され
た状態においては、記録及び/又は再生装置側の誤記録
検出手段の誤記録検出孔62への進入を阻止し、ディス
ク収納部に収納された光ディスク64に対する情報信号
の記録を可能な状態とする。また、誤記録防止機構60
は、操作開口部63を介して切り換え操作されて、誤記
録防止部材61が誤記録検出孔62を開塞する第2の位
置に設定された状態においては、記録及び/又は再生装
置側の誤記録検出手段の誤記録検出孔62への進入を許
可し、ディスク収納部に収納された光ディスク64に対
する情報信号の記録を不能な状態とする。
【0057】ディスクカートリッジ50に回転自在に収
納された光ディスク64は、ディスク基板と、このディ
スク基板のセンタ穴に組み立てられたハブとから構成さ
れている。このディスク基板は、ガラス板或いは透明な
合成樹脂、例えばポリカーボネート樹脂によって円盤状
に形成された透明なディスク基板によって構成されてい
る。
【0058】以上のように構成されたディスクカートリ
ッジ50は、シャッタ部材56が記録及び/又は再生用
開口部を開蓋した第2の位置にある際に外方に臨む上ハ
ーフ51上に光ディスク64の仕様を識別するための仕
様情報識別部66が設けられている。そして、この仕様
情報識別部66は、識別子67と取付け部68とにより
構成されている。
【0059】識別子67は、第1の実施例と同様に、金
属材料によって縦長の矩形形状に形成されている。この
識別子67は、金属製、Al,Zn等のダイカストによ
って形成される。
【0060】取付け部68は、識別子67が嵌合するよ
うに、カートリッジ本体53のいずれか一方の側面の前
方部に位置して設けられている。取付け部68は、識別
子67の厚み寸法を有する凹部となるように形成されて
いる。なお、仕様情報識別部66は、シャッタ部材56
の移動動作に支障を与えないように、カートリッジ53
に形成されることは勿論である。
【0061】また、本実施例ディスクカートリッジ50
においては、識別子67を上述した矩形形状で形成する
だけでなく、例えば、金属材料やプラスチック材料等に
より形成された基板上に金属膜等を印刷、接着、箔押し
(Hat Stamp)等することによって形成しても
良い。また、識別子67は、金属箔を箔押しによって、
或いは金属片やダイカスト片等を接着剤等によって直接
カートリッジ本体53に形成しても良いのは勿論であ
る。
【0062】さらに、識別子67は、上述した縦長の矩
形形状に限定されるものではなく、例えば円形形状等さ
まざまな形状であっても良い。なお、取付け部68は、
識別子67の形状に応じてこの識別子67が嵌入できる
ように形成される。
【0063】さらにまた、識別子67は、シャッタ部材
56が記録及び/又は再生用開口部を開蓋した第2の位
置にある際に外方に臨む上ハーフ51上に限定されるべ
きものではなく、識別子67をカートリッジ本体53に
取り付ける場合に、下ハーフ52側に取り付けるように
しても良い。さらにまた、仕様情報識別部66は、複数
の識別子67を取り付け得るように構成しても良い。
【0064】ここで、記録及び/又は再生装置側の識別
子67の透磁率を記録検出する検出装置45は、図4に
示すように、高周波電流を流す電源部46と、この電源
部46に接続された励磁用コイル47と、この励磁用コ
イル47から発生する磁力線を検出する一対の検出用コ
イル48(48A,48B)と、この検出用コイル48
で検出された磁力線の検出量及び左右の検出用コイル4
8における磁力線の検出量の差を検出する検出器49と
から構成されている。そして、検出装置45は、ディス
クカートリッジ50が記録及び/又は再生装置の装着位
置に装着される際には、識別子67の存在によって増加
する励磁用コイル47から発生する磁力線を検出用コイ
ル48で検出することにより識別子67の透磁率の検出
が行われる。なお、透磁率の異なる識別子67が複数設
けてある場合には、これら識別子67の種類が検出され
る。
【0065】これにより、ディスクカートリッジ50
は、予め記録及び/又は再生装置側の制御装置44内に
記憶させておいた識別子41の透磁率と検出装置45の
出力とを比較して、光ディスク64の仕様情報等が識別
される。これにより、ディスクカートリッジ50は、記
憶容量が足りずに必要なデータが記録されていなかった
り欠落するといった不都合の発生が防止される。
【0066】以上のように構成されたディスクカートリ
ッジ50は、非使用時にはシャッタ部材56が記録及び
/又は再生用開口部を閉蓋した第1の位置にある。これ
により、記録及び/又は再生用開口部に露出した光ディ
スク64は、シャッタ部材56により、指等の接触によ
る損傷等から保護される。また、仕様情報識別部66
も、シャッタ部材56により保護されていることから識
別子67が損傷し、汚損することにより誤動作や識別不
良がおこることを防止できる。
【0067】一方、ディスクカートリッジ50は、使用
時に記録及び/又は再生装置の装着位置に装着される
と、シャッタ部材56が、記録及び/又は再生装置側の
シャッタ駆動部材により開蓋状態になり、仕様情報識別
部66が外方に臨まされる。そして、ディスクカートリ
ッジ50は、記録及び/又は再生装置側の検出装置45
が、仕様情報識別部66の識別子67の透磁率を読み取
ることにより光ディスク64の仕様情報等を検出する。
この際、記録及び/又は再生装置は、予め制御装置44
に記録された識別子67の透磁率と装着されたディスク
カートリッジ50の識別子67の透磁率とを比較して、
これが異なる場合は、記録及び/又は再生装置側の制御
装置44からの出力によりディスクカートリッジ50に
対する記録又は再生が停止される。
【0068】また、記録及び/又は再生装置は、予め制
御装置44に記録された識別子67の透磁率と装着され
たディスクカートリッジ50の識別子67の透磁率とが
一致する場合には、ディスクカートリッジ50に対する
記録又は再生操作を行わせる。そして、これと同時に、
光ディスク64は、ディスクテーブルに載置され、高速
回転駆動された状態で光ピックアップ装置から出射され
たレーザ光によって光ディスク64の情報信号部に記録
された情報信号が再生される。
【0069】以上のように構成されたディスクカートリ
ッジ50によれば、仕様情報識別部66が設けられるデ
ィスクカートリッジ50は、仕様情報識別部66の構造
が簡素化されることから、カートリッジ本体53の金型
構造が容易となり、製造工程の簡素化、効率化が図られ
る。さらには、記録及び/又は再生装置側においては、
比較的容易な検出装置で多数の光ディスク64の仕様情
報を検出できることから検出装置45の構造の簡素化が
図られる。
【0070】勿論、本発明は、上述した実施例記録媒体
収納層装置に限定されるものではなく、例えば、情報信
号が記録される記録媒体が収納される非金属材料からな
る収納体と、収納体に移動可能に取り付けられ記録及び
/又は再生装置本体に装填されたときに記録媒体の一部
を外方に臨ませる蓋体とから構成されるすべての記録媒
体収納装置について適用される。
【0071】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る記録媒体収納装置によれば、記録媒体収納装置は、予
め記録及び/又は再生装置側の制御装置に記憶させてお
いた識別子の透磁率を検出装置に読み取らせることによ
り、簡単かつ確実に記録媒体の仕様情報を識別すること
が可能となり、記録媒体の記憶容量が足りずに必要なデ
ータが記録されず、データが欠落するといった不都合を
防止することができる。また、透磁率の異なる識別子を
複数設ける場合にあっては、識別子の種類が検出され、
複数の記録媒体の仕様情報が得られる。
【0072】記録媒体収納装置は、非使用時には、仕様
情報識別部が蓋体に覆われていることから、仕様情報識
別部が蓋体により保護され、記録媒体収納装置の外観意
匠を損なうこと無く、識別子が損傷し、汚損することに
より誤動作や識別不良をおこすことが防止される。
【0073】さらには、金属製の識別子からなる仕様情
報識別部が設けられる収納体は、仕様情報識別部の構造
が簡素化されることから、記録媒体収納装置の金型構造
が容易となり、製造工程の簡素化、効率化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施例テープカセットの分
解斜視図である。
【図2】同テープカセットの仕様情報識別部を示す要部
斜視図である。
【図3】同テープカセットの識別子を取付け部に取り付
ける状態を示す要部斜視図である。
【図4】同テープカセットの識別子の透磁率を検出する
記録及び/又は再生装置側の検出装置の示す構成ブロッ
ク図である。
【図5】同テープカセットを記録及び/又は再生装置に
装着する状態を示す要部側面図である。
【図6】本発明に係る第2の実施例ディスクカートリッ
ジの上面斜視図である。
【図7】同ディスクカートリッジの底面斜視図である。
【符号の説明】
1 テープカセット 3 磁気テープ 5 上ハーフ 10 下ハーフ 20 ケース本体 21 リッド構体 26A、26B 取付け片 40 仕様情報識別部 41 識別子 42 取付け部 44 制御装置 45 検出装置 50 ディスクカートリッジ 53 カートリッジ本体 56 シャッタ部材 60 誤記録防止機構 64 光ディスク

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報信号が記録される記録媒体が収納され
    る非金属材料からなる収納体と、前記 収納体に移動可能に取り付けられ記録及び/又は再
    生装置本体に装填されたときに記録媒体の一部を外方に
    臨ませる蓋体とから構成され、前記 収納体には、前記蓋体が記録媒体の一部を外方に臨
    ませる位置に移動されたときに外方に臨む部位に、記録
    媒体の仕様情報に係る情報を示す金属製の識別子からな
    る仕様情報識別部が少なくとも1つ設けられ、前記 記録及び/又は再生装置側の検出装置により前記識
    別子の透磁率が検出され、 前記検出装置は、前記識別子の存在によって増加する励
    磁用コイルから発生する磁力線を検出用コイルで検出す
    ることにより前記識別子の透磁率の検出が行われ、前記収納体は、磁気テープが巻回された一対のテープリ
    ールが回転自在に収納されるとともに、テープ引出し口
    を介して引き出された磁気テープの一部が前面側に延在
    されるケース本体であり、 前記ケース本体を構成する上ハーフと下ハーフのいずれ
    か一方の側面又は両側面の前方に前記仕様情報識別部が
    設けられ、 前記蓋体は、前記ケース本体の磁気テープが延在するテ
    ープ引出し口を覆う覆板と、前記覆板の両端に相対向し
    て突設され、前記ケース本体の相対向する両側面部に回
    動可能に支持される取付け片とからなる回動蓋であり、 前記仕様情報識別部が前記蓋体の回動動作に支障を与え
    ないように前記ケース本体に形成されて、 予め前記記録及び/又は再生装置側の制御装置内に記憶
    させておいた前記識別子の透磁率と前記検出装置の出力
    とを比較して前記磁気テープの仕様情報が識別され、 前記記録及び/又は再生装置は、前記予め制御装置に記
    録された前記識別子の透磁率と装着されたテープカセッ
    トの前記識別子の透磁率とを比較してこれが異なる場合
    には、前記記録及び/又は再生装置側の制御装置からの
    出力により前記テープカセットに対する記録又は再生操
    作が停止され ることを特徴とする記録媒体収納装置。
  2. 【請求項2】前記仕様情報識別部は、前記識別子と取付
    け部とにより構成され、前記取付け部は、前記識別子が
    嵌入するように、前記下ハーフの上縁部に開口する凹部
    として構成され、前記識別子を嵌入した際に前記識別子
    が前記取付け部から脱落することを防止することを特徴
    とする請求項1に記載の記録媒体収納装置。
  3. 【請求項3】情報信号が記録される記録媒体が収納され
    る非金属材料からなる収納体と、 前記収納体に移動可能に取り付けられ記録及び/又は再
    生装置本体に装填されたときに記録媒体の一部を外方に
    臨ませる蓋体とから構成され、 前記収納体には、蓋体が記録媒体の一部を外方に臨ませ
    る位置に移動されたときに外方に臨む部位に、記録媒体
    の仕様情報に係る情報を示す金属製の識別子からなる仕
    様情報識別部が少なくとも1つ設けられ、 前記記録及び/又は再生装置側の検出装置により前記識
    別子の透磁率が検出され、 前記検出装置は、前記識別子の存在によって増加する励
    磁用コイルから発生する磁力線を検出用コイルで検出す
    ることにより前記識別子の透磁率の検出が行われ、 前記 収納体は、前記記録媒体として円盤状記録媒体が回
    転自在に収納されるとともに、前記円盤状記録媒体の記
    録面を外方に臨ませる情報信号記録再生用の開口部が設
    けられたカートリッジ本体であり、前記 蓋体は、カートリッジ本体に移動可能に取り付けら
    れ、開口部を開閉するシャッタ部材であり、 予め前記記録及び/又は再生装置側の制御装置内に記憶
    させておいた前記識別子の透磁率と前記検出装置の出力
    とを比較して前記円盤状記録媒体の仕様情報が識別さ
    れ、 前記記録及び/又は再生装置は、前記予め制御装置に記
    録された前記識別子の透磁率と装着されたディスクカー
    トリッジの前記識別子の透磁率とを比較してこれが異な
    る場合には、前記記録及び/又は再生装置側の制御装置
    からの出力により前記ディスクカートリッジに対する記
    録又は再生操作が停止され ることを特徴とする記録媒体
    収納装置。
JP16413495A 1995-06-29 1995-06-29 記録媒体収納装置 Expired - Fee Related JP3509305B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16413495A JP3509305B2 (ja) 1995-06-29 1995-06-29 記録媒体収納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16413495A JP3509305B2 (ja) 1995-06-29 1995-06-29 記録媒体収納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0917153A JPH0917153A (ja) 1997-01-17
JP3509305B2 true JP3509305B2 (ja) 2004-03-22

Family

ID=15787397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16413495A Expired - Fee Related JP3509305B2 (ja) 1995-06-29 1995-06-29 記録媒体収納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3509305B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008293647A (ja) * 2000-05-11 2008-12-04 Fujifilm Corp 記録媒体カートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0917153A (ja) 1997-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4173319A (en) Magnetic tape cassette
CA1077618A (en) Detection device for detecting ends of a cassette tape
JP3426809B2 (ja) ディスクカートリッジ装置
JP3490554B2 (ja) ディスクカートリッジ装置
JP3509305B2 (ja) 記録媒体収納装置
EP1052642B1 (en) Tape cassette
US20060175451A1 (en) Information recording medium
JP3427386B2 (ja) テープカセット
KR100716437B1 (ko) 테이프 카세트
EP0543159B1 (en) Tape cassette and magnetic recording/reproducing device
JP3296124B2 (ja) ディスク装置
JPH10199203A (ja) ディスクカートリッジ及び記録及び/又は再生装置
JPH0963241A (ja) 磁気ディスクカートリッジ
JP3549215B2 (ja) テープカセット
JP2996125B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP4139598B2 (ja) 磁気テープカートリッジ
JP3009271B2 (ja) 磁気記録再生装置及びこれに用いる磁気テープカセット
JPS6113474A (ja) 記録媒体の種類判別装置
JP3200987B2 (ja) 記録再生装置及びテープカセット
JP3309624B2 (ja) ディスク装置
JPS61214186A (ja) カ−トリツジ
JPH103774A (ja) ディスクカートリッジ
JPH04305856A (ja) カセット判別装置とカセット、及びこれを用いたオーディオ・ビデオ機器
EP0232620A2 (en) Magnetic tape cartridges
JPH08129850A (ja) テープカセット

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030805

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees