JPH09146106A - 液晶セル及びその製造方法 - Google Patents

液晶セル及びその製造方法

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JPH09146106A
JPH09146106A JP8172554A JP17255496A JPH09146106A JP H09146106 A JPH09146106 A JP H09146106A JP 8172554 A JP8172554 A JP 8172554A JP 17255496 A JP17255496 A JP 17255496A JP H09146106 A JPH09146106 A JP H09146106A
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liquid crystal
crystal cell
injection port
seal
electrode substrates
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JP8172554A
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Nobuhiko Ohashi
信彦 大橋
Takeshi Kohama
武史 小浜
Tetsuya Sano
哲也 佐野
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Denso Corp
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両電極基板間に対する液晶の注入構造に工夫
を凝らすことにより、液晶注入に伴う液晶注入口近傍の
液晶の流れの乱れによる配向むらをなくするようにした
液晶セル及びその製造方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 略コ字状のシール30が、カラーフィル
タ基板10の内表面にその配向膜外周にて帯状に印刷形
成される。このシール30の液晶注入口31は、シール
30の両辺部32、33の各左端部間に亘り形成され
る。ここで、液晶注入口31の開口幅は、液晶セルとし
ての有効表示領域の幅よりも広い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スメクチック液晶
等の各種液晶を注入してなる液晶セル及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶セルの製造方法においては、
図13(特開平4−316021号公報参照)にて示す
ごとく、帯状シール3を介し重ね合わせた両電極基板
1、2の間にスメクチック液晶4を注入するにあたり、
両電極基板1、2を真空室内の真空状態中に置いてシー
ル3の液晶注入口3a近傍にスメクチック液晶4を滴下
し、加熱によりスメクチック液晶4を軟化させて液晶注
入口3aを塞ぐ。然る後、真空室内を大気圧に開放して
両電極基板1、2の内外に差圧を生じさせ、これら両電
極基板1、2間にスメクチック液晶4を液晶注入口3a
を通し流動させて注入する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような液
晶製造方法においては、液晶注入口3aが、図21にて
示すごとく、シール3の一辺の中央部に形成されてい
る。このため、液晶注入口3aを通り両電極基板1、2
の間に進入したスメクチック液晶4は、図13にて示す
ように、液晶注入口3a近傍における流れが一様になら
ず、両電極基板1、2の間にて横方向に広がる。
【0004】一方、スメクチック液晶の各液晶分子はそ
の軸を両電極基板1、2の配向膜のラビング方向に向け
るように配向されている。このため、上述のようにスメ
クチック液晶の流れが横方向に広がると、スメクチック
液晶は、各液晶分子の軸に交差する方向に流動する。こ
れに伴い、スメクチック液晶の液晶注入口3a近傍部分
の配向が、他の液晶部分の配向状態とは異なる状態に変
化して、配向の乱れを生ずる。その結果、液晶セルの表
示むらを招くという不具合がある。
【0005】これに対しては、図22にて示すように、
シール3の一辺全体を、千鳥状のダムシール部を有する
ように形成した液晶注入口3aとすることにより、スメ
クチック液晶4を液晶注入口3aを通し一様な方向に注
入することも考えられる。しかし、この場合には、スメ
クチック液晶が、その互いに異なる部分間にて、千鳥状
のダムシール部のために流速に差を生じる。このため、
スメクチック液晶の流れが、液晶注入口近傍内或いはそ
の近傍にてよどみを生じ、液晶セル内において一様とな
らない。
【0006】その結果、スメクチック液晶4の液晶注入
口近傍部分に配向むらや電気光学特性の変化を招き、液
晶セルの表示むらを生ずる。また、上記よどみのため
に、液晶セル内の液晶注入口近傍にて、スメクチック液
晶の注入跡が残り表示むらを生ずる。そこで、本発明
は、以上のようなことに対処すべく、両電極基板間に対
する液晶の注入構造に工夫を凝らすことにより、液晶注
入に伴う液晶注入口近傍の液晶の流れの乱れによる配向
むらをなくするようにした液晶セル及びその製造方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1乃至5に記載の発明によれば、シールの液
晶注入口の開口幅が液晶セルの有効表示領域の幅以上で
ある。このため、液晶が液晶注入口内やその近傍にてよ
どみを生ずることなく液晶セル内に一様に流れて注入さ
れた状態の液晶セルが提供される。従って、かかる液晶
セルによれば、液晶の注入跡が残ることなく、液晶の均
一な配向状態を確保することができ、その結果、表示む
らを招くことがない。
【0008】また、請求項2、4及び5に記載の発明に
よれば、複数の微小ダムシール部が、液晶の注入跡を液
晶セル内に残さない形状、例えば、微小円柱状或いは断
面流線形状でもって液晶注入口内にて離散状に設けられ
ている。このため、液晶セルの形成時における両電極基
板のギャップを適正に維持しつつ、上記請求項1に記載
の発明と同様の効果を達成できる。
【0009】また、請求項3、4及び5に記載の発明に
よれば、複数の微小ダムシール部が、液晶の注入跡を液
晶セル内に残さない形状、例えば、微小円柱状或いは断
面流線形状でもって液晶注入口内にて離散状に設けられ
ており、液晶注入口から液晶セルの有効表示領域までの
領域における両電極基板間のギャップが、有効表示領域
における前記両電極基板間のギャップよりも広くなって
いる。
【0010】このため、液晶セルの形成時における両電
極基板のギャップを適正に維持した状態で、液晶が、液
晶注入口から液晶セルの有効表示領域までの領域では、
液晶セルの有効表示領域よりも速く流れて、よどみなく
一様に液晶セル内に注入された状態の液晶セルが提供さ
れる。これにより、液晶セルの形成時における両電極基
板のギャップを適正に維持しつつ、上記請求項1に記載
の発明の効果を高めることができる。
【0011】また、請求項4に記載の発明によれば、複
数条のレジスト柱が、複数の微小ダムシール部のうち少
なくとも2以上の微小ダムシール部の背後にて、これら
にそれぞれ対向しかつ液晶注入口の開口幅に直交するよ
うに両電極基板の間に形成されている。このため、液晶
の液晶注入口からの注入時にダムシール部の背後側にて
液晶の流れによどみ等による乱れが発生しても、この流
れに乗る液晶部分は、対応するレジスト柱の液晶注入口
側端部に当たって、液晶セルの有効表示領域内には流れ
ない。
【0012】その結果、上述のように液晶の流れによど
み等による乱れが各ダムシール部の背後側に発生して
も、液晶の配向乱れを招くことがない。また、請求項6
乃至14に記載の発明によれば、シールの液晶注入口の
開口幅が、液晶の液晶セル内への流れを実質的に一様に
する幅、例えば、液晶セルの有効表示領域の幅以上であ
る。このため、液晶の注入時には、液晶が液晶注入口内
やその近傍にてよどみを生ずることなく液晶セル内に一
様に流れて注入される。従って、液晶セル内に液晶の注
入跡が残ることなく、液晶の均一な配向状態を確保する
ことができ、その結果、表示むらを招くことがない。
【0013】ここで、請求項7に記載の発明によれば、
両電極基板を重ね合わせる前に、両電極基板を構成する
両原基板の一方の捨て代ろ部のうち液晶注入口の外側に
位置する部分の内表面に、ダミーシールを付加的に形成
する。これにより、両電極基板を重ね合わせる前には両
電極基板のギャップを適正に維持することができ、請求
項6に記載の発明の効果を達成できる。なお、ダミーシ
ールは、両原基板の分断時に除去される。
【0014】また、請求項9及び11に記載の発明によ
れば、液晶注入口の開口幅を液晶セルの有効表示領域の
幅以上とし、複数の微小ダムシール部が、液晶の前記液
晶セル内への流れを実質的に一様にする形状、例えば、
微小円柱状ダムシール部或いは断面流線形状にて、両電
極基板の重ね合わせ前に液晶注入口内にて離散状に形成
される。
【0015】このため、液晶セルの形成時における両電
極基板のギャップを適正に維持しつつ、上記請求項6に
記載の発明と同様の効果を達成できる。また、請求項1
0及び11に記載の発明によれば、液晶注入口から液晶
セルの有効表示領域までの領域における両電極基板間の
ギャップが有効表示領域における両電極基板間のギャッ
プよりも広くなるように、シールの形成が行われ、か
つ、複数の微小ダムシール部が、液晶の液晶セル内への
流れを実質的に一様にする形状、例えば、微小円柱状ダ
ムシール部或いは断面流線形状にて、両電極基板の重ね
合わせ前に液晶注入口内にて離散状に形成される。
【0016】このため、両電極基板の重ね合わせ前には
そのギャップを適正に維持することができ、また、液晶
が、液晶注入口から液晶セルの有効表示領域までの領域
では、液晶セルの有効表示領域よりも速く流れて、よど
みなく一様に液晶セル内に注入される。これにより、両
電極基板の重ね合わせ前における両電極基板のギャップ
を適正に維持しつつ、上記請求項6に記載の発明の効果
を高めることができる。
【0017】また、請求項12に記載の発明によって
も、請求項10に記載の発明と同様の効果を達成でき
る。また、請求項13に記載の発明のように、液晶の注
入方向が液晶の配向制御方向に略平行であるようにすれ
ば、液晶注入時に、液晶の流れ方向が液晶の配向制御方
向に略一致する。このため、表示コントラストを良好に
確保しつつ液晶の均一な配向状態を確保できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1実施の形態)以下、本発明の第1実施の形態を図
1乃至図6に基づいて説明する。図1は、本発明に係る
液晶セルの製造工程を示している。まず、カラーフィル
タ基板側原基板形成工程S1において、図3にて示すご
とく、カラーフィルタ基板10(図4参照)を構成する
原基板10Aを形成する。この原基板10Aは、透明の
ガラス基板11の内表面に、複数条のカラーフィルタ1
2、保護膜13、複数条の透明導電膜14、絶縁膜15
及び配向膜16を順次形成して構成されている。
【0019】このように構成した原基板10Aの配向膜
16には、図5にて図示矢印A10により示す方向(後
述する液晶注入口31の幅方向に直交する方向)にラビ
ング処理(配向制御処理)が施される。また、対向基板
側原基板形成工程S2において、図3にて示すごとく、
対向基板20(図4参照)を構成する原基板20Aが形
成される。この原基板20Aは、透明のガラス基板21
の内表面に複数条の透明導電膜22、絶縁膜23及び配
向膜24を順次形成して構成されている。
【0020】このように構成した原基板20Aの配向膜
24には、配向膜16とは逆向き(図5にて図示矢印A
20により示す方向)にラビング処理が施される。つい
で、シール印刷工程S3において、図2及び図3にて示
すごとく、略コ字状のシール30が、原基板10Aの配
向膜16外周にて絶縁膜15の内表面上に帯状に印刷形
成される。
【0021】ここで、このシール30は液晶注入口31
を有しており、この液晶注入口31は、シール30の図
2にて図示上下両辺部32、33の各左端部間に亘り形
成される。従って、液晶注入口31の開口幅W1(図5
参照)は、液晶セルとしての有効表示領域R(図5にて
図示二点鎖線参照)の幅W2(図5参照)よりも広い。
なお、有効表示領域Rは、両配向膜16、24に対応す
る位置にある。
【0022】また、直線状のダミーシール40が、後述
するスクライブ線L1に沿いこのスクライブ線L1の図
2にて図示左側において絶縁膜15の内表面上にシール
印刷される。このダミーシール40の長さは、略、液晶
注入口31の開口幅に等しい。なお、このダミーシール
40の形状は、直線状に限ることはなく、適宜変更して
実施してもよい。
【0023】ついで、スペーサ及び微粒子接着部材散布
工程S4において、原基板20Aの配向膜24の内表面
には、多数のスペーサ及び多数の微粒子接着部材(図示
しない)を散布する。然る後、重ね合わせ工程S5にお
いて、原基板20Aを原基板10Aにシール30、ダミ
ーシール40、上記各スペーサ及び各微粒子接着部材を
介して重ね合わせる。
【0024】そして、シール硬化工程S6において、両
原基板20A、10Aに外部から荷重を加えながら加熱
する。これにより、シール30及びダミーシール40が
硬化する。この場合、ダミーシール40が上述のように
形成されているので、両原基板20A、10A間のギャ
ップが、上記荷重にもかかわらず、適正に維持され得
る。
【0025】このようにしてシール硬化工程S6の処理
が終了した後、次の分断工程S7において、原基板20
Aを図4にて示す対向基板20の形状に分断できるよう
にこの原基板20Aに図2にて示すごとくスクライブ線
L1乃至L4をいれる。また、原基板10Aを図4にて
示すカラーフィルタ基板10の形状に分断できるように
この原基板10Aにスクライブ線をいれる。
【0026】ついで、原基板20Aをスクライブ線L1
乃至L4に沿い分断するとともに、原基板10Aを上記
スクライブ線に沿い分断する。これにより、両原基板1
0A、20Aからその各捨て代ろ部が除去されて、カラ
ーフィルタ基板10及び対向基板20を有する液晶注入
前の液晶セルが、図4にて示すごとく形成される。この
とき、ダミーシール40が、上記分断に伴い除去され
る。
【0027】然る後、液晶注入工程S8において、図4
及び図5にて示すように、液晶流れ止め部材50a、5
0bを、UV硬化樹脂により、液晶注入口31の両端部
に形成する。そして、カラーフィルタ基板10の対向基
板20からの液晶注入口側延出板部の内表面上に反強誘
電性液晶60を離散的に塗布する。このとき、塗布した
反強誘電性液晶60の外部への流出は、両液晶流れ止め
部材50a、50bにより阻止される。
【0028】ついで、このように反強誘電性液晶60を
塗布した液晶セルを、液晶注入装置70(図6参照)の
チャンバー71内に配置する。この配置は、チャンバー
71内の両セルホルダー72、72上に液晶セルを載置
することによりなされる。このような状態にて、排気弁
73を開いて真空ポンプ74によりチャンバー71の内
部を5×10-4torrまで減圧する。そして、両遠赤
外線型ヒータ75により空セルを120℃まで加熱す
る。このとき、液晶注入口31付近に塗布した反強誘電
性液晶60の温度が等方相への転移温度(例えば、85
℃)を超えた時点で、当該反強誘電性液晶60が軟化し
て流動し液晶注入口31の全体を塞ぐ。
【0029】その後、リーク弁76を開いて、N2 ガス
をチャンバー71内に導入しこのチャンバー71の内部
の圧力を大気圧に戻す。これにより、液晶セルの内外に
差圧が発生し、軟化した反強誘電性液晶60が、液晶注
入口31を通り液晶セル内に流動して注入される。この
場合、上述のように、液晶注入口31が有効表示領域R
の幅よりも広い開口幅を有し、かつ、液晶注入口31内
には、反強誘電性液晶60の流れを遮るものがない。こ
のため、反強誘電性液晶の注入時の液晶セル内への進行
状態は、液晶注入口31側からシール30の後辺部34
に向け両辺部32、33に略平行に一様な状態に維持さ
れる。
【0030】従って、反強誘電性液晶60の注入速度を
特に制御しなくても、反強誘電性液晶60の液晶セル内
への流れの進行速度が一様となる。これにより、反強誘
電性液晶が、その流れによどみを生ずることなく、液晶
セル内に一様に注入される。このため、液晶セル内に液
晶注入跡を残すこともなく、反強誘電性液晶の均一な配
向状態を確保できる。その結果、液晶セルの表示むらの
発生を防止できる。
【0031】また、上述のような反強誘電性液晶の進行
方向は、両配向膜16、24のラビング方向に一致して
いるので、有効表示領域、即ち、表示画面全体に亘り、
良好なコントラスト及び反強誘電性液晶の均一な配向状
態を確保した液晶セルが形成される。なお、封止工程S
9において、液晶注入口31が封止される。これによ
り、液晶セルの製造が終了する。
【0032】図7乃至図10は、上記第1実施の形態の
変形例を示している。この変形例においては、上記第1
実施の形態にて述べた対向基板側原基板形成工程S2及
びスペーサ及び微粒子接着部材散布工程S4に代えて、
図7にて示すごとく、対向基板側透明導電膜・絶縁膜形
成工程S10、配向膜形成工程S11、レジスト形成工
程S12及びラビング処理工程S13が採用されてい
る。
【0033】対向基板側透明導電膜・絶縁膜形成工程S
10においては、上記第1実施の形態にて述べたごと
く、透明のガラス基板21の内表面に、複数条の透明導
電膜22及び絶縁膜23を順次形成する。然る後、配向
膜形成工程S11において、絶縁膜23の透明導電膜2
2とは反対側表面に配向膜24を形成する。
【0034】このようにして配向膜形成工程S11の処
理が終了すると、レジスト形成工程S12にて、配向膜
24の絶縁膜23とは反対側表面に、フォトレジスト膜
を、スピンコート法により所定の膜厚(例えば、1.8
3μm)にて成膜する。然る後、当該フォトレジスト膜
が、露光及び現像処理を施され、複数条のレジスト柱8
0として直線状にかつシール30の両辺部32、33に
平行に形成される(図8及び図9参照)。この場合、各
レジスト柱80の幅は50μmであり、互いに隣接する
各両レジスト柱80のピッチ間隔は、400μmであ
る。
【0035】ついで、ラビング処理工程S13におい
て、上記第1実施の形態にて述べたと同様に、配向膜1
6のラビング方向とは逆向きに配向膜24にラビング処
理を施す。この場合、配向膜24のラビング方向は、各
レジスト柱80の長手方向に平行となっている。以上に
より、上記第1実施の形態にて述べた原基板20Aに複
数条のレジスト柱80を付加した構成が完成される。
【0036】然る後、重ね合わせ工程S5において、原
基板20Aをシール30、ダミーシール40及び各レジ
スト柱80を介して重ね合わせる。そして、シール硬化
工程S6において、上記第1実施の形態と同様に、両原
基板20a、10Aに外部から荷重を加えながら加熱す
る。これにより、シール30、ダミーシール40及び各
レジスト柱60が硬化する。
【0037】この場合、ダミーシール40が、上述のご
とく上記荷重に影響されることなく、両原基板20A、
10A間のギャップを適正に維持することは勿論のこ
と、各レジスト柱80が、両原基板20A、10Aの各
対向面間にしっかりと接着される。ここで、両原基板2
0A、10Aの各対向面に対する各レジスト柱80の総
接着面積は、上記第1実施の形態にて述べた微粒子接着
部材の場合よりも広いので、両原基板20A、10A間
に対する接着強度が大幅に増大する。また、各レジスト
柱80は、スペーサとしての役割をも果たすので、スペ
ーサを廃止できる。
【0038】その後、液晶注入工程S8において、上記
第1実施の形態と同様に、反強誘電性液晶60を対向基
板10に反強誘電性液晶60を離散的に塗布する(図4
及び図10参照)。そして、この反強誘電性液晶60
を、上記第1実施の形態と同様に、液晶セル内に液晶注
入口31から注入すれば、当該反強誘電性液晶60は、
広い開口幅の液晶注入口31を通り円滑に液晶セル内に
各レジスト柱80に沿い流動していく。
【0039】これにより、上記第1実施の形態と同様
に、反強誘電性液晶のよどみのない液晶セル内への注入
及び反強誘電性液晶の均一な配向状態を確保できる。そ
の他の工程処理及び作用効果は上記第1実施の形態と同
様である。 (第2実施の形態)図11及び図12は、本発明の第2
実施の形態を示している。
【0040】この第2実施の形態では、上記第1実施の
形態にて述べたシール印刷工程S3において、シール3
0を印刷形成するにあたり、その液晶注入口31内にて
絶縁膜23の内表面上に、複数の長楕円柱状ダムシール
部31aを千鳥状に印刷形成する。この場合、各ダムシ
ール部31aの長楕円軸が、図7にて示すごとく、液晶
注入口31の幅方向に沿うように、上記印刷形成がなさ
れる。なお、本実施の形態では、液晶注入口31内に複
数のダムシール部31aを千鳥状に印刷形成した構成を
液晶注入口35と称する。また、ダムシール部31aは
長楕円柱状に限ることなく断面流線形状であってもよ
い。
【0041】また、液晶注入口35は、上記第1実施の
形態とは異なり、表示有効領域Rの図11及び図12の
図示左端から所定間隔P(例えば、10mm)だけ、左
方に離れて形成されている。この場合、表示有効領域R
内における対向基板20とカラーフィルタ基板10との
間のギャップ(例えば、1.7μm)に比べて、液晶注
入口35と表示有効領域Rとの間の領域における対向基
板20とカラーフィルタ基板10との間のギャップ(例
えば、3.3μm)は、各カラーフィルタ12の厚みに
相当する分だけ広くなっている。なお、上記第1実施の
形態にて述べたダミーシール40としての役割は、各ダ
ムシール部31aが果たすので、ダミーシール40は、
本実施の形態では不要なため、廃止されている。
【0042】しかして、上記第1実施の形態にて述べた
液晶注入工程S8において、空セル内に、液晶注入口3
5を通し、上記第1実施の形態の場合と同様に反強誘電
性液晶を注入する。この場合、反強誘電性液晶の注入速
度は、上記ギャップの広さに比例して速くなる。しか
も、液晶注入口35から表示有効領域Rまでに所定間隔
Pが設けられている。このため、液晶注入口35付近の
ギャップにおける反強誘電性液晶の進入速度に比べて、
有効表示領域Rにおけるギャップでの反強誘電性液晶の
進行速度が低くなる。これにより、各ダムシール部31
aの存在のために生ずる反強誘電性液晶の流れの乱れが
上記反強誘電性液晶の進行速度の低下により緩和され、
反強誘電性液晶の流れのよどみの発生をより一層防止で
きる。
【0043】従って、液晶注入口35の各ダムシール部
31aからの反強誘電性液晶の流れは、上記ギャップの
変化に伴い、上記第1実施の形態と同様に液晶注入跡を
残すことなく一様となり、かつ、両配向膜16、24の
ラビング方向に一致する。このため、上記第1実施の形
態と同様に、反強誘電性液晶が有効表示領域R内にて良
好なコントラストを確保し得る均一な配向状態を維持で
きる。
【0044】なお、上記第2実施の形態では、液晶注入
口35付近のギャップをカラーフィルタの厚みだけ拡大
するようにした例について説明したが、これに代えて、
絶縁膜15及び保護膜13をフォトエッチング法や部分
研磨法等により除去することにより液晶注入口35付近
のギャップを更に広く確保するようにして実施してもよ
い。
【0045】図13及び図14は、上記第2実施の形態
の第1変形例を示している。この第1変形例では、上記
第2実施の形態にて述べた液晶注入口35に代えて、液
晶注入口37を形成するようにしたことにその構成上の
特徴がある。この液晶注入口37は、液晶注入口35に
おいて、複数のダムシール部31aに代えて、複数の長
楕円円柱状ダムシール部37aを液晶注入口37の幅方
向に列状に印刷して形成して構成する。
【0046】ここで、各ダムシール部37aの長軸は、
図13にて示すごとく、液晶注入口37の幅方向に直交
している。また、図14にて示すごとく、各ダムシール
部37aの長軸方向長さ及び各ダムシール部37aの中
心間隔をそれぞれ3mmとし、各ダムシール部37aの
シール硬化後の短軸方向幅を0.5mmとした。なお、
各ダムシール部37aの形状は上記長軸方向に向くよう
な流線形状としてもよい。
【0047】そして、上述のように液晶注入工程S8に
おいて、反強誘電性液晶を液晶注入口37を通して液晶
セル内に注入する。この場合、液晶注入口37内の各ダ
ムシール部37aは微小形状であり図14にて示す間隔
を有し、かつ液晶注入口37の幅方向に直交する長軸を
有する。このため、液晶注入口37を通る反強誘電性液
晶の流れが乱れることは殆どない。その結果、反強誘電
性液晶が上記第2実施の形態と同様に一様に流れ、上記
第2実施の形態と実質的に同様の効果を達成できる。
【0048】図15及び図16は、上記第2実施の形態
の第2変形例を示している。この第2変形例では、上記
第2実施の形態(図11及び図12参照)にて述べた基
板20の配向膜24には、上記第1実施の形態の変形例
(図7乃至図10参照)にて述べたと実質的に同様に、
複数条のレジスト柱90が形成される。これにより、上
記第2実施の形態にて述べた作用効果に加え、上記第1
実施の形態の変形例にて述べたレジスト柱80による作
用効果と同様の作用効果をレジスト柱90の付加によっ
て達成できる。
【0049】(第3実施の形態)図17及び図18は、
本発明の第3実施の形態を示している。この第3実施の
形態では、上記第2実施の形態にて述べた液晶注入口3
5に代えて、液晶注入口36を形成するようにしたこと
にその構成上の特徴がある。この液晶注入口36は、液
晶注入口35において、複数のダムシール部31aに代
えて、複数の円柱状ダムシール部36aを千鳥状に印刷
して形成して構成する。液晶注入口36の印刷形成時に
は、各ダムシール部36aの直径を、0.15mmと
し、互いに隣接する両ダムシール部36a、36aの間
の中心間隔を3mmとした。また、シール硬化後の各ダ
ムシール部36aの直径は、上記第1実施の形態にて述
べたと同様の荷重のために、図18にて示すごとく、
0.25mmに変化した。
【0050】また、上述と同様に、液晶注入工程S8に
て反強誘電性液晶を液晶注入口36を通して液晶セル内
に注入する。この場合、液晶注入口36内のダムシール
部36aが微小円柱形状であり、かつ各ダムシール部3
6aの間隔が図18にて示すようになっている。しか
も、上記第2実施の形態にて述べたように、液晶注入口
36から有効表示領域Rまでの間隔が所定間隔Pとなっ
ている。このため、これらの相乗作用のために、反強誘
電性液晶の流れの乱れが殆ど抑制される。このため、上
記第2実施の形態と実質的同様に反強誘電性液晶の流れ
が一様になりラビング方向に一致し、当該第2実施の形
態と同様の効果を達成できる。
【0051】図19及び図20は、上記第3実施の形態
の変形例を示している。この変形例では、上記第3実施
の形態(図17参照)にて述べた対向基板20の配向膜
24には、上記第1実施の形態の変形例(図7乃至図1
0参照)にて述べたと実質的に同様に、複数条のレジス
ト柱100が形成される。但し、各レジスト柱100
は、図19にて示すごとく、各ダムシール部36aに対
向して形成されている。このため、互いに対向するレジ
スト柱100及びダムシール部36aは、液晶注入口3
6の開口幅に直交する方向において同一直線上に位置し
ている。その他の構成は、上記第3実施の形態と同様で
ある。
【0052】これにより、上記第3実施の形態にて述べ
た作用効果に加え、上記第1実施の形態の変形例にて述
べたレジスト柱80による作用効果と同様の作用効果を
レジスト柱100の付加によって達成できる。さらに、
上述のごとく、互いに対向するレジスト柱100及びダ
ムシール部36aは、液晶注入口36の開口幅に直交す
る方向において同一直線上に位置している。
【0053】このため、反強誘電性液晶60の液晶注入
口36からの注入時に各ダムシール部36aの背後側
(ダムシール部36aとレジスト柱100との間の部分
に相当する)に生ずる反強誘電性液晶60の流れによど
み等による乱れが発生しても、この流れに乗る液晶部分
は、対応するレジスト柱100の液晶注入口36側端部
に当たって、液晶セルの有効表示領域内には流れない。
【0054】その結果、上述のように、反強誘電性液晶
60の流れに、よどみ等による乱れが各ダムシール部3
6aの背後側にて発生しても、液晶セルの有効表示領域
において反強誘電性液晶の配向乱れを招くことがない。
なお、この変形例において、上記第3実施の形態とは異
なり、図20にて示すごとく、各ダムシール部36aの
間隔を3.2mmとし、各レジスト柱100のピッチ間
隔を0.4mmとし、かつ、レジスト柱100の5本毎
のピッチ間隔を、互いに斜め方向に隣接する両ダムシー
ル部36aの間隔(液晶注入口36の開口幅方向の間
隔)に一致させて、1.6mmとして実施してもよい。
【0055】また、本発明の実施にあたっては、上記第
1実施の形態にて述べた液晶セルの製造方法において、
上記第2実施の形態にて述べた第1変形例或いは第3実
施の形態を適用しても実施してもよい。この場合、上記
第2実施の形態にて述べた所定間隔Pは狭くなるが、各
微小円柱状或いは各長楕円柱状のダムシール部が反強誘
電性液晶の注入時の流れを乱すことが殆どない。このた
め、上述したダミーシールと同様にダムシール部による
両電極基板のギャップを確保しつつ上記第1実施の形態
における効果と同様の効果を達成できる。
【0056】また、上記各実施の形態や各変形例では、
シール30の液晶注入口の開口幅を液晶セルの有効表示
領域の幅よりも広くする例について説明したが、これに
限らず、例えば、シール30の液晶注入口の開口幅を液
晶セルの有効表示領域の幅以上としてもよく、また、反
強誘電性液晶の液晶セル内への流れを実質的に一様にす
る幅であれば、シール30の液晶注入口の開口幅を液晶
セルの有効表示領域の幅よりも狭くしてもよい。
【0057】また、本発明の実施にあたっては、液晶セ
ルの液晶注入口近傍に予め反強誘電性液晶を塗布した後
に、液晶注入装置70のチャンバー71内に液晶セルを
配置するようにしているが、これに代えて、他の液晶供
給装置をチャンバー71内に設けて、リーク弁76の開
放前に、上記他の液晶供給装置から反強誘電性液晶を滴
下するようにして実施してもよい。
【0058】また、本発明の実施にあたっては、液晶注
入口への反強誘電性液晶の注入方向は、一様であれば、
上記ラビング方向から多少ずれていてもよい。この場合
には、表示コントラストの幾分の低下を招くものの、反
強誘電性液晶の配向の乱れが生ずることがない。また、
本発明の実施にあたっては、反強誘電性液晶に限ること
なく、例えば、強誘電性液晶等のスメクチック液晶やネ
マチック液晶を採用して実施してもよく、また、カラー
フィルタ基板を有する液晶セルに代えて、モノクロの液
晶セルに本発明を適用して実施してもよい。
【0059】また、本発明の実施にあたり、上述したダ
ミーシールやダムシール部は、両原基板の重ね合わせ前
に、シール30とは別途形成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶セルの第1実施の形態の製造
工程図である。
【図2】第1実施の形態における液晶セルの平面図であ
る。
【図3】同液晶セルの断面図である。
【図4】同液晶セルの液晶注入口に両液晶流れ止め部材
を形成した状態を示す平面図である。
【図5】同液晶セルに対する反強誘電性液晶の注入状態
を示す平面図である。
【図6】液晶注入装置内に液晶セルを配置した状態を示
す概略断面図である。
【図7】上記第1実施の形態の変形例を示す製造工程図
である。
【図8】同変形例における液晶セルの平面図である。
【図9】図8にて9−9線に沿う断面図である。
【図10】図7の変形例の液晶セルに対する反強誘電性
液晶の注入状態を示す平面図である。
【図11】本発明の第2実施の形態の液晶セルの平面図
である。
【図12】同液晶セルの断面図である。
【図13】上記第2実施の形態の第1変形例を示す液晶
セルの概略断面図である。
【図14】図13の液晶注入口の要部拡大断面図であ
る。
【図15】上記第2実施の形態の第2変形例を示す液晶
セルの概略断面図である。
【図16】図15の縦断面図である。
【図17】本発明の第3実施の形態を示す液晶セルの平
面図である。
【図18】図17の液晶注入口の要部拡大断面図であ
る。
【図19】上記第3実施の形態の変形例を示す平面図で
ある。
【図20】同変形例をさらに変形したダムシール部とレ
ジスト柱との関係を示す拡大平面図である。
【図21】従来の液晶セルに対する反強誘電性液晶の注
入状態を示す平面図である。
【図22】液晶セルの液晶注入口に千鳥状に複数の壁部
を形成した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
S1・・・カラーフィルタ基板側原基板形成工程、S2
・・・対向基板側原基板形成工程、S3・・・シール印
刷工程、S5・・・重ね合わせ工程、S7・・・分断工
程、S8・・・液晶注入工程、10・・・カラーフィル
タ基板、10A、20A・・・原基板、12・・・カラ
ーフィルタ、13・・・保護膜、20・・・対向基板、
30・・・シール、31、35、36、37・・・液晶
注入口、31a、36a、37a・・・ダムシール部、
40・・・ダミーシール、80、90、100・・・レ
ジスト柱。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに重ね合わされた両電極基板(1
    0、20)と、これら両電極基板の間に環状に設けられ
    て液晶注入口(31)を有してなるシール(30)と、
    前記両電極基板の間に前記液晶注入口を通し注入された
    液晶(60)とからなる液晶セルにおいて、 前記液晶注入口の開口幅が前記液晶セルの有効表示領域
    の幅以上であることを特徴とする液晶セル。
  2. 【請求項2】 互いに重ね合わされた両電極基板(1
    0、20)と、これら両電極基板の間に環状に設けられ
    て液晶注入口(31、35乃至37)を有してなるシー
    ル(30)と、前記両電極基板の間に前記液晶注入口を
    通し注入された液晶(60)とからなる液晶セルにおい
    て、 前記液晶注入口の開口幅が前記液晶セルの有効表示領域
    の幅以上であり、 前記液晶の注入跡を前記液晶セル内に残さない形状でも
    って前記液晶注入口内にて離散状に設けられた複数の微
    小ダムシール部(36a、37a)を備えることを特徴
    とする液晶セル。
  3. 【請求項3】 互いに重ね合わされた両電極基板(1
    0、20)と、これら両電極基板の間に環状に設けられ
    て液晶注入口(31、35乃至37)を有してなるシー
    ル(30)と、前記両電極基板の間に前記液晶注入口を
    通し注入された液晶(60)とからなる液晶セルにおい
    て、 前記液晶注入口の開口幅が前記液晶セルの有効表示領域
    の幅以上であり、 前記液晶注入口から前記液晶セルの有効表示領域までの
    領域における前記両電極基板間のギャップが、前記有効
    表示領域における前記両電極基板間のギャップよりも広
    くなっており、 前記液晶の注入跡を前記液晶セル内に残さない形状でも
    って前記液晶注入口内にて離散状に設けられた複数の微
    小ダムシール部(36a、37a)を備えることを特徴
    とする液晶セル。
  4. 【請求項4】 前記複数の微小ダムシール部のうち少な
    くとも2以上の微小ダムシール部の背後にて、これらに
    それぞれ対向しかつ前記液晶注入口の開口幅に直交する
    ように前記両電極基板の間に形成された複数条のレジス
    ト柱(80、90、100)を備えることを特徴とする
    請求項2又は3に記載の液晶セル。
  5. 【請求項5】 前記各微小ダムシール部が、それぞれ、
    微小円柱状ダムシール部(36a)及び断面流線形状微
    小ダムシール部(37a)の一方であることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれか一つに記載の液晶セル。
  6. 【請求項6】 環状シール(30)を介し互いに重ね合
    わせた両電極基板(10、20)の間に前記シールの液
    晶注入口(31)を通し液晶(60)を注入して製造す
    るようにした液晶セルの製造方法において、 前記液晶注入口の開口幅が、前記液晶の前記液晶セル内
    への流れを実質的に一様にする幅であることを特徴とす
    る液晶セルの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記液晶注入口の開口幅が前記液晶セル
    の有効表示領域の幅以上であることを特徴とする請求項
    6に記載の液晶セルの製造方法。
  8. 【請求項8】 両電極基板(10、20)を構成する両
    原基板(10A、20A)の一方の内表面に、液晶注入
    口(31、35乃至37)を有するように環状シール
    (30)を形成するシール形成工程(S3)と、 前記一方の原基板に前記シールを介し他方の原基板を重
    ね合わせる重ね合わせ工程(S5)と、 この重ね合わせ工程後に、前記両原基板からその捨て代
    ろ部を分断して前記両電極基板にする分断工程(S7)
    と、 前記両原基板の間に前記液晶注入口を通し液晶を注入す
    る液晶注入工程(S8)とを備える液晶セルの製造方法
    において、 前記液晶注入口の開口幅を前記液晶セルの有効表示領域
    の幅以上とし、 前記重ね合わせ工程の前に、前記一方の原基板の捨て代
    ろ部のうち前記液晶注入口の外側に位置する部分の内表
    面に、ダミーシール(40)を付加的に形成することを
    特徴とする液晶セルの製造方法。
  9. 【請求項9】 環状シール(30)を介し互いに重ね合
    わせた両電極基板(10、20)の間に前記シールの液
    晶注入口(31、35乃至37)を通し液晶(60)を
    注入して製造するようにした液晶セルの製造方法におい
    て、 前記液晶注入口の開口幅を前記液晶セルの有効表示領域
    の幅以上とし、 複数の微小ダムシール部を、前記液晶の前記液晶セル内
    への流れを実質的に一様にする形状にて、前記両電極基
    板の重ね合わせ前に前記液晶注入口内にて離散状に形成
    することを特徴とする液晶セルの製造方法。
  10. 【請求項10】 環状シール(30)を介し互いに重ね
    合わせた両電極基板(10、20)の間に、前記シール
    の液晶注入口(31、35乃至37)を通し液晶(6
    0)を注入して製造するようにした液晶セルの製造方法
    において、 前記液晶注入口の開口幅を前記液晶セルの有効表示領域
    の幅以上とし、 前記シールの形成を、前記液晶注入口から前記有効表示
    領域までの領域における前記両電極基板間のギャップが
    前記有効表示領域における前記両電極基板間のギャップ
    よりも広くするようにして行い、 複数の微小ダムシール部を、前記液晶の前記液晶セル内
    への流れを実質的に一様にする形状にて、前記両電極基
    板の重ね合わせ前に前記液晶注入口内にて離散状に形成
    することを特徴とする液晶セルの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記各微小ダムシール部を、それぞ
    れ、微小円柱状ダムシール部及び断面流線形状の微小ダ
    ムシール部の一方にて形成することを特徴とする請求項
    9又は10に記載の液晶セルの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記両電極基板の一方を、複数条のカ
    ラーフィルタ(12)及びその保護膜(13)を有する
    カラーフィルタ基板(10)とし、 前記液晶がスメクチック液晶(60)であり、 前記液晶注入口から前記有効表示領域までの領域におけ
    る前記両電極基板間のギャップが、前記複数条のカラー
    フィルタ及びその保護膜の少なくとも一方の厚さに相当
    する分だけ、前記有効表示領域における前記両電極基板
    間のギャップよりも広くなるように、前記シールを形成
    することを特徴とする請求項10に記載の液晶セルの製
    造方法。
  13. 【請求項13】 前記液晶の注入方向が前記液晶の配向
    制御方向に略平行であることを特徴とする請求項6乃至
    12のいずれか一つに記載の液晶セルの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記液晶の注入に際し予め前記液晶注
    入口付近の前記両電極基板の内表面の一部に液晶を塗布
    することを特徴とする請求項6乃至13のいずれか一つ
    に記載の液晶セルの製造方法。
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