JPH09146705A - タッチパネルの入力制御方法及び装置 - Google Patents

タッチパネルの入力制御方法及び装置

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JPH09146705A
JPH09146705A JP30703095A JP30703095A JPH09146705A JP H09146705 A JPH09146705 A JP H09146705A JP 30703095 A JP30703095 A JP 30703095A JP 30703095 A JP30703095 A JP 30703095A JP H09146705 A JPH09146705 A JP H09146705A
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key
keys
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touched
input
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JP30703095A
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Yoichi Kawabuchi
洋一 河渕
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】デザイン上の自由度を損なうことなく、操作者
が複数のキーに同時に接触した場合でも、キースキャン
又は描画の順番などのハード機構による制限に係わら
ず、操作者の意図にしたがったキーを入力することを目
的とする。 【解決手段】表示画面上に配置された複数のキーのうち
の接触のあったキーについて入力を行うように構成され
たタッチパネルの入力制御方法であって、複数のキーの
うちの2つ以上のキーに同時に接触があった場合に、接
触があったキーのうち、表示画面上における配置位置と
は独立して与えられる重要度の判定条件にしたがって重
要度を判定し、最も重要度の大きいキーを有効なキーと
して入力する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、イメージリーダなどの電子機器のキー入力に用いら
れるタッチパネルの入力制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機などの操作パネルに
は、液晶表示装置やCRT表示装置の表示画面上に入力
のためのキーを1つ又は複数個表示し、画面上のキーの
表示された部分に操作者が指などを接触させることによ
って、そのキーのキー入力を行うように制御されたタッ
チパネルが用いられている。
【0003】タッチパネルにおいては、表示画面上に複
数本の指が接触したり1本の指であっても広い面積で接
触することが多いため、通常の機構部品からなるキーや
スイッチと比較して、操作者の意図に反して無意識のう
ちに複数のキーに同時に接触する可能性が高い。
【0004】操作者がタッチパネルの複数のキーに同時
に接触した場合に、従来において、タッチパネルにおけ
るキースキャンの順番の早いキー、又は表示画面上への
描画の順番の早いキーを有効キーとする入力制御方法が
提案されている。
【0005】また、同時に接触した複数のキーのいずれ
をも無効とし、有効キーはないとする入力制御方法も提
案されている(特開平4−191757号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の方法のうちの前
者の方法によると、操作者の意図に反するキー入力が行
われてしまう恐れがある。例えば、表示画面上に2つの
キーが左右に並んで配置され且つキースキャンが左から
右に向かって行われており、操作者が右側のキーを入力
するつもりで接触したが左側のキーにも少し接触してし
まった場合に、キースキャンの順番は左側のキーの方が
早いために左側のキーが入力されてしまうこととなる。
【0007】また、後者の方法によると、操作者が入力
したつもりであるのに入力されていないといったことが
しばしば起こり、キーを入力したいという操作者の意図
が反映され難くなる。
【0008】このような事態を防ぐために、キーとキー
との間隔を充分に空けて配置し、隣接するキーに同時に
接触しないようにデザイン上で配慮することも提案され
ているが、そのようにすると、任意の位置に任意のキー
を配置できるというタッチパネルを用いた場合のデザイ
ン上の利点が損なわれてしまう。
【0009】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、デザイン上の自由度を損なうことなく、操作者が
複数のキーに同時に接触した場合でも、キースキャン又
は描画の順番などのハード機構による制限に係わらず、
操作者の意図にしたがったキーを入力することのできる
タッチパネルの入力制御方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る方
法は、表示画面上に配置された複数のキーのうちの接触
のあったキーについて入力を行うように構成されたタッ
チパネルの入力制御方法であって、前記複数のキーのう
ちの2つ以上のキーに同時に接触があった場合に、接触
があったキーのうち、前記表示画面上における配置位置
とは独立して与えられる重要度の判定条件にしたがって
重要度を判定し、最も重要度の大きいキーを有効なキー
として入力する方法である。
【0011】請求項2の発明に係る装置は、表示画面上
に配置された複数のキーのうちの接触のあったキーにつ
いて入力を行うように構成されたタッチパネルの入力制
御装置であって、前記各キーに対する接触の有無を検出
する接触有無検出手段と、前記各キーに対して、前記表
示画面上におけるそれぞれのキーの配置位置とは関連し
ない重要度の判定条件を与える判定条件付与手段と、接
触のあったキーの中から1つの有効なキーを前記判定条
件にしたがって判定して選択する選択手段とを有する装
置である。
【0012】請求項3の発明に係る装置は、前記重要度
の判定条件が、前記各キーに対する接触面積の大きさで
ある装置である。請求項4の発明に係る装置は、前記重
要度の判定条件が、前記各キーに対して予め設定される
優先順位の高さである装置である。
【0013】請求項5の発明に係る装置は、前記選択手
段が、接触のあった総てのキーを抽出し、抽出されたキ
ーの中で前記優先順位の最も高いキーを有効なキーと判
定して選択する装置である。
【0014】請求項6の発明に係る装置は、前記選択手
段が、前記各キーについて前記優先順位の高い順に接触
の有無を確認し、最初に接触が確認されたキーを有効な
キーと判定して選択する装置である。
【0015】表示画面上における配置位置とは独立して
与えられる重要度の判定条件とは、例えば、各キーに対
する接触面積の大きさ、各キーに対して予め設定される
優先順位、又はそれらの組み合わせなどである。これら
の重要度の判定条件は、操作者などの意図にしたがって
与えられるものであり、表示画面上における各キーの配
置位置とは関連しない。そのような重要度の判定条件に
基づいて、有効キーが選択される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る複写システム
1の概略の構成を示す正面断面図である。複写機システ
ム1は、複写機本体1A、消耗品の収納庫を兼ねる本体
載置台1B、ADF装置1C、給紙ユニット1D、及び
ソータ1Eから構成されている。これらのうち、ADF
装置1C、給紙ユニット1D、及びソータ1Eはオプシ
ョン装置であり、それぞれ必要に応じて独立に複写機本
体1Aに装着される。したがって、図1はいわゆるフル
装備状態の複写機システム1を示している。
【0017】複写機本体1Aは、周知の電子写真プロセ
スを実行するための必須の機構からなる。すなわち、複
写機本体1Aの略中央部には、反時計方向に回転駆動さ
れつつ光学系20による露光を受ける感光体ドラム2が
配置され、その周囲には、イレーサランプ3、帯電チャ
ージャ5、現像器6、転写チャージャ8、分離チャージ
ャ9、及びブレード式のクリーニング装置10が配設さ
れている。感光体ドラム2の表面には、光学系20から
の露光によって潜像が形成され、現像器6によって現像
されてトナー像が形成される。
【0018】光学系20は、複写機本体1Aの上面とな
る原稿台ガラス11上に載置された原稿を走査可能に設
けられたもので、露光ランプ21、ミラー22〜25、
及び投影レンズ26などからなる。
【0019】複写機本体1Aの左側面には、手動で用紙
を給紙するための手差し給紙口31、給紙カセット42
が装着された上段給紙口32、及び給紙ユニット1Dか
ら用紙を給紙するための下段給紙口33が設けられてい
る。
【0020】複写に際しては、選択された1つの給紙口
31,32,33から用紙が複写機本体1Aの内部に供
給される。感光体ドラム2からトナー像を転写された用
紙は搬送ベルト13によって定着ローラ対14へ送ら
れ、トナー像の定着の後に排出ローラ15によって複写
機本体1Aの外へ送り出される。
【0021】給紙ユニット1Dは、給紙ホッパー51〜
53のいずれかから繰り出された用紙を下段給紙口33
へ供給するように構成されている。各給紙ホッパー51
〜53には、それぞれ互いにサイズの異なる用紙が収納
可能である。
【0022】ソータ1Eは、排紙トレイ551と多数の
ビン531を有し、多数頁(多数枚)からなる原稿を複
写する場合に、ソート又はグルーピングといった用紙の
仕分けを行うものである。
【0023】ADF装置1Cは、トレイ304上に積ま
れた原稿を1枚ずつ繰り出す原稿給紙部310、原稿ガ
ラス11上の所定位置に原稿を載置するための原稿搬送
部320、及び両面原稿の表裏を反転する表裏反転部3
30からなる。
【0024】なお、ソータ1E及びADF装置1Cの動
作は、後述する操作パネルOPの操作によって指定する
ことができる。図2は複写機本体1Aの上面に設けられ
た操作パネルOPを示す図である。
【0025】操作パネルOPには、液晶タッチパネル9
1、置数を入力するためのテンキー群92、置数を標準
値「1」に戻すためのクリアキー93、設定されている
各モードを標準値に戻すためのパネルリセットキー9
4、コピー動作を中止させるためのストップキー95、
コピー動作を開始させるためのスタートキー96が設け
られている。
【0026】液晶タッチパネル91は、JAM発生、サ
ービスマンコール発生、又はペーパーエンプティ発生な
どの複写機システム1における種々の状態、濃度、倍
率、又は用紙などの複写機システム1の種々の動作モー
ド、及びその他の種々の情報を表示するとともに、各動
作モードの選択のための入力を行う。
【0027】図2に示された液晶タッチパネル91に
は、「濃度」「倍率」「用紙」「基本」「原稿・コピ
ー」「仕上げ」「製本」の各キーKが表示されている。
これらのキーKは、横長の長方形状に表示されており、
操作者がいずれかのキーKを押すことによって、つまり
画面上のいずれかのキーKが表示された部分に指などを
接触させることによって、接触したキーKのキー入力が
行われ、そのキーKの機能が実行される。これらのキー
Kは、後述する画面ROM205に格納された画面デー
タDGに基づいて表示されている。
【0028】図3は複写機システム1の制御部200の
ブロック図である。制御部200は、複写機システム1
の全体を制御する第1のCPU201、及び主として光
学系20による原稿の走査を制御する第2のCPU20
2を中心に構成されている。これらのCPU201とC
PU202は、シリアル通信により互いに同期を取りな
がら制御を行っている。
【0029】CPU201には、制御プログラム等が格
納されている制御ROM203、変数データを格納する
ための電池バックアップされている制御RAM204、
液晶タッチパネル91に表示を行うための画面データが
格納されている画面ROM205、液晶タッチパネル9
1の表示部分を構成するLCDモジュール220の制御
を行うためのLCDコントローラ208、液晶タッチパ
ネル91に表示しているデータを保持するためのV−R
AM206、CPU201とLCDコントローラ208
からV−RAM206へのアドレス指定をセレクトする
ためのマルチプレクサ207、及び、外部拡張インタフ
ェース209が接続されている。これらはデコーダ21
0を介してCPU201からチップセレクトされる。ま
た、外部拡張インタフェース209には、作像系センサ
ーの入力、メインモータ、各種クラッチ等の作像系駆動
部への出力、並びに、操作パネルOP上のタッチキーマ
トリックス230及び外部キーマトリックス240への
デコード出力と各キーマトリックスからの入力とがあ
る。タッチキーマトリックス230は、液晶タッチパネ
ル91のタッチ検出部分を構成する。
【0030】次に、液晶タッチパネル91における入力
制御方法について説明する。図4はタッチキーマトリッ
クス230の構成を簡略化して示す図、図5は画面RO
M205に格納された画面データDGの例を示す図、図
6は反応キーコード配列CA及び接触キーコード配列T
Aを示す図、図7は重みコードWCを入力する画面HG
2を示す図である。
【0031】図4において、タッチキーマトリックス2
30は、マトリックス状に配列された多数の反応エリア
RAからなっている。それぞれの反応エリアRAには、
1番〜48番のキーコードKCが付されている。タッチ
キーマトリックス230には、ある特定の画面HG1に
おいて、図4に示すように2つのキーK1,K2が割り
当てられている。これらのキーK1,K2は、画面RO
M205に格納された画面データに基づいて表示画面H
G1に表示されたものである。
【0032】図5において、画面データDGは、多数の
表示パーツ1,2,3…についてのデータ、及び多数の
グラフィックデータからなっている。表示パーツ1は、
下地となるグラフィック表示である。表示パーツ2はキ
ーK1を、表示パーツ3はキーK2を、それぞれ表して
いる。例えば、表示パーツ2は、キーK1の存在を示す
キーパーツと、キーK1をグラフィカルに表現するため
のグラフィックパーツとからなっている。重みコードア
ドレスは、制御RAM204に格納された各キーKにつ
いての重みコードWCの格納されているアドレスを示
す。重みコードWCは、各キーK1,2…の重み付け
(優先順位)を示すものであり、画面HG2から設定
し、変更することが可能である。反応キーコードRK
は、各キーK1,K2…に対して設定されるキーエリア
EK1,2…に含まれる反応エリアRAのキーコードK
Cである。
【0033】図6(A)において、反応キーコード配列
CAは、その時点において画面に表示されているキーK
についての反応キーコードRKを格納したものである。
つまり、画面ROM205には、多数のキーK1,K2
…が画面データDGとして登録されているが、それらの
キーK1,K2…は特定の画面HG1においてのみ表示
されるので、画面HG1に表示されたときに、それらの
キーK1,K2の反応キーコードRKが反応キーコード
配列CAに設定される。反応キーコード配列CAは、例
えば10個のキーについての設定が可能である。反応キ
ーコード配列CA及び接触キーコード配列TAは、制御
RAM204に格納されている。
【0034】図6(B)において、接触キーコード配列
TAは、操作者がタッチキーマトリックス230に接触
したときに、その接触した反応エリアRAのキーコード
KCを格納するものである。接触した反応エリアRAの
検出は、割り込み処理によってタッチキーマトリックス
230のキースキャン入力を行い、ONエッジを検出す
ることによって行われる。
【0035】図4に示すように、画面HG1においてタ
ッチキーマトリックス230に2つのキーK1,K2が
割り当てられている場合には、図6(A)に示す反応キ
ーコード配列CAには、キーK1について、10,1
6,22,11,17,23の反応キーコードRKが、
キーK2について、28,34,40,29,35,4
1の反応キーコードRKが、それぞれ設定される。操作
者がタッチキーマトリックス230の網点で示した部分
に接触したとすると、図6(B)に示す接触キーコード
配列TAには、22,28,34,23,29,35の
キーコードKCが格納される。
【0036】そこで、反応キーコード配列CAに設定さ
れた反応キーコードRKと、接触キーコード配列TAに
格納されたキーコードKCとを比較し、一致するキーコ
ードKCの個数の多いキーKを有効キーとしてキー入力
する。一致するキーコードKCの個数が同数のキーKが
ある場合には、それらのキーKの重みコードWCを比較
し、優先順位の高い方のキーKを有効キーとする。
【0037】次に、キーKの重みコードWCの設定方法
について説明する。図7は重みコードWCを入力する画
面HG2を示す図であり、画面HG2は、操作者が操作
パネルOPのテンキー群92により予め設定されたコー
ド番号を入力することにより液晶タッチパネル91の画
面に呼び出される。
【0038】図7において、重みコードWCを設定する
キーKを、画面HG2に表示されたキー選択キーSKに
よって選択した後、テンキー群92のテンキーを用いて
重み付け(優先順位)を入力する。設定された重みコー
ドWCは、そのキーKについての制御RAM204の所
定のエリアに格納される。次画面キーNKによって、次
の画面番号に登録されているキーKについての重みコー
ドWCの設定を行う画面に遷移する。このように、画面
HG2において、各キーKに対して重みコードWCを自
由に設定しまた変更することができる。
【0039】次に、複写機システム1における処理動
作、特に有効キーの選択処理について、フローチャート
を参照して説明する。図8は第1のCPU201のメイ
ンルーチンを示すフローチャートである。
【0040】まず、変数、フラグなどの初期設定を行い
(#1)、コントロールマネージャーによる処理を行い
(#2)、通信データ交換処理を行う(#3)。通信デ
ータ交換処理では、外部CPU及び内部のオペパネ処理
とコピーシーケンス処理との通信データを交換するため
に、送受信バッファデータを交換する。そして、オート
クリア等の定期起動の処理を行い(#4)、1ルーチン
の時間的な同期をとるために内部タイマーの終了を待つ
(#5)。
【0041】図9はコントロールマネージャーによる処
理を示すフローチャートである。まず、キー入力イベン
ト処理を行い(#11)、オペパネ受信データイベント
処理を行う(#12)。オペパネ受信データイベント処
理では、受信バッファに入っている受信データを取り出
し、そのデータにより起動すべき処理を選択し、選択し
た受信データについての処理を行う。ここで、送信すべ
きデータがあればそのデータを送信バッファに入れる。
画面遷移等の表示内容を変更する必要があれば、そのた
めの表示パーツの選択を行い、選択した表示パーツを解
析する表示パーツ解析処理を行う。
【0042】そして、コピーシーケンス処理によってコ
ピー動作を実行する(#13)。図10はキー入力イベ
ント処理を示すフローチャートである。まず、タッチキ
ーマトリックス230において、キーコードKCの順に
各反応エリアRAのONエッジの有無を検索する(#2
1)。ONエッジが検出されると(#22でイエス)、
ONエッジの検出された反応エリアRAを起点とすると
ともに、その反応エリアRAのキーコードKCを接触キ
ーコード配列TAに入れる(#23)。そして、起点か
らx方向(横方向)及びy方向(縦方向)に向かって連
続してONとなっている反応エリアRAのキーコードK
Cを接触キーコード配列TAに順に入れていく(#2
4,25,26)。これによって、接触によってONし
ている反応エリアRAの検出が行われ、そのキーコード
KCの接触キーコード配列TAへの格納が行われる。
【0043】その後、接触キーコード配列TAと反応キ
ーコード配列CAとに基づいて、有効キーの選択が行わ
れる(#27)。そして、有効キーとされたキーKの機
能を実行するための選択キー処理が行われる(#2
8)。ここで、送信すべきデータがあればそのデータを
送信バッファに入れる。画面遷移等の表示内容を変更す
る必要があれば、そのための表示パーツの選択を行い、
選択した表示パーツを解析する表示パーツ解析処理を行
う(#29)。
【0044】図11は有効キー選択処理を示すフローチ
ャートである。ここでの処理は、その時点で液晶タッチ
パネル91の画面に表示するものとして登録されている
キーKの反応キーコードRKが設定されている反応キー
コード配列CAの内容と、接触キーコード配列TAの内
容とを比較し、最も多くの接触キーコード配列TAの要
素(キーコードKC)を含む反応キーコードRKを持つ
キーKを有効キーとして選択する。
【0045】まず、一時的なカウンター等の変数の初期
化を行う(#41)。登録されているキーKの反応キー
コード配列CAの全部の要素についての処理が終わるま
で、以下の処理を繰り返す(#42)。
【0046】反応キーコード配列CAのうちの1つの配
列である配列Kiと配列A(接触キーコード配列TA)
とを比較し、一致した配列要素の数をカウントし、その
カウント値を変数mに入れる(#43)。変数mの値が
現時点の最大カウント値jより大きければ(#44でノ
ー)、変数mの値を最大カウント値jに、変数iの値を
変数pに、それぞれ代入し(#47)、配列Kpに対応
するキーKを取り敢えずの有効キーとして仮選択し(#
48)、変数iを1つインクリメントする(#49)。
【0047】変数mの値が現時点の最大カウント値jよ
り大きくなければ(#44でイエス)、変数mの値が最
大カウント値jと等しい場合に(#45でイエス)、配
列Kpに対応するキーKの重みコードWCと配列Kiに
対応するキーKの重みコードWCとを比較し、配列Ki
に対応するキーKの重みコードWCの方が大きければ
(#46でイエス)、ステップ#47以降の処理を行
う。
【0048】つまり、ステップ#45及び46の処理に
よって、接触によりONとなった反応キーコードRKの
個数の等しい2つのキーKに対して、それらの重みコー
ドWCの優先順位によっていずれかのキーKが選択され
る。
【0049】図12は表示パーツ解析処理を示すフロー
チャートである。選択されたキーKの機能に表示内容の
変更の要求があるか否かを判断する(#61)。ステッ
プ#61でイエスである場合に、全画面の書換えであれ
ば、反応キーコード配列CAを初期化する(#62)。
【0050】選択されたキーKがキーパーツである場合
に(#63でイエス)、そのキーKを反応キーコード配
列CAに登録するとともに、そのキーKの反応キーコー
ドRKを反応キーコード配列CAに書き込み(#6
4)、変数iを1つインクリメントする(#65)。
【0051】そして、選択されたキーKが、コピー枚数
の表示のように動的に表示内容が変化する動的表示パー
ツである場合に(#66でイエス)、所定のデータにし
たがって選択されるべき表示パーツを選択する(#6
7)。動的表示パーツでない場合には(#66でノ
ー)、グラフィックパーツについてはそのグラフィック
データを、文字列パーツについてはフォントデータを、
それぞれ表示座標に従ってV−RAM206の所定のア
ドレスに書き込む(#68〜71)。
【0052】上述の例において、タッチキーマトリック
ス230のキースキャン入力によってONしているキー
コードKCを接触キーコード配列TAに格納するための
ステップ#22〜26の処理機能が、本発明の接触有無
検出手段に相当し、ステップ#41〜49の処理機能が
本発明の選択手段に相当する。また、ステップ#43の
処理機能が本発明における接触面積情報検出手段(判定
条件付与手段)に相当する。画面HG2から入力された
重みコードWCを制御RAM204の所定のエリアに書
き込む処理機能が、本発明の優先順位付与手段(判定条
件付与手段)に相当する。
【0053】上述した複写機システム1の例では、操作
者が液晶タッチパネル91上の複数のキーKに同時に接
触した場合において、有効キーの選択に当たり、そのキ
ーKの反応エリアRAにより多く接触したキーKを有効
キーとして選択した。つまり、接触面積が最大のキーK
を有効キーとした。この場合において、本発明における
重要度の判定条件は接触面積の大きさである。接触面積
は画面上のキーKの配置位置とは関係なく、操作者の意
図又はそれに基づく動作によって決定される。また、キ
ーKについての反応キーコードRKの個数も、配置位置
とは関係なく自由に設定される。
【0054】通常、操作者は、入力したいキーKに対し
て接触するのであるから、操作者の意図するキーKに対
する接触面積は他のキーKよりも大きいはずである。し
たがって、キースキャンの順番や描画の順番などに係わ
りなく、操作者の意図するキーKが有効キーとして選択
され、入力されることとなる。キーKの配列が隣接して
いても、また離れていても、そのような配列位置に係わ
らず、操作者の意図するキーKを有効キーとして選択し
入力することができる。したがって、液晶タッチパネル
91にキーKを配列するに当たり、デザイン上の自由度
を損なうことなく、タッチパネルの利点を充分に生かす
ことができる。
【0055】また、接触面積が同じキーKが複数ある場
合に、それらのキーKの重みコードWCを比較し、優先
順位の高い方のキーKを有効キーとして選択するように
した。したがって、操作者の意図又は設計者の意図にし
たがって、それぞれのキーKに対して重みコードWCを
設定しておくことによって、操作者の意図するキーKが
有効キーとして選択される。
【0056】液晶タッチパネル91の入力制御方法の他
の例として、操作者が液晶タッチパネル91上の複数の
キーKに同時に接触した場合の有効キーの選択に当た
り、各キーKへの接触面積に関係なく、接触した総ての
キーKを抽出し、抽出されたキーKについての重みコー
ドWCを比較し、その優先順位の最も高いキーKを有効
キーとすることができる。そうすることによって、操作
者などが各キーKに対して予め設定した重みコードWC
すなわち優先順位によって有効キーを選択することがで
き、やはり操作者の意図を反映した有効キーの選択を行
うことができる。この場合において、本発明における重
要度の判定条件は重みコードWCの値である。重みコー
ドWCは画面上の配置位置とは関係なく、操作者などの
意図によって自由に設定される。
【0057】なお、優先順位の設定に当たっては、仕様
上重要であるキーKの順に設定することが考えられる。
また、複数のキーKが同時に接触したときにそれらの中
でその時点の設定モードに対し禁止の組み合わせではな
いキーKのみを有効にすることが考えられる。
【0058】また、優先順位の高いキーKを有効キーと
するとともに、同じ優先順位のキーKが複数あった場合
に、接触面積のより大きいキーKを有効キーとすること
ができる。
【0059】また、液晶タッチパネル91の入力制御方
法として、操作者が液晶タッチパネル91上の複数のキ
ーKに同時に接触した場合の有効キーの選択に当たり、
各キーKに設定された優先順位(重み付け)の順に接触
の有無をチェックし、最初に接触が検出されたキーK、
又は最初に接触が確認されたキーKを有効キーとするこ
とができる。次に、そのような液晶タッチパネル91の
入力制御方法についての実施の形態について説明する。
【0060】図13は第2の実施の形態の有効キー選択
処理を示すフローチャートである。まず、反応キーコー
ド配列CAに登録されているキーKに対して、それぞれ
のキーKに設定されている重みコードWCによって示さ
れる優先順位の順にソーティングが行われる(#8
1)。
【0061】次に、ソーティングされた順に、そのキー
Kの反応キーコードRKと接触キーコード配列TAのキ
ーコードKCとが互いに比較され、一致するキーコード
KCの有無が判断される(#82)。一致したキーコー
ドKCがあれば、そのときのキーコードKCに対応する
キーKを有効キーとして選択する(#83)。
【0062】例えば、反応キーコード配列CA及び接触
キーコード配列TAが図6に示す状態であったとし、優
先順位がキーK2、キーK1の順であったとすると、ま
ず、キーK2の反応キーコードRKの要素が、接触キー
コード配列TAの要素と比較される。キーコードKCの
「22」が一致するので、一致の検出されたキーK2を
有効キーとして選択する。もし仮に、キーK2について
一致が検出されなかった場合には、次にキーK1の反応
キーコードRKの要素と接触キーコード配列TAの要素
とが比較される。
【0063】図13の例によると、一致したキーコード
KCがあった時点で比較処理を打ち切って有効キーを選
択することができるので、無駄な処理が省略されて処理
時間の短縮が図られる。なお、この場合において、接触
面積、例えば反応エリアRAの個数についてのしきい値
を設けておき、一定以上の接触面積がなければ有効キー
としないようにしてもよい。
【0064】上述の液晶タッチパネル91において、
「濃度」「倍率」などの各キーKは横長の長方形状に表
示されているが、その形状、大きさ、色などは、種々変
更することができる。また、テンキー、ストップキー、
スタートキーなど、種々のキーを液晶タッチパネル91
に表示し入力することができる。液晶タッチパネル91
が複写機システム1に設けられた例を示したが、液晶タ
ッチパネル91を他の種々の機器に適用することもでき
る。CRTタッチパネルなどの液晶タッチパネル以外の
種々のタッチパネルに適用することもできる。その他、
複写機システム1、液晶タッチパネル91、制御部20
0の全体又は各部の構成、処理内容、処理順序などは、
本発明の主旨に沿って適宜変更することができる。
【0065】
【発明の効果】請求項1乃至請求項6の発明によると、
デザイン上の自由度を損なうことなく、操作者が複数の
キーに同時に接触した場合でも、キースキャン又は描画
の順番などのハード機構による制限に係わらず、操作者
の意図にしたがったキーを入力することができる。
【0066】請求項3の発明によると、接触面積のより
大きいキーが有効キーとして選択されるので、操作者の
意図にしたがったキー入力が行われる。請求項4乃至請
求項6の発明によると、各キーに対して優先順位を予め
設定しておくことにより、その優先順位に基づいて有効
キーが選択され、操作者の意図にしたがったキー入力が
行われる。
【0067】請求項6の発明によると、無駄な処理が省
略されて処理時間の短縮が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複写システムの概略の構成を示す
正面断面図である。
【図2】複写機本体の上面に設けられた操作パネルを示
す図である。
【図3】複写機システムの制御部のブロック図である。
【図4】タッチキーマトリックスの構成を簡略化して示
す図である。
【図5】画面ROMに格納された画面データの例を示す
図である。
【図6】反応キーコード配列及び接触キーコード配列を
示す図である。
【図7】重みコードを入力する画面を示す図である。
【図8】第1のCPUのメインルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図9】コントロールマネージャーによる処理を示すフ
ローチャートである。
【図10】キー入力イベント処理を示すフローチャート
である。
【図11】有効キー選択処理を示すフローチャートであ
る。
【図12】表示パーツ解析処理を示すフローチャートで
ある。
【図13】第2の実施の形態の有効キー選択処理を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
91 液晶タッチパネル(タッチパネル) 230 タッチキーマトリックス K,K1,K2 キー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示画面上に配置された複数のキーのうち
    の接触のあったキーについて入力を行うように構成され
    たタッチパネルの入力制御方法であって、 前記複数のキーのうちの2つ以上のキーに同時に接触が
    あった場合に、接触があったキーのうち、前記表示画面
    上における配置位置とは独立して与えられる重要度の判
    定条件にしたがって重要度を判定し、最も重要度の大き
    いキーを有効なキーとして入力することを特徴とするタ
    ッチパネルの入力制御方法。
  2. 【請求項2】表示画面上に配置された複数のキーのうち
    の接触のあったキーについて入力を行うように構成され
    たタッチパネルの入力制御装置であって、 前記各キーに対する接触の有無を検出する接触有無検出
    手段と、 前記各キーに対して、前記表示画面上におけるそれぞれ
    のキーの配置位置とは関連しない重要度の判定条件を与
    える判定条件付与手段と、 接触のあったキーの中から1つの有効なキーを前記判定
    条件にしたがって判定して選択する選択手段とを有する
    ことを特徴とするタッチパネルの入力制御装置。
  3. 【請求項3】前記重要度の判定条件が、前記各キーに対
    する接触面積の大きさである、請求項2記載のタッチパ
    ネルの入力制御装置。
  4. 【請求項4】前記重要度の判定条件が、前記各キーに対
    して予め設定される優先順位の高さである、請求項2記
    載のタッチパネルの入力制御装置。
  5. 【請求項5】前記選択手段は、接触のあった総てのキー
    を抽出し、抽出されたキーの中で前記優先順位の最も高
    いキーを有効なキーと判定して選択する、請求項4記載
    のタッチパネルの入力制御装置。
  6. 【請求項6】前記選択手段は、前記各キーについて前記
    優先順位の高い順に接触の有無を確認し、最初に接触が
    確認されたキーを有効なキーと判定して選択する、請求
    項4記載のタッチパネルの入力制御装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030061247A (ko) * 2002-01-11 2003-07-18 삼성전자주식회사 입력장치 및 좌표값보정방법
US7535461B2 (en) 2003-12-01 2009-05-19 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, control method therefor, and program
JP2009217687A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Alpine Electronics Inc タッチパネル入力装置および処理実行方法
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